JP2023061012A - 荷出入庫搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡素化して部材コストを低減化でき、あらゆる形状や大きさの荷に対応でき、荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷のスムーズな移送を実現して荷を安定した状態で出入庫できる荷出入庫搬送システムを提供する。【解決手段】荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、荷棚台と平行に走行するスタッカークレーンと、スタッカークレーンに昇降自在に搭載し、荷搬送コンベアから受け取った荷を荷棚台に移し替える荷棚上げ機構と、より構成し、荷棚上げ機構は、荷搬送コンベアに対して交差方向に駆動する棚上げベルトと、荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、で構成し、荷搬送コンベアは、棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えてなることとした。【選択図】図1

Description

この発明は、荷出入庫搬送システムに関する。
従来、複数の品物をまとめて収納した段ボールや塊状にまとめてフィルムで全体をパッケージングしたシュリンク品などの荷を、配送センターや工場などの自動倉庫に一時的に自動仕分けして入庫し、配送先等の要求に応じて適宜出庫する荷出入庫搬送システムがある。
かかる荷出入庫搬送システムは、基本的に、多段多列の複数の荷棚台と、荷棚台に並走すると共に昇降して荷棚台へ荷を出入搬送するスタッカークレーンと、荷の搬入始端に位置してスタッカークレーンとの間で荷を出入搬送する荷搬送コンベアと、を備え、荷搬送コンベアの前側端縁には入庫搬送した荷の前端部がオーバーハング状態とする切欠部を設け、切欠部下方から進入するスタッカークレーンには荷前端の底面を支持しながらスタッカークレーンのリフト内へ荷物を搬送する牽引コンベアを設け、荷入庫時にコンベアからクレーンへの荷物の受渡しがスムーズにできるように構成している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004-123277号公報
しかし、従来の荷出入庫搬送システムでは、荷を荷搬送コンベアからクレーンに取り込む際に、あらゆる形状や大きさの荷に搬送対応ができず、途中で荷を落下させたり、搬送姿勢を不安定にしたり、荷の形状のくずれを生起したりして、荷を不用意に損傷する恐れがあった。
すなわち、従来の技術では、荷をクレーンのフォークに取り込む際に、荷搬送コンベアに設けたクレーン進入用の切欠部(荷前端縁をオーバーハングするための荷搬送コンベア前端縁部の凹状切欠部)において荷の前端をオーバーハング状態とし荷の受渡しが容易となるように構成していた。しかし、荷の形状や大きさや偏奇重量によっては重心が切欠部側に偏り荷の搬送姿勢が大きくズレたりコンベアから落下したりする虞があった。
また、クレーン進入用の切欠部において確実に荷をオーバーハング状態にするために、搬送中途部に切欠部寄りに荷を偏り搬送する傾斜ローラを設けるなど特別な部材が必要となり、搬送コンベアの構造が複雑化してコスト的にも不利となっていた。
さらに、荷搬送コンベアに載置した荷の接触摩擦の係数が大きかったり荷が構造的に脆弱であったりする場合には、フォークの牽引コンベアと荷搬送コンベアとの間で、オーバーハングの荷前端部に付加される牽引力と荷搬送コンベアに残存する荷後半部の静止摩擦力とに差が生じ、不用意な引っ張り応力が生じてしまう。
その結果、荷搬送コンベアからフォークに荷を乗せ換える際に、荷に偏寄応力が生起して荷が中途部から離脱したり搬送姿勢を変形したりするなどの搬送姿勢の荷形状くずれを発生させる虞があった。
この発明は、構造を簡素化して部材コストを低減化でき、あらゆる形状や大きさの荷に対応でき、搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷のスムーズな移送を実現して荷を安定した状態で出入庫できる荷出入庫搬送システムを提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明では、(1)荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、荷棚台と平行に走行するスタッカークレーンと、前記スタッカークレーンに昇降自在に搭載し、前記荷搬送コンベアから受け取った荷を前記荷棚台に移し替える荷棚上げ機構とより構成し、前記荷棚上げ機構は、荷底面に当接して前記荷搬送コンベアに対して交差方向に駆動する棚上げベルトと、荷左右側面に当接して荷の前後端部のいずれかを前記荷棚台の端縁からオーバーハングした状態で前記荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、で構成し、前記荷搬送コンベアは、前記棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の前記棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えて構成したことを特徴とする荷出入庫搬送システムを提供する。
また、本発明に係る荷出入庫搬送システムは、以下(2)~(4)の点に特徴を有する。
(2)前記プッシャーと前記棚上げベルトと前記荷乗せ換えベルトとはそれぞれ同期連動し、前記棚上げベルト及び前記荷乗せ換えベルトと前記プッシャーとにより荷の前後側から荷を前記荷棚上げ機構へ取り込むように構成したこと。
(3)前記荷搬送コンベアは、複数の搬送ローラで構成し、前記プッシャーは、前記荷搬送コンベアの前端部の下方位置に設けた駆動部と、前記駆動部に基端部で連設すると共に複数の前記搬送ローラ同士の隣接間隙を挿貫して先端部を前記荷搬送コンベアの搬送面より上方突出し、前記荷搬送コンベアの回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケットと、ブラケットの先端部で荷搬送コンベアの搬送交差方向に向けて荷の後端面を押し作動進出する荷押圧プレートと、で構成したこと。
(4)前記プッシャーは、回転軸の回転方向が荷搬送コンベアの搬送交差方向となるように配置した前記駆動部としてのサーボモータと、前記サーボモータの前記回転軸と一定間隔を隔てて配設したプーリと、前記サーボモータと前記プーリとの間で無端状に懸架したタイミングベルトと、前記タイミングベルトの上面に突設した前記ブラケット先端に連設した前記荷押圧プレートと、より構成したこと。
本発明によれば、荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、荷棚台と平行に走行するスタッカークレーンと、前記スタッカークレーンに昇降自在に搭載し、前記荷搬送コンベアから受け取った荷を前記荷棚台に移し替える荷棚上げ機構とより構成し、前記荷棚上げ機構は、荷底面に当接して前記荷搬送コンベアに対して交差方向に駆動する棚上げベルトと、荷左右側面に当接して荷の前後端部のいずれかを前記荷棚台の端縁からオーバーハングした状態で前記荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、で構成し、前記荷搬送コンベアは、前記棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の前記棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えて構成したため、構造を簡素化して部材コストを低減化でき、あらゆる形状や大きさの荷に対応でき、荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷のスムーズな移送を実現して荷を安定した状態で出入庫できる。
すなわち、クレーンへの荷の取り込み時に荷に無用な偏寄応力を付加することなく安定した状態でプッシャーにより荷搬送コンベアからスタッカークレーンへ移し替えることができ、荷形状くずれを防止できる。
しかも、プッシャーが荷の後端に当接して荷を押出す際に、荷の搬送姿勢について荷の前後面を荷搬送コンベアの進行方向に向けた正姿勢に矯正することができ、したがって、その後の荷乗せ換えベルトによる棚台への乗せ換えを正姿勢で行うことができ、荷棚台に複数の荷を整然と配置した入庫状態にすることができる。
このように荷搬送コンベアに切欠部を設けて荷をオーバーハング状態とする必要がなく、また、特別な傾斜ローラを介在させることもなく、更には、切欠部に進入して荷を引き込むためにスタッカークレーンの牽引コンベアも必要とせず、搬送システムの全体的な構造の簡素化及びコスト低減化を図ることができると共に、荷がコンベアから落下することを可及的に防止し、荷に不要な損傷を与える危険を防止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、前記プッシャーと前記棚上げベルトと前記荷乗せ換えベルトとはそれぞれ同期連動し、前記棚上げベルト及び前記荷乗せ換えベルトと前記プッシャーとにより荷の前後側から荷を前記荷棚上げ機構へ取り込むように構成したため、プッシャーの荷の押出し方向と荷乗せ換えベルト及び棚上げベルトの進行方向とを同一方向とし、荷後端面に当接するプッシャーの押出し応力と荷底面に当接する棚上げベルトの搬送応力と荷左右側面に当接する荷乗せ換えベルトの搬送応力が荷全体に略均一に作用させて、荷の乗せ換え時に荷を不用意に損傷させることなく荷搬送コンベアから荷棚上げ機構への荷の乗せ換えを安定してスムーズに行うことができる効果がある。
また、請求項3に係る発明によれば、前記荷搬送コンベアは、複数の搬送ローラで構成し、前記プッシャーは、前記荷搬送コンベアの前端部の下方位置に設けた駆動部と、前記駆動部に基端部で連設すると共に複数の前記搬送ローラ同士の隣接間隙を挿貫して先端部を前記荷搬送コンベアの搬送面より上方突出し、前記荷搬送コンベアの回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケットと、ブラケットの先端部で荷搬送コンベアの搬送交差方向に向けて荷の後端面を押し作動進出する荷押圧プレートと、で構成したため、プッシャーを荷搬送コンベアと一体的に設けてプッシャーの設置スペースを別途余分に設けることなく省スペース化を図ることができ、また、荷搬送コンベアの搬送交差方向へのプッシャーの進退作動を安定化させることができ、さらには、プッシャーを空圧式や油圧式と異なる構成としているため荷搬送コンベアとスタッカークレーンとプッシャーとをそれぞれ同期連動させる稼働制御が行い易くなる効果がある。
また、請求項4に係る発明によれば、前記プッシャーは、回転軸の回転方向が荷搬送コンベアの搬送交差方向となるように配置した前記駆動部としてのサーボモータと、前記サーボモータの前記回転軸と一定間隔を隔てて配設したプーリと、前記サーボモータと前記プーリとの間で無端状に懸架したタイミングベルトと、前記タイミングベルトの上面に突設した前記ブラケット先端に連設した前記荷押圧プレートと、より構成したため、タイミングベルトの移動量や移動速度によってプッシャーの押出量や移動速度が制御できるようになり、荷搬送コンベアや荷棚上げ機構と同調するプッシャーの押出制御をより精密に行うことができる。
本発明に係る荷出入庫搬送システムの全体構成を示す斜視図である。 本発明に係る荷搬送コンベアの構成を示す説明図である。 本発明に係るプッシャーの構成を示す説明図である。 本発明に係る荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的端面図である。 本発明に係る荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的平面図である。 本発明に係る荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的平面図である。 本発明に係る荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的平面図である。 本発明に係る荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的平面図である。 本発明に係るスタッカークレーンからラックの荷棚台への荷移送状態を示す模式的平面図である。
この発明の要旨は、棚台に平行に走行して荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、前記荷棚台の対向位置に設けた昇降自在のスタッカークレーンと、前記スタッカークレーンに搭載し、前記荷搬送コンベアから受け取った荷を前記荷棚台に移し替える荷棚上げ機構と、より構成し、前記荷棚上げ機構は、前記荷搬送コンベアに対して交差方向に敷設して前記荷棚台方向に向かって走行する棚上げベルトと、荷左右側面に当接して荷の前後端部のいずれかを前記荷棚台の端縁からオーバーハングした状態で前記荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、を備え、前記荷搬送コンベアは、前記棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の前記棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えることを特徴とする荷出入庫搬送システムとより構成したことにある。
また、前記プッシャーと前記棚上げベルトと前記荷乗せ換えベルトとはそれぞれ同期連動し、前記棚上げベルト及び前記荷乗せ換えベルトと前記プッシャーとにより荷の前後側から荷を前記荷棚上げ機構へ取り込むように構成したことに特徴を有する。
また、前記荷搬送コンベアは、複数の搬送ローラで構成し、前記プッシャーは、前記荷搬送コンベアの前端部の下方位置に設けた駆動部と、前記駆動部に基端部で連設すると共に複数の前記搬送ローラ同士の隣接間隙を挿貫して先端部を前記荷搬送コンベアの搬送面より上方突出し、前記荷搬送コンベアの回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケットと、ブラケットの先端部で荷搬送コンベアの搬送交差方向に向けて荷の後端面を押し作動進出する荷押圧プレートと、で構成したことを特徴を有する。
また、前記プッシャーは、回転軸の回転方向が荷搬送コンベアの搬送交差方向となるように配置した前記駆動部としてのサーボモータと、前記サーボモータの前記回転軸と一定間隔を隔てて配設したプーリと、前記サーボモータと前記プーリとの間で無端状に懸架したタイミングベルトと、前記タイミングベルトの上面に突設した前記ブラケット先端に連設した前記荷押圧プレートと、より構成したことに特徴を有する。
以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1は荷出入庫搬送システムの全体構成を示す斜視図、図2は荷搬送コンベアの構成を示す説明図、図3はプッシャーの構成を示す説明図、図4~図8は荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷移送状態を示す模式的端面図、図9はスタッカークレーンから荷棚台への荷移送状態を示す模式的平面図である。
本実施例に係る荷出入庫搬送システムAは、図1に示すように、概略的には、荷Mを前端縁からオーバーハングしない状態(せり出さない状態)で搬送する荷搬送コンベア2と、荷棚台10と平行に走行するスタッカークレーン3と、スタッカークレーン3に昇降自在に搭載し、荷搬送コンベア2から受け取った荷を荷棚台10に移し替える荷棚上げ機構4と、とより構成している。
倉庫内部の床面には、図1に示すように、荷Mを載置保管するためのラック1を立設しており、同ラック1には荷棚台10が上下方向に一定間隔で複数形成されている。すなわち、ラック1は、複数の縦横フレーム部11a、11bで組上げた支柱フレーム11の上下方向に一定間隔で載置プレート12を架設して複数の荷棚台10を多段棚となるように構成している。
荷搬送コンベア2は、ラック1の長手方向の短辺側に設けらており、荷Mの荷棚台10への入庫時に荷Mをスタッカークレーン3に受渡し搬送する入庫ステーションとして構成している。
具体的には、荷搬送コンベア2は、図2(a)及び図2(b)に示すように、始端の搬送構成部材のローラコンベアであって、左右フレーム20、20’間に一定間隔で複数の搬送ローラ21を軸架して構成し、搬送ローラ21の下方位置に各搬送ローラ21を回転駆動させる駆動部を設けており、荷搬送コンベア2の前端部上方には搬送に同調して交差方向に進退するプッシャー7を設けている。
なお、図1中、符号8は荷搬送コンベア2の下方位置に並設され、スタッカークレーン3を介してラック1から出庫されてきた荷Mを受け取り出庫搬送するための荷受取コンベアである。すなわち、荷搬送コンベア2と荷受取コンベア8とを上下に配設することにより荷Mの出入庫ステーションを構成している。また、図1、図2(a)及び図2(b)中、符号25は各コンベア2、8を上下に設置するコンベア支持フレームである。
荷搬送コンベア2の左右側には、搬送長手方向に沿って一定間隔で複数の位置センサ22を設けている。各位置センサ22は、図2(a)及び図2(b)に示すように、側面視で荷搬送コンベア2の両側で搬送面よりも上方突出して設けており、制御部に接続してコンベア上を搬送される荷Mの移動位置を検知可能に構成している。この位置センサ22により、荷搬送コンベア2はコンベア面上の荷Mを終端のプッシャー7位置に順次位置付けるように間欠搬送制御される。
また、図2(a)及び図2(b)に示すように、荷搬送コンベア2の幅方向の両側端には、搬送される荷Mの両外側に当接して荷Mの搬送姿勢をガイドするガイドレール23、23’を設けている。
また、図2(a)及び図2(b)に示すように、荷搬送コンベア2の長手方向の前端縁部には、コンベア始端側から搬送されてきた荷Mの一側下部に面当接して荷Mを受け止めストッパー位置で規制する荷ストッパー24を立設している。
プッシャー7は、図4(a)及び図4(b)に示すように、荷搬送コンベア2上の荷Mの後端面M1に当接して荷棚上げ機構4側に向かって荷Mの後部を押して荷Mをその下手側に位置する棚上げベルト5上に移し替えるように荷搬送コンベア2の搬送交差方向で進退自在に構成している。
詳細については後述するが、プッシャー7は、制御部を介して、スタッカークレーン3における荷棚上げ機構4の棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6と同期連動する。
プッシャー7は、図2(a)及び図2(b)に示すように、荷搬送コンベア2の前端部において、複数の搬送ローラ21の下方位置に設けた駆動部70と、駆動部70に基端部で連設すると共に複数の搬送ローラ21同士の隣接間隙を挿貫して先端部をコンベア搬送面より下側位置で上方突出して、荷搬送コンベア2の回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケット71と、ブラケット71の先端部で荷搬送コンベア2の搬送交差方向に向けて荷Mの後端面を押し作動進出する荷押圧プレート72と、で構成している。
具体的には、プッシャー7は、図2(a)~図3(b)に示すように、荷搬送コンベア2の下方位置で、回転軸700aの回転方向が荷搬送コンベア2の搬送交差方向となるように配置した駆動部70としてのサーボモータ700と、サーボモータ700の回転軸700aと一定間隔で配設したプーリ701と、サーボモータ700とプーリ701との間で無端状に懸架したタイミングベルト702と、タイミングベルト702の上面に突設したブラケット71先端に連設した荷押圧プレート72と、より構成している。
ブラケット71は、図2(a)~図4(b)に示すように、隣接する搬送ローラ21の間隙で鉛直状に伸延する垂直部71aと、垂直部71a先端から水平状に伸延する水平部71bと、水平部71b先端から鉛直状に伸延して搬送ローラ21よりも上方突出する突出部71cと、により側面視で直角折した略Z状に形成している。
かかるブラケット71は、図3(a)及び図3(b)に示すように、荷搬送コンベア2の搬送方向に一定間隔で一対設けており、荷搬送コンベア2の搬送面より上方に突出する一対の突出部71cに帯板状の荷押圧プレート72を連設し、タイミングベルト702の回動に伴い先端の荷押圧プレート72を前後摺動する。なお、ブラケット71の垂直部71aと水平部71bとは、荷搬送コンベア2の搬送面より下側に位置する。
また、前後移動するブラケット71は、荷押圧プレート72を一定高さを保持して前後方向に案内移動するガイド機構73に接続している。ガイド機構73は、サーボモータ700の駆動によりブラケット71を前後摺動させるに際してブラケット71の摺動規制を行う。
ガイド機構73は、図3(a)~図4(b)に示すように、ブラケット71の垂直部71aの中途部に付設したガイド体74と、同ガイド体74を荷搬送コンベア2の搬送交差方向に案内するガイドレール75とで構成している。
ガイド体74は、一対のボス740b、740b’を板面下部で突設したガイドプレート740aで構成している。ガイドプレート740aの下端縁は、一対のボス740b、740b’の筒孔に対応位置でガイドレール75を挿嵌する切欠部を形成している。
ガイドレール75は、荷搬送コンベア2の搬送ローラ21の下側位置で左右フレーム20、20’に一定間隔で架設され、ガイド体74のボス740b、740b’及びガイドプレート740aが外嵌され摺動する一対の杆体750、750’で構成している。
なお、ガイド体74(ガイドプレート740a)は、一側端部でタイミングベルト702の上面連設している。すなわち、ブラケット71はガイド体74を介してタイミングベルト702の上面で突設される。
スタッカークレーン3は、図1に示すように、ラック1の荷棚台10の長手方向に沿って敷設すると共に上方に配設した上下走行レール30、30’に沿って走行駆動する走行装置31と、走行装置31上に立設した昇降レール32と、昇降レール32に沿って昇降装置33を介して昇降自在に搭載した荷棚上げ機構4と、で構成している。
荷棚上げ機構4は、スタッカークレーン3のフォークに相当し、底面の回動コンベア5とその左右側縁に縦方向に側壁体として回動する左右側面コンベア6、6’とより構成している。なお、図4(a)及び図4(b)中、符号40は荷棚上げ機構4を荷Mの受渡し搬送時に荷棚台10や荷搬送コンベア2へ近接離反させる底面ラックと駆動ピニオンからなる移動機構である。
具体的には、荷棚上げ機構4は、図4(a)荷搬送コンベア2と荷上げ対象となるラック側との間に設けた底面の回動コンベアとしての棚上げベルト5と、荷Mの左右側面M2、M2’に当接して荷Mの前後端部のいずれかを荷棚台10の端縁からオーバーハングした状態で荷棚台10に荷Mを移し替えるように機能する左右側面コンベアとしての荷乗せ換えベルト6、6’と、で構成している。
棚上げベルト5は、その上面を停止状態でスタッカークレーン3に荷Mを載置する載置面とすると共に、駆動状態でスタッカークレーン3から荷Mを前後方向に移動搬送する搬送面として機能するように構成している。
具体的には、棚上げベルト5は、制御部を介して縦回転駆動し、前後方向に一定間隔で設けた一対の前後横ローラ50、50’と、同前後横ローラ50、50’に無端状に懸架して該ローラ50、50’の回転駆動に伴って前後移動する回転ベルト51と、で構成しており、回転ベルト51の上面を荷Mの底面に当接する当接面に形成している。
また、左右側の荷乗せ換えベルト6、6’は、棚上げベルト5の両側位置で搬送ベルト面を面対向とし、且つ、制御部を介して互いに左右ベルトを近接離反自在として回動するように構成している。
左右一対の荷乗せ換えベルト6、6’は、それぞれ制御部を介して回転駆動する。図4及び図5中、符号60、60’、61、61’はそれぞれ前後方向に一定間隔で設けた一対の前後縦ローラ、符号62、62’は回転ベルトである。
このように、一対の縦型の荷乗せ換えベルト6、6’は、その左右間隔を荷Mの大きさに対応して近接自在としている。具体的には、ベルトを軸架した左右のローラ軸を近接自在に構成している。
すなわち、一対の荷乗せ換えベルト6、6’は、それぞれの対向面を近接移動し荷Mの両側面を挟持可能としており、これらの一対のコンベアは対向して荷挟持面として機能すると共に前後方向に荷Mを移動搬送する荷搬送面としても機能する。
以下に荷出入庫搬送システムAによる荷Mの荷棚台への搬送手順を説明する。まず、図1に示すように、荷搬送コンベア2上には荷Mを載置しており、荷搬送コンベア2はラック1の外端縁に向かって進行するように敷設されている。
従って、荷搬送コンベア2の搬送作動に伴い荷Mは、ラック1の外端縁に向かって搬送される。この際、図1、図4(a)及び図4(b)に示すように、荷搬送コンベア2の終端側方には、この位置にラック1群から走行してきたスタッカークレーン3が待ち構えている。
具体的には、荷Mが荷搬送コンベア2の前端部において荷受入形態のプッシャー7の手前側に配置された状態で、荷棚上げ機構4は、図4(a)~図6に示すように、棚上げベルト5のベルト面を荷搬送コンベア2の搬送面に面一となる高さに位置付けると共に同棚上げベルト5と左右側の荷乗せ換えベルト6、6’とを荷搬送コンベア2側に近接稼働させる。これにより、荷搬送コンベア2の搬送面と棚上げベルト5のベルト面とが略連続面となる。
次いで、荷搬送コンベア2終端でオーバーハングしない状態の荷Mは、図5及び図6に示すように、荷搬送コンベア2のコンベア側端縁から荷受入形態から荷押出形態に変位するプッシャー7によりスタッカークレーン3の方向に押しやられる。
プッシャー7により押された荷Mは、図8に示すように、スタッカークレーン3に搭載されたフォークとしての荷棚上げ機構4内へ取り込まれ移動する。かかるプッシャー7の荷Mの押出稼働開始に伴って、荷棚上げ機構4の棚上げベルト5と荷乗せ換えベルト6、6’が搬送稼働を開始する。
具体的には、プッシャー7の押出動作は、荷搬送コンベア2上の荷Mの後端面M1に当接して荷Mの前端が荷搬送コンベア2の前端縁からせり出す直前まで漸次加速していく加速度運動とし、荷搬送コンベア2の前端縁からせり出した荷M前端の底面が荷棚上げ機構4の棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’に当接した際に一定の最大速度となると共に棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’の搬送稼働速度と略同じ等速直線運動となるように稼働制御されている。
かかる稼働制御により、進行方向を同じくしたプッシャー7の押出速度と棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’の搬送速度が同一となるため、荷Mを中心にプッシャー7により後端面M1から付加される押出応力と棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’により前端から付加される搬送応力とが略同一となる。
すなわち、プッシャー7と棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’とが協動して不用意な応力負荷を荷Mに与えることなく荷Mの前後側で釣り合いのとれた移動応力を作用させ、荷搬送コンベア2終端から荷棚上げ機構4へ荷Mを安定して移動させる。これにより、荷Mが形状くずれ等の損傷を生起する虞がない。
より具体的には、図6及び図7に示すように、荷搬送コンベア2の前端縁からせり出した荷M前端の底面M3が荷棚上げ機構4の棚上げベルト5に当接すると同時に、荷乗せ換えベルト6、6’が棚上げベルト5の中央に向けて近接稼働して荷M前端の左右側面M2、M2’を挟持する荷挟持形態となる。
かかる荷乗せ換えベルト6、6’は、近接稼働に伴って荷M前端の両側面M2、M2’に当接して荷Mを両側から挟持しつつ進入方向へ搬送稼働し、図7に示すように、プッシャー7と共同して荷棚上げ機構4への荷M前端部を取り込む。
このような取り込み時にプッシャー7の荷押圧プレート72が荷Mの後端面M1に面当接すると共に荷乗せ換えベルト6、6’が荷Mの両側面M2、M2’に面当接するため、荷Mの搬送姿勢を正姿勢に矯正した荷棚上げ機構4への載置取り込みを実現する。
さらに、荷Mの前端部の荷棚上げ機構4奥側への取り込みに伴って荷M前端の底面M3が棚上げベルト5に確実に接触することとなり、棚上げベルト5の搬送応力が荷M前端底部から荷Mに伝わる。
したがって、図7及び図8に示すように、プッシャー7と棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’が協動して荷M全体を荷棚上げ機構4の奥側へと取り込ませる。
最終的に、荷M全体が荷棚上げ機構4の棚上げベルト5上に移し替えられた後は、棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’は停止形態となり、プッシャー7は図5で示したように、新たに搬送されてくる荷Mを受け入れるべく荷押圧プレート72を進出位置から退去位置(排出側に対向する荷搬送コンベア2の左フレーム20上位置)に位置付けて荷押出形態から荷受入形態へ変位する。
このように、荷Mの荷棚上げ機構4への取り込み工程は、基本的には、プッシャー7と荷乗せ換えベルト6、6’とが協動して荷Mの前後端部に各応力を作用させつつ正位置としながら荷Mの前端を荷棚上げ機構4へ取り込む第1ステップ、プッシャー7と荷乗せ換えベルト6、6’と棚上げベルト5と協動して荷Mの前後端部に各応力を作用させつつ荷M全体を荷棚上げ機構4へ取り込む第2ステップ、荷M全体が4内に取り込まれた後は棚上げベルト5及び荷乗せ換えベルト6、6’は停止すると共にプッシャー7は進出位置から退去位置に戻る第3ステップからなる。
荷搬送コンベア2から荷棚上げ機構4上に移された荷Mは、フォークとしての底面コンベアとなっている棚上げベルト5上に載置されて棚台方向に移送されると共に、荷Mの姿勢を正しく棚上げベルト5上に正置させるように両側壁となる荷乗せ換えベルト6、6’により挟持されながら両ベルト6、6’によりラック方向に搬送される。
そして、荷Mがラック方向に移送されていくと、スタッカークレーン3から最終的には図9に示すようにラック1に受渡される。
すなわち、ラック1の荷棚台10の側端縁に対向する位置にスタッカークレーン3が走行して荷棚上げ機構4が荷棚台10の側端縁に沿って対面するとこの状態で、荷棚上げ機構4の底面の棚上げベルト5と両側壁の荷乗せ換えベルト6、6’との協同作業により、図9に示すように、荷Mを荷棚台10に移し替える。
この際に、荷Mのラック1(荷棚台10)上の載置姿勢は、荷Mの後端縁がわずかに棚端縁部よりオーバーハング状となるように、荷棚上げ機構4の作動制御を行う。これは、ラック1の荷棚台10に移し替えた荷Mをスタッカークレーン3により再度取り出す際にこのオーバーハングした荷後端縁を荷棚上げ機構4の底面M3及び両側壁M2、M2’をそれぞれに対応するベルト5、6、6’で挟持搬送するためである。
本発明の実施例において、荷棚上げ機構4上へのプッシャー7による荷Mの押出しにおいて重要な構成は、押し出された荷Mを迎える荷棚上げ機構4の構造である。
すなわち、荷棚上げ機構4のコンベアベルトを底面と両側壁のそれぞれに区分けして底面のベルトは棚上げベルト5とし、近接自在の両側壁のベルトは荷乗せ換えベルト6としていることにある。
かかる構成のベルトとしたことにより押出された荷Mは少々の変形姿勢で押出されても確実に棚上げベルト5上に移し替えられ、且つ、両側面の荷乗せ換えベルト6、6’により進行方向の姿勢を矯正され、同時に荷Mの進入時は側壁の荷乗せ換えベルト6、6’を介して間隔を広く開けて荷Mを進入しやすくし、一旦荷Mが進入すれば荷乗せ換えベルト6、6’間は近接状態として荷Mの両側面を確実に挟持し、正しい姿勢でラック方向に荷Mの受渡しが可能となる。
以上、説明してきたように、本発明によれば、荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、荷棚台と平行に走行するスタッカークレーンと、前記スタッカークレーンに昇降自在に搭載し、前記荷搬送コンベアから受け取った荷を前記荷棚台に移し替える荷棚上げ機構とより構成し、前記荷棚上げ機構は、荷底面に当接して前記荷搬送コンベアに対して交差方向に駆動する棚上げベルトと、荷左右側面に当接して荷の前後端部のいずれかを前記荷棚台の端縁からオーバーハングした状態で前記荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、で構成し、前記荷搬送コンベアは、前記棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の前記棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えて構成したため、構造を簡素化して部材コストを低減化でき、あらゆる形状や大きさの荷に対応でき、荷搬送コンベアからスタッカークレーンへの荷のスムーズな移送を実現して荷を安定した状態で出入庫できる。
すなわち、クレーンへの荷の取り込み時に荷に無用な偏寄応力を付加することなく安定した状態でプッシャーにより荷搬送コンベアからスタッカークレーンへ移し替えることができ、荷形状くずれを防止できる。
しかも、プッシャーが荷の後端に当接して荷を押出す際に、荷の搬送姿勢について荷の前後面を荷搬送コンベアの進行方向に向けた正姿勢に矯正することができ、したがって、その後の荷乗せ換えベルトによる棚台への乗せ換えを正姿勢で行うことができ、荷棚台に複数の荷を整然と配置した入庫状態にすることができる。
また、前記プッシャーと前記棚上げベルトと前記荷乗せ換えベルトとはそれぞれ同期連動し、前記棚上げベルト及び前記荷乗せ換えベルトと前記プッシャーとにより荷の前後側から荷を前記荷棚上げ機構へ取り込むように構成したため、プッシャーの荷の押出し方向と荷乗せ換えベルト及び棚上げベルトの進行方向とを同一方向とし、荷後端面に当接するプッシャーの押出し応力と荷底面に当接する棚上げベルトの搬送応力と荷左右側面に当接する荷乗せ換えベルトの搬送応力が荷全体に略均一に作用させて、荷の乗せ換え時に荷を不用意に損傷させることなく荷搬送コンベアから荷棚上げ機構への荷の乗せ換えを安定してスムーズに行うことができる効果がある。
また、前記荷搬送コンベアは、複数の搬送ローラで構成し、前記プッシャーは、前記荷搬送コンベアの前端部の下方位置に設けた駆動部と、前記駆動部に基端部で連設すると共に複数の前記搬送ローラ同士の隣接間隙を挿貫して先端部を前記荷搬送コンベアの搬送面より上方突出し、前記荷搬送コンベアの回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケットと、ブラケットの先端部で荷搬送コンベアの搬送交差方向に向けて荷の後端面を押し作動進出する荷押圧プレートと、で構成したため、プッシャーを荷搬送コンベアと一体的に設けてプッシャーの設置スペースを別途余分に設けることなく省スペース化を図ることができ、また、荷搬送コンベアの搬送交差方向へのプッシャーの進退作動を安定化させることができ、さらには、プッシャーを空圧式や油圧式と異なる構成としているため荷搬送コンベアとスタッカークレーンとプッシャーとをそれぞれ同期連動させる稼働制御が行い易くなる効果がある。
また、前記プッシャーは、回転軸の回転方向が荷搬送コンベアの搬送交差方向となるように配置した前記駆動部としてのサーボモータと、前記サーボモータの前記回転軸と一定間隔を隔てて配設したプーリと、前記サーボモータと前記プーリとの間で無端状に懸架したタイミングベルトと、前記タイミングベルトの上面に突設した前記ブラケット先端に連設した前記荷押圧プレートと、より構成したため、タイミングベルトの移動量や移動速度によってプッシャーの押出量や移動速度が制御できるようになり、荷搬送コンベアや荷棚上げ機構と同調するプッシャーの押出制御をより精密に行うことができる効果がある。
すなわち、荷搬送コンベアに切欠部を設けて荷をオーバーハング状態とする必要がなく、また、特別な傾斜ローラを介在させることもなく、更には、切欠部に進入して荷を引き込むためにスタッカークレーンの牽引コンベアも必要とせず、搬送システムの全体的な構造の簡素化及びコスト低減化を図ることができると共に、荷がコンベアから落下することを可及的に防止し、荷に不要な損傷を与える危険を防止することができる効果がある。
A 荷出入庫搬送システム
1 ラック
10 荷棚台
2 荷搬送コンベア
3 スタッカークレーン
4 荷棚上げ機構
5 棚上げベルト
6 荷乗せ換えベルト
7 プッシャー
8 荷受取コンベア

Claims (4)

  1. 荷を前端側縁からオーバーハングしない状態で搬送する荷搬送コンベアと、荷棚台と平行に走行するスタッカークレーンと、前記スタッカークレーンに昇降自在に搭載し、前記荷搬送コンベアから受け取った荷を前記荷棚台に移し替える荷棚上げ機構と、より構成し、
    前記荷棚上げ機構は、
    荷底面に当接して前記荷搬送コンベアに対して交差方向に駆動する棚上げベルトと、
    荷左右側面に当接して荷の前後端部のいずれかを前記荷棚台の端縁からオーバーハングした状態で前記荷棚台に荷を移し替える荷乗せ換えベルトと、で構成し、
    前記荷搬送コンベアは、
    前記棚上げベルトの進行方向に向かって荷の後部を押して荷を下手側の前記棚上げベルトに移し替えるプッシャーを備えて構成したことを特徴とする荷出入庫搬送システム。
  2. 前記プッシャーと前記棚上げベルトと前記荷乗せ換えベルトとはそれぞれ同期連動し、前記棚上げベルト及び前記荷乗せ換えベルトと前記プッシャーとにより荷の前後側から荷を前記荷棚上げ機構へ取り込むように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷出入庫搬送システム。
  3. 前記荷搬送コンベアは、複数の搬送ローラで構成し、
    前記プッシャーは、前記荷搬送コンベアの前端部の下方位置に設けた駆動部と、前記駆動部に基端部で連設すると共に複数の前記搬送ローラ同士の隣接間隙を挿貫して先端部を前記荷搬送コンベアの搬送面より上方突出し、前記荷搬送コンベアの回転搬送方向に交差する状態で進退作動するブラケットと、ブラケットの先端部で荷搬送コンベアの搬送交差方向に向けて荷の後端面を押し作動進出する荷押圧プレートと、で構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷出入庫搬送システム。
  4. 前記プッシャーは、回転軸の回転方向が荷搬送コンベアの搬送交差方向となるように配置した前記駆動部としてのサーボモータと、前記サーボモータの前記回転軸と一定間隔を隔てて配設したプーリと、前記サーボモータと前記プーリとの間で無端状に懸架したタイミングベルトと、前記タイミングベルトの上面に突設した前記ブラケット先端に連設した前記荷押圧プレートと、より構成したことを特徴とする請求項3に記載の荷出入庫搬送システム。
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