JPH0977289A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH0977289A
JPH0977289A JP7237429A JP23742995A JPH0977289A JP H0977289 A JPH0977289 A JP H0977289A JP 7237429 A JP7237429 A JP 7237429A JP 23742995 A JP23742995 A JP 23742995A JP H0977289 A JPH0977289 A JP H0977289A
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JP
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stacker
paper
sheet
feeding
paper feed
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JP7237429A
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English (en)
Inventor
Haruki Iwatsuki
春樹 岩月
Masataka Oda
正孝 小田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデムスタッカによる自動給紙装置におい
て、装置の大型化を来たすことがなく、給紙方向下流側
の用紙がなくなると上流側の用紙をスムーズに給紙可能
とすること。 【構成】 給紙方向Aに対して下流側に用紙S1を積載
する第1スタッカ52、上流側に用紙S2を積載する第
2スタッカ53を有する自動給紙装置。スタッカ52,
53は用紙S1,S2の残量に応じて上昇し、一定の給
紙位置から用紙を給紙する。第1スタッカ52上に用紙
S1があるとき、用紙は第1給紙ローラ51の回転に基
づいて1枚ずつ給紙される。用紙S1がなくなると、第
1スタッカ52は上昇位置に保持され、第2スタッカ5
3上の用紙S2が第2給紙ローラ61の回転に基づいて
第1スタッカ52上を通じて給紙される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動給紙装置、特
に、複写機やレーザプリンタ等の作像部へ用紙を1枚ず
つ給紙するための自動給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードコピーの大量作成に対応す
るため、給紙装置は大容量化の傾向にあり、給紙スタッ
カに用紙を二山積載するタンデムスタッカが種々提案さ
れている。第1のタイプは二山の用紙を給紙方向に対し
て直交する方向に積載するものである(特開昭61−1
92636号公報)。第2のタイプは二山の用紙を給紙
方向に沿って積載し、給紙方向下流側に積載した用紙の
全てが給紙されると、上流側に積載した用紙を積載状態
のまま下流側に移動させ、給紙を続行するものである
(特公昭53−39672号公報)。第3のタイプは二
山の用紙をそれぞれ給紙方向上流側及び下流側に給紙す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記第1の
タイプは奥行が深くなって複写機自体が大型化して実用
的ではない。これに対して第2、第3のタイプは最も大
量に使用するA4サイズの用紙を二山給紙方向に並べる
ため、そして通常の複写機ではA3サイズの用紙収容ス
ペースを有していることから複写機の大型化を招来する
ことがない。しかしながら、第2のタイプは下流側の用
紙がなくなったときに上流側の用紙を全体的に下流側に
移動させるため、移動中は給紙が中断し、コピー処理も
中断してしまう問題点を有している。また、第3のタイ
プは給紙経路が複雑でコストアップを招来する。
【0004】
【発明の目的、要旨、効果】そこで、本発明の目的は、
装置の大型化を来たすことがなく、給紙方向下流側の用
紙がなくなったときに中断することなくスムーズに上流
側の用紙を給紙できる自動給紙装置を提供することにあ
る。さらに、本発明の他の目的は、前記目的に加えて、
給紙駆動系の簡略化、上流側の用紙の給紙の確実化を達
成できる自動給紙装置を提供することにある。
【0005】以上の目的を達成するため、本発明に係る
自動給紙装置は、第1スタッカを給紙方向の下流側に、
第2スタッカを上流側に設置し、第1、第2スタッカか
らそれぞれ最上層の用紙を給紙する第1、第2給紙ロー
ラを設け、第1、第2スタッカをそれぞれ第1、第2昇
降手段によって上方へ移動させて用紙を給紙位置に設定
する。第1スタッカ上に用紙があるときは第1給紙ロー
ラが駆動され、第1スタッカから用紙を給紙する。その
後、第1スタッカ上の用紙がなくなると、第1スタッカ
は用紙がなくなった時点と略同一給紙位置に維持され、
かつ、第2、第1給紙ローラが駆動される。これにて、
用紙は第2スタッカから第1スタッカ上を通じて給紙さ
れる。
【0006】このように、本発明によれば、第1、第2
スタッカを給紙方向に並べて設置したため、給紙装置が
大型化することがない。また、最初は下流側の第1スタ
ッカから用紙を給紙し、第1スタッカ上に用紙がなくな
れば、第2スタッカ上の用紙を第1スタッカ上を通じて
直ちに給紙するため、給紙間隔をあけることなくスムー
ズに給紙でき、コピー生産性が低下することはない。
【0007】さらに、本発明に係る自動給紙装置におい
て、第1、第2給紙ローラを共通の駆動源に接続するこ
とが好ましい。このような構成によって、駆動系が簡略
化され、第1、第2給紙ローラのオン、オフ制御も容易
になる。
【0008】さらに、本発明に係る自動給紙装置におい
ては、第1スタッカ上の用紙の有無を検出する第1セン
サに加えて、第1給紙ローラの近傍に用紙の有無を検出
する第2センサを設け、第1、第2センサが用紙を検出
しないときに第1、第2給紙ローラを回転駆動させ、第
2センサが用紙を検出すると第2給紙ローラの駆動を停
止させるように制御する。用紙は互いに密着して複数枚
のものが同時に給紙される場合があり、この場合、第1
給紙ローラの下流側に設けた捌き手段で1枚ずつ分離さ
れて給紙され、残った用紙は第1スタッカ上に残る。こ
のとき、第1、第2センサの用紙検出状態に応じて第2
給紙ローラの駆動を停止することにより、第2スタッカ
からの二重の給紙が未然に防止される。
【0009】さらに、本発明に係る自動給紙装置におい
ては、第2スタッカから用紙を給紙する際、第1スタッ
カのスタック面を第2スタッカの用紙給紙位置よりも若
干低く設定する。あるいは、第1スタッカのスタッカ面
の給紙方向上流側を第2スタッカに向かって下方に傾斜
させる。これにて、第2スタッカから給紙された用紙が
引っ掛かることなく第1スタッカ上に移動し、スムーズ
な給紙が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動給紙装置
の実施形態につき、添付図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明に係る自動給紙装置を備えた
複写機の内部構成を示す。この複写機は、本体1の中段
部に作像部10及び両面/合成複写のための再給紙ユニ
ット5を備え、上段部に光学系20を備え、下段部に自
動給紙カセット40及びエレベータ給紙ユニット50を
備え、さらに本体1上に自動原稿搬送装置150を搭載
したものである。
【0012】作像部10は、矢印a方向に回転する感光
体ドラム11の周囲に帯電チャージャ12、現像装置1
3、転写チャージャ14、残留トナーのクリーナ15、
残留電荷のイレーサランプ16等を配置したものであ
る。この作像部10における作像工程は周知であり、そ
の詳細は省略する。
【0013】光学系20は露光ランプ21、可動ミラー
22,23,24、結像レンズ25、固定ミラー26等
にて構成されている。露光ランプ21と可動ミラー22
が感光体ドラム11の周速度vに対してv/m(mは複
写倍率)の速度で一体的に矢印b方向に移動し、可動ミ
ラー23,24がv/2mの速度で一体的に矢印b方向
に移動し、プラテンガラス9上にセットされた原稿の画
像を感光体ドラム11上に露光する。
【0014】自動原稿搬送装置150は、周知の構成を
有し、原稿をトレイ151上から1枚ずつプラテンガラ
ス9上の所定位置へ搬送、停止させ、前記光学系20に
よる露光終了後、原稿をトレイ152上へ排出する。
【0015】用紙は自動給紙カセット40又は以下に詳
述するエレベータ給紙ユニット50のいずれかから選択
的に給紙ローラ41又は51の回転に基づいて1枚ずつ
給紙される。給紙された用紙は直ちに捌きローラ31又
は32で1枚に分離され、縦搬送路33を通じてタイミ
ングローラ35へ搬送され、ここで感光体ドラム11と
同期合わせを行って転写部へ送り込まれる。転写後用紙
は搬送ベルト36を通じて定着器37へ送り込まれ、ト
ナー画像の定着を施され、排出ローラ38からトレイ3
9上へ排出される。
【0016】なお、画面/合成複写にあっては、用紙は
排出ローラ38の手前で下方にガイドされ、再給紙ユニ
ット5に送り込まれ、再度転写部へ給紙される。
【0017】ここで、エレベータ給紙ユニット50につ
いて説明する。このエレベータ給紙ユニット50は、概
略、第1及び第2スタッカ52,53を備え、スタッカ
52,53は昇降可能であり、その上に積載された用紙
S1,S2の上面を第1及び第2給紙ローラ51,61
へ圧接させる。第1スタッカ52上の用紙S1が全て給
紙されると、第1スタッカ52はその高さに保持され、
第1及び第2給紙ローラ51,61が回転駆動される。
これにて、第2スタッカ53上の用紙S2が第1スタッ
カ52上を通じて給紙されることになる。
【0018】エレベータ給紙ユニット50はハウジング
55によってユニット化されており、レール4,4によ
って本体1の正面側に引出し可能とされている。第1及
び第2スタッカ52,53への用紙の補充はユニット5
0を本体1から引き出した状態で行われる。
【0019】以下、第1及び第2昇降手段70,70a
について説明する。図2において、第1昇降手段70は
第1スタッカ52を昇降させ、第2昇降手段70aは第
2スタッカ53を昇降させるものである。説明は第1昇
降手段70について行うが、第2昇降手段70aも同じ
構成、動作であり、同じ部品には同じ数字に”a”を付
してある。
【0020】第1昇降手段70は、第1スタッカ52を
両側で2箇所ずつワイヤ71,72,73,74で吊り
下げている。ワイヤ71,72はプーリ75,76を介
してシャフト80に固定したプーリ81に巻き付けら
れ、ワイヤ73,74はプーリ77,78を介してシャ
フト80に固定したプーリ82に巻き付けられている。
シャフト80の一端には正逆回転可能なリフトアップモ
ータM1からの回転駆動力が減速機構85を介して伝達
されるように構成されている。モータM1の正転に伴う
シャフト80の回転(図2中矢印cで示す)によってワ
イヤ71〜74がプーリ81,82に巻き取られ、第1
スタッカ52が上昇する。一方、モータM1の逆転に伴
うシャフト80の回転(矢印cとは反対方向)によって
ワイヤ71〜74がプーリ81,82から巻き戻され、
第1スタッカ52が下降する。
【0021】第1スタッカ52の直上には上レベルセン
サSE1とその光軸に進退自在な遮光板83が設置され
ている。揺動自在な遮光板83が第1スタッカ52のス
タック面又は用紙S1によって押し上げられることによ
り、上レベルセンサSE1の光軸を遮光し、このときセ
ンサSE1から出力されるオン信号によってモータM1
の正転がオフされ、第1スタッカ52の上昇が停止され
る。一方、第1スタッカ52の直下には第1スタッカ5
2の裏面に設けた遮光板84がその光軸に進退自在な下
レベルセンサSE2が設置されている。第1スタッカ5
2が下降して遮光板84が下レベルセンサSE2の光軸
を遮光すると、センサSE2がオンし、このオン信号に
よってモータM1の逆転がオフされ、第1スタッカ52
の下降が停止される。
【0022】次に、給紙ローラ51,61の駆動手段1
00について説明する。図3において、給紙モータM2
の出力ギヤ101はアイドルギヤ102を介して電磁ク
ラッチCL1に噛合している。電磁クラッチCL1は駆
動軸103の一端に装着されている。この駆動軸103
は軸受104によって回転自在に支持されており、ワン
ウェイクラッチ105を介して捌きローラ32が取り付
けられている。ワンウェイクラッチ105は駆動軸10
3が矢印d方向へ回転するとき、その回転を捌きローラ
32へ伝達する。
【0023】駆動軸103に揺動自在に取り付けたホル
ダ110には支軸111が回転自在に装着され、支軸1
11にはワンウェイクラッチ112を介して第1給紙ロ
ーラ51が取り付けられている。さらに、駆動軸103
に固定したプーリ106と支軸111に固定したプーリ
113にはタイミングベルト114が架け渡されてい
る。駆動軸103の矢印d方向への回転はプーリ10
6、タイミングベルト114、プーリ113を介して支
軸111へ伝達され、さらにワンウェイクラッチ112
を介して第1給紙ローラ51を矢印d方向に回転させ
る。また、駆動軸103に巻回したトーションばね(図
示せず)がホルダ110を下方に弾性的に付勢すること
により、第1給紙ローラ51が用紙S1の上面に軽く圧
接し、給紙圧を付与している。
【0024】支軸111に揺動自在に取り付けたホルダ
115には支軸116が回転自在に装着され、支軸11
6には第2給紙ローラ61が取り付けられている。さら
に、支軸111に固定したプーリ113と支軸116に
電磁クラッチCL2を介して取り付けたプーリ117に
はタイミングベルト118が架け渡されている。電磁ク
ラッチCL2がオンされると、駆動軸103の回転はプ
ーリ113、タイミングベルト118、プーリ117を
介して支軸116へ伝達され、第2給紙ローラ61を矢
印d方向へ回転させる。また、第2給紙ローラ61は自
重で用紙S2の上面に圧接し、給紙圧を付与している。
【0025】第1スタッカ52の裏面には用紙S1を検
出するためのセンサSE3が後部に、センサSE4(図
4(a)参照)が第1給紙ローラ51の近傍に設置され
ている。第2スタッカ53の裏面には用紙S2を検出す
るためのセンサSE3aが設置されている。さらに、捌
きローラ32の給紙方向下流側にも用紙を検出するため
のセンサSE5が設置されている。
【0026】次に、給紙動作について、図4、図5を参
照して説明する。図4(a)に示すように、用紙S1,
S2が第1及び第2スタッカ52,53上にあるとき、
センサSE3,SE3a,SE4はオンしており、セン
サSE3がオンのとき第2電磁クラッチCL2はオフさ
れ、第2給紙ローラ61が回転することはない。給紙モ
ータM2は給紙動作の間はオン状態を維持され、搬送ロ
ーラ34も回転を継続する。給紙信号が発せられると、
第1電磁クラッチCL1がオンされ、第1給紙ローラ5
1、捌きローラ32が矢印d方向に回転駆動される。こ
れにて、第1スタッカ52上の用紙S1の最上層の1枚
が矢印A方向へ給紙されていく。
【0027】給紙された1枚の用紙の後端がセンサSE
5で検出されると(センサSE5のオフエッジ)、第1
電磁クラッチCL1がオフされ、第1給紙ローラ51、
捌きローラ32の回転が停止される。センサSE5のオ
フエッジと同時にタイマがカウントを開始し、所定の給
紙間隔に相当する時間Tをカウントすると、第1電磁ク
ラッチCL1がオンされ、2枚目の用紙が第1スタッカ
52上から給紙されていく。
【0028】図4(b)は第1スタッカ52上から最後
の用紙S1Lが給紙されていく状態を示す。用紙S1L
後端がセンサSE3で検出されると(センサSE3のオ
フエッジ、図6の参照)、第2電磁クラッチCL2が
オンする(電磁クラッチCL1はオン状態を継続してい
る)。これにて、第2給紙ローラ61が矢印d方向へ回
転駆動され、第2スタッカ53上の用紙S2の最上層の
1枚S21が第1スタッカ52上へ送り出される。
【0029】図5(a)は前記用紙S21が第1給紙ロ
ーラ51まで送り出された状態を示す。用紙S21の先
端がセンサSE4で検出されると(センサSE4のオン
エッジ、図6の参照)、第2電磁クラッチCL2がオ
フされるが用紙S21は第1給紙ローラ51によって給
紙される。また、用紙S1Lは搬送ローラ34によって
矢印A方向への給紙が継続される。
【0030】図5(b)は先の用紙S1Lの後端がセン
サSE5で検出された状態を示す。ここで、センサSE
5がオフエッジとなり、(図6の参照)、第1電磁ク
ラッチCL1がオフされ、用紙S21は第1スタッカ5
2上で一旦停止される。先の用紙S1Lは搬送ローラ3
4によってそのまま給紙されていく。センサSE5のオ
フエッジから時間Tが経過すると、第1電磁クラッチC
L1がオンされ、用紙S21が給紙されていくこととな
る。そして、センサSE3,SE4のオン、オフによっ
て第2電磁クラッチCL2がオン、オフされ、第2スタ
ッカ53上の用紙S2が第1スタッカ52上を通じて給
紙されていく。
【0031】ところで、第2スタッカ53上からは第2
給紙ローラ61によって複数枚の用紙が第1スタッカ5
2上へ送られてしまう不具合(用紙のつれ送り)が避け
られない。図5(c)はこのような状態を示す。つれ送
りされた用紙のうち上側の1枚S21が捌きローラ32
によって下側の用紙S22から分離されて給紙され、用
紙S22が第1スタッカ52上に残る。このとき、第2
給紙ローラ61が回転駆動されると、余分な用紙が第2
スタッカ53から給紙され、紙詰まりの原因となる。し
かし、本実施形態では第1スタッカ52上に残った用紙
S22をセンサSE3が検出することによって第2電磁
クラッチCL2がオフ状態を維持され、第2給紙ローラ
61が回転することはなく、第1給紙ローラ51のみが
回転駆動され、残った用紙S22を給紙する。
【0032】以上の給紙動作を支障なく実行するには、
センサSE3が図7に示す位置に設置されていることが
必要である。即ち、第1スタッカ52上にスタックされ
ている用紙S1の後端とセンサSE3との距離L2は、
用紙S1の先端と捌きローラ32との距離L3よりも大
きく設置されていることが必要である。また、第1、第
2給紙ローラ51,61の間隔L1は用紙S1,S2の
給紙方向長さよりも短いことが必要である。
【0033】図8は複写機本体1を制御する制御回路を
示す。制御はCPU200を中心として行われ、CPU
200には前述のレベルセンサSE1,SE1a,SE
2,SE2a、用紙検出センサSE3,SE3a,SE
4,SE5及びその他のセンサからの信号が入力され
る。また、CPU200はリフトアップモータM1,M
1aへの制御信号を出力すると共に、電磁クラッチCL
1,CL2、給紙モータM2及びその他の機器への制御
信号を出力する。
【0034】次に、前記制御回路による複写機本体1の
制御手順について、図9〜図20のフローチャートを参
照して説明する。
【0035】図9はCPU200のメインルーチンを示
す。CPU200にリセットが掛かりプログラムがスタ
ートすると、まず、ステップS1で内蔵RAMのクリ
ア、各種レジスタのイニシャライズ及び各装置を初期モ
ードに設定するための初期設定を行う。次に、ステップ
S2で内部タイマをスタートさせる。内部タイマはこの
メインルーチンにおける1ルーチンの所要時間を定める
もので、その値は予めステップS1でセットされる。
【0036】次に、ステップS3,S4,S5の各サブ
ルーチンを順次コールし、ステップS6で他のCPUと
の通信を処理する。ステップS3は本発明に関連する給
紙搬送制御のサブルーチンであり、以下に詳述する。ス
テップS4は複写処理のサブルーチン、ステップS5は
紙詰まり処理や定着器37の温度制御等を処理するサブ
ルーチンである。ステップS4,S5,S6は従来と同
じ制御手順であり、その説明は省略する。各サブルーチ
ンを順次コールし、必要な処理を行った後、ステップS
7で内部タイマの終了を待ってステップS2へ戻る。
【0037】図10は前記ステップS3で実行される給
紙搬送制御のサブルーチンを示す。ここでは、まず、ス
テップS11で第1スタッカ52の上昇を制御し、ステ
ップS12で下降を制御する。次に、ステップS13で
用紙の給紙を制御し、ステップS14で用紙の搬送を制
御する。なお、給紙制御に関してはエレベータ給紙ユニ
ット50からの給紙について以下の図13〜図20で詳
述し、カセット40から給紙制御については省略する。
また、ステップS14の搬送制御についても従来と同じ
制御手順であるため、その説明は省略する。
【0038】図11はステップS11で実行される第1
スタッカ52の上昇制御のサブルーチンを示す。まず、
ステップS21でモータM1を正転オンし、ステップS
22で上レベルセンサSE1がオンか否かを判定する。
センサSE1がオンであれば、第1スタッカ52は所定
の給紙位置にあるため、ステップS23でモータM1を
オフする。
【0039】図12はステップS12で実行される第1
スタッカ52の下降制御のサブルーチンを示す。まず、
ステップS31でモータM1を逆転オンし、ステップS
32で下レベルセンサSE2がオンか否かを判定する。
センサSE2がオンであれば、第1スタッカ52は所定
の下限位置まで下降したため、ステップS33でモータ
M1をオフする。なお、第2スタッカ53の昇降に関し
ても、図11、図12と同様の手順で制御する。
【0040】図13〜図20は前記ステップS13で実
行される給紙制御のサブルーチンを示す。ここでは、ス
テップS41でステートSのカウント値をチェックし、
このカウント値(0〜6)に従って以下の制御を行う。
【0041】ステートSが0のときは(図14参照)、
ステップS51で複写動作中であることを確認のうえ、
ステップS52で給紙モータM2をオンする。次に、ス
テップS53で給紙要求が確認されると、ステップS5
4でステートSを1にセットする。複写動作中でなけれ
ば、及び複写動作中であっても給紙要求がなければステ
ートSは0にリセットされたままである。
【0042】ステートSが1のときは(図15参照)、
センサSE3,SE3aのオン、オフに応じて給紙を開
始する。即ち、ステップS61でセンサSE3のオン、
オフを判定し、オンであれば、第1スタッカ52上に用
紙が存在するため、ステップS62で第1電磁クラッチ
CL1をオンする。これにて第1スタッカ52上から用
紙の給紙が開始される。次に、ステップS63でステー
トSを3にセットする。センサSE3がオフであれば、
第1スタッカ52上には用紙がないため、ステップS6
4でセンサSE3aのオン、オフを判定し、オンであれ
ば、第2スタッカ53上に用紙が存在するため、ステッ
プS65で第1及び第2電磁クラッチCL1,CL2を
オンする。これにて第2給紙ローラ61が回転し、第2
スタッカ53上から用紙が第1スタッカ52上へ送り込
まれる。次に、ステップS66でステートSを2にセッ
トする。
【0043】一方、センサSE3,SE3aがいずれも
オフであれば、第1及び第2スタッカ52,53上に用
紙はなく、ステップS67でエンプティ表示を行う。エ
ンプティは図示しない操作パネル上に表示される。
【0044】ステートSが2のときは(図16参照)、
第2スタッカ53から用紙が給紙される場合である。ス
テップS71でセンサSE4のオンエッジが確認される
と、即ち、第2給紙ローラ61によって第2スタッカ5
3から給紙された用紙が第1スタッカ52上を搬送さ
れ、第1給紙ローラ51まで搬送され、その先端がセン
サSE4で検出されると、ステップS72で第2電磁ク
ラッチCL2をオフし、ステップS73でステートSを
1にセットする。
【0045】前述の如く、ステートSが2のときの制御
は、第2スタッカ53から給紙を開始した場合、1枚の
用紙が第1スタッカ52へ送り込まれたとき、第2電磁
クラッチCL2をオフして第2給紙ローラ61の回転を
停止させ、次の用紙が連続して第2スタッカ53から給
紙されないようにする。このような制御は、以下の理由
による。用紙は感光体ドラム11の回転に応じてその表
面に形成される画像と同期をとって転写部へ送り込まれ
る。その送り込みタイミングは感光体ドラム11の直前
に設置されたタイミングローラ35の回転によって決め
られる。さらに、この同期タイミングを保持するため、
1枚の用紙が給紙されると、時間T(図6参照)だけ次
の用紙の給紙を待機させる。仮に、第2給紙ローラ61
を連続して回転させると、待機時間Tが設定されている
にも拘らず、次の用紙が第1スタッカ52に送り出さ
れ、第1スタッカ52上で待機している先の用紙に干渉
し、紙詰まりが発生するおそれがある。本実施形態で
は、このような不具合を未然に防止するため、先の用紙
の先端がセンサSE4で検出され、第1給紙ローラ51
の支配下におかれると(ステップS71でYES)、第
2電磁クラッチCL2をオフし(ステップS12)、第
2給紙ローラ61の回転を停止させる。
【0046】ステートSが3のときは(図17参照)、
第1給紙ローラ51の回転によって第1スタッカ52か
ら用紙が給紙される場合である。ここでは、ステップS
81でセンサSE4のオン、オフを判定し、オンであれ
ば用紙が給紙状態であり、ステップS84でステートS
を4にセットする。センサSE4がオフであれば、セン
サSE3がオンで用紙を検出しているにも拘らず(ステ
ップS61でYES)、該用紙の先端が第1給紙ローラ
51までは達していないことを意味する。このような状
態は、第2スタッカ53から複数枚の用紙がつれ送りさ
れ、その用紙の後部が第2スタッカ53上に残っている
場合に発生する。このときは、ステップS82で第2電
磁クラッチCL2をオンし、ステップS83でステート
Sを2にセットする。これにて第2給紙ローラ61が回
転し、用紙が確実に第1スタッカ52上へ送り出される
ことになる。
【0047】ステートSが4のときは(図18参照)、
用紙が第1スタッカ52から給紙されている場合であ
る。ここでは、ステップS91でセンサSE5のオフエ
ッジが確認されると、即ち、用紙が完全に搬送ローラ3
4に受け渡されると(図5(b)参照)、ステップS9
2で第1電磁クラッチCL1をオフする。これにて第1
給紙ローラ51の回転が停止する。次に、ステップS9
3でステートSを5にセットする。
【0048】ステートSが5のときは(図19参照)、
ステップS101で必要な枚数の用紙が給紙されたか否
かを判定する。給紙終了であれば、ステップS102で
ステートSを0にリセットする。給紙を続行するのであ
れば、ステップS103でタイマをセットし、ステップ
S104でステートSを6にセットする。このタイマは
図6に示す給紙間隔Tをカウントする。
【0049】ステートSが6のときは(図20参照)、
ステップS111で前記タイマのカウントアップが確認
されると、ステップS112でステートSを1にセット
し、次の給紙動作に移行する。
【0050】ところで、以上説明したエレベータ給紙ユ
ニット50では、上レベルセンサSE1,SE1aによ
って第1及び第2スタッカ52,53からの用紙給紙位
置を同じ高さに設定すると、第2スタッカ53から給紙
される用紙が第1スタッカ52の後端角部に当接し、紙
詰まりが発生するおそれがある。
【0051】このような不具合を防止するには、図21
に示すように、第1スタッカ52の上面レベルに対して
第2スタッカ53の給紙レベルを高くして段差Dを形成
すればよい。これは、第1スタッカ52の上面レベルを
検出するセンサSE1と遮光板83に対して、第2スタ
ッカ53の給紙レベルを検出するセンサSE1aと遮光
板83aを段差Dだけ高く設置することにより達成でき
る。他の方法としては、第1及び第2スタッカ52,5
3のレベルは同じ高さとするも、第2スタッカ53から
給紙する際には、モータM1を逆転させて第1スタッカ
52を段差Dだけ下降させるか、モータM1aを正転さ
せて第2スタッカ53を段差Dだけ上昇させればよい。
あるいは、図22に示すように、第1スタッカ52の後
部を段差Dを有する傾斜面52’としても、紙詰まりを
効果的に防止できる。
【0052】なお、本発明に係る自動給紙装置は前記実
施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変更することができる。特に、スタッカ52,53
の昇降手段70,70aの構成やレベル検出センサの構
成、あるいは給紙ローラ51,61の駆動手段100の
構成は任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるエレベータ給紙ユニ
ットを備えた複写機の内部構成図。
【図2】エレベータ給紙ユニットの昇降手段を示す斜視
図。
【図3】エレベータ給紙ユニットを示す平面図。
【図4】エレベータ給紙ユニットの給紙動作を示す説明
図。
【図5】エレベータ給紙ユニットの給紙動作を示す説明
図。
【図6】エレベータ給紙ユニットの給紙動作を示すタイ
ムチャート図。
【図7】エレベータ給紙ユニット内での用紙検出センサ
の配置を示す説明図。
【図8】複写機の制御回路を示すブロック図。
【図9】複写機の制御手順のメインルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図10】給紙搬送制御のサブルーチンを示すフローチ
ャート図。
【図11】リフトアップ制御のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図12】リフトダウン制御のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図13】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図14】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図13の続き。
【図15】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図14の続き。
【図16】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図15の続き。
【図17】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図16の続き。
【図18】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図17の続き。
【図19】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図18の続き。
【図20】給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図19の続き。
【図21】第1及び第2スタッカの給紙レベルを示す立
面図。
【図22】第1スタッカの変形例を示す立面図。
【符号の説明】
1…複写機本体 32…捌きローラ 50…エレベータ給紙ユニット 51…第1給紙ローラ 52…第1スタッカ 53…第2スタッカ 61…第2給紙ローラ 70,70a…昇降手段 100…給紙ローラ駆動手段 200…CPU CL1,CL2…電磁クラッチ SE1,SE1a…上レベルセンサ SE2,SE2a…下レベルセンサ SE3,SE4,SE5…用紙検出センサ S1,S2…用紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタックされている用紙を1枚ずつ一方
    に給紙する自動給紙装置において、 給紙方向の下流側に設置された第1スタッカと、 給紙方向の上流側に前記第1スタッカに隣接して設置さ
    れた第2スタッカと、 第1スタッカから最上層の用紙を給紙する第1給紙ロー
    ラと、 第2スタッカから最上層の用紙を給紙する第2給紙ロー
    ラと、 第1スタッカを上方へ移動させて用紙を給紙位置に設定
    する第1昇降手段と、 第2スタッカを上方へ移動させて用紙を給紙位置に設定
    する第2昇降手段と、 第1スタッカ上の用紙の有無を検出する第1センサと、 第1スタッカ上に用紙がなくなると第1スタッカを用紙
    がなくなった時点と略同一給紙位置に維持する第1制御
    手段と、 第1スタッカ上に用紙があるときは第1給紙ローラを駆
    動して第1スタッカから用紙を給紙する一方、第1スタ
    ッカ上に用紙がなくなると第2給紙ローラ及び第1給紙
    ローラを駆動して第2スタッカから第1スタッカ上を通
    じて用紙を給紙する第2制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2給紙ローラは共通の駆動
    源に接続され、 前記第2給紙ローラは電磁クラッチを備え、 前記第2制御手段は前記電磁クラッチをオン、オフ制御
    すること、 を特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記第1給紙ローラの近傍に用紙の有無
    を検出する第2センサを設け、 前記第2制御手段は、前記第1、第2センサが用紙を検
    出しないときに第1、第2給紙ローラを回転駆動させ、
    第2センサが用紙を検出すると第2給紙ローラの駆動を
    停止させること、 を特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記第1センサは前記第1スタッカ上に
    スタックされた用紙の後端よりも給紙方向下流側に設置
    され、該用紙の後端と第1センサとの距離は、該用紙の
    先端と前記第1給紙ローラの下流側に配置された捌き手
    段との距離よりも大きく設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記第1制御手段は、前記第1又は第2
    昇降手段を動作させて、前記第1スタッカのスタック面
    を前記第2スタッカの給紙位置よりも若干低く設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記第1スタッカのスタック面の給紙方
    向上流側が第2スタッカに向かって下方に傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
JP7237429A 1995-09-14 1995-09-14 自動給紙装置 Pending JPH0977289A (ja)

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