JPH0977215A - 単位量の品物を分配するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、２つの連続する積み重なった棚の
間の倉庫通路から単位量の品物を前記棚に収納する装置
において、簡単な構成で単位量の品物の迅速な収納を能
率良く可能にする装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 倉庫通路（30）に配置されている運搬装
置は、複数の長手方向の桁（１）の間に回転保持ローラ
（２）を具備し、垂直方向に調整可能なフリーローラコ
ンベア（20）によって、且つ長手方向の桁（１）の上部
面より上方に出ているフリーローラコンベア（20）の最
も上の母線と、相互に整合され相互に向い合う仕切区分
（32）の領域でフリーローラコンベア（20）内に配置さ
れている押出し装置（20）と共に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、運搬装置が、倉庫
通路の両側面に配置され、分配される単位量の品物を運
搬するための運搬装置が中に配置されている２つの連続
的な棚の中の仕切部分に単位量の品物を分配するための
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】単位量の品物を分配するための棚処理装
置には、通常、縦の柱を有し、倉庫通路に沿って移動す
るホイール付きフレームによって垂直方向に動き得るよ
うに誘導されている押出し装置を有するプラットフォー
ムと共に形成される上述された種類の最も良く知られた
装置が設けられている。しかしながら、このような方法
は、棚処理装置の空での移動をしばしば防ぐことができ
ず、安定性の問題を避けるために水平および垂直方向の
加速が狭い制限範囲内に維持されなければならないとい
う欠点がある。さらに、このような棚処理装置の制御
は、開ループおよび閉ループの制御装置におけるかなり
複雑な構造を、特に、正しい収納通路へのアクセスが単
位量の品物を収納するために必要とされる時間を最小に
するために最良の状態にされねばならぬ時に、必要とす
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような欠点を回避し、簡単な構成を特徴とし、単位量の
品物の迅速な収納を可能にする上述された種類の装置を
提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】これは、本発明による、
運搬装置が、倉庫通路に配置されており、複数の長手方
向の桁の間に回転可能に保持されるローラを具備し、垂
直方向に調整可能であり、長手方向の桁の上部面より上
方に出ているローラの最も上の母線と、相互に整合され
相互に向い合う仕切区分の領域でフリーローラコンベア
(gravity-roller conveyor) に隣接して配置されている
押出し装置とを有するフリーローラコンベアによって構
成される、上述された種類の装置によって達成される。

【０００５】提案された手段により、単位量の品物が倉
庫通路に配置されたフリーローラコンベアを介して比較
的速く供給され、押出し装置によって各仕切部分に押出
されることができ、フリーローラコンベアを介する別の
単位量の品物の供給を１度も停止する必要なく各単位量
の品物によって異なる高さに連続的に位置する収納仕切
部分に供給することが可能となる。単位量の品物をそれ
ぞれ予め収納する場合には、正しい高さにある仕切部分
を満たし、その後次の高さにある全ての仕切部分を満た
すことができる。

【０００６】フリーローラコンベアが、少なくとも１つ
の駆動可能なロープドラムの方へ偏向プーリを介して誘
導され、共にそこに固定される複数のロープに取付けら
れていることにより、構造的な構成に関する非常に簡単
な解決法という利点がある。この点で、その両端部での
フリーローラコンベアの一様な持上げを簡単な方法で確
実にすることもできる。

【０００７】運搬装置の垂直方向の調整は、連続的な棚
の積み重なった仕切部分の側壁の前に配置されており、
運搬装置内に保持され、互いに対して同期して駆動可能
であるピニオンが係合する垂直に動くぎざぎざの付けら
れたロッドによるような別の手段でもほぼ確実に行われ
ることができる。

【０００８】倉庫通路に配置されたフリーローラコンベ
アへの単位量の品物の供給は、例えば、収納通路から分
岐する個々の仕切部分の高さに配置される収納トラック
によって行われることができ、単位量の品物は収納通路
に配置されたフリーローラコンベアの１端部に配置され
た移動装置でフリーローラコンベアに収納トラックから
押出されることができる。

【０００９】押出し装置がフリーローラコンベアの少な
くとも２つの相互に隣接したローラの間に配置されてい
る少なくとも２つの駆動可能な横方向ローラであり、前
記横方向ローラの軸がフリーローラコンベアのローラの
面に平行であるが、前記ローラの軸に垂直に位置し、且
つ、フリーコンベアローラのローラによって決定される
単位量の品物用の支持平面より上に持上げ可能である横
方向ローラによって決定される支持平面を有し、長手方
向の桁と接続しているケーシングに保持されているキャ
リアの持上げ駆動装置を有する上下動可能なキャリアに
保持されている前記横方向のローラを具備することを特
徴とする方法により、互いから小さい間隔をとって到着
する単位量の品物の流れから個々の単位量の品物をフリ
ーローラコンベアの運搬方向に対してほぼ横方向に押し
出すことができる。このためには単に、押出しベルトの
最も上の表面のラインによって規定される平面がローラ
の最も上の母線によって規定される平面より下にある休
止位置から、押出しベルトの最も上の表面のラインがロ
ーラの最も上の母線によって規定される平面より上方に
ある動作位置へ横方向ローラを有するキャリアを持上
げ、横方向ローラの駆動装置を付勢することだけでよ
い。このようにして、横方向に押し出される単位量の品
物は、フリーローラコンベアのローラから解放され、そ
れに対して横方向に駆動されて、押し出される。

【００１０】この点で、単位量の品物の流れから横方向
に単一の単位量の品物を押し出すためには個々の単位量
の品物間にすでにとられている非常に小さい間隔で十分
である。

【００１１】各単位量の品物の移動の通路へ回りこむ舌
状体によって単位量の品物の流れから個々の単位量の品
物を押し出すことも可能である。しかしながら、この場
合には、運搬装置上の個々の単位量の品物間に、例え
ば、この場合にもコンベアベルトによって構成されるこ
とができる、比較的広い間隔をとることが必要である。

【００１２】収納通路に任意の所望の運搬装置、例えば
コンベアベルトまたはエプロンコンベア、を提供し、あ
る単位量の品物が特定の仕切部分と整列するとすぐにそ
れを停止し、連続的な棚に配置された押出し装置によっ
て所望の仕切部分にこの単位量の品物を押し込むことも
可能である。

【００１３】３対の横方向ローラがキャリアに回転可能
に保持されることと、１対のエンドレス押出しベルトが
それぞれの２つの相互に隣接した横方向ローラ上でそれ
ぞれ誘導されていることとの特徴は、押し出される単位
量の品物がローラ上で押出しベルトを間に挟むことによ
って多重に支持されることと、その事により全ての単一
の横方向ローラを駆動する必要がなくなるという利点を
導く。

【００１４】横方向ローラの駆動装置がケーシングに取
付けられていることと、伸長性のある駆動ベルトが横方
向ローラの各対の中の少なくとも１つの横方向ローラ上
を押出しベルトの対の間で誘導されていることとの特徴
は、この構成の構造に対する非常に簡単な方法を導く。
伸長性のあるベルトの使用は駆動モータの簡単な固定と
いう利点を導き、キャリアの動作位置で駆動ベルトの張
力が増加することは、横方向ローラが引っ張られ、ずれ
の問題が避けられて安全性を高める。

【００１５】ケーシングが、少なくとも長手方向の桁に
平行に延在している縁部の所に長手方向の桁に係合して
いる固定手段によって貫通される曲り部を有することの
特徴は、キャリアおよび駆動装置を受け入れるケーシン
グ、および押出し装置の非常に簡単な取付けを可能にす
る。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１および２に示される倉庫にお
いて、連続的な棚31は、単位量の品物23を受け入れるた
めに積み重なり、収納通路30から外方向に下に傾いた床
33を持つ仕切部分32を具備し、収納通路30の両側に配置
されている。

【００１７】フリーローラコンベア20は、そのコンベア
が連続的な棚31の上方に保持されている偏向プーリ38上
から、接合軸36を介して駆動装置37と接続されているロ
ープドラム35の方へ誘導される複数のロープ34によって
その端部区域で保持されており、収納される単位量の品
物23用の運搬装置として収納通路に配置されている。ロ
ープ34の垂直部分は、図２に示されているように、積み
重なった仕切部分32の側壁39のほぼ前に延在する。この
ことは、個々の仕切部分への単位量の品物23の押し込み
中のロープ34による如何なる妨害も確実に起こらないよ
うにする。

【００１８】駆動装置37の出力を比較的低くするため、
共通の軸36に回転するようにしっかりと接続されている
ロープドラムにそれぞれのロープを介して固定されてお
り、フリーローラコンベア１と反対方向に上下される各
カウンタウエイトを付けることが可能である。

【００１９】図２に見られるように、押出し装置40は積
み重なった各仕切部分32の区域におけるフリーローラコ
ンベア20に配置されており、その助けを借りて単一の単
位量の品物23は各フリーローラコンベア上を移動する単
位量の品物23の流れからフリーローラコンベアの外へ横
方向に押し出されて仕切部分32の中へ押し込まれること
ができる。さらに、単位量の品物をフリーローラコンベ
ア20から隣接したフリーローラコンベアに移動すること
も可能である。このため、共通な水平面に２つのフリー
ローラコンベアを持ってくることのみが必要であり、そ
れは各駆動装置37の制御によって容易に達成されること
ができる。

【００２０】連続的な棚31の個々の仕切部分への供給
は、単位量の品物23が、それの少なくとも複数のローラ
２（図３，４）が駆動可能であり、予め定められた仕切
部分32に到達すると押出し装置40によって仕切部分に押
し込められるか仕切部分から押し出されるフリーローラ
コンベア20上に位置されるような方法で簡単に行われ
る。フリーローラコンベア20に供給するこのような装置
の実施例は、図５および６に示されている。

【００２１】押出し装置40は、図３および４においてさ
らに詳細に示されている。

【００２２】フリーローラコンベア20（図３，４）は通
常２つの長手方向の桁１を具備しており、その間にロー
ラ２が僅かな距離をあけて回転可能に保持されており、
ローラの最も上の母線が長手方向の桁１の上部側面３を
越えて出ている。

【００２３】押出し装置40のケーシング４は、長手方向
の桁の方向に延びている縁部に、外側に向く曲り部５を
有する長手方向の桁１の下部側面に取付けられている。
それらは、長手方向の桁１において係合する捩子（明瞭
にするために示されていない）によって貫通される。

【００２４】特に図４に示されているように、駆動モー
タ６はケーシング４に動かないように保持されており、
駆動ディスクを具備する。

【００２５】さらに、ケーシング４の床部８は、ピスト
ン−シリンダ装置によって形成され垂直方向に調整可能
なキャリア10を保持する持上げ装置９を支持する。

【００２６】記載された実施例において、３対の横方向
ローラ11は、フリーローラコンベア20のローラ２に平行
に延在するキャリア10に回転可能に保持されている。横
方向ローラの各対は、横方向ローラ11の表側部すなわち
端部に近接して配置されている１対の押出しベルト12に
よって巻かれている。

【００２７】横方向ローラ11の駆動は、モータ６のディ
スクホイール７と２対の外側の横方向ローラ11のフリー
コンベアローラの中央に近い横方向ローラ11と２つの中
央横方向ローラ11との上を走る伸長性のあるベルト13に
よって行われる。伸長性のあるベルト13は、対で配置さ
れている押出しベルト12間に配置されている。

【００２８】フリーローラコンベア20上で小さな相互の
間隔を有する流れで到着する単位量の品物23を押し出す
ため、持上げ装置９は、単位量の品物23が押出し装置40
の区域に到達するとすぐに付勢され、キャリア10が持上
げられて、押出しベルト12の最上面のラインはローラ２
の最も上の母線より上方で延在する。同時に、回転の方
向が反転可能である駆動モータ６が始動され、伸長性の
あるベルト13によって所望な方向に押出しベルト12を駆
動する。このようにして、押出しベルト12上で静止して
いる単位量の品物23はフリーローラコンベア20の運搬方
向に対して横方向に押し出され、連続的な棚31の仕切部
分32の中に押し込まれる。

【００２９】図５に見られるように、倉庫の仕切部分31
の高さに位置されているフリーローラコンベア20に面す
る収納トラック50の端部を持つ複数の収納トラック50
が、収納通路30の一端部区域に配置されているフリーロ
ーラコンベア20にほぼ直角に配置されている。フリーロ
ーラコンベア20に面する端部に対して下方に傾斜されて
いる収納トラック50は、フリーコンベアローラ50として
構成されることもできる。しかしながら、それは簡単な
シュートとしてそれらを構成することもできる。

【００３０】収納トラック50への供給は、水平方向に対
する傾斜が可変であるコンベアベルト（図示されていな
い）等によって行われることができる。

【００３１】停止部材51は、収納される個々の単位量の
品物のために収納トラック50の端部に設けられている。
さらに、ほぼフリーローラコンベア20の幅だけ前に配置
されている伸ばしたり、引き込めたりすることができる
ストッパ52は、前記停止部材51の前に配置されている。
ストッパ52のそれぞれの制御によって、各ストッパ52と
停止部材51との間の区域に単位量の品物を個々に滑動し
て収納されるようにすることが可能となる。

【００３２】図６に見られるように、移動装置53は、収
納トラック50に面する区域でフリーローラコンベア20に
取付けられている。このように移動装置53は、ピストン
−ロッド55がそこから垂直に突出する押出し機56と接続
されているピストン−シリンダ装置54を実質上具備す
る。

【００３３】この押出し機56は、収納トラック50から上
下に移動可能なフリーローラコンベア20に収納されるよ
うに単位量の品物を押出し、上記に記載されているよう
にそれによって倉庫における各仕切部分32にそれを押出
すために使用されることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置を有する倉庫の収納通路に垂
直な断面を示す概略図。

【図２】本発明による装置を有する倉庫の収納通路に平
行な断面を示す概略図。

【図３】軸測投影図による押出し装置を有するフリーロ
ーラコンベアの部分図。

【図４】押出し装置の断面図。

【図５】本発明による装置に供給するための装置を示す
概略図。

【図６】移動装置の概略平面図。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 倉庫通路の両側面に配置され、分配され
   る単位量の品物を運搬するための運搬装置が中に配置さ
   れている２つの連続的な棚の中の仕切部分に単位量の品
   物を分配するための装置において、 運搬装置が、倉庫通路（30）に配置されており、複数の
   長手方向の桁（１）の間に回転可能に保持されるローラ
   （２）を具備し、垂直方向に調整可能であり、長手方向
   の桁（１）の上部面より上方に出ているローラ（２）の
   最も上の母線と、相互に整合され相互に向い合う仕切区
   分（32）の領域でフリーローラコンベア（20）に隣接し
   て配置されている押出し装置（20）とを有するフリーロ
   ーラコンベア（20）によって構成されていることを特徴
   とする単位量の品物を分配するための装置。
2. 【請求項２】 フリーローラコンベア（20）が、少なく
   とも１つの駆動可能なロープドラム（35）の方へ偏向プ
   ーリ（38）を介して誘導され、共に前記ロープドラム
   （35）に固定される複数のロープ（34）に取付けられて
   いることを特徴とする請求項１記載の装置。
3. 【請求項３】 押出し装置（40）がフリーローラコンベ
   ア（20）の少なくとも２つの相互に隣接したローラ
   （２）の間に配置されている少なくとも２つの駆動可能
   な横方向ローラ（11）であり、前記横方向ローラ（11）
   の軸がフリーローラコンベア（20）のローラ（20）の面
   に平行であるが、前記ローラ（２）の軸に垂直に位置
   し、且つ、フリーコンベアローラ（20）のローラ（２）
   によって決定される単位量の品物用の支持平面より上に
   持上げ可能である横方向ローラ（11）によって決定され
   る支持平面を有し、長手方向の桁（１）と接続している
   ケーシング（４）に保持されているキャリア（10）の持
   上げ駆動装置（９）を有する上下動可能なキャリア（1
   0）に保持されている前記横方向ローラ（11）を具備す
   ることを特徴とする請求項１または２記載の装置。
4. 【請求項４】 ３対の横方向ローラ（11）がキャリア
   （10）に回転可能に保持されることと、１対のエンドレ
   ス押出しベルト（12）がそれぞれの２つの相互に隣接し
   た横方向ローラ（11）上でそれぞれ誘導されていること
   とを特徴とする請求項３記載の装置。
5. 【請求項５】 横方向ローラ（11）の駆動装置（６，
   ７）がケーシング（４）に取付けられていることと、伸
   長性のある駆動ベルト（13）が横方向ローラ（11）の各
   対の中の少なくとも１つの横方向ローラ（11）上を押出
   しベルト（12）の対の間で誘導されていることとを特徴
   とする請求項３または４記載の装置。
6. 【請求項６】 ケーシング（４）が、少なくとも長手方
   向の桁（１）に平行に延在している縁部の所に長手方向
   の桁（１）に係合している固定手段によって貫通される
   曲り部（５）を有することを特徴とする請求項３乃至５
   のいずれか１項記載の装置。
7. 【請求項７】 仕切部分（32）の高さに配置されてる収
   納トラックの装置が倉庫通路（30）に配置されるフリー
   ローラコンベア（20）の前に配置されていることと、フ
   リーローラコンベア（20）がフリーローラコンベア（2
   0）上に個々の単位量の品物を押出すための移動装置（5
   3）を収納トラック（50）に面する端部に具備すること
   とを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項記載の装
   置。