JPH0972347A - 弾性軸継手 - Google Patents

弾性軸継手

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JPH0972347A
JPH0972347A JP7230059A JP23005995A JPH0972347A JP H0972347 A JPH0972347 A JP H0972347A JP 7230059 A JP7230059 A JP 7230059A JP 23005995 A JP23005995 A JP 23005995A JP H0972347 A JPH0972347 A JP H0972347A
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JP
Japan
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shaft
damper
spring constant
cylindrical
elastic
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JP7230059A
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English (en)
Inventor
Kenichi Aota
健一 青田
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0972347A publication Critical patent/JPH0972347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/124Elastomeric springs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ネジリばね定数の2段特性をもつ弾性軸継手
を、簡単な構造として低廉に製作できるようにするこ
と。 【解決手段】筒軸1とシャフト2との間に低ばね定数の
第1ダンパー3を設け、第1ダンパー3と軸方向で異な
る位置においてシャフト2の外周に高ばね定数の筒状の
第2ダンパー4を外嵌固定し、第2ダンパー4の外周に
設けられる突起4b1 ,4b1 を筒軸1に設けてある切
欠き部1b,1bに対して回転方向の遊びを持つ状態で
係合している。路面振動は微小角度の相対回転となり、
これは第1ダンパー3が弾性変形して低ばね定数の状態
でフラッター吸収する。ハンドルを回転操作すると第2
ダンパー4も弾性変形し、第2ダンパー4の突起4b
1 ,4b1 が筒軸1の切欠き部1b,1bに当接するこ
とで高ばね定数の状態となり、操安性確保を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸状の二本の軸
を回転方向に弾性的な遊びをもつ状態に結合する弾性軸
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾性軸継手は、例えば図7に示
すように、自動車の操向機構部に用いられており、車輪
からハンドルへの振動伝達を遮断するとともに、ダンパ
ーのねじれを利用してハンドル操作に弾性的な遊びをも
たせるものである。図7において、50はハンドル、5
1はステアリングシャフト、52はステアリングギア装
置(パワーステアリング装置)の入力軸、53,54は
ユニバーサルジョイント、55は弾性軸継手である。
【0003】弾性軸継手55の従来例を、図8に示す。
図中、56は筒軸、57はシャフト、58はダンパー、
59はストッパーピンである。
【0004】筒軸56は、下側のユニバーサルジョイン
ト54の一方のヨーク54aと一体に形成されており、
筒軸56の端部には、直径方向に貫通する二つの貫通孔
56a,56aが形成されている。
【0005】シャフト57は、上側のユニバーサルジョ
イント53の一方のヨーク53aと一体に形成されてい
る。
【0006】ダンパー58は、金属製の内筒58aと外
筒58bとの間にゴムなどの円筒状の弾性体58cを焼
き付けた構造である。このダンパー58の内筒58aが
シャフト57に対して外嵌圧入され、外筒58bが筒軸
56に対して内嵌圧入されている。
【0007】ストッパーピン59は、その中間部がシャ
フト57およびダンパー58に対して直径方向に貫通す
る状態で固定されており、その突出する両端部が、筒軸
56の二つの貫通孔56a,56aにそれぞれ所要隙間
を介して挿入されている。
【0008】次に、動作を説明する。シャフト57が回
転すると、ダンパー58の内筒58aおよびストッパー
ピン59が一体的に回転し、内筒58aと一体の弾性体
58cに弾性的なねじりが与えられる。この弾性体58
cのねじり反力が外筒58bに伝わり、ダンパー58の
外筒58bが回転を開始し、これに伴って外筒58bと
一体の筒軸56も回転を開始する。この後、シャフト5
7と一体のストッパーピン59が筒軸56の貫通孔56
a,56aの孔縁に当たると、シャフト57から筒軸5
6に対して直接的に剛に回転力が伝わる。
【0009】すなわち、操作感覚として、回転を開始す
ると、回転角の増加に伴って次第に弾性的な反力が手応
えとしてあり、最終的には剛なる手応えがある。したが
って、ハンドル操作がしやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、弾性軸継手
55には、フラッター吸収と操安性確保の2つの機能が
要求される。フラッターとは、タイヤとサスペンション
の共振によるハンドル50の回転方向振動のことであ
る。操安性とは、操縦安定性のことで、ハンドル50を
回転操作したときに明確な手応えがあることである。
【0011】ところで、フラッター吸収は、舵角が0°
から微小角度(1°程度)の領域で機能するものであ
り、ネジリばね定数としては低ばね定数が良い。それに
対して、操安性確保は、微小角度(1°程度)から2〜
3°程度の領域で機能するものであり、ネジリばね定数
としては高ばね定数が良い。
【0012】従来の弾性軸継手55では、ダンパー58
の弾性体58cのネジリばね定数を1段特性としている
ために、フラッター吸収と操安性確保とを両立させにく
いことが指摘される。
【0013】前述のネジリばね定数の1段特性を図9に
示す。横軸は筒軸とシャフトとの相対回転角を示し、縦
軸は伝達トルクを示す。ハンドルの時計方向回転をプラ
スとし、反時計方向回転をマイナスとする。−2.5°
〜2.5°の領域において筒状ダンパー58が弾性変形
する。−2.5°よりも大きく左回転したとき、および
2.5°よりも大きく右回転したときは、シャフト57
と一体のストッパーピン59が筒軸56の貫通孔56a
の縁に当接して、シャフト57と筒軸56とが一体とな
り、筒状ダンパー58の弾性変形はきかなくなる。それ
が、図9の1段特性の外側において急激に立ち下がり、
また立ち上がるラインc1 ,c2 となっている。
【0014】−2.5°〜2.5°の領域において、−
1°〜1°の領域aはフラッター吸収に関係し、−2.
5°〜−1°の領域b1 および1°〜2.5°の領域b
2 は操安性確保に関係するが、従来技術の場合、領域
a,b1 ,b2 の区別なく、−2.5°〜2.5°の全
領域でネジリばね定数が一定で1段特性であるため、フ
ラッター吸収と操安性確保とが両立しないのである。フ
ラッター吸収を良くするためにネジリばね定数を低ばね
定数とすると、操安性確保が悪くなる。逆に、操安性確
保を良くするためにネジリばね定数を高ばね定数にする
と、フラッター吸収が悪くなる。なお、±1°、±2.
5°は一例として挙げたもので、これは普遍的なもので
はなく、車種によって変わるものである。
【0015】ダンパーのネジリばね定数を2段特性とな
るように工夫すれば、フラッター吸収と操安性確保とを
両立させることができる。このことを目的として提案さ
れたものに実開昭55−122534号公報がある。こ
の公報の内容について、図10、図11を参照して説明
する。図10は分解状態の斜視図、図11は断面図であ
る。
【0016】この弾性軸継手71も、図示しないヨーク
と一体の筒軸(管軸)72と、この筒軸72内に嵌挿さ
れた中実のシャフト73と、両者間に介在した弾性体7
4とから成り立っている。シャフト73の端部には放射
状に突出する3つのアーム73a,73b,73cを一
体的に設けてある。一方、筒軸72にはそれらのアーム
に対して適当な隙間をもって嵌合する凹部72a,72
b,72cが一体的に形成されている。第1のアーム7
3aと対応する凹部72aの内壁面との間に弾性体74
a,74aを密接状態で介在してある。第2のアーム7
3bと対応する凹部72bとの間には僅かな隙間C1
1 をおいて弾性体74b,74bが介在してある。第
3のアーム73cと対応する凹部72cとの間はより大
きな隙間C2 ,C2 があり、弾性体は介在されていな
い。
【0017】このような構造により、図12に示すよう
に、ネジリばね定数の特性としては、AからBまでの微
小舵角範囲では弾性体74aが弾性変形し低ばね定数と
なり、Bに達して図11の隙間C1 がなくなり、Bから
Cまでの舵角範囲では弾性体74bも弾性変形して高ば
ね定数となる。Cに達すると図11の隙間C2 がなくな
ってトルクは剛に伝わる。
【0018】この公報のものでは、弾性体がネジリばね
定数の2段特性をもつので、フラッター吸収と操安性確
保とを両立させることができるけれども、その両立を図
るための構造が図示のとおりきわめて複雑なものとなっ
ており、製作が困難であるとともにコストが非常に高い
ものになるという問題を有している。
【0019】したがって、本発明は、ネジリばね定数の
2段特性をもつ弾性軸継手を、簡単な構造として低廉に
製作できるようにすることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の弾性軸継
手は、筒軸とこれに同心状に内挿されるシャフトとの間
に低ばね定数の筒状の第1ダンパーが設けられ、この第
1ダンパーと軸方向で異なる位置において前記シャフト
の外周に高ばね定数の筒状の第2ダンパーが外嵌固定さ
れ、この第2ダンパーの外周に設けられてある突起が前
記筒軸に対して回転方向の遊びを持つ状態で係合されて
いる。
【0021】本発明の第2の弾性軸継手は、筒軸とこれ
に同心状に内挿されるシャフトとの間に低ばね定数の筒
状の第1ダンパーが設けられ、この第1ダンパーと軸方
向で異なる位置において前記シャフトの外周に高ばね定
数の筒状の第2ダンパーが外嵌固定され、この第2ダン
パーの外周に設けられてある突起が前記筒軸に対して回
転方向の遊びを持つ状態で係合され、前記シャフトの外
周に径方向外向きに突出するストッパーが設けられ、こ
のストッパーが前記筒軸に対して前記遊びよりも所要量
大きな回転方向の遊びを持つ状態で係合されている。
【0022】このように本発明では、低ばね定数の第1
ダンパーと高ばね定数の第2ダンパーとを軸方向に並設
することにより、ネジリばね定数として2段特性をもた
せている。つまり、従来例に比べて簡単な構造としなが
ら、フラッター吸収と操安性確保を両立できるようにな
る。
【0023】なお、前述の弾性軸継手において、第2ダ
ンパーの突起と筒軸との係合部分には、弾性体を介入す
ることができる。この場合、ゴムの緩衝作用により接触
時の異音を防止する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1ないし
図6に示す実施例に基づいて説明する。図1ないし図6
は本発明の一実施例にかかり、図1は弾性軸継手を縦方
向に切断した断面図、図2は弾性軸継手の横方向での一
部破断の断面図、図3は図1における(3)−(3)線
矢視の断面図、図4は図1における(4)−(4)線矢
視の断面図、図5は図1における(5)−(5)線矢視
の断面図、図6は弾性軸継手のネジリばね定数の2段特
性を示す図である。
【0025】図において、1はユニバーサルジョイント
を構成するヨーク1aを一体的に有している金属製の筒
軸、2は別のユニバーサルジョイントから延出されて筒
軸1に軸方向から内嵌されたシャフト、3は低ばね定数
の筒状の第1ダンパー、4は高ばね定数の筒状の第2ダ
ンパー、5はストッパーであり、第1ダンパー3と第2
ダンパー4は筒軸1とシャフト2との間において軸方向
隣り合わせに配置されている。
【0026】筒軸1の端部において180度対向する2
箇所には、軸方向一方へ開放するU字状の切欠き部1
b,1bが形成されている。切欠き部1b,1bは第2
ダンパー4に対応する位置に形成されている。
【0027】第1ダンパー3は、金属製の内筒3aと外
筒3bと、これら両筒間に焼き付けにより固着されたゴ
ムなどの弾性体3cとからなっている。第1ダンパー3
の内筒3aはシャフト2に対して圧入により外嵌固定さ
れており、外筒3bは筒軸1に対して圧入により内嵌固
定されている。
【0028】第2ダンパー4も第1ダンパー3と同様
に、金属製の内筒4aと外筒4bと、これら両筒間に焼
き付けにより固着されたゴムなどの弾性体4cとからな
っている。第2ダンパー4の内筒4aはシャフト2に対
して圧入により外嵌固定されており、外筒4bは筒軸1
に対して僅かな隙間6を介して内嵌されている。第2ダ
ンパー4の外筒4bの180度対向する2箇所には、筒
軸1の切欠き部1b,1bに対して回転方向の遊びを持
つ状態に係合する突起4b1 ,4b1 が一体的に形成さ
れている。この実施例では、各突起4b1 ,4b1 の周
方向両側の外側面にゴム4b2 ,4b2 ‥が焼き付けに
より固着されていて、これらのゴム4b2,4b2 ‥が
切欠き部1b,1bの内側面に対して当接するようにな
っている。つまり、前述の回転方向の遊びは、ゴム4b
2 ,4b2 ‥の弾性特性により定まる。
【0029】ストッパー5は、環状に形成されたもの
で、シャフト2に対して外嵌されて、その嵌合部分が溶
接7により固着されている。このストッパー5の外周に
おいて180度対向する2箇所には、径方向外向きの突
起5a,5aが形成されており、この突起5a,5a
は、筒軸1の切欠き部1b,1bに対して周方向の隙間
8を持つ状態で係合されている。この隙間8は、上記第
2ダンパー4での遊びよりも大きく設定されている。
【0030】以上のように構成された弾性軸継手は、図
6に示すように、ネジリばね定数の2段特性をもつ。横
軸は筒軸1とシャフト2との相対回転角(deg)を示
し、縦軸は伝達トルク(N・m)を示す。
【0031】−1°〜1°の領域aでは、第1ダンパー
3が機能するが、第2ダンパー4は機能しない。第1ダ
ンパー3における内筒3aはシャフト2に圧入され、外
筒3bは筒軸1に圧入されているから、−1°〜1°の
領域aにおいてすでに内筒3aと外筒3bとの間の弾性
体3cに応力が働き、それが弾性体3cの弾性変形によ
り吸収されることになる。この領域aでは第2ダンパー
4が機能しないので、図6の特性曲線で勾配は小さくて
ネジリばね定数は低ばね定数となっており、タイヤとサ
スペンションの振動などを弾性体3cで吸収してハンド
ルに伝わるのを良好に防止する。すなわち、フラッター
吸収の機能を充分に発揮する。
【0032】−2.5°〜−1°の領域b1 および1°
〜2.5°の領域b2 では、第1ダンパー3とともに第
2ダンパー4が機能する。第2ダンパー4の外筒4bの
突起4b1 ,4b1 の外側面のゴム4b2 ,4b2 が筒
軸1の切欠き部1b,1bの内側面に強く当接し、その
結果として、第2ダンパー4の内筒4aと外筒4bとの
間の弾性体4cに応力が働くことになる。併せて、第1
ダンパー3の弾性体3cにも応力が働いている。したが
って、図6の特性曲線で勾配は大きくてネジリばね定数
は高ばね定数となり、ハンドルを回転操作したときに明
確な手応えがあり、操安性確保を達成している。そし
て、ゴム4b2 ,4b2 の緩衝作用により異音の発生を
防止している。
【0033】なお、−2.5°を越える領域および2.
5°を越える領域では、ストッパー5の突起5a,5a
が筒軸1の切欠き部1b,1bに当接して、シャフト2
から筒軸1に対して回転力を剛的に伝達することにな
る。
【0034】このように、本実施形態によれば、フラッ
ター吸収と操安性確保の両立を図ることができていると
ともに、従来技術に比べて、構造がはるかに簡単であ
り、製作が容易でコストも安くすることができる。
【0035】なお、ネジリばね定数が変化する点の角度
±1°、±2.5°は一例として挙げたものにすぎず、
この角度は車種その他の条件によって変化する。
【0036】上記実施例において、突起4b1 ,4b1
の外側面に固着してあるゴム4b2,4b2 は、切欠き
部1b,1bの内側面に固着してもよい。また、ゴム4
2,4b2 を省略して、突起4b1 ,4b1 と切欠き
部1b,1bとの間に隙間を設けてもよい。
【0037】また、第1ダンパー3は、金属製の内筒3
aと外筒3bを省略し、弾性体3cのみで構成し、この
弾性体を筒軸1とシャフト2とに圧入してもよい。さら
に、第2ダンパー4は、金属製の内筒4aを省略しても
よい。また、筒軸1のU字状の切欠き部1b,1bは、
長孔としてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の弾性軸継手では、ネジリばね定
数の2段特性をもたせることによりフラッター吸収と操
安性確保とを両立させるための構造を従来例に比べて簡
単なものとしてあるので、製作を容易にしかつコストも
安くすることができる。
【0039】特に請求項3のように、弾性軸継手におい
て第2ダンパーの突起と筒軸との係合部分に弾性体を設
ければ、その緩衝作用により接触時の異音を防止し、操
作感覚を良好なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弾性軸継手を縦方向に
切断した断面図
【図2】同実施例の弾性軸継手の横方向での一部破断の
断面図
【図3】図1における(3)−(3)線矢視の断面図
【図4】図1における(4)−(4)線矢視の断面図
【図5】図1における(5)−(5)線矢視の断面図
【図6】同実施例の弾性軸継手のネジリばね定数の2段
特性を示す図
【図7】自動車の操向機構部を示す側面図
【図8】従来例の弾性軸継手の断面図
【図9】図8の弾性軸継手のネジリばね定数の1段特性
を示す図
【図10】別の従来例の弾性軸継手の分解状態の斜視図
【図11】図10の弾性軸継手の断面図
【図12】図10の弾性軸継手のネジリばね定数の2段
特性を示す図
【符号の説明】
1 筒軸 1b 切欠き部 2 シャフト 3 第1ダンパー 3a 内筒 3b 外筒 3c 弾性体 4 第2ダンパー 4a 内筒 4b 外筒 4b1 突起 4b2 ゴム 4c 弾性体 5 ストッパー 5a 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒軸とこれに同心状に内挿されるシャフ
    トとの間に低ばね定数の筒状の第1ダンパーが設けら
    れ、 この第1ダンパーと軸方向で異なる位置において前記シ
    ャフトの外周に高ばね定数の筒状の第2ダンパーが外嵌
    固定され、この第2ダンパーの外周に設けられてある突
    起が前記筒軸に対して回転方向の遊びを持つ状態で係合
    されている、ことを特徴とする弾性軸継手。
  2. 【請求項2】 筒軸とこれに同心状に内挿されるシャフ
    トとの間に低ばね定数の筒状の第1ダンパーが設けら
    れ、 この第1ダンパーと軸方向で異なる位置において前記シ
    ャフトの外周に高ばね定数の筒状の第2ダンパーが外嵌
    固定され、この第2ダンパーの外周に設けられてある突
    起が前記筒軸に対して回転方向の遊びを持つ状態で係合
    され、 前記シャフトの外周に径方向外向きに突出するストッパ
    ーが設けられ、このストッパーが前記筒軸に対して前記
    遊びよりも所要量大きな周方向の隙間を持つ状態で係合
    されている、ことを特徴とする弾性軸継手。
  3. 【請求項3】 第2ダンパーの突起と筒軸との係合部分
    には、弾性体が介入されている、請求項1または2に記
    載の弾性軸継手。
JP7230059A 1995-09-07 1995-09-07 弾性軸継手 Pending JPH0972347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372065A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Mizushima Press Kogyo Kk ステアリング装置のダンパ機構

Cited By (4)

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