JPH0972708A - 移動体の位置検出方法 - Google Patents

移動体の位置検出方法

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JPH0972708A
JPH0972708A JP22562195A JP22562195A JPH0972708A JP H0972708 A JPH0972708 A JP H0972708A JP 22562195 A JP22562195 A JP 22562195A JP 22562195 A JP22562195 A JP 22562195A JP H0972708 A JPH0972708 A JP H0972708A
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JP
Japan
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moving body
light
predetermined area
light receiving
detecting
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Withdrawn
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JP22562195A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Moriya
和喜 森屋
Shigehiro Tomita
穣太 冨田
Goro Tsutaya
吾朗 蔦谷
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の所定領域での位置を正確に且つ素早
く検出することができる移動体の位置検出方法を提供す
る。 【解決手段】 ボード40をレーザ光線により予め定め
られた経路に従って一定速度で走査する。レーザ光線を
移動体10に設けられた受光部13で受光して、レーザ
光線による走査が開始されてから受光部13がレーザ光
線を受光するまでの時間を求め、この時間に基づいて、
移動体10のボード40での位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム用ロボット
や産業用ロボット等の移動体の位置検出方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線等を用いてゲーム用ロボ
ットや産業用ロボット等の移動体を遠隔操作する装置が
用いられている。かかる装置としては、例えば、複数の
人が各自リモコンを用いて対応する玩具の自動車を制御
し、これ等の自動車の速さを競う自動車レース等のゲー
ム機器や、人間にとって作業環境の悪い地域で作業を行
う産業用ロボットの制御装置等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の自動
車レース等のゲーム機器では、ゲームの興趣の向上を図
るため、移動体が特定のエリア内に移動したときに、特
定の動作(例えばスピン)をするように制御することが
好ましい。しかし、このためには、移動体がどの位置に
いるかを素早く検出する必要がある。また、上記の産業
用ロボットの制御装置では、移動体であるロボットの制
御や動作の監視を確実に行うために、やはりロボットの
位置を検出する必要がある。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、所定領域内を移動する移動体の位置検出方法を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、所定領域内を移動する移動体
の位置検出方法であって、前記所定領域を光線により予
め定められた経路に従って一定速度で走査し、前記光線
を前記移動体に設けられた受光手段で受光して、前記光
線による走査が開始されてから前記受光手段が前記光線
を受光するまでの時間を求め、この時間に基づいて、前
記移動体の前記所定領域での位置を検出することを特徴
とするものである。
【0006】請求項2記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、前記所定領域を光
線により予め定められた経路に従って一定速度で走査
し、前記光線を前記所定領域の全面に設けられた受光手
段で受光して、前記受光手段が前記光線を受光してから
前記光線の受光が中断されるまでの時間を求め、この時
間に基づいて、前記移動体の前記所定領域での位置を検
出することを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記走査が、前記所定領域を網羅す
るようなパルス波形状の経路に従って行われることを特
徴とするものである。請求項4記載の発明は、請求項1
又は2記載の発明において、前記走査が、前記所定領域
を網羅するような前記所定領域の輪郭に類似した渦巻き
形状の経路に従って行われることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項5記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、第一の光線を、前
記所定領域の外部にある第一の放射点から前記所定領域
へ向けて水平方向の放射角度を変えながら放射すると共
に、第二の光線を、前記所定領域の外部にあり且つ前記
第一の放射点とは異なる第二の放射点から前記所定領域
へ向けて水平方向の放射角度を変えながら放射し、前記
第一の光線を前記移動体に設けられた第一の受光手段で
受光すると共に、前記第二の光線を前記移動体に設けら
れた第二の受光手段で受光して、前記第一の受光手段が
前記第一の光線を受光した際における前記第一の光線の
水平放射角度と、前記第二の受光手段が前記第二の光線
を受光した際における前記第二の光線の水平放射角度と
を求め、これ等の水平放射角度と、前記第一の放射点及
び前記第二の放射点の位置とに基づき、前記移動体の前
記所定領域での位置を検出することを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項6記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、第一の光線を前記
移動体から前記所定領域の縦方向に放射すると共に、第
二の光線を前記移動体から前記所定領域の横方向に放射
し、前記第一の光線を、前記所定領域の縦方向の脇に沿
って配置された第一の一次元受光手段で受光すると共
に、前記第二の光線を、前記所定領域の横方向の脇に沿
って配置された第二の一次元受光手段で受光して、前記
第一の一次元受光手段が前記第一の光線を受光した位置
と、前記第二の一次元受光手段が前記第二の光線を受光
した位置とに基づいて、前記移動体の前記所定領域での
位置を検出することを特徴とするものである。
【0010】請求項7記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、光線を、前記所定
領域を含む平面の上方にある放射点から前記所定領域に
向けて、水平方向の放射角度及び垂直方向の放射角度を
変えながら放射し、前記光線を前記移動体に設けられた
受光手段で受光して、前記受光手段が前記光線を受光し
た際における前記光線の水平放射角度及び垂直放射角度
と、前記放射点の位置とに基づき、前記移動体の前記所
定領域での位置を検出することを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項8記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、光線により前記所
定領域を走査し、前記光線を前記所定領域の全面に設け
られた二次元受光手段で受光して、前記二次元受光手段
が前記光線を受光できなかった位置を検出することによ
り、前記移動体の前記所定領域での位置を検出すること
を特徴とするものである。
【0012】請求項9記載の発明は、所定領域内を移動
する移動体の位置検出方法であって、前記移動体の底面
から下方へ向けて光線を放射し、前記光線を前記所定領
域の全面に設けた二次元受光手段で受光して、前記二次
元受光手段が前記光線を受光した位置を検出することに
より、前記移動体の前記所定領域での位置を検出するこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項10記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の発明において、前
記光線がレーザ光線であることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】ここで、移動体とは、例えば無線等を用いてリ
モート制御されるゲーム用ロボットや産業用ロボット等
をいう。所定領域とは、移動体が移動することができる
領域のことである。たとえば、移動体がボード上を移動
する場合には、このボードを所定領域とすることによ
り、移動体のボード上での位置を検出することができ
る。
【0015】光線は指向性の強いものがよく、できれば
レーザ光線が好ましい。走査は、例えば、光線を発射す
る光発射装置と、光発射装置から発射された光線の水平
方向の放射角度を調節する第一のミラーと、光発射装置
から発射された光線の垂直方向の放射角度を調節する第
二のミラーとを設置し、コントローラにより第一のミラ
ー及び第二のミラーの角度を調節して、所定領域に光線
を照射することにより行うことができる。また、光源の
光放射方向を調節する機構を備えた光発射装置を用いて
所定領域に光線を照射することにより行うことができ
る。
【0016】請求項1記載の発明において、受光手段と
は、例えばフォトダイオード等である。この受光手段
は、光線が移動体に照射されたときに、この光線を確実
に受光できる位置に設けることが好ましい。請求項2記
載の発明において、所定領域の全面に設けられた受光手
段とは、例えば所定領域の全面に受光機能を持たせた単
一の平面状受光体でもよい。また、例えば、所定領域の
全面に複数の受光素子をマトリックス状に埋設すること
により形成される二次元的なものであってもよい。ま
た、光線の受光が中断されるまでとは、光線が移動体に
よって遮光されて受光手段による光線の受光が一定時間
途切れることをいう。
【0017】請求項3記載の発明において、パルス波形
状の経路に従ってとは、例えば、所定領域が矩形である
とし、所定領域を縦(X軸方向)n×横(Y軸方向)m
のブロックに分け、各ブロックを(Xi ,Yj )(但
し、i=0〜n−1、j=0〜m−1)で表したとき
に、以下の要領で走査を行う。先ず、Y0 ライン上にお
いてX0 からXn-1 まで走査する。次に(Xn-1
0 )から(Xn-1 ,Y1 )に移行し、その後、Y1
イン上においてXn-1 からX0 まで走査する。上記の動
作を終点となるブロックまで繰り返し行う。
【0018】請求項4記載の発明において、所定領域の
輪郭に類似した渦巻き形状の経路に従ってとは、例え
ば、所定領域が矩形であるとし、所定領域を縦(X軸方
向)n×横(Y軸方向)mのブロックに分け、各ブロッ
クを(Xi ,Yj )(但し、i=0〜n−1、j=0〜
m−1)で表したときに、以下の要領で走査を行う。先
ず、(X0 ,Y0 )を始点として、Y0 ライン上におい
てX0 からXn-1 まで走査した後、Xn-1 ライン上にお
いてY0 からYm-1 まで走査する。次に、Ym-1ライン
上においてXn-1 からX0 まで走査し、その後、X0
イン上においてY m-1 からY1 まで走査する。次に、同
様の要領で、Y1 ライン上においてX0 からXn-2 まで
走査した後、Xn-2 ライン上においてY1 からYm-2
で走査する。次に、Ym-2 ライン上においてXn-2 から
1 まで走査し、その後、X1 ライン上においてYm-2
からY2 まで走査する。上記の動作を終点となるブロッ
クまで繰り返し行う。
【0019】請求項5記載の発明において、第一の受光
手段は第一の光線が移動体に照射されたときにこの光線
を確実に受光できる位置に、また第二の受光手段は第二
の光線が移動体に照射されたときにこの光線を確実に受
光できる位置に、それぞれ設けることが好ましい。本発
明に用いる移動体は、上記の理由により、回転移動する
ものであってはならない。
【0020】請求項6記載の発明において、一次元受光
手段とは、複数の受光素子を一列に配列することにより
形成される。第一の一次元受光手段は移動体から放射さ
れた第一の光線を確実に受光できる位置に、また第二の
受光手段は移動体から放射された第二の光線を確実に受
光できる位置に、それぞれ設けることが好ましい。本発
明に用いる移動体は、上記の理由により、回転移動する
ものであってはならない。
【0021】請求項7記載の発明において、水平方向の
放射角度及び垂直方向の放射角度を変えながらとは、例
えば、水平方向の放射角度を段階的に変えながら、且つ
各水平方向の放射角度毎に垂直方向の放射角度を変えな
がら放射することをいう。請求項8記載の発明におい
て、二次元受光手段とは、所定領域の全面に複数の受光
素子をマトリックス状に埋設することにより形成され
る。二次元受光手段が光線を受光できなかった位置と
は、移動体の下に隠れて光線を受光できなかった受光素
子の位置のことである。
【0022】請求項9記載の発明において、二次元受光
手段が光線を受光した位置とは、移動体の底面から放射
された光線を受光した受光素子の位置のことである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一の実施形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明の第一
の実施形態であるゲーム機器の概略ブロック図、図2は
図1に示すゲーム機器の概略斜視図、図3は操作パネル
の操作と移動体の動作との関係を説明するための図、図
4はレーザ光線によるボードの走査経路の第一の例を説
明するための図、図5はレーザ光線によるボードの走査
経路の第二の例を説明するための図、図6は図1に示す
位置検出部の概略ブロック図、図7は本実施形態におけ
るコントローラのマイコン制御部から出力される動作信
号を説明するための図、図8は移動体の位置検出動作を
説明するための図である。
【0024】本実施形態では、本発明方法をゲーム機器
に用いた例について説明する。本実施形態のゲーム機器
は、図1に示すように、ボード40上を移動する複数の
移動体10と、レーザ照射装置20と、コントローラ3
0と、複数の操作パネル50と、を備えている。本実施
形態では、図2に示すように、4台の移動体10a,1
0b,10c,10dと、これ等の移動体に各々対応す
る4台の操作パネル50a,50b,50c,50dと
を設けている。
【0025】本実施形態のゲーム機器は、図2に示すよ
うに、2チームに分かれた4人のプレイヤーが、操作パ
ネル50a〜50dを用いてボード40上に置かれた移
動体10a〜10dを遠隔操作することにより、サッカ
ーゲームを行うものである。各チームのプレイヤーは、
自分の移動体10を制御して、相手チームのゴールにボ
ールを蹴り込み(移動体をボールに当てることによりボ
ールを動かす)、得点を争う。また、本実施形態では、
ゲームの興趣の向上を図るため、移動体10がボード4
0上の特定領域内に移動すると、一時的に移動体10の
制御が効かなくなる「制御エリア」を設けている。この
「制御エリア」とは、たとえば、移動スピードが半減す
る「スローエリア」、移動方向が反転する「反転エリ
ア」、一定時間スピン動作をする「スピンエリア」、進
入方向での移動を継続する「スリップエリア」などであ
る。尚、本実施形態では、ボード40として、縦80c
m、横100cmのテーブルサイズのものを用いてい
る。
【0026】操作パネル50は、各移動体10に対する
動作命令を入力する入力装置である。これは、図2に示
すように、ジョイスティック(joystick)52と、二つ
のコマンドボタン54a,54bとを有する。図3に操
作パネル50の操作と移動体10の動作との関係を示
す。ジョイスティック52を前後左右に動かすと、移動
体10はその動かした方向に移動する。また、コマンド
ボタン54aを押すと、移動体10は同じ位置で左回り
に回転し、コマンドボタン54bを押すと、移動体10
が同じ位置で右回りに回転する。
【0027】レーザ照射装置20は、図1に示すよう
に、レーザ光線を発射するレーザ発射部21と、角度調
節部22とを有する。レーザ発射部21は、図2に示す
ように、ボード40の上方に設置されている。角度調節
部22は、図2に示すように、レーザ発射部21から発
射されたレーザ光線の垂直方向の放射角度を調節する第
一ミラー22aと、水平方向の放射角度を調節する第二
ミラー22bとを有する。角度調節部22は、コントロ
ーラ30からの信号に基づき、ボード40を予め定めら
れた経路に従って走査するように、レーザ光線の放射角
度を調節する。図4及び図5に、レーザ光線によるボー
ド40の走査の経路例を示す。図4に示す例では、パル
ス波形状の経路に従って走査を行っている。すなわち、
ボード40を縦(X軸方向)6×横(Y軸方向)10の
ブロックに分け、各ブロックを(X i ,Yj )(但し、
i=0〜5、j=0〜9)で表したときに、以下の要領
で走査を行っている。先ず、Y0 ライン上においてX0
からX5 まで走査する。次に(X5 ,Y0 )から
(X5 ,Y1 )に移行し、その後、Y1 ライン上におい
て、X5 からX0 まで走査する。上記の動作を終点とな
る(X0 ,Y9 )まで繰り返し行う。図5に示す例で
は、ボード40の輪郭に類似した渦巻き形状の経路に従
って走査を行っている。すなわち、ボード40を縦(X
軸方向)6×横(Y軸方向)10のブロックに分け、各
ブロックを(Xi ,Yj )(但し、i=0〜5、j=0
〜9)で表したときに、以下の要領で走査を行ってい
る。先ず、(X0 ,Y0 )を始点として、Y0 ライン上
においてX0 からX5 まで走査した後、X5ライン上に
おいてY0 からY9 まで走査する。次に、Y9 ライン上
においてX5からX0 まで走査し、その後、X0 ライン
上においてY9 からY1 まで走査する。次に、同様の要
領で、Y1 ライン上において、X0 からX4 まで走査し
た後、X4 ライン上においてY1 からY8 まで走査す
る。次に、Y8 ライン上においてX4 からX1 まで走査
し、その後、X1 ライン上においてY8 からY2 まで走
査する。上記の動作を終点となる(X2 ,Y3 )まで繰
り返し行う。尚、走査経路は図4及び図5に示す例に限
定されるものではなく、ボード40上の各ブロックを網
羅するものであればどの様なものでもよい。
【0028】コントローラ30は、図1に示すように、
マイコン制御部31と、送信部32と、受信用アンテナ
33と、各移動体10のボード40上での位置を検出す
る位置検出部60と、を有する。マイコン制御部31
は、例えば8ビットのワンチップマイコンと、パラレル
I/Oポートと、シリアルI/Oポートと、RAMと、
ROMと、を備えて構成される。また、マイコン制御部
31は、プログラマブルカウンタを備えており、これに
より1ビットのデータ転送速度を決めている。ROMに
は、ゲームのプログラム、ボード40上の座標テーブル
に対応した各種制御エリアの情報等が記憶されている。
たとえば、スピンエリアは、相手チームのゴール付近の
所定領域に設定され、ゲームプログラムは、移動体がス
ピンエリアに移動すると、移動体はその位置で一定時間
回転するようにプログラミングされる。
【0029】マイコン制御部31は、操作パネル50か
ら送られてくる移動体10に対する動作命令に基づき、
動作信号を送信部32に出力する。また、位置検出部6
0から送られてきた移動体10の位置情報に基づき、そ
の移動体10が各種制御エリア内にあると判定した場合
には、ゲームプログラムに従って所定の動作信号を送信
部32に出力する。この動作信号は、図7に示すよう
に、TR信号、SYNC信号、ID信号、DIR信号、
COM信号の計32ビットで構成される。TR信号は、
8ビットのビット同期トレーニングキャラクタ、SYN
C信号は8ビットのフレーム同期キャラクタである。両
者とも移動体10における動作信号の読み取りを正確に
行うためのものである。ID信号は8ビットの移動体識
別コードである。本実施形態では4台の移動体を使用し
ているので、後ろの2ビットだけを使用している。DI
R信号は4ビットの移動体の移動方向コマンドコードで
あり、COM信号は4ビットの移動体LED点灯制御コ
マンドコードである。図7(a)にID信号の符号表、
図7(b)にDIR信号の符号表、図7(c)にCOM
信号の符号表を示す。尚、動作信号としては、TR信号
とSYNC信号を短縮し、ID信号、DIR信号、CO
M信号のそれぞれに反転信号を付加したものを用いて、
信号の誤り判定を行うようにしてもよい。
【0030】送信部32は、マイコン制御部31から送
られてきたディジタルの動作信号をFSK(Frequency
shift keying)変調し、その後、この変調された電気信
号(FSK信号)をアンテナから送信する。受信用アン
テナ33は、図2に示すように、ボード40の上方に設
置れさており、移動体10がレーザ照射装置20からの
レーザ光線を受光した旨を知らせる信号(以下、単に受
光確認信号と称する。)を受信する。
【0031】位置検出部60は、図6に示すように、タ
イマとしてのカウンタ61と、ID取得部62と、RO
M63と、位置情報取得部64と、を有する。カウンタ
61は、本実施形態であるゲーム機器の電源が入力され
ると、カウントを開始する。そして、カウント値に対応
した信号をレーザ照射装置20の角度調節部22へ出力
する。尚、角度調節部22は、このカウント値に対応し
た信号に基づいて、予め定められた経路に従ってボード
40を走査するように、レーザ光線の放射角度を調節す
る。また、カウンタ61は、カウント値が規定値に達し
たときは、カウント値をリセットして再度カウントを開
始する。ここで、規定値とは、レーザ光線によるボード
40の一回の走査に要するカウント値のことである。す
なわち、カウント値が規定値に達したときに、レーザ光
線によるボード40の走査が終点に到達するように設定
する。これにより、レーザ光線によるボード40の走査
を繰り返し行う。また、カウンタ21は、受信用アンテ
ナ33が受光確認信号を受信したときに、その時のカウ
ント値を位置情報取得部64へ出力する。ID取得部6
2は、受信用アンテナ33が受信した受光確認信号に含
まれている移動体10のID情報を取得する。ROM6
3には、カウンタ61の各カウント値における移動体1
0のボード40上での位置を示すテーブルが記憶されて
いる。上述したように、レーザ光線によるボード40の
走査は、予め定められた経路に従い、カウンタ61のカ
ウント値に対応した信号に基づいて行われている。した
がって、移動体10のボード40上での位置は、カウン
タ61のカウンタ値により定まる。位置情報取得部64
は、カウンタ61から送られてきたカウント値に基づい
て、ROM63から位置情報を読み出す。そして、この
位置情報をID取得部62で取得したID情報と共にマ
イコン制御部31へ出力する。
【0032】移動体10は、図1に示すように、機構部
11と、駆動用電源であるバッテリ部12と、受光部1
3と、受信部14と、制御部15と、送信部16と、を
備えている。本実施形態では、移動体10として、底面
直径が約8cm、高さが約10cmのものを用いてい
る。機構部11は、赤色発光のLED及び緑色発光のL
EDと、二つの駆動用小型DCモータと、左右に設けら
れた合計二つの車輪とを有する。各車輪は、それぞれ別
個のモータにより独立に駆動される。これにより、移動
体10は、前後に移動したり、右又は左回りに回転した
り、左右に曲がったりすることができる。たとえば、前
進する場合には両方の車輪を正転し、後進する場合には
両方の車輪を逆転する。また、回転させる場合には一方
の車輪を正転し、他方の車輪を逆転する。更に、前進し
ながら右に曲がる場合には、左側のモータをフルパワー
にし、右側のモータをハーフパワーとする。フルパワー
とハーフパワーの切り替えは、モータの励磁電圧を変え
るか、励磁電流を周期的にオン・オフするデューティ制
御により実現できる。尚、本実施形態では、モータのパ
ワーを3段階に調節して、移動体10がフルスピード、
ハーフスピード、及びクォータースピードで移動するよ
うにしてある。
【0033】受光部13は、図3に示すように、移動体
10の頂部に設けられており、レーザ照射装置20から
発せられたレーザ光線を受光して、電気信号に変換す
る。この電気信号は、制御部15へ出力される。受光部
13には、例えばフォトダイオードが用いられる。受信
部14は、コントローラ60の送信部32から送信され
たFSK信号を受信し、このFSK信号を復調してディ
ジタルの動作信号に変換する。この動作信号は、制御部
15へ出力される。送信部16は、制御部15からの命
令に基づき、アンテナから受光確認信号を送信する。こ
の受光確認信号には、移動体10の識別情報(ID情
報)が含まれている。
【0034】制御部15は、移動体10を統括して制御
するものである。具体的には、受信部14で復調された
動作信号のID信号に基づき、自己宛の信号であるかど
うかを判定する。そして、自己宛のものであれば、動作
信号に基づいて機構部11におけるモータの駆動やLE
Dの発光等を制御する。また、受光部13から送られて
きた電気信号に基づき、送信部16へ受光確認信号を出
力する。
【0035】次に、本実施形態であるゲーム機器の動作
について説明する。先ず、移動体10の動作制御につい
て、コントローラ30の動作と移動体10の動作に分け
て説明する。尚、移動体10の動作制御の基本シーケン
スは、四つのフレームから成り立っており、各フレーム
において、図7に示す動作信号がマイコン制御部31か
ら四台の移動体10a,10b,10c,10dへ別個
に出力される。このように、ID信号を含む動作信号を
各移動体10に時分割で送ることにより、移動体10は
自己宛の信号かどうかを容易に識別することができ、ま
た、すべての移動体10に構造の同じものを用いること
ができる。
【0036】先ず、コントローラ30の動作について説
明する。マイコン制御部31は、操作パネル50を介し
て入力された動作命令又はROMに記憶されたゲームプ
ログラムに基づき、対応するフレームにおいて動作信号
を出力する。この動作信号は、送信部32でFSK変調
され、アンテナから各移動体10に送信される。次に、
移動体10の動作について説明する。受信部14は、コ
ントローラ30から送信されたFSK信号を受信して、
ディジタルの動作信号に復調する。この動作信号は制御
部15へ出力される。制御部15は、受信部14から送
られてきた動作信号のID信号に基づいて、この動作信
号が自己宛の信号であるかどうかを判定する。自己宛の
ものである場合には、その後のDIR信号、COM信号
の部分を有効に認識し、その命令に従って制御する。一
方、自己宛のものでない場合には、その後のDIR信
号、COM信号の部分を認識しない。
【0037】次に、各移動体10の位置検出動作につい
て、図8を参照して説明する。先ず、本実施形態である
ゲーム機器の電源が入力されると、カウンタ61は、カ
ウント値をリセットし(step1) 、その後、カウント値を
インクリメントする(step2)。次に、カウンタ61は、
カウント値が規定値を越えたか否かを判断する(step3)
。この規定値は、レーザ光線によるボード40の一回
の走査に要するカウント値に設定されている。したがっ
て、カウント値が規定値を越えているか否かを判断する
ことにより、レーザ光線によるボード40の走査が終点
を越えているか否かを判断することができる。カウント
値が規定値を越えているときはstep1 に移行してカウン
ト値をリセットし、規定値を越えていないときはstep4
に移行する。
【0038】次に、step4 では、角度調節部22は、カ
ウンタ61から送られてきたカウント値に対応した信号
に基づいて、予め定められた経路に従ってボード40を
走査するように、レーザ発射部21から発射されたレー
ザ光線の放射角度を調節する。step5 では、移動体10
から応答があったか否か、即ち受信用アンテナ33が受
光確認信号を受信したか否かを判断する。移動体10か
ら応答があったときは、ID取得部62により受光確認
信号からID情報を取得すると共に、カウンタ61から
送られてきたカウント値に基づいて、ROM63に記憶
されたテーブルから位置情報を読みだす(step6) 。そし
て、この位置情報とID情報とをマイコン制御部31へ
出力した後、step2 に移行してカウンタ61のカウント
値をインクリメントする。一方、移動体10から応答が
ないときは直ちにstep2 に移行してカウンタ61のカウ
ント値をインクリメントする。
【0039】図8に示すルーチン処理は繰り返し行われ
る。したがって、レーザ光線によるボード40の走査が
終点に到達した後は、再び始点に戻って走査が行われ
る。また、各移動体10のボード40上での位置は、各
走査毎に検出される。尚、マイコン制御部31は、移動
体10の位置情報とID情報とに基づき、その移動体1
0が制御エリア内にあると判定すると、次の基本シーケ
ンスの対応するフレームにおいて、すなわち次にその移
動体10に対して動作信号を送るときに、ROMに記憶
されたゲームプログラムに従って動作信号を出力する。
たとえば、その移動体10がスピンエリアにあった場
合、移動体10をその位置で一定時間回転すると共に、
赤色のLEDを点灯するように動作信号を出力する。移
動体10がスピンエリア内に入っていない通常の場合に
は緑色のLEDを点灯することにより、プレーヤーに自
己の移動体10がスピンエリア内にいることを容易に知
らせることができる。
【0040】本実施形態によれば、レーザ照射装置20
は、カウンタ61のカウント値に基づき、予め定められ
た経路に従ってボード40にレーザ光線を照射する。一
方、移動体10は、このレーザ光線を受光部13で受光
して、受光確認信号を送信部16からコントローラ30
へ送信する。そして、コントローラ30の位置検出部6
0は、この受光確認信号を受信した際のカウンタ61の
カウント値に基づいて、ROM63に記憶されたテーブ
ルから移動体10のボード40上での位置を読みだす。
したがって、移動体10のボード40上での位置を正確
に且つ素早く検出することができる。
【0041】また、本実施形態では、各移動体10から
送信される受光確認信号にID情報を含めている。これ
により、各移動体10のボード40上での位置を一回の
走査で検出することができる。次に、本発明の第二の実
施形態について図面を参照して説明する。図9は本発明
の第二の実施形態であるゲーム機器の概略ブロック図、
図10は図9に示すゲーム機器の概略斜視図、図11は
図9に示す位置検出部の概略ブロック図である。尚、第
二の実施形態において、第一の実施形態と同様の機能を
有するものには、同一の符号及び対応する符号を付すこ
とにより、その詳細な説明を省略する。
【0042】本実施形態のゲーム機器は、図9に示すよ
うに、ボード41と、ボード41上を移動する移動体1
7と、操作パネル50と、コントローラ34と、レーザ
照射装置20と、を備えている。本実施形態では、図1
0に示すように、移動体17及び操作パネル50は、図
2に示す第一の実施形態と異なり各一台のみである。
尚、操作パネル50及びレーザ照射装置20は、第一の
実施形態で用いたものと同じものである。
【0043】ボード41は、図9に示すように、二次元
受光部42を有する。二次元受光部42は、ボード41
の表面全体に複数の受光素子(例えばフォトダイオー
ド)をマトリックス状に埋設することにより形成されて
いる。また、二次元受光部42は、これ等の受光素子の
うちのいずれかがレーザ照射装置20から放射されたレ
ーザ光線を受光すると、受光信号をコントローラ34へ
出力する。
【0044】コントローラ34は、図9に示すように、
マイコン制御部31と、送信部32と、位置検出部65
と、を有する。マイコン制御部31及び送信部32は、
第一の実施形態で用いたものと同じものである。尚、本
実施形態では、移動体17が一台のみであるので、マイ
コン制御31から出力する動作信号は、ID信号を省略
している。
【0045】位置検出部65は、図11に示すように、
タイマとしてのカウンタ66と、ROM63と、位置情
報取得部67と、を有する。ROM63は、第一の実施
形態で用いたものと同じものである。カウンタ66は、
二次元受光部42から送られてくる受光信号が一定時間
中断したときに、その時のカウント値を位置情報取得部
67へ出力する。ここで、受光信号が一定時間中断した
ときとは、レーザ照射装置20から放射されたレーザ光
線が移動体17によって遮光されて、二次元受光部42
から連続して送られてきた受光信号が一定時間中断する
ことをいう。その他の点については、第一の実施形態で
用いたカウンタ61と同様である。位置情報取得部67
は、カウンタ66から送られてきたカウント値に基づい
て、ROM63から位置情報を読み出す。そして、この
位置情報をマイコン制御部62へ出力する。
【0046】移動体17が第一の実施形態で用いた移動
体10と異なる点は、図9に示すように、受光部13及
び送信部16が設けられていないことである。その他の
点については、基本的に同様である。次に、本実施形態
の動作について説明する。先ず、移動体17の動作制御
について説明する。本実施形態では、移動体17が一台
であるため、移動体の動作制御の基本シーケンスは一つ
のフレームから成り立っている。その他については、基
本的に第一の実施形態と同様である。
【0047】次に、移動体17の位置検出動作について
説明する。本実施形態における移動体の位置検出動作が
第一の実施形態と異なる点は、図8に示すstep5 におい
て、移動体から応答があったか否かを判断する代わりに
二次元受光部42から送られてくる受光信号が一定時間
中断したか否か判断することである。その他について
は、基本的に第一の実施形態と同様である。
【0048】本実施形態によれば、レーザ照射装置20
は、カウンタ66のカウント値に基づき、予め定められ
た経路に従ってボード41にレーザ光線を照射する。一
方、ボード41の二次元受光部42は、複数の受光素子
のうちのいずれかがこのレーザ光線を受光する毎に受光
信号をコントローラ34へ送信する。そして、コントロ
ーラ34の位置検出部65は、二次元受光部42から連
続して送られてきた受光信号が一定時間中断したときの
カウンタ66のカウント値に基づいて、ROM63に記
憶されたテーブルから移動体17のボード41上での位
置を読みだす。したがって、移動体17のボード41上
での位置を正確に且つ素早く検出することができる。
【0049】尚、上記の第二の実施形態では、ボード4
1に複数の受光素子をマトリックス状に配置した二次元
受光部42を設けたものについて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば単一の平面状受
光体を用いて、ボード41の表面全体に受光機能を持た
せたようにしてもよい。次に、本発明の第三の実施形態
について図面を参照して説明する。
【0050】図12は本発明の第三の実施形態であるゲ
ーム機器の概略ブロック図、図13は図12に示すゲー
ム機器の概略斜視図、図14は図12に示す位置検出部
の概略ブロック図である。尚、第三の実施形態におい
て、第一の実施形態と同様の機能を有するものには、同
一又は対応する符号を付すことにより、その詳細な説明
を省略する。
【0051】本実施形態のゲーム機器は、図12に示す
ように、ボード40上を移動する移動体18と、操作パ
ネル50と、コントローラ35と、レーザ照射装置23
と、を備えている。本実施形態では、図13に示すよう
に、移動体18及び操作パネル50は、図2に示す第一
の実施形態と異なり各一台のみである。尚、ボード40
及び操作パネル50は、第一の実施形態で用いたものと
同じものである。
【0052】レーザ照射装置23は、図12に示すよう
に、第一レーザ光線を発射する第一レーザ発射部24
と、第二レーザ光線を発射する第二レーザ発射部25と
を有する。第一レーザ発射部24は、図13に示すよう
に、ボード40の横(Y軸)方向の脇に設置されてい
る。第一レーザ発射部24は、第一レーザ光線を図13
に示すS1 方向からE1 方向の間の180度の範囲内で
水平放射角度を変えながら放射する。また、第二レーザ
発射部25は、図13に示すように、ボード40の縦
(X軸)方向の脇に設置されている。第二レーザ発射部
25は、第二レーザ光線を図13に示すS2 方向からE
2 方向の間の180度の範囲内で水平放射角度を変えな
がら放射する。また、第一レーザ発射部24及び第二レ
ーザ発射部25は、各レーザ光線の水平放射角度に関す
る信号をコントローラ35に出力している。
【0053】移動体18は、図12に示すように、駆動
用電源であるバッテリ部12と、受信部14と、送信部
16と、第一受光部80と、第二受光部81と、機構部
82と、制御部19と、を備えている。バッテリ部1
2、受信部14、および送信部16は、第一の実施形態
で用いたものと同じものである。第一受光部80は、図
13に示すように、移動体18の第一レーザ発射部24
と対向する側の側面に設けられており、第一レーザ発射
部24から発せられた第一レーザ光線を受光して、電気
信号に変換する。第二受光部81は、図13に示すよう
に、移動体18の第二レーザ発射部25と対向する側の
側面に設けられており、第二レーザ発射部25から発せ
られた第二レーザ光線を受光して、電気信号に変換す
る。尚、移動体18の正確な位置を検出するには、第一
レーザ発射部24及び第二レーザ発射部25のレーザ光
線発射方向の変更速度(角速度)が、移動体18の移動
速度より速くなければならない。第一受光部80及び第
二受光部81で変換された電気信号は、制御部19へ出
力される。
【0054】機構部18は、二つの駆動用小型DCモー
タと、縦(X軸)方向及び横(Y軸)方向に設けられた
合計二つの車輪とを有する。各車輪は、それぞれ別個の
モータにより独立に駆動される。これにより、移動体1
8は、前後左右に移動することができる。但し、移動体
18は回転移動することはできない。これは、移動体1
8に照射された第一レーザ光線及び第二レーザ光線をそ
れぞれ第一受光部80及び第二受光部81で確実に受光
するためである。
【0055】制御部19は、移動体18を統括して制御
するものである。具体的には、受信部14で復調された
動作信号に基づき、機構部18を制御する。また、第一
受光部80及び第二受光部81から送られてきた電気信
号に基づき、第一受光部80又は第二受光部81がレー
ザ照射装置23からのレーザ光線を受光した旨を示す信
号を送信部16へ出力する。尚、この信号には、電気信
号が第一受光部80から送られてきたものであるか又は
第二受光部81から送られてきたものであるか、即ち第
一レーザ光線に関するものであるか又は第二レーザ光線
に関するものであるかを識別するための識別情報が含ま
れている。
【0056】コントローラ35は、図12に示すよう
に、マイコン制御部31と、送信部32と、受信用アン
テナ33と、位置検出部68と、を有する。マイコン制
御部31、送信部32、および受信用アンテナ33は、
第一の実施形態で用いたものと同じものである。尚、本
実施形態では、移動体18が一台のみであるので、マイ
コン制御31から出力する動作信号は、ID信号を省略
している。また、本実施形態では、送信部16から送信
される受光確認信号に第一レーザ光線に関するものであ
るか又は第二レーザ光線に関するものであるかを識別す
るための識別情報が含まれている。
【0057】位置検出部68は、図14に示すように、
判断部69と、第一角度検出部70と、第二角度検出部
71と、ROM72と、位置情報取得部73と、を有す
る。判断部69は、受信用アンテナ33が受信した受光
確認信号から識別信号を検出し、受光確認信号が第一レ
ーザ光線に関するものであるか又は第二レーザ光線に関
するものであるかを判断する。受光確認信号が第一レー
ザ光線に関するものであるときは、第一角度検出部70
に信号を出力し、第二レーザ光線に関するものであると
きは、第二角度検出部71に信号を出力する。第一角度
検出部70は、第一レーザ発射部24から送られてくる
信号に基づいて、判断部69から信号を受け取った際の
第一レーザ光線の水平放射角度(α)を検出する。第二
角度検出部71は、第二レーザ発射部25から送られて
くる信号に基づいて、判断部69から信号を受け取った
際の第二レーザ光線の水平放射角度(β)を検出する。
ROM72には、第一レーザ光線の水平放射角度及び第
二レーザ光線の水平放射角度と移動体18のボード40
上での位置との関係を示すテーブルが記憶されている。
したがって、第一レーザ発射部24及び第二レーザ発射
部25の設置位置と、第一受光部80が第一レーザ光線
を受光した際の第一レーザ光線の水平放射角度及び第二
受光部81が第二レーザ光線を受光した際の第二レーザ
光線の水平放射角度に基づいて、移動体18のボード4
0上での位置を検出することができる。位置情報取得部
73は、第一角度検出部70で検出した第一レーザ光線
の水平放射角度(α)及び第二角度検出部71で検出し
た第二レーザ光線の水平放射角度(β)に基づいて、R
OM72から位置情報を読み出し、マイコン制御部31
へ出力する。
【0058】次に、本実施形態の動作について説明す
る。先ず、移動体18の動作制御について説明する。本
実施形態では、移動体18が一台であるため、移動体の
動作制御の基本シーケンスが一つのフレームから成り立
っている。その他については、基本的に第一の実施形態
と同様である。次に、移動体18の位置検出動作につい
て説明する。先ず、本実施形態であるゲーム機器の電源
が入力されると、第一レーザ光発射部24は、第一レー
ザ光線を180度の範囲内で水平方向の放射角度を変え
ながら放射し、また、第二レーザ発射部25は、第二レ
ーザ光線を180度の範囲内で水平放射角度を変えなが
ら放射する。また、第一レーザ発射部24及び第二レー
ザ発射部25は、各レーザ光線の水平放射角度に関する
信号をコントローラ35に出力する。一方、移動体18
は、第一受光部80及び第二受光部81がそれぞれ第一
レーザ光線及び第二レーザ光線を受光すると、送信部1
6から受光確認信号を送信する。この受光確認信号に
は、前述したように、受光したレーザ光線が第一レーザ
光線であるか又は第二レーザ光線であるかの識別情報が
含まれている。コントローラ35は、移動体18から送
信された受光確認信号を受信用アンテナ33で受信し
て、位置検出部68に出力する。位置検出部68は、判
断部69により受光確認信号が第一レーザ光線に関する
ものであるか又は第二レーザ光線に関するものであるか
を識別する。そして、受光確認信号が第一レーザ光線に
関するものであるときは、第一角度検出部70により、
受光確認信号を受光した際の第一レーザ光線の水平放射
角度を検出し、受光確認信号が第二レーザ光線に関する
ものであるときは、第二角度検出部71により、受光確
認信号を受光した際の第二レーザ光線の水平放射角度を
検出する。次に、位置情報取得部73は、第一角度検出
部70が検出した第一レーザ光線の水平方向放射角度及
び第二角度検出部71が検出した第二レーザ光線の水平
方向放射角度に基づき、ROM72から移動体18の位
置情報を読みだす。そして、この位置情報をマイコン制
御部31に出力する。
【0059】本実施形態によれば、第一レーザ光発射部
24は、第一レーザ光線を180度の範囲内で水平方向
の放射角度を変えながら放射し、また、第二レーザ発射
部25は、第二レーザ光線を180度の範囲内で水平方
向の放射角度を変えながら放射する。一方、移動体18
は、第一受光部80及び第二受光部81によりそれぞれ
第一レーザ光線及び第二レーザ光線を受光して、識別情
報を含む受光確認信号を送信する。そして、コントロー
ラ35は、位置検出部73により、第一受光部80が第
一レーザ光線を受光した際の第一レーザ光線の水平放射
角度及び第二受光部81が第二レーザ光線を受光した際
の第二レーザ光線の水平放射角度に基づいて、ROM7
2に記憶されたテーブルから移動体18のボード40上
での位置を読みだす。したがって、移動体18のボード
40上での位置を正確に且つ素早く検出することができ
る。
【0060】次に、本発明の第四の実施形態について図
面を参照して説明する。図15は本発明の第四の実施形
態であるゲーム機器の概略ブロック図、図16は図15
に示すゲーム機器の概略斜視図、図17は図15に示す
位置検出部の概略ブロック図、図18は移動体の位置検
出動作を説明するための図である。尚、第四の実施形態
において、第一の実施形態と同様の機能を有するものに
は、同一又は対応する符号を付すことにより、その詳細
な説明を省略する。
【0061】本実施形態のゲーム機器は、図15に示す
ように、ボード40上を移動する移動体83と、操作パ
ネル50と、コントローラ36と、X軸アレイセンサ9
0と、Y軸アレイセンサ91と、を備えている。ボード
40及び操作パネル50は、第一の実施形態で用いたも
のと同じものである。尚、本実施形態では、図15に示
すように、移動体83及び操作パネル50は、図2に示
す第一の実施形態と異なり各一台のみである。
【0062】X軸アレイセンサ90及びY軸アレイセン
サ91は、複数の受光素子(例えばフォトダイオード)
を一列に配列することにより形成される。X軸アレイセ
ンサ90は、図16に示すように、ボード40の横方向
(Y軸方向)の脇に沿って設置されている。また、Y軸
アレイセンサ91は、図16に示すように、ボード40
の縦方向(X軸方向)の脇に沿って設置されている。
【0063】移動体83は、図15に示すように、駆動
用電源であるバッテリ部12と、受信部14と、第一発
光部84と、第二発光部85と、機構部87と、制御部
86と、を備えている。バッテリ部12は、第一の実施
形態で用いたものと同じものである。第一発光部84
は、図16に示すように、移動体83のX軸アレイセン
サ90と対向する側の側面に設けられており、横方向
(Y方向)に第一レーザ光線を発する。第二発光部85
は、図16に示すように、移動体83のY軸アレイセン
サ91と対向する側の側面にに設けられており、縦方向
(X方向)に第二レーザ光線を発する。
【0064】機構部87は、二つの駆動用小型DCモー
タと、縦(X軸)方向及び横(Y軸)方向に設けられた
合計二つの車輪とを有する。各車輪は、それぞれ別個の
モータにより独立に駆動される。これにより、移動体8
3は、前後左右に移動することができる。但し、移動体
83は回転移動することができない。これは、移動体8
3から発せられた第一レーザ光線及び第二レーザ光線を
それぞれX軸アレイセンサ90及びY軸アレイセンサ9
1に確実に照射するためである。
【0065】制御部86は、移動体83を統括して制御
するものである。具体的には、受信部14で復調された
動作信号に基づき、機構部87を制御する。また、受信
部14で復調された動作信号に基づき又は定期的に第一
発光部84及び第二発光部85を発光させる。コントロ
ーラ36は、図15に示すように、マイコン制御部31
と、送信部32と、位置検出部74と、を有する。マイ
コン制御部31及び送信部32は、第一の実施形態で用
いたものと同じものである。尚、本実施形態では、移動
体18が一台のみであるので、マイコン制御31から出
力する動作信号は、ID信号を省略している。
【0066】位置検出部74は、図17に示すように、
X方向受光位置検出部77と、Y方向受光位置検出部7
8と、ROM75と、位置情報取得部76と、を有す
る。X方向受光位置検出部77は、X軸アレイセンサ9
0での第一レーザ光線の受光位置を検出する。移動体8
3の第一発光部84から第一レーザ光線が発射される
と、この第一レーザ光線がX軸アレイセンサ90を構成
する複数の受光素子のうちのいずれかに照射され、光電
変換される。したがって、X軸アレイセンサ90を構成
する複数の受光素子の中から電気を発生している受光素
子を検出することにより、X軸アレイセンサ90での第
一レーザ光線の受光位置を検出することができる。ま
た、Y方向受光位置検出部78は、X方向受光位置検出
部77と同様の方法により、Y軸アレイセンサ91での
第二レーザ光線の受光位置を検出する。
【0067】ROM72には、X軸アレイセンサ90で
の第一レーザ光線の受光位置及びY軸アレイセンサ91
での第二レーザ光線の受光位置と移動体83のボード4
0上での位置との関係を示すテーブルが記憶されてい
る。位置情報取得部76は、X軸アレイセンサ90での
第一レーザ光線の受光位置及びY軸アレイセンサ91で
の第二レーザ光線の受光位置に基づいて、ROM75か
ら位置情報を読み出し、マイコン制御部31へ出力す
る。
【0068】次に、本実施形態の動作について説明す
る。先ず、移動体83の動作制御について説明する。本
実施形態では、移動体83が一台であるため、移動体の
動作制御の基本シーケンスが一つのフレームから成り立
っている。その他については、基本的に第一の実施形態
と同様である。次に、移動体83の位置検出動作につい
て図18を参照して説明する。先ず、step1 では、X方
向受光位置検出部77によりX軸アレイセンサ90での
第一レーザ光線の受光位置を検出する。次に、step2 で
は、Y方向受光位置検出部77によりY軸アレイセンサ
91での第二レーザ光線の受光位置を検出する。次に、
位置情報取得部76により、X軸アレイセンサ90での
第一レーザ光線の受光位置及びY軸アレイセンサ91で
の第二レーザ光線の受光位置に基づいて、ROM75か
ら移動体83の位置情報を読みだす(step3) 。そして、
この位置情報をマイコン制御部31に出力する。尚、図
18に示す処理ルーチンは、移動体83から第一レーザ
光線及び第二レーザ光線が発射されるタイミングに合わ
せて行われる。
【0069】本実施形態によれば、移動体83から第一
レーザ光線及び第二レーザ光線が発射されると、X軸ア
レイセンサ90及びY軸アレイセンサ91がそれぞれ第
一レーザ光線及び第二レーザ光線を受光する。そして、
コントローラ36は、位置検出部74により、X軸アレ
イセンサ90での第一レーザ光線の受光位置及びY軸ア
レイセンサ91での第二レーザ光線の受光位置に基づい
て、ROM75に記憶されたテーブルから移動体83の
ボード40上での位置を読みだす。これにより、移動体
83のボード40上での位置を正確に且つ素早く検出す
ることができる。
【0070】次に、本発明の第五の実施形態について図
面を参照して説明する。図19は本発明の第五の実施形
態であるゲーム機器の概略ブロック図、図20は図19
に示すゲーム機器の概略斜視図、図21は図19に示す
レーザ照射装置の水平方向の動作を示す図、図22は図
19に示すレーザ照射装置の垂直方向の動作を示す図、
図23は図19に示す位置検出部の概略ブロック図であ
る。尚、第五の実施形態において、第一の実施形態と同
様の機能を有するものには、同一又は対応する符号を付
すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0071】本実施形態のゲーム機器は、図19に示す
ように、ボード40上を移動する複数の移動体10と、
レーザ照射装置26と、コントローラ37と、複数の操
作パネル50と、を備えている。本実施形態では、図2
0に示すように、4台の移動体10a,10b,10
c,10dと、これ等の移動体に各々対応する4台の操
作パネル50a,50b,50c,50dとを設けてい
る。尚、移動体10、ボード40、および操作パネル5
0は、第一の実施形態に用いたものと同じものである。
【0072】レーザ照射装置26は、図20に示すよう
に、ボード40のあるコーナー近傍の真上に設置されて
いる。レーザ照射装置26は、図21に示すように、レ
ーザ光線を、水平放射角度を横(HS )方向から縦(H
e )方向までの範囲内でθ度づつ段階的に変えながら照
射する。また、レーザ照射装置26は、図22に示すよ
うに、レーザ光線を、水平放射角度の各段階において、
垂直放射角度を水平(Vs )方向から真下(Ve )方向
までの範囲内で変えながら照射する。これにより、ボー
ド40を走査する。また、レーザ照射装置26は、レー
ザ光線の水平放射角度及び垂直放射角度に関する信号を
コントローラ37へ出力する。
【0073】コントローラ37は、図19に示すよう
に、マイコン制御部31と、送信部32と、受信用アン
テナ33と、位置検出部79と、を有する。マイコン制
御部31、送信部32、および受信用アンテナ33は、
第一の実施形態で用いたものと同じものである。位置検
出部79は、図23に示すように、ID取得部62と、
水平放射角度検出部88と、垂直放射角検出部89と、
ROM92と、位置情報取得部93と、を有する。ID
取得部62は、第一の実施形態で用いたものと同様であ
る。水平放射角度検出部88は、受信用アンテナ33が
受光確認信号を受信したときに、レーザ照射装置26か
ら送られてきた信号に基づいてレーザ光線の水平方向放
射角度を検出する。垂直放射角度検出部89は、受信用
アンテナ33が受光確認信号を受信したときに、レーザ
照射装置26から送られてきた信号に基づいてレーザ光
線の垂直方向放射角度を検出する。ROM93には、レ
ーザ光線の水平方向放射角度及び垂直方向放射角度と移
動体10のボード40上での位置との関係を示すテーブ
ルが記憶されている。位置情報取得部92は、水平放射
角度検出部88で検出した水平方向放射角度及び垂直放
射角度検出部89で検出した垂直方向放射角度に基づい
て、ROM93から位置情報を読み出す。そして、この
位置情報をID取得部62で取得したID情報と共にマ
イコン制御部31へ出力する。
【0074】次に、本実施形態の動作について説明す
る。尚、移動体10の動作制御については、第一の実施
形態と同様である。したがって、移動体10の動作制御
についての詳細な説明を省略し、ここでは、移動体10
の位置検出動作についてのみ説明する。先ず、本実施形
態であるゲーム機器の電源が入力されると、レーザ照射
装置26は、レーザ光線をボード40に向けて、水平方
向の放射角度をθ度づつ段階的に変えながら、且つ、水
平方向の放射角度の各段階において、垂直方向の放射角
度を水平方向から真下方向まで変えながら放射する。ま
た、レーザ照射装置26は、レーザ光線の水平放射角度
及び垂直放射角度に関する信号をコントローラ37に出
力する。一方、移動体10は、受光部13がレーザ光線
を受光すると、送信部16から移動体の識別情報を含む
受光確認信号を送信する。コントローラ37は、移動体
10から送信された受光確認信号を受信用アンテナ33
で受信して、位置検出部79に出力する。位置検出部7
9は、水平放射角度検出部88により受信用アンテナ3
3が受光確認信号を受信した際のレーザ光線の水平方向
放射角度を検出すると共に、垂直放射角度検出部89に
より受信用アンテナ33が受光確認信号を受信した際の
レーザ光線の垂直方向放射角度を検出する。そして、位
置情報取得部92により、検出した水平方向放射角度及
び垂直方向放射角度に基づいて、ROM93から移動体
10の位置情報を読みだす。その後、この位置情報をI
D取得部62で取得した移動体の識別情報と共にマイコ
ン制御部31に出力する。
【0075】本実施形態によれば、レーザ照射装置26
は、レーザ光線をボード40に向けて、水平方向の放射
角度を段階的に変えながら、且つ水平方向の放射角度の
各段階において、垂直方向の放射角度を水平方向から真
下方向まで変えながら放射する。一方、移動体10は、
このレーザ光線を受光部13で受光して、受光確認信号
を送信部16からコントローラ37へ送信する。そし
て、コントローラ37の位置検出部79は、この受光確
認信号を受信した際のレーザ光線の水平方向放射角度及
び垂直方向放射角度に基づいて、ROM93に記憶され
たテーブルから移動体10のボード40上での位置を読
みだす。したがって、移動体10のボード40上での位
置を正確に且つ素早く検出することができる。その他の
効果は、第一の実施形態と同様である。
【0076】尚、第五の実施形態では、レーザ光線をボ
ード40に向けて、水平方向の放射角度を段階的に変え
ながら、且つ水平方向の放射角度の各段階において垂直
方向の放射角度を変えながら放射するものについて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レー
ザ光線をボード40に向けて、水平方向の放射角度及び
垂直方向の放射角度を変えながら放射するものであれば
よい。
【0077】次に、本発明の第六の実施形態について図
面を参照して説明する。図24は本発明の第六の実施形
態に用いる位置検出部の概略ブロック図である。尚、本
実施形態の概略ブロック図及び概略斜視図は、図9及び
図10に示す第二の実施形態のものと同様であるので省
略する。尚、第六の実施形態において第二の実施形態と
同様の機能を有するものには、同一の符号及び対応する
符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0078】本実施形態のゲーム機器が第二の実施形態
のものと異なる点は、コントローラ34の位置検出部6
5に代えて図24に示す位置検出部94を用いたことで
ある。位置検出部94は、不受光位置検出部96と、R
OM97と、位置情報取得部98と、を有する。不受光
位置検出部96は、移動体17の下に位置しているため
にレーザ照射装置20から放射されたレーザ光線を受光
することができなかった二次元受光部42の受光素子を
検出する。この受光素子の検出は、例えば走査期間内に
電気を生成しなかった受光素子を検出することにより行
うことができる。ROM97には、二次元受光部42を
構成する各受光素子のボード41上での位置を示すテー
ブルが記憶されている。位置情報取得部98は、不受光
位置検出部96で検出した受光素子に基づいて、移動体
17のボード41上での位置を検出する。そして、この
位置情報をマイコン制御部31に出力する。
【0079】本実施形態によれば、ゲーム機器の電源が
入力されると、レーザ照射装置20は、予め定められた
経路に従ってボード41を走査すように、レーザ光線を
ボード41に照射する。一方、位置検出部94は、二次
元受光部42を構成する受光素子の中からレーザ光線を
受光することができなかった受光素子を検出し、この受
光素子に基づいて、ROM97に記憶されたテーブルか
ら移動体17のボード41上での位置を読みだす。した
がって、移動体17のボード41上での位置を正確に且
つ素早く検出することができる。
【0080】次に、本発明の第七の実施形態について図
面を参照して説明する。図25は本発明の第七の実施形
態であるゲーム機器の概略ブロック図、図26は図25
に示すゲーム機器の概略斜視図、図27は図25に示す
位置検出部の概略ブロック図である。尚、第七の実施形
態において、第一の実施形態と同様の機能を有するもの
には、同一又は対応する符号を付すことにより、その詳
細な説明を省略する。
【0081】本実施形態のゲーム機器は、図25に示す
ように、ボード41と、ボード41上を移動する複数の
移動体100と、コントローラ120と、複数の操作パ
ネル50と、を備えている。本実施形態では、図26に
示すように、4台の移動体100a,100b,100
c,100dと、これ等の移動体に各々対応する4台の
操作パネル50a,50b,50c,50dとを設けて
いる。尚、操作パネル50は第一の実施形態で用いたも
のと同じものである。また、ボード41は、第二の実施
形態で用いたものと同じものである。
【0082】コントローラ120は、図25に示すよう
に、マイコン制御部31と、送信部32と、位置検出部
130と、を有する。マイコン制御部31及び送信部3
2は、第一の実施形態で用いたものと同じものである。
位置検出部130は、図27に示すように、受光位置検
出部131と、ROM133と、位置情報取得部132
と、を有する。受光位置検出部133は、レーザ光線を
受光した受光素子を検出する。ROM133には、二次
元受光部42を構成する各受光素子のボード41上での
位置を示すテーブルが記憶されている。位置情報取得部
132は、受光位置検出部131で検出した受光素子に
基づいて、移動体100のボード41上での位置を検出
する。そして、この位置情報をマイコン制御部31に出
力する。
【0083】移動体100は、図25に示すように、機
構部11と、バッテリ部12と、受信部14と、制御部
101と、発光部102と、を備えている。機構部1
1、バッテリ部12、および受信部14は、第一の実施
形態で用いたものと同じものである。発光部102は、
移動体100の底面に設けられており、制御部101か
らの信号に基づき、レーザ光線を下方に発射する。
【0084】制御部101は、移動体100を統括して
制御するものである。具体的には、受信部14で復調さ
れた動作信号のID信号に基づき、自己宛の信号である
かどうかを判定する。そして、自己宛のものであれば、
動作信号に基づいて機構部11におけるモータの駆動や
LEDの発光等を制御する。また、発光部102からレ
ーザ光線を発射させる。
【0085】次に、本実施形態であるゲーム機器の動作
について説明する。本実施形態の動作が第一の実施形態
の動作と異なる点は、基本シーケンスの各フレームにお
いて、前半でフレームに対応する移動体の動作制御を行
い、後半でフレームに対応する移動体の位置検出動作を
行うことである。尚、移動体の動作制御については、第
一の実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略
し、ここでは、移動体の位置検出動作についてのみ説明
する。
【0086】先ず、移動体100は、コントローラ12
0から送られてきた動作信号が自己宛のものであると判
断すると、発光部102からレーザ光線を発射する。コ
ントローラ120の位置検出部130は、受光位置検出
部133によりレーザ光線を受光した受光素子を検出
し、その後、位置情報取得部132により、この検出し
た受光素子に基づいて、ROM133から移動体100
のボード41上での位置を読みだす。そして、この位置
情報をマイコン制御部31に出力する。
【0087】本実施形態によれば、移動体100は、底
面に設けられた発光部102から下方に向けてレーザ光
線を発射する。一方、コントローラ120の位置検出部
130は、二次元受光部42を構成する受光素子の中か
らレーザ光線を受した受光素子を検出し、この受光素子
に基づいて、ROM133に記憶されたテーブルから移
動体100のボード41上での位置を読みだす。したが
って、移動体100のボード41上での位置を正確に且
つ素早く検出することができる。
【0088】また、本実施形態よれば、移動体100
は、コントローラ120から送られてきた動作信号が自
己宛のときにのみ、発光部102からレーザ光線を発射
するので、ボード40上の複数の移動体10の位置を検
出することができる。本発明は、上記の各実施形態に限
定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形
が可能である。たとえば、上記の各実施形態では、移動
体のボード上での位置を求めるものについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、移動体の
所定領域での位置を求めるものであればよい。したがっ
て、例えば上記の各実施形態において移動体を地面に置
き、移動体の所定領域での位置を求めるようにしてもよ
い。
【0089】また、上記の各実施形態では、レーザ光線
を用いて移動体の位置を検出するものについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば照
射範囲を絞って指向性を高めた赤外光を用いて移動体の
位置を検出するものでもよい。また、第七の実施形態に
おいて、移動体の発光部から発せられる光に、例えば電
源電圧や受光強度等の移動体自身の情報を乗せてもよ
い。
【0090】さらに、上記の各実施形態では、本発明方
法をゲーム機器に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。本発明方法は、
例えば、人間にとって作業環境の悪い地域で作業を行う
産業用ロボットの制御装置等に用いてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、前記の構成によって、光線による走査が開
始されてから移動体に設けられた受光手段が光線を受光
するまでの時間を求めることにより、この求めた時間に
基づいて、移動体の所定領域での位置を正確に且つ素早
く検出することができる移動体の位置検出方法を提供す
ることができる。
【0092】請求項2記載の発明によれば、前記の構成
によって、所定領域の全面に設けられた受光手段が光線
を受光してから光線の受光が移動体によって中断される
までの時間を求めることにより、この求めた時間に基づ
いて、移動体の所定領域での位置を正確に且つ素早く検
出することができる移動体の位置検出方法を提供するこ
とができる。
【0093】請求項5記載の発明によれば、前記の構成
によって、移動体に設けられた第一の受光手段が第一の
放射点から放射された第一の光線を受光した際における
第一の光線の水平放射角度と、移動体に設けられた第二
の受光手段が第二の放射点から放射された第二の光線を
受光した際における第二の光線の水平放射角度とを求め
ることにより、これ等の水平放射角度と第一及び第二の
放射点の位置とに基づいて、移動体の所定領域での位置
を正確に且つ素早く検出することができる移動体の位置
検出方法を提供することができる。
【0094】請求項6記載の発明によれば、前記の構成
によって、所定領域の縦方向の脇に沿って配置された第
一の一次元受光手段が移動体から縦方向に発射された第
一の光線を受光した位置と、所定領域の横方向の脇に沿
って配置された第二の一次元受光手段が移動体から横方
向に発射された第二の光線を受光した位置とを検出する
ことにより、これ等の検出した位置に基づいて、移動体
の所定領域での位置を正確に且つ素早く検出することが
できる移動体の位置検出方法を提供することができる。
【0095】請求項7記載の発明によれば、前記の構成
によって、移動体に設けられた受光手段が所定領域の上
方にある放射点から所定領域へ向けて放射された光線を
受光した際における光線の水平放射角度及び垂直放射角
度を求めることにより、水平放射角度及び垂直放射角度
と放射点の位置とに基づいて、移動体の所定領域での位
置を正確に且つ素早く検出することができる移動体の位
置検出方法を提供することができる。
【0096】請求項8記載の発明によれば、前記の構成
によって、所定領域の全面に設けられた二次元受光手段
が移動体で遮光されて光線を受光できなかった位置を検
出することにより、移動体の所定領域での位置を正確に
且つ素早く検出することができる移動体の位置検出方法
を提供することができる。請求項9記載の発明によれ
ば、前記の構成によって、所定領域の全面に設けられた
二次元受光手段が移動体の底面から放射された光線を受
光した位置を検出することにより、移動体の所定領域で
の位置を正確に且つ素早く検出することができる移動体
の位置検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態であるゲーム機器の概
略ブロック図である。
【図2】図1に示すゲーム機器の概略斜視図である。
【図3】操作パネルの操作と移動体の動作との関係を説
明するための図である。
【図4】レーザ光線によるボードの走査経路の第一の例
を説明するための図である。
【図5】レーザ光線によるボードの走査経路の第二の例
を説明するための図である。
【図6】図1に示す位置検出部の概略ブロック図であ
る。
【図7】第一の実施形態におけるコントローラのマイコ
ン制御部から出力される動作信号を説明するための図で
ある。
【図8】第一の実施形態における移動体の位置検出動作
を説明するための図である。
【図9】本発明の第二の実施形態であるゲーム機器の概
略ブロック図である。
【図10】図9に示すゲーム機器の概略斜視図である。
【図11】図9に示す位置検出部の概略ブロック図であ
る。
【図12】本発明の第三の実施形態であるゲーム機器の
概略ブロック図である。
【図13】図12に示すゲーム機器の概略斜視図であ
る。
【図14】図12に示す位置検出部の概略ブロック図で
ある。
【図15】本発明の第四の実施形態であるゲーム機器の
概略ブロック図である。
【図16】図15に示すゲーム機器の概略斜視図であ
る。
【図17】図15に示す位置検出部の概略ブロック図で
ある。
【図18】第四の実施形態における移動体の位置検出動
作を説明するための図である。
【図19】本発明の第五の実施形態であるゲーム機器の
概略ブロック図である。
【図20】図19に示すゲーム機器の概略斜視図であ
る。
【図21】図19に示すレーザ照射装置の水平方向の動
作を示す図である。
【図22】図19に示すレーザ照射装置の垂直方向の動
作を示す図である。
【図23】図19に示す位置検出部の概略ブロック図で
ある。
【図24】本発明の第六の実施形態に用いる位置検出部
の概略ブロック図である。
【図25】本発明の第七の実施形態であるゲーム機器の
概略ブロック図である。
【図26】図25に示すゲーム機器の概略斜視図であ
る。
【図27】図25に示す位置検出部の概略ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10,17,18,83,100 移動体 11,82,87 機構部 12 バッテリ部 13 受光部 14 受信部 15,19,86,101 制御部 16,32 送信部 20,23,26 レーザ照射装置 21 レーザ発射部 22 角度調節部 22a 第一ミラー 22b 第二ミラー 24 第一レーザ発射部 25 第二レーザ発射部 30,34,35,36,37,120 コントロー
ラ 31 マイコン制御部 33 受信用アンテナ 40,41 ボード 42 二次元受光部 50 操作パネル 52 ジョイスティク 54a,54b コマンドボタン 60,65,68,74,79,94,130 位置
検出部 61,66 カウンタ 62 ID取得部 63,72,75,93,97,133 ROM 64,67,73,76,92,98,132 位置
情報取得部 69 判断部 70 第一角度検出部 71 第二角度検出部 77 X方向受光位置検出部 78 Y方向受光位置検出部 80 第一受光部 81 第二受光部 84 第一発光部 85 第二発光部 88 水平放射角度検出部 89 垂直放射角度検出部 90 X軸アレイセンサ 91 Y軸アレイセンサ 96 不受光位置検出部 102 発光部 131 受光位置検出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 前記所定領域を光線により予め定められた経路に従って
    一定速度で走査し、 前記光線を前記移動体に設けられた受光手段で受光し
    て、 前記光線による走査が開始されてから前記受光手段が前
    記光線を受光するまでの時間を求め、この時間に基づい
    て、前記移動体の前記所定領域での位置を検出すること
    を特徴とする移動体の位置検出方法。
  2. 【請求項2】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 前記所定領域を光線により予め定められた経路に従って
    一定速度で走査し、 前記光線を前記所定領域の全面に設けられた受光手段で
    受光して、 前記受光手段が前記光線を受光してから前記光線の受光
    が中断されるまでの時間を求め、この時間に基づいて、
    前記移動体の前記所定領域での位置を検出することを特
    徴とする移動体の位置検出方法。
  3. 【請求項3】 前記走査は、前記所定領域を網羅するよ
    うなパルス波形状の経路に従って行われることを特徴と
    する請求項1又は2記載の移動体の位置検出方法。
  4. 【請求項4】 前記走査は、前記所定領域を網羅するよ
    うな前記所定領域の輪郭に類似した渦巻き形状の経路に
    従って行われることを特徴とする請求項1又は2記載の
    移動体の位置検出方法。
  5. 【請求項5】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 第一の光線を、前記所定領域の外部にある第一の放射点
    から前記所定領域へ向けて水平方向の放射角度を変えな
    がら放射すると共に、第二の光線を、前記所定領域の外
    部にあり且つ前記第一の放射点とは異なる第二の放射点
    から前記所定領域へ向けて水平方向の放射角度を変えな
    がら放射し、 前記第一の光線を前記移動体に設けられた第一の受光手
    段で受光すると共に、前記第二の光線を前記移動体に設
    けられた第二の受光手段で受光して、 前記第一の受光手段が前記第一の光線を受光した際にお
    ける前記第一の光線の水平放射角度と、前記第二の受光
    手段が前記第二の光線を受光した際における前記第二の
    光線の水平放射角度とを求め、これ等の水平放射角度
    と、前記第一の放射点及び前記第二の放射点の位置とに
    基づき、前記移動体の前記所定領域での位置を検出する
    ことを特徴とする移動体の位置検出方法。
  6. 【請求項6】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 第一の光線を前記移動体から前記所定領域の縦方向に放
    射すると共に、第二の光線を前記移動体から前記所定領
    域の横方向に放射し、 前記第一の光線を、前記所定領域の縦方向の脇に沿って
    配置された第一の一次元受光手段で受光すると共に、前
    記第二の光線を、前記所定領域の横方向の脇に沿って配
    置された第二の一次元受光手段で受光して、 前記第一の一次元受光手段が前記第一の光線を受光した
    位置と、前記第二の一次元受光手段が前記第二の光線を
    受光した位置とに基づいて、前記移動体の前記所定領域
    での位置を検出することを特徴とする移動体の位置検出
    方法。
  7. 【請求項7】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 光線を、前記所定領域を含む平面の上方にある放射点か
    ら前記所定領域に向けて、水平方向の放射角度及び垂直
    方向の放射角度を変えながら放射し、 前記光線を前記移動体に設けられた受光手段で受光し
    て、 前記受光手段が前記光線を受光した際における前記光線
    の水平放射角度及び垂直放射角度と、前記放射点の位置
    とに基づき、前記移動体の前記所定領域での位置を検出
    することを特徴とする移動体の位置検出方法。
  8. 【請求項8】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 光線により前記所定領域を走査し、 前記光線を前記所定領域の全面に設けられた二次元受光
    手段で受光して、 前記二次元受光手段が前記光線を受光できなかった位置
    を検出することにより、前記移動体の前記所定領域での
    位置を検出することを特徴とする移動体の位置検出方
    法。
  9. 【請求項9】 所定領域内を移動する移動体の位置検出
    方法であって、 前記移動体の底面から下方へ向けて光線を放射し、 前記光線を前記所定領域の全面に設けた二次元受光手段
    で受光して、 前記二次元受光手段が前記光線を受光した位置を検出す
    ることにより、前記移動体の前記所定領域での位置を検
    出することを特徴とする移動体の位置検出方法。
  10. 【請求項10】 前記光線は、レーザ光線であることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は
    9記載の移動体の位置検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002126372A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Alps Electric Co Ltd 遠隔制御遊具装置

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