JP2002114324A - 倉庫設備 - Google Patents

倉庫設備

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JP2002114324A
JP2002114324A JP2000307989A JP2000307989A JP2002114324A JP 2002114324 A JP2002114324 A JP 2002114324A JP 2000307989 A JP2000307989 A JP 2000307989A JP 2000307989 A JP2000307989 A JP 2000307989A JP 2002114324 A JP2002114324 A JP 2002114324A
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JP
Japan
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conveyor
shelf
warehouse
lift
storage shelves
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Withdrawn
Application number
JP2000307989A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Oizumi
光典 大泉
Shinzo Muraoka
新三 村岡
Hirofumi Masuda
浩文 桝田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース性に優れ、効率よい入出庫作業を
可能とする倉庫設備の提供を目的とする。 【解決手段】 倉庫設備1は、多段にわたって設けられ
た複数の収納棚12a〜13cを備える倉庫ユニット1
0を複数並設したものである。各倉庫ユニット10に
は、入出庫コンベヤ系20を有する入出庫フロア14
と、入出庫フロア14及び各段を通過するように設けら
れたリフト通過領域15とが設けられている。リフト通
過領域15には、搬送コンベヤ19a〜19cを有する
リフト装置17が昇降自在に配される。各収納棚12a
〜13cは、各段ごとに、リフト通過領域15の両側に
複数列にわたって配設されており、それぞれ、リフト通
過領域15に面する一の間口と、リフト装置17の各搬
送コンベヤ19a〜19cとの間で商品Pを受け渡すた
めの棚コンベヤ16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫設備に関し、
特に、複数の収納棚に荷を収納すると共に、各収納棚か
ら荷を取り出すことができる倉庫設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開昭59−182104号公報によって開示されたも
のが知られている。この公報に記載された従来の倉庫設
備は、建屋に設けられた多段複数列の収納棚を有し、各
収納棚にカートンケース単位の商品(荷)を多数収納可
能なものである。各収納棚は、コンベヤを傾斜させた状
態で多段複数列に建屋に配設すると共に、各コンベヤの
傾斜下流端にストッパを設けることにより構成される。
各収納棚は、それぞれ、傾斜上流端と傾斜下流端とにそ
れぞれ1箇所ずつ間口を有する。また、建屋の側方に
は、各収納棚の傾斜上流側の間口に沿うように走行可能
な入庫側走行体と、各収納棚の傾斜下流側の間口に沿う
ように走行可能な出庫側走行体とがそれぞれ備えられて
いる。入庫側走行体と出庫側走行体とは、それぞれ垂直
循環コンベヤ付クレーンを有する。更に、入庫側走行体
の走行路沿いには、入荷コンベヤが、出庫側走行体の走
行路沿いには、搬出コンベヤがそれぞれ設置されてい
る。
【0003】このように構成された従来の倉庫設備は、
基本的に、一の収納棚に同一の商品を複数収納すると共
に、収納する商品の種類を所定数の収納棚ごとに異なら
せた状態で用いられる。すなわち、当該倉庫設備に商品
を入庫させる際には、入荷コンベヤに同一の商品を一定
数だけ連続的に供給すると共に、入庫側走行体を指定さ
れた収納棚の間口に対応するように移動させる。そし
て、入庫側走行体に設けられた垂直循環コンベヤ付クレ
ーンによって入荷コンベヤ上の商品を取り上げ、指定さ
れた収納棚(コンベヤ)に複数の同一商品を順次受け渡
す。以下、このような入庫作業を異なる種類の商品ごと
に行う。
【0004】一方、各収納棚から商品を出庫させる際に
は、仕向け先から指定されている商品の種類、数量に基
づき、まず、出庫側走行体を指定された種類の商品が収
納されている収納棚の間口に対応するように移動させ
る。そして、出庫側走行体に設けられた垂直循環コンベ
ヤ付クレーンによって、当該収納棚(コンベヤ)から指
定数の商品を順次取り出す。垂直循環コンベヤ付クレー
ンによって取り出された商品は、出荷コンベヤ上に移し
替えられる。以下、仕向け先から指定された全種類の商
品が取り出されるまで、同様の作業が繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、各種倉庫設備に
ついては、近年、その設置に要する敷地面積をできるだ
け小さくすることが求められている。この点で、従来の
倉庫設備に対しては、省スペース性に欠けるといった指
摘もなされている。また、近年では、商品の多品種化に
伴い、一の仕向け先に対する1商品当たりの出荷数は減
少する傾向にある。このため、上述したような倉庫設備
においては、一の収納棚に同一の商品を多数収納するよ
りも、仕向け先に応じるように各収納棚に異なる種類の
商品を収納することが求められるようになってきてい
る。
【0006】しかしながら、従来の倉庫装置において、
各収納棚に異なる種類の商品を収納しようとすれば、垂
直循環コンベヤ付クレーンを備えた走行体を複数の収納
棚(間口)に対応するように頻繁に移動させる必要が生
じるので、商品の入出庫作業を効率よく進めることが困
難となる。そして、このような不具合を回避するために
は、入庫に先立って、商品を一旦集約させた上で仕分け
する必要が生じる。しかしながら、これでは、商品を集
約、仕分けするためのスペースが更に必要となってしま
うので、省スペース化を図るという要請に応えることは
ますます困難となる。
【0007】そこで、本発明は、省スペース性に優れ、
効率よい入出庫作業を可能とする倉庫設備の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による倉庫設備は、多段にわたって設けられた複数の収
納棚を有し、各収納棚に複数の荷を収納することができ
る倉庫設備において、各収納棚とは異なる段に設けられ
ており、荷を入出庫するための入出庫コンベヤ系を有す
る入出庫フロアと、入出庫フロア及び各段を通過するよ
うに設けられたリフト通過領域と、リフト通過領域を昇
降自在であると共に、荷を搬入出するための搬送コンベ
ヤを有するリフト装置とを備え、各収納棚は、各段ごと
に、リフト通過領域の両側に複数列にわたって配設され
ており、それぞれ、リフト通過領域に面する一の間口
と、リフト装置の搬送コンベヤとの間で荷を受け渡すた
めの棚コンベヤとを有することを特徴とする。
【0009】この倉庫設備では、各収納棚とは異なる
段、例えば、収納棚の最下段よりも下方の階等に、入出
庫フロアが設けられる。入出庫フロアには、各収納棚に
荷を入出庫する際に用いられる入出庫コンベヤ系が配置
される。また、この倉庫設備には、入出庫フロアと収納
棚の各段とを通過するようにリフト通過領域が設けられ
ている。リフト通過領域内には、リフト装置が昇降自在
に配され、リフト装置には、荷を搬入出するための搬送
コンベヤが設けられている。更に、この倉庫設備の各段
において、各収納棚は、リフト通過領域の両側(搬送コ
ンベヤの搬送方向における両側)に複数列にわたって配
設され、それぞれリフト通過領域に面する一の間口を有
する。すなわち、この倉庫設備では、リフト装置は、互
いに対向し合う複数列の収納棚同士の間を昇降すること
になる。そして、各収納棚には、リフト装置の搬送コン
ベヤとの間で荷を受け渡すための棚コンベヤが設けられ
る。
【0010】このように構成された倉庫設備に荷を入庫
させる場合、まず、リフト装置を入出庫フロアに停止さ
せた状態で、入出庫コンベヤ系に荷を供給する。荷は、
入出庫コンベヤ系からリフト装置の搬送コンベヤに受け
渡される。搬送コンベヤに荷が載置されると、リフト装
置は、指定された収納棚が位置する段まで移動させら
れ、その段で停止する。そして、荷は、搬送コンベヤか
ら、リフト通過領域の両側に配設されている何れかの収
納棚の棚コンベヤに受け渡される。また、この倉庫設備
から荷を出庫させる場合、リフト装置を指定された収納
棚が位置する段まで移動させ、荷を当該収納棚の棚コン
ベヤからリフト装置の搬送コンベヤに受け渡す。そし
て、リフト装置を入出庫フロアまで移動させた後、搬送
コンベヤ上の荷を入出庫コンベヤ系に受け渡す。
【0011】このように、この倉庫設備では、互いに対
向し合う複数列の収納棚同士の間にリフト通過領域が設
けられているので、一体のリフト装置によって、入出庫
フロアの入出庫コンベヤ系と各収納棚との間で荷を効率
よく受渡しすることが可能となる。従って、入庫用と出
庫用とにそれぞれ専用の搬送手段(例えば、垂直循環コ
ンベヤ付クレーンを備えた走行体等)を設ける必要がな
くなる。加えて、この倉庫設備では、比較的規模の大き
い入出庫コンベヤ系が各収納棚とは異なる段に一括され
た状態でコンパクトに配置されている。この結果、倉庫
設備の設置に要する敷地面積を容易に小さくすることが
可能となる。
【0012】また、リフト装置は、搬送コンベヤを収納
棚の列数と同数備えており、入出庫フロアの入出庫コン
ベヤ系は、収納棚の列方向に移動自在であり、リフト装
置の各搬送コンベヤに対して荷を移送可能なシフトコン
ベヤと、シフトコンベヤの側方に配置されており、収納
棚の列方向に荷を搬入する入荷コンベヤと、入荷コンベ
ヤとシフトコンベヤとの間に配置された入庫用バッファ
コンベヤと、リフト通過領域を挟んで入荷コンベヤの反
対側に配置されており、収納棚の列方向に荷を搬出する
出荷コンベヤと、リフト通過領域と出荷用コンベヤとの
間に配置された複数列の出庫用バッファコンベヤとから
なると好ましい。
【0013】一方、この倉庫設備から荷を出庫させる場
合、リフト装置は、指定された収納棚が位置する段まで
移動させられる。そして、指定された収納棚の棚コンベ
ヤから、当該収納棚の列に対応する搬送コンベヤに荷を
受け渡される。搬送コンベヤ上に荷が載置されると、リ
フト装置は、入出庫フロアまで移動させられ、搬送コン
ベヤ上の荷は、対応する出庫用バッファコンベヤに受け
渡される。出庫用バッファコンベヤは、搬出タイミング
を適宜調整しながら、荷を出荷コンベヤに受け渡す。
【0014】このように、この倉庫設備では、荷を入庫
させる際、入出庫コンベヤ系に含まれるシフトコンベヤ
によって、指定された収納棚に対する荷の仕分けが効率
よく行なわれる。これにより、荷の入庫に先立って、荷
を集約、仕分けする必要がなくなり、そのためのスペー
スが不要となる。同様に、荷を出庫させるに際には、仕
向け先からの指定に応じるように、荷を効率よく出庫さ
せることができるので、倉庫設備から出庫させた荷を改
めて集約、仕分けする必要もなくなり、そのためのスペ
ースが不要となる。この結果、倉庫設備を設置するため
の敷地面積をより一層小さくすることができる。
【0015】更に、リフト装置には、搬送コンベヤを駆
動する搬送コンベヤ駆動手段と、各段で少なくとも何れ
か一の収納棚の棚コンベヤと連結して、当該棚コンベヤ
を駆動可能な棚コンベヤ駆動手段とが備えられていると
好ましい。
【0016】このような構成を採用すれば、各収納棚ご
とに棚コンベヤを駆動するための機構を備える必要がな
くなる。従って、倉庫設備を低コストで構成することが
可能となる。
【0017】また、棚コンベヤ駆動手段は、リフト通過
領域の一側に位置する棚コンベヤと、他側に位置する棚
コンベヤとのうちの何れかに選択的に連結させることが
できるように構成されており、棚コンベヤ駆動手段は、
搬送コンベヤ駆動手段によって駆動される搬送コンベヤ
と同方向に棚コンベヤを駆動すると好ましい。
【0018】更に、各収納棚、入出庫フロア、リフト通
過領域、及び、リフト装置からなる倉庫ユニットを複数
備え、各倉庫ユニットが収納棚の列方向に並設されてい
ると好ましい。
【0019】このような構成を採用すれば、倉庫設備を
容易に大規模化することができる。そして、このような
倉庫設備では、各倉庫ユニットごとに、入出庫作業が行
われるので、各倉庫ユニットにおける収納棚の列数等を
適宜設定しておくことにより、極めて効率よく入出庫作
業を進めることが可能となる。
【0020】また、各倉庫ユニットの入出庫フロアのう
ち、少なくとも2つの倉庫ユニットに跨るように設けら
れており、収納棚の列方向に荷を搬入する入荷コンベヤ
を複数備えると好ましい。
【0021】このような構成を採用すれば、倉庫設備全
体に入庫させる荷の搬送作業を複数の入荷コンベヤによ
って分担させることが可能となる。従って、大量の荷を
効率よく各倉庫ユニットに対して入庫させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による倉
庫設備の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明による倉庫設備を示す平面
図であり、図2は、本発明による倉庫設備を図1におけ
るII−II方向からみた側面図である。これらの図面に示
す倉庫設備1は、図3〜図5に示す倉庫ユニット10を
複数(本実施形態では、5ユニット)並設させたもので
ある。各倉庫ユニット10は、ラック11を有する。こ
のラック11には、図3に示すように、収納棚12a,
12b,12c,13a,13b,13cが多段(本実
施形態では、4段)にわたって設けられている。また、
ラック11の各段のうち、最下段よりも下方の階には、
入出庫フロア14が設けられている。そして、ラック1
1の長手方向中央部付近には、入出庫フロア14と各段
とを通過するようにリフト通過領域15が設けられてい
る。
【0024】更に、図3及び図4に示すように、ラック
11の各段には、リフト通過領域15の両側(ラック1
1の長手方向における両側)には、収納棚12a,12
b,12c、13a,13b,13cが複数列(本実施
形態では、3列)にわたって配設されている。すなわ
ち、リフト通過領域15の各図中左側には、3列の収納
棚12a〜12cが配設されており、リフト通過領域1
5の各図中右側には、3列の収納棚13a〜13cが配
設されている。これにより、ラック11の各段には、そ
れぞれリフト通過領域15に面する一の間口を有する収
納棚12a〜12c及び13a〜13cが左右3列ず
つ、計6列設けられる。そして、倉庫ユニット10全体
には、合計24列(6列×4段)の収納棚が配設される
ことになる。
【0025】ラック11の各段において、各収納棚12
a〜12c及び13a〜13cは、リフト通過領域15
の両側にそれぞれ3列の棚コンベヤ16をそれぞれ水平
に固定することにより構成される。各棚コンベヤ16
は、いずれもカートンケース単位の商品(荷)Pを例え
ば10個載置できるように構成されている。この結果、
倉庫ユニット10全体には、カートンケース単位の商品
Pを合計240個入庫させることが可能となる。なお、
各倉庫ユニット10における収納棚の段数、列数は、倉
庫設備1の規模等に応じて任意に定めることができる。
【0026】図3〜図5に示すように、リフト通過領域
15には、リフト装置17が配置されている。リフト装
置17は、リフトチェーン、ワイヤ等を介して門形フレ
ーム18によって支持されており、図示しない駆動装置
によって昇降させられる。これにより、倉庫設備1の各
倉庫ユニット10では、リフト装置17は、互いに対向
し合う複数列の収納棚12a〜12cと複数列の収納棚
13a〜13cとの間を昇降することになる。このリフ
ト装置17は、各段における収納棚12a〜12c、及
び、13a〜13cの列数(3列)と同数の搬送コンベ
ヤ19a,19b,19cを有する。
【0027】リフト装置17に設けられている搬送コン
ベヤ19a,19b,19cの搬送方向は、各収納棚1
2a〜13cの棚コンベヤ16の搬送方向と平行に設定
されている。そして、搬送コンベヤ19aは、各段にお
いて、収納棚12a,13aの棚コンベヤ16と連続さ
せることができる。同様に、各段において、搬送コンベ
ヤ19bは、収納棚12b,13bの棚コンベヤ16
と、搬送コンベヤ19cは、収納棚12c,13cの棚
コンベヤ16と連続させることができる。
【0028】一方、入出庫フロア14には、図4及び図
5に示すように、入出庫コンベヤ系20が配置されてい
る。入出庫コンベヤ系20には、入荷コンベヤ21と出
荷コンベヤ22とが含まれる。入荷コンベヤ21は、入
出庫フロア14の図4及び図5における右端部に配置さ
れており、図示しない荷受場からラック11に向けて、
収納棚12a〜12c、及び、13a〜13cの列方向
に商品Pを搬送する。また、出荷コンベヤ22は、入出
庫フロア14の図4及び図5における左端部に配置され
ており、ラック11から図示しない荷積場に向けて、収
納棚12a〜12c、及び、13a〜13cの列方向に
商品Pを搬送する。
【0029】更に、入出庫フロア14には、シフトコン
ベヤ23が配置されている。シフトコンベヤ23は、入
出庫フロア14に停止させたリフト装置17(リフト通
過領域15)の側方、かつ、入荷コンベヤ21側に配置
されている。そして、シフトコンベヤ23は、図示しな
い駆動装置により、リフト装置17の搬送コンベヤ19
a〜19cの列方向に平行移動させることが可能であ
る。これにより、シフトコンベヤ23を各搬送コンベヤ
19a〜19cのうちの何れか連続させることができ
る。
【0030】また、入荷コンベヤ21とシフトコンベヤ
23との間には、入庫用バッファコンベヤ24が配置さ
れている。この入庫用バッファコンベヤ24は、中央位
置(搬送コンベヤ19bと連続する位置)に停止してい
るシフトコンベヤ23と連続するように配置されてい
る。入庫用バッファコンベヤ24は、ストッパ式又は速
度調節式等の図示しないバッファ装置を備えており、入
荷コンベヤ21から受け渡された商品Pを任意に設定し
たタイミングでシフトコンベヤ23に受け渡す。
【0031】同様に、リフト通過領域15と出荷コンベ
ヤ22との間には、出庫用バッファコンベヤ25a,2
5b,25cが、リフト装置17に設けられている搬送
コンベヤ19a,19b,19cの列数と同数(3列)
並設されている。各出庫用バッファコンベヤ25a〜2
5cも、ストッパ式又は速度調節式等のバッファ装置を
備えている。そして、各出庫用バッファコンベヤ25a
〜25cは、搬送コンベヤ19a〜19cから受け渡さ
れた商品Pを任意に設定したタイミングで出荷コンベヤ
22に受け渡す。
【0032】ここで、図6に示すように、倉庫ユニット
10を5ユニット備える倉庫設備1では、全体で2体の
入荷コンベヤ21が備えられている。すなわち、2体の
入荷コンベヤ21のうち、一方は、図6のおいて下側に
位置する2つの倉庫ユニット10の入出庫フロア14を
跨るように設けられている。また、2体の入荷コンベヤ
21のうちの他方は、図6のおいて上側に位置する3つ
の倉庫ユニット10の入出庫フロア14を跨るように設
けられている。このように、倉庫設備1は、少なくとも
2つの倉庫ユニット10に跨る入荷コンベヤ21を複数
備えているので、倉庫設備1の全体に入庫させる商品P
の搬送作業を複数の入荷コンベヤ21によって分担させ
ることが可能となる。従って、大量の商品Pを効率よく
各倉庫ユニット10に対して入庫させることが可能とな
る。
【0033】図7は、リフト装置17を示す概略構成図
である。同図に示すように、リフト装置17の各搬送コ
ンベヤ19a〜19cは、それぞれ一対のスプロケット
26と、一対のスプロケット26に巻き掛けられたリン
クチェーン27とを備える。各搬送コンベヤ19a〜1
9cに設けられている一対のスプロケット26のうち、
一方には、伝動ギア28が同軸に取り付けられている。
また、リフト装置17の基台17aには、各搬送コンベ
ヤ19a〜19cの下方に位置するように駆動モータ2
9が固定されている。駆動モータ29の回転軸には、駆
動ギアが取り付けられており、この駆動ギアと伝動ギア
28とには、伝動チェーン30が巻き掛けられている。
これらスプロケット26、リンクチェーン27、伝動ギ
ア28、駆動モータ29等は、各搬送コンベヤ19a〜
19cを駆動する搬送コンベヤ駆動機構31を構成す
る。
【0034】また、リフト装置17には、各搬送コンベ
ヤ19a〜19cを駆動するための搬送コンベヤ駆動機
構31に加えて、各棚収納棚12a〜12c及び13a
〜13cに設けられている各棚コンベヤ16を駆動する
ための棚コンベヤ駆動機構32が備えられている。棚コ
ンベヤ駆動機構32は、リフト通過領域15を挟んで互
いに対向し合う収納棚12aと収納棚13a、収納棚1
2bと収納棚13b、及び、収納棚12cと収納棚13
cに対応するように複数(本実施形態では、3体)設け
られる。そして、各棚コンベヤ駆動機構32は、リフト
通過領域15の図7における左側の棚コンベヤ16と、
図7における右側の棚コンベヤ16とのうちの一方に選
択的に連結させることができるように構成されている。
【0035】すなわち、各棚コンベヤ駆動機構32は、
リフト通過領域15の両側に位置する棚コンベヤ16の
うち、一方の側(本実施形態では、図7における右側)
の棚コンベヤ16寄りに位置するように基台17aに固
定された駆動モータ33を有する。また、駆動モータ3
3は、リンク34を回動自在に支持しており、リンク3
4の先端には、大歯車と小歯車とを同軸に固定した伝動
ギア35が取り付けられている。駆動モータ33の回転
軸には、駆動ギア36が取り付けられており、駆動ギア
36と伝動ギア35の小歯車とには、連動チェーン37
が巻き掛けられている。
【0036】更に、棚コンベヤ駆動機構32には、リフ
ト通過領域15の両側に位置する棚コンベヤ16のう
ち、他方の側(本実施形態では、図7における左側)の
棚コンベヤ16寄りに位置する伝動ギア38が含まれ
る。また、伝動ギア38は、基台17aに支持されてお
り、伝動ギア38の取付軸は、リンク39を回動自在に
支持している。リンク39の先端には、大歯車と小歯車
とを同軸に固定した伝動ギア40が取り付けられてい
る。図7に示すように、図中右側に位置する駆動モータ
33の駆動ギア36と、図中左側に位置する伝動ギア3
8とには、連動チェーン41が巻き掛けられている。更
に、伝動ギア38と、リンク39に取り付けられた伝動
ギア40の小歯車とにも連動チェーン42が巻き掛けら
れている。
【0037】図7に示すように、リフト装置17の両端
部に配されているリンク34とリンク39とは、水平に
延びる連結ロッド44を介して互いに連結されている。
また、連結ロッド44には、駆動シリンダ45のピスト
ンロッドが連結されている。駆動シリンダ45は、リフ
ト装置17の基台17aに固定されており、駆動シリン
ダ45を作動させれば、連結ロッド44を左右水平にス
ライド移動させることができる。
【0038】ここで、棚コンベヤ駆動機構32によって
駆動される棚コンベヤ16について説明すると、各棚コ
ンベヤ16も、それぞれ一対のスプロケット46(図7
では、それぞれ片側のみ示す)と、一対のスプロケット
46に巻き掛けられたリンクチェーン47とを備える。
各棚コンベヤ16に設けられている一対のスプロケット
46のうち、リフト通過領域15(リフト装置17)側
のスプロケット46には、伝動ギア48が同軸に取り付
けられている。また、ラック11には、各棚コンベヤ1
6と平行に延びる水平桁11aが設けられており、各水
平桁11aのリフト通過領域15(リフト装置17)側
の端部には、大歯車と小歯車とを同軸に固定した伝動ギ
ア49が回転自在に支持されている。スプロケット46
の伝動ギア48と、伝動ギア49の小歯車とには、連動
チェーン50が巻き掛けられている。
【0039】このように構成された棚コンベヤ駆動機構
32によれば、駆動シリンダ45を作動させて連結ロッ
ド44を図7において右方向に移動させれば、リンク3
4とリンク39とは、それぞれ図中時計周りに回動す
る。これにより、収納棚13a(13b,13c)側の
棚コンベヤ16に設けられている伝動ギア49の大歯車
と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア35(大歯車)
とが噛み合う。一方、図7中左側の伝動ギア40と、収
納棚12a(12b,12c)側の棚コンベヤ16に設
けられている伝動ギア49(大歯車)との噛み合いは解
除される。
【0040】また、駆動シリンダ45を作動させて連結
ロッド44を図7において左方向に移動させれば、リン
ク34とリンク39とは、それぞれ図中反時計周りに回
動する。これにより、収納棚12a(12b,12c)
側の棚コンベヤ16に設けられている伝動ギア49の大
歯車と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア40(大歯
車)とが噛み合う。一方、図7中右側の伝動ギア35
と、収納棚13a(13b,13c)側の棚コンベヤ1
6に設けられている伝動ギア49(大歯車)との噛み合
いは解除される。
【0041】棚コンベヤ駆動機構32は、左右の棚コン
ベヤ16の一方と連結した際、これら棚コンベヤ16の
間に位置しており、搬送コンベヤ駆動機構31によって
駆動される搬送コンベヤ19a〜19cと同方向に、連
結した棚コンベヤ16を駆動する。このような棚コンベ
ヤ駆動機構32をリフト装置17側に設けることによ
り、各収納棚12a〜12c、13a〜13cごとに棚
コンベヤ16を駆動するための機構を備える必要がなく
なる。従って、倉庫ユニット10(倉庫設備1)を低コ
ストで構成することが可能となる。
【0042】上述した入出庫フロア14に設けられてい
る入荷コンベヤ21、出荷コンベヤ22、シフトコンベ
ヤ23、入庫用バッファコンベヤ24、及び、各出庫用
バッファコンベヤ25a〜25cは、何れも図示しない
制御装置(倉庫管理コンピュータ)によって制御され
る。また、リフト装置17、搬送コンベヤ駆動機構3
1、棚コンベヤ駆動機構32も、当該制御装置によって
制御される。
【0043】以下、図8〜図17を参照しながら、上述
した倉庫設備1における商品Pの入出庫手順について説
明する。
【0044】倉庫設備1に商品Pを入庫させるに際して
は、まず、図8に示すように、各リフト装置17を各倉
庫ユニット10の入出庫フロア14に停止させると共
に、各シフトコンベヤ23を中央位置に停止させてお
く。また、制御装置(倉庫管理コンピュータ)には、各
商品Pを収納する番地を倉庫ユニット10毎に入力して
おく。そして、荷受場から2体の入荷コンベヤ21に同
一種類の商品Pを連続的に供給する。各入荷コンベヤ2
1上の商品Pは、制御装置(倉庫管理コンピュータ)に
入力された指定番地に対応する倉庫ユニット10の入出
庫フロア14に到達すると、図8に示すように、入荷コ
ンベヤ21から入庫用バッファコンベヤ24に受け渡さ
れる。図8に示す例は、この倉庫ユニット10に2個の
商品Pを収納するように、制御装置に入力がなされてい
る場合を示しており、入荷コンベヤ21から2個の商品
Pが入庫用バッファコンベヤ24に受け渡される。
【0045】商品Pを受け取った入庫用バッファコンベ
ヤ24は、制御装置からの指令に従い、所定の供給タイ
ミングで1個目の商品Pをシフトコンベヤ23に受け渡
す一方、2個目の商品Pを滞留させておく。シフトコン
ベヤ23に1個目の商品Pが受け渡されると、シフトコ
ンベヤ23は、図9に示すように、リフト装置17に設
けられている搬送コンベヤ19a〜19cのうち、指定
番地、すなわち、指定された収納棚の列に対応する搬送
コンベヤ(ここでは、搬送コンベヤ19a)と対向する
ように収納棚12a〜13cの列方向に移動させられ
る。搬送コンベヤ19aとシフトコンベヤ23とが対向
すると、商品Pは、シフトコンベヤ23から搬送コンベ
ヤ19aに受け渡される。
【0046】1個目の商品Pがリフト装置の搬送コンベ
ヤ19aに受け渡されると、シフトコンベヤ23は、図
10に示すように、中央位置まで再度移動させられる。
シフトコンベヤ23が中央位置に戻されると、入庫用バ
ッファコンベヤ24は、滞留させておいた商品Pをシフ
トコンベヤ23に受け渡す。シフトコンベヤ23に2個
目の商品Pが受け渡されると、シフトコンベヤ23は、
図11に示すように、リフト装置17に設けられている
搬送コンベヤ19a〜19cのうち、指定番地、すなわ
ち、指定された収納棚の列に対応する搬送コンベヤ(こ
こでは、搬送コンベヤ19c)と対向するように収納棚
12a〜13cの列方向に移動させられる。搬送コンベ
ヤ19cとシフトコンベヤ23とが対向すると、商品P
は、シフトコンベヤ23から搬送コンベヤ19cに受け
渡される。
【0047】このようにして、指定数の商品Pがリフト
装置17の搬送コンベヤ19a,19cに載置される
と、リフト装置17は、指定された収納棚12a〜13
cが位置する段まで移動させられ、その段で停止する。
すなわち、図12及び図13に示すように、2個の商品
Pの収納先が第2段の収納棚12aと第4段の収納段1
2cとに指定されている場合、まず、リフト装置17
は、図12(b)に示すように、第2段目まで上昇させ
られる。そして、第2段でリフト装置17が停止する
と、リフト装置17に設けられている棚コンベヤ駆動機
構32のうち、収納棚12a,13aに対応する棚コン
ベヤ駆動機構32の駆動シリンダ45によって、連結ロ
ッド44が左方向に移動させられる(図7参照)。これ
により、収納棚12aの棚コンベヤ16に設けられてい
る伝動ギア49と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア
40とが噛み合う。
【0048】この状態から、搬送コンベヤ19aが搬送
コンベヤ駆動機構31によって駆動される。同時に、棚
コンベヤ駆動機構32によって、収納棚12aの棚コン
ベヤ16が搬送コンベヤ19aと同方向に駆動される。
これにより、図12(a)に示すように、搬送コンベヤ
19aから商品Pが収納棚12aの棚コンベヤ16に受
け渡される。そして、商品Pは、棚コンベヤ16によっ
て指定番地まで搬送される。第2段の収納棚12aに対
する商品Pの入庫が完了すると、駆動シリンダ45によ
って、収納棚12aの棚コンベヤ16に設けられている
伝動ギア49と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア4
0との噛み合いが解除される。
【0049】そして、リフト装置17は、図13(b)
に示すように、次の指定番地に対応する第4段目まで上
昇させられる。そして、第4段でリフト装置17が停止
すると、リフト装置17に設けられている棚コンベヤ駆
動機構32のうち、収納棚12c,13cに対応する棚
コンベヤ駆動機構32の駆動シリンダ45によって、連
結ロッド44が左方向に移動させられる。これにより、
収納棚12cの棚コンベヤ16に設けられている伝動ギ
ア49と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア40とが
噛み合う。
【0050】この状態から、搬送コンベヤ19cが搬送
コンベヤ駆動機構31によって駆動される。同時に、棚
コンベヤ駆動機構32によって、収納棚12cの棚コン
ベヤ16が搬送コンベヤ19cと同方向に駆動される。
これにより、搬送コンベヤ19cから商品Pが収納棚1
2cの棚コンベヤ16に受け渡される。そして、商品P
は、棚コンベヤ16によって指定番地まで搬送される。
【0051】次に、図倉庫設備1(倉庫ユニット10)
から商品Pを出庫させる場合について説明する。ここで
は、図14〜図17を参照しながら、倉庫ユニット10
の第4段の収納棚13b、第3段の収納棚12c、第3
段の収納棚13aから商品Pを出庫させる手順について
説明する。この場合、まず、リフト装置17は、図14
(b)に示すように、空の状態で第4段まで上昇させら
れ、そこで停止する。この状態から、リフト装置17に
設けられている棚コンベヤ駆動機構32のうち、収納棚
12b,13bに対応する棚コンベヤ駆動機構32の駆
動シリンダ45によって、連結ロッド44が右方向に移
動させられる。これにより、収納棚13bの棚コンベヤ
16に設けられている伝動ギア49と、棚コンベヤ駆動
機構32の伝動ギア40とが噛み合う。
【0052】そして、搬送コンベヤ19bが搬送コンベ
ヤ駆動機構31によって駆動され、同時に、棚コンベヤ
駆動機構32によって、収納棚13bの棚コンベヤ16
が搬送コンベヤ19bと同方向に駆動される。これによ
り、図14(a)に示すように、収納棚13bの棚コン
ベヤ16から商品Pが搬送コンベヤ19bに受け渡され
る。棚コンベヤ16から搬送コンベヤ19bに商品Pが
受け渡されると、駆動シリンダ45によって、収納棚1
3bの棚コンベヤ16に設けられている伝動ギア49
と、棚コンベヤ駆動機構32の伝動ギア40との噛み合
いが解除される。
【0053】次に、リフト装置17は、図15(b)に
示すように、次の指定番地に対応する第3段目まで下降
させられる。第3段でリフト装置17が停止すると、リ
フト装置17に設けられている棚コンベヤ駆動機構32
のうち、収納棚12c,13cに対応する棚コンベヤ駆
動機構32の駆動シリンダ45によって、連結ロッド4
4が左方向に移動させられる。また、収納棚12a,1
3aに対応する棚コンベヤ駆動機構32の駆動シリンダ
45によって、連結ロッド44が右方向に移動させられ
る。これにより、収納棚12cの棚コンベヤ16に設け
られている伝動ギア49と、棚コンベヤ駆動機構32の
伝動ギア40とが噛み合うと共に、収納棚13aの棚コ
ンベヤ16に設けられている伝動ギア49と、棚コンベ
ヤ駆動機構32の伝動ギア40とが噛み合う。
【0054】この状態から、搬送コンベヤ19cが搬送
コンベヤ駆動機構31によって駆動され、同時に、棚コ
ンベヤ駆動機構32によって、収納棚12cの棚コンベ
ヤ16が搬送コンベヤ19cと同方向に駆動される。ま
た、搬送コンベヤ19aが搬送コンベヤ駆動機構31に
よって駆動され、同時に、棚コンベヤ駆動機構32によ
って、収納棚13aの棚コンベヤ16が搬送コンベヤ1
9aと同方向に駆動される。これにより、収納棚12c
の棚コンベヤ16から搬送コンベヤ19cに、収納棚1
3aの棚コンベヤ16から搬送コンベヤ19aに商品P
が受け渡される。この結果、リフト装置17のすべての
搬送コンベヤ19a〜19c上に商品Pが載置される
(図15(a)参照)。
【0055】搬送コンベヤ19a,19cに商品Pが受
け渡されると、収納棚12cの棚コンベヤ16に設けら
れている伝動ギア49と、棚コンベヤ駆動機構32の伝
動ギア40との噛み合い、及び、収納棚13aの棚コン
ベヤ16に設けられている伝動ギア49と、棚コンベヤ
駆動機構32の伝動ギア40との噛み合いが解除され
る。その後、3個の商品Pを載せたリフト装置17は、
図16に示すように、入出庫フロア14まで下降させら
れる。
【0056】リフト装置17が入出庫フロア14に停止
すると、図17に示すように、各搬送コンベヤ19a〜
19c、及び、各出庫用バッファコンベヤ25a〜25
cが同方向に作動される。これにより、各搬送コンベヤ
19a〜19c上の商品Pは、各出庫用バッファコンベ
ヤ25a〜25cに受け渡される。各出庫用バッファコ
ンベヤ25a〜25cは、図17に示すように、制御装
置からの指令に従って搬出タイミングを適宜調整しなが
ら、商品Pを出荷コンベヤ22に受け渡す。そして、出
荷コンベヤ22によって、商品Pが荷積場まで搬送され
る。
【0057】このように、この倉庫設備1の各倉庫ユニ
ット10には、互いに対向し合う複数列の収納棚12a
〜12cと複数列の収納棚13a〜13cとの間にリフ
ト通過領域15が設けられているので、一体のリフト装
置17によって、入出庫フロア14の入出庫コンベヤ系
20と各収納棚12a〜13cとの間で商品Pを効率よ
く受渡しすることが可能となる。従って、入庫用と出庫
用とにそれぞれ専用の搬送手段(例えば、垂直循環コン
ベヤ付クレーンを備えた走行体等)を設ける必要がなく
なる。加えて、各倉庫設備1では、比較的規模の大きい
入出庫コンベヤ系20が各収納棚12a〜13cとは異
なる段に一括された状態でコンパクトに配置されてい
る。この結果、各倉庫ユニット10の設置に要する敷地
面積を容易に小さくすることが可能となる。
【0058】また、倉庫設備1の各倉庫ユニット10で
は、商品Pを入庫させる際、入出庫コンベヤ系20に含
まれるシフトコンベヤ23によって、指定された収納棚
12a〜13cに対する商品Pの仕分けが効率よく行な
われる。これにより、商品Pの入庫に先立って、商品P
を集約、仕分けする必要がなくなり、そのためのスペー
スが不要となる。同様に、商品Pを出庫させるに際に
は、仕向け先からの指定に応じるように、商品Pを効率
よく出庫させることができる。従って、各倉庫ユニット
10から出庫させた商品Pを改めて集約、仕分けする必
要もなくなり、そのためのスペースも不要となる。この
結果、倉庫設備1を設置するための敷地面積をより一層
小さくすることができる。
【0059】更に、各収納棚12a〜13c、入出庫フ
ロア14、リフト通過領域15、及び、リフト装置17
からなる倉庫ユニット10を収納棚12a〜13cの列
方向に多数並設することにより、倉庫設備1を容易に大
規模化することができる。そして、このような倉庫設備
1では、各倉庫ユニット10ごとに入出庫作業が行われ
るので、各倉庫ユニット10における収納棚の列数等を
適宜設定しておくことにより、極めて効率よく入出庫作
業を進めることが可能となる。
【0060】
【発明の効果】本発明による倉庫設備は、以上説明した
ように構成されているため、次のような効果を得る。す
なわち、多段にわたって設けられた複数の収納棚とは異
なる段に、荷を入出庫するための入出庫コンベヤ系を有
する入出庫フロアを設け、入出庫フロア及び各段を通過
するようにリフト通過領域を設け、リフト通過領域に、
荷を搬入出するための搬送コンベヤを有するリフト装置
を昇降自在に配すると共に、リフト通過領域に面する一
の間口とリフト装置の搬送コンベヤとの間で荷を受け渡
すための棚コンベヤとを有する収納棚を、各段ごとに、
リフト通過領域の両側に複数列にわたって配設すること
により、省スペース性に優れ、効率よい入出庫作業を可
能とする倉庫設備の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による倉庫設備を示す平面図である。
【図2】本発明による倉庫設備を図1におけるII−II方
向からみた側面図である。
【図3】本発明による倉庫設備を構成する倉庫ユニット
の概略構成図である。
【図4】図3に示す倉庫ユニットの何れか一の段を示す
平面図である。
【図5】図3の倉庫ユニットに設けられている入出庫フ
ロアを示す概略構成図である。
【図6】図1の倉庫設備における各倉庫ユニットの入出
庫フロアを示す概略構成図である。
【図7】図3の倉庫ユニットに設けられているリフト装
置を示す概略構成図である。
【図8】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順を
説明するための模式図である。
【図9】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順を
説明するための模式図である。
【図10】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順
を説明するための模式図である。
【図11】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順
を説明するための模式図である。
【図12】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順
を説明するための模式図である。
【図13】本発明による倉庫設備における荷の入庫手順
を説明するための模式図である。
【図14】本発明による倉庫設備における荷の出庫手順
を説明するための模式図である。
【図15】本発明による倉庫設備における荷の出庫手順
を説明するための模式図である。
【図16】本発明による倉庫設備における荷の出庫手順
を説明するための模式図である。
【図17】本発明による倉庫設備における荷の出庫手順
を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…倉庫設備、4…ラック、10…倉庫ユニット、11
…ラック、12a,12b,12c,13a,13b,
13c…収納棚、14…入出庫フロア、15…リフト通
過領域、16…棚コンベヤ、17…リフト装置、19
a,19b,19c…搬送コンベヤ、20…入出庫コン
ベヤ系、21…入荷コンベヤ、22…出荷コンベヤ、2
3…シフトコンベヤ、24…入庫用バッファコンベヤ、
25a,25b,25c…出庫用バッファコンベヤ、2
6,46…スプロケット、27,47…リンクチェー
ン、28,35,38,40,48,49…伝動ギア、
29…駆動モータ、30…伝動チェーン、31…搬送コ
ンベヤ駆動機構、32…棚コンベヤ駆動機構、33…駆
動モータ、34,39…リンク、36…駆動ギア、3
7,41,42,50…連動チェーン、44…連結ロッ
ド、45…駆動シリンダ、P…商品。
フロントページの続き (72)発明者 桝田 浩文 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 3F022 FF14 GG05 JJ19 KK16 LL31 MM01 MM11 NN41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段にわたって設けられた複数の収納棚
    を有し、各収納棚に複数の荷を収納することができる倉
    庫設備において、 前記各収納棚とは異なる段に設けられており、荷を入出
    庫するための入出庫コンベヤ系を有する入出庫フロア
    と、 前記入出庫フロア及び各段を通過するように設けられた
    リフト通過領域と、前記リフト通過領域を昇降自在であ
    ると共に、荷を搬入出するための搬送コンベヤを有する
    リフト装置とを備え、 前記各収納棚は、各段ごとに、前記リフト通過領域の両
    側に複数列にわたって配設されており、それぞれ、前記
    リフト通過領域に面する一の間口と、前記リフト装置の
    前記搬送コンベヤとの間で荷を受け渡すための棚コンベ
    ヤとを有することを特徴とする倉庫設備。
  2. 【請求項2】 前記リフト装置は、前記搬送コンベヤを
    前記収納棚の列数と同数備えており、 前記入出庫フロアの入出庫コンベヤ系は、 前記収納棚の列方向に移動自在であり、前記リフト装置
    の各搬送コンベヤに対して荷を移送可能なシフトコンベ
    ヤと、 前記シフトコンベヤの側方に配置されており、前記収納
    棚の列方向に荷を搬入する入荷コンベヤと、 前記入荷コンベヤと前記シフトコンベヤとの間に配置さ
    れた入庫用バッファコンベヤと、 前記リフト通過領域を挟んで前記入荷コンベヤの反対側
    に配置されており、前記収納棚の列方向に荷を搬出する
    出荷コンベヤと、 前記リフト通過領域と前記出荷用コンベヤとの間に配置
    された複数列の出庫用バッファコンベヤとからなること
    を特徴とする請求項1に記載の倉庫設備。
  3. 【請求項3】 前記リフト装置には、前記搬送コンベヤ
    を駆動する搬送コンベヤ駆動手段と、前記各段で少なく
    とも何れか一の収納棚の棚コンベヤと連結して、当該棚
    コンベヤを駆動可能な棚コンベヤ駆動手段とが備えられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の倉庫設
    備。
  4. 【請求項4】 前記棚コンベヤ駆動手段は、前記リフト
    通過領域の一側に位置する棚コンベヤと、他側に位置す
    る棚コンベヤとのうちの何れかに選択的に連結させるこ
    とができるように構成されており、前記棚コンベヤ駆動
    手段は、前記搬送コンベヤ駆動手段によって駆動される
    前記搬送コンベヤと同方向に前記棚コンベヤを駆動する
    ことを特徴とする請求項3に記載の倉庫設備。
  5. 【請求項5】 前記各収納棚、前記入出庫フロア、前記
    リフト通過領域、及び、前記リフト装置からなる倉庫ユ
    ニットを複数備え、各倉庫ユニットが前記収納棚の列方
    向に並設されていることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の倉庫設備。
  6. 【請求項6】 前記各倉庫ユニットの入出庫フロアのう
    ち、少なくとも2つの倉庫ユニットに跨るように設けら
    れており、前記収納棚の列方向に荷を搬入する入荷コン
    ベヤを複数備えることを特徴とする請求項5に記載の倉
    庫設備。
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