JPH0972463A - 多孔管 - Google Patents

多孔管

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Publication number
JPH0972463A
JPH0972463A JP7330639A JP33063995A JPH0972463A JP H0972463 A JPH0972463 A JP H0972463A JP 7330639 A JP7330639 A JP 7330639A JP 33063995 A JP33063995 A JP 33063995A JP H0972463 A JPH0972463 A JP H0972463A
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JP
Japan
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tube
perforated
pipe
block
pipes
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Withdrawn
Application number
JP7330639A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakai
健司 中井
Seiji Ito
政治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0972463A publication Critical patent/JPH0972463A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に埋設される電力ケーブルや通信ケーブ
ルを挿通するための多孔管を軽量化することにより、軟
弱地盤などの地盤不良の場所においても、施工性を向上
させる。併せて、継手部の水密性を向上させる。 【解決手段】 発泡スチロール樹脂製のブロック10内
に、受挿構造を有する複数の内挿管20、20を内装す
る。前記内挿管20の一端部はブロック10の一端部か
ら食み出した継手部20aとする。この継手部20aが
内挿管20の他端の受入部21bと嵌合して、多数の多
孔管が直列に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設される
電力ケーブルや通信ケーブルを挿通するための多孔管に
関し、詳しくは軽量化を図ることにより、現場での施工
性を向上させ,併せて継手部の水密性を高めた多孔管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設される電力ケーブルや通信ケ
ーブルは、地下水などによって損傷することがないよう
にするため、保護管内に挿通されている。保護管には、
ケーブルを種類別に挿通する単管を多数、並列させる単
管集合方式がある。
【0003】単管集合方式は図10に示すように、施工
現場にて、石綿セメント管、硬質塩化ビニル管、鋼管、
遠心力鉄筋コンクリート管、強化プラスチック複合管な
どの単管110を、所定の断面を形成したスペーサ11
1などを用いて多数本、組み立てる方式である。特に、
硬質塩化ビニル管や強化プラスチック複合管を用いた単
管集合方式は、単管110の一端部に差し込みキャップ
112を装着し、この差し込みキャップ112内に単管
の他端部113を嵌入する。差し込みキャップ112内
にはゴムなどのパッキンを装着することにより、継手部
の水密性が確保される。また、単管110の他端部11
3が差し込みキャップ112内で移動できる余裕がある
ため、地盤変移によって他端部113が差し込みキャッ
プ112から抜け出ることもないといった長所がある。
【0004】しかし、単管集合方式は、施工現場での組
み立て作業に工数がかかってしまう。すなわち、単管1
10を1本だけ埋設するには、特開昭58−88286
号公報に開示された発明を利用することができるが、多
数の単管110,110…を埋設するには、作業者が作
業できる広い空間Sを掘削する必要がある。このような
方法では近年の工期の短縮化、省力化、低廉化などの要
請に応えることができないといった不具合がある。
【0005】このため近年では、上記要請に応えること
ができるようにした多孔管一体方式と呼ばれる保護管が
多く採用されている。この多孔管一体方式の保護管は、
JISC 3653「電力用ケーブルの地中埋設の施工法」に規
定された多孔陶管やこれに準じた多孔コンクリート管な
どの多孔管を使用するものである。多孔管120は図1
1に示すように、セラミックやコンクリートなどのブロ
ック121に複数の通孔122を同一方向に穿設したも
ので、各通孔122内にそれぞれの種類ごとのケーブル
(図示せず)を挿通する。
【0006】市販されている多孔管120は、通孔12
2の数が2孔から9孔まで、通孔122の内径が54mmか
ら200mm まで、ブロック121の高さが115mm から382m
m まで、ブロック121の幅が242mm から382mm まで多
種類、揃えられている。また、この多孔管120は長さ
が600mm の標準管と、長さが100mm や150mm などの調節
管を組み合わせることができるようにしてある。さらに
曲率半径の異なる彎曲させた多孔管120を組み合わせ
ることができるようにもされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】多孔管一体方式は単管
集合方式に比較して、現場における組み立て作業がなく
なるだけでなく、コンパクトであるから、多孔管120
を埋設するための収容溝が小さくてすむ。したがって、
作業するための空間を広く掘削する必要がないという利
点がある。
【0008】しかし、多孔管120は材質がセラミック
やコンクリートであるため、単位体積当たりの重量が大
きく、軟弱地盤などの地盤不良の施工現場においては、
予め地盤の改良や基礎の補強などの対策を講じなければ
ならない。したがって、多孔管一体方式においても、地
盤の改良や基礎の補強などの対策を講じなければならな
い場所においては、必ずしも、工期の短縮化や省力化が
図られているとはいえなかった。
【0009】また、多孔管120の継手部は、各通孔1
22を個別に止水するのではなく、多孔管120の外周
辺部のみ当接するゴムパッキン(図示せず)を配置し、
ボルト締めによりパッキンを圧縮させて止水している。
したがって、施工が不均一であると、継手部の水密性能
を確保することができない。すると、多孔管120の通
孔122内に地下水などが浸透し、通孔122内を挿通
しているケーブルを損傷させてしまう。
【0010】さらに、多孔管120はボルト締めによっ
て連結するものであり、単管集合方式のように、単管1
10の他端部113が差し込みキャップ112内で移動
できるものではないため、地盤変位による抜け出しには
対応できない。さらに多孔管120は材質がセラミック
やコンクリートなどであり、可撓性がないため、耐震性
を有していないといった課題もあった。
【0011】そこで、本発明は施工現場での作業性に優
れ、しかも止水機能を有し、継手部での水密性を確保す
ることができる多孔管を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、発泡樹脂製のブロック内に、他の管と
接続可能な受構造あるいは挿構造を有する複数の内挿管
を内装したことを特徴とする多孔管である。
【0013】上記目的を達成するための第2の手段は、
上記第1の手段に記載の多孔管において、内挿管の受構
造または挿構造を備えた一端部あるいは両端部を、ブロ
ックの一端面から食み出し、他の管と嵌合することを特
徴とする多孔管である。
【0014】上記目的を達成するための第3の手段は、
上記第1の手段又は第2の手段に記載の多孔管におい
て、内挿管を、ブロック内に複数本、軸方向にずらして
平行移動させた位置に内装し、内挿管の露出するブロッ
クの端面には段差面を形成したことを特徴とする多孔管
である。
【0015】上記目的を達成するための第4の手段は、
上記第1の手段乃至第3の手段のいずれか一つに記載の
内挿管に分岐部又は曲がり部を形成したことを特徴とす
る多孔管である。
【0016】上記目的を達成するための第5の手段は、
上記第一の手段乃至第4の手段のいずれか一つに記載の
多孔管において、ブロックの底面から上面に貫通する貫
通孔を設けたことを特徴とする多孔管である。
【0017】上記目的を達成するための第6の手段は、
上記第一の手段乃至第5の手段のいずれか一つに記載の
多孔管において、内挿管を露出させ、露出した内挿管に
分岐管継手を取り付けて分岐部を形成することを特徴と
する多孔管である。
【0018】(作用)上記第1の手段によれば、発泡樹
脂製のブロック内に複数の内挿管を内装したことによ
り、施工現場で単管を組み立てる作業は不要である。し
かも、内挿管を内装するブロックは発泡樹脂製で軽量で
あるため、施工現場での地盤改良や基礎補強の対策を講
じる必要もない。
【0019】上記第2の手段によれば、受構造または挿
構造を備えた一端部あるいは両端部をブロックの一端面
から食み出させることにより、当該部分が継手部となっ
て他の内挿管等の受構造または挿構造が嵌合することが
できる。
【0020】上記第3の手段によれば、ブロックの段差
面が重なって接合するように多数の多孔管を連結する
と、段差面に分布荷重が加えられる状態となり、内挿管
の連結部分に集中荷重が加わらず、その連結部分が損傷
しにくくなる。
【0021】上記第4の手段によれば、内挿管に分岐部
又は曲がり部を形成したことにより、丁字路や曲がり角
においても本多孔管を多数、連結することができる。
【0022】上記第5の手段によれば、ブロックの底面
から上面に貫通する多数の貫通孔を設けたことにより、
多孔管の浮力が小さくなり、多孔管が浮上して破損する
ようなことを低減できる。
【0023】上記第6の手段によれば、ブロックが発泡
樹脂製であるので、ブロックの表面から内挿管に向けて
穴を掘り、内挿管を露出させることは容易である。従っ
て、この露出した内挿管に分岐継手を取り付けることに
より、ケーブルを管路途中の任意の箇所で取り出すこと
が容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図1ないし
図9を参照して説明する。図1は、本発明に係る多孔管
の一部断面斜視図である。図2は、同じく本発明に係る
多孔管の要部拡大断面図である。図3は、別の実施例に
係る多孔管の断面図であり、(a)は側面図、(b)は
正面図である。図4は、さらに別の実施例に係る多孔管
の断面図であり、(a)は側面図、(b)は正面図であ
る。図5は、さらに別の実施例に係る多孔管の断面図で
ある。図6は、図5の実施例の使用状態を示す断面図で
ある。図7は、さらに別の実施例に係る多孔管の断面図
であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。図
8と図9は、さらに別の実施例に係る多孔管の断面図で
ある。
【0025】本発明に係る多孔管1は、発泡スチロール
や発泡ウレタン、発泡エチレン、発泡ポリ塩化ビニルな
どの発泡樹脂からなるブロック10内に受構造と挿構造
を有する複数の内挿管20,20…を内装したことを特
徴とするものである。内挿管20の受構造と挿構造は、
ブロック10の一端面から食み出した継手部21と、ブ
ロック10の他端面から食み出さない受入部22とから
構成する。受入部22は前記継手部21を嵌入するもの
であり、継手部21を嵌入する分だけ拡径する。
【0026】また、受入部22内には止水機能を発揮さ
せるためのゴム輪などのパッキン23を装着することに
より、水密性を確保する。受入部22のパッキン23を
装着する部分には溝を形成しておき、パッキン23によ
って受入部22の内面が狭窄されないようにする。ま
た、パッキン23の奥側は図2に示すように、嵌入した
継手部21が受入部22から抜け出にくいように、およ
び水密性をより高めるためにリップ形状が形成されてい
る。
【0027】内挿管20として硬質塩化ビニル管を使用
すると、硬質塩化ビニルは可撓性を有するため、継手部
21での水密性能や地盤変位による抜け出しを防止する
ことができる。ただし、内挿管20は鋼管や遠心力鉄筋
コンクリート管、強化プラスチック複合管などを使用す
ることもできる。内挿管20が難燃性を有していると、
内挿管20内に挿通したケーブル(図示せず)が発熱し
ても、多孔管1が損傷しないようにすることができる。
【0028】したがって、内挿管20を内装するブロッ
ク10も難燃性の発泡樹脂製とする。発泡樹脂の一例で
ある発泡スチロール樹脂の特性は密度が 0.012〜 0.020
t/m3程度とする他、単位体積重量や5%歪圧縮強度、許
容圧縮応力は、表1に示すようなものが望ましい。
【0029】
【表1】
【0030】図1に示す多孔管1は、内径が150mm の4
本の内挿管20,20…を、長さが1mの発泡スチロー
ル樹脂製の立方体のブロック10に内装したもので、重
量は39.8kgf である。同仕様の従来の多孔陶管は、重量
が127kgfであるから、本発明に係る多孔管1は従来の1/
3 以下に軽減されている。したがって、本発明に係る多
孔管1を施工する場所が、軟弱地盤などの不良箇所であ
っても、地盤改良や基礎補強などの対策を講じる必要が
ない。
【0031】このような多孔管1は施工現場において、
継手部21が受入部22に嵌入するように直列に接続す
る。継手部21は受入部22内のパッキン23と密着す
るため、この継手部21において、水密性能が確保され
る。また、地盤変位によって多孔管1が長さ方向にずれ
ても、継手部21が受入部22内に嵌入しているため、
抜け出しにも対応できる。パッキン23は可撓性があ
り、衝撃を吸収できるため、耐震性能も有している。
【0032】次に、本発明に係る多孔管1の変形例を図
3及び図4を参照して説明する。図3に示す多孔管1
は、ブロック10を上部11と下部12とで段差面13
を設けたことを特徴とするものである。この段差面13
が重なって接合するように多数の多孔管1を連結する
と、この段差面13に外力が加えられても、段差面13
に分布荷重が加えられた状態となるため、一方の多孔管
1の継手部21と他方の多孔管1の受入部22との連結
部には集中荷重が加わらず、継手部21は損傷しにくく
なる。
【0033】また、図4に示した多孔管1は、丁字路や
曲がり角においても多数、連結することができるように
内挿管20に分岐部25又は曲がり部26を設けたこと
を特徴とするものである。分岐部25や曲がり部26の
位置や形状などは図示したものに限定するものではな
く、分岐部25のみ又は曲がり部26のみの多孔管1と
することもできる。ただし、どのような多孔管1であっ
ても、内挿管20には端面から食み出した継手部21と
継手部21を嵌入する受入部22を形成する。
【0034】上記した多孔管1は、内挿管20の継手部
21がブロック10の一端面から食み出したものである
が、図5に示す多孔管1のように内挿管20の受入部2
2のみをブロック10の一端面から食み出させることも
できる。この場合は内挿管20の継手部21はブロック
10の一端面から食み出させず、継手部21の周囲のブ
ロック10に凹部14を形成する。そして、多数の多孔
管1を連結するときは、図6に示すように一方のブロッ
ク10の受入部22を他方のブロック10の凹部14内
に挿入する。すると、他方のブロック10の継手部21
が一方のブロック10の受入部22内に嵌入され、2つ
の多孔管1,1が水密性を確保しつつ連結される。
【0035】次に、本発明に係る多孔管1のさらに別の
変形例を図7を参照して説明する。図7に示す多孔管1
は、ブロック10の底面から上面に貫通する多数の貫通
孔15、15を設けたことを特徴とするものである。こ
の貫通孔15の孔径と孔間隔は、ブロック10の強度を
損なわないように適宜設計されるものであるが、好まし
い範囲としては、貫通孔15の孔径は10mm前後で、
また、孔間隔は内挿管20の管軸方向に300〜500
mm、管軸と直角方向には200〜300mmである。
上記ブロック10の底面から上面に貫通する多数の貫通
孔15、15を設けたことにより、多孔管1の浮力が小
さくなり、多孔管1が浮上して破損するようなことを低
減できる。
【0036】次に、本発明に係る多孔管1のさらに別の
変形例を図8と図9を参照して説明する。図8に示した
多孔管1は、内挿管20に60°分岐管継手30を取り
付けて分岐部を形成したものであり、図9に示した多孔
管1は、内挿管20に二股になった別の分岐管継手31
を取り付けて分岐部を形成したものである。図8と図9
の多孔管1は、いずれも発泡樹脂製のブロック10の表
面から内挿管20に向けて穴16を堀り、内挿管20の
一部を露出させ、この内挿管20に孔(図示省略)を明
け、この孔の周囲にサドル付きの分岐管継手30と31
を接着固定して取り付け、分岐部を形成したものであ
る。
【0037】上記穴16を掘る際、ブロック10は発泡
樹脂製であるので、例えば、熱線で切り取る等により、
ブロック10の表面から内挿管20に向けて穴16を掘
ることは容易である。従って、この穴16の中の露出し
た内挿管20に分岐管継手30、もしくは分岐管継手3
1を取り付けることにより、ケーブル40を管路途中の
任意の箇所で取り出すことが容易となる。
【0038】本発明は上記実施例に限定することなく、
本発明の要旨内において設計変更することができる。例
えば、図4に示した多孔管にも図2に示したような段差
面を形成することもできる。また、受入部にはパッキン
を装着しないで、接着剤によって継手部と受入部とを接
続することもできる。さらに、ブロックの側面形状は四
角形に限らず、丸形や馬蹄形であっても実施することが
できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、内挿管
を内装するブロックを単位体積重量の小さい発泡樹脂製
としたことにより、多孔管の軽量化を図ることができ
る。したがって、多孔管を施工する場所が軟弱地盤など
の地盤不良であっても、地盤改良や基礎補強の対策工を
講じる必要がないため、工期の短縮化、省力化を図るこ
とができる。しかも、多孔管であるから、単管集合方式
と異なり、作業空間が広くなくてもよいといった多孔管
一体方式の利点は維持される。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、内挿管に
形成した継手部が他端の受入部に嵌入されることによ
り、各内挿管ごとに継手部の水密性が確保される。した
がって、内挿管の内部に地下水などが浸透して、内挿管
内を挿通しているケーブルを損傷させることを防止する
ことができる。また、継手部が受入部内で移動できるた
め、地盤変位による抜け出しにも対応し、水密性を維持
することができる。さらに、内挿管に可撓性を有したも
のを採用した場合には、本発明に係る多孔管は耐震性能
を有する。したがって、地震が起きても、多孔管の内挿
管内を挿通しているケーブルが切断されることを防止す
ることもできる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、ブロック
の端面に段差面を形成したことにより、内挿管の連結部
に集中荷重が加えられることがなくなるため、内挿管の
連結部が損傷しにくくなる。したがって、本発明に係る
多孔管を使用することにより、補修の手間を少なくさせ
ることができる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、内挿管に
分岐部又は曲がり部を形成したことにより、丁字路や曲
がり角においても、本多孔管を多数、連結することがで
きるため、汎用性を高めることができる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、ブロック
の底面から上面に貫通する多数の貫通孔を設けたことに
より、多孔管の浮力が小さくなり、地下水位の高い地盤
に施工しても、多孔管が浮上して破損するようなことを
低減できる。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、ブロック
が発泡樹脂製であるので、ブロックの表面から内挿管に
向けて穴を掘ることは容易である。従って、この穴の中
の露出した内挿管に分岐継手を取り付けることにより、
ケーブルを管路途中の任意の箇所で取り出すことが容易
となって、設計変更や補修工事に便利である。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多孔管の一部断面斜視図である。
【図2】本発明に係る多孔管の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の別の実施例に係る多孔管の断面図であ
り、(a)は側面断面図、(b)は正面断面図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例に係る多孔管の断面
図であり、(a)は側面断面図、(b)は正面断面図で
ある。
【図5】本発明のさらに別の実施例に係る多孔管の断面
図である。
【図6】図5の実施例に係る多孔管の使用状態を示す断
面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例に係る多孔管の断面
図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例に係る多孔管の断面
図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例に係る多孔管の断面
図である。
【図10】従来の単管集合方式の斜視図である。
【図11】従来の多孔管一体方式の断面図である。
【符号の説明】
1 多孔管 10 ブロック 13 段差面 14 凹部 15 貫通孔 16 穴 20 内挿管 21 継手部 25 分岐部 26 曲がり部 30、31 分岐管継手

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡樹脂製のブロック内に、他の管と接
    続可能な受構造あるいは挿構造を有する複数の内挿管を
    内装したことを特徴とする多孔管。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多孔管において、内挿
    管の受構造または挿構造を備えた一端部あるいは両端部
    を、ブロックの一端面から食み出し、他の管と嵌合する
    ことを特徴とする多孔管。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の多孔管におい
    て、内挿管を、ブロック内に複数本、軸方向にずらして
    平行移動させた位置に内装し、内挿管の露出するブロッ
    クの端面には段差面を形成したことを特徴とする多孔
    管。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の
    内挿管に分岐部又は曲がり部を形成したことを特徴とす
    る多孔管。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の
    多孔管において、ブロックの底面から上面に貫通する多
    数の貫通孔を設けたことを特徴とする多孔管。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
    多孔管において、内挿管を露出させ、露出した内挿管に
    分岐管継手を取り付けて分岐部を形成することを特徴と
    する多孔管。
JP7330639A 1995-06-26 1995-12-19 多孔管 Withdrawn JPH0972463A (ja)

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JP7330639A JPH0972463A (ja) 1995-06-26 1995-12-19 多孔管

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JP15910095 1995-06-26
JP7-159100 1995-06-26
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JP (1) JPH0972463A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008037962A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-03 Technip France S.A. Termination assembly for a steel tube umbilical
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