JP2001347478A - ロボットに対する操作対象の教示方法およびその装置ならびにロボット - Google Patents

ロボットに対する操作対象の教示方法およびその装置ならびにロボット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットにおける操作対象の認識を正確且つ
安定的に行なうことができ、しかも、ロボットの処理負
担を軽減することができる技術を提供する。 【解決手段】 操作対象12の上に形成されたスポット
光13が反射された操作対象の画像を二次元画像センサ
18で撮像して該二次元画像センサの出力画像における
前記操作対象画像の位置座標に対応する位置情報を特定
し、該特定された位置情報に基づいて、ロボット14に
対する前記操作対象12の教示を行なう

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットに対する
操作対象の教示方法およびその装置ならびにロボットに
関し、誰でも簡単にロボットに対して操作対象を教示し
得る方法およびその装置ならびにロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】入力信号または周囲環境条件などを検出
するセンサを備え、測定結果に応じて自身が適切な反応
または行動を起こすために必要な操作・誘導装置やプロ
グラムなどを内蔵しているような機械システムのことを
一般にロボット(robot)という。ロボットは、その用
途に応じて様々な形態に分かれており、例えば、工場の
製造ラインなどで用いられる据え付け型のものや、物流
などの分野で用いられる自走型のものなど多種多様であ
るが、多くのロボットは操作対象を認識し、その操作対
象に対して何らかの行為を行なう点で共通する。
【0003】操作対象の認識手法としては、ロボット自
らが画像認識手段を備え、その画像信号を処理して操作
対象の位置情報を取得する自律型や、ロボットに対して
外部から操作対象の位置情報を与えて認識させる遠隔型
の二つがある。特に、後者の遠隔型はロボットの構造を
簡素化できるばかりか、使用環境に応じて自在に操作対
象を指定できる点で柔軟性があり、例えば、自走型のロ
ボットに用いて好適な手法である。
【0004】遠隔型の操作対象認識手法を適用した従来
のロボット技術として、無線を用いたものが知られてい
る。この従来技術のシステムは、ロボット本体と遠隔操
縦装置とからなり、遠隔操縦装置をオペレータが操作し
て任意の操作対象の位置情報を適宜にロボット本体に与
えるというものである。
【0005】例えば、図24において、所定の作業エリ
ア1に存在する操作対象2の位置情報をロボット3に与
える場合は、オペレータ4は当該作業エリア1の座標系
(以下「作業座標系」という)で表現された操作対象2
の位置座標を遠隔操縦装置5にインプットする。遠隔操
縦装置5とロボット3との間は、無線電波6を媒体にし
て相互通信可能に接続されており、上記インプットされ
た情報(操作対象2の位置座標)はロボット3に伝えら
れ、ロボット3の内部でロボット座標系に変換された
後、当該ロボット3の自律的動作プログラムの入力情報
として利用されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロボット技術にあっては、以下の(1)、(2)の
理由により、オペレータ4による操作ミスの発生を否め
ず、操作対象の認識を正確且つ安定的に行なえないとい
う問題点がある。また、以下の(3)の理由により、ロ
ボット本体の処理負担が大きいという問題点がある。 (1)操作対象2の位置認定はもっぱらオペレータ4の
目視判断によって行われるが、目視による作業エリア1
内の正確な位置座標の判読は相当困難であり、位置認定
の誤差は避けられない。 (2)仮に正確な位置認定をし得たとしても、その位置
情報の遠隔操縦装置5へのインプットをオペレータ4に
よる手動操作で行なうため、入力ミスの発生を否めな
い。 (3)ロボット本体で座標変換(作業座標系からロボッ
ト座標系への変換)を行なうため、当該変換処理のオー
バヘッドが大きい。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、ロボットにおける操作対象の認識を正確且つ安定
的に行なうことができ、しかも、ロボットの処理負担を
軽減することができる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の方法は、
操作対象を含む画像を二次元画像センサで撮像し、該二
次元画像センサの出力画像における前記操作対象の位置
に対応する位置情報を特定し、該特定された位置情報に
基づいて、ロボットに対する前記操作対象の教示を行な
うことを特徴とする。請求項2記載の装置は、光線発射
装置から発射されたビーム光線が照射された操作対象を
含む画像を撮像する二次元画像センサと、前記二次元画
像センサの出力画像における前記操作対象の位置に対応
する位置情報を特定する特定手段と、前記特定手段によ
って特定された位置情報に基づいて、ロボットに対する
前記操作対象の教示情報を生成する生成手段と、を備え
たことを特徴とする。請求項3記載の装置は、請求項2
記載の発明において、前記ビーム光線が照射された操作
対象画像の変調状態を判別する判別手段と、前記判別手
段の判別結果に基づいて、前記ロボットに対する教示内
容としてのコマンド信号を発生する発生手段とを備えた
ことを特徴とする。請求項4記載のロボットは、走路上
の輝点を認識し、該輝点の動きに追従して移動するロボ
ットにおいて、複数の受光センサと、これら複数の受光
センサの各々で前記輝点を検知する検知手段と、この検
知手段による結果より前記輝点の方向を判定する判定手
段と、この判定手段によって判定した方向を移動方向と
して制御する移動制御手段とを備えることを特徴とす
る。請求項5記載のロボットは、走路上の輝点を認識
し、該輝点の動きに追従して移動するロボットにおい
て、移動方向にスキャン可能な受光センサと、この受光
センサで前記輝点の存在する位置を探索する探索手段
と、この探索手段による結果、前記輝点の存在する方向
を判定する判定手段と、この判定手段によって判定した
方向を移動方向として制御する移動制御手段とを備える
ことを特徴とする。請求項6記載のロボットは、請求項
4または請求項5いずれかに記載のロボットにおいて、
前記輝点は、オペレータが操作する光線発射装置からの
ビーム照射によって形成されたものであることを特徴と
する。請求項7記載のロボットは、請求項4または請求
項5いずれかに記載のロボットにおいて、前記輝点は、
固定構造物に取り付けられ、自在な方向にビームを照射
可能な光線発射装置からのビーム照射によって形成され
たものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は実施の形態の全体的なシス
テム構成図である。この図において、光線発射装置10
は、細く絞り込まれたビーム光線11を発射する例えば
市販のレーザーポインタであり、図示を略したオペレー
タは、この光線発射装置10を手持ち操作してビーム光
線11の照射方向をコントロールする。今、ビーム光線
11を任意の対象物12(以下「操作対象物」)に向け
て照射したとすると、操作対象物12の表面にビーム光
線11のビーム幅に対応した小面積のスポット光13が
形成される。スポット光13は操作対象物12の表面上
で乱反射し、その一部がロボット14に設けられた受光
ユニット15によって受光される。
【0010】受光ユニット15は、スポット光13を集
光して結像する光学レンズ16と、スポット光13の波
長域以外の外乱光を取り除く光学フィルタ17と、上記
結像を画像信号に変換する二次元画像センサ(典型的に
はCCD:Charge Coupled Device)18と、アナログ
の画像信号をディジタルの画像信号に変換する画像信号
生成部19と、所定の制御プログラム(特に後述の「操
作対象物認識プログラム」)を実行して受光ユニット1
5の動作を制御する制御部(発明の要旨に記載の特定手
段、生成手段、判別手段、発生手段に相当)20と、上
記所定の制御プログラムを格納するプログラムメモリ2
1と、画像信号生成部19で生成された画像信号をフレ
ーム単位に格納する画像メモリ22と、上記所定の制御
プログラムの実行によって生成された情報(ロボット1
4の現在位置からスポット光13までの距離と方向を表
す情報)を走行部25に出力するインターフェース23
と、各部を接続するバス24とを備える。
【0011】走行部25は、受光ユニット15からの出
力情報26aや不図示の各種センサ(例えば、方位セン
サや走行距離センサ)からの出力情報26b、26cを
取り込む情報入力部26と、これらの入力情報に基づい
てロボット14の自走制御値を演算するコントローラ2
7と、その自走制御値に基づいてロボット14の走行機
構を駆動する走行駆動部28とを備える。なお、走行部
25はロボット14の反応または行動を起こすための主
要部分である。本実施の形態では同主要部分における動
作態様を“走行”として取り扱うが、これは説明上の一
例であって、これに限定されない。例えば、アーム形の
ロボットであれば、アームの駆動やアーム先端の把持機
構の動きなどが上記動作態様に対応する。
【0012】図2は受光ユニット15の制御部20(特
定手段、生成手段、判別手段、発生手段)で実行される
操作対象物認識プログラムのフローチャートである。こ
のフローチャートは、まず、二次元画像センサ18から
周期的に出力されるフレーム画像の1枚分(1画面分)
に対応する画像(以下「CCD画像」という)を取り込
んで画像メモリ22に書込み(ステップS11)、次い
で、画像メモリ22の記憶情報(CCD画像)にスポッ
ト光が当てられた画像が含まれているか否かを判定し
(ステップS12)、含まれていなければ、受光ユニッ
ト15の撮像方向を規則的にサーチまたは不規則にラン
ダムサーチ(ステップS13)した後、ステップS11
に復帰する一方、スポット光が当てられた画像ありを判
定した場合は、その画像に対応する操作対象物までの距
離と方向を演算し(ステップS14)、その演算値を走
行部25に出力(ステップS15)した後、再びステッ
プS11に復帰するという動作を繰り返す。
【0013】ここで、上記ステップS14における操作
対象物までの距離と方向の演算概念を図を用いて説明す
る。図3(a)は、操作対象物12にビーム光線11を
照射し、その反射光であるスポット光13をロボット1
4の受光ユニット15で受光した直後のCCD画像29
(発明の要旨に記載の出力画像に相当)である。この図
において、CCD画像29に含まれるスポット光が当て
られた画像30の位置を図示のとおりとすると、すなわ
ち、CCD画像29の横方向中心Paから距離Dだけず
れ、且つ、CCD画像29の下端Pbから距離Lだけず
れているものとすると、これらのパラメータ(Dおよび
L)より、所定の操作対象物12までの距離と方向を求
めることができる。距離Dはロボット14から見た方位
に対応し、距離Lはロボット14からスポット光13が
当てられた画像30までの離隔距離に対応するからであ
る。
【0014】したがって、上記DおよびLの値もしくは
それらに相関する値を、上記ステップS14における操
作対象物12までの距離と方向の演算値とし、これらの
演算値を走行部25に与えて当該演算値を減少するよう
にロボット14の現在位置を移動更新することにより、
最終的には、図3(b)に示すように、CCD画像29
に含まれるスポット光13が当たった操作対象物12を
含む画像31の位置を座標(Pa、Pb)付近に収束さ
せることができ、その結果、ロボット14の正面間近に
操作対象物12を位置させることができる。
【0015】図4は上記実施の形態を用いたロボット1
4の走行制御例を示す図であり、自在に走り回る複数の
操作対象物12a〜12cの一つを指定し、その指定し
た操作対象物をロボット14が追跡する例を示す図であ
る。図において、オペレータ32は光線発射装置10の
ビーム光線11を一つの操作対象物(図では操作対象物
12a)に向けて照射しており、ロボット14はその操
作対象物12aで反射されたスポット光13を受光して
いる。上記のとおり、実施の形態のロボット14はスポ
ット光13の画像を二次元画像センサで撮像してCCD
画像を生成するとともに、そのCCD画像に含まれる操
作対象物12を含む画像において、操作対象物12の位
置を所定の位置(Pa、Pb)に収束させるように走行
制御を行なうものであり、ロボット14の正面間近に操
作対象物12aを位置させ得るものであるから、結局、
任意の操作対象物12aにビーム光線11を照射し続け
るだけで、当該操作対象物12aの動きにロボット14
を追随させることができるという作用が得られる。
【0016】(第2の実施の形態)ところで、上記実施
の形態では、操作対象物12aにビーム光線11を照射
して操作対象物12aの位置情報をロボット14に与え
ているが、同時にロボット14に対して各種のコマンド
指令を与えることができない点で改善の余地がある。
【0017】図5は本実施の形態における光線発射装置
33の構成図であり、上記実施の形態の光線発射装置1
0を改良して、操作対象物12aの位置情報とともに、
各種のコマンド情報もロボット14に与えることができ
るようにしたものである。図において、複数(図ではN
個)のコマンドボタン34〜37はそれぞれ第1コマン
ドボタン34、第2コマンドボタン35、第3コマンド
ボタン36、……、第Nコマンドボタン37である。こ
れらのコマンドボタンにはロボット14の各種動作コマ
ンドが割り当てられている。
【0018】第i(iは1〜N;以下同様)コマンドボ
タン34〜37の各々は第1変調信号発生部38、第2
変調信号発生部39、第3変調信号発生部40、……、
第N変調信号発生部41に接続されており、第iコマン
ドボタンを操作することによって、そのコマンドボタン
に接続された第i変調信号発生部から第i変調信号が出
力されるようになっている。ここに、第1変調信号発生
部38で発生する第1変調信号をM1、第2変調信号発
生部39で発生する第2変調信号をM2、第3変調信号
発生部40で発生する第3変調信号をM3、……、第N
変調信号発生部41で発生する第N変調信号をMNとす
ると、M1〜MNは、それぞれ異なる変調状態の信号で
あり、例えば、オンオフ周期の異なる信号である。
【0019】信号選択部42はM1からMNまでの変調
信号のうちの一つ(操作状態にある第iコマンドボタン
に対応した変調信号)を選択して、その選択変調信号M
iを出力し、光駆動部43はその選択変調信号Miに従
ってビーム光線45を発光する発光部44の発光動作を
駆動する。
【0020】図6は本実施の形態における受光ユニット
15の制御動作を示すフローチャートであり、前記実施
の形態の操作対象物認識プログラム(図2参照)の一部
を改良した例である。この図において、図2と共通の処
理部分に同一のステップ番号を付すことにすると、本実
施の形態におけるポイントは、スポット光が当てられた
画像ありを判定(ステップS12)した後に、この画像
のスポット光に基づく変調状態の判定と各判定ごとのコ
マンド処理を行なうステップS20を含む点にある。
【0021】すなわち、ステップS12で画像ありを判
定すると、まず、ステップS21で当該画像から反射さ
れるスポット光の時間的な輝度変化の傾向からスポット
光の変調種別を判定する。そして、その変調種別(第1
変調、第2変調、第3変調、……、第N変調)ごとに、
第1コマンド処理(ステップS22)、第2コマンド処
理(ステップS23)、第3コマンド処理(ステップS
24)、……、第Nコマンド処理(ステップS25)を
実行した後、前記実施の形態と同様に、操作対象物まで
の距離と方向を演算する(ステップS14)。
【0022】したがって、本実施の形態によれば、光線
発射装置33からのビーム光線45を任意の操作対象物
に照射することによって、前記実施の形態と同様に、そ
の操作対象物の位置情報をロボット14に与えることが
できるとともに、光線発射装置33のコマンドボタン3
4〜37を選択的に操作することによって、N種のコマ
ンド処理の一つをロボット14で実行させることができ
るという特有の効果が得られる。
【0023】(第3の実施の形態)図7は本発明の第3
の実施の形態を示す図であり、ロボット14aの受光ユ
ニット15aに光駆動部46と発光部47を追加した例
である。光駆動部46は制御部20から所定の変調種別
の変調信号が与えられたときに発光部47の発光動作を
当該変調種別で駆動し、発光部47は光駆動部46の駆
動によって上記の所定の変調種別の変調信号で変調され
たビーム光線48を発射する。ここで、ビーム光線48
の発射方向はスポット光13の入射方向にできるだけ一
致していることが望ましい。詳細は後述するが、当該ス
ポット光13を反射する操作対象物(の表面におけるス
ポット光13の反射点近く)にビーム光線48を照射す
るためである。
【0024】図8は本実施の形態における受光ユニット
15aの制御動作を示すフローチャートであり、前記実
施の形態の操作対象物認識プログラム(図2参照)の一
部を改良した例である。この図において、図2と共通の
処理部分に同一のステップ番号を付すことにすると、本
実施の形態におけるポイントはステップS30を含む点
にある。すなわち、画像ありを判定(ステップS12)
した後に、スポット光(反射光)の変調状態が所定の変
調種別であるか否かを判定し(ステップS31)、その
判定結果が“YES”であれば、前記実施の形態と同様
にランダムサーチ(ステップS13)を行なう一方、
“NO”であれば、所定の変調種別で発光部47を駆動
(ステップS32)した後、前記実施の形態と同様に操
作対象物までの距離と方向を演算(ステップS14)す
る点にある。
【0025】図9は本実施の形態を用いたロボットの走
行制御例を示す図であり、自在に走り回る複数の操作対
象物12a〜12cの一つを指定し、その指定した操作
対象物を、複数(図では便宜的に2台)のロボット14
aの1台に追跡させる例を示す図である。以下、図にお
いて、ロボット14aの各々に符号A、Bを付して識別
することにする。
【0026】いま、図中の一つの操作対象物12aに不
図示の光線発射装置からビーム光線が照射され、そのビ
ーム光線の反射光(スポット光)が、例えば、ロボット
14a(A)によって先に捕捉されたと仮定する。この
場合、ロボット14a(A)における図8のステップS
31の判定結果は“NO”となり、ステップS32を実
行する結果、所定の変調種別で変調されたビーム光線4
8がロボット14a(A)から操作対象物12aに向け
て発射される。そして、このビーム光線48の反射光
(スポット光48a)が他のロボット14a(B)によ
って捕捉されると、このロボット14a(B)における
図8のステップS31の判定結果は“YES”となるた
め、このロボット14a(B)ではステップS32は実
行されず、代わりにランダムサーチ(ステップS13)
が実行されることになる。
【0027】つまり、本実施の形態によれば、指定され
た操作対象物12aを先に捕捉したロボット14a
(A)からその旨を宣言する情報(所定の変調種別)を
含むビーム光線48がその操作対象物12aに向けて発
射されるため、このビーム光線48の反射光(所定の変
調種別で変調されたスポット光48a)を受光した他の
ロボット14a(B)は、その操作対象物12aを無視
して追跡しないという弁別作用が得られる。したがっ
て、複数のロボット14a(A)、14a(B)が存在
する環境下であっても、任意の1台のロボットに対して
一つに操作対象物を割り当てることができるという特有
の効果が得られる。
【0028】(第4の実施の形態)以上の各実施の形態
では、ロボットの操作対象を“物”として扱っている
が、本発明の意図する範囲はこれに限定されない。例え
ば、図10に示すように、オペレータ32によって手持
ちされた光線発射装置10からのビーム光線11を床面
や路面等の物以外の操作対象(以下「路面50」とい
う)に照射し、その反射光(スポット光13)をロボッ
ト51の受光ユニット52で捕捉させるようにしてもよ
い。図示のロボット51は自走型のロボット(例えば、
自走車両)であり、前述の各実施の形態と同様に、スポ
ット光13の画像信号に基づいてロボット51の進行方
向を自律的に制御するものである。
【0029】この実施の形態によれば、ロボット51
は、ビーム光線11の照射点を追いかけるように走行す
るため、無線操縦の如き遠隔走行案内を行なうことがで
き、例えば、無人の消火車両や爆発物搬送車両または地
雷探知車両などの遠隔操縦システムに適用することがで
きる。しかも、光線発射装置10からのビーム光線の照
射方向をコントロールするだけの簡単な操作でよく、無
線操縦のように特別な訓練を必要としないから、誰でも
容易にロボット51の走行案内を行なうことができると
いう特有の効果が得られる。
【0030】(第5の実施の形態)図11は、自走型ロ
ボット(以下、単にロボットという)の具体的な外観例
を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は左側面図、
(c)は底面図である。ロボット60は、本体61と、
この本体61の上面に固定的に取り付けられた受光ユニ
ット62(検知手段)とから構成されている。
【0031】本体61は、左右一対の前輪63L、63
R(添え字のLは左、Rは右を示す。以下同様。)と一
つの後輪64とを備えており、図示の例では、前方二
輪、後方一輪の三輪方式で前進運動及び左右旋回運動を
行うようになっている。すなわち、左右の前輪63L、
63Rは、それぞれ左右のモータ65L、65Rによっ
て個別に駆動され、また、後輪64は、回転フリーの従
動輪であって、しかも、アーム66によってその従動方
向が自由に変化するように本体61に取り付けられてお
り、左右のモータ65L、65Rを同量回転させること
により前進を、また、左右のモータ65L、65Rを差
動回転させる(回転量に差を付ける)ことにより左右へ
の旋回を行うようになっている。
【0032】受光ユニット62には、横方向に配列され
た三つの受光センサ67L、67C、67Rが実装され
ている。これらの受光センサ67L、67C、67R
(添え字のCは中央を示す。)は、前記第4の実施の形
態における受光ユニット52と同様に、床面や路面等、
物以外の操作対象(図10の路面50参照)からの反射
光(図10のスポット光13参照;このスポット光13
は発明の要旨に記載の「輝点」に相当する。)を捕捉す
るものである。
【0033】図12(a)は、本実施の形態におけるロ
ボット60の内部システム構成図である。この図におい
て、制御部70(判定手段、移動制御手段)は、受光ユ
ニット62の三つの受光センサ67L、67C、67R
から取り出された出力信号(PdR、PdC、PdL)
を取り込み、それら三つの信号(PdR、PdC、Pd
L)に基づいて前記反射光の方向を判定し、その方向に
ロボット60を自走させるための制御値を演算する。
【0034】制御値は、たとえば、ロボット60が、前
進、停止、左旋回または右旋回の各々の運動を行うもの
とすると、これら四つの運動状態は2ビットの情報で表
すことができるため、ここでは、「00=停止」「11
=前進」、「01=左旋回」、「10=右旋回」とする
ことにし、上位ビットを左駆動信号DLに、また、下位
ビットを右駆動信号DRとして、それぞれを右モータ6
5R用の駆動部71R(以下「右輪駆動部71R」とい
う。)及び左モータ65L用の駆動部71L(以下「左
輪駆動部71L」という。)に入力することにする。
【0035】図12(b)は、右輪駆動部71R(また
は左輪駆動部71L)の構成図である。以下、代表して
右輪駆動部71Rの構成を説明するが、左輪駆動部71
Lの構成も同一である。右輪駆動部71Rは、切換部7
2からの制御によって接点が切り替わる二つのスイッチ
素子73、74と、スイッチ素子73、74の接点がA
位置(またはC位置)にあるときにモータ65Rに対し
て直流電圧を供給するバッテリ73と、スイッチ素子7
3、74の接点がB位置(またはC位置)にあるときに
モータ65Rの起電力を消費して回生制動をかける負荷
素子74とを備える。
【0036】なお、モータ65Rは、スイッチ素子7
3、74の接点がA位置にある時に一方向に回転(以下
「正転」という。)し、右前輪63Rは、この正転によ
り前進方向に回転するものとする。ちなみに、スイッチ
素子73、74の接点をC位置にすると、バッテリ73
の極性が入れ替わってモータ65Rに与えられるように
なっている。この場合、モータ65Rは逆転し、右前輪
63Rは、この逆転により後進方向に回転する。ただ
し、本実施の形態においては、「後進運動」を想定して
いないため、以下の説明では、C位置については特に触
れない。
【0037】右輪駆動部71Rの切換部72には、右駆
動信号DRが入力されており、この右駆動信号DRは、
「00=停止」「11=前進」、「01=左旋回」及び
「10=右旋回」のそれぞれの下位ビットである。すな
わち、DRの論理値は、停止制御時と右旋回制御時で
「0」、前進制御時と左旋回制御時で「1」になるの
で、右輪駆動部71Rの切換部72は、DR=1のとき
にスイッチ素子73、74の接点をA位置にし、DR=
0のときに同接点をB位置にする。
【0038】同様に、左輪駆動部71Lの切換部72に
は、左駆動信号DLが入力されており、この左駆動信号
DLは、「00=停止」「11=前進」、「01=左旋
回」及び「10=右旋回」のそれぞれの上位ビットであ
る。すなわち、DLの論理値は、停止制御時と左旋回制
御時で「0」、前進制御時と右旋回制御時で「1」にな
るので、左輪駆動部71Lの切換部72は、DL=1の
ときにスイッチ素子73、74の接点をA位置にし、D
L=0のときに同接点をB位置にする。
【0039】したがって、制御部70から出力される制
御値(「DL,DR」)が「00=停止」である場合
は、右前輪63R駆動用のモータ65Rは回生制動をか
けて回転を止め、左前輪63L駆動用のモータ65Lも
回生制動をかけて回転を止めるから、ロボット60はそ
の場で「停止」する。
【0040】また、同制御値(「DL,DR」)が「0
1=左旋回」である場合は、右前輪63R駆動用のモー
タ65Rは正転し、左前輪63L駆動用のモータ65L
は回生制動をかけて回転を止めるから、ロボット60は
その場で「左旋回」する。
【0041】また、同制御値(「DL,DR」)が「1
0=右旋回」である場合は、右前輪63R駆動用のモー
タ65Rは回生制動をかけて回転を止め、左前輪63L
駆動用のモータ65Lは正転するから、ロボット60は
その場で「右旋回」する。
【0042】次に、ロボット60の制御部70の構成
と、その処理動作について説明する。図13は、制御部
70の構成図及びその制御部70の内部で実行される制
御プログラムのフローチャートである。まず、構成を説
明すると、制御部70は、制御プログラムを実行するC
PU71aと、制御プログラムを格納するROM71b
と、CPU71aにワークエリア(制御プログラムの実
行エリア)を提供するRAM71cと、受光ユニット6
2の三つの受光センサ67L、67C、67Rから取り
出された出力信号(PdR、PdC、PdL)を所定の
周期でディジタル信号に変換して取り込む入力インター
フェース(図ではI/Fと略している。)71dと、制
御値(DL,DR)を出力する出力インターフェース7
1eと、これら各部を接続するバス71fとを備えてい
る。
【0043】次に、制御プログラムは、受光ユニット6
2の三つの受光センサ67L、67C、67Rから取り
出された出力信号(PdR、PdC、PdL)を取り込
むためのサンプリング処理(ステップS40)と、制御
値(DL,DR)を演算して出力するための駆動制御処
理(ステップS41)とを周期的に実行する。
【0044】図14は、駆動制御処理の具体例を示す図
であり、この例では、まず、PdR、PdC及びPdL
の各サンプリング値(以下「iL」、「iC」、「i
R」とする。)の最大値を求め、その最大値と所定のし
きい値SL1とを比較する(ステップS41a)。Ma
x( )は、引数で渡された複数の値のうち最大値を戻
り値とする汎用関数である。
【0045】今、Max(iL、iC、iR)の戻り値
がしきい値SL1を超えない場合、受光ユニット62の
三つの受光センサ67L、67C、67Rから取り出さ
れた出力信号(PdR、PdC、PdL)は、いずれも
小さな値であり、床面などからの反射光(図10のスポ
ット光13参照)を捕捉していないので、停止用の制御
値(「00」)を発生し(ステップS41b)、その下
位ビット(0)をDRとして右輪駆動部71Rに出力す
ると共に、その上位ビット(0)をDLとして左輪駆動
部71Lに出力する。
【0046】一方、Max(iL、iC、iR)の戻り
値がしきい値SL1を超えている場合は、受光ユニット
62の三つの受光センサ67L、67C、67Rから取
り出された出力信号(PdR、PdC、PdL)のいず
れかが大きな値であり、床面などからの反射光(図10
のスポット光13参照)を捕捉している状態であるの
で、その捕捉方向を判定するために、どの信号が最大値
を示したかを特定する(ステップS41c)。
【0047】たとえば、iLが最大値である場合は反射
光の捕捉方向はロボット60の進行方向に対して左側で
あり、または、iRが最大値である場合は反射光の捕捉
方向はロボット60の進行方向に対して右側である。し
たがって、iLが最大値である場合は、左旋回用の制御
値(「01」)を発生し(ステップS41d)、その下
位ビット(1)をDRとして右輪駆動部71Rに出力す
ると共に、その上位ビット(0)をDLとして左輪駆動
部71Lに出力する。または、iRが最大値である場合
は、右旋回用の制御値(「10」)を発生し(ステップ
S41e)、その下位ビット(0)をDRとして右輪駆
動部71Rに出力すると共に、その上位ビット(1)を
DLとして左輪駆動部71Lに出力する。
【0048】これにより、ロボット60は、自分の進行
方向に対して左側に反射光を捕捉した場合は左旋回し、
右側に反射光を捕捉した場合は右旋回する結果、その旋
回運動によって、反射光(すなわち「輝点」)を追いか
けながら進路を動的に変えて進むという運動作用が得ら
れる。
【0049】ここで、iCが最大値である場合は、反射
光の捕捉方向はロボット60の進行方向にあるから、そ
のまま、前進用の制御値(「11」)を発生(ステップ
S41h)してもよいが、受光センサ67L、67C、
67R(特に67C)の感度特性を考慮すると、iCと
iRの差(iC−iR)およびiCとiLの差(iC−
iL)を演算し、それらの差値がいずれも所定のしきい
値SL2を超えて大きい場合にのみ、前進用の制御値
(「11」)を発生(ステップS41h)し、その下位
ビット(1)をDRとして右輪駆動部71Rに出力する
と共に、その上位ビット(1)をDLとして左輪駆動部
71Lに出力することが望ましい。
【0050】図15(a)は、受光センサ67L、67
C、67Rの感度特性を示す図である。この図におい
て、0度を通る線は受光センサの光軸中心線を示し、±
30度や±60度あるいは±90度を通る線はそれぞれ
光軸中心からの角度線を示している。受光センサ67
L、67C、67Rは、光軸中心線において、最も良好
な感度を持つが、この光軸中心を外れた角度においても
低いながら一応の感度を持つ。したがって、受光センサ
67L、67C、67Rの信号は、それぞれの光軸中心
を最大感度とし、且つ、光軸中心から離れるにつれて徐
々に感度を低下する略山形状の分布を持っている。
【0051】図15(b)は、iL=iC=iR<SL
1の場合の特性図である。なお、θLは受光センサ67
Lの光軸中心角、θCは受光センサ67Cの光軸中心
角、θRは受光センサ67Rの光軸中心角である。この
場合、三つの受光センサ67L、67C、67Rから取
り出された出力信号(PdR、PdC、PdL)は、い
ずれも小さな値であり、床面などからの反射光(図10
のスポット光13参照)を捕捉していないから、停止用
の制御値(「00」)を発生すればよい(ステップS4
1b)。
【0052】図15(c)は、iL>SL1、iC=i
R<SL1の場合の特性図である。この場合、iLが最
大値であり、反射光の捕捉方向はロボット60の進行方
向に対して左側であるから、左旋回用の制御値(「0
1」)を発生すればよい(ステップS41d)。
【0053】図15(d)は、iR>SL1、iC=i
L<SL1の場合の特性図である。この場合、iRが最
大値であり、反射光の捕捉方向はロボット60の進行方
向に対して右側であるから、右旋回用の制御値(「1
0」)を発生すればよい(ステップS41e)。
【0054】これらに対して、図16(a)は、iC>
SL1、iL=iR<SL1、且つ、iC>>iL=i
Rの場合の特性図である。明らかにiCが最大値(iC
>>iL=iR)である場合、反射光の捕捉方向はロボ
ット60の進行方向になるから、前進用の制御値(「1
1」)を発生すればよい(ステップS41h)。
【0055】しかし、iC>SL1、iL=iR<SL
1であっても、iCとiLの差(iC−iL)またはi
CとiRの差(iC−iR)が小さい場合、たとえば、
図16(b)や図16(c)のような場合は、反射光の
捕捉方向はロボット60の進行方向よりも若干右寄りに
なっているため、単に前進制御を行うよりも、小刻みに
進路変更(図16(b)の場合であれば右旋回制御)を
すべきである。すなわち、図14におけるステップS4
1fおよびステップS41gは、このような小刻みな進
路変更を行うために、あえて設けられたものである。
【0056】以上のとおり、この第5の実施の形態にお
いても、ロボット60は、床面などからの反射光(輝
点)を追いかけるよう自走するから、たとえば、レーザ
ポインタのような簡単な光線発射具を用いて所望の道筋
を指し示すだけで、離れた位置から容易に遠隔走行案内
を行なうことができる。さらに、前記他の実施の形態の
ような画像認識処理(図3参照)を必要とせず、複数の
受光センサ(たとえば、三つの受光センサ67R、67
C、67L)と、それらのセンサからの信号を処理する
処理部(制御部70)とを具備すればよいから、前記他
の実施の形態と比較して、コストの低減を図ることがで
きる。また、光線発射具は、手持ちされるもの(例:レ
ーザポインタ)のみに限らない。たとえば、天井や壁面
等の屋内建造物もしくは電柱等の屋外建造物などの固定
構造物に取り付けられ、遠隔操作によって自在な方向に
ビームを照射可能なもの(例:投光器)であってもよ
い。
【0057】なお、本実施の形態では、三つの受光セン
サ67R、67C、67Lを備えているが、これに限定
されない。たとえば、左右に配置された二つの受光セン
サによっても実現可能である。ロボット60の進行方向
正面に反射光が位置している場合、二つの受光センサの
出力信号はほぼ同じ大きさとなり、また、同進行方向の
右側に反射光が位置している場合、右側の受光センサの
出力信号が大きくなり、また、同進行方向の左側に反射
光が位置している場合、左側の受光センサの出力信号が
大きくなるからである。また、複数(二つまたは三つも
しくはそれ以上)の受光センサは、図示のように、それ
ぞれが物理的に独立した個別の受光素子(受光センサ6
7R、67C、67L)であってもよいが、一つのパッ
ケージ(または基盤上に)に複数の受光素子を実装した
もの、たとえば、PSDやCCDあるいはCMOS型な
どの受光デバイスであってもよい。
【0058】(第6の実施の形態)あるいは、単一の受
光センサで実現することも可能である。図17(a)
は、第6の実施の形態におけるロボット80の外観図で
ある。なお、図17(a)において、前記第5の実施の
形態と共通する構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。ロボット80の受光ユニット81は、1
個の受光センサ82を実装すると共に、水平旋回可能
に、ロボット80の本体61に取り付けられており、受
光ユニット81の旋回軸83は、本体61の内部に設け
られたモータ84の回転軸85に、軸心一致で固定され
ている。
【0059】図17(b)は、受光ユニット82の水平
旋回運動の模式図である。受光ユニット82は、モータ
84の駆動により、最大180度の旋回運動を行うこと
ができるようになっている。すなわち、ロボット80の
進行方向をθ0としたとき、最大でθ0−90度からθ0
+90度までの間を旋回することができるようになって
いる。本実施の形態におけるロボット80は、この最大
旋回範囲(±90度)を粗サーチ範囲として床面などか
らの反射光(輝点に相当)86を大まかに捕捉し、さら
に、その反射光86の捕捉角度θa(θ0に対する角
度)を中心とした狭い旋回範囲(たとえば、±15度)
で密サーチを行うことにより、反射光86の方向を精密
に特定し、その方向にロボット80を自走させることが
できる。
【0060】図18(a)は、本実施の形態におけるロ
ボット80の内部システム構成図である。この図におい
て、制御部90(探索手段、判定手段、移動制御手段)
は、受光ユニット81の1個の受光センサ82から取り
出された出力信号(Pd)を取り込み、その信号(P
d)に基づいて前記反射光86の方向を判定し、その方
向にロボット80を自走させるための制御値(DL,D
R)を演算する点で前記第5の実施の形態と共通する
が、受光ユニット81を旋回させるための制御値(D
U)を演算して、受光ユニット81の旋回駆動用の駆動
部91(内部構成は右輪駆動部71Rや左輪駆動部71
Lと同じ)に出力する点で前記第5の実施の形態と相違
する。
【0061】本実施の形態における制御部90の構成
は、基本的に、前記第5の実施の形態の制御部70と同
じである。すなわち、CPUで制御プログラムを実行
し、その実行結果を制御値として出力する点で類似し、
相違点は、制御プログラムの内容と、受光ユニット81
を旋回させるための制御値(DU)を新たに出力するよ
うにした点にある。
【0062】図18(b)は、受光ユニット81の旋回
動作中における受光センサ82の出力信号(Pd)の強
度iの変化特性図である。この図において、θ0はその
時点のロボット80の進行方向、θaは反射光86の方
向である。受光センサ82の出力信号(Pd)の強度i
は、受光センサ82の光軸中心がθaの方向に接近する
につれて大きくなり、受光センサ82の光軸中心がθa
の方向と一致したときに最大、受光センサ82の光軸中
心がθaの方向から遠ざかるにつれて小さくなるという
変化特性を示す。
【0063】制御部90で実行する制御プログラムは、
受光ユニット81の旋回運動を制御しつつ、かかる変化
特性上のiピーク点の角度(θa)を特定できるもので
なければならないが、受光センサ82の出力信号(P
d)は、所定周期ごとのサンプリング(すなわち、ディ
ジタイズ)を経て制御部90に取り込まれるため、実際
の強度iの変化特性は、図18(b)のような連続的な
曲線とはならず、サンプリング周期ごとに離散化された
飛び飛びの値(離散値)となる。このため、制御部90
の演算性能が特段に優れていない限り、一度のサーチ
(受光ユニット81の広範囲な旋回運動)だけで、変化
特性上のiピーク点の角度(θa)を特定することは困
難である。
【0064】本実施の形態は、このような点に鑑み、受
光ユニット81の粗サーチと密サーチとを併用するよう
にしたものである。図19(a)は、粗サーチの概念
図、図19(b)は、密サーチの概念図である。粗サー
チでは±90度のサーチ範囲を設定し、その範囲を10
度刻みに分割してそれぞれの角度ごとに受光ユニット8
1を止めながら受光センサ82の出力信号(Pd)のサ
ンプリングを行う。一方、密サーチでは±15度のサー
チ範囲を設定し、その範囲を1.5度刻みに分割してそ
れぞれの角度ごとに受光ユニット81を止めながら受光
センサ82の出力信号(Pd)のサンプリングを行う。
いずれもサーチ範囲を細分化し、それぞれの角度ごとに
サンプリングを行う点で共通する。
【0065】図において、Δθは細分化角度、θSTART
はサーチ範囲開始角度である。なお、図では、粗サーチ
のΔθを10度、θSTARTを−90度とし、密サーチの
Δθを1.5度、θSTARTを−15度としているが、こ
れは一例に過ぎない。受光センサ82の感度特性や制御
部90の演算性能並びにモータ84の応答特性などを勘
案して最適に設定すればよい。
【0066】図20は、本実施の形態における制御プロ
グラムの要部(特に「駆動制御処理」)フローチャート
である。このフローチャートは、まず、上記粗サーチに
よる探索モードを実行して反射光86の角度θaを大ま
かに測定し、次いで、上記密サーチによる捕捉モードを
実行して反射光86の角度θaを精密に測定するという
ものである。
【0067】<探索モード>このモードでは、まず、Δ
θに10度をセットし、θSTARTに−90度をセットす
ると共に、ループカウンタCに0をセットするという初
期化処理を実行する(ステップS50)。次いで、スキ
ャン処理を実行する(ステップS51)。図21は、ス
キャン処理のサブルーチンフローである。このスキャン
処理では、θ START+Δθ×Cを演算し、その角度にな
るように受光ユニット81の旋回量を制御する(ステッ
プS51a)。
【0068】そして、θSTART+Δθ×C度(C=0、
1、2、3、・・・・)に向いたときの受光センサ82の出
力信号(Pd)を取り込み、そのサンプリング値iを図
22に示す配列テーブル92に格納(ステップS51
b)した後、Cを+1して更新し(ステップS51
c)、スキャンを完了するまで(すなわち、Cの値が粗
サーチ範囲の分割数(±90/10=18)に達するま
で)、ステップS51a以降を繰り返すと、配列テーブ
ル92に、C=0,1,2,3,・・・・、18の各々に対
応するiの値(i0,i1,i2,i3,・・・・、i18)が格
納される。
【0069】そして、スキャン完了を判定(ステップS
51dの“YES判定”)すると、配列テーブル92の
中からiの最大値を検索し、その最大値を変数imax
にセットするとともに、最大値を格納していた配列Cの
値をCmaxにセットして(ステップS51e)、ステ
ップS52の処理に移行する。
【0070】次に、imaxと所定のしきい値SL1と
を比較し(ステップS52)、imax>SL1でない
場合は、停止制御値(DL=0,DR=0)を出力して
ロボット80を停止(ステップS53)させる。一方、
imax>SL1である場合は、Ca=<Cmax<=
Cbの範囲にCmaxがあるか否かを判断する(ステッ
プS54)。ここにおいて、所定値Caは、ロボット8
0の進行方向(θ0=0度)に対応するCの値であり、
粗サーチを行っている場合は、Ca=6(すなわち、分
割数18の1/3の値)である。また、所定値Cbは、
ロボット80の進行方向(θ0=0度)に対応するCの
値であり、粗サーチを行っている場合は、Ca=12
(すなわち、分割数18の2/3の値)である。すなわ
ち、ほぼ前方向でimaxを検出したか否かステップS
54で判断し、検出したならばステップS55以降の補
足モードに移行する。また、検出できなければ再度ステ
ップS50の処理に戻る。
【0071】<捕捉モード>このモードでは、まず、Δ
θに1.5度をセットし、θSTARTに−15度をセット
すると共に、ループカウンタCに0をセットするという
初期化処理を実行する(ステップS55)。次いで、前
述と同様のスキャン処理(図21)を実行する(ステッ
プS56)。図21において、スキャン処理では、θ
START+Δθ×Cを演算し、その角度になるように受光
ユニット81の旋回量を制御する(ステップS51
a)。
【0072】そして、θSTART+Δθ×C度(C=0、
1、2、3、・・・・)に向いたときの受光センサ82の出
力信号(Pd)を取り込み、そのサンプリング値iを図
22に示す配列テーブル92に格納(ステップS51
b)した後、Cを+1して更新し(ステップS51
c)、スキャンを完了するまで(すなわち、Cの値が密
サーチ範囲の分割数(±15/1.5度=20)に達す
るまで)、ステップS51a以降を繰り返すと、配列テ
ーブル92に、C=0,1,2,3,・・・・、20の各々
に対応するiの値(i0,i1,i2,i3,・・・・、i20
が格納される。
【0073】そして、スキャン完了を判定(ステップS
51dの“YES判定”)すると、配列テーブル92の
中からiの最大値を検索し、その最大値を変数imax
にセットするとともに、最大値を格納していた配列Cの
値をCmaxにセットして(ステップS51e)、ステ
ップS57の処理に移行する。
【0074】次に、imaxと所定のしきい値SL1と
を再度比較し(ステップS57)、imax>SL1で
ない場合は、再び探索モードに復帰する一方、imax
>SL1である場合は、前進/旋回処理(図23)を実
行する(ステップS58)。
【0075】図23において、この前進/旋回処理で
は、まず、Cmaxが所定値Ccに一致するか否かを判
定する(ステップS58a)。ここに、所定値Ccは、
ロボット80の進行方向(θ0=0度)に対応するCの
値であり、密サーチを行っている場合は、Cc=10
(すなわち、分割数20の1/2の値)である。
【0076】今、Cmax=Cc、すなわち、Cmax
=10である場合は、密サーチ範囲の中央(0度)にi
maxが位置しているため、反射光の角度θaはロボッ
ト80の進行方向である。したがって、この場合は、前
進制御値(DL=1,DR=1)を出力してロボット8
0を前進(ステップS58b)させる。
【0077】一方、Cmax=Ccでない場合、すなわ
ち、Cmax=10でない場合は、密サーチ範囲の中央
(0度)以外にimaxが位置しているため、反射光の
角度θaはロボット80の右側または左側である。した
がって、この場合は、Cmaxが右側にあるか左側にあ
るかを、0=<Cmax<Ccの範囲にCmaxがある
か否かで判断する(ステップS58c)。すなわち、0
=<Cmax<Ccの範囲にCmaxがあれば、密サー
チ範囲の−15度から中央にimaxが位置しているた
めYes判定となり、0=<Cmax<Ccの範囲にC
maxが無ければ、密サーチ範囲の中央から+15度に
imaxが位置していると判断し、No判定となる。そ
して、この判断結果に応じ、左旋回制御値(DL=0,
DR=1)を出力してロボット80を左旋回(ステップ
S54d)させ、あるいは、右旋回制御値(DL=1,
DR=0)を出力してロボット80を右旋回(ステップ
S54e)させる。
【0078】このように、本実施の形態においても、ロ
ボット80は、床面などからの反射光86を追いかけな
がら自走し、たとえば、レーザポインタのような簡単な
光線発射具を用いて所望の道筋を指し示すだけで、離れ
た位置から容易に遠隔走行案内を行なうことができる。
したがって、以上の各実施の形態と同様の効果が得られ
るうえ、さらに、受光センサの数を1個にすることがで
き、光学系の構成を簡素化することができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1または請求項2記載の発明によ
れば、任意の操作対象の上に形成された、光線発射装置
から発射されたビーム光線の画像を含む二次元画像が撮
像され、この二次元画像に含まれる操作対象画像の座標
情報に基づいて、ロボットに対する前記操作対象の教示
が行われる。したがって、所望の操作対象の上にビーム
光線を照射するだけの簡単な操作で教示を行なうことが
でき、特別な訓練を必要とせずに、例えば、自走型ロボ
ットの走行案内を行なうことができる。請求項3記載の
発明によれば、光線発射装置から発射されるビーム光線
の変調状態を選択することにより、該選択された変調状
態に対応したコマンド信号をロボットに与えることがで
きる。したがって、請求項1または請求項2記載の発明
の作用効果に加えて、ロボットに対する様々な遠隔制御
を行なうことができる。請求項4記載の発明によれば、
受光センサで走路上の輝点を検知し、各々の受光センサ
の検知信号から輝点の方向を判定すると共に、その輝点
方向と移動方向とを差をなくすように移動方向を制御し
ながら移動するロボットを実現できる。請求項5記載の
発明によれば、移動方向スキャン可能にロボット本体上
に取り付けられた受光センサを用いて走路上の輝点を検
知し、該輝点検知時における前記受光センサのロボット
本体に対するスキャン角度から輝点の方向を判定し、そ
の輝点方向と移動方向とを差をなくすように移動方向を
制御しながら移動するロボットを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の全体的なシステム構成図で
ある。
【図2】受光ユニット15の制御部20で実行される操
作対象物認識プログラムのフローチャートである。
【図3】操作対象物までの距離と方向の演算概念図であ
る。
【図4】ロボット14の走行制御例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態における光線発射装置33の
構成図である。
【図6】受光ユニット15の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】第3の実施の形態におけるロボット14aの受
光ユニット15aの構成図である。
【図8】受光ユニット15aの制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】ロボットの走行制御例を示す図である。
【図10】第4の実施の形態におけるロボット51の走
行制御例を示す図である。
【図11】自走型ロボットの斜視図及び左側面図並びに
底面図である。
【図12】ロボット60の内部システム構成図及び右輪
駆動部71R(または左輪駆動部71L)の構成図であ
る。
【図13】制御部70の構成図及びその制御部70の内
部で実行される制御プログラムのフローチャートであ
る。
【図14】駆動制御処理の具体例を示す図である。
【図15】受光センサ67L、67C、67Rの感度特
性を示す図である。
【図16】iC>SL1、iL=iR<SL1、且つ、
iC>>iL=iRの場合の特性図である。
【図17】ロボット80の外観図及び受光ユニット82
の水平旋回運動の模式図である。
【図18】ロボット80の内部システム構成図及び受光
ユニット81の旋回動作中における受光センサ82の出
力信号(Pd)の強度iの変化特性図である。
【図19】粗サーチの概念図及び密サーチの概念図であ
る。
【図20】制御プログラムの要部(特に「駆動制御処
理」)のフローチャートである。
【図21】スキャン処理のサブルーチンフローである。
【図22】配列テーブル92の概念図である。
【図23】前進/旋回処理のサブルーチンフローであ
る。
【図24】従来技術におけるロボット3の走行制御例を
示す図である。
【符号の説明】
10 光線発射装置 11 ビーム光線 12 操作対象物(操作対象) 14 ロボット 14a(A) ロボット 14a(B) ロボット 18 二次元画像センサ 20 制御部(特定手段、生成手段、判別手段、発生
手段) 29 CCD画像(出力画像) 30 スポット画像 33 光線発射装置 45 ビーム光線 51 ロボット 60 ロボット 62 受光ユニット(検知手段) 67R 受光センサ 67C 受光センサ 67L 受光センサ 70 制御部(判定手段、移動制御手段) 80 ロボット 82 受光センサ 86 反射光(輝点) 90 制御部(探索手段、判定手段、移動制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 宣男 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 3C007 CS08 JU14 KS03 KS13 KT04 KX02 LS02 LS06 LS15 LV04 WA16 5H303 AA10 BB02 BB14 CC02 DD01 EE01 EE03 EE07 FF11 GG12 HH01 KK01 LL03 QQ09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作対象を含む画像を二次元画像センサ
    で撮像し、 該二次元画像センサの出力画像における前記操作対象の
    位置に対応する位置情報を特定し、 該特定された位置情報に基づいて、ロボットに対する前
    記操作対象の教示を行なうことを特徴とする、ロボット
    に対する操作対象の教示方法。
  2. 【請求項2】 光線発射装置から発射されたビーム光線
    が照射された操作対象を含む画像を撮像する二次元画像
    センサと、 前記二次元画像センサの出力画像における前記操作対象
    の位置に対応する位置情報を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定された位置情報に基づいて、
    ロボットに対する前記操作対象の教示情報を生成する生
    成手段と、 を備えたことを特徴とする、ロボットに対する操作対象
    の教示装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム光線が照射された操作対象画
    像の変調状態を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記ロボットに対
    する教示内容としてのコマンド信号を発生する発生手段
    とを備えたことを特徴とする、請求項2記載の、ロボッ
    トに対する操作対象の教示装置。
  4. 【請求項4】 走路上の輝点を認識し、該輝点の動きに
    追従して移動するロボットにおいて、 複数の受光センサと、 これら複数の受光センサの各々で前記輝点を検知する検
    知手段と、 この検知手段による結果より前記輝点の方向を判定する
    判定手段と、 この判定手段によって判定した方向を移動方向として制
    御する移動制御手段とを備えることを特徴とするロボッ
    ト。
  5. 【請求項5】 走路上の輝点を認識し、該輝点の動きに
    追従して移動するロボットにおいて、 移動方向にスキャン可能な受光センサと、 この受光センサで前記輝点の存在する位置を探索する探
    索手段と、 この探索手段による結果、前記輝点の存在する方向を判
    定する判定手段と、 この判定手段によって判定した方向を移動方向として制
    御する移動制御手段とを備えることを特徴とするロボッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記輝点は、オペレータが操作する光線
    発射装置からのビーム照射によって形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項4または請求項5いずれかに
    記載のロボット。
  7. 【請求項7】 前記輝点は、固定構造物に取り付けら
    れ、自在な方向にビームを照射可能な光線発射装置から
    のビーム照射によって形成されたものであることを特徴
    とする請求項4または請求項5いずれかに記載のロボッ
    ト。
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