JPH0977258A - リニアモ−タ式カプセル型搬送装置 - Google Patents

リニアモ−タ式カプセル型搬送装置

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JPH0977258A
JPH0977258A JP7263541A JP26354195A JPH0977258A JP H0977258 A JPH0977258 A JP H0977258A JP 7263541 A JP7263541 A JP 7263541A JP 26354195 A JP26354195 A JP 26354195A JP H0977258 A JPH0977258 A JP H0977258A
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capsules
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Tomoji Fujisawa
友二 藤沢
Takashi Misago
崇 三砂
Toshirou Gouriki
俊郎 合力
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NKK Plant Engineering Corp
JFE Engineering Corp
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N K K PLANT KENSETSU KK
NKK Plant Engineering Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアチューブ型の搬送システムにおいて、
カプセルを所定の積み卸し位置に正確に停止させ、カプ
セルに搭載されている荷物を効率良く積み卸すことがで
き、且つ、カプセルが積み卸し位置に重複して到来した
場合には、カプセルを適切に待機させる。 【解決手段】 ターミナル間に敷設された、励磁コイル
1が巻付けられたガイドチューブ2と、その前部および
後部に永久磁石5が取り付けられたカプセル6とからな
るリニアモータ式カプセル搬送装置において、ターミナ
ルには、カプセル6に搭載された荷物を移載するための
フォーク31が垂直および水平方向に移動可能に且つ旋回
可能に設けられたリフト30と、カプセル6をターミナル
に正確に停止させるための、制動アーム47および戻り防
止用アーム49を有する停止機構7と、ターミナルよりも
離れて位置する待機機構10とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷物を所定位置
に運搬し且つその位置において荷物を効率的に積み卸し
することができるリニアモータ式カプセル型搬送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】小荷物等種々の物資を運搬する物流シス
テムとして、パイプラインを利用したカプセル輸送シス
テムが注目されている。このシステムは、屋内やビルの
複数地点間に敷設されたパイプ内に複数のカプセルを走
行させ、カプセルに収納された荷物を目的地まで搬送し
そして積み卸しするものである。
【0003】このような、カプセル輸送システムの従来
技術として、気送式カプセル型走行システムおよびリニ
アモータ式カプセル型走行システムが開発されている。
気送式カプセル型走行システムは、ブロワにより発生さ
せた気流によって、パイプ内のカプセルを走行させ、荷
物が搭載されたカプセルを、数箇所の目的地まで搬送す
る機構である。
【0004】気送式カプセル型走行システムにおけるカ
プセルの走行は、空気圧によって行われており、その制
動および位置決め停止手段として、逆風機構または強制
的な機械制動機構等が使用されている。荷物の積み卸し
のためには、カプセルをその停止位置から積み卸し位置
まで、他のカプセルと連結しチェーン等で牽引し移動さ
せているが、その際、他のカプセルが積み卸し位置に到
来している場合には、カプセルを停止位置に待機させて
いる。
【0005】リニアモータ式の走行システムは、その外
周面に所定間隔毎に極性の変換が可能な電磁石が設けら
れたチューブと、前記チューブ内を走行する、その外周
面に永久磁石が取り付けられたカプセルとからなってお
り、、例えば、特開平3−111331号公報には、リニア式
カプセル型走行装置におけるローディング・アンローデ
ィング装置(以下、先行技術という)が開示されてい
る。先行技術は、カプセルを所定位置に停止させた上、
これを吸着・リフティングしてソータに乗せ、仕分けお
よび搬送する装置であって、先行カプセルが積み卸しを
している間、後行カプセルは、電気的に分離されたゾー
ンで待機させている。
【0006】また、誘導型のモータを使用する搬送シス
テムが知られている。このシステムは、カプセルをガイ
ドレールに従って通し、分岐や垂直ラインを経て複数箇
所に搬送するシステムであって、カプセルを、逆制動を
かけて所定位置に停止させるようになっている。複数の
カプセルが積み卸し位置に到来した場合には、カプセル
を電気的に区分された待機ゾーンにおいて、待機させて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のカプセル型走行
システムには、次のような問題があった。 気送型のカプセルは、チューブ内のカプセルを走行
させるために、空気圧と流体抵抗を利用しているので、
チューブ内を、その全長にわたり気密にする必要があ
り、構造が複雑になる。 カプセルの制動は、逆風機構やダンパ等による機械
的制動によって行っている結果、搭載された荷物の重量
等によってはカプセルを制動しきれず、その結果、カプ
セル相互が衝突して破壊する。
【0008】 屋内や天井に敷設されたガイドレール
に沿い、荷物を搭載したモータ付の搬送装置で、各階や
所定場所に荷物を運搬するシステムの場合には、レール
の取付け精度を高め、且つ、ベンドや分岐などのために
精密な機器構造が必要になる。また、各台車に駆動機器
が搭載されているため、台車に搭載する荷物の量が少な
くなる。また、先行搬送装置が荷物を積み終えるまで、
電気的に区分けされた待機ゾーンで待機させる必要があ
るため、積み卸しに長時間を必要とする。
【0009】 誘導型のリニアモータを使用した搬送
システムの場合には、リアクションプレートとの隙間を
1〜2mm位に狭くする必要があるので、極めて精密な機
構にしなければならず、また、チューブ内に複数の搬送
台車が重複するような場合には、後行台車を電気的に区
分けされた待機ゾーンで待機させることが必要であり、
荷物の積み卸しに時間がかかるため、搬送装置の台数を
増加し、設備を大きくする必要がある。
【0010】 リニアチューブ型の搬送システムの場
合は、水平的な移載機器による積み替えが可能である
が、従来、カプセルを所定位置に正確に停止させる手段
がなく、また、荷物の積み替え中は、複数台のカプセル
を電気的に区分けされた待機ゾーンで待機させなければ
ならず、そのために、電源の切換え機構を要し、且つ、
待機時間が長くかかり、操業効率が悪かった。
【0011】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、リニアチューブ型の搬送システムにおいて、
カプセルを所定の荷物積み卸し位置に正確に停止させ、
カプセルに搭載された荷物を効率良く積み卸すことがで
き、且つ、カプセルが積み卸し位置に重複して到来した
場合には、カプセルを適切に待機させることができる、
リニアモータ式カプセル型搬送装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、荷物の搬出
入を行うためのターミナル間に敷設された、励磁コイル
が巻き付けられている非磁性体からなるガイドチューブ
と、その前部および後部の各々に車輪および永久磁石が
取り付けられたカプセルと、前記カプセルの胴部に設け
られた、前記荷物を収納するためのケースが格納される
荷物台とを備え、前記荷物台に前記ケースを格納した前
記カプセルは、前記励磁コイルと前記永久磁石とによる
電磁力により、前記車輪を介して前記ガイドチューブ内
を走行し、かくして、一方のターミナルから他方のター
ミナルまで前記荷物を自動的に搬送するリニアモータ式
カプセル型搬送装置において、前記ターミナルには、前
記カプセルに搭載された荷物を所定の積み卸し位置に移
載するためのリフトと、前記カプセルを前記ターミナル
に適確に停止させるためのカプセル停止機構と、そし
て、前記ターミナルに複数のカプセルが到来したときに
前記カプセルを待機させるための、前記ターミナルより
も離れて位置するカプセル待機機構とが設けられてお
り、前記カプセルの胴部に設けられた前記荷物台は、そ
の軸線を中心として揺動自在で、且つ、その下側には重
りが取付けられており、そして、前記荷物台には、これ
に格納されたケースが前記荷物台から外れるのを防止す
るためのロック機構が設けられており、前記リフトに
は、前記ケースに設けられたフックに挿入して前記ケー
スを持ち上げ積み卸しするためのフォークが、垂直方向
および水平方向に移動可能に且つ水平面内で旋回可能に
設けられており、前記カプセル停止機構は、前記ターミ
ナルに、前記ガイドチューブに沿って設けられた、ダン
パおよび到着センサを有する上下動可能な、前記カプセ
ルの走行を停止するための制動アームと、前記制動アー
ムから前記カプセルの長さに相当する距離をあけて上下
動可能に設けられた、前記カプセルの戻りを防止するた
めの戻り防止用アームと、前記荷物台の振れを抑えるた
めの抑え用アームとからなっており、そして、前記カプ
セル待機機構は、前記ターミナルから離れた位置に、前
記ガイドチューブと同一軸線上に設けられた、励磁コイ
ルを有する横移動可能な第1短管チューブと、前記第1
短管チューブに並行して配置された、励磁コイルを有す
る横移動可能な第2短管チューブと、前記第1短管チュ
ーブおよび前記第2短管チューブの各々に設けられた、
ダンパを有する停止器と、前記第1短管チューブおよび
前記第2短管チューブを横移動させるための横移動機構
とからなっていることに特徴を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の装置においては、荷物
の搬出入を行うためのターミナル間に敷設された、所定
間隔をあけて励磁コイルが巻付けられている非磁性体か
らなるガイドチューブと、前記ガイドチューブ内を走行
する、その前後にコイル間隔の2.5倍以上の間隔でリ
ング状の永久磁石が取り付けられた、複数個の車輪を有
するカプセルとによってリニアモータが構成されてお
り、カプセルに取り付けられた永久磁石がガイドチュー
ブの励磁コイルに近づくと吸着し、その上に来たとき
に、磁化方向を切り換えてカプセルを反発させることに
より発生する電磁力によって、カプセルは、ガイドチュ
ーブ内を移動する。
【0014】カプセルの走行制御は、励磁コイル間に設
けられた位置センサの間隔と感知時間と によってカプ
セルの走行速度を演算し、PWM制御とフィードバック
制御とによって行われる。また、カプセルを制動してそ
の移動速度を落とし、ダンパによる機械的な停止機構と
電気的な制動機構とによって、カプセルを所定位置に正
確に停止させることができる。
【0015】カプセルの走行は、チューブをガイドとし
ているので、脱線等が生ずることはなく安全性に優れて
いる。また、ガイドチューブは、差し管や溶接等によ
り、容易に組立てることができる。
【0016】励磁コイルとして、ガイドチューブには円
筒型コイルが取り付けられ、ターミナル部分には鞍型コ
イルが取り付けられている。従って、オープンの場所に
おいても、同一のリニアモータ制御で駆動させることが
でき、効率的である。
【0017】ターミナル部やカプセル停止位置には、上
下動可能なダンパ付きの停止機構が設けられており、カ
プセルをこの停止機構の位置に減速して進入させ、ダン
パ近辺に設けられたセンサによる電気制動と機械制動と
によって、カプセルを正確に停止させることができる。
また、移載装置による物資の自動乗せ替えと、縦型搬送
とによって、物資を屋内に高速で移動させることができ
る結果、動力の低減およびスペースの削減を図ることが
できる。
【0018】カプセルAに荷物を積み替えしている間
に、次のカプセルBが到来した場合には、移載装置であ
るリフトによってカプセルBの荷物を卸した後、停止ア
ームを上げて、カプセルBを待機機構内に待機させる。
また、他のカプセルCが通過する場合には、カプセルB
を横移動し、通路をあけて通過させる。
【0019】移載装置であるリフトによってカプセルB
に搭載された荷物を積み替えた後、カプセルAは移載装
置に戻り、縦搬送路内の待機棚に一時保管されていた荷
物を積んで、他の目的地に移動する。また、荷物を卸し
ている間に、目的の投入口に荷物が入れられた場合に
は、荷物を一旦待機棚に置き、カプセルに積み込んでか
ら目的の投入口に入れ、到着の合図を出す。これによっ
て、装置の簡素化および迅速化を図ることができる。
【0020】チューブタイプのカプセルは、ガイドチュ
ーブ内を走行中に旋回する場合があるが、この発明にお
いては、カプセルの胴部に設けられた荷物台を、その軸
線を中心として揺動可能な、両端支持の振り子型とし、
荷物台の下側には重り等が設けられていることにより、
カプセルを常に上方に向けることができる。更に、荷物
台にはロック機構が取り付けられているので、ケースの
落下が防止される。また、停止位置決めした後、側面か
ら荷台が固定されるので、安定して積み卸しを行うこと
ができる。
【0021】次に、この発明を、図面を参照しながら説
明する。図1はこの発明の装置の一実施態様を示す斜視
図、図2はこの発明の装置におけるチューブのセクショ
ン配線構成図、図3はこの発明の装置の一実施態様を示
す平面図、図4は図3の側面図、図5は図4の部分拡大
正面図、図6は積荷収納ケースのロック機構を示す断面
図、図7はカプセルの停止機構をカプセルの中間部を省
略して示す側面図、図8はこの発明の装置の移載装置部
分を示す示す正面図、図9はこの発明の装置を備えた積
荷の搬送システムの一例を示す図である。
【0022】この発明の装置は、荷物の搬出入を行うた
めのターミナル間に敷設された、図1に示す、SUS3
04や耐磨耗性に優れたFRP製等の非磁性体からな
る、その全長にわたり所定間隔で励磁コイル1が巻付け
られたガイドチューブ2と、ガイドチューブ2の中を、
荷物を収納したケース3を搭載して走行する、複数の車
輪4を有し、その前部および後部に所定間隔の環状永久
磁石5、5’が取り付けられたリニアモータ駆動型の搬
送用カプセル6と、カプセル6を所定位置に停止させる
ための停止機構7と、荷物の積み卸しを行う移載装置と
しての塔型のリフト8が設けられたターミナル9と、そ
して、重複して到来したカプセル6を待機させるため
の、ターミナル9よりも離れて位置する待機機構10と
からなっている。
【0023】図1および図2に示すように、ガイドチュ
ーブ2には、励磁コイル1が等間隔に巻き付けられてい
る。コイル1の巻き数は、例えば、水平管部では少な
く、垂直管部では多くなっている。励磁コイル1間に
は、位置検出用の近接スイッチ、磁気センサー等からな
るセンサ13が取り付けられている。
【0024】ガイドチューブ2は、所定間隔のセクショ
ン14に分けられ、励磁コイル1は多相ケーブルの主配
線15から並列配線されている。パワートランジスタ等
からなる切替器16を通し、セクション14単位で、励
磁コイル1用のケーブル17とセンサ13用のケーブル
18とが、相ごとにシリーズ配線されており、センサ1
3用のケーブル18は、各相ごとに、操作・制御盤に配
線されている。
【0025】位置センサ13の信号をOR回路19に通
すことによって、カプセル6が現在どのセクション14
に位置しているか検知することができる。カプセル6が
センサ13で検知されると、OR回路19を経て切替器
16に信号が送られ、電源に電気的に接続されて、ケー
ブル17に所定の電流が流れる。また、セクション14
の入口および出口にセンサ20を取り付け、センサ20
の信号によりセクション切替器16の切替えを行っても
よい。なお、ケーブル17、18の接続部の絶縁のため
に、図4に示すように、ガイドチューブ2の全体は、耐
熱絶縁テープ21および防食処理された鉄板22によっ
て巻装され、これによって、励磁コイル1の保護および
磁気シールドが行われている。
【0026】カプセル6は、SUS304またはアルミ
系材料(必ずしも非磁性体でなくても良い)からなって
おり、カプセル6の前部および後部には、図1、図3、
図4に示すように、所定の間隔(例えばコイル間隔の
2.5倍以上)で環状の永久磁石5、5’が取り付けら
れている。カプセル6の前部および後部には、車輪4が
円周方向に等分割で複数個取り付けられている。カプセ
ル6は、図6に示すようなガイドチューブ2の内周面と
接触するスプリング23で支えられた伸縮自在な車輪4
によって、ガイドチューブ2内を自在に走行することが
できる。
【0027】カプセル6の胴部24には、図6に示すよ
うに、荷物を収納するためのケースが格納される荷物台
30が、両端の回転軸25を中心として揺動自在に設け
られており、荷物台30の下側には重り26が取付けら
れている。従って、荷物台30は、カプセル6の振動等
にかかわらず重り26によって常に上方に向けた定位置
に保たれる。
【0028】このような荷物台30にケース3が収納さ
れる。ケース3は、荷物台30にスプリング27によっ
て弾撥的に取り付けられたロックキー28を、ケース3
の端面に取り付けられたストッパ55に係合させ、且
つ、荷物台30の下面上に取り付けられた突起29を、
ケース3の下面に係合させることによってロックされ
る。
【0029】図2に示すセンサ13によってカプセル6
の位置が検知され、カプセル6の永久磁石5に対し吸着
し通過後反発するように、励磁コイル1の極性を合わせ
て電流を流す。更に、半周期遅れて励磁コイル1に同様
の電流を流す。これを繰り返すことにより、カプセル6
に一定方向の安定した推力が付与される結果、カプセル
6はガイドチューブ2内を走行する。
【0030】荷物が収納されたケース3の積み卸しを行
うための移載装置としてのリフト8は、図1および図8
に示すように塔状であって、リフト8には、ケース3の
投入口11と、ケース3を積み卸しするためのフォーク
31と、フォーク31を水平方向に前後進させるための
フォーク前後進機構32と、フォーク31を水平面内で
旋回させるためのフォーク旋回機構33と、シャフト3
4をガイドとし、チェーン35によってフォーク31を
上下動させるための昇降機構36と、そして、ケース3
の待機棚12とが設けられている。
【0031】ケース3の移載は、次のようにして行われ
る。ケース3内に運搬すべき荷物を収納し、投入口11
の窓38を開けてケース3を投入口11内に、下部の突
起39に合わせて収納する。投入口11内に設けられた
秤量器40によって、ケース3の重量を測定する。ケー
ス3が所定重量を超えている場合には、窓38が閉まら
ず、警告信号が出される。ケース3が所定重量以下の場
合には、行き先ボタン41を押すことにより窓38が閉
まる。
【0032】次いで、図6に示すように、リフト8のフ
ォーク31をケース3の端面に設けられたフック42に
差し込み、ケース3を少し持ち上げてから、これを移載
装置8内に引き込み、ガイドチューブ2内のカプセル6
が停止している位置まで移動させる。カプセル6の停止
位置に合わせてフォーク31を旋回させた上、ケース3
を突き出しこれをカプセル6の荷物台30に載せ、スプ
リング27、ロックキー28および突起29によって、
ケース3を荷物台30にロックする。
【0033】カプセル6の行き先等を、図3および図4
に示すように、カプセル6に取り付けられたIDカード
43A(光、電磁等)で発信し、ガイドチューブ2に取
り付けられたIDカード43Bに読み込ませる。かくし
て、カプセル6は、ガイドチューブ2を通って目的地に
走行する。
【0034】位置検知センサー13の間隔とカプセル6
の走行時間とから、カプセル6の走行速度を求め、PW
M制御等による電流制御によって、カプセル6の走行を
一定速度に制御する。カプセルのIDカード43Aに記
録されたデータは、ガイドチューブ2に取り付けられた
IDカード43Bで読み取られ、図9に示す分岐44等
を作動させて目的地に向かう。カプセル6が目的地のタ
ーミナル9に近づくと、制動によってカプセル6は所定
速度(0.3〜0.5m/s)に遅くなり、図7に示
す、ターミナル9の停止機構7に進入する。
【0035】図7に示すように、停止機構7は、ターミ
ナル9のガイドチューブ2に近接して設けられた、ダン
パ45および到着センサ46を有する上下動可能な制動
アーム47と、制動アーム47からカプセル6の長さに
相当する距離をあけて設けられた上下動可能な戻り防止
用アーム48と、図1および図5に示す振り子型の荷物
台30の振れ止め用抑えアーム49とにより構成されて
いる。制動アーム47は、モータ50の駆動によりその
一端を軸として上下動する。カプセル6を通過させたい
場合には、制動アーム47を上げておく。
【0036】戻り防止用アーム48も、モータ52の駆
動によりその一端を軸として上下動する。戻り防止用ア
ーム48も、モータ52の駆動により上げておく。カプ
セル6が減速して進入し、カプセル6のダンパ51が制
動アーム47のダンパ45に接触する寸前に、到着セン
サ46でカプセル6を検知する。カプセル6が検知され
ると、永久磁石5、5’に、励磁コイル1に反発するよ
うに電流が流されて、電磁制動させると同時に、モータ
52によって、戻り防止アーム48が急速に下ろされ、
その機械制動によって、カプセル6が後方に戻ることを
遮断する。図5に示すように、振れ止め抑えアーム49
は、側面から直動モータ53で突き出し、抑えアーム4
9の先端に取り付けられた2支点の押し金具54によ
り、振り子型の荷物台30を回転軸25、25’を挟ん
で抑えて固定する。かくして、カプセル6を、停止位置
に正確に停止させることができる。
【0037】次いで、図6に示すように、リフト8に設
けられたフォーク31を突き出して、ケース3の側面に
取り付けられたフック42に挿入する。フォーク31
は、先細のテーパ状に形成されているので、フォーク3
1の挿入に従い、その外面に接触するロックキー28
は、スプリング27に抗して押され、キーストッパ55
から外れる。次いで、ケース3を少し持ち上げて突起5
6から外した後、ケース3を移載装置8内に引き込み、
各階層の投入口11まで垂直に搬送する。次いで、フォ
ーク31でケース3を水平移動させ、投入口11の窓の
下に置く。秤量器40や図示しないセンサでケース3が
到着したことを検知しブザー等で報知する。
【0038】カプセル6の待機機構10は、図1に示す
ように、ターミナル9の下流側に、ガイドチューブ2と
同一軸線上に位置し得る、励磁コイル1を有する第1短
管チューブ59と、第1短管チューブ59に平行して位
置する、同じく励磁コイル1を有する第2短管チューブ
59’と、第1短管チューブ59および第2短管チュー
ブ59’の各々に所定間隔をあけて設けられた、その中
に進入したカプセル6を停止させるためのダンパ付の停
止器58、58’と、第1短管チューブ59および第2
短管チューブ59’を、その軸線と直交して横移動させ
るための横移動機構60とからなっている。
【0039】複数個のカプセル6がターミナル9に重複
して到来した場合には、ターミナル9において最初のカ
プセル6のケース3を卸した後、カプセル6を前進させ
て、図1に示す待機機構10の第1短管チューブ59に
入れ、停止器58、58’によってその中に停止させ
る。従って、次のカプセル6は、待つことなくターミナ
ル9に進入し、リフト8によってケースを積み卸すこと
ができる。なお、次のカプセル6がケースを積み卸した
後、最初のカプセル6は、待機機構10の第1短管チュ
ーブ59からターミナル9に戻り、ターミナル9におい
てリフト8によりケース3が積み込まれ、これを他の目
的地に運搬する。
【0040】また、上記ターミナル9にカプセル6が位
置しているときに、他のカプセルを通過させたい場合
は、ターミナル9に位置するカプセル6を前進させて第
1短管チューブ59に入れた上、第1短管チューブ59
を横移動させてラインから外し、そして、第2短管チュ
ーブ59’を横移動してライン中に位置させる。その結
果、他のカプセルは、ターミナル9を通過し、第2短管
チューブ59’を通って移動する。このようにして、カ
プセル6を、ターミナル9で待たせることなく、円滑に
移動させることができる。
【0041】ターミナル9のリフト8内に複数の待機棚
12を設けておき、各階層で投入口11に荷物を入れた
ケース3が重複した場合には、一旦ここに保留し、カプ
セル6が到着次第、カプセル6に搭載運搬することによ
って、容易に多くの荷物ケース3を処理することができ
る。
【0042】
【発明の効果】この発明は上述したように構成されてい
るので、下記に示す工業上有用な効果がもたらされる。 カプセル型の搬送装置における荷物の積卸し自動化
が容易に可能となる。 チューブタイプのため管の継ぎ合わせとケーブルの
結線で良く、天井や床下部の敷設工事を容易とし、工期
の短縮が可能になる。 荷物の積み替えと縦搬送とを同時に行い得るので、
起伏のある横搬送と組み合わせることにより、長距離搬
送を円滑に行うことができる。 複数のカプセルが重複して到来したときでも、待機
機構によって効率的に積み卸しすることができる。 複数の階層からの荷物が重複した場合に、リフト内
において棚待機させることにより、荷物の処理を効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の移載装置の一実施態様を示す斜視図
である。
【図2】この発明の装置におけるガイドチューブのセク
ション配線構成図である。
【図3】この発明の移載装置の一実施態様を示す平面図
である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図4の部分拡大正面図である。
【図6】荷物収納ケースのロック機構を示す断面図であ
る。
【図7】カプセルの停止機構をカプセルの中間部を省略
して示す側面図である。
【図8】この発明の装置の移載装置部分を示す示す正面
図である。
【図9】この発明の装置を備えた積荷の搬送システムの
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 励磁コイル 2 ガイドチューブ 3 ケース 4 車輪 5、5’永久磁石 6 カプセル 7 停止機構 8 リフト 9 ターミナル 10 待機機構 11 投入機構 12 待機棚 13 センサ 14 セクション 15 主配線 16 切替器 17 ケーブル 18 ケーブル 19 OR回路 20 センサ 21 絶縁テープ 22 鉄板 23 スプリング 24 胴部 25 回転軸 26 重り 27 スプリング 28 ロックキー 29 突起 30 荷物台 31 フォーク 32 ケース前後進機構 33 ケース旋回進機構 34 シャフト 35 チェーン 36 昇降機構 38 窓 39 突起 40 秤量器 41 ボタン 42 フック 43 IDカード 44 分岐 45 ダンパ 46 到着センサ 47 制動アーム 48 戻り防止用アーム 49 抑えアーム 50 モータ 51 ダンパ 52 モータ 53 直動モータ 54 押し金具 55 キーストッパ 56 突起 58 停止器 59 第1短管チューブ 59’第2短管チューブ 60 横移動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合力 俊郎 神奈川県横浜市鶴見区小野町61番1号 エ ヌケ−ケ−プラント建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物の搬出入を行うためのターミナル間
    に敷設された、励磁コイルが巻き付けられている非磁性
    体からなるガイドチューブと、その前部および後部の各
    々に車輪および永久磁石が取り付けられたカプセルと、
    前記カプセルの胴部に設けられた、前記荷物を収納する
    ためのケースが格納される荷物台とを備え、前記荷物台
    に前記ケースを格納した前記カプセルは、前記励磁コイ
    ルと前記永久磁石とによる電磁力により、前記車輪を介
    して前記ガイドチューブ内を走行し、かくして、一方の
    ターミナルから他方のターミナルまで前記荷物を自動的
    に搬送するリニアモータ式カプセル型搬送装置におい
    て、 前記ターミナルには、前記カプセルに搭載された荷物を
    所定の積み卸し位置に移載するためのリフトと、前記カ
    プセルを前記ターミナルに適確に停止させるためのカプ
    セル停止機構と、そして、前記ターミナルに複数のカプ
    セルが到来したときに前記カプセルを待機させるため
    の、前記ターミナルよりも離れて位置するカプセル待機
    機構とが設けられており、 前記カプセルの胴部に設けられた前記荷物台は、その軸
    線を中心として揺動自在で、且つ、その下側には重りが
    取付けられており、そして、前記荷物台には、これに格
    納されたケースが前記荷物台から外れるのを防止するた
    めのロック機構が設けられており、 前記リフトには、前記ケースに設けられたフックに挿入
    して前記ケースを持ち上げ積み卸しするためのフォーク
    が、垂直方向および水平方向に移動可能に且つ水平面内
    で旋回可能に設けられており、 前記カプセル停止機構は、前記ターミナルに、前記ガイ
    ドチューブに沿って設けられた、ダンパおよび到着セン
    サを有する上下動可能な、前記カプセルの走行を停止す
    るための制動アームと、前記制動アームから前記カプセ
    ルの長さに相当する距離をあけて上下動可能に設けられ
    た、前記カプセルの戻りを防止するための戻り防止用ア
    ームと、前記荷物台の振れを抑えるための抑え用アーム
    とからなっており、 そして、前記カプセル待機機構は、前記ターミナルから
    離れた位置に、前記ガイドチューブと同一軸線上に設け
    られた、励磁コイルを有する横移動可能な第1短管チュ
    ーブと、前記第1短管チューブに並行して配置された、
    励磁コイルを有する横移動可能な第2短管チューブと、
    前記第1短管チューブおよび前記第2短管チューブの各
    々に設けられた、ダンパを有する停止器と、前記第1短
    管チューブおよび前記第2短管チューブを横移動させる
    ための横移動機構とからなっていることを特徴とする、
    リニアモータ式カプセル型搬送装置。
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