JPH0974609A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JPH0974609A
JPH0974609A JP23038095A JP23038095A JPH0974609A JP H0974609 A JPH0974609 A JP H0974609A JP 23038095 A JP23038095 A JP 23038095A JP 23038095 A JP23038095 A JP 23038095A JP H0974609 A JPH0974609 A JP H0974609A
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JP
Japan
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clutch
motor generator
engine
torque
temperature
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JP23038095A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Soga
吉伸 曽我
Takehito Hattori
勇仁 服部
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】クラッチの温度が所定の温度範囲にあるとき、
モータジェネレータの出力を抑制して、クラッチの焼け
の防止を図る。 【解決手段】 エンジン11の出力軸11aにモータジ
ェネレータ12、及び前進クラッチ18等からなる動力
伝達系システムが設けられている。電子制御装置は車両
の発進時における前進クラッチ18の入力側及び出力側
の回転数に基づいて発進状態を判定するとともに、前進
クラッチ18の温度を推定する。この推定クラッチ温度
及びエンジントルクに基づいてトルク最大値TGUARD を
求め、モータジェネレータ12のアシストトルクTM/G
がトルク最大値TGUARD よりも大きいか否かを判定し、
大きいと判定すると、ガードをかけるべく、このトルク
最大値TGUARD とエンジン回転数に基づく電流制御値に
てモータジェネレータ12を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の制御装置に
係り、詳しくは、内燃機関から車輪に至る動力伝達系に
クラッチ及び発電・電動手段を設けたを備えた車両の制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用のエンジンには、発電用の
オルターネータと始動用のスタータモータとを備えたも
のが通常である。しかし、近年発電機としての機能と、
電動機としての機能を合わせ持つ発電・電動機(以下、
モータジェネレータという)をエンジンに装備すること
が提案されている(実開平2−3101号公報)。モー
タジェネレータは、基本的にはエンジン出力軸とともに
回転する回転軸に配置されたロータ鉄心にかご形巻線が
装着され、又、エンジン本体に固定されたステータ鉄心
にステータ巻線が装着され、回転子部と固定子部とから
なる誘導機が構成されている。そして、このモータジェ
ネレータに対し、固定子部のステータ巻線に所定の周波
数電圧を印加して回転磁界を与え、回転軸の回転速度に
対して進んだ周波数の回転磁界とすることにより、誘導
機を電動機として作動させ、電動動作による回転駆動力
により、始動時においてはエンジンに起動力を付与し、
走行時においては、エンジンを補助(アシスト)して加
速力を付与したりする。
【0003】あるいは、回転軸の回転速度に対して遅延
した周波数の回転磁界とすることにより誘導機を発電機
として作動させ、発電動作(回生)を行うようになって
いる。このモータジェネレータを使用してトルクの向
上、燃費の改善を図る技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アシストや
回生などの目的のみに沿ってモータジェネレータの制御
が行われていると、そのトルク変化によって、内燃機関
から車輪に至る動力伝達系に設けたクラッチが影響を受
ける場合がある。特に、摩擦クラッチを用いているよう
な場合、場合によってはクラッチに焼けが発生してしま
う虞もある。
【0005】この発明の目的は、クラッチの温度が所定
の温度範囲にあるとき、モータジェネレータの出力を抑
制して、クラッチの焼けの防止を図ることができる車両
の制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明は、内燃機関から車輪に至る動力伝
達系にクラッチ及び発電・電動手段を設けた車両におい
て、発電・電動手段を所定条件下で制御する制御手段
と、クラッチの温度に対応して、前記発電・電動手段の
出力トルクを補正する補正手段を備えた車両の制御装置
をその要旨としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の車両の制御
装置において、クラッチの温度を車両の発進状態から推
定する推定手段を備え、補正手段は、その推定温度に基
づいて前記発電・電動手段の出力トルクを補正制御する
ことをその要旨としている。なお、この明細書でいう発
進状態とは、発進の頻度等をいう。
【0008】(作用)請求項1の発明では、制御手段
は、発電・電動手段を所定条件下で制御する。又、補正
手段は、クラッチの温度に対応して、前記発電・電動手
段の出力トルクを補正する。
【0009】請求項2の発明では、推定手段が、クラッ
チの温度を車両の発進状態から推定する。補正手段は、
前記クラッチの推定温度に対応して、前記発電・電動手
段の出力トルクを補正する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の制御装置に
具体化した実施の一形態について図1乃至図4に従って
説明する。
【0011】図1は本発明に係る車両の動力伝達系シス
テムが示されている。この動力伝達系システムについて
説明する。内燃機関としてのエンジン11はその出力軸
11aの一側にダンパー15の入力ケーシング15aを
介してモータジェネレータ12のローター13が設けら
れており、エンジン11の出力はダンパー15を介して
入力軸16に伝達される。入力軸16に入った動力は前
後進切換機構17に伝達される。前後進切換機構17
は、ダブルピニオン式遊星歯車にて構成され、前進クラ
ッチ18を締結すれば、一体で回り、前進状態となる。
又、後進ブレーキ19を締結すれば後進状態となる。前
進クラッチ18及び後進ブレーキ19は発進機構として
も用いる。前後進切換機構17からの出力はCVT21
のインプットシャフト20に伝達される。なお、この実
施の形態では、前記前進クラッチ18は乾式とされてい
る。
【0012】CVT21のアウトプットシャフト22は
複数の歯車群から構成された歯車式動力伝達機構23に
接続されている。歯車式動力伝達機構23は一端に車輪
(図示しない)が設けられた車軸24,24に連結され
た差動装置25に接続されている。前記モータジェネレ
ータ12、前後進切換機構17、CVT21、歯車式動
力伝達機構23、差動装置25の周囲にはエンジン11
と一体に固定されるハウジング27が設けられている。
【0013】発電・電動手段を構成するモータジェネレ
ータ12は、前記の通り出力軸11aに対し一体的に回
転する、ロータ鉄心とこのロータ鉄心に装着されたかご
形巻線31とからなるロータ13と、ハウジング27に
固定されたステータ鉄心とこのステータ鉄心に装着され
たステータ巻線33とからなるステータ14とを備えて
いる。又、モータジェネレータ12とCVT21との間
には入力軸と連結され駆動されるオイルポンプ26が設
けられている。
【0014】前記モータジェネレータ12は、前記ロー
タ13が回転子部とされ、ステータ14が固定子部とさ
れ、両部から誘導機が構成されている。そして、このモ
ータジェネレータ12に対し、固定子部のステータ巻線
33に所定の周波数電圧を印加して回転磁界を与え、エ
ンジン11の出力軸11aの回転速度に対して進んだ周
波数の回転磁界とすることにより、誘導機を電動機とし
て作動させ、電動操作による回転駆動力により、始動時
においてはエンジン11に起動力を付与し、走行時にお
いては、エンジンを補助して加速力を付与したりする。
【0015】あるいは、このモータジェネレータ12に
対し、固定子部のステータ巻線33に所定の周波数電圧
を印加して回転磁界を与え、エンジン11の出力軸11
aの回転速度に対して遅延した周波数の回転磁界とする
ことにより誘導機を発電機として作動させ、発電動作を
行うようになっている。
【0016】CVT21はインプットシャフト20に設
けられた有効ピッチ径可変のプライマリプーリ37と、
同じくアウトプットシャフト22に設けられた有効ピッ
チ径可変のセカンダリプーリ38と、両プーリ37,3
8間に巻装された無端ベルト39とから構成されてい
る。
【0017】プライマリプーリ37は、インプットシャ
フト20に固定された固定円錐板40と、インプットシ
ャフト20に摺動可能に嵌合された可動円錐板41とを
備え、両者40,41間にV溝42が形成されるように
対向配置されている。前記可動円錐板41を固定円錐板
40に接近させた状態では有効ピッチ径が大きくなり、
可動円錐板41を固定円錐板40から離間した状態では
有効ピッチ径が小さくなるようにされている。
【0018】セカンダリプーリ38はアウトプットシャ
フト22に固定された固定円錐板43と、アウトプット
シャフト22に摺動可能に嵌合された可動円錐板44と
を備え、両者43,44間にV溝45が形成されるよう
に対向配置されている。前記可動円錐板44を固定円錐
板43に接近させた状態では有効ピッチ径が大きくな
り、可動円錐板44を固定円錐板43から離間した状態
では有効ピッチ径が小さくなるようにされている。両プ
ーリ37,38の可動円錐板41,44の背部には可動
円錐板41,44を摺動させるため、油圧シリンダ4
6,47がそれぞれ設けられている。プライマリプーリ
37の油圧シリンダ46には油圧制御用の変速制御バル
ブ58が接続されている。
【0019】前記プライマリプーリ37の油圧シリンダ
46に作動油が供給された場合、プライマリプーリ37
の有効ピッチ径が大きくなるとともに、セカンダリプー
リ38の有効ピッチ径が小さくなって、CVT21の変
速比が増速方向に変化する。反対に、プライマリプーリ
37の油圧シリンダ46から作動油を排出すると、プラ
イマリプーリ37の有効ピッチ径が小さく、又、セカン
ダリプーリ38の有効ピッチ径が大きくされて、CVT
21の変速比が減速方向に変化する。セカンダリプーリ
38の油圧シリンダ47には、無端ベルト39の張力を
伝達トルクに応じて常に適切に保持するように調整すべ
く作動油が供給される。
【0020】次に、この制御システムの電気的構成につ
いて説明する。エンジン出力軸14の回転数Neを検出
するエンジン回転数センサ51、エンジン11のスロッ
トル開度THRを検出するスロットル開度センサ52、
車両の走行速度、すなわち車速SPDを検出する車速セ
ンサ53は、電子制御装置(以下、単に「ECU」とい
う)50に電気的に接続されている。前記ECU50
は、推定手段、制御手段及び補正手段を構成している。
又、CVT21のインプットシャフト20の回転数(実
入力軸回転数)Nin、すなわち前進クラッチ18の出力
軸回転数を検出するクラッチ出力軸回転数検出手段とし
てのCVT入力軸回転数センサ54がECU50に電気
的に接続されている。
【0021】モータジェネレータ12は、始動時には、
車両に搭載しているバッテリ(電源)からの電流供給に
より電動機として作動する。又、始動時以外において電
動機として作動させるための電源としては大容量のコン
デンサが使用されている。
【0022】始動時においては、ECU50はモータジ
ェネレータ12のステータ巻線33への通電状態を制御
する。すなわち、図示しないイグニッションスイッチか
らのオン信号がECU50に入力されると、ECU50
は固定子部のステータ巻線33に所定の周波数電圧を印
加して回転磁界を与え、エンジン11の出力軸11aの
回転速度に対して進んだ周波数の回転磁界とすることに
より、モータジェネレータ12を電動機として作動させ
る。この結果、ロータ13に生じる駆動トルクによりダ
ンパー15の入力ケーシング15aが回転し、それに伴
ってエンジン出力軸11aが回転してエンジン11が起
動する。エンジン11が始動後は、前記イグニッション
スイッチがオフ操作されるため、このときのオフ信号を
入力することにより、ECU50はステータ巻線33の
への通電を遮断制御し、モータジェネレータ12を発電
モード(回生モード)にする。
【0023】又、始動時以外において前記モータジェネ
レータ12を電動機として駆動する場合には、イグニッ
ションスイッチからのオン信号の入力の代わりにECU
50に入力される各種センサからの検出信号及び制御プ
ログラムに従って行われる。
【0024】又、回生モードにした場合、このモータジ
ェネレータ12に対し、固定子部のステータ巻線33に
所定の周波数電圧を印加して回転磁界を与え、エンジン
11の出力軸11aの回転速度に対して遅延した周波数
の回転磁界とすることにより誘導機を発電機として作動
させ、発電動作を行う。なお、ステータ巻線33に流す
制御電流を、異なる値にしたときには、制御電流の各値
に応じてモータジェネレータ12による消費駆動トルク
及び発電出力がエンジン回転数Neに対して変化するよ
うになっている。すなわち、制御電流の設定値が大きい
ほど、大きな発電出力が得られ、その発電出力を得るた
めに消費される駆動トルク(以下、エンジントルクとも
いう)も大きなものとなる。
【0025】又、ECU50は、ECU50に接続され
ている前記各種センサ或いは後述する各種センサ等から
の信号を入力し、その入力した信号と、内蔵するROM
に格納した各種制御プログラムとに基づいてモータジェ
ネレータ12を電動機として機能させるアシスト制御又
は発電機として機能させる回生制御を行う。又、前記R
OMには前記各種制御プログラムの処理ルーチンにて使
用される各種マップ等も格納されている。従って、EC
U50は、モータジェネレータ12を制御する第1の制
御手段を構成している。
【0026】このアシスト制御及び回生制御の場合、モ
ータジェネレータ12は、バッテリ電源から電気回路的
に切換制御されて、図示しない前記コンデンサが電源と
して接続される。このために前記コンデンサのキャパシ
タ電圧Vを検出する電圧検出部57がECU50に対し
て電気的に接続されている。
【0027】又、ECU50はCVT21を作動させる
ため、変速制御バルブ58を制御する。CVT21にお
ける変速比の制御は、例えばスロットル開度THRと車
速SPDとから目標入力軸回転数Nino を設定し、実際
の実入力軸回転数Ninが目標値となるようにフィードバ
ック制御によって行われる。さらに、ECU50は、ク
ラッチ制御バルブ60をクラッチ制御時に好適に制御す
る、次に本実施の形態のエンジン11の始動後における
ECU50の処理動作を図3のフローチャートに従って
説明する。
【0028】図3はECU50によって実行される「モ
ータジェネレータの制御ルーチン」を説明するフローチ
ャートであって、同ルーチンは所定時間毎の定時割り込
みで実行される。処理がこのルーチンへ移行すると、ス
テップ(以下、ステップをSという)10でエンジント
ルクTe、前進クラッチ18の出力軸回転数(CVT2
1の入力軸回転数)Nin、エンジン回転数Neを読込
む。前記エンジントルクTeはこの処理ルーチンとは別
の処理ルーチンにて算出されたものであり、そのときの
エンジン回転数Ne、スロットル開度THRからなる二
次元マップを参照して割り出される。このマップは、予
め試験等にて求められたものである。
【0029】次に、S20において、エンジン回転数
(クラッチの入力軸回転数)Neと前進クラッチ18の
出力軸回転数(CVT21の入力軸回転数)Ninとの差
が、判別値αよりも大きいか、否かを判定する。前記S
20は判定手段を実現している。判別値αは、前進クラ
ッチ18が締結状態か、否かを判定するためのものであ
り、差が判別値αよりも大きければ、S20で「YE
S」と判定され、すなわち、前進クラッチ18が完全に
締結されておらず、発進状態であるとして、S30に移
行する。S30においては、推定クラッチ温度Tcを演
算する。すなわち、下式にて演算をし、S40に移行す
る。
【0030】 Tc= Tc(i- 1)+K×Te×(Ne−Nin) なお、Tc(i- 1)は1制御周期前の推定クラッチ温度
Tcであり、Kは定数である。又、推定クラッチ温度の
初期値はTc0 は、予めECU50の図示しないROM
に格納されており、実験値等により求められたものであ
る。S30において、1制御周期前の推定クラッチ温度
Tc(i- 1)に加算する理由は、下記の通りである。す
なわち、前進クラッチ18が締結されていない状態で
は、クラッチを構成しているクラッチ板が摩擦状態のた
め、摩擦熱が発生しているためである。
【0031】又、前記S20において、差が判別値α以
下であれば、S20で「NO」と判定され、すなわち、
前進クラッチ18が締結されているとしてS80に移行
する。S80においては、1制御周期前の推定クラッチ
温度Tc(i- 1)から低下温度βを引き現在の推定クラ
ッチ温度とする。この低下温度βは予め実験値等で求め
られた値であり、予めECU50の図示しないROMに
格納されている。この低下温度βを1制御周期前の推定
クラッチ温度Tc(i- 1)から減算する理由は、下記の
通りである。すなわち、前進クラッチ18が締結状態で
あれば、クラッチにおいて、摩擦がなくなり、摩擦熱が
生じなくなるため、温度が低くなるからである。
【0032】S30又はS80からS40に移行する
と、S40においては、モータジェネレータ12のトル
ク最大値TGUARD をマップから求める。このマップは、
推定クラッチ温度Tc、エンジントルクTeとからなる
二次元マップであり、予め実験等によって求められ、E
CU50の図示しないROMに格納されている。このト
ルク最大値TGUARD を求める理由は下記の通りである。
すなわち、推定クラッチ温度Tcが高く、かつエンジン
トルクTeが大きい場合、この状態で、モータジェネレ
ータ12をアシスト制御を行うと、前進クラッチ18が
焼き付く虞がある。これを避けるため、推定クラッチ温
度Tc、及びエンジントルクTeをパラメータとして、
クラッチが焼き付かないためモータジェネレータ12が
許容されるアシスト量を求め、これをガードとするので
ある。
【0033】次に、S50において、モータジェネレー
タ12のアシストトルクTM/G がトルク最大値TGUARD
よりも大きいか否かを判定する。このアシストトルクT
M/Gは、この処理ルーチンとは別のアシストトルクTM/G
算出処理ルーチンにより算出されたものであり、例え
ば、前記ROMに格納したマップにて求める。このマッ
プはエンジン回転数Ne、キャパシタ電圧Vからなる二
次元マップであり、予め実験値等にて求められたもので
ある。すなわち、キャパシタ電圧Vから、モータジェネ
レータ12に供給可能な制御電流値が分かるため、キャ
パシタ電圧Vとエンジン回転数Neとにより、アシスト
トルクTM/G を割り出すのである。
【0034】さて、この処理ルーチンに戻って、S50
において、トルク最大値TGUARD がアシストトルクTM/
G よりも大きいと判定すると、ガードをかける必要がな
いとして、S60に移行する。
【0035】又、前記S50において、アシストトルク
TM/G がトルク最大値TGUARD 以上であると判定する
と、ガードをかける必要があるとして、S90に移行
し、トルク最大値TGUARD をアシストトルクTM/G とす
る。この後、S60に移行する。
【0036】S60においては、制御電流値IM/G をマ
ップより求める。このマップは、アシストトルクTM/G
と、エンジン回転数Neよりなる二次元マップであり、
予め実験値等にて求められたものである。S90から移
行してきた場合には、S60では、トルク最大値TGUAR
D (=アシストトルクTM/G )、エンジン回転数Neに
より制御電流値IM/G が求められるのである。又、S5
0から直に移行した場合には、アシストトルクTM/G と
エンジン回転数Neにより制御電流値IM/G が求められ
るのである。この後、S70に移行して、割り出された
制御電流値IM/G をモータジェネレータ12に出力し、
モータジェネレータ12をアシスト制御する。すなわ
ち、モータジェネレータ12を電動機として駆動し所定
トルク分を出力するのである。このS70の処理後、こ
の処理ルーチンを抜け出る。
【0037】さて、以上のように構成された実施の形態
の効果を説明する。 (1)この実施の形態においては、S50でモータジェ
ネレータ12のアシストトルクTM/G がトルク最大値T
GUARD よりも大きいか否かを判定し、アシストトルクT
M/G がトルク最大値TGUARD 以上であると判定すると、
ガードをかける必要があるとして、S90に移行し、ト
ルク最大値TGUARD をアシストトルクTM/G としてい
る。このため、図4に示すように、推定クラッチ温度T
cが所定温度範囲、すなわち、所定温度TC1以上であれ
ば、モータジェネレータ12のアシスト量が減る方向に
補正されて、クラッチ温度の上昇を防止することができ
る。従って、発進時において、クラッチの焼き付きの防
止を図りながら、モータジェネレータ12によりエンジ
ンを補助(アシスト)して加速力を付与することができ
る。 (2)又、「モータジェネレータの制御ルーチン」にお
いては、S20、或いはS80において、前進クラッチ
18の温度を推定している。従って、前進クラッチ18
の温度を検出するセンサが必要でなくなり、コストを安
価にすることができる。
【0038】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、下記のようにすることも可能であ
る。 (イ) 前記実施の形態では、モータジェネレータ12
のアシスト制御及び回生制御の電源としてコンデンサを
使用したが、バッテリに代えてもよい。
【0039】(ロ) 前記実施の形態では、S20にお
いて、車両が発進しているか否かを判定したが、半クラ
ッチ状態を判定して、そのときのクラッチの温度を推定
して、モータジェネレータ12のアシスト量、或いは回
生量の補正を行うようにしていもよい。
【0040】(ハ) 前記実施の形態では、乾式のクラ
ッチであったが、湿式のクラッチに具体化してもよい。 (ニ) 前記実施の形態では、ソフト的にクラッチの温
度を推定したが、直接クラッチの温度を検出してもよ
い。
【0041】この明細書中に記載された事項から特許請
求の範囲に記載された請求項以外に把握される技術的思
想についてその効果とともに記載する。 (a) 請求項2において、発進状態をクラッチの入力
側回転数と出力側回転数との差に基づいて判断する判定
手段を備えたものである車両の制御装置。判定手段を備
えることにより、車両が発進しているか否かを判定する
ことができ、この結果、クラッチの温度の推定を行うこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、クラッチの温度が所定の温度範囲にあるとき、
モータジェネレータの出力を抑制して、クラッチの焼け
の防止を図ることができる。
【0043】請求項2の発明によれば、クラッチの温度
を推定する推定手段を備えることから、直接又は間接的
に温度そのものを検出する必要がなく、クラッチの焼け
状態を推測することができ、この結果、クラッチの焼け
の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の車両の動力伝達系シス
テムの模式図。
【図2】同じく動力伝達系システムの電気ブロック図。
【図3】モータジェネレータの制御ルーチンのフローチ
ャート。
【図4】アシスト量と推定クラッチ温度との関係を示す
特性図。
【符号の説明】
11…エンジン、11a…出力軸、12…モータジェネ
レータ(発電・電動手段)、21…CVT、33…ステ
ータ巻線、46,47…油圧シリンダ、50…ECU
(推定手段、制御手段、補正手段)、51…エンジン回
転数センサ、52…スロットル開度センサ、53…車速
センサ、54…CVT入力軸回転数センサ、57…電圧
検出部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関から車輪に至る動力伝達系にク
    ラッチ及び発電・電動手段を設けた車両において、 発電・電動手段を所定条件下で制御する制御手段と、 クラッチの温度に対応して、前記発電・電動手段の出力
    トルクを補正する補正手段を備えた車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の車両の制御装置において、 クラッチの温度を車両の発進状態から推定する推定手段
    を備え、 補正手段は、その推定温度に基づいて前記発電・電動手
    段の出力トルクを補正制御するものである車両の制御装
    置。
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