JPH0977007A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH0977007A
JPH0977007A JP23545595A JP23545595A JPH0977007A JP H0977007 A JPH0977007 A JP H0977007A JP 23545595 A JP23545595 A JP 23545595A JP 23545595 A JP23545595 A JP 23545595A JP H0977007 A JPH0977007 A JP H0977007A
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Japan
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article
wrapping paper
folding
lower table
folding member
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JP23545595A
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Tokiko Suzuki
登紀子 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装紙を凹曲面状の物品の上面になじむよう
に折り曲げられるようにする。 【解決手段】 第1の折り畳み部材57によって包装紙
の後端部分を物品12の上面に折り曲げる際に、付勢手
段57eにより上折り板57cを付勢し、物品12の上
面になじむように包装紙の後端寄り部分を物品12の上
面になじむように押圧する。また、一方の絞りロール5
9aにより、物品12の上面に位置している包装紙の後
端部分を物品12の前端側へ引っ張るとともに、他方の
絞りロール59bにより、物品12の上面に位置してい
る包装紙の先端部分を物品12の後端側へ引っ張り、更
に第2の折り畳み部材59が下降して物品12を押圧
し、物品12のたるみを解消することによりたるみのな
い包装を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は種々の寸法の物品を
包装紙によって自動的に包装する包装装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3から図7は従来より提案されている
包装装置の一例を示すものである。
【0003】25は本体フレームであり、該本体フレー
ム25の下部には、移動用キャスタ26が装着され、ま
た、本体フレーム25の一端上部には、上テーブル21
が取り付けられている。
【0004】上テーブル21の本体フレーム25の他端
寄りに位置する部分には、物品12及び該物品12を包
装する包装紙11を上テーブル21の上側から下側へ通
過させ得る開口部21aが穿設されており、該開口部2
1aの幅は、包装紙11の幅よりも広く形成されてい
る。
【0005】また、上テーブル21の開口部21aが穿
設されている部分の本体フレーム25の他端側には、後
述する給紙機構により送給される包装紙11の先端部分
を内装可能な中空構造の保持体27が立設されている。
【0006】給紙機構は、本体フレーム25の一端に設
けられ且つ多数の包装紙11を内装する包装紙受け14
aと、供給用モータ14bによって駆動され且つ前記の
包装紙受け14aから包装紙11を1枚ずつ上テーブル
21の直下へ送り出す送出ローラ14cと、該送出ロー
ラ14cにより送り出される包装紙11を上下から挾持
して昇降テーブル13の上面へ送り出す一対のピンチロ
ーラ22a,22bと、該ピンチローラ22a,22b
により昇降テーブル13の上面に送り出された包装紙1
1の先端部を前記の保持体27の内部へ導くガイドロー
ラ24とから構成されている。
【0007】13は昇降テーブルであり、該昇降テーブ
ル13は、前述した給紙機構により送出された包装紙1
1を介して物品12を載置した状態で、上テーブル21
の開口部21aにはまり込んだ上昇位置と該上昇位置の
直下の下降位置との間を移動し得るように、本体フレー
ム25に支持されている。
【0008】この昇降テーブル13は、本体フレーム2
5の一端側から他端側へ向って延びる一対の部材を所定
の間隔を隔てて並設することによって構成されており、
昇降テーブル13が下降した状態においては、弾性板2
3や第1の折り畳み部材15が、前記の部材の間を通過
できるようになっている。
【0009】昇降テーブル13の所定部分には、昇降テ
ーブル13の上昇位置の直下と下降位置の直下との間を
周回するように設けたチェーン19の一部分が係止され
ており、昇降用モータ20によってチェーン19を正方
向あるいは逆方向に周回させると、上テーブル21に対
して昇降テーブル13が下降あるいは上昇するようにな
っている。
【0010】昇降テーブル13が下降位置あるいは上昇
位置に到達したことは、位置検出センサ(図示せず)に
よって検知され、外部から指令信号によって、昇降用モ
ータ20によるチェーン19の正方向あるいは逆方向へ
の周回や、停止等の制御が自動的に行われるようになっ
ている。
【0011】また、昇降テーブル13の下降位置は、適
宜変更できるようになっている。
【0012】18は下テーブルであり、該下テーブル1
8は、所定の間隔を隔てて略水平に並設された一対の固
定バー18a,18aと、該固定バー18a,18aを
間に挟むように略水平に配置され且つスライドガイド5
0により固定バー18a,18aに対し平行を保持して
近接離反し得る一対の移動テーブル18b,18bとを
有しており、これら固定バー18a,18a並びに移動
テーブル18b,18bに上面を、包装紙11とともに
物品12が本体フレーム25の一端側から他端側へ向っ
て摺動することができるように構成されている。
【0013】この下テーブル18は、固定バー18a,
18a及び移動テーブル18b,18bの一端が、先に
述べた昇降テーブル13の下降位置近傍に位置し且つ固
定バー18a,18a及び移動テーブル18b,18b
の他端が本体フレーム25の他端部近傍に位置するよう
に、本体フレーム25に略水平に支持されている。
【0014】また、下テーブル18は、その上下方向の
位置を昇降機構(図示せず)によって適宜変更できるよ
うになっている。
【0015】更に、下テーブル18の下方には、本体フ
レーム25の幅方向に略水平に延びるねじ軸53が枢支
されている。
【0016】ねじ軸53の一端部から中間部の間に形成
された順ねじ53aには、順ねじナット54aが螺合さ
れ、また、ねじ軸53の他端部から中間部の間に形成さ
れた逆ねじ53bには、逆ねじナット54bが螺合され
ている。
【0017】上記の順ねじナット54aには、一方の移
動テーブル18bの一端部を略垂直に且つ上下動可能に
貫通する丸棒状の幅調整爪51aの下端部が固着され、
また、逆ねじナット54bには、他方の移動テーブル1
8bの一端部を略垂直に且つ上下動可能に貫通する丸棒
状の幅調整爪51bの下端部が固着されており、左右動
用モータ52によってねじ軸53を回動させると、順ね
じナット54aと逆ねじナット54bとが互いに近接離
反し、この動きが幅調整爪51a,51bを介して移動
テーブル18b,18bに伝達され、該移動テーブル1
8b,18bが互いに近接離反するようになっている。
【0018】35は昇降板であり、該昇降板35は、前
記の下テーブル18の直下に位置し且つ水平を保持しつ
つ昇降し得るように本体フレーム25に支持されてお
り、昇降板35の下部には、回転腕42の上端が本体フ
レーム25の幅方向に略水平に延びるピン42aを介し
て枢支されている。
【0019】上記の回転腕42の下端は、昇降板35の
下方に位置するように本体フレーム25に支持された昇
降用モータ49の回転軸49aに固着されており、昇降
用モータ49によって回転腕42を回動に伴い、昇降板
35が昇降するようになっている。
【0020】28,28は一対の摺動ロッドであり、該
摺動ロッド28,28は、本体フレーム25の一端部近
傍から他端部近傍に向って略水平に且つ昇降板35と下
テーブル18との間に位置するように、本体フレーム2
5に支持されている。
【0021】30,29,31,32,33,34は移
動ブロックであり、該移動ブロック30,29,31,
32,33,34は、摺動ロッド28,28の長手方向
へ移動し得るように、該摺動ロッド28,28に本体フ
レーム25の一端側から他端側に向って順に嵌合されて
いる。
【0022】移動ブロック31,32,33,34は、
移動ブロック31,32が近接し且つ移動ブロック3
2,33の間及び移動ブロック33,34の間のそれぞ
れに包装すべき物品12が位置し得る間隔が形成される
ように、摺動ロッド28,28に対して平行な連結板3
6によって相互に連結されている。
【0023】移動ブロック31には、摺動ロッド28,
28と平行に本体フレーム25の一端側へ向って突出す
るねじ軸43が、その周方向へは回動し得られ且つ軸線
方向へは変位し得ないように枢支されており、このねじ
軸43の中間部には、移動ブロック29が螺合されてい
る。
【0024】また、ねじ軸43には、前後動用モータ4
4の回転軸44aがクラッチ45を介して伝達され得る
ようになっており、該クラッチ45が嵌合した状態で回
転軸44aが正方向あるいは逆方向に回転すると、移動
ブロック29が移動ブロック31に対して近接あるいは
離反するようになっている。
【0025】また、移動ブロック31には、該移動ブロ
ック31を本体フレーム25の一端側へ向って付勢する
ばね41が設けられている。
【0026】更に、移動ブロック30の所定部分には、
摺動ロッド28,28の一端部直下と中間部分の直下と
の間を周回するように設けたチェーン40の一部分が係
止されている。
【0027】すなわち、前後動用モータ48によりチェ
ーン40を正方向に周回させて、移動ブロック30を本
体フレーム25の他端側へ向って移動させると、移動ブ
ロック30が移動ブロック29に当接して該移動ブロッ
ク29を本体フレーム25の他端側へ向って押すことに
より、移動ブロック29,31,32,33,34が移
動ブロック30とともに移動し、また、前後動用モータ
48によりチェーン40を逆方向に周回させて、移動ブ
ロック30を本体フレーム25の一端側へ向って移動さ
せると、移動ブロック29,31,32,33,34が
ばね41の復元力によって移動ブロック30と同方向に
移動するようになっている。
【0028】17,37,38,39は移動爪であり、
該移動爪17,37,38,39は、下テーブル18を
なす固定バー18a,18aに間に位置し且つ略垂直に
上下動し得るように移動ブロック31,32,33,3
4に支持されている。
【0029】各移動爪17,37,38,39の下端部
には、昇降板35の上面を転動するローラ17a,37
a,38a,39aが設けられており、昇降板35の昇
降に伴って移動爪17,37,38,39が上下動する
ようになっている。
【0030】これらの移動爪17,37,38,39の
高さは、昇降板35が最も下降した状態において、移動
爪17,37,38,39の上端が下テーブル18をな
す固定バー18a,18a及び移動テーブル18b,1
8bの上面よりも下方に位置するように設定されてい
る。
【0031】23は弾性板であり、該弾性板23は、前
記に移動ブロック29に略垂直に固定され且つ上端部が
本体フレーム25の後端側へ向って折れ曲がっている。
【0032】弾性板23の幅は、該弾性板23が先に述
べた昇降テーブル13を構成する一対の部材の間を通過
できるように設定されている。
【0033】15は第1の折り畳み部材であり、該第1
の折り畳み部材15は、前記の移動ブロック30に略垂
直に固定された縦支持部材15aと、本体フレーム25
の他端側へ略水平に突出するように縦支持部材15aに
固定された上折り板15bと、本体フレーム25の幅方
向へ略水平に突出するように縦支持部材15aに固定さ
れた上下一対の横支持部材15cとを有しており、縦支
持部材15aの幅は、該縦支持部材15aが昇降テーブ
ル13を構成する一対の部材の間を通過できるように設
定されている。
【0034】また、上折り板15bの先端部は、移動ブ
ロック30が摺動ロッド28,28の一端部近傍に位置
しているときには、上テーブル21の開口部21aより
も本体フレーム25の一端側に位置し、包装紙11を介
して物品12を載置した昇降テーブル13の下降を妨げ
ないようになっている。
【0035】更に、横支持部材15cの両端部には、本
体フレーム25の幅方向に延び且つ該本体フレーム25
の一端側から他端側へ向って貫通する長孔15d,15
dが穿設されている。
【0036】55,55は左右一対の第1の横折り部材
であり、該第1の横折り部材55,55は、前記の横支
持部材15cの両端部の長孔15d,15dに挿通され
るボルト等の係合手段55aにより、本体フレーム25
の他端側へ向って略水平に突出するように、横支持部材
15cに固定されている。
【0037】16は第2の折り畳み部材であり、該第2
の折り畳み部材16は、略水平な板状に形成され、下テ
ーブル18の一端部の上方に位置するように本体フレー
ム25に支持されている。
【0038】この第2の折り畳み部材16には、下テー
ブル18の上面方向へ粘着テープを送出するテープ貼付
機(図示せず)が設けられている。
【0039】56,56は左右一対の第2の横折り部材
であり、該第2の横折り部材56,56は、下テーブル
18の中心側へ向って略水平に突出するように、下テー
ブル18をなす移動テーブル18b,18bにブラケッ
ト(図示せず)を介して支持されており、この第2の横
折り部材56,56は、移動テーブル18b,18bの
移動に伴い、互いに近接離反するようになっている。
【0040】46,46は左右一対の第3の折り畳み部
材であり、該第3の折り畳み部材46,46は、第2の
横折り部材56,56よりも下テーブル18の他端側に
位置するように移動テーブル18b,18bの両側にそ
れぞれ固定された三角板状の下部折り板46a,46a
と、該下部折り板46a,46aとの間に下テーブル1
8の一端側から他端側へ向って上方から下方へ延びるス
リットが形成されるように移動テーブル18b,18b
にブラケット(図示せず)を介して支持された上部折り
板46b,46bとによって構成されており、これら下
部折り板46a,46a及び上部折り板46b,46b
は、移動テーブル18b,18bの移動に伴い、互いに
近接離反するようになっている。
【0041】47,47は左右一対の第4の折り畳み部
材であり、該第4の折り畳み部材47,47は、第2の
横折り部材56,56よりも下テーブル18の他端側に
位置するように移動テーブル18b,18bの両側にそ
れぞれ固定された三角板状の下部折り板47a,47a
と、該下部折り板47a,47aとの間に下テーブル1
8の一端側から他端側へ向って上方から下方へ延びるス
リットが形成されるように移動テーブル18b,18b
にブラケット(図示せず)を介して支持された上部折り
板47b,47bとによって構成されており、これら下
部折り板47a,47a及び上部折り板47b,47b
は、移動テーブル18b,18bの移動に伴い、互いに
近接離反するようになっている。
【0042】この第4の折り畳み部材47の本体フレー
ム25の他端側には、下テーブル18の中心側へ向って
粘着テープを送出するテープ貼付機(図示せず)が設け
られている。
【0043】なお、上述した第3の折り畳み部材46,
46と第4の折り畳み部材47,47とは、一体的に形
成することもある。
【0044】以下、図3から図7に示す包装装置の作動
を説明する。
【0045】包装紙11によって物品12を包装する際
には、昇降テーブル13を上昇させて該昇降テーブル1
3が上テーブル21の開口部21aにはまり込んだ上昇
位置に設定しておき、給紙機構の包装紙受け14aから
昇降テーブル13の上面に包装紙11を送り出し、該包
装紙11の先端部を保持体27に内装させた後、図8に
示す如く、包装紙11に物品12を載置する。
【0046】この状態から昇降テーブル13を下降させ
ると、該昇降テーブル13の下降に伴い、保持体27に
内装された包装紙11の先端寄り部分が、物品12の前
面と移動爪17との間に引き込まれるとともに、ピンチ
ローラ22a,22bに挾持された包装紙11の後端寄
り部分が、物品12の後面と弾性板23との間に引き込
まれ、図9に示す如く、包装紙11の先端寄り部分が物
品12の前面に沿うように折り曲げられるとともに、包
装紙11の後端寄り部分が物品12の後面に沿うように
折り曲げられる。
【0047】次いで、前後動用モータ48によりチェー
ン40を周回させて、移動ブロック30を摺動ロッド2
8,28の他端側へ向って移動させると、移動ブロック
30が移動ブロック29に当接し、該移動ブロック29
に固定されている弾性板23によって、昇降テーブル1
3に載置されている物品12及び包装紙11が下テーブ
ル18へ押出される。
【0048】このとき、第2の折り畳み部材16によっ
て、図10に示す如く、包装紙11の先端寄り部分が物
品12の上面に沿うように折り曲げられ、また、第1の
折り畳み部材15の上折り板15bによって、図10に
示す如く、包装紙11の後端寄り部分が物品12の上面
に沿うように折り曲げられ、物品12の上面に位置して
いる包装紙11の先端部分と後端部分とが、第2の折り
畳み部材16に設けられているテープ貼付機(図示せ
ず)から送出される粘着テープによって互いに貼り合わ
される。
【0049】これと同時に、第2の横折り部材56,5
6によって、図11に示す如く、包装紙11の物品12
の前面の被覆している部分に連なって側方へ突出してい
る部分が物品12の両側面前部に沿うように折り曲げら
れ、また、前記の上折り板15bとともに変位する第1
の横折り部材55,55によって、図11に示す如く、
包装紙11の物品12の後面の被覆している部分に連な
って側方へ突出している部分が物品12の両側面後部に
沿うように折り曲げられる。
【0050】更に、昇降用モータ49により昇降板35
を下降させた後、前後動用モータ48によりチェーン4
0を周回させて、移動ブロック30を摺動ロッド28,
28の一端側へ向って移動させると、ばね41の復元力
により移動ブロック29,31,32,33,34が移
動ブロック30と同方向に移動し、各移動ブロック3
0,29,31,32,33,34が、はじめの位置に
戻ることになる。
【0051】このとき、各移動爪17,37,38,3
9の先端部は、下テーブル18の上面よりも下方に位置
しているので、物品12及び包装紙11は昇降テーブル
13へは引き戻されない。
【0052】次いで、昇降用モータ49により昇降板3
5を上昇させると、各移動爪17,37,38,39が
下テーブル18の上方に突出し、昇降テーブル13によ
り下降する次なる物品12及び包装紙11が、弾性板2
3と移動爪17で挾持され得る状態となり、また、先に
述べた第2の折り畳み部材16の直下に位置する物品1
2は、移動爪37,38の間に位置することになる。
【0053】この状態から前後動用モータ48によりチ
ェーン40を周回させて、移動ブロック30とともに、
移動ブロック29,31,32,33,34を摺動ロッ
ド28,28の他端側へ向って移動させると、図11に
示す状態の物品12及び包装紙11は、移動爪37によ
って下テーブル18の上面を本体フレーム25の他端側
へ向って移動する。
【0054】このとき、第3の折り畳み部材46,46
をなす下部折り板46aと上部折り板46bとの間の間
隙を、包装紙11の物品12の上面を被覆している部分
に連なって側方へ突出している両側部分が通過すること
により、図12に示す如く、包装紙11の両側部分が物
品12の両側部上部に沿うように折り曲げられる。
【0055】更に、昇降用モータ49により昇降板35
を下降させた後、前後動用モータ48によりチェーン4
0を周回させて、各移動ブロック30,29,31,3
2,33,34をはじめの位置に戻す。
【0056】このとき、各移動爪17,37,38,3
9の先端部は、下テーブル18の上面よりも下方に位置
しているので、物品12及び包装紙11は第2の折り畳
み部材16の直下へは引き戻されない。
【0057】次いで、昇降用モータ49により昇降板3
5を上昇させると、各移動爪17,37,38,39が
下テーブル18の上方に突出し、第3の折り畳み部材4
6,46の間の物品12は、移動爪38,39の間に位
置することになる。
【0058】この状態から前後動用モータ48によりチ
ェーン40を周回させて、移動ブロック30とともに、
移動ブロック29,31,32,33,34を摺動ロッ
ド28,28の他端側へ向って移動させると、図12に
示す状態の物品12及び包装紙11は、移動爪38によ
って下テーブル18の上面を本体フレーム25の他端側
へ向って移動する。
【0059】このとき、第4の折り畳み部材47,47
をなす下部折り板47aと上部折り板47bとの間の間
隙を、包装紙11の物品12の下面を被覆している部分
に連なって側方へ突出している両側部分が通過すること
により、図13に示す如く、包装紙11の両側部分が物
品12の両側部下部に沿うように折り曲げられる。
【0060】更に、昇降用モータ49により昇降板35
を下降させた後、前後動用モータ48によりチェーン4
0を周回させて、各移動ブロック30,29,31,3
2,33,34をはじめの位置に戻す。
【0061】このとき、各移動爪17,37,38,3
9の先端部は、下テーブル18の上面よりも下方に位置
しているので、物品12及び包装紙11は第3の折り畳
み部材16の直下へは引き戻されない。
【0062】次いで、昇降用モータ49により昇降板3
5を上昇させると、各移動爪17,37,38,39が
下テーブル18の上方に突出し、第4の折り畳み部材4
6,46の間の物品12は、移動爪39の本体フレーム
25の他端側に位置することになる。
【0063】この状態から前後動用モータ48によりチ
ェーン40を周回させて、移動ブロック30とともに、
移動ブロック29,31,32,33,34を摺動ロッ
ド28,28の他端側へ向って移動させると、図13に
示す状態の物品12及び包装紙11は、移動爪39によ
って下テーブル18の上面を本体フレーム25の他端側
へ向って移動し、物品12の両側面に位置している包装
紙11の両側部分が第4の折り畳み部材47の本体フレ
ーム25の他端側に設けられているテープ貼付機(図示
せず)から送出される粘着テープによって互いに貼り合
わされる。
【0064】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3か
ら図7に示す包装装置では、図14に示す如く、物品1
2が中綴じ本等を多数積上げたものであると、物品12
の上面が側方から見て凹曲面状に窪んだ形状となるため
に、先に述べた第1の折り畳み部材15の上折り板15
b及び第2の折り畳み部材16によって、包装紙11の
先端寄り部分や後端寄り部分を物品12の上面になじむ
ように折り曲げることができない場合があり、その結
果、包装紙11の物品12の上面に位置する部分にたる
みが生じることがあり、物品12を固くしまった状態で
包装することができない。
【0065】また、物品12の幅が変わる場合には、ボ
ルト等の係合手段55aを弛めたり締めこんだりして第
1の横折り部材55,55の位置を変更する必要があ
り、操作が煩雑であった。
【0066】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、物品を固くしまった状態にして包装紙を凹曲面状の
物品の上面になじむように折り曲げることができ、且つ
操作が容易な包装装置を提供することを目的としてい
る。
【0067】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した包装装置では、幅方向
に互いに近接離反し得る一対の移動テーブル18b,1
8bを有する下テーブル18と、包装紙11を介して載
置された物品12を所定位置から下テーブル18の一端
に隣接する位置へ下降させ得る昇降テーブル13と、該
昇降テーブル13が下降する際に包装紙11の後端寄り
部分を物品12の後面に沿うように折り曲げ且つ物品1
2及び包装紙11を昇降テーブル13から下テーブル1
8へ移動させ得る弾性板23と、前記の昇降テーブル1
3が下降する際に包装紙11の先端寄り部分を物品12
の前面に沿うように折り曲げ且つ物品12及び包装紙1
1が昇降テーブル13から下テーブル18へ移動する際
に下テーブル18の下方へ退避し得る移動爪17と、物
品12及び包装紙11が昇降テーブル13から下テーブ
ル18へ移動する際に包装紙11の後端部分を物品12
の上面に折り曲げ得る上折り板57cを有し且つ前記の
弾性板23に対して近接離反し得る第1の折り畳み部材
57と、物品12及び包装紙11が昇降テーブル13か
ら下テーブル18へ移動する際に包装紙11の先端部分
を物品12の上面に折り曲げるように下テーブル18の
一端上方に上下動可能に設けた第2の折り畳み部材59
とを備えた包装装置において、上折り板57cの先端部
を下方へ向って付勢する付勢手段57eを第1の折り畳
み部材57に設け、物品12の上面に位置している包装
紙11の後端部分に当接して該後端部分を物品12の前
端側へ引っ張る絞りロール59aと物品12の上面に位
置している包装紙11の先端部分に当接して該先端部分
を物品12の後端側へ引っ張る絞りロール59bとを第
2の折り畳み部材59に設けている。
【0068】また、本発明の請求項2に記載した包装装
置では、幅方向に互いに近接離反し得る一対の移動テー
ブル18b,18bを有する下テーブル18と、包装紙
11を介して載置された物品12を所定位置から下テー
ブル18の一端に隣接する位置へ下降させ得る昇降テー
ブル13と、該昇降テーブル13が下降する際に包装紙
11の後端寄り部分を物品12の後面に沿うように折り
曲げ且つ物品12及び包装紙11を昇降テーブル13か
ら下テーブル18へ移動させ得る弾性板23と、前記の
昇降テーブル13が下降する際に包装紙11の先端寄り
部分を物品12の前面に沿うように折り曲げ且つ物品1
2及び包装紙11が昇降テーブル13から下テーブル1
8へ移動する際に下テーブル18の下方へ退避し得る移
動爪17と、物品12及び包装紙11が昇降テーブル1
3から下テーブル18へ移動する際に包装紙11の後端
部分を物品12の上面に折り曲げ得る上折り板57cを
有し且つ前記の弾性板23に対して近接離反し得る第1
の折り畳み部材57と、物品12及び包装紙11が昇降
テーブル13から下テーブル18へ移動する際に包装紙
11の先端部分を物品12の上面に折り曲げるように下
テーブル18の一端上方に上下動可能に設けた第2の折
り畳み部材59と、物品12及び包装紙11が昇降テー
ブル13から下テーブル18へ移動する際に包装紙11
の後端寄り両側部分を物品12に両側面に折り曲げるよ
うに前記の第1の折り畳み部材57に取り付けられた左
右一対の第1の横折り部材58,58と、物品12及び
包装紙11が昇降テーブル13から下テーブル18へ移
動する際に包装紙11の前端寄り両側部分を物品12に
両側面に折り曲げるように前記の下テーブル18の一端
部に取り付けられた第2の横折り部材56,56とを備
えた包装装置において、上折り板57cの先端部を下方
へ向って付勢する付勢手段57eを第1の折り畳み部材
57に設け、物品12の上面に位置している包装紙11
の後端部分に当接して該後端部分を物品12の前端側へ
引っ張る絞りロール59aと物品12の上面に位置して
いる包装紙11の先端部分に当接して該先端部分を物品
12の後端側へ引っ張る絞りロール59bとを第2の折
り畳み部材59に設け、物品12の幅方向へ移動し得る
ように第1の横折り部材58,58を第1の折り畳み部
材57に支持し、該第1の折り畳み部材57に吸着する
磁石58c,58cを第1の横折り部材58,58に設
け、第1の折り畳み部材57が下テーブル18に近接し
た状態において該下テーブル18をなす移動テーブル1
8b,18bが第1の横折り部材58,58に係合し得
るようにしている。
【0069】本発明の請求項1及び請求項2に記載した
包装装置のいずれにおいても、第1の折り畳み部材57
によって包装紙11の後端部分を物品12の上面に折り
曲げる際に、付勢手段57eにより付勢される上折り板
57cの先端部が、物品12の上面になじむように包装
紙11の後端寄り部分を押圧する。
【0070】また、一方の絞りロール59aが、物品1
2の上面に位置している包装紙11の後端部分に当接し
て該後端部分を物品12の前端側へ引っ張るとともに、
他方の絞りロール59bが、物品12の上面に位置して
いる包装紙11の先端部分に当接して該先端部分を物品
12の後端側へ引っ張って、物品12の上面における包
装紙11のたるみを解消し、更に第2の折り畳み部材5
9が下降して物品12の上面を押圧する。
【0071】更に、本発明の請求項2に記載した包装装
置においては、第1の折り畳み部材57を下テーブル1
8に近接した状態させることにより、下テーブル18を
なす移動テーブル18b,18bに第1の横折り部材5
8,58を係合させると、移動テーブル18b,18b
とともに第1の横折り部材58,58が互いに近接離反
する。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0073】図1及び図2は本発明の包装装置の実施の
形態の一例を示すものであり、図中図3から図7と同一
の符号を付した部分は同一物を表している。
【0074】図1及び図2に示す包装装置では、図3か
ら図7に示す包装装置における第1の折り畳み部材1
5、左右一対の第1の横折り部材55、第2の折り畳み
部材16(図3等参照)に替えて、第1の折り畳み部材
57、左右一対の第1の横折り部材58、第2の折り畳
み部材59を用いている。
【0075】第1の折り畳み部材57は、移動ブロック
30に略垂直に固定された縦支持部材57a(図5等に
おける縦支持部材15aに相当)と、包装すべき物品1
2の幅方向に略水平に延びるピン57bによって枢支さ
れ且つ先端部が物品12の搬送方向下流側(図3に示す
本体フレーム25の他端側)に突出する上折り板57c
と、包装すべき物品12の幅方向に略水平に突出するよ
うに縦支持部材57aに固定された上下一対の横支持部
材57dとを有しており、縦支持部材57aの幅は、先
に述べた縦支持部材15aと同様に、縦支持部材57a
が昇降テーブル13を構成する一対の部材の間を通過で
きるように設定されている。
【0076】上折り板57cと縦支持部材57aとの間
には、上折り板57cの基端部を上方に向って付勢する
ばね57eが設けられ、また、上折り板57cの基端部
には、ローラ57fが枢支されている。
【0077】このローラ57fは、本体フレーム25
(図3参照)の両側部に固定されたガイド部材57gに
よって上方への変位を規制されており、縦支持部材57
aが物品12の搬送方向上流から下流側へ変位するとガ
イド部材57gに沿って転動するローラ57fが上方へ
変位し、その結果、上折り板57cの先端部が下降する
ようになっている。
【0078】また、上折り板57cの先端部は、移動ブ
ロック30が摺動ロッド28,28の一端部近傍に位置
しているときには、先に述べた上折り板15b(図5参
照)と同様に、上テーブル21の開口部21aよりも本
体フレーム25の一端側に位置し、包装紙11を介して
物品12を載置した昇降テーブル13の下降を妨げない
ようになっている。
【0079】更に、横支持部材57dの両端部には、包
装すべき物品12の幅方向に延び且つ該物品12の搬送
方向へ貫通する長孔57h,57h、57i,57iが
穿設されている。
【0080】第1の横折り部材58,58は、横支持部
材57dの両端部の長孔57h,57h、57i,57
iに挿通されるボルト等の係合手段58a,58bによ
り、包装すべき物品12の搬送方向へ向って略水平に突
出するように且つ物品12の幅方向に移動し得るように
横支持部材57dに支持され、磁石58c,58cによ
り横支持部材57dに対して吸着するようになってい
る。
【0081】更に、第1の横折り部材58,58には、
第1の折り畳み部材57が下テーブル18に対して接近
した際に、幅調整爪51a,51bに嵌合可能な溝58
d,58dが形成されている。
【0082】第2の折り畳み部材59は、略水平な板状
に形成され、下テーブル18の一端部の上方に位置する
ように本体フレーム25(図3参照)に支持されてお
り、この第2の折り畳み部材59は、昇降機構(図示せ
ず)によって本体フレーム25に対して上下動するよう
になっている。
【0083】また、第2の折り畳み部材59には、包装
すべき物品12の幅方向に略水平に延びる軸を中心に回
転する前後一対の絞りロール59a,59bが設けられ
ている。
【0084】絞りロール59a,59bは、回転機構
(図示せず)により駆動され、物品12の搬送方向上流
側に位置する一方の絞りロール59aは、図1において
反時計回りに回転するように、また、物品12の搬送方
向下流側に位置する他方の絞りロール59bは、図1に
おいて時計回りに回転するようになっている。
【0085】この絞りロール59a,59bは、ばね等
の付勢手段(図示せず)により第2の折り畳み部材59
に対して下方へ付勢されるようになっている。
【0086】なお、絞りロール59a,59bを付勢す
る付勢手段を設けることに替えて、絞りロール59a,
59bを昇降させる昇降機構を設けることもでき、その
場合、回転機構と昇降機構とは、同一のモータによって
駆動される構成としていもよいし、あるいは、それぞれ
別個のモータによって駆動される構成としてもよい。
【0087】また、絞りロール59a,59bはそれぞ
れ単一構造のものであってもよいし、あるいは、複数の
ローラを同一軸線上に配置したものであってもよい。
【0088】更に、第2の折り畳み部材59には、下テ
ーブル18の上面方向へ粘着テープを送出するテープ貼
付機(図示せず)が設けられている。
【0089】以下、図1及び図2に示す包装装置に作動
を説明する。
【0090】包装紙11によって物品12を包装する際
には、図8に示す如く、包装紙11を介して物品12を
載置した昇降テーブル13を下降させると、該昇降テー
ブル13の下降に伴い、保持体27に内装された包装紙
11の先端寄り部分が、物品12の前面と移動爪17と
の間に引き込まれるとともに、ピンチローラ22a,2
2bに挾持された包装紙11の後端寄り部分が、物品1
2の後面と弾性板23との間に引き込まれ、図9に示す
如く、包装紙11の先端寄り部分が物品12の前面に沿
うように折り曲げられるとともに、包装紙11の後端寄
り部分が物品12の後面に沿うように折り曲げられる。
【0091】次いで、チェーン40を周回させて、移動
ブロック30を摺動ロッド28,28の他端側向って移
動させると、移動ブロック30が移動ブロック29に当
接し、該移動ブロック29に固定されている弾性板23
によって、昇降テーブル13に載置されている物品12
及び包装紙11が下テーブル18へ押出され、第2の折
り畳み部材59によって、図10に示す如く、包装紙1
1の先端寄り部分が物品12の上面に沿うように折り曲
げられ、また、第1の折り畳み部材57の上折り板57
cによって、図10に示す如く、包装紙11の後端寄り
部分が物品12の上面に沿うように折り曲げられる。
【0092】このとき、第1の折り畳み部材57の移動
に伴い、上折り板57cの先端部がばね57eの反発力
によって下方に下がり、包装紙11の後端寄り部分が物
品12の上面になじむように押圧される。
【0093】物品12及び包装紙11が第2の折り畳み
部材59の直下に位置した後、物品12の搬送方向上流
側に位置する一方の絞りロール59aを図1において反
時計回りに回転させ、また、物品12の搬送方向下流側
に位置する他方の絞りロール59bを図1において時計
回りに回転させたうえ、絞りロール59a,59bを第
2の折り畳み部材59とともに下降させる。
【0094】これにより、反時計回りに回転する絞りロ
ール59aが、物品12の上面に位置している包装紙1
1の後端部分に当接して該後端部分を物品12の前端側
へ引っ張り、また、時計回りに回転する絞りロール59
bが、物品12の上面に位置している包装紙11の先端
部分に当接して該先端部分を物品12の後端側へ引っ張
り、更に、第2の折り畳み部材59が物品12を押圧す
ることにより物品12が固くしまった状態になるととも
に、物品12の上面における包装紙11のたるみが解消
される。
【0095】物品12の上面における包装紙11のたる
みが解消された後、第2の折り畳み部材16に設けられ
ているテープ貼付機(図示せず)から送出される粘着テ
ープによって物品12の上面に位置している包装紙11
の先端部分と後端部分とを互いに貼り合す。
【0096】従って、図14に示すように包装すべき物
品12の上面が凹曲面状に窪んでいても、物品12を固
くしまった状態にし、物品12の凹曲面状の上面になじ
み且つたるみが生じないように包装紙11を折り曲げる
ことができる。
【0097】また、上述した状態から後の工程は、図3
から図7に示す包装装置と同様であるので、詳細な説明
は省略する。
【0098】更に、物品12の幅が変わる場合には、第
1の折り畳み部材57を下テーブル18に近接させるこ
とにより、第1の横折り部材58,58の溝58d,5
8dを幅調整爪51a,51bに嵌合させた後、下テー
ブル18をなす移動テーブル18b,18bを移動させ
ると、該移動テーブル18b,18bとともに第1の横
折り部材58,58が互いに近接離反するので、第1の
横折り部材58,58の幅調整を容易に実施できる。
【0099】なお、本発明の包装装置は上述した実施の
形態のみに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において種々の変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の包装装置に
よれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0101】(1)本発明の請求項1及び請求項2に記
載した包装装置のいずれにおいても、第1の折り畳み部
材57によって包装紙11の後端部分を物品12の上面
に折り曲げる際に、付勢手段57eにより付勢される上
折り板57cの先端部が、物品12の上面になじむよう
に包装紙11の後端寄り部分を押圧し、また、一方の絞
りロール59aが、物品12の上面に位置している包装
紙11の後端部分に当接して該後端部分を物品12の前
端側へ引っ張るとともに、他方の絞りロール59bが、
物品12の上面に位置している包装紙11の先端部分に
当接して該先端部分を物品12の後端側へ引っ張り、更
に第2の折り畳み部材59が物品12を押圧して、物品
12及び包装紙11のたるみを解消するので、凹曲面状
の物品12の上面になじみ且つたるみが生じないように
包装紙11を折り曲げることができる。
【0102】(2)本発明の請求項2に記載した包装装
置においては、第1の折り畳み部材57を下テーブル1
8に近接した状態にさせることにより、下テーブル18
をなす移動テーブル18b,18bに第1の横折り部材
58,58を係合させると、移動テーブル18b,18
bとともに第1の横折り部材58,58が互いに近接離
反するので、該第1の横折り部材58,58の幅調整を
容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装装置の実施の形態の一例を示す部
分側面図である。
【図2】本発明の包装装置の実施の形態の一例を示す部
分平面図である。
【図3】従来の包装装置の一例を示す側面図である。
【図4】従来の包装装置の一例を示す部分平面図であ
る。
【図5】従来の包装装置の一例を示す部分側面図であ
る。
【図6】従来の包装装置の一例を示す横断面図である。
【図7】従来の包装装置の一例を示す部分平面図であ
る。
【図8】包装装置により物品が包装される状態を示す斜
視図である。
【図9】包装装置により物品が包装される状態を示す斜
視図である。
【図10】包装装置により物品が包装される状態を示す
斜視図である。
【図11】包装装置により物品が包装される状態を示す
斜視図である。
【図12】包装装置により物品が包装される状態を示す
斜視図である。
【図13】包装装置により物品が包装される状態を示す
斜視図である。
【図14】上面が凹曲面状に湾曲した物品の側面図であ
る。
【符号の説明】
11 包装紙 12 物品 13 昇降テーブル 17 移動爪 18 下テーブル 18b 移動テーブル 23 弾性板 56 第2の横折り部材 57 第1の折り畳み部材 57c 上折り板 57 ばね(付勢手段) 58 第1の横折り部材部材 58c 磁石 59 第2の折り畳み部材 59a 絞りロール 59b 絞りロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に互いに近接離反し得る一対の移
    動テーブル(18b)(18b)を有する下テーブル
    (18)と、包装紙(11)を介して載置された物品
    (12)を所定位置から下テーブル(18)の一端に隣
    接する位置へ下降させ得る昇降テーブル(13)と、該
    昇降テーブル(13)が下降する際に包装紙(11)の
    後端寄り部分を物品(12)の後面に沿うように折り曲
    げ且つ物品(12)及び包装紙(11)を昇降テーブル
    (13)から下テーブル(18)へ移動させ得る弾性板
    (23)と、前記の昇降テーブル(13)が下降する際
    に包装紙(11)の先端寄り部分を物品(12)の前面
    に沿うように折り曲げ且つ物品(12)及び包装紙(1
    1)が昇降テーブル(13)から下テーブル(18)へ
    移動する際に下テーブル(18)の下方へ退避し得る移
    動爪(17)と、物品(12)及び包装紙(11)が昇
    降テーブル(13)から下テーブル(18)へ移動する
    際に包装紙(11)の後端部分を物品(12)の上面に
    折り曲げ得る上折り板(57c)を有し且つ前記の弾性
    板(23)に対して近接離反し得る第1の折り畳み部材
    (57)と、物品(12)及び包装紙(11)が昇降テ
    ーブル(13)から下テーブル(18)へ移動する際に
    包装紙(11)の先端部分を物品(12)の上面に折り
    曲げるように下テーブル(18)の一端上方に上下動可
    能に設けた第2の折り畳み部材(59)とを備えた包装
    装置において、上折り板(57c)の先端部を下方へ向
    って付勢する付勢手段(57e)を第1の折り畳み部材
    (57)に設け、物品(12)の上面に位置している包
    装紙(11)の後端部分に当接して該後端部分を物品
    (12)の前端側へ引っ張る絞りロール(59a)と物
    品(12)の上面に位置している包装紙(11)の先端
    部分に当接して該先端部分を物品(12)の後端側へ引
    っ張る絞りロール(59b)とを第2の折り畳み部材
    (59)に設けたことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 幅方向に互いに近接離反し得る一対の移
    動テーブル(18b)(18b)を有する下テーブル
    (18)と、包装紙(11)を介して載置された物品
    (12)を所定位置から下テーブル(18)の一端に隣
    接する位置へ下降させ得る昇降テーブル(13)と、該
    昇降テーブル(13)が下降する際に包装紙(11)の
    後端寄り部分を物品(12)の後面に沿うように折り曲
    げ且つ物品(12)及び包装紙(11)を昇降テーブル
    (13)から下テーブル(18)へ移動させ得る弾性板
    (23)と、前記の昇降テーブル(13)が下降する際
    に包装紙(11)の先端寄り部分を物品(12)の前面
    に沿うように折り曲げ且つ物品(12)及び包装紙(1
    1)が昇降テーブル(13)から下テーブル(18)へ
    移動する際に下テーブル(18)の下方へ退避し得る移
    動爪(17)と、物品(12)及び包装紙(11)が昇
    降テーブル(13)から下テーブル(18)へ移動する
    際に包装紙(11)の後端部分を物品(12)の上面に
    折り曲げ得る上折り板(57c)を有し且つ前記の弾性
    板(23)に対して近接離反し得る第1の折り畳み部材
    (57)と、物品(12)及び包装紙(11)が昇降テ
    ーブル(13)から下テーブル(18)へ移動する際に
    包装紙(11)の先端部分を物品(12)の上面に折り
    曲げるように下テーブル(18)の一端上方に上下動可
    能に設けた第2の折り畳み部材(59)と、物品(1
    2)及び包装紙(11)が昇降テーブル(13)から下
    テーブル(18)へ移動する際に包装紙(11)の後端
    寄り両側部分を物品(12)に両側面に折り曲げるよう
    に前記の第1の折り畳み部材(57)に取り付けられた
    左右一対の第1の横折り部材(58)(58)と、物品
    (12)及び包装紙(11)が昇降テーブル(13)か
    ら下テーブル(18)へ移動する際に包装紙(11)の
    前端寄り両側部分を物品(12)に両側面に折り曲げる
    ように前記の下テーブル(18)の一端部に取り付けら
    れた第2の横折り部材(56)(56)とを備えた包装
    装置において、上折り板(57c)の先端部を下方へ向
    って付勢する付勢手段(57e)を第1の折り畳み部材
    (57)に設け、物品(12)の上面に位置している包
    装紙(11)の後端部分に当接して該後端部分を物品
    (12)の前端側へ引っ張る絞りロール(59a)と物
    品(12)の上面に位置している包装紙(11)の先端
    部分に当接して該先端部分を物品(12)の後端側へ引
    っ張る絞りロール(59b)とを第2の折り畳み部材
    (59)に設け、物品(12)の幅方向へ移動し得るよ
    うに第1の横折り部材(58)(58)を第1の折り畳
    み部材(57)に支持し、該第1の折り畳み部材(5
    7)に吸着する磁石(58c)(58c)を第1の横折
    り部材(58)(58)に設け、第1の折り畳み部材
    (57)が下テーブル(18)に近接した状態において
    該下テーブル(18)をなす移動テーブル(18b)
    (18b)が第1の横折り部材(58)(58)に係合
    し得るようにしたことを特徴とする包装装置。
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