JP2741327B2 - 物品の積付け方法 - Google Patents

物品の積付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール箱等の物品を
パレット等の積付け台に届け先順に積付ける、物品の積
付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱等の物品をパレット、コンテ
ナ荷台、トラック荷台の如くの積付け台に積付ける方法
として、特開昭 62-264116号公報に記載のものがある。
この従来技術は、複数届け先の物品を積付け台に積付け
るに際し、(a) 複数の互いに並列をなす荷揃えラインを
並置し、(b) 物品を積付け台の前後方向に届け先順に積
付け得るように、物品を上記各荷揃えラインに分配し、
(c) 各荷揃えラインのうち、より早い届け先順に対応す
る荷揃えラインに分配された物品を、積付け台のより早
い届け先順に対応する積付け台スペースに積付け台の後
方から積付け台上に搬入して積付け、その積付け終了
後、(d) より遅い届け先順に対応する荷揃えラインに分
配された物品を、積付け台のより遅い届け先順に対応す
る積付け台スペースに積付け台の後方から積付け台上に
搬入して積付け、積付け台の全スペースへの積付けを完
了するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 積付け台のより早い届け先順に対応するスペースに所
定の物品の全部を積付け終了した後でなければ、より遅
い届け先順に対応するスペースへの物品の積付けを開始
できない。従って、より早い届け先順に対応する荷揃え
ラインでの所定の物品の在庫が一時的になくなったと
き、当該荷揃えラインからの積付け作業を一時中断して
次届け先順に対応する荷揃えラインからの積付け作業を
一時先行する如くが許されない。即ち、全ラインからの
積付け作業を全面停止する必要があり、作業効率が悪
い。
【0004】上記における全ラインからの積付け作
業の全面停止を生じないようにするためには、各荷揃え
ラインが対応する積付け台スペースに積付けるべき物品
の全数を在庫するに足るライン長を具備し、物品在庫の
不足を絶対に生じないように設備する必要がある。即
ち、各荷揃えラインのライン長(最大在庫量)が長くな
り、設備効率が悪い。
【0005】本発明は、パレット等の積付け台に物品を
届け先順に積付けるに際し、作業効率を向上し、かつ設
備効率も向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された複
数届け先の物品を積付け台に積付ける、物品の積付け方
法において、積付け台の前後長さとほぼ同一範囲に、複
数本の互いに並列をなす荷揃えラインを並置し、物品を
積付け台の前後方向に届け先順に積付け得るように、物
品を上記各荷揃えラインに分配し、各荷揃えラインに分
配された物品を、当該荷揃えライン直近の積付け台スペ
ースに積付けるようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記各荷揃えラインへの物品
の分配を、各荷揃えラインに分配される物品の全容積が
互いに均等になるように行なうようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記、
の作用がある。 物品は各荷揃えラインから、積付け台の前後方向に沿
う各積付け台スペースに、該積付け台の前後方向におい
て届け先順に並ぶように積付けられる。このとき、各荷
揃えラインは、積付け台の前後長さとほぼ同一範囲に並
置されており、物品は積付け台の前後方向に直交する側
方から各積付け台スペースに搬入される。従って、各荷
揃えラインから積付け台への搬入タイミングは、届け先
順に拘束されない。このため、ある荷揃えラインからの
積付け作業中に当該ラインの物品在庫が一時的になくな
ったとき、当該ラインへの不足在庫が補給されるまで、
当該ラインからの積付け作業を一時中断して他の荷揃え
ラインからの積付け作業を一時先行する如くが許される
等、全ラインからの積付け作業を全面停止する必要がな
い。即ち、作業効率が良い。
【0009】尚、各荷揃えラインから積付け台への積付
け装置(積付けコンベヤ等)が各ライン毎に個別配置さ
れていれば、各ラインから積付け台への積付け作業を同
時並行することもできる。
【0010】上記により、複数の荷揃えラインのあ
るラインで在庫不足を生じたとき、当該ラインへの不足
在庫の補給を行なうと同時に他のラインからの積付け作
業を行なうことができる。従って、積付け台への積付け
作業停止を回避するために各荷揃えラインでの最大在庫
量を大とし、ライン長を長くする如くの必要がない。即
ち、設備効率も良い。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 各荷揃えラインに分配される物品の全容積が互いに均
等になるように、各ラインに物品を分配することによ
り、物品を積付け台の前後方向に届け先順に積付けなが
ら、該積付け台上での物品の積付け荷姿のバランスを良
くすることができる。
【0012】
【実施例】図1は積付け装置の一例を示す全体配置図、
図2は荷揃えラインと積付け台の積付け区分との位置関
係を示す模式図、図3は積付け台の配送トラックへの積
込み方法を示す模式図、図4は積付け装置の要部構成を
示す模式図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、
(C)は正面図、図5は物品貯留コンベヤと積付けコン
ベヤとの接続構造を示す模式図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図、図6は積付けコンベヤの全体構成
を示す模式図であり、(A)は側面図、(B)はB−B
線に沿う矢視図、(C)はC−C線に沿う矢視図、図7
は積付けコンベヤの先端部を示す模式図であり、(A)
は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図、(D)は
荷渡し台にギャッププレートを設けない場合の不都合を
示す模式図、図8は積付け作業状態を示す模式図であ
り、(A)は基本態様、(B)は物品の向きを変えて積
付ける態様、(C)は積付け済の前方邪魔物品を避けて
積付ける態様である。
【0013】積付け装置10は、図1に示す如く、仕分
けコンベヤ11、物品貯留コンベヤ12、積付けコンベ
ヤ13を有して構成され、段ボール箱やプラスチックコ
ンテナ等の物品をパレット、コンテナ荷台、トラック荷
台等の積付け台に積付ける。この実施例において、積付
け台14はパレットであり(図2)、積付け台14に積
付けられた物品は配送コンテナ15に積み替えられ、配
送トラック16で小売店等の届け先へ配送される(図
3)。配送コンテナ15への物品の積み替えは、スリッ
プシート17等を用いて積付け台14への積付け姿勢の
まま、積付け台14の上からコンテナ15の中へと移載
して行なわれる。以下、各装置の詳細について説明す
る。尚、図において、1は物品である。
【0014】(A) 仕分けコンベヤ11と仕分け先の決め
方(図1〜図3、表1) 仕分けコンベヤ11は、物品を搬送し、複数の物品貯留
コンベヤ12に分配する。各物品の仕分け先(分配先)
は、当該物品の積付け対象となる積付け台14と、積付
け台14上に定めた積付け区分とを予め以下の如くに定
められてなされる。
【0015】即ち、物品を積付け台14に積付けるに当
たっては、配送トラック16による配送の際、物品を取
出し易いように、コンテナ15の取出し側(扉側)に、
先に配送する物品がくるように積付ける。このための仕
分けコンベヤ11による仕分け先の決定(仕分ける物品
の品種と数量の決定)は以下のように行なう。
【0016】まず、コンテナ15の取出し側から奥側に
向かって、積付け台14の積付け面を前後方向において
仮想的に例えば4分割し、積付け区分14A〜14Dを
定める(図2、図3)。そして、積付け台14の前後長
さとほぼ同一範囲に、4本で1組をなし互いに並列をな
す荷揃えライン〜を並置するように、4個の物品貯
留コンベヤ12を並設する(図2)。こうして、物品を
積付け台14の前後方向に届け先順に積付け得るよう
に、物品を上記各荷揃えライン〜の物品貯留コンベ
ヤ12に仕分ける。各荷揃えライン〜の物品貯留コ
ンベヤ12に仕分けられた物品は、積付けコンベヤ13
を介して、当該荷揃えライン〜の直近の積付け台ス
ペースに積付けられるものとなる。
【0017】仕分けコンベヤ11から各荷揃えライン
〜の物品貯留コンベヤ12への物品の仕分け先は、例
えば表1の如くになる。ここでは、物品の品種α、β、
γを表1に記載の個数づつ、A店からI店の届け先順に
配送するものとする。ここで、A店(α品 5個、β品10
個…)、B店(α品 2個…)…の順に積付け容積を積算
し、積算値が各積付け区分14A〜14Dの最大積付け
容積以下になるように全注文を4分割する(表1の点線
にて分割)。この結果、荷揃えラインの物品貯留コン
ベヤ12には、α品17個、β品10個、γ品10個を仕分
け、他の荷揃えラインにも同様にして、荷揃えライン
にα品12個…を仕分ける。これを、各荷揃えライン〜
に対応する積付け台14の各積付け区分14A〜14
Dに積付けることで、コンテナ15に移し替えたとき、
届け先順の早い店の注文物品を取出し側(扉側)の近く
に配置することができる。
【0018】
【表1】
【0019】尚、上述の仕分けは、積付け台14の各積
付け区分14A〜14Dに物品を均等に配置するように
仕分けても良い。このとき、物品容積が各積付け区分間
で均等になるように仕分けても良いし、物品の個数が各
積付け区分間で均等になるように仕分けても良い。
【0020】また、物品は上流工程から仕分けコンベヤ
11に品種毎にまとめて搬送され、各荷揃えライン〜
の物品貯留コンベヤ12に対し、上述の個数づつ仕分
けられる。表1の例では、上流側からまず55個のα品が
搬送され、それらのα品は荷揃えラインに17個、荷揃
えラインに12個…の如くに仕分けられる。
【0021】尚、上述の仕分け処理は、積付け制御装置
(コンピュータ)で計算され、仕分けコンベヤ11の制
御装置に指示される。また、本実施例において、仕分け
コンベヤ11には各4本で1組をなす荷揃えライン〜
を複数組並置し、各荷揃えラインの組毎に、複数の積
付け台14のそれぞれに対する積付けを並行処理可能と
している。
【0022】(B) 物品貯留コンベヤ12(図4、図5) 物品貯留コンベヤ12は、上述した如く、仕分けコンベ
ヤ11から分岐した各荷揃えライン〜に配置され、
仕分けコンベヤ11から仕分けられた物品を一時貯留す
る。
【0023】物品貯留コンベヤ12は傾斜した多数のフ
リーローラー21を架台22に軸支したフリーローラー
コンベヤである。そして、物品貯留コンベヤ12は、先
端部に物品を切り出す物品排出装置23を備える。物品
排出装置23は、積付けコンベヤ13に設けてある排出
指示シリンダ24(排出指示装置)の排出指示動作に従
い、物品を 1個づつ積付けコンベヤ13に切り出す。
【0024】物品排出装置23は、図5に示す如く、フ
リーローラー21の下方にて架台22に揺動可能に支持
してある揺動台25の先端にゲート26を設け、この揺
動台25を揺動シリンダ27にて揺動することにより、
ゲート26をフリーローラー21の上下に突出、没入可
能とする。揺動シリンダ27は、積付けコンベヤ13側
の排出指示シリンダ24により押動されるメカニカルバ
ルブ28による流体切換動作によって伸縮せしめられ
る。そして、揺動台25の前端側上面には、ゲート26
がフリーローラー21の上方に突出する際にフリーロー
ラー21の上方に突出する先端ブレーキ部材29Aが設
けられている。また、揺動台25の後端側上面には、ゲ
ート26がフリーローラー21の下方に没入する際にフ
リーローラー21の上方に突出する中間ブレーキ部材2
9Bが設けられている。
【0025】従って、物品排出装置23にあっては、
(a) 積付けコンベヤ13側の排出指示シリンダ24がメ
カニカルバルブ28を押すと、揺動シリンダ27が伸長
して揺動台25を揺動し、ゲート26と先端ブレーキ部
材29Aとをフリーローラー21の下方に没入し、物品
貯留コンベヤ12の先端側に一時貯留されていた物品を
1個排出する。これと同時に、中間ブレーキ部材29B
をフリーローラ−21の上方に突出し、物品貯留コンベ
ヤ12の中間部に一時貯留されている他の物品を制動
し、 2個以上の物品の流出を防ぐ。その後、(b) 積付け
コンベヤ13側の排出指示シリンダ24がメカニカルバ
ルブ28から離れると、揺動シリンダ27が収縮して揺
動台25を上記(a) と反対方向に揺動し、中間ブレーキ
部材29Bをフリーローラー21の下方に没入し、かつ
ゲート26と先端ブレーキ部材29Aをフリーローラー
21の上方に突出することにて、上記(a) で物品貯留コ
ンベヤ12の中間部に制動してあった物品を先端側に移
送させ、かつ該物品を先端ブレーキ部材29Aにて制動
するとともにゲート26にて排出停止せしめる。
【0026】(C) 積付けコンベヤ13(図4〜図7) 積付けコンベヤ13は、各荷揃えライン〜の物品貯
留コンベヤ12の排出端に接続可能とされ、各物品貯留
コンベヤ12に一時貯留された物品を搬入し、積付け台
14の積付け位置近くまで搬送可能とする。
【0027】積付けコンベヤ13は、前述の如く各 4本
で 1組をなしている荷揃えラインの全組の前面に沿って
延在されているレール31上に配置される走行フレーム
32と、走行フレーム32をレール31上にて各物品貯
留コンベヤ12の前面に沿って走行可能とする走行装置
33とを備え、前述した複数の積付け台14のそれぞれ
に対応する各物品貯留コンベヤ12の排出端に位置決め
可能とされる。走行装置33は、走行フレーム32に設
けた走行モータ34と、この走行モータ34によってレ
ール31上にて駆動される駆動車輪35とからなる。走
行モータ34は、積付けコンベヤ13の先端部に設けて
ある操作制御ユニット36Aにて制御される。従って、
積付け作業者は、物品貯留コンベヤ12の物品のたまり
具合を見て、積付けを開始する物品貯留コンベヤ12を
選択し、積付けコンベヤ13をレール31に沿って走行
し、選択した物品貯留コンベヤ12の対面位置に位置決
めする。このとき、作業者は、操作制御ユニット36A
のボタンで左右の各物品貯留コンベヤ12のいずれの間
口に向けて積付けコンベヤ13を走行せしめるかを指示
する。積付けコンベヤ13は、この指示により、指示さ
れた方向に1間口分移動し、選択された物品貯留コンベ
ヤ12の対面位置に位置決めされる。また、積付けコン
ベヤ13にあっては、作業者により走行フレーム32に
設けてあるコンベヤ移動操作スイッチを用いて、コンベ
ヤ13を前述の複数の積付け台14のいずれかに位置付
けるように移動する。このとき、走行フレーム32は、
スイッチにより右移動か左移動かの移動方向を指示さ
れ、指示されている間だけ、指示された方向に移動し、
スイッチが戻されると、進行方向の直近の間口に位置決
めされて停止するようにすることができる。そして、積
付けコンベヤ13の走行フレーム32に乗車スペースを
設け、上述の複数の積付け台14に渡る移動のとき、作
業者をこの乗車スペースに載せて移動するようにしても
良い。
【0028】積付けコンベヤ13は、上述の選択された
物品貯留コンベヤ12の対面位置に位置決めされた後、
物品貯留コンベヤ12の側に物品の排出を指示し、物品
を受取る。このため、積付けコンベヤ13は、図5に示
す如く、走行フレーム32における物品貯留コンベヤ1
2の排出端に対面する位置に、前述の排出指示シリンダ
24と、物品引き込みローラー37とを設けてある。排
出指示シリンダ24は、前述の如く物品貯留コンベヤ1
2側のメカニカルバルブ28を押動可能とする。物品引
き込みローラー37は、引き込みモータ38にて駆動可
能とされる。39はチェーンである。即ち、作業者が操
作制御ユニット36Aを用いて物品切り出し開始を指示
すると、排出指示シリンダ24が一定の間隔で物品貯留
コンベヤ12のメカニカルバルブ28を押して前述の如
くに物品を排出せしめるとともに、引き込みローラー3
7が物品引き込み方向に回転して物品を引き込む。排出
間隔(秒)は、作業者の熟練度や疲労度に応じて、操作
制御ユニット36Aで設定される。
【0029】物品が、物品排出装置23により確実に1
個づつ排出でき、また、揺動コンベヤの角度によらず物
品を安定して引き込める場合等は、引き込みローラー3
7がなくても良い。
【0030】積付けコンベヤ13は、物品貯留コンベヤ
12から排出された物品をベルトコンベヤ41(搬送
路)により先端部まで搬送する。このとき、積付けコン
ベヤ13は、ベルトコンベヤ41を揺動及び伸縮可能と
し、その先端部において、物品を積付け台14上に定め
た積付け位置の手前やや上方に搬送する。
【0031】積付けコンベヤ13は、図6に示す如く、
走行フレーム32に揺動支軸42を介して揺動フレーム
43を揺動可能に支持するとともに、揺動フレーム43
の中間部に連結した引き上げフレーム44に連結してあ
るチェーン45を揺動用巻上げモータ46にて巻上げる
ことにより、揺動フレーム43を揺動支軸42回りにて
揺動し、結果としてベルトコンベヤ41の搬送経路角を
適宜揺動可能とする。
【0032】積付けコンベヤ13は、図6に示す如く、
揺動フレーム43に伸縮フレーム48を走行可能に支持
している。伸縮フレーム48は、下面を揺動フレーム4
3に設けてあるフレーム支持ローラー49に載架されて
支持されるとともに、左右側部に設けてある鉛直支持ロ
ーラー51、側方支持ローラー52を揺動フレーム43
の左右ガイドレール47、47にガイドされ、揺動フレ
ーム43に伸縮可能に支持される。そして、揺動フレー
ム43は、伸縮駆動モータ53と、このモータ53によ
って駆動されるチェーン54とを有し、チェーン54の
中間部に固定される移動子55を伸縮フレーム48にも
固定することにて、モータ53の伸縮駆動力を伸縮フレ
ーム48に伝え、伸縮フレーム48を揺動フレーム43
のガイドレール47、47に沿って走行させることにて
伸縮フレーム48を伸縮し、結果としてベルトコンベヤ
41の搬送経路長を適宜伸縮可能としている。
【0033】尚、ベルトコンベヤ41は、図6に示す如
く、揺動フレーム43において揺動支軸42と同軸支持
されるローラー56、揺動フレーム43に軸支されるロ
ーラー57A、57B、57C、伸縮フレーム48に軸
支されるローラー58A、58Bに掛け回される。これ
により、伸縮フレーム48が揺動フレーム43に対して
伸縮するとき、ベルトコンベヤ41の掛け回し長を常に
一定維持可能としている。また、コンベヤ駆動モータ5
9は揺動フレーム43に固定され、モータ59の回転駆
動力をチェーン59Aにより上述のローラー56に伝
え、結果としてベルトコンベヤ41を搬送駆動可能とし
ている。
【0034】そして、作業者が操作制御ユニット36B
のジョイスティック(操作レバー)でベルトコンベヤ4
1の移動方向を指示すると、揺動用巻上げモータ46、
伸縮駆動モータ53が作動してベルトコンベヤ41が揺
動及び伸縮せしめられる。尚、ベルトコンベヤ41の移
動方向が指示されている間、コンベヤ駆動モータ59が
継続的に作動してベルトコンベヤ41を搬送駆動せしめ
る。
【0035】積付けコンベヤ13は、図7に示す如く、
伸縮フレーム48の先端部の先端支持フレーム60に設
けた支軸61に、荷渡し台62を傾動及びスライド自在
に支持してある。荷渡し台62は、上面に多数のボール
キャスタ63からなる物品滑動面64を設けている。こ
れにより、ベルトコンベヤ41から搬送されてきた物品
は、その搬送慣性力を殺されることなく物品滑動面64
上を積付け位置方向に滑り、かつ作業者にて積付け位置
に導かれる途中で、少し回転操作力を加えるだけで、簡
単に物品滑動面64上でその姿勢を積付けに適した向き
に整えらえる。
【0036】荷渡し台62は姿勢制御装置65により、
その物品滑動面64を水平に対しやや下向き(物品の流
れを良くし得る角度、例えば0 〜2 度)の略一定姿勢に
保たれる。姿勢制御装置65は、伸縮フレーム48に固
定される傾動シリンダ66と、荷渡し台62に設けられ
る傾斜検出器67とから構成される。積付けコンベヤ1
3の揺動によって先端部が傾斜すると、傾斜検出器67
が荷渡し台62の傾斜の向き(上方か下方か)を検出
し、傾動シリンダ66が荷渡し台62を上記傾斜の逆向
きに傾動する。傾斜検出器67は、ピン68に支持した
重り69が、その傾斜によって前後いずれかのリミット
スイッチ67A、67Bをオンすることにて、その傾斜
の向きを検出する。傾動シリンダ66は、荷渡し台62
の押動面62Aを適宜量押すことにて、荷渡し台62を
支軸61回りで適宜角度揺動することにて、荷渡し台6
2の傾斜を調整する。
【0037】尚、傾動シリンダ66は、出退量を制御可
能なパワーシリンダ等を用いることができる。また、傾
斜検出器67は、一般に使われる傾斜センサでも良い。
【0038】荷渡し台62は、支軸61の軸方向(積付
けコンベヤ13の搬送方向に直交する方向)にスライド
自在であり、作業者は荷渡し台62上の物品を既に積付
けた邪魔物品(1A)を避ける方向から積付け台14上
の積付け位置に導くことができる。
【0039】尚、前述の操作制御ユニット36Bは、荷
渡し台62の下面の左右両側部のそれぞれに設置されて
いる。
【0040】また、荷渡し台62のボールキャスタ63
は、ベルトコンベヤ41が下向き傾斜のときに物品が最
先のボールキャスタ63の前面に引っ掛からないよう
に、荷渡し台62の水平状態下でベルトコンベヤ41よ
り一定高さ( 3〜 5mm)程度下位に設定される。
【0041】また、荷渡し台62は、ベルトコンベヤ4
1が下向き傾斜のときに物品が図7(D)に示す如くに
前後のボールキャスタ63間に引っ掛からないように、
前後のボールキャスタ63間にギャッププレート70を
設置してある。
【0042】然るに、積付けコンベヤ13の先端の荷渡
し台62に搬送された物品は、作業者にて、下記(1) 〜
(3) の如くに積付け台14上の積付け位置に積付けられ
る(図8)。
【0043】(1) 作業者は、ベルトコンベヤ41が付与
した搬送慣性力を利用して、物品を積付け位置に導く
(図8(A))。物品の後部に軽く手を沿え、物品を積
付け位置に飛び移らせるようにすると楽である。このと
き、物品の前部にも手を沿えて、物品が所望位置にて停
止するように規制するとスピーディに作業できる。
【0044】(2) 作業者は、積付け位置に導く途中で、
物品滑動面64上の物品に少し回転力を加えることによ
り、物品を滑動面64上で簡単に、積付けに適した向き
にすることができる(図8(B))。
【0045】(3) 荷渡し台62を支軸61に沿ってスラ
イドすることにより、既に積付けてある邪魔な先行物品
(1A)を避けて積付けることができる(図8
(C))。
【0046】以下、積付け装置10による積付け方法に
ついて説明する。 (1) 仕分けコンベヤ11により搬送されてくる物品を、
積付け台14上の各積付け区分14A〜14Dのそれぞ
れに応じた荷揃えライン〜の物品貯留コンベヤ12
に仕分ける。仕分けコンベヤ11による仕分け先の決定
は、前述の表1に例示した如く、物品が積付け台14の
前後方向に届け先順に積付けられるようになされる。
【0047】(2) 作業者は、各物品貯留コンベヤ12の
物品のたまり具合を見て、積付けを開始する物品貯留コ
ンベヤ12を選択し、積付けコンベヤ13を前述の如く
にレール31上を走行させて、選択した物品貯留コンベ
ヤ12の背面位置に位置決めする。
【0048】(3) 作業者は、積付けコンベヤ13の排出
指示シリンダ24により、前述の如く、物品貯留コンベ
ヤ12の物品排出装置23に物品の排出を指示し、物品
貯留コンベヤ12から所定の排出間隔で排出される物品
を積付けコンベヤ13に搬入する。
【0049】(4) 作業者は、前述の如く、積付けコンベ
ヤ13を揺動、伸縮してその先端部の荷渡し台62を積
付け台14上の積付け位置の側傍に位置付ける。このと
き、荷渡し台62の物品滑動面64は姿勢制御装置65
によって積付けコンベヤ13の揺動角度に関係なく、水
平に対する略一定姿勢(略水平)に保たれる。
【0050】(5) 積付けコンベヤ13のベルトコンベヤ
41が搬送してくる物品を、荷渡し台62の物品滑動面
64上で滑らせ、前述の図8に例示した積付け作業態様
の如くにより、積付けコンベヤ13が物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台14上の積付け
位置に積付ける。
【0051】以下、本実施例の作用について説明する。 物品は各荷揃えライン〜から、積付け台14の前
後方向に沿う各積付け台スペースに、該積付け台14の
前後方向において届け先順に並ぶように積付けられる。
このとき、各荷揃えライン〜は、積付け台14の前
後長さとほぼ同一範囲に並置されており、物品は積付け
台14の前後方向に直交する側方から各積付け台スペー
スに搬入される。従って、各荷揃えライン〜から積
付け台14への搬入タイミングは、届け先順に拘束され
ない。このため、ある荷揃えライン〜からの積付け
作業中に当該ラインの物品在庫が一時的になくなったと
き、当該ラインへの不足在庫が補給されるまで、当該ラ
インからの積付け作業を一時中断して他の荷揃えライン
〜からの積付け作業を一時先行する如くが許される
等、全ラインからの積付け作業を全面停止する必要がな
い。即ち、作業効率が良い。
【0052】尚、各荷揃えライン〜から積付け台1
4への積付けコンベヤ13が各ライン毎に個別配置され
ていれば、各ラインから積付け台への積付け作業を同時
並行することもできる。
【0053】上記により、複数の荷揃えライン〜
のあるラインで在庫不足を生じたとき、当該ラインへ
の不足在庫の補給を行なうと同時に他のラインからの積
付け作業を行なうことができる。従って、積付け台14
への積付け作業停止を回避するために各荷揃えライン
〜での最大在庫量を大とし、ライン長を長くする如く
の必要がない。即ち、設備効率も良い。
【0054】各荷揃えライン〜に分配される物品
の全容積が互いに均等になるように、各ラインに物品を
分配することにより、物品を積付け台14の前後方向に
届け先順に積付けながら、該積付け台14上での物品の
積付け荷姿のバランスを良くすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パレット
等の積付け台に物品を届け先順に積付けるに際し、作業
効率を向上し、かつ設備効率も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は積付け装置の一例を示す全体配置図であ
る。
【図2】図2は荷揃えラインと積付け台の積付け区分と
の位置関係を示す模式図である。
【図3】図3は積付け台の配送トラックへの積込み方法
を示す模式図である。
【図4】図4は積付け装置の要部構成を示す模式図であ
り、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図
である。
【図5】図5は物品貯留コンベヤと積付けコンベヤとの
接続構造を示す模式図であり、(A)は平面図、(B)
は側面図である。
【図6】図6は積付けコンベヤの全体構成を示す模式図
であり、(A)は側面図、(B)はB−B線に沿う矢視
図、(C)はC−C線に沿う矢視図である。
【図7】図7は積付けコンベヤの先端部を示す模式図で
あり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面
図、(D)は荷渡し台にギャッププレートを設けない場
合の不都合を示す模式図である。
【図8】図8は積付け作業状態を示す模式図であり、
(A)は基本態様、(B)は物品の向きを変えて積付け
る態様、(C)は積付け済の前方邪魔物品を避けて積付
ける態様である。
【符号の説明】
14 積付け台 〜 荷揃えライン 14A〜14D 積付け区分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数届け先の物品を積付け台に積付け
    る、物品の積付け方法において、 積付け台の前後長さとほぼ同一範囲に、複数本の互いに
    並列をなす荷揃えラインを並置し、 物品を積付け台の前後方向に届け先順に積付け得るよう
    に、物品を上記各荷揃えラインに分配し、 各荷揃えラインに分配された物品を、当該荷揃えライン
    直近の積付け台スペースに積付けることを特徴とする物
    品の積付け方法。
  2. 【請求項2】 前記各荷揃えラインへの物品の分配を、
    各荷揃えラインに分配される物品の全容積が互いに均等
    になるように行なう請求項1記載の物品の積付け方法。
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