JPH0972838A - 衝撃試験機 - Google Patents

衝撃試験機

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Publication number
JPH0972838A
JPH0972838A JP22637695A JP22637695A JPH0972838A JP H0972838 A JPH0972838 A JP H0972838A JP 22637695 A JP22637695 A JP 22637695A JP 22637695 A JP22637695 A JP 22637695A JP H0972838 A JPH0972838 A JP H0972838A
Authority
JP
Japan
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weight
impact
test piece
load
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP22637695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Tsuda
智之 津田
Kiyokazu Kobayashi
清和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験片に衝撃的な引っ張り荷重も、圧縮荷重
も繰り返し作用させることができるようにする。 【解決手段】 試験片Sを保持する上下一対の保持部材
7,8と、一方の保持部材7,8の下部もしくは上部に
鉛直に立設されたスライド棒9と、このスライド棒9に
上下スライド自在に嵌合されたウェイト10と、ウェイ
ト10をスライド棒9に沿って持ち上げる持ち上げ機構
11とを備え、持ち上げ機構11によりウェイト10を
所要の高さまで持ち上げてその持ち上げ保持を解放する
ことで、ウェイト10がスライド棒9の下端の受け部9
aまで落下し、その衝撃で試験片Sに引っ張りもしくは
圧縮の衝撃荷重が作用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験片に引っ張り
もしくは圧縮の衝撃荷重を繰り返し加えて強度を試験す
ることのできる試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種材料の機械的強度を調べる試
験機としては、図3に示すような引っ張り試験機や、図
4に示すような圧縮試験機が一般的である。
【0003】図3に示す引っ張り試験機では、試験片S
の上下が一対のチャック1,1により保持され、これら
チャック1,1を介して試験片Sに引っ張り荷重が加え
られる。
【0004】また、図4に示す圧縮試験機では、基盤2
上にセットした試験片Sの上部が保持用ブロック3で押
えられ、このブロック3を介して試験片Sに圧縮荷重が
加えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な試験機では、試験片に極めて大きな荷重を加えること
ができるが、その荷重は静荷重であって、試験片には徐
々に大きな荷重が加えられる。そのため、衝撃的に加わ
る引っ張り荷重や圧縮荷重のような衝撃荷重に対する強
度までは、調べることができない。
【0006】これに対して、従来から衝撃試験機はある
が、その試験機は、図5に示すように、試験片Sのセッ
ト位置の上方にハンマー付き振子4を揺動自在に設けた
もので、基盤2に固定された試験片Sの側面に、振子4
のハンマーが衝突し、試験片Sに衝撃荷重を与えるよう
になっている。
【0007】したがって、従来の衝撃試験機は、試験片
Sに衝撃的な圧縮荷重を加えることはできても、衝撃的
な引っ張り荷重を加えることはできず、しかも、その衝
撃荷重は単発的で、衝撃荷重を繰り返し作用させること
はできない。
【0008】このように、従来の試験機では、試験片に
衝撃的な引っ張り荷重や、圧縮荷重を繰り返し作用させ
ることができず、繰り返し衝撃による材料の疲労度を調
べることはできなかった。
【0009】また、従来の試験機では、機構的に、試験
片に作用させる荷重が、引っ張り荷重もしくは圧縮荷重
のいずれか一方に限られ、一方の強度しか試験できない
不便さがあった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、共通
した構成のもので、試験片に衝撃的な引っ張り荷重も、
圧縮荷重も繰り返し作用させることができるようにし
て、単一の試験機で、引っ張り、圧縮いずれの繰り返し
衝撃に対しても、材料の疲労度、強度を試験しうる衝撃
試験機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、試験片を上下から保持する一対の保持部
材と、下端に受け部を有して一方の保持部材の下部もし
くは上部に鉛直に立設されたスライド棒と、このスライ
ド棒に上下スライド自在に嵌合されたウェイトと、ウェ
イトをスライド棒に沿ってその受け部の位置から所要の
高さまで持ち上げて解放する持ち上げ機構とを備えて衝
撃試験機を構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
係る衝撃試験機の正面図である。同図において、符号S
は試験片、5は、上側の固定部である天板部、6は下側
の基盤である。
【0013】この実施例の衝撃試験機は、引っ張り衝撃
用の試験機であって、試験片Sの保持部材としての一対
のチャック7,8と、スライド棒9と、ウェイト10
と、持ち上げ機構11とを備えている。
【0014】一対のチャック7,8は、試験片Sを上下
から保持するもので、そのうち、上位のチャック7は、
荷重測定器12を介して天板部5に固着されており、下
位のチャック8は、スライド棒9の上端に固着されてい
る。スライド棒9は、ウェイト10を抵抗少なく、ほぼ
自由落下の状態でスライド下降しうるよう保持するもの
で、下位のチャック8の下部から鉛直に垂下しており、
その下端には、ウェイト10を受け止めるよう、フラン
ジ状の受け部9aが一体に形成されている。ウェイト1
0は筒状で、スライド棒9に上下スライド自在に嵌合さ
れており、その一部には係合用の張り出し部10aがあ
る。
【0015】また、持ち上げ機構11は、ウェイト10
をスライド棒9に沿ってその受け部9aの位置から所定
の高さまで持ち上げ、その位置でウェイト10を解放す
るもので、上下方向のレール13と、このレール13に
沿って上下動する昇降体14とからなる。昇降体14
は、モータを内蔵し、そのモータの駆動により昇降する
ものであってもよいし、外部の駆動源により昇降するも
のであってもよい。この昇降体14には、出没自在の係
合爪15があり、この係合爪15は、ウェイト10の張
り出し部10aの下側に入り込むことで、ウェイト10
と持ち上げ方向に係合するようになっている。
【0016】なお、符号16は負荷カウンタで、昇降体
14の上限位置の近傍にあって、昇降体14との接触に
よりその昇降回数、したがってウェイト10の持ち上げ
回数をカウントする。また、17は伸びセンサで、スラ
イド棒9下端の近傍に設けられている。
【0017】上記の構成において、材料の疲労度や強度
を試験する場合は、まず、試験片Sを、図示のように、
上位の固定側のチャック7と、下位のスライド棒9側の
チャック8とに保持させる。そして、その状態で、試験
片Sにチャック7,8を介して引っ張り衝撃を加えるの
であるが、その開始時には、ウェイト10は、スライド
棒9の下限で、受け部9aに受け止められた位置にあ
り、持ち上げ機構11の昇降体14も、ウェイト10と
隣合う下限位置にある。そして、その下限位置で、昇降
体14の係合爪15が突出して、ウェイト10の張り出
し部10aの下側に入り込んでおり、これによって、昇
降体14はウェイト10と持ち上げ方向に係合してい
る。
【0018】その状態から、昇降体14が上昇し、その
上昇によって、ウェイト10が持ち上げられる。そし
て、図に仮想線で示すように、ウェイト10がスライド
棒9上端の上限位置まで上昇すると、昇降体14は上昇
を止め、それに応じて、ウェイト10はその位置に停止
する。次には、昇降体14の係合爪15が退入し、ウェ
イト10の張り出し部10aから外れる。
【0019】これで、ウェイト10は、昇降体14によ
る持ち上げ保持から解放されて、ほぼ自由落下するよう
に、スライド棒9に沿って急速に下降し、スライド棒9
の下端で受け部9aに衝突し、該受け部9aに受け止め
られる。このときの衝撃が、スライド棒9と、これに結
合されている下位のチャック8を介して試験片Sに伝わ
り、これで、試験片Sに衝撃的な引っ張り荷重が加わ
る。
【0020】ウェイト10が下降した後、持ち上げ機構
11の昇降体14は、係合爪15を退入させた状態で下
降して、下限位置のウェイト10に隣合う位置に戻り、
その位置で係合爪15を突出させることで、ウェイト1
0と再び係合する。そして、昇降体14が前記したのと
同様の動作で、ウェイト10を持ち上げ、上限位置でそ
の持ち上げ保持を解放することで、ウェイト10は落下
して受け部9aに衝突し、その衝撃により、試験片Sに
衝撃的な引っ張り荷重が加わる。
【0021】このように、ウェイト10が持ち上げられ
ては落下し、この一連の動作が繰り返されることで、試
験片Sには衝撃的な引っ張り荷重が繰り返し加えられ
る。
【0022】上記衝撃試験機の構成は、大部分のものが
そのまま、圧縮衝撃用の衝撃試験機にも使用しうるので
あって、その例を図2に示す。
【0023】図2は、本発明の他の実施例に係る衝撃試
験機の正面図である。この実施例の衝撃試験機は、圧縮
衝撃用であるが、前記したように、図1の衝撃試験機と
多くの部分で構成を共通にしている。そのため、共通す
る部分には図1と同一の符号を付している。
【0024】図2の衝撃試験機では、図1においてスラ
イド棒9の上部に設けられる引っ張り保持用のチャック
7,8や、天板部5側の荷重測定器12は不要で、省略
されており、替わりに、スライド棒9の下側に、圧縮す
べき試験片Sを上下から保持する一対のチャック18,
19が設けられている。詳しくは、一対のチャック1
8,19のうち、上位のチャック18がスライド棒9の
受け部9aの下面に取り付けられ、下位のチャック19
が、荷重測定器20を介して基盤6に固着されている。
【0025】スライド棒9が鉛直で、下端にフランジ状
の受け部9aを有するものであり、ウェイト10が筒状
で、スライド棒9に上下スライド自在に嵌合されている
ものである点は、図1の衝撃試験機の場合と同じであ
る。また、持ち上げ機構11が、上下方向のレール13
と、このレール13に沿って上下動する昇降体14とか
らなり、昇降体14に、出没自在の係合爪15がある点
も、図1の衝撃試験機のものと同じである。
【0026】上記の構成において、昇降体14がウェイ
ト10を持ち上げ、所定の上限位置でその持ち上げ保持
を解放することで、ウェイト10がほぼ自由落下するよ
うに急速に下降し、スライド棒9の受け部9aに衝突
し、このときの衝撃が、上位のチャック18を介して試
験片Sに圧縮荷重として加わる。そして、このように、
ウェイト10の持ち上げ、落下という一連の動作が繰り
返されることで、試験片Sには衝撃的な圧縮荷重が繰り
返し加わえられる。
【0027】
【発明の効果】本発明による衝撃試験機では、試験片に
衝撃的な引っ張り荷重、もしくは圧縮荷重を繰り返し加
えることができ、繰り返し衝撃荷重に対する材料の疲労
度、強度を容易に調べることができる。
【0028】また、本発明では、試験片に引っ張り衝撃
を加えるための構成も、圧縮衝撃を加えるための構成
も、共通する構成が多いから、いずれの衝撃荷重も加え
られる一つの試験機にまとめることが可能で、単一の試
験機により、引っ張り衝撃に対する強度も、圧縮衝撃に
対する強度も試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る引っ張り衝撃用の衝撃
試験機の正面図。
【図2】本発明の他の実施例に係る圧縮衝撃用の衝撃試
験機の正面図。
【図3】従来の引っ張り試験機の要部の構成図。
【図4】従来の圧縮試験機の要部の構成図。
【図5】従来の衝撃試験機の要部の構成図。
【符号の説明】
S…試験片、 7,8…チャック、 9…スライド棒、
9a…受け部、10…ウェイト、 11…持ち上げ機
構、 14…昇降体、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片を上下から保持する一対の保持部
    材と、下端に受け部を有して一方の保持部材の下部もし
    くは上部に鉛直に立設されたスライド棒と、このスライ
    ド棒に上下スライド自在に嵌合されたウェイトと、ウェ
    イトをスライド棒に沿ってその受け部の位置から所要の
    高さまで持ち上げて解放する持ち上げ機構とを備えたこ
    とを特徴とする衝撃試験機。
JP22637695A 1995-09-04 1995-09-04 衝撃試験機 Pending JPH0972838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22637695A JPH0972838A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 衝撃試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22637695A JPH0972838A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 衝撃試験機

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Publication Number Publication Date
JPH0972838A true JPH0972838A (ja) 1997-03-18

Family

ID=16844166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22637695A Pending JPH0972838A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 衝撃試験機

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JP (1) JPH0972838A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2468351C1 (ru) * 2011-05-12 2012-11-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Санкт-Петербургский государственный горный университет " Установка для ударных нагружений образца
CN107024380A (zh) * 2017-05-31 2017-08-08 湖南工业大学 一种杠杆式岩石流变试验加载装置
KR20180000112U (ko) * 2016-06-30 2018-01-09 정용일 안전모 중요성 체험장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2468351C1 (ru) * 2011-05-12 2012-11-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Санкт-Петербургский государственный горный университет " Установка для ударных нагружений образца
KR20180000112U (ko) * 2016-06-30 2018-01-09 정용일 안전모 중요성 체험장치
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