JP2784582B2 - 軌道車両システムにおける乗降扉装置 - Google Patents

軌道車両システムにおける乗降扉装置

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JP2784582B2 JP817289A JP817289A JP2784582B2 JP 2784582 B2 JP2784582 B2 JP 2784582B2 JP 817289 A JP817289 A JP 817289A JP 817289 A JP817289 A JP 817289A JP 2784582 B2 JP2784582 B2 JP 2784582B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軌道車両システムにおける扉装置に関す
る。とくに本発明は、車両乗降口に対応する位置で乗降
場の軌道に面する側に開閉自在な扉を設けた軌道車両シ
ステムにおける乗降扉装置に関する。
〔従来技術〕
軌道車両システムにおいて、乗降客の保安確保や乗降
場の空調の効率化のために、乗降場には軌道に面する側
に壁のような仕切りを設け、この仕切りに乗降のための
開口を形成し、開口には開閉自在な扉を配置することが
望ましい。また、経済的な理由から、仕切りは壁の形態
でなく、柵形状とすることも考えれられる。このような
乗降扉装置では、乗降場に停車する車両の乗降口が乗降
場の開口と合致することが必要であり、車両の停車位置
の誤差が問題になる。車両停車位置の誤差が小さいとき
には、予想される誤差量に見合う幅だけ乗降場の開口を
車両乗降口より大きくするだけで、旅客の乗降に支障を
生じることはなくなる。しかし、車両を僅かな誤差で予
定された位置に停車させるようにするには、その制御の
ために莫大な投資が必要になり、停止のための制動減速
度にも制限があることから、運転の効率低下を招くこと
になる。
この理由から、ある程度の停止誤差を許容できるよう
な構造が望まれる。特公昭57-2537号公報には、車両の
停車位置に併せて解放位置を変更できるように乗降場側
の扉を構成することが提案されている。また、特公昭56
-21621号公報には、車両の停車位置に乗降場扉を移動さ
せてから、この扉を開く構造が提案されている。これら
提案された構造は、いずれも車両の停車位置に誤差があ
っても、乗降の保安と円滑さとを確保できるものであ
る。しかし、これらの構造では、車両の乗降口扉と乗降
場扉とを同期させるために、停止位置検知手段や扉解放
ストローク制御手段等を必要とする。さらに、車両と乗
降場の両方にドアエンジンを必要とし、初期投資が増大
する。また、機能部品が多いので、信頼性を確保するた
めの保守費用が増大する。
一方、高層建築物に使用されるエレベータにおいて
は、建物側と乗り物側の両方に扉があり、これらの扉が
同期して開閉されるように構成されている。普通の構造
では、乗り物側にドアエンジンを設け、乗り物側の扉の
開閉時に該乗り物側の扉を建物側の扉に係合させて該建
物側の扉の開閉を、行っている。エレベータの場合に
は、停止位置で左右方向の誤差が極めて僅かであり、こ
の機械的係合方式を容易に採用できるが、軌道車両で
は、停止装置の誤差は扉の開閉方向である横方向に生じ
るので、車両扉と乗降場扉とを係合させることは容易で
はない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、乗降場の軌道側に仕切りを設け、この仕切
りに乗降のための開口と開閉扉を形成した軌道車両シス
テムの乗降扉装置において、車両の停止位置に誤差が生
じても乗降の保安と円滑さとが確保できるようにする、
という課題を解決するものである。
より詳細には、本発明は、停車位置にある車両の乗降
扉と乗降場の扉とを機械的に連動させる構造において、
停車位置に扉開閉方向の誤差がある場合にも支障がなく
機械的な連動が行われるような構成を得ることを課題と
する。
さらに、本発明は、車両と乗降場の一方のみにドアエ
ンジンを設ければ足りるような構成を得ることを他の課
題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題を構成するため、本発明においては、乗降場
の軌道に面する側に設けた仕切りに形成される乗降用の
開口は、車両の乗降口より大きい幅に形成し、この開口
に設けられる扉は両開き形式とする。そして、車両扉お
よび乗降場の扉の各々は、閉方向に弾力的に付勢された
構成とする。車両と乗降場の一方にドアエンジンを設
け、このドアエンジンに車両扉と乗降場扉の各々のため
の作用子を装備する。また、車両扉と乗降場扉の各々に
は、戸先から所定量だけ幅方向に変位した位置に、ドア
エンジンの作用子に係合するための係合子を設ける。
〔作用〕
上記した構造においては、乗降のための扉を開放する
場合に、ドアエンジンの作用子が扉の各々に設けた係合
子に係合し、扉に与えられた付勢力に抗して扉を開放方
向に押す。ドアエンジンの作用子に係合する扉側の係合
子は、戸先から所定量だけ幅方向に変位した位置に配置
されるので、車両の停車位置に誤差が生じてもドアエン
ジンの作用子は支障なく扉の係合子に係合することがで
きる。また、乗降場の仕切りに形成した開口は車両の乗
降口の幅よりも大きいので、乗降場扉は車両扉が全開位
置に開くまで動かすことができる。したがって、乗降に
支障のない程度まで車両扉を開放することが可能にな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。先ず第
2図を参照すると、この図には軌道車両システムの一例
が示されており、このシステムでは乗降場のプラットフ
ォーム1の軌道側の縁に沿って仕切りのための壁2が形
成されている。壁2には乗降のための開口3が形成さ
れ、該開口3に乗降場扉構造4が設けられる。軌道を走
行する車両5は乗降口6を有し、この乗降口6に乗降扉
構造7が設けられる。第1図および第2図に示すよう
に、乗降場扉構造4に2枚の扉4aからなる両開き構造
で、閉状態では戸先4bが突き合わせられる。車両扉構造
7も2枚の扉7aからなる両開き構造で、閉位置では戸先
7bが突き合わせ状態に維持される。第2図に示すよう
に、乗降場1の壁2に形成される開口3は、幅が車両5
の乗降口6の幅よりも大きい。
第1図を参照すると、プラットフォーム1には閉扉用
レバー8が設けられている。このレバー8は、一端がプ
ラットフォーム1上に揺動自在に支持され、他端が乗降
場扉4aの各々に揺動自在に取り付けられている。乗降場
扉4aに閉方向の付勢力を与えるために、レバー8に弾性
付勢装置9が取り付けられている。この弾性付勢装置9
は、一端がレバー8の中間部に連結され、他端がプラッ
トフォーム1に設けた固定部材10に連結されている。同
様に、車両扉7aには、レバー11の一端が揺動自在に取り
付けられ、該レバー11の他端は車両5に揺動自在に取り
付けられている。レバー11と車両5との間には弾性付勢
装置12が配置される。この構造により、扉4a、7aには常
時閉方向の付勢力が与えられる。
本例においては、乗降場のプラットフォーム1の上方
にドアエンジン14が設けられる。ドアエンジン14は、壁
2の開口3の両端部の近傍に各1個づつ配置されてお
り、回転作動する作動アーム15を有する。第3図に示す
ように、作動アーム15の先端には横方向に伸びる軸16が
支持されており、この軸16の両端にそれぞれローラ17、
18が設けられている。ローラ17は乗降場のプラットフォ
ーム1側に配置され、乗降場扉4aのための作用子を構成
する。ローラ18は車両5側に配置され、車両扉7aのため
の作用子を構成する。
第1図に示すように、車両扉7aには、その戸先7bから
所定距離Aだけ軸方向に変位した位置に、ドアエンジン
14の作動アーム15の先端のローラ18に係合するための係
合子19が設けられている。ドアエンジン14が作動し、作
動アーム15が第1図に示すように揺動すると、作動アー
ム15上のローラ18がこの係合子19に係合し、弾性付勢装
置12の作用に抗して扉7aを開方向に駆動する。同様に、
乗降場扉4aには、戸先4bから所定距離Bだけ幅方向に変
位した位置に、ドアエンジン14の作動アーム15の先端の
ローラ17に係合するための係合子20が設けられる。した
がって、作動子15が揺動したとき、ローラ17がこの係合
子20に係合し扉4aを弾性付勢装置9の作用に抗して開方
向に駆動する。第3図に示す車両の停車位置では、右側
の扉については、作動子15が揺動したとき、先ずローラ
18が車両扉7aの係合子19に係合して車両扉7aの駆動を開
始し、車両扉7aが距離Eだけ開いたときローラ17が乗降
場扉4aの係合子20に係合して、扉4aを開方向に駆動す
る。左側の扉については、先ずローラ17が乗降場扉4aの
係合子20に係合して該扉4aの駆動を開始し、次いでロー
ラ18が車両扉7aの係合子19に係合して該扉7aの駆動を開
始する。
車両5には、扉7aが所定のストロークだけ開方向に移
動したときに該扉の反戸先側の縁に当たるようにストッ
パ21が設けられている。すなわち、このストッパ21は車
両扉7aが閉位置にあるときの、該扉7aの戸先7bから距離
Dの位置に配置される。ドアエンジン14は、扉7aがスト
ッパ21に当たるまで作動し、扉7aがストッパ21に当たっ
たとき、作動を停止する。したがって、第1図に示す例
では、車両扉7aの作動ストロークはSになり、右側の乗
降場扉4aの作動ストロークはSより小さく、左側の乗降
場扉4a作動ストロークはSより大きくなる。
第4図は、車両扉7aに設けられる閉位置ロック装置の
例を示す。車両5の乗降口6の上部にはロック板22が設
けられ、このロック板22にロック棒の係合孔23が形成さ
れている。扉7aには上下方向に摺動可能にロック棒24が
設けられており、このロック棒24は先端がロック板22の
孔23に係合できるように配置される。ロック棒24の下端
にはバネ25が設けられ、該ロック棒24を上下に付勢す
る。したがって、ロック棒の先端は、ロック板22に沿っ
て摺動し、扉7aが閉位置に達したとき孔23に係合して、
該扉7aを閉位置にロックする。扉7aのロック状態を検出
するために、ロック棒24の先端位置により作動する検出
スイッチ26が設けられる。
扉7aにはL型のレバー27が配置され、このレバー27は
一方の脚27aの先端がバネ25とロック棒24の下端との間
に置かれており、他方の脚27bはほぼ垂直上方に延びて
いる。さらに扉7aには、レバー27が第4図において時計
方向に所定角度だけ回転したとき、該レバー27の脚27b
に係合するストッパ28が設けられている。この配置にお
いて、ドアエンジン14が作動すると、作動アーム15上の
ローラ18は、扉7aの係合子19に係合する前に、先ずレバ
ー27の脚27bに係合し、該レバー27を第4図において時
計方向に回動させる。この動作により、バネ25が下向き
に圧縮され、ロック棒24は下降する。したがって、ロッ
ク棒24の先端はロック板22の孔23から外れ、ロックが解
除される。次いでローラ18は前述のように扉7aの係合子
18に係合して該扉7aを開方向に駆動する。
〔効果〕
以上述べたように、本発明においては、乗降場の軌道
に面する側に設けた仕切りの扉と車両の扉とをともに両
開き形式にするとともに、ドアエンジンの作用子に係合
する係合子を、それぞれの扉の戸先から所定量だけ幅方
向に変位した位置に配置して、ドアエンジンの作用子を
扉の係合子に係合させることにより扉を開放するように
した構成を有するので、乗降場の仕切りに設けた乗降用
の開口に対する車両の停車位置に誤差を生じても、ドア
エンジンの作用子を扉の係合子に支障なく係合させるこ
とができる。そして、この本発明の構造は、きわめて簡
単で作動の信頼性も高く、保守も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す扉部分の概略側面図、
第2図は本発明の軌道車両システムの一例を示す平面
図、第3図はドアエンジンの係合関係を示す平面図、第
4図は車両扉のロック機構の一例を示す側面図である。 1……プラットフォーム、2……仕切り、3……開口、
4……乗降場扉装置、4a……乗降場扉、7……車両扉装
置、7a……車両扉、14……ドアエンジン、17、18……ロ
ーラ、19、20……係合子。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗降場の軌道に面する側に仕切りを設け、
    前記仕切りには車両の乗降口より大きい幅の開口を形成
    し、前記開口には前記車両の乗降口より大きい開扉スト
    ロークを有する両開きの乗降場扉を配置し、前記車両の
    前記乗降口に設けた車両扉と前記乗降場扉とを、各々閉
    方向に弾力的に付勢するとともに、前記車両扉と前記乗
    降場扉の各々のための作用子を有するドアエンジンを前
    記車両と前記乗降場の一方に設け、前記車両扉と前記乗
    降場扉の各々には、戸先から所定量だけ幅方向に変位し
    た位置に、前記ドアエンジンの前記作用子に係合するた
    めの係合子を設けたことを特徴とする、軌道車両システ
    ムにおける乗降扉装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した乗降扉装置において、
    前記ドアエンジンは揺動可能な作動アームを有し、前記
    作用子は前記作動アームの先端に配置された乗降扉装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した乗降扉装置において、
    前記作動アームの前記先端には横方向両側に延びた軸が
    設けられ、前記作用子は前記軸の両端に取り付けられた
    ローラにより構成されたことを特徴とする乗降扉装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載した乗
    降扉装置において、前記車両扉には閉位置で該車両扉を
    ロックするロック機構が設けられ、前記ロック機構はロ
    ック解除部材を有し、前記作用子は扉解放のための前記
    係合子との係合に先立って前記ロック解除部材に係合し
    てロックを解除するようになった乗降扉装置。
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