JPH0977438A - エレベータのかごの戸 - Google Patents

エレベータのかごの戸

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Publication number
JPH0977438A
JPH0977438A JP23043195A JP23043195A JPH0977438A JP H0977438 A JPH0977438 A JP H0977438A JP 23043195 A JP23043195 A JP 23043195A JP 23043195 A JP23043195 A JP 23043195A JP H0977438 A JPH0977438 A JP H0977438A
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JP
Japan
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car
door
landing
car door
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP23043195A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Ito
尚登 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23043195A priority Critical patent/JPH0977438A/ja
Publication of JPH0977438A publication Critical patent/JPH0977438A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご走行中或いは停電時に脱出しようとし
て乗客がかごの戸を開け、係合板が外れるなどのトラブ
ルが生じることがある。このような危険なトラブルを防
ぐことが望まれている。 【解決手段】かごの係合板11に止め具18を掛けて、
かごの正常な着床時以外はかごの戸1が開かず、正常な
着床時のみ、かごの戸1の開動作により止め具18が外
れて戸が開くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかごの戸を施錠する
装置を備えたエレベータのかごの戸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかごの戸の開閉動作について図
4、5を参照して説明する。
【0003】エレベータのかごの戸1および乗場の戸2
よりなる出入口の戸の開閉は、かご1が乗場に正常着床
時、即ち乗客などがかごに乗り込む上で定められた着床
誤差範囲内に着床したときに、かごの戸1の高速ドアパ
ネル4に設けたかご側係合装置5と乗場の戸2のドアハ
ンガー6に設けた係合装置の係合ローラ7とが係合し、
かご側に設けたドアモータ8による駆動装置9によって
これら出入口の戸を一緒に開閉するのが一般的である。
【0004】ところで、乗場の戸2は、かごがその乗場
に着床していない場合は危険防止のため、常に乗場ドア
施錠装置10により施錠されている。これに対して、か
ごの戸1には施錠装置が設けられていない場合が多く、
かごの戸が正常な着床位置以外で開くことを防止する手
段として、正常着床範囲内でのみ電気的に作動するソレ
ノイドを使用したかごドア施錠装置を装備したものがあ
る程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、停電や断線
が発生すると、当然、前記ソレノイドへの通電が遮断さ
れ施錠装置が動作しないので、かごが階床間の中間地点
に停止した場合、乗客がかごの戸を強引に開けようとす
ると開いてしまう恐れがあり、危険であった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
に、かごの戸に機械的施錠装置を用いることで、従来の
ように停電などの事故発生時にも、施錠装置が動作し
て、かごが正常着床範囲外に停止したとき、乗客がかご
の戸を強引に開くのを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかごの戸の係合
板を利用して、これの動きを止め具により機械的に阻止
(施錠)し、或いは開放(解錠)するかごの戸の施錠装
置とするものである。これは次のような構成手段によ
る。
【0008】かごの戸に設けた細長の係合板の先端を、
常時は止め具に掛け合わせてその動きを阻止してかごの
戸を開かせないようにし、正常な着床時はかごの戸の開
動作と乗場の戸側の動きとにより前記止め具の掛り合い
を開放し、かごの戸と乗場の戸が開閉できるようにす
る。
【0009】このため係合板を4リンク構成で支持し、
このリンクの一端を捩りばねで回転する回転子で支え、
係合板をかご側の止め具に掛り合わせて、常時はかごの
戸の開かせないようにする。かごが正常な着床をした時
のみ、前記止め具の掛り合いを外して、かごの戸を開
き、乗場の戸も開閉するようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のかごの戸の施錠装置の実
施の形態を図1〜3を参照して説明する。
【0011】かごの戸1のドアパネル4に設けたかご側
のドア係合装置5の係合板11を2本のリンク12、1
2で支持する。即ち、反時計方向へ付勢すると共に回転
範囲を制限するストッパ13,14を設けた捩りばね1
5からなる回転子16を一端に有する2本リンク12、
12で係合板11の根元を支持する。これはこの2本の
リンク12、12と係合板11とドアパネル4により4
本リンクを形成して係合板11を支持することになる。
【0012】さらに、係合時に乗場の戸2の係合ローラ
7より上に突出する係合板の先端をL字に形成し、この
L字端17に止め具18を掛け合わせて係合板11の動
きを止める。即ちかごの戸1の開動作を阻止する施錠装
置19を構成する。
【0013】L字端17と止め具18の掛り合いは、係
合板のL字端17と止め具18の先端を突き合わせて、
係合板11の開方向の動きを阻止し、また、止め具11
の突起20は係合板11の下方向の動きも阻止させるた
めに設ける。止め具18は水平棒21の先端に取付けて
おく。
【0014】このような構成の施錠装置19の機能と動
作について説明する。
【0015】先ず、異常や、故障などによりかご3が階
床間の中間地点に停止した場合、この地点で、乗客がか
ごドアパネル4を強引に開けようとすると、かご側の係
合板11がかごの戸1のドアパネル4と一緒に開方向に
移動しようとするが、係合板11の施錠装置19(止め
具)により移動が阻止される。即ち施錠状態となり、こ
の施錠は係合板11が回転子16の捩りばね15により
反時計方向へ付勢されているため、係合板11に時計回
りの力を加えない限り、解錠状態にはならない。このた
め、乗客がかごドアパネル4を開くことは出来ない。
【0016】次に、通常の開閉動作について説明する。
【0017】かご3が乗場の正常着床範囲内(かごの戸
の係合装置と乗場の戸の係合装置とが係合可能な位置)
に着床すると、ドアモータ8が作動し、ドア駆動装置9
を介してかごの戸1のドアパネル4が開方向に移動す
る。かごの戸の係合板11は、かごドアパネル4の開動
作と一緒に移動するが、その際、乗場の戸の係合ローラ
7を押して、乗場の戸を開けようとする。この時、乗場
の戸2には、閉方向に働くクローザ22が作用して、係
合板11は、この閉方向に作用するクローザ力及び摩擦
力により、ストッパ14に当たるまで反時計方向に回転
する(このとき、ストッパ14は、かご側ドア係合装置
が十分に解錠状態になることが可能な位置に予め設置し
ておく。)。これにより、止め具18の突起20を外
れ、係合板11の先端は下方向への動きも自由になるの
で止め具18の施錠が外れ、解錠状態となる。
【0018】解錠後は、係合ローラ7を押し、乗場の戸
2を係合し、かごの戸1の施錠装置19の止め具18の
水平棒21下部を案内軌道にして移動し開動作を行う。
【0019】逆に、閉動作の場合はかご側の係合板11
が係合ローラ7を押して、乗場の戸2を追従させ閉動作
を行う。この際、ローラ7を押すことでかご側の係合板
11は反時計方向に動く力が働くが、施錠装置の水平棒
21の下部案内がストッパの役割を果たし必要以上に回
転しない。係合板11は、その止め具18の水平棒21
の案内軌道に沿って動き閉動作を行う。
【0020】戸が最後に戸閉する状態に入ると、係合板
11の先端は止め具18の案内を外れ、反時計方向に回
転しストッパ13に当たるまで回転し、施錠の止め具に
掛り施錠状態となる。
【0021】以上はドア駆動装置3によりかごの戸を開
く場合であったが、かごの戸を手で開く場合も同一の動
作である。
【0022】したがって、事故発生時に、かご3が乗場
の正常着床範囲内に停止した場合は、乗客が手動でかご
の戸1を開こうとすると、上記と全く同一の動作によ
り、かごの戸1及び乗場の戸2は一緒に開く。このと
き、かごは乗場の着床誤差範囲内に停止しているため、
乗客は安全に乗場に脱出することが出来る。
【0023】このように、停電事故などの場合の戸開
時、乗客が乗場へ脱出できる位置、即ち乗場の正常着床
範囲内にかごが停止した場合には、乗客はかごの戸1及
びこれに連動する乗場の戸2を開いて、安全に乗場へ脱
出することが出来、又、戸閉時乗客が脱出出来ない位
置、即ち階床間の中間地点にかごが停止した場合には、
かごの戸は解錠出来ないため、乗客がかごのを強引に開
くことを防止することが出来る。
【0024】しかも、これは電気的手段を使用せず、機
械的手段のみによって構成されているので、停電時であ
っても確実に機能するため、非常に高い信頼度がある。
【0025】尚、以上の説明は片開き方式のドア装置を
対象としたが、両開き方式のドア装置でも同様の機構で
実現出来る。
【0026】
【発明の効果】本発明によればかごが正常着床範囲内に
あるときは出入口の戸の開閉が可能であり、階床間など
の中間地点にあるときは、かごの戸の開放を阻止する機
械的施錠装置が停電時でも全く支障なく作動し、乗客が
かごの戸を強引に開けてしまうことを未然に防止するこ
とが出来、安全性の高いエレベータのかごの戸が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるかごの戸の正面図、
【図2】図1の部分詳細図、
【図3】図2の平面図、
【図4】従来のかごの戸の正面図(乗場側から見た
図)、
【図5】従来の乗場の戸の正面図(かご側から見た
図)。
【符号の説明】
1 かごの戸 16 回転子 2 乗場の戸 17 (係合板の)L
字端 7 係合ローラ 18 止め具 10 乗場の戸の施錠装置 20 (止め具の)突
起 11 かごの戸の係合板 21 水平棒 12 リンク 13、14 ストッパ 15 捩りばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご着床時に、かごの戸側に設けた細長
    な係合板を乗場の戸の上部にある係合ローラと係合さ
    せ、かごの戸の電動開閉と共に乗場の戸を前記係合板で
    押して開閉するエレベータのかごの戸において、 前記係合板の先端部に、常時は前記係合板に掛かり合っ
    てこれを固定し、かごが正常な着床の場合にはこの掛か
    り合いを解放する止め具により、正常な着床時以外のか
    ごの戸の開放を機械的に阻止する施錠装置を設けたこと
    を特徴とするエレベータのかごの戸。
  2. 【請求項2】 前記細長な係合板の根元部分に捩りばね
    による回転支点が夫々に付いた2本のリンクを設け、こ
    の2本のリンクとかごのドアパネルと係合板とによる4
    リンク構成で係合板の根元を支持し、常時は前記回転支
    点の捩じりばねにより係合板の先端部を乗場戸の係合ロ
    ーラ上方に突出させ、この突出部分にかご側に設けた水
    平棒の先端の止め具を掛かり合わせてなるかごの戸の施
    錠装置を特徴とする請求項1記載のエレベータのかごの
    戸。
  3. 【請求項3】 前記回転子にリンクの左右回転の範囲を
    制限するストッパを設けた施錠装置を特徴とする請求項
    2記載のエレベータのかごの戸。
  4. 【請求項4】 前記先端に止め具を備えた水平棒の下部
    を、止め具から開放された後のかごの係合板の先端の案
    内軌道としたかごの戸の施錠装置を特徴とする請求項3
    記載のエレベータのかごの戸。
JP23043195A 1995-09-07 1995-09-07 エレベータのかごの戸 Pending JPH0977438A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23043195A JPH0977438A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 エレベータのかごの戸

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JP23043195A JPH0977438A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 エレベータのかごの戸

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Publication Number Publication Date
JPH0977438A true JPH0977438A (ja) 1997-03-25

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ID=16907797

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JP23043195A Pending JPH0977438A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 エレベータのかごの戸

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103159119A (zh) * 2013-03-22 2013-06-19 苏州富士电梯有限公司 电梯层门锁辅助开门装置

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