JPH0977145A - 食品の二段積み真空密閉保存容器 - Google Patents

食品の二段積み真空密閉保存容器

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JPH0977145A
JPH0977145A JP7240192A JP24019295A JPH0977145A JP H0977145 A JPH0977145 A JP H0977145A JP 7240192 A JP7240192 A JP 7240192A JP 24019295 A JP24019295 A JP 24019295A JP H0977145 A JPH0977145 A JP H0977145A
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containers
lid
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packing
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JP7240192A
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Minoru Nomura
實 野村
Shigeru Nomura
茂 野村
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HIKARI KINZOKU KOGYO KK
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HIKARI KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主として米飯、調理食品を同形の
二個の容器に充填し二段に積み重ねて係合し、その容器
に夫々に食品保存機能を有する如くした弁当箱を提供す
る。 【解決手段】 耐熱性、可撓性にしてマイクロ波透過性
を有する合成樹脂製容器本体3と蓋1とからなり、蓋1
は、耐熱性のゴム又はゴム状弾性体と硬質樹脂とによっ
て傘状に形成された逆止弁4と、蓋の周縁に連設された
パッキンケース2とを備え、パッキンケース内には耐熱
性のゴム又はゴム状弾性体からなるパッキン6を装着し
て構成された二個の容器に、夫々米飯、調理食品を充填
し、蓋1及び容器本体3がパッキン6を介して気密に接
した状態で、規制位置に積み重ね、これら容器を耐熱ゴ
ムバンド又は止め具にて係合した上で、電子レンジにて
加熱殺菌し同時に容器内の気体を脱気した後、放冷し、
外気を再流入させることなく自動的に真空密閉せしめて
食品保存機能を付与するようにしたことを特徴とする食
品の二段積み真空密閉保存容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として米飯、調
理食品をそれぞれ別個の容器A、Bに充填して二段に積
み重ねて係合し、容器A、Bにそれぞれ食品保存機能を
有する如くした弁当箱に関するものであり、また三段に
積み重ねて重箱などにも利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の二段積み重ね弁当箱は、蓋と容器
本体をパッキンを介して密着した容器で、熱い食品を充
填し冷えたとき容器内が負圧となって蓋が取れなくなる
のを防ぐための調圧弁を設けた二個の容器を規制位置に
二段に積み重ね、これをゴムバンドまたは止め具にて係
合したものであり、調圧弁の作用で外気が流入されるこ
とから雑菌の侵入があり、食品の保存機能は全くない。
また、蓋をしたまま電子レンジで安全に加熱することが
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、別個の容器
に米飯および加熱調理食品をぞれぞれ充填した二段重ね
の弁当箱に保存機能を付与し、また密閉状態のまま電子
レンジにて再加熱できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】加熱調理食品の保存法に
ついては特許第1649898号(特公平3−8750
号公報)があり、米飯の保存法については特許第178
9919号(特公平4−73980号公報)がある。こ
れらの方法は、蓋に押圧を加えて生ずる容器内外の圧力
差を利用して容器を密閉して調理食品、米飯を保存する
方法に関するものであるが、その容器は容器本体と蓋と
からなり、蓋には穿設した通気孔を閉塞する逆止弁と周
縁に連設されたパッキンケース内にパッキンを装着した
容器である。
【0005】本発明においては、上記と同様の容器に米
飯、加熱調理食品をそれぞれ別個に充填し、これらの容
器を規制の位置に積み重ねてゴムバンドまたは一対の止
め具にて係合し、これを電子レンジにてマイクロ波加熱
殺菌することにより、その際食品より発生する水蒸気に
より容器内の膨張した空気を排出せしめて脱気した後、
これを放冷すれば自動的に二つの容器はそれぞれ真空密
閉されて食品の保存機能が付与される。また、これを再
加熱して食する場合には、その容器を真空密閉したまま
の状態で電子レンジで安全にかつ急速に加熱できる。
【0006】上記目的を達成するための本発明の要旨と
するところは下記のとおりである。 (1)耐熱性、可撓性にしてマイクロ波透過性を有する
合成樹脂製容器本体3と蓋1とからなり、蓋1は、容器
本体3内の気体を通気孔5を通じて容器本体外へのみ一
方的に抵抗なく流出するように構成された耐熱性のゴム
またはゴム状弾性体および硬質樹脂とによって傘状に形
成された逆止弁4と、蓋1の周縁に連設されたパッキン
ケース2とを備え、パッキンケース2内には耐熱性のゴ
ムまたはゴム状弾性体からなるチャンネル型のパッキン
6を装着して構成された容器を単位体とした二個の容器
A、Bであり、容器本体3内に、それぞれ米飯、調理食
品を充填して、蓋1および容器本体3がパッキン6を介
して気密に接した状態で、これらの容器A、Bを規制位
置に積み重ね、容器A、B間に通気溝10を設け、これ
に耐熱性ゴムバンド7aをかけて係合するか、または上
段容器Aの蓋1と下段容器Bの容器本体3との間を一対
の止め具7bにて係合し、これを電子レンジにて所要時
間マイクロ波加熱殺菌すると、前記米飯、調理食品より
それぞれ発生する水蒸気と膨張した空気によって容器内
の圧力が上昇し、ゴムバンドまたは止め具の締め付け力
にうちかって内部の気体が逆止弁4および蓋1と容器本
体3の間から噴出して脱気され、容器内の圧力が下がる
とゴムバンドまたは止め具の締め付け力によって容器は
再び密閉され、加熱継続中はこれを繰り返し、加熱を停
止して放冷すれば、直ちにゴムバンドまたは止め具の締
め付け力により各容器A、Bはそれぞれ密閉され、温度
降下とともに、前記パッキン6および逆止弁4が機能し
て速やかに外気の逆流入を防ぎ、かくして自動的に真空
密閉されるようにしたことを特徴とする食品の二段積み
真空密閉保存容器。
【0007】(2)蓋1の周縁に連設されたパッキンケ
ース2の基部2aに形成された二条の凹溝2b、2b′
に、チャンネル型のパッキン6の両脚部6a、6a′を
嵌入させて、前記パッキンケース2の基部2aとパッキ
ン6とにより疑似中空部が構成される如くし、かつパ
ッキンケース2内の一方の凹溝2b′には該中空部
ら容器内部に通ずる通気小孔9を周縁に亘り一個所以上
設けたことを特徴とする前項(1)記載の食品の二段積
み真空密閉保存容器。
【0008】(3)逆止弁4は、耐熱性の硬質樹脂製の
軸4gをインサートして成形された耐熱性の軟質樹脂製
の傘部4aからなり、蓋1に設けた前記軸4gの直径よ
り大なる直径を有する開口11に蓋1の表より挿入して
遊動自在とし、さらに開口11の直径より大なる外径を
有する上記軟質樹脂製のOリング4hを軸4gの凹部4
iに嵌入して、開口11より外れないようにするととも
に、逆止弁4の傘部4aの内側をリング状壁4dにより
同心環状区画室4b、4cに区分し、区画室4cを形成
する台座4eと前記リング状壁4dとによって通気孔5
にかぶさるとともに、傘部本体4aの周縁先端4fが弁
座に対応する蓋1の面に、リング状壁4d、台座4eよ
り4jの隙間をおいて早く気密に接触する如く構成し、
さらに蓋1の面に区画室4b、4cを通達せしめる圧力
伝達溝12を設けたこと、および逆止弁4に容器の真空
密閉を解除するためのつまみ4kを設けたことを特徴と
する前項(1)記載の食品の二段積み真空密閉保存容
器。
【0009】
【発明の作用】以下に、本発明を図示する実施例に基づ
いて説明する。公知の二段積み弁当箱は、図7に示す如
く構成されている。すなわち、容器本体15と調圧弁1
6を備えた蓋14とからなり、蓋のパッキンケース内に
中実または中空のパッキン17を嵌入して構成された二
個の容器を規制位置に積み重ね、ゴムバンドまたは止め
具にて係合したものである。調圧弁は、本発明の逆止弁
とは全く逆の作用をするものであり、熱い食品を充填し
冷えたとき容器内が減圧されて蓋が開かなくなるのを防
ぐためのものであるが、調圧弁は外気を流入させるため
のものであるため、雑菌が侵入して、食品の保存性の点
からは好ましくない。
【0010】本発明の二段容器A、Bの単位体容器につ
いて説明すれば、図1および図2において、1は容器の
蓋であり、3は容器本体である。4は軟質樹脂と硬質樹
脂とで形成された逆止弁であり、5は逆止弁下に設けら
れた通気孔である。次に、パッキン6について図3、図
4に基づいて詳述する。パッキン6はチャンネル状に形
成され、両脚部6a、6a′はパッキンケース2の基部
2aに設けられた二条の凹溝2b、2b′内へ気密に嵌
入されている。パッキン6とパッキンケース2の基部2
aとの間には疑似中空部が形成され、パッキンケース
2内の一方の凹溝2b′には該中空部から容器内部に
通ずる幅1mm、深さ0.5mm位の細い複数個の通気
溝9が設けてある。また、パッキン6は、容器本体3の
上端部13に均一に当接するように、かつエンドレスに
構成されている。
【0011】次に、図5、図6に基づいて逆止弁4につ
いて説明する。図5は蓋1に装着した逆止弁4の断面図
を示す。図6は弁座に対応する蓋の部分の平面図であ
る。図5の蓋1の断面は、図6のA−B−Cの断面を示
している。図8に示す如く、公知の逆止弁18はゴムま
たは軟質樹脂によって一体成形し、開口19に無理嵌め
して遊動自在に構成しているが、逆止弁の軸がゴムまた
は軟質樹脂製であると、容器内の圧力が上がって逆止弁
が浮き上がり、内圧が下がると落下するが、その際軸が
開口19にひっかかり、通気孔20を閉塞しないことが
ある。
【0012】本発明においては、軸4gは硬質樹脂製で
あるから滑り易く、開口11にひっかかることはない。
これは、軟質樹脂製の傘部4aがリング状壁4dによっ
て同心環状区画室4b、4cに区分されており、四つの
通気孔5が区画室4cによって覆われていることから、
容器内の圧力が上昇すると容器内の気体はこの四つの通
気孔5から均等にふき出し、逆止弁4が垂直に浮かび上
がるためである。また、逆止弁4の周縁部4fは四つの
圧力伝達溝12があるため、同様に均等に浮かび上が
る。
【0013】さらに、周縁先端部4fが蓋1の面に接し
た状態のときには、リング状壁4dおよび台座4eと蓋
1の面との間に隙間4jがあるように形成しているか
ら、内圧が解除されると、周縁先端部4fが先に蓋1の
面に接するから、速やかに通気孔5を閉塞し、その後リ
ング状壁4d、台座4eが蓋1の面に接するようにな
る。また、圧力伝達溝12によって容器内の減圧が薄い
周縁先端部4fに伝わり、確実に全周に亘り蓋1の面に
密着する。
【0014】このように構成された容器A、Bにそれぞ
れ米飯、調理食品を充填し、この容器を規制位置に積み
重ねてゴムバンドまたは止め具にて係合し、これを電子
レンジにて所要時間マイクロ波加熱殺菌すると、前記米
飯、調理食品よりそれぞれ発生する水蒸気と膨脹した空
気によって容器内の圧力が上昇し、ゴムバンドまたは止
め具の締め付け力にうちかって内部の気体がそれぞれの
逆止弁4および蓋1と容器本体3の間から噴出して脱気
され、内圧が低下するとゴムバンドまたは止め具の締め
付け力により容器は再び密閉され、加熱継続中はこれが
繰り返されてほぼ完全に脱気されて殺菌される。
【0015】加熱を停止し冷却が始まると、パッキンの
疑似中空部は、数ケ所の細い通気小孔9を経て容器内
部に通じているのみであるから、容器内部より若干早く
冷却されて疑似中空部が減圧され始めると、前記ゴム
バンドまたは止め具の締め付け力が働いているから、容
器本体3の先端部13がパッキン6を押し込むととも
に、パッキン6の脚部6aには外圧Pが働いてパッキン
ケース2の側部2cに全周に亘り押し付けられて、外気
の流入を完全に遮断する。
【0016】さらに冷却が進行すると、パッキン6は容
器本体3の先端部13によってパッキンケース2の基部
2aに強く押し付けられて、以後長期間のリークを完全
に遮断する。逆止弁4は、マイクロ加熱殺菌して容器内
圧力が上昇すると浮き上がり、容器内の気体は通気孔5
から噴出する。加熱終了と同時に冷却が始まり、容器内
がマイナス圧になり始めると、逆止弁4は落下して蓋1
に密着するが、本発明においては、軸4gは硬質樹脂製
であるから滑り易く、開口11にひっかかることはな
い。これは、逆止弁4の傘部4aがリング状壁4dによ
って同心環状区画室4b、4cに区分されており、四つ
の通気孔5が区画室4cによって覆われていることか
ら、内圧の上昇によって逆止弁4が垂直に浮き上がるた
めであり、また逆止弁4の周縁部4fが四つの圧力伝達
溝12により、同様に均等に浮かび上がるためである。
【0017】さらに、周縁先端部4fが蓋1の面に接し
た状態のときには、リング状壁4dおよび台座4eと蓋
1の面との間に隙間4jがあるように形成しているか
ら、容器内が少しでも減圧し始めると、周縁先端部4f
が先に蓋1の面に接するから、速やかに通気孔5を閉塞
し、その後リング状壁4d、台座4eが蓋1の面に接す
るようになる。また、圧力伝達溝12によって容器内の
負圧が薄い周縁先端部4fに伝わり、確実に全周に亘り
蓋1の面に強く密着し、長期間のリークを完全に防ぐ。
【0018】本発明は以上の如く構成されているから、
米飯、調理食品を二個の容器それぞれに充填し、これを
規制位置に積み重ねてゴムバンドまたは止め具にて係合
し、マイクロ波加熱殺菌と同時に脱気させた後に冷却す
れば、外気を流入させることなく、真空密閉することが
できる。
【0019】
【実施例】本発明に従って構成された下段の容器に米飯
を充填し、また上段の容器には惣菜を充填して、これを
規制の位置に積み重ねてゴムバンドをかけて係合した。
次いで、これを電子レンジで1分間加熱殺菌した後、放
冷した。これにより二つの容器はそれぞれ真空密閉さ
れ、上段容器の内圧は510mmHg、下段容器の内圧は5
40mmHgとなった。これを24時間、30℃にて保存し
た後、真空密閉のまま電子レンジにて2分間再加熱して
試食したが、米飯、惣菜ともに充填前の食味を保持して
いた。
【0020】
【発明の効果】電子レンジによる1〜2分間のマイクロ
波加熱殺菌処理で低温、中温菌に属する病原菌は完全に
殺菌される。また、加熱された米飯、惣菜食品から急速
に発生する水蒸気と加熱され膨脹した空気とにより容器
内の圧力が上昇すると、逆止弁下の通気孔と蓋、容器本
体の間から噴出して脱気され、容器内の圧力は低下して
ゴムバンドまたは止め具の締め付け力によって容器は密
閉される。マイクロ波加熱中にこれが繰り返されてほぼ
完全に容器内は脱気される。
【0021】Bacillus芽胞菌は耐熱性が強く、
加熱によって菌を死滅させようとすれば、米飯は硬化現
象により団子状になって品質低下が著しいが、芽胞菌は
好気性菌であることから、本発明の保存容器により真空
密閉すれば、常温(25〜30℃)下でも24時間位な
ら十分静菌化し、惣菜食品も品質の低下がない。従っ
て、本発明の真空密閉保存容器を弁当箱として使用する
場合、短期間の保存には十分であるから、朝早く弁当を
作らなくても、前の日の夕方に作ることができるし、夏
期でも十分に保存に耐え得る。また、前記負圧解除弁つ
きの従来の弁当箱の場合よりも遙かに食味がよい。さら
に、電子レンジで真空密閉のまま加熱できるから、常圧
より速く水蒸気が発生し、この水蒸気が熱媒体となって
均一にしかも短時間で加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二段積み真空密閉保存容器の断面を示
す説明図である。
【図2】本発明の別の態様の二段積み真空密閉保存容器
の断面を示す説明図である。
【図3】パッキンを装着した蓋の底面の平面図である。
【図4】本発明に従いパッキンをパッキンケース基部の
二条の凹溝に装着した状態および容器本体の先端部の断
面、さらに上段容器の容器本体と下段容器の蓋とを積み
重ねた状態の断面を示す説明図である。
【図5】逆止弁を装着した蓋の断面図である。
【図6】弁座に対応する蓋の部分の平面図であり、図5
は図6のA−B−Cの断面を示す。
【図7】調圧弁を付けた公知の二段重ね弁当箱の断面図
である。
【図8】従来の逆止弁を装着した蓋の断面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 パッキンケース 2a パッキンケースの基部 2b、2b′ 凹溝 2c 凹溝の側部 3 容器本体 4 逆止弁 4a 傘部 4b、4c 区画室 4d リング状壁 4e 台座 4f 周縁先端 4g 軸 4h Oリング 4i 凹部 4j 隙間 4k つまみ 5 通気孔 6 パッキン 7a ゴムバンド 7b 止め具 中空部 9 通気小孔 10 通気溝 11 開口 12 圧力伝達溝 13 本体の先端部 14 蓋 15 本体 16 調圧弁 17 パッキン 18 逆止弁 19 開口 20 通気孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性、可撓性にしてマイクロ波透過性
    を有する合成樹脂製容器本体3と蓋1とからなり、蓋1
    は、容器本体3内の気体を通気孔5を通じて容器本体外
    へのみ一方的に抵抗なく流出するように構成された耐熱
    性のゴムまたはゴム状弾性体および硬質樹脂とによって
    傘状に形成された逆止弁4と、蓋1の周縁に連設された
    パッキンケース2とを備え、パッキンケース2内には耐
    熱性のゴムまたはゴム状弾性体からなるチャンネル型の
    パッキン6を装着して構成された容器を単位体とした二
    個の容器A、Bであり、容器本体3内に、それぞれ米
    飯、調理食品を充填して、蓋1および容器本体3がパッ
    キン6を介して気密に接した状態で、これらの容器A、
    Bを規制位置に積み重ね、容器A、B間に通気溝10を
    設け、これに耐熱性ゴムバンド7aをかけて係合する
    か、または上段容器Aの蓋1と下段容器Bの容器本体3
    との間を一対の止め具7bにて係合し、これを電子レン
    ジにて所要時間マイクロ波加熱殺菌すると、前記米飯、
    調理食品よりそれぞれ発生する水蒸気と膨張した空気に
    よって容器内の圧力が上昇し、ゴムバンドまたは止め具
    の締め付け力にうちかって内部の気体が逆止弁4および
    蓋1と容器本体3の間から噴出して脱気され、容器内の
    圧力が下がるとゴムバンドまたは止め具の締め付け力に
    よって容器は再び密閉され、加熱継続中はこれを繰り返
    し、加熱を停止して放冷すれば、直ちにゴムバンドまた
    は止め具の締め付け力により各容器A、Bはそれぞれ密
    閉され、温度降下とともに、前記パッキン6および逆止
    弁4が機能して速やかに外気の逆流入を防ぎ、かくして
    自動的に真空密閉されるようにしたことを特徴とする食
    品の二段積み真空密閉保存容器。
  2. 【請求項2】 蓋1の周縁に連設されたパッキンケース
    2の基部2aに形成された二条の凹溝2b、2b′に、
    チャンネル型のパッキン6の両脚部6a、6a′を嵌入
    させて、前記パッキンケース2の基部2aとパッキン6
    とにより疑似中空部が構成される如くし、かつパッキ
    ンケース2内の一方の凹溝2b′には該中空部から容
    器内部に通ずる通気小孔9を周縁に亘り一個所以上設け
    たことを特徴とする請求項1記載の食品の二段積み真空
    密閉保存容器。
  3. 【請求項3】 逆止弁4は、耐熱性の硬質樹脂製の軸4
    gをインサートして成形された耐熱性の軟質樹脂製の傘
    部4aからなり、蓋1に設けた前記軸4gの直径より大
    なる直径を有する開口11に蓋1の表より挿入して遊動
    自在とし、さらに開口11の直径より大なる外径を有す
    る上記軟質樹脂製のOリング4hを軸4gの凹部4iに
    嵌入して、開口11より外れないようにするとともに、
    逆止弁4の傘部4aの内側をリング状壁4dにより同心
    環状区画室4b、4cに区分し、区画室4cを形成する
    台座4eと前記リング状壁4dとによって通気孔5にか
    ぶさるとともに、傘部本体4aの周縁先端4fが弁座に
    対応する蓋1の面に、リング状壁4d、台座4eより4
    jの隙間をおいて早く気密に接触する如く構成し、さら
    に蓋1の面に区画室4b、4cを通達せしめる圧力伝達
    溝12を設けたこと、および逆止弁4に容器の真空密閉
    を解除するためのつまみ4kを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の食品の二段積み真空密閉保存容器。
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