JPH0977459A - コンクリートブロック敷設作業機およびコンクリートブロック保持装置 - Google Patents

コンクリートブロック敷設作業機およびコンクリートブロック保持装置

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JPH0977459A
JPH0977459A JP23410095A JP23410095A JPH0977459A JP H0977459 A JPH0977459 A JP H0977459A JP 23410095 A JP23410095 A JP 23410095A JP 23410095 A JP23410095 A JP 23410095A JP H0977459 A JPH0977459 A JP H0977459A
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JP
Japan
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concrete block
cap
leg
holding device
work machine
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JP23410095A
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Inventor
Hiroshi Kanesawa
寛 兼澤
Toshirou Miyatou
寿郎 宮東
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人力に頼らず、所望の敷設形態でコンクリー
トブロックを敷設することのできるコンクリートブロッ
ク敷設作業機を提供する。 【解決手段】 正四面体の頂点を先端とする4つの脚を
有するコンクリートブロック50を把持、搬送するコン
クリートブロック敷設作業機において、テトラポット5
0の脚50Aが挿入されるキャップ31と、キャップ3
1への挿入方向に向けてテトラポッド50をキャップ3
1に挿入された脚50Aの対向側から支持する保持爪2
8とを有するテトラポッド敷設アタッチメント15と、
テトラポッド敷設アタッチメント15を所定位置に搬送
する搬送装置5、9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾、河川、沿岸
などのコンクリートブロック敷設工事およびコンクリー
トブロックの移動作業に使用するコンクリートブロック
敷設作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すテトラポッド(商標名)50
は、正四面体の各頂点を先端とする4つの脚を備えるコ
ンクリートブロックであり、その主な用途は沿岸、港湾
などでの消波である。図7に示すように、テトラポッド
50を沿岸、港湾に敷設する際には、テトラポッド50
に巻き回したワイヤーロープ101をクレーンCRのフ
ック102に掛け、テトラポッド50を吊り上げてい
る。
【0003】テトラポッド50の敷設方法として、テト
ラポッド50を整然と並べる方法や乱積みする方法があ
るが、乱積みの場合には、すでに積まれたテトラポッド
の間隙に次に積むテトラポッド50の脚が入り込むよう
に、テトラポッド50の向きが調整される。乱積みする
場合の個々のテトラポッド50の向きとして、図6
(a)〜(c)に示す敷設形態がある。図6(a)は4
つの脚のうちの特定の1つの脚を鉛直上向きに突出する
状態で配置する形態であり、テトラポッド50の中心を
通る軸を回転軸とする120゜の回転範囲で方向を選択
することにより、テトラポッドの姿勢が一義的に決定さ
れる。図6(b)は特定の1つの脚を鉛直下向きに突出
させた状態を示し、図6(a)の場合と同様に、テトラ
ポッド50の中心を通る軸を回転軸とする120゜の回
転範囲で方向が選択される。図6(c)は、特定の2つ
の脚の突出方向が張る平面および他の2つの脚の突出方
向が張る平面が、いずれも水平方向の法線を有する場合
であり、テトラポッド50の中心を通る軸を回転軸とす
る180゜の回転範囲で方向が選択される。従来の敷設
方法では、ワイヤーロープ101の掛け回し方法を選択
することによりテトラポッド50を適切な向きに調整し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のクレー
ンCRおよびワイヤーロープ101を使用した敷設方法
においては、敷設後にテトラポッド50に巻き付けられ
たワイヤーロープ101を外すとともに、ワイヤーロー
プ101をフック102から取り外す必要があり、この
作業を人力で行なうことは危険を伴う。またテトラポッ
ド50の水平面内の方向はワイヤーロープ101では制
御できず、人力に頼らざるを得ない。さらに、テトラポ
ッド50の敷設形態に合わせてワイヤーロープ101を
掛け回す作業には熟練を要するという問題もある。さら
にまた、敷設によりワイヤーロープ101がテトラポッ
ド50の下敷となり、ワイヤーロープ101が取り外せ
なくなる場合があり、また、テトラポッド50を吊り上
げるとワイヤーロープ101がテトラポッド50と線接
触するため、ワイヤーロープ101が傷むおそれもあ
る。さらに、ワイヤーロープ101とテトラポッド50
を線接触させると、テトラポッド表面のコンクリート部
分がテトラポッドの自重によりくずれることがある。
【0005】本発明の目的は、人力に頼らず、所望の敷
設形態でコンクリートブロックを敷設することのできる
コンクリートブロック敷設作業機、およびコンクリート
ブロックを把持し油圧ショベルのアームにより搬送され
るコンクリートブロック保持装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図5に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、正四面体の頂点を先端とする4つの脚を有するコン
クリートブロック50を把持、搬送するコンクリートブ
ロック敷設作業機に適用される。そして、コンクリート
ブロック50の脚50Aが挿入されるキャップ31と、
キャップ31への挿入方向に向けてコンクリートブロッ
ク50をキャップ31に挿入された脚50Aの対向側か
ら支持する支持部材28とを有するコンクリートブロッ
ク保持装置15と、コンクリートブロック保持装置15
を所定位置に搬送する搬送装置5、9とを備えることに
より上述の目的が達成される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載のコンクリートブロック敷設作業機
において、保持装置15に把持されたコンクリートブロ
ック50の方向を制御する方向制御機構17、19、2
2、24を設けたものである。請求項3に記載の発明
は、請求項1または2に記載のコンクリートブロック敷
設作業機において、支持部材28をキャップ31に挿入
された脚50Aの対向側からコンクリートブロック50
を支持する保持状態と、コンクリートブロック50から
退避してキャップ31への脚50Aの挿脱を可能とする
非保持状態との間で移動可能としたものである。請求項
4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載
のコンクリートブロック敷設作業機において、キャップ
31に挿入される脚50Aより小さい脚が挿入されるス
ペーサ31Aをキャップ31に着脱可能に装着したもの
である。請求項5に記載の発明は、正四面体の頂点を先
端とする4つの脚を有するコンクリートブロック50を
把持し、多関節作業機のアーム9に装着されるコンクリ
ートブロック保持装置15に適用される。そして、コン
クリートブロック50の脚50Aが挿入されるキャップ
31と、キャップ31への挿入方向に向けてコンクリー
トブロック50をキャップ31に挿入された脚50Aの
対向側から支持する支持部材28と、キャップ31およ
び支持部材28を多関節作業機のアーム9に取付ける取
付部16とを設けたものである。請求項6に記載の発明
は、請求項5に記載のコンクリートブロック保持装置1
5において、脚50Aの挿入方向に設けられた回転軸2
3を中心として、把持されたコンクリートブロック50
を回転させる回転機構22、24を設けたものである。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のコ
ンクリートブロック保持装置15において、アーム9の
回動軸8と直角方向に設けられた回動軸を中心として、
把持されたコンクリートブロック50を回動させる回動
機構17、19を設けたものである。請求項8に記載の
発明は、請求項5〜7のいずれか1項に記載のコンクリ
ートブロック保持装置15において、支持部材28をキ
ャップ31に挿入された脚50Aの対向側からコンクリ
ートブロック50を支持する保持状態と、コンクリート
ブロック50から退避してキャップ31への脚50Aの
挿脱を可能とする非保持状態との間で移動可能としたも
のである。請求項9に記載の発明は、請求項5〜8のい
ずれか1項に記載のコンクリートブロック保持装置にお
いて、キャップ31に挿入される脚50Aより小さい脚
が挿入されるスペーサ31Aをキャップ31に着脱可能
に装着したものである。
【0007】請求項1に記載の発明では、コンクリート
ブロック保持装置15のコンクリートブロック50の脚
50Aがキャップ31に挿入され、コンクリートブロッ
ク保持装置15の支持部材28がキャップ31への挿入
方向に向けてコンクリートブロック50を脚50Aの対
向側から支持する。また、搬送装置5、9がコンクリー
トブロック保持装置15を所定位置に搬送する。請求項
2に記載の発明では、保持装置15の方向制御機構1
7、19、22、24が把持されたコンクリートブロッ
ク50の方向を制御する。請求項3に記載の発明では、
支持部材28がキャップ31に挿入された脚50Aの対
向側からコンクリートブロック50を支持する保持状態
と、コンクリートブロック50から退避してキャップ3
1への脚50Aの挿脱を可能とする非保持状態との間で
移動する。請求項4に記載の発明では、スペーサ31A
がキャップ31に対し着脱される。請求項5に記載の発
明では、コンクリートブロック50の脚50Aがキャッ
プ31に挿入され、支持部材28がキャップ31への挿
入方向に向けてコンクリートブロック50を脚50Aの
対向側から支持する。また、取付部16がアーム9に取
付けられる。請求項6に記載の発明では、回転機構2
2、24が脚50Aの挿入方向に設けられた回転軸23
を中心としてコンクリートブロック50を回転させる。
請求項7に記載の発明では、回動機構17、19がアー
ム9の回動軸8と直角方向に設けられた回動軸を中心と
してコンクリートブロック50を回動させる。請求項8
に記載の発明では、支持部材28がキャップ31に挿入
された脚50Aの対向側からコンクリートブロック50
を支持する保持状態と、コンクリートブロック50から
退避してキャップ31への脚50Aの挿脱を可能とする
非保持状態との間で移動する。請求項9に記載の発明で
は、スペーサ31Aがキャップ31に対し着脱される。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明によるコン
クリートブロック敷設作業機の一実施の形態であり、多
関節作業機である油圧ショベルのバケットに代えてテト
ラポッド敷設アタッチメントを取付けた例を示す。図1
に示すように、本実施の形態のコンクリートブロック敷
設作業機は、走行体1と、走行体1に回転可能に取付け
られ運転室2を有する上部旋回体3を備える。上部旋回
体3にはピン4を介してブーム5が回動可能に取付けら
れ、ブーム5の中段および上部旋回体3の間に介装され
た油圧シリンダ6の伸縮動作によりブーム5がピン4を
中心に回動する。ブーム5の先端部にはピン8を介して
アーム9が回動可能に取付けられ、ブーム5とアーム9
との間に介装された油圧シリンダ10の伸縮により、ア
ーム9はピン8を中心として回動する。アーム9の先端
部にはピン12を介してアタッチメント15がAB方向
(図2)に回動可能に取付けられている。アーム9に一
端を回動可能に取付けられた油圧シリンダ11の他端に
は、リンク13Aおよびリンク13Bが連結されてい
る。さらにリンク13Aはピン14を介してアタッチメ
ント15に取付けられ、リンク13Bはアーム9に連結
されている。油圧シリンダ11が伸縮すると、リンク1
3Aおよびリンク13Bからなるリンク機構により、ア
タッチメント15はピン12を中心として回動する。ア
タッチメント15はバケットに代えて取付けられたもの
で、油圧シリンダ11はバケットシリンダである。
【0010】図2および図3(図2のIII−III矢視図)
に示すように、アタッチメント15のブラケット16
は、上述のピン12を介してアーム9に取付けられてい
る。ブラケット18はピン17を介してブラケット16
にEF方向に回動可能に取付けられ(図3)、ピン17
と同軸に設けられたモータ19の本体はブラケット18
に、モータ19の出力軸固定部20はブラケット16
に、それぞれ固定されている。モータ19の回動に伴
い、ブラケット16に対しブラケット18が回動する。
さらに、ブラケット18には機構部21がベアリング2
2を介して回転軸23を中心に回転可能に取付けられ、
ブラケット18に取付けられたモータ24の回転に伴っ
て機構部21が回転する。
【0011】機構部21のブラケット26は上述のベア
リング22に取付けられ、ブラケット26には保持爪2
8が保持爪用ピン27を介してCD方向に回動可能に取
付けられている。ブラケット26に設けられた油圧シリ
ンダ用ピン29と保持爪28の一端28aとの間には油
圧シリンダ30が介装され、油圧シリンダ30の伸縮動
作により保持爪28が回動する。さらにブラケット26
には、テトラポッド50の脚50Aに即した形状に形成
されたキャップ31が固定されている。
【0012】上述の油圧シリンダ6、10、11、30
およびモータ19、24は運転室2からの操作により作
動する。
【0013】以上のように構成された本実施の形態のコ
ンクリートブロック敷設作業機によりテトラポッドの敷
設作業をする場合の手順について、図1〜3を用いて説
明する。まず、アタッチメント15を鉛直方向に向け、
油圧シリンダ30を伸して保持爪28をC方向に回動さ
せ開状態(28イの状態)にする(図2参照)。次に、
ブーム5、アーム9およびアタッチメント15を操作し
てキャップ31を地面に置かれたテトラポッド50の脚
50Aにかぶせる。脚50Aの先端がキャップ31の奥
まで到達した状態で、保持爪28をD方向に回動させ閉
状態とする。キャップ31を脚50Aにかぶせる前に機
構部21を軸23回りに回転させ、キャップ31の方向
をあらかじめ調整しておくことにより、図3に示すよう
に、閉状態となった保持爪28をテトラポッド50の脚
50Bと脚50Cとの間の凹部に当接させることができ
る。保持爪28の先端はテトラポッド50の凹部に沿っ
た形状に湾曲しているのでテトラポッド50は確実に保
持され、この状態でアタッチメント15を持上げるとテ
トラポッド50は地面から上昇する(図1および図
2)。
【0014】つづいて、ブーム5、アーム9およびアタ
ッチメント15を操作し、テトラポッド50を保持した
まま目的の敷設付近まで移動させた後、テトラポッド5
0の向きを所望の方向に設定する。上述のように、機構
部21はピン12を中心にAB方向に回動するととも
に、ピン17を中心にEF方向に回動する(図3参
照)。さらに機構部21はベアリング22により軸23
を中心に回転するため、テトラポッド50を容易に任意
の方向に向けることができ、上述のあらゆる敷設形態
(図6)をとることができる。また、本実施の形態で
は、1本の保持爪28によりテトラポッド50を保持す
るようにし、また機構部21は軸23を中心にして少な
くとも180度回転するので、敷設時の保持爪28の方
向を任意に選択することができる。したがって、保持爪
28がテトラポッド50の下敷にならない方向を選択す
ることにより、敷設を円滑に行なうことができる。つづ
いて、ブーム5、アーム9およびアタッチメント15を
操作し、テトラポッド50の敷設位置を微調整してテト
ラポッド50を接地する。最後に保持爪28をC方向に
回動して開状態とし、キャップ31をテトラポッド50
の脚50Aから抜き去ることにより敷設が完了する。な
お、以上の一連の個々の作業を1つずつ行なう必要はな
く、2つ以上の操作を同時にしてもよく、また作業の順
序を適宜変更することも可能である。
【0015】本実施の形態では、テトラポッドのサイズ
変更に対して、アタッチメント15の全体を交換する必
要はなく、キャップ31および保持爪28のみを交換す
ることで対応することができる。テトラポッドはサイズ
が異なる場合でもほぼ相似形の形状を有するため、図4
に示すように、キャップ31の内部にスペーサ31Aを
取付け、さらに保持爪28にスペーサ28Aを取付ける
ことにより異なるサイズのテトラポッドに対処できる。
また、適当な形状のスペーサ31Aを取付けることによ
り、保持爪28にスペーサ28Aを取付けなくても、よ
り小さいテトラポッドを把持することができる。
【0016】本実施の形態のテトラポッド敷設作業機で
は、リンク機構によりテトラポッドの位置および方向が
完全に制御されるため、安全かつ正確に敷設が行なえ
る。また、テトラポッドに巻き付けるためのワイヤーロ
ープを使用せずに敷設が可能であり、ワイヤーロープの
巻き付け、取り外しなどの作業が不要となる。さらに、
回転機構により保持爪の方向を任意に選択できるので、
保持爪が敷設したテトラポッドの下敷になることもな
い。
【0017】なお、本実施の形態では、機構部21の駆
動に油圧シリンダ30およびモータ19、24を使用し
ているが、これらはそれぞれ各種の油圧モータ、油圧シ
リンダその他の駆動装置に置き換えることも可能であ
る。また、必ずしもテトラポッドの方向を代えるための
機構をアタッチメントに設ける必要はなく、モータ19
およびピン17からなる機構、あるいはモータ24およ
びベアリング22からなる機構を省略してもよい。この
場合でも敷設作業機の方向を適切に設定することによ
り、所望の向きにテトラポットを敷設することが可能で
ある。
【0018】キャップはテトラポット50の脚50Aを
把持できるものであれば、その形状は問わない。例え
ば、円筒を軸心方向に2分割した形状の2つの部材でキ
ャップを構成し、両部材で脚50Aを挟み込むことがで
きるように両部材を摺動ないし回動可能に設けてもよ
い。このようにキャップを複数に分割し、摺動または回
動可能とすることにより、キャップまたはスペーサの交
換をすることなくテトラポットのサイズ変更に対応でき
る。また、キャップを構成する各部材が脚50Aから完
全に退避できるようにされている場合には、退避により
脚50Aの支持が外れた状態でアタッチメントを移動さ
せることにより保持爪をテトラポット50から抜き去る
ことができる。したがって、この場合には本実施の形態
のように保持爪を回動可能(開状態と閉状態との間で移
動可能)とせず、固定爪としてもよい。
【0019】本実施の形態では保持爪を1本のみ設けて
いるが、保持爪を複数設けてもよく、テトラポットを保
持できるものであれば爪形状のものに限定されない。本
実施の形態のコンクリートブロック敷設作業機によれば
陸上での作業はもちろんのこと、図5に示すように台船
60に搭載すれば水上からの作業も可能である。なお、
本実施の形態では、テトラポッド敷設アタッチメントを
油圧ショベルのアームに取付ける場合について説明した
が、本発明によるアタッチメント(コンクリートブロッ
ク保持装置)は多関節アームによりアタッチメントを搬
送することができる他のすべての多関節アーム作業機に
適用可能である。
【0020】保持爪28が支持部材に、ブーム5、アー
ム9が搬送装置に、アタッチメント15がコンクリート
ブロック保持装置に、ブラケット16が取付部に、テト
ラポッド50がコンクリートブロックに、保持爪28の
閉状態が支持部材の保持状態に、保持爪28の開状態が
支持部材の非保持状態に、それぞれ相当する。また、ピ
ン17、モータ19、ベアリング22およびモータ24
が方向制御機構に、ピン17およびモータ19が回動機
構に、ベアリング22およびモータ24が回転機構に、
それぞれ相当する。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、コンク
リートブロックの脚を挿入するキャップとコンクリート
ブロックをキャップへの挿入方向に支持する支持部材を
有する保持装置を備え、保持装置を搬送装置で搬送する
ようにしたので、コンクリートブロックを確実に把持で
きる。また、コンクリートブロックを任意の位置に敷設
することができる。請求項2に記載の発明によれば、保
持装置に把持されたコンクリートブロックの方向を制御
する方向制御機構を設けたので、コンクリートブロック
の敷設方向を制御することができる。請求項3に記載の
発明によれば、支持部材がコンクリートブロックを支持
する保持状態と、コンクリートブロックから退避してキ
ャップへの前記脚の挿脱を可能とする非保持状態との間
で移動するので、人力に頼らずコンクリートブロックを
敷設することができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、キャップに挿入される前記脚より小さい脚が挿入さ
れるスペーサをキャップに対し着脱可能としたので、コ
ンクリート保持装置全体を交換することなく、異なるサ
イズのコンクリートブロックに対応できる。請求項5に
記載の発明によれば、コンクリートブロックの脚を挿入
するキャップとコンクリートブロックをキャップへの挿
入方向に支持する支持部材とを備えるので、コンクリー
トブロックを確実に把持できる。請求項6に記載の発明
によれば、脚の挿入方向に設けられた回転軸を中心とし
て、コンクリートブロックを回転させる回転機構を備え
るので、コンクリートブロックの把持方向および敷設方
向を制御することができる。請求項7に記載の発明によ
れば、アームの回動軸と直角方向に設けられた回動軸を
中心として、コンクリートブロックを回動させる回動機
構を備えるので、コンクリートブロックの敷設方向を制
御することができる。請求項8に記載の発明によれば、
支持部材がコンクリートブロックを支持する保持状態
と、コンクリートブロックから退避して前記キャップへ
の脚の挿脱を可能とする非保持状態との間で移動するの
で、人力に頼らずコンクリートブロックを敷設すること
ができる。請求項9に記載の発明は、スペーサをキャッ
プに対し着脱可能としたので、異なるサイズのコンクリ
ートブロックに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリートブロック敷設作業機
の一実施の形態を示す図。
【図2】テトラポッド敷設アタッチメントの部分を示す
図1の部分拡大図。
【図3】図2のIII−III線方向から見た図。
【図4】キャップおよび保持爪に取付けるスペーサを示
す図。
【図5】図1に示す一実施の形態のコンクリートブロッ
ク敷設作業機を用いて、水上から敷設作業を行なう場合
の状態を示す図。
【図6】本発明のコンクリートブロック敷設作業機によ
り敷設されるテトラポッドを示す図。
【図7】従来のコンクリートブロック敷設方法を示す
図。
【符号の説明】
5 ブーム 8 ピン 9 アーム 15 テトラポッド敷設アタッチメント 16 ブラケット 17 ピン 19 モータ 22 ベアリング 23 回転軸 24 モータ 28 保持爪 31 キャップ 31A スペーサ 50 テトラポッド 50A 脚

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正四面体の頂点を先端とする4つの脚を
    有するコンクリートブロックを把持、搬送するコンクリ
    ートブロック敷設作業機において、 前記コンクリートブロックの脚が挿入されるキャップ
    と、前記キャップへの挿入方向に向けて前記コンクリー
    トブロックを前記キャップに挿入された脚の対向側から
    支持する支持部材とを有するコンクリートブロック保持
    装置と、 前記コンクリートブロック保持装置を所定位置に搬送す
    る搬送装置とを備えることを特徴とするコンクリートブ
    ロック敷設作業機。
  2. 【請求項2】 前記保持装置は、把持された前記コンク
    リートブロックの方向を制御する方向制御機構を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロッ
    ク敷設作業機。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記キャップに挿入さ
    れた脚の対向側から前記コンクリートブロックを支持す
    る保持状態と、前記コンクリートブロックから退避して
    前記キャップへの前記脚の挿脱を可能とする非保持状態
    との間で移動可能とされていることを特徴とする請求項
    1または2に記載のコンクリートブロック敷設作業機。
  4. 【請求項4】 前記キャップに挿入される前記脚より小
    さい脚が挿入されるスペーサを前記キャップに着脱可能
    に装着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のコンクリートブロック敷設作業機。
  5. 【請求項5】 正四面体の頂点を先端とする4つの脚を
    有するコンクリートブロックを把持し、多関節作業機の
    アームに装着されるコンクリートブロック保持装置にお
    いて、 前記コンクリートブロックの脚が挿入されるキャップ
    と、 前記キャップへの挿入方向に向けて前記コンクリートブ
    ロックを前記キャップに挿入された脚の対向側から支持
    する支持部材と、 前記キャップおよび前記支持部材を前記多関節作業機の
    前記アームに取付ける取付部とを備えることを特徴とす
    るコンクリートブロック保持装置。
  6. 【請求項6】 前記脚の挿入方向に設けられた回転軸を
    中心として、把持された前記コンクリートブロックを回
    転させる回転機構を備えることを特徴とする請求項5に
    記載のコンクリートブロック保持装置。
  7. 【請求項7】 前記アームの回動軸と直角方向に設けら
    れた回動軸を中心として、把持された前記コンクリート
    ブロックを回動させる回動機構を備えることを特徴とす
    る請求項5または6に記載のコンクリートブロック保持
    装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、前記キャップに挿入さ
    れた脚の対向側から前記コンクリートブロックを支持す
    る保持状態と、前記コンクリートブロックから退避して
    前記キャップへの前記脚の挿脱を可能とする非保持状態
    との間で移動可能とされていることを特徴とする請求項
    5〜7のいずれか1項に記載のコンクリートブロック保
    持装置。
  9. 【請求項9】 前記キャップに挿入される前記脚より小
    さい脚が挿入されるスペーサを前記キャップに着脱可能
    に装着したことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1
    項に記載のコンクリートブロック保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0977460A (ja) * 1995-09-13 1997-03-25 Tetra Co Ltd 消波ブロック等の運搬装置
CN115262478A (zh) * 2022-07-28 2022-11-01 华北水利水电大学 一种渠道边坡维护施工方法
WO2022259414A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 鈴健興業株式会社 消波ブロック把持装置および消波ブロック移動方法

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