JPH09721A - 遊技場設備装置 - Google Patents

遊技場設備装置

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JPH09721A
JPH09721A JP17677495A JP17677495A JPH09721A JP H09721 A JPH09721 A JP H09721A JP 17677495 A JP17677495 A JP 17677495A JP 17677495 A JP17677495 A JP 17677495A JP H09721 A JPH09721 A JP H09721A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線通信経路の悪戯が行われにくく、中継
器の取り付けが容易で、ホールの天井部の空間を有効に
利用可能で、かつホールの美観を損ねることがない遊技
場設備装置を提供する。 【構成】 カード400で使用された金額情報等をカー
ドリーダライタ装置341で読み取り、各玉貸機41の
データとして島設備11の内部空間201に設けた各P
機間中継器45から赤外線通信により他のP機間中継器
45を順次介して島間通信中継器22に転送し、島間通
信中継器22からの情報は島設備11単位で情報転送路
10を介してホールの管理装置1で収集する。これによ
り、赤外線通信経路が島設備11から大きく離れたホー
ル空間内(遊技者の利用空間)を通信領域とせず、島設
備11の内部空間201を利用することにより、赤外線
通信経路での悪戯を回避し、P機間中継器45の取り付
けも容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技場設備装置に係わ
り、詳しくは島設備の内部で各遊技情報(玉貸し情報
等)を無線(例えば、赤外線通信)で送信し、島設備内
に設けた中継器が受信して情報管理装置へ送信可能な遊
技場設備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体を用いた遊技装置とし
ては、例えばパチンコ機、アレンジボール機、雀球機、
メダルを用いたスロットルマシン、球を用いたスロット
ルマシン等があり、遊技店内に多数の遊技機を配置して
遊技者の遊技を可能にしている。従来、遊技者が所定額
の有価価値情報(金額情報)が記憶されたカード(例え
ば、磁気カードあるいはICカード)をカード発行機よ
り購入して、遊技機に併設されたカードリーダライター
を備えた玉貸機に挿入し、遊技機に備えられた操作部か
らの信号により、カードに記憶された有価価値情報を遊
技球の数情報に変換して、遊技機に設けられた排出装置
からその遊技球を直接遊技機の貯留皿に供給するカード
式遊技機がある。
【0003】このようなカード式遊技機を使用した遊技
システムでは、カードを全国共通で使用するためにカー
ド会社より遊技店がカードを購入し、遊技店が遊技者へ
カードを販売する。そして、遊技者が当該カードで玉を
購入した分(玉貸しした分)がカード会社より遊技店に
支払われるようになっている。例えば、磁気カードとし
てプリペイドカードを使用した場合、プリペイドカード
は遊技店がカード会社から購入し、遊技店が遊技者へ当
該カードを販売して、遊技店は遊技者が当該カードに記
憶されている金額情報より玉貸しを行った玉貸分の金額
をカード会社より支払いを受ける方式であり、これは全
国共通のカードを使用したものである。この場合、玉貸
し情報は遊技機に併設された玉貸機より島設備の上部に
設置された中継器が中継して玉貸し情報等をカードデー
タ転送装置が収集している。そして、収集された玉貸し
情報等は閉店後、カードデータ転送装置にカード会社が
アクセスして玉貸し情報等(例えば、当日分の玉貸し総
金額)を受け取り、遊技店との決済時に使用している。
【0004】また、最近ではカード内に玉数情報を記憶
したパチンコ遊技機が開発されており、この遊技機を使
用した遊技システムでは、金額情報が付加されたカード
を購入し、それを遊技機に備えられた玉数情報変換装置
に挿入して所定の玉数情報に変換し、その玉数情報の範
囲内で遊技を行い、玉数情報が無くなった場合は、ま
た、金額情報から玉数情報に変換して遊技を行い、その
結果として遊技カードに更新された金額情報、玉数情報
を記憶するようにしている。一方、遊技者がカードを購
入する際に、カード発行機でカードを識別可能なコード
番号だけを記憶したカードを発行し、金額情報はホール
の集中管理装置に記憶し、遊技者がカードを遊技機に挿
入することにより記憶された金額情報を呼び出すととも
に所定の玉数情報に変換して遊技を行い、その結果とし
て更新された金額情報、玉数情報を集中管理装置にて記
憶する他のカード式遊技システムもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
場設備装置にあっては、以下の問題点があった。 (イ)上述したように、玉貸し情報等を遊技機に併設さ
れた玉貸機から島設備の上部に設置された中継器(以
下、島中継器という)により中継してカードデータ転送
装置で収集する構成の場合、島設備内では遊技球が循環
しており、常にノイズが発生しているため、電波等の利
用した通信形態では伝搬する玉貸し情報等のセキュリテ
ィの高い情報(遊技店との決済時に使用される情報)が
あるので、採用が困難である。そのため、赤外線を利用
して通信を行っているが、次のような欠点がある。ホー
ル空間内(遊技者の利用空間)を通信領域としているの
で、悪戯が行われやすいという欠点がある。例えば、遊
技客が通信に使用している赤外線の通過領域を遮ると
か、赤外線の発光・受光部を手で覆うとかすることがあ
る。
【0006】(ロ)赤外線の到達距離が短いので、中継
器の取り付けに熟練した作業が必要で、大変であった。
例えば、赤外線の到達距離は3.5m程度であり、島設
備の上部に設置された島中継器と、各遊技機に併設され
た玉貸機の赤外線通信端末(以下、遊技機中継器とい
う)との間で赤外線通信経路を確保しようとすると、直
線的な赤外線通信経路に対して遊技者が邪魔をすること
がない経路を選定したり、島設備の端部に配置される遊
技機中継器との間では赤外線の到達距離を考慮して赤外
線通信経路を設定したりしなければならず、また、各中
継器の配置場所の選定等で専門的かつ熟練した作業が必
要である。
【0007】(ハ)赤外線を反射(例えば、鏡を設け
る)させないと、玉貸機(遊技機中継器)と島中継機と
の間の情報の授受が行えない領域が生じ、各中継器の設
置が複雑で設置コストも上昇していた。 (ニ)島設備上部に島中継器を配置しているため、ホー
ルの天井部の空間の利用範囲が狭くなってしまうという
欠点があった。そのため、ホールの天井部の空間を装飾
等で有効に利用したりすることができなかったり、ある
いはホールの天井部の空間を広くとって、遊技者に開放
感を与えることが困難であった。 (ホ)島設備上部に島中継器を配置しているため、ホー
ルの美観を損ねることがあるという欠点があった。
【0008】そこで本発明は、赤外線通信経路の悪戯が
行われにくく、中継器の取り付けが容易で、ホールの天
井部の空間を有効に利用可能で、かつホールの美観を損
ねることがない遊技場設備装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技場設備装置は、少なくとも
遊技価値情報が記憶された情報媒体を使用して遊技を行
う遊技機と、遊技に使用した有価価値情報を収集する情
報管理装置と、を備えた遊技場設備装置であって、複数
の遊技機を集合化し一群として配置された島設備と、前
記島設備に配置された遊技機より遊技に使用した有価価
値情報の収集を島設備の内部空間あるいは島設備に沿っ
た周辺空間のうち少なくとも1つ以上の空間で無線によ
り行う有価価値情報収集手段と、前記有価価値情報収集
手段によって収集された情報を前記情報管理装置に送信
する有価価値情報送信手段と、を設けたことを特徴とす
る。
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記有価価値情報収集手段は、前記島
設備に配置された遊技機より遊技に使用した有価価値情
報を送信する第1通信手段と、前記各遊技機より前記第
1通信手段を介して送信される有価価値情報を受信する
第2通信手段と、を有するようにしてもよい。例えば請
求項3記載のように、前記有価価値情報収集手段は、複
数が配置され、各有価価値情報収集手段が第1通信手段
および第2通信手段を有し、第2通信手段により各遊技
機の有価価値情報を前段の有価価値情報収集手段から受
信し、第1通信手段により各遊技機の有価価値情報を次
段の有価価値情報収集手段に送信することにより、各遊
技機の有価価値情報を、順次、有価価値情報送信手段に
送信していくようにしてもよい。例えば請求項4記載の
ように、前記有価価値情報収集手段は、前記有価価値情
報の収集を赤外線通信により行うようにしてもよい。例
えば請求項5記載のように、前記有価価値情報収集手段
は、赤外線通信を行う発光・受光部を有し、各遊技機に
対して着脱自在に配置されるようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明では、遊技機の有価価値情報の収集を島
設備の内部空間あるいは島設備に沿った周辺空間のうち
少なくとも1つ以上の空間で無線(例えば、赤外線通
信)により行う有価価値情報収集手段が設けられる(例
えば、島設備の各遊技機の玉貸機毎に設けられる)とと
もに、有価価値情報収集手段によって収集した情報をホ
ールの情報管理装置に送信する有価価値情報送信手段が
設けられる(例えば、島設備に設けられる)。そして、
各遊技機における有価価値情報は、例えば島設備の内部
空間を利用して無線(例えば、赤外線通信)により収集
され、収集した各遊技機からの有価価値情報は有価価値
情報送信手段を通してホールの情報管理装置に集められ
る。また、各遊技機における有価価値情報は、例えば島
設備の周辺空間(例えば、島設備の上部側の空間)を利
用して無線により収集することも可能である。
【0012】したがって、赤外線通信経路が島設備から
大きく離れたホール空間内(遊技者の利用空間)を通信
領域としておらず、島設備の内部空間を利用することに
より、赤外線通信経路での悪戯を回避できる。また、島
設備の上部側の空間(例えば、遊技者の手が届きにくい
空間)を利用した場合も同様に赤外線通信経路を遊技者
が妨げることができず、赤外線通信経路での悪戯を回避
できる。有価価値情報収集手段(例えば、各遊技機毎の
中継器)が島設備の内部空間あるいは島設備に沿った周
辺空間に取り付られるから、有価価値情報収集手段の取
り付けが容易になる。多くの有価価値情報収集手段(例
えば、各遊技機毎の中継器)を配置するに際して、ホー
ルの天井部の空間を使用しなくてもよいから、ホールの
天井部の空間を他の用途に利用することができ、ホール
の美観を損ねることがなくなる。なお、有価価値情報送
信手段は、例えば島設備毎に単に1個ずつ設ける程度で
よいから、ホールの天井部の空間の利用範囲が狭くなる
ことはない(従来は、全ての遊技機の中継器がホールの
天井部の空間を利用することもあった)。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 A.店内構成 図1は本発明の一実施例を示す遊技店内の構成図であ
る。図1において、ホールの管理室にはカード情報管理
装置(情報管理装置に相当:以下、単に管理装置とい
う)1が配置され、管理装置1は管理コンピュータ2を
備えている。管理コンピュータ2はコンピュータ本体
3、ディスプレイ4、プリンタ5、店内放送装置6、端
末装置(例えば、キーボード)7、データ記憶装置8等
を有している。また、管理装置1は情報伝送路10を介
して店内の島設備(遊技設備)11、カード発行機12
に接続され、相互に必要なデータの授受が行われるよう
になっている。島設備11にはホールの係員等が見やす
い位置に呼び出しランプ等の配置された表示器13a、
13bが設けられている。
【0014】管理コンピュータ2はホールの島設備11
に設置された多数の遊技機21a、21b、・・・(以
下、適宜単に21の符号で表す)から必要なデータ(例
えば、玉貸し情報や各種の遊技情報に対応するデータ)
を収集して各種遊技状態に対応するデータを整理し、整
理したデータをディスプレイ4に表示させたり(例え
ば、大当りの多い台番号順、大当り発生率の高い台番号
順に表示させたり)、各遊技機の動作状態を監視したり
する。また、端末装置7を操作することにより、遊技種
類別、機種別、島単位別、製造メーカー別に大当りデー
タ、賞球データ等を収集したりする。さらに、管理装置
1は収集した各遊技機21からの玉貸し情報等を整理し
て、閉店後にカード会社がアクセスして玉貸し情報等
(例えば、当日分の玉貸し総金額)を受け取りることが
可能なようになっている。ここで、各遊技機21から各
種遊技情報に対応するデータを収集して各種遊技状態に
対応するデータを整理したり、整理したデータをディス
プレイ4に表示させたりする機能は遊技情報管理装置と
しての機能に相当する。一方、各遊技機21から玉貸し
情報等を整理して、閉店後にカード会社がアクセスして
玉貸し情報等(例えば、当日分の玉貸し総金額)を受け
取ることが可能なように情報処理する機能はカードデー
タ転送装置としての機能に相当する。本実施例では、単
体の管理装置1が遊技情報管理装置およびカードデータ
転送装置の双方の機能を実現する例である。これに限ら
ず、例えば、遊技情報管理装置およびカードデータ転送
装置を別々の装置として別体で実現するようにしてもよ
い。
【0015】店内放送装置6はアンプを有し、管理コン
ピュータ2からの信号に基づいて大当り情報を店内の所
定箇所に配置されたスピーカから放送する。この場合、
各遊技機には各々台番号が決められており、店内放送装
置6は大当りの発生した遊技機の台番号を放送したり、
遊技に必要な店内情報を放送する。データ記憶装置8は
毎日の遊技機の稼働データや玉貸し情報を記憶してい
る。管理コンピュータ2はデータ記憶装置8に記憶され
たデータに基づいて過去の遊技状態データ等を収集し、
必要に応じて過去の遊技状態データを呼び出したり、島
設備11に各台が設置されてからのトータルの稼働デー
タを処理したり、さらには各遊技機21から受けた玉貸
し情報等を整理して当日分の玉貸し総金額等を演算処理
する等が可能になっている。カード発行機12はカード
会社から購入したプリペイドカードを遊技カードとして
遊技者に発行するもので、例えば1000円、2000
円、3000円、5000円の遊技カードを発行する。
島設備11には端部側に島間通信中継器(有価価値情報
送信手段)22が配置されており、島間通信中継器22
は後述するように島設備11に設置された多数の遊技機
21から送信された玉貸し情報等を情報伝送路11を介
して管理装置1に転送するものである。
【0016】B.島間通信全体構成 図2は管理装置1と各島設備11間における全体の通信
系統の構成を示すブロック図である。図2において、管
理装置1はカード会社23と電話回線24(例えば、I
SDN等のデジタル回線)で結ばれており、カード会社
23は全国共通のプリペイドカードを遊技カードとして
発行したり、遊技店における遊技カードに関する精算を
行ったりする。また、必要に応じて管理装置1の各種情
報を受信したりする。遊技店は、カードの発行情報と
か、必要な情報をカード会社23から得たり、問い合わ
せる等のために電話回線24を介してカード会社23と
接続されている。以下の説明では、後述の遊技カード4
00(情報媒体)を単に、適宜、カードと略称して用い
る。管理装置1はカード発行機12、島間通信中継器2
2a、、22nに対して情報伝送路10を介して接続さ
れている。管理装置1は通信制御装置31を備えてお
り、カード発行機12、島間通信中継器22a、、22
nを端末装置として扱い、これらの各端末装置の情報を
管理する制御を行うとともに、各端末装置から送信され
る遊技カードの情報を収集する制御を行う。また、カー
ド発行機12も通信制御装置32を有している。
【0017】通信制御装置31はカード発行機12の通
信制御装置32、島間通信中継器22a〜22nに対し
て情報伝送路10を介して必要な情報の転送(送信/受
信)を行うもので、例えばLANを構築して情報の転送
が行われる。情報伝送路10はツイストペア線による有
線通信(例えば、100Mbit/sのイーサネット(登録
商標))を実行可能な形態で構成される。カード発行機
12の通信制御装置32は管理装置1との間で情報伝送
路10を介して情報(例えば、遊技カードの売上情報
等)の転送を行う。島設備(P島で表す)11
a、、、、、11nには、それぞれ多数の遊技機21が
配置されており、遊技機21の具体例は図3に示され
る。島間通信中継器22a〜22nは隣合う相互間で情
報伝送路10を介して情報の転送(送信/受信)を行う
ことが可能なように構成され、例えばツイストペア線に
よるLANを構築して情報の転送が行われる。
【0018】C.遊技機の構成 C−1.遊技機の正面構成 図3は遊技機21の正面斜視図である。図3において、
遊技機21は遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機
(以下、単に玉貸機という)41を併設した構成になっ
ており、カード式玉貸機41を併設して設置された遊技
機21は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と
称されている。玉貸機41はカードリーダライタが内蔵
され、玉貸機41の前面パネル42にはプリペイドカー
ドが挿入されるカード挿入口43と、発光ダイオード等
からなりカードの受け付けが有効であることを表示する
カード受付け表示器44とが設けられている。また、玉
貸機41の後部側には着脱式のP機間中継器45(有価
価値情報収集手段:詳細な回路構成等は後述)が設けら
れている。
【0019】遊技機21は、額縁状前面枠51と、ガラ
ス52aを支持する金枠(ガラス枠)52と、遊技盤
(図示略)と、前面表示パネル54と、前面操作パネル
55とを有している。額縁状前面枠51は木製(あるい
は樹脂製でもよい)の機枠56に対して上部蝶番57お
よび下部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持され、
金枠52は額縁状前面枠51に開閉可能に支持されてい
る。前面表示パネル54には上皿61と、プリペイドカ
ードの残高を表示するカード度数表示器(カード残高表
示器)62と、玉を購入するときに操作される玉貸釦
(変換釦)63と、プリペイドカードを排出するときに
操作されるカード排出釦(返却釦)64と、上皿61の
玉を後述の玉貯留皿72に移す玉通路開閉用の押し釦6
5とが設けられている。
【0020】なお、遊技用カードはプリペイドカードに
限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉数カ
ード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている識別
カード等を単独で使用する遊技機でもよい。要は、遊技
用カードを使用するために、このカード情報を読み込み
可能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能
なカードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全な
カード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機
(例えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用
することができる。また、遊技用カードとして磁気カー
ドを用いている例に限らず、例えばICカードを用いる
遊技機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のこと
ながらカードリーダライタはICカードに対応するもの
を使用することになる。なお、カードリーダライタとカ
ード制御装置とは別体として分離して配置してもよい
し、あるいは両者を一体化してもよく、例えばカードリ
ーダライタの内部にカード制御装置を組み込むようにし
てもよい。
【0021】前面操作パネル55には、灰皿71と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)72と、玉貯留皿72に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー73
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ74とが設けら
れている。遊技機21の額縁状前面枠51の上部には左
側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器8
1と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器82と、遊
技機21において打止状態が発生したときに点灯する完
了表示器83とが設けられている。これらの賞球玉排出
表示器81、貸玉排出表示器82および完了表示器83
によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点滅す
る制御)も表示可能である。
【0022】なお、遊技盤53における遊技領域は本発
明の適用対象である遊技媒体として遊技球を使用するパ
チンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例え
ば、複数の図柄を可変表示可能な図柄表示装置を備え、
この図柄表示装置における可変表示結果が予め定められ
た特別図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特
別遊技状態(大当り状態)を発生可能な遊技機(いわゆ
る「第1種」に属するもの)、図柄表示装置を備えた
「第3種」に属する遊技機、あるいはいわゆる「第2
種」に属する遊技機、さらにはその他の種類の遊技機
(例えば、電動役物装置を備えた遊技機)等に幅広く適
用が可能である。本実施例では「第1種」に属するタイ
プの遊技盤53を使用している。
【0023】C−2.遊技機の裏面構成 次に、図4は遊技機21の裏機構の構成を示す図であ
る。図4において、遊技機21の裏機構の主要なものと
して、玉を貯留する貯留タンク(上タンク)101と、
貯留タンク101内の玉を誘導する2条の誘導路102
と、管理装置1等に対して信号を出力するための外部中
継基盤部103と、貯留タンク101からの玉の排出を
行う玉排出装置104と、排出制御回路盤105と、玉
寄せカバー(カバー部材)106と、役物制御回路盤1
07と、大型の役物制御回路盤を取り付け可能な取り付
けアダプタ108と、玉の発射に必要な各種制御を行う
発射回路盤109と、合成樹脂(例えば、ABS樹脂)
製の一体成型品から形成され各種のユニット部品(例え
ば、貯留タンク101等)がその上に取り付けられた裏
機構盤の基枠体110とがある。なお、基枠体110の
上に取り付けられた各種ユニット部品(機構体)と基枠
体110とを総称する概念として裏機構盤120と称し
ている。なお、遊技盤は裏機構盤120に対して分離可
能に取り付けられる。また、玉貸機41の裏面側にはP
機間中継器45が設けられるとともに、玉貸機41から
延びる配線121が遊技機21の裏面側にある中継コネ
クタ122に接続され、遊技機21との間で信号の授受
が行われるようになっている。
【0024】D.島内通信系統 図5は島設備11内における通信系統を示す図である。
図5はある1つの島設備11a(以下、単に11で表
す)の通信系統を示しており、他の島設備11
b、、、、11nについても同様である。図5におい
て、島設備11には所定数の遊技機21a、、、21n
が配置されており、各遊技機21a〜21nは通路側を
前面にし、裏面側が島設備11の内部に望むような状態
で設置されている。したがって、島設備11の内部には
島内部空間201が形成されている。各遊技機21a〜
21nには玉貸機41a〜41nをそれぞれ併設されて
おり、各玉貸機41a〜41nの後部側にはP機間中継
器45a〜45n(以下、適宜単に45の符号で表す)
が着脱自由に設けられている。P機間中継器(有価価値
情報収集手段)45a〜45nの取り付け位置はそれぞ
れの玉貸機41a〜41nの後部側であり、相互間は赤
外線通信によって情報(例えば、玉貸し情報)の転送が
可能になっている。
【0025】例えば、P機間中継器45aから赤外線通
信によって送出された遊技機21aのデータは、隣接す
るP機間中継器45bで受信される。このとき、データ
はP機間中継器45bの内部で取り込まれるが、P機間
中継器45bはデータの中に自分のアドレスがないと判
断すると、そのデータを捨て、同一内容のデータをハー
ド的手段によって判断とは別に並列して隣接するP機間
中継器45cへと送信する。以下、順次同様にしてデー
タは各P機間中継器を介して島間通信中継器22aに送
られ、島間通信中継器22aはデータを内部のバッファ
メモリ217にストアする。このようなデータ転送の作
用は、島設備11の他方の通路側に面して設置されたP
機間中継器45h〜45nについても同様である。そし
て、島間通信中継器22aは各P機間中継器45a〜4
5nを介して得られた各玉貸機41a〜41nからの玉
貸し情報等をツイストペア線による有線通信形態の情報
伝送路11を介して管理装置1に転送する。他の島設備
11b〜11nについても同様であり、各島間通信中継
器22b〜22nにより各玉貸機からの玉貸し情報等が
ツイストペア線による有線通信形態の情報伝送路11を
介して管理装置1に転送するようになっている。
【0026】E.島間通信中継器の構成 次に、島設備11に配置される島間通信中継器22の詳
細な構成について説明する。 E−1.島間通信中継器の外観構成 図6は島間通信中継器22の外観図である。図6におい
て、島間通信中継器22は島設備11内部で、各P機間
中継器45a〜45nの取り付け位置とほぼ同じような
高さに設置され、島設備11内部で各P機間中継器45
g、45nと容易に赤外線通信が可能なようになってい
る。島間通信中継器22は発光部201a、受光部20
1bおよび発光部202a、受光部202bからなる2
組の発光/受光部を備えている。発光部201a、20
2aはレンズ部材を前面に有し、内部に発光素子を有し
ている。そして、発光素子によって赤外線(送信光)を
発生し、レンズ部材を通してP機間中継器45gあるい
は45nに発射する。このとき、データ(情報)は変調
され、赤外線データとして転送(送信)が行われる。
【0027】一方、受光部201b、202bも同様に
レンズ部材を前面に有し、内部に受光素子を有してい
る。そして、レンズ部材を通して赤外線(受信光)を効
率良く受け、受光素子によって赤外線を受信する。この
とき、赤外線データ(情報)は変調されしており、受信
した赤外線データを復調してから情報の転送(受信)が
行われる。発光部201a、受光部201bおよび発光
部202a、受光部202bからなる2組の発光/受光
部は、内部の回路基盤203(例えば、プリント基盤)
に接続されており、回路基盤203には後述の図7に示
すような各種の回路が実装されている。また、回路基盤
203はツイストペア線による有線通信形態の情報伝送
路11に接続されており、情報伝送路11は管理装置1
あるいは他の島設備11に設置された島間通信中継器2
2の回路基盤203に接続されている。
【0028】E−2.島間通信中継器の内部構成 図7は島間通信中継器22の内部ブロック図である。図
7において、島間通信中継器22は受光/発光素子21
1、212により島設備11内のP機間中継器45との
間で赤外線の発光、受光処理を行う。受光/発光素子2
11、212は前述した図6に示す発光部201a、受
光部201bおよび発光部202a、受光部202bか
らなる2組の発光/受光部に相当するものである。受光
/発光素子211、212はドライブフィルタ回路21
3に接続され、ドライブフィルタ回路213は情報の送
信時には変調/復調回路214によって変調された信号
をドライブして受光/発光素子211、212に供給
し、信号の受信時には受光/発光素子211、212の
出力を増幅およびフィルタ処理して変調/復調回路21
4に出力する。変調/復調回路214は赤外線通信を行
うために、信号を変調したり、信号を復調する処理を行
う。
【0029】通信コントローラ215はクロック回路2
16によって発生するクロック信号に基づいて通信タイ
ミングを制御する。また、通信コントローラ215は通
信バッファ217にP機間中継器45から取り込んだ情
報および他の島間通信中継器22(あるいは管理装置
1)から取り込んだ情報を一時的に格納し、P機間中継
器45又は他の島間通信中継器22(あるいは管理装置
1)に情報を送信するときには、通信バッファ217に
格納した情報を順次取り出す。通信コントローラ215
はCPU221からの制御信号を受けて動作し、CPU
221はROM222に格納されている制御プログラム
に基づいて演算処理を行い、通信コントローラ215お
よび通信コントローラ226の作動を制御するととも
に、RAM223をワークエリアとして使用する。RO
M222にはその他に、赤外線通信処理に必要なデータ
が格納されている。また、CPU221はクロック回路
224によって発生するクロック信号に基づいて演算処
理のタイミングを取る。
【0030】島間通信中継器22はディップスイッチ
(DIPSW)225によりアドレスを設定できるよう
になっており、ディップスイッチ(DIPSW)225
は係員の操作により、例えば8ビットのアドレスを設定
可能である。ディップスイッチ(DIPSW)225に
よって設定されたアドレスは、管理装置1によって認識
される。同様に、通信コントローラ226はCPU22
1からの制御信号を受けて動作し、クロック回路227
によって発生するクロック信号に基づいて通信タイミン
グを制御する。また、通信コントローラ226は通信バ
ッファ228にP機間中継器45から取り込んだ情報お
よび他の島間通信中継器22(あるいは管理装置1)か
ら取り込んだ情報を一時的に格納し、P機間中継器45
又は他の島間通信中継器22(あるいは管理装置1)に
情報を送信するときには、通信バッファ228に格納し
た情報を順次取り出す。
【0031】通信コントローラ226は通信インターフ
ェース回路229に接続されており、通信インターフェ
ース回路229は通信コントローラ226からデータを
取り込んだり、転送したりするためのインターフェイス
処理を行うとともに、情報伝送路10に介在しているト
ランシーバー230からデータを取り込んだり、転送し
たりするためのインターフェイス処理を行う。トランシ
ーバー230は情報伝送路10に介在し、他の島間通信
中継器22あるいは管理装置1との間で情報を転送(送
信/受信)する処理を行う。島間通信中継器22には電
源回路231が設けられており、電源回路231はAC
100Vの電源が供給されると、これを変圧、整流して
各回路の作動に必要なDC電源を形成し、各回路に供給
する。
【0032】F.P機間中継器の構成 次に、島設備11内部に配置されるP機間中継器45の
詳細な構成について説明する。 F−1.P機間中継器の構成 図8はP機間中継器45の外観図、図9はP機間中継器
45の断面図である。これらの図において、P機間中継
器45は小型の細長い形状に形成され、一方の端部に差
込み可能な端子241が形成されている。P機間中継器
45は、その両面に発光部242、受光部243および
発光部244、受光部245(特に、図9参照)からな
る2組の発光/受光部を備えている。発光部242、2
44はそれぞれレンズ部材242L、244Lを前面に
有し、内部に発光素子242H、244Hを有してい
る。そして、発光素子242H、244Hによって赤外
線(送信光)を発生し、レンズ部材242L、244L
を通して他のP機間中継器45あるいは島間通信中継器
22に発射する。このとき、赤外線データ(情報)は変
調され、情報の転送(送信)が行われる。
【0033】一方、受光部243、245も同様にレン
ズ部材243L、245Lをそれぞれ前面に有し、内部
に受光素子243J、245Jを有している。そして、
レンズ部材243L、245Lを通して赤外線(受信
光)を効率良く受け、受光素子243J、245Jによ
って赤外線を受信する。このとき、赤外線データ(情
報)は変調されており、受信した赤外線データを復調し
て情報の転送(受信)が行われる。発光部242、受光
部243および発光部244、受光部245からなる2
組の発光/受光部は、内部の電子回路部品群246、2
47(例えば、プリント基盤上に装着された複数の部
品)にそれぞれ接続されており、電子回路部品群24
6、247により後述の図11に示すような各種の回路
が実現される。電子回路部品群246、247は回路基
盤248(例えば、プリント基盤)の両面側にそれぞれ
形成されており、回路基盤248の先端部は前述した差
込み可能な端子241になっている。すなわち、回路基
盤248はプリント基盤および差込み可能な端子241
の機能を兼ねている。
【0034】図10はP機間中継器45を玉貸機41の
裏面側に取り付けた例を示すものである。このように、
P機間中継器45の回路基盤248の端子241を玉貸
機41の裏面側に形成された取り付け穴(図示略)に押
し込むように差し込むことより、着脱自在に極めて簡単
にP機間中継器45を玉貸機41に装着可能になってき
る。P機間中継器45を玉貸機41から取り外すには、
回路基盤248の端子241を玉貸機41の裏面側に形
成された取り付け穴から引き抜けばよい。
【0035】F−2.P機間中継器の内部構成 図11はP機間中継器45および玉貸機41の内部ブロ
ック図である。図11において、P機間中継器45は一
方側の発光素子242Hおよび受光素子243Jにより
島設備11内の他のP機間中継器45あるいは島間通信
中継器22との間で赤外線の発光、受光処理を行う。ま
た、他方側の発光素子244Hおよび受光素子245J
により島設備11内の他のP機間中継器45あるいは島
間通信中継器22との間で赤外線の発光、受光処理を行
う。一方側の発光素子242Hおよび受光素子243J
と、他方側の発光素子244Hおよび受光素子245J
とは前述した図9に示す発光部242、受光部243お
よび発光部244、受光部245からなる2組の発光/
受光部のそれぞれの素子に相当するものである。
【0036】発光素子242Hはドライブ回路301に
接続され、発光素子244Hはドライブ回路302に接
続されている。ドライブ回路301、302は情報の送
信時には変調回路303によって変調された信号をドラ
イブしてそれぞれ発光素子242H、発光素子244H
に供給し、発光素子242H、発光素子244Hはドラ
イブ回路301、302に駆動されて所定周波数帯の赤
外線(送信光)を発生し、レンズ部材242L、244
Lを通して他のP機間中継器45あるいは島間通信中継
器22に発射する。このとき、赤外線データ(情報)は
変調され、情報の転送(送信)が行われる。受光素子2
43Jおよび受光素子245Jはフィルタ回路304お
よび検出回路305に接続されている。フィルタ回路3
04は信号の受信時には受光素子243J、245Jの
出力を増幅およびフィルタ処理して復調回路306に出
力する。復調回路306は赤外線通信を行うために、信
号を情報に復調する処理を行う。検出回路305は信号
の変調あるいは復調のとき、赤外線との処理タイミング
信号を検出し、検出信号を変調回路303および復調回
路306に出力する。また、受光素子243Jおよび受
光素子245Jで受けた赤外線信号を、そのまま変調回
路303に渡し、発光素子242H、発光素子244H
へそれぞれデータを渡す機能を備えている。
【0037】検出回路305、変調回路303および復
調回路306はコネクタ307に接続されており、コネ
クタ307には入/出力インターフェース回路308が
一体的に形成されている。入/出力インターフェース回
路308は通信インターフェース回路309からデータ
を取り込んだり、転送したりするためのインターフェイ
ス処理を行う。入/出力インターフェース回路308お
よび通信インターフェース回路309はCPU321か
らの制御信号を受けて動作し、CPU321はROM3
22に格納されている制御プログラムに基づいて演算処
理を行い、入/出力インターフェース回路308および
通信インターフェース回路309の作動を制御するとと
もに、RAM323をワークエリアとして使用する。R
OM322にはその他に、赤外線通信処理に必要なデー
タが格納されている。また、CPU321はクロック回
路324によって発生するクロック信号に基づいて演算
処理のタイミングを取る。
【0038】また、通信インターフェース回路309は
コネクタ310に接続されており、コネクタ310も同
様にP機間中継器45の回路基盤248の端子241に
一体に形成されている。コネクタ310は玉貸機41側
のコネクタ(図示略)に接続可能であり、玉貸機41側
のコネクタにはカードリーダライタ装置341が接続さ
れている。なお、玉貸機41側のコネクタ部分はP機間
中継器45側のコネクタ310とオス/メスの関係にあ
り、図面上は重なって図示されるので、符号付けを省略
している。ここで、上記発光素子242H、受光素子2
43J、発光素子244H、受光素子245J、ドライ
ブ回路301、ドライブ回路302、変調回路303、
フィルタ回路304、検出回路305、復調回路30
6、コネクタ307、入/出力インターフェース回路3
08、通信インターフェース回路309、CPU32
1、ROM322、RAM323、クロック回路32
4、コネクタ310は全体としてP機間中継器45を構
成する。
【0039】カードリーダライタ装置341はカード4
00の挿入/排出を行い、カード40のデータを読み出
したり、カード400にデータを書き込んだりする。カ
ードリーダライタ装置341の作動はカードリーダライ
タ制御装置342によって制御されている。カードリー
ダライタ制御装置342はカードリーダライタ装置34
1によってカード400から読み出したデータを外部端
子344を介して遊技機22に送信するとともに、カー
ド400に書き込みするデータを外部端子344を介し
て遊技機22から受信する。外部端子344には前述し
た配線121(図4参照)が接続され、この配線121
を介して遊技機22に情報が送信されたり、遊技機22
から情報を受けたりすることが行われる。
【0040】玉貸機41には電源供給装置343が設け
られており、電源供給装置343はAC100Vの電源
が供給されると、これを変圧、整流してカードリーダラ
イタ装置341およびカードリーダライタ制御装置34
2の作動に必要なDC電源を形成し、これらの回路に供
給する。また、カードリーダライタ装置341は電源供
給装置343から供給されるDC電源を受けて、さらに
コネクタ310に供給し、コネクタ310を介してP機
間中継器45の各回路に必要なDC電源が供給されるよ
うになっている。また、電源供給装置343はディップ
スイッチ(DIPSW)を内蔵しており、アドレスを設
定できるようになっている。ディップスイッチ(DIP
SW)は係員の操作により、例えば8ビットのアドレス
を設定可能である。そして、ディップスイッチ(DIP
SW)によって設定されたアドレスは、管理装置1によ
って該当する玉貸機41として認識される。P機間中継
器45は第1通信手段および第2通信手段を構成する。
【0041】G.島間通信中継器の制御プログラム 次に、遊技設備装置の動作について説明する。まず、最
初に島間通信中継器22の制御処理から説明すると、そ
の制御手順は図12のプログラムで示される。図12の
プログラムがスタートすると、ステップS10で島間通
信中継器22の内部ディップスイッチの設定内容を読み
込む。これは、島間通信中継器22がディップスイッチ
(DIPSW)225によりアドレスを設定できるよう
になっており、ディップスイッチ(DIPSW)225
によって設定された自己の8ビットのアドレスデータを
読み込むものである。ディップスイッチ(DIPSW)
225によって設定されたアドレスは、管理装置1によ
って当該島間通信中継器22であることが認識されるよ
うになる。これにより、例えば管理装置1からアドレス
を指定してデータが転送されてきたときに、自己のアド
レスと同じであれば、そのデータを取り込むことが可能
になる。
【0042】次いで、ステップS12で管理装置1より
通信があるか否か、すなわち管理装置1との間で情報の
転送(送信/受信の双方を含む)を行うための通信が行
われているか否かを判別する。 (a)データの転送がない場合 管理装置1より通信がなければステップS30にジャン
プし、CRサンド(玉貸機41のことで、詳しくはP機
間中継器45のこと、以下の説明で同様)からの受信デ
ータが通信バッファ1(通信バッファ217のこと、以
下の説明で同様)の受信エリアにあるか否かを判別す
る。当該島設備11内のCRサンド(玉貸機41)から
受信データが通信バッファ1の受信エリアになければ
(つまり、CRサンドから受信データが通信バッファ1
に送られていなければ)、今回のルーチンを終了し、ス
テップS12に戻って処理を繰り返す。また、ステップ
S12で管理装置1より通信があるときには、ステップ
S14に進んで管理装置1から指定されたアドレスと、
当該島間通信中継器22の設定アドレスとが一致してい
るか否かを判別する。アドレスが一致していないとき
は、他の島設備11にある島間通信中継器22が管理装
置1によって指定されていると判断してステップS30
にジャンプする。そして、上記同様にCRサンド(玉貸
機41)から受信データが通信バッファ1の受信エリア
になければ、今回のルーチンを終了し、ステップS12
に戻って処理を繰り返す。
【0043】(b)島間通信中継器22から管理装置1
にデータを転送する場合 ステップS12で管理装置1より通信があるときには、
ステップS14に進んで管理装置1から指定されたアド
レスと、当該島間通信中継器22の設定アドレスとが一
致しているか否かを判別する。アドレスが一致している
と、当該島設備11にある島間通信中継器22が管理装
置1によって指定されていると判断して続くステップS
16に進む。ステップS16では各CRサンド(玉貸機
41)のアドレス対応割付けメモリにデータがあるか否
かを判別する。CRサンドのアドレス対応割付けメモリ
とは、各CRサンド(玉貸機41)からのデータを格納
しておくために、各CRサンド毎にアドレスを付けた記
憶エリアのことで、通信バッファ1に確保される。
【0044】ステップS16で各CRサンドのアドレス
対応割付けメモリにデータがあれば、ステップS18に
進んでアドレス対応割付けメモリ内のデータを通信バッ
ファ2(通信バッファ228のこと、以下の説明で同
様)内の送信エリアに転送する。次いで、ステップS2
0で通信コントローラ2(通信コントローラ226のこ
と、以下の説明で同様)により通信バッファ2内の送信
エリアからデータを読み出して管理装置1に転送する。
このとき、トランシーバー230により情報伝送路10
を介して、他の島間通信中継器22を経由してあるいは
直接に管理装置1にデータが転送される。このようにし
て、島間通信中継器22から管理装置1にデータを転送
(送信)する処理が行われる。次いで、ステップS22
でCRサンドのアドレス対応割付けメモリ内の送信バッ
ファにあるデータをクリアする。次いで、ステップS2
4、ステップS26、ステップS28を経てステップS
30に進む。ステップS24〜ステップS28の処理
は、管理装置1からデータを受信して島間通信中継器2
2により各CRサンド(玉貸機41)に転送するもの
で、後述する。
【0045】(c)管理装置1からのデータを島間通信
中継器22から各玉貸機41に転送する場合 ステップS16で各CRサンドのアドレス対応割付けメ
モリにデータがなければ、ステップS24にジャンプす
る。ステップS24では通信バッファ2(通信バッファ
228のこと)内の受信エリア内のデータを通信バッフ
ァ1(通信バッファ217のこと)内の送信エリアに転
送する。ここで、通信バッファ2(通信バッファ22
8)内の受信エリアは、管理装置1から当該島間通信中
継器22にアドレスを指定してデータが送信された場合
に、そのデータを受信して格納しておくエリアである。
したがって、管理装置1から当該島間通信中継器22に
アドレスを指定してデータが送信されると、そのデータ
は通信バッファ2内の受信エリアに一時的に格納され
る。
【0046】次いで、ステップS26で通信コントロー
ラ1(通信コントローラ215のこと、以下の説明で同
様)により通信バッファ2内の受信エリアからデータを
読み出して、島設備11内の各CRサンド(玉貸機4
1)に送信(転送)する。このとき、データの転送は島
設備11内で赤外線通信によって行われる。次いで、ス
テップS28で通信バッファ2内の受信エリアにあるデ
ータをクリアする。これにより、次回の管理装置1から
のデータの受信に備えられる。このようにして、管理装
置1からのデータを島間通信中継器22から各玉貸機4
1に転送(つまり、管理装置1からのデータの受信)す
る処理が行われる。その後、ステップS30に進む。
【0047】(d)各CRサンドからのデータを島間通
信中継器22で受信する場合 ステップS12の判別結果がNO、ステップS14の判
別結果がNOのときは、すなわち管理装置1より通信が
ないとき、あるいは管理装置1より通信はあるが他の島
設備11にある島間通信中継器22がアドレス指定され
ているときは、ステップS30にジャンプする。このと
き、当該島設備11内での赤外線通信処理で各CRサン
ドからのデータを島間通信中継器22に転送して処理す
ることになる。ステップS30ではCRサンドからの受
信データが通信バッファ1(通信バッファ217)の受
信エリアにあるか否かを判別する。当該島設備11内の
CRサンド(玉貸機41)からの受信データが通信バッ
ファ1の受信エリアにあれば、ステップS32に進んで
通信バッファ1の受信エリア内にあるデータをCRサン
ドのアドレス対応割付けメモリに記憶する。これによ
り、各CRサンドからのデータが島間通信中継器22に
おける通信バッファ1の受信エリアに受信されて各CR
サンド毎に収集される。ステップS32を経ると、ステ
ップS12に戻って処理を繰り返す。
【0048】H.P機間中継器間の赤外線通信制御プロ
グラム 次に、P機間中継器45間における赤外線通信制御につ
いて説明する。図13はP機間中継器45間の赤外線通
信制御プログラムを示すフローチャートである。玉貸機
41の電源が投入されると、P機間中継器45の動作が
開始して図13のプログラムがスタートする。ステップ
S50でP機間中継器45のイニシャル処理を行う。こ
れは、自己のアドレスを確認する処理(詳細はサブルー
チンで後述)を行うとともに、このときCPU321、
RAM323、通信インターフェイス回路309を初期
状態にしたり、フラグのリセット等を行う。次いで、ス
テップS52で島間通信中継器22からの受信データが
あるか否かを判別する。受信データがなければ、このス
テップS52に待機し、受信データがあると、ステップ
S54に進む。
【0049】ステップS54では島間通信中継器22か
ら指定されたアドレスと、当該P機間中継器45の設定
アドレスとが一致しているか否かを判別する。アドレス
が一致していないときは、他のP機間中継器45が指定
されていると判断してステップS52に戻ってルーチン
を繰り返す。したがって、このときは受信データはある
が、自己を指定したものではないと判断して取り込まな
い。すなわち、当該P機間中継器45ではデータの中に
自分のアドレスがないと判断すると、そのデータを捨
て、同一内容のデータをハード的手段によって判断とは
別に並列して隣接するP機間中継器へと送信する。以
下、順次同様にしてデータは各P機間中継器を介して送
られていくことになる。一方、ステップS54でアドレ
スが一致していると、当該P機間中継器45が指定され
ていると判断して続くステップS56で割り込み禁止処
理を行う。これは、受信データを取り込むために、その
間だけ一時的に割り込み処理(後述)を禁止するもので
ある。
【0050】次いで、ステップS58で受信データを解
析する。例えば、受信データをデコードしたり、フレー
ム分解処理をしたりする。次いで、ステップS60でメ
モリ(RAM323)内の受信エリアに解析データを書
き込む処理を行う。次いで、ステップS62で受信エリ
ア内に書き込んだデータをカードリーダライタ装置34
1に転送する。これにより、P機間中継器45から玉貸
機41本体のカードリーダライタ装置341の方に受信
したデータが転送されることになる。次いで、ステップ
S64でメモリ(RAM323)内の受信エリアのデー
タをクリアする。これにより、次回の受信データの取り
込みに備えられる。次いで、ステップS66で先に行っ
た割り込み禁止を解除して、再び割り込みを受け付け可
能にする。その後、ステップS52に戻って処理を繰り
返す。このようにして島間通信中継器22から赤外線通
信によって当該P機間中継器45のアドレスが指定され
ると、その受信データを取り込んで玉貸機41本体のカ
ードリーダライタ装置341の方に転送する処理が行わ
れる。
【0051】H−1.P機間中継器のイニシャル処理の
サブルーチン 図14はP機間中継器45におけるイニシャル処理(前
述したステップS50)のサブルーチを示すフローチャ
ートである。このサブルーチンが開始されると、ステッ
プS100でアドレス読込要求をカードリーダライタ制
御装置342に送出する。P機間中継器45のアドレス
は玉貸機41のアドレスと同一であり、電源供給装置3
43のディップスイッチ(DIPSW)によって設定さ
れる。そして、このディップスイッチ(DIPSW)に
よって設定されたアドレスはカードリーダライタ制御装
置342からカードリーダライタ装置341を介してP
機間中継器45に読み込まれるようになっている。その
ために、まずカードリーダライタ制御装置342に対し
てP機間中継器45からアドレス読込要求を送出するも
のである。次いで、ステップS102でカードリーダラ
イタ制御装置342から設定されているアドレスを読み
込む。次いで、ステップS104で読み込んだアドレス
をメモリ(RAM323)に記憶する。ステップS10
4を経ると、メインルーチン(図13の制御プログラ
ム)にリターンする。
【0052】H−2.割り込み処理 図15はP機間中継器45における割り込み処理のサブ
ルーチを示すフローチャートである。この割り込みルー
チンは玉貸機41のカードリーダライタ装置341から
データが送信されたか否かを判断して開始される。すな
わち、ステップS150で玉貸機41のカードリーダラ
イタ装置341からデータがあるか否かを判別する。カ
ードリーダライタ装置341からデータがなければ、ル
ーチンを終了してステップS152以降の割り込み処理
を行わない。カードリーダライタ装置341からデータ
があれば、ステップS152に進んでカードリーダライ
タ装置341から送信されたデータをメモリ(RAM3
23)内の送信エリアに転送する。このとき、データの
エンコード(符号化)およびフレーム組み立てが行われ
る。メモリ内の送信エリアに格納するのは、後で赤外線
通信によって他のP機間中継器45を順次介して島間通
信中継器22に送るために一時的に格納しておくためで
ある。
【0053】次いで、ステップS154で送信OKコマ
ンドをカードリーダライタ装置341に送出する。これ
により、カードリーダライタ装置341では送信したデ
ータが受信されたことを認識する。次いで、ステップS
156でメモリ(RAM323)の送信エリア内にある
データ(一時的に格納されているカードリーダライタ装
置341からの受信データ)をサンド(当該玉貸機41
のこと、以下同様)のアドレスと共に他のP機間中継器
45あるいは島間通信中継器22に送信する。このと
き、送信エリア内のデータは赤外線通信により他のP機
間中継器45あるいは島間通信中継器22に転送され
る。データには、当該P機間中継器45(玉貸機41)
のアドレスが付けられているから、どのP機間中継器4
5から送信されたデータであるが認識可能である。ま
た、島間通信中継器22から離れているP機間中継器4
5では、他のP機間中継器45を順次介して(つまり、
ハード的手段によって橋渡しして)、最終的に島間通信
中継器22にデータが送信される。
【0054】次いで、ステップS158でデータ送信中
に他のP機間中継器45が送信を開始したか否かを判別
し、送信を開始していなければ、ステップS160でメ
モリ(RAM323)の送信エリア内にあるデータをク
リアして割り込み処理を終了する。一方、データ送信中
に他のP機間中継器45が送信を開始したときは、ステ
ップS162に分岐してジャム信号を送信する。次い
で、ステップS164で限定時待機(WAIT)処理を
行う。これは、各P機間中継器45のデータ送信が同時
に行われた場合に、通信が混乱しないようにするためで
ある。ステップS164を経ると、ステップS156に
戻って処理を繰り返す。これにより、当該P機間中継器
45のデータ送信が一時的に中断され、他のP機間中継
器45のデータ送信が終了するのを待つことになる。他
のP機間中継器45のデータ送信が終了すると、当該P
機間中継器45のデータ送信が再開される。そして、デ
ータ送信が全て終了すると、ステップS160でメモリ
の送信エリア内にあるデータをクリアして割り込み処理
を終了する。このようにして、カード400で使用され
た金額情報等がカードリーダライタ装置341で読み取
られ、各玉貸機41のデータとして各P機間中継器45
から赤外線通信により他のP機間中継器45を順次介し
て島間通信中継器22に転送される。
【0055】I.玉貸機の制御プログラム 次に、玉貸機41におけるカードリーダライタ制御装置
342の制御プログラムについて説明する。図16はカ
ードリーダライタ制御装置342の制御プログラムを示
すフローチャートである。図16のプログラムは玉貸機
41の電源がオンすると開始される。まず、ステップS
200で電源供給装置343から内部ディップスイッチ
の設定内容を読み込む。これは、玉貸機41がディップ
スイッチ(DIPSW)によりアドレスを設定できるよ
うになっており(P機間中継器45のアドレスも同
一)、ディップスイッチ(DIPSW)によって設定さ
れた自己の8ビットのアドレスデータを読み込むもので
ある。ディップスイッチ(DIPSW)によって設定さ
れたアドレスは、管理装置1によって当該玉貸機41で
あることが認識されるようになる。これにより、例えば
玉貸機41から管理装置1にアドレスを指定して自己の
データを転送することが可能になる。また、管理装置1
からアドレスを指定して玉貸機41にデータが転送され
てきたときに、自己のアドレスと同じであれば、そのデ
ータを取り込むことが可能になる。
【0056】次いで、ステップS202でディップスイ
ッチ(DIPSW)の内容を自己の8ビットのアドレス
として内部メモリ(カードリーダライタ制御装置342
にあるメモリ)に記憶する。次いで、ステップS204
で自己の赤外線装置(P機間中継器45のこと、以下同
様)からアドレス読み込み要求があるか否かを判別す
る。アドレス読み込み要求がなければ、このステップS
240に待機し、アドレス読み込み要求があると、ステ
ップS206に進む。ステップS206では内部メモリ
(カードリーダライタ制御装置342のメモリ)内にあ
るアドレスデータを自己の赤外線装置(P機間中継器4
5)に送出する。これにより、玉貸機41のカードリー
ダライタ制御装置342からP機間中継器45の方にア
ドレスデータが転送される。
【0057】次いで、ステップS208でカード400
がカードリーダライタ装置341に挿入されたか(挿入
があるか)否かを判別する。カード400が挿入されて
いると、ステップS210でカードプレイ処理を行う。
これは、カード400にある金額から遊技のために玉貸
しした分を減額する等の処理を行ったり、カード400
に穴を開ける(例えば、プリペイドカードに穴を金額減
額の穴を形成)等の処理を行うものである。次いで、ス
テップS212に進む。一方、カード400が挿入され
ていなければ、ステップS210をジャンプしてステッ
プS212に進む。ステップS212では通信処理を行
う。これは、玉貸機41のカードリーダライタ制御装置
342の方からP機間中継器45の方にデータを送信す
るものであり、詳細はサブルーチンで後述する。次い
で、ステップS214でNG処理を行う。これは、玉貸
機41のカードリーダライタ制御装置342が制御する
処理で何等かの不具合(NG)があった場合に、それに
対応する処理を行うものである。ステップS214を経
ると、ステップS208に戻って処理を繰り返す。した
がって、カード400の挿入を待って、ステップS20
8〜ステップS214の処理ループが繰り返されること
になる。
【0058】I−1.玉貸機の通信処理のサブルーチン 図17は玉貸機41における通信処理(前述したステッ
プS212)のサブルーチを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンが開始されると、ステップS30
0で赤外線装置(P機間中継器45)から通信があるか
否か、すなわち赤外線装置(P機間中継器45)との間
で情報の転送を行うための通信が行われているか否かを
判別する。赤外線装置(P機間中継器45)より通信が
なければルーチンを終了してメインプログラム(図1
6)にリターンする。また、赤外線装置(P機間中継器
45)との間で通信が行われていると、ステップS30
2に進んで受信データに基づき送信データを作成する。
これは、赤外線装置(P機間中継器45)から受信した
データ(例えば、データ要求コマンド)を解析して、そ
の解析結果に対応して送信すべきデータを作成するもの
である。例えば、カード400の使用金額データが要求
されているときには、その使用金額データを作成するこ
とになる。
【0059】次いで、ステップS304で作成した送信
データを送信バッファに書き込む。送信バッファは、カ
ードリーダライタ制御装置342内に確保される。次い
で、ステップS306で送信バッファに書き込んだ送信
データを赤外線装置(P機間中継器45)に送信する。
これにより、カード400の使用金額データ等がカード
リーダライタ制御装置342から赤外線装置(P機間中
継器45)に転送される。次いで、ステップS308で
送信OKコマンドがあるか否かを判別する。送信OKコ
マンドは、赤外線装置(P機間中継器45)が送信デー
タを確実に受信したとき、赤外線装置(P機間中継器4
5)から送出される。送信OKコマンドがなければ、ス
テップS310に進んで通信NGフラグをセットしてメ
インルーチンにリターンする。これにより、メインルー
チンでは通信NGフラグを受けて、データを再送した
り、異常ランプを点灯したりして必要な処置をとる。一
方、送信OKコマンドがあると、データが確実に赤外線
装置(P機間中継器45)に転送されたと判断してサブ
ルーチンを終了する。
【0060】このように、本実施例ではカード400で
使用された金額情報等がカードリーダライタ装置341
で読み取られ、各玉貸機41のデータとして島設備11
の内部空間201に設けた各P機間中継器45から赤外
線通信により他のP機間中継器45を順次介して島間通
信中継器22に転送され、島間通信中継器22からの情
報は島設備11単位で情報転送路10を介してホールの
管理装置1で収集される。したがって、以下の効果を得
ることができる。 (1)赤外線通信経路が島設備11から大きく離れたホ
ール空間内(遊技者の利用空間)を通信領域としておら
ず、島設備11の内部空間201を利用することによ
り、赤外線通信経路での悪戯を回避することができる。
すなわち、遊技客が赤外線の発光・受光部を手で覆うこ
とができず、赤外線通信経路での悪戯ができない。 (2)各遊技機毎に配置されるP機間中継器45を島設
備11の内部空間201に面した玉貸機41の裏面側に
取り付ける構成であるので、P機間中継器45の取り付
けを簡単に行うことができる。
【0061】(3)P機間中継器45における赤外線の
到達距離が短く(例えば、3.5m程度)ても、P機間
中継器45を島設備11の内部空間201に面した玉貸
機41の裏面側に取り付ける構成であるので、P機間中
継器45の配置場所の選定等で専門的かつ熟練した作業
が必要でなく、通常の作業者で十分に取り付けることが
できる。 (4)赤外線を反射(例えば、鏡を設ける)させない
と、玉貸機41のP機間中継器45と島間通信中継器2
2との間の情報の転送を行えないという領域が生じるこ
とがなく、P機間中継器45および島間通信中継器22
の設置を従来に比して複雑でなくすることができ、設置
コストを低減させることができる。 (5)また、P機間中継器45は玉貸機41の裏面側に
着脱自在に取り付ける構成であるので、取り付け/取り
外しが容易である。したがって、P機間中継器45の点
検、保守、整備の作業性がよい。 (6)多くのP機間中継器45(有価価値情報収集手
段)を配置するに際して、ホールの天井部の空間を使用
しなくてもよいから、ホールの天井部の空間を他の用途
に利用することができ、ホールの美観を損ねることがな
くなる。 (7)島間通信中継器22は、例えば島設備毎に単に1
個ずつ設けるだけでよいから、ホールの天井部の空間の
利用範囲が狭くなることはない。因みに、従来は、全て
の遊技機の中継器がホールの天井部の空間を利用するこ
ともあった。
【0062】なお、上記実施例のような形態で本発明を
実施する例に限らず、本発明は以下のような形態で実施
してもよい。 (a)赤外線通信の経路は島設備11の内部空間201
を利用する例に限るものではない。要は、赤外線通信経
路での悪戯を回避可能な空間で、かつホールの美観を損
うことのない空間を利用すればよいから、例えば島設備
11に沿った周辺空間を適切に利用して赤外線通信を行
うようにしてもよい。具体的には、島設備11の外側の
上部空間で、遊技者の手が届かないような場所を利用し
て赤外線通信を行うようにP機間中継器45(有価価値
情報収集手段)を配置してもよい。この場所であって
も、赤外線通信経路での悪戯を回避でき、かつホールの
美観を損うことがない。 (b)上記実施例は情報媒体として、磁気カード(例え
ば、プリペイドカード)を使用した例であるが、本発明
はICカードを使用した遊技場設備装置にも適用でき
る。 (c)本発明に係わる遊技機はプリペイドカード方式の
遊技機に適用できるし、あるいはクレジット方式のパチ
ンコ機にも適用することができる。 (d)遊技機としては、遊技球を封入した封入球式遊技
機であってもよい。 (e)島間通信中継器やP機間中継器を含む遊技設備装
置の配置場所、大きさ、固定方法は本発明の目的の範囲
内でどのような態様で実施をしてもよい。例えば、遊技
機と玉貸機を併設するのではなく、玉貸機を遊技機に内
蔵するような構成、例えばカードリーダライタ装置、カ
ードリーダライタ制御装置等を全て遊技機に内蔵させ、
カードを遊技機に挿入可能にし、かつP機間中継器を遊
技機の裏面側に配置するような構成にしてもよい。
【0063】(f)図18は島設備の内部に配置される
P機間中継器の変形例を示す図である。図18におい
て、P機間中継器500は小型の細長い形状に形成さ
れ、一方の端部に差込み可能な端子501が形成されて
いる。P機間中継器500は、その両面に発光部50
2、受光部503および発光部504、受光部505か
らなる2組の発光/受光部を備えている。上記実施例で
は、2組の発光/受光部のそれぞれの発光部および受光
部が共に同一の通信経路上に直線的に配列されていた
が、図18に示す例では、2組の発光/受光部のそれぞ
れの発光部および受光部が別の通信経路上に配列されて
いる点が異なる。すなわち、発光部502、504はそ
れぞれレンズ部材502L、504Lを前面に有し、内
部に発光素子502H、504Hを有している。そし
て、発光素子502H、504Hによって赤外線(送信
光)を発生し、レンズ部材502L、504Lを通して
他のP機間中継器あるいは島間通信中継器に発射する。
このとき、赤外線データ(情報)は変調され、情報の転
送(送信)が行われる。
【0064】一方、受光部503、505も同様にレン
ズ部材503L、505Lをそれぞれ前面に有し、内部
に受光素子503J、505Jを有している。そして、
レンズ部材503L、505Lを通して赤外線(受信
光)を効率良く受け、受光素子503J、505Jによ
って赤外線を受信する。このとき、赤外線データ(情
報)は変調されており、受信した赤外線データを復調し
て情報の転送(受信)が行われる。ここで、図18に示
す構成によると、P機間中継器を遊技機に装着し、例え
ば同時に発光部502で赤外線(送信光)を発生し、他
のP機間中継器の受光部505で赤外線を受信する場
合、発光部502の送信経路上(つまり、直線上)に他
の受光部505が配列される構成であるので、指向性を
強く持たせて、他方の赤外線通路(発光部504および
受光部503によって形成される赤外線通路)を邪魔す
ることなく、効率良く通信を行うことができる。また、
両方の発光部502、504で同時に赤外線(送信光)
を発生し、それぞれ受光部503、505で同時に赤外
線を受信する場合(すなわち、同時送信/受信を行う場
合)であっても、赤外線を交差させずに、互いの通信を
行うことができる。発光部5042、受光部503およ
び発光部5044、受光部505からなる2組の発光/
受光部は、内部の電子回路部品群506、507(例え
ば、プリント基盤上に装着された複数の部品)にそれぞ
れ接続されており、電子回路部品群506、507によ
り各種の回路が実現される。電子回路部品群506、5
07は回路基盤508(例えば、プリント基盤)の両面
側にそれぞれ形成されており、回路基盤508の先端部
は前述した差込み可能な端子501になっている。すな
わち、回路基盤508はプリント基盤および差込み可能
な端子501の機能を兼ねている。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、遊技機の有価価値情報
の収集を島設備の内部空間あるいは島設備に沿った周辺
空間のうち少なくとも1つ以上の空間で無線(例えば、
赤外線通信)により行う有価価値情報収集手段を設け、
有価価値情報送信手段により有価価値情報収集手段によ
って収集した情報をホールの情報管理装置に送信するよ
うにしているので、以下の効果を得ることができる。 (1)赤外線通信経路が島設備から大きく離れたホール
空間内(遊技者の利用空間)を通信領域としておらず、
島設備の内部空間を利用することにより、赤外線通信経
路での悪戯を回避することができる。すなわち、遊技客
が赤外線の発光・受光部を手で覆うことができず、赤外
線通信経路での悪戯をできなくすることができる。 (2)各遊技機毎に配置される有価価値情報収集手段
(例えば、P機間中継器)を島設備の内部空間に面した
遊技機の裏側(例えば、玉貸機の裏面側)に取り付ける
構成にすることにより、有価価値情報収集手段の取り付
けを簡単に行うことができる。
【0066】(3)有価価値情報収集手段(例えば、P
機間中継器)における赤外線の到達距離が短く(例え
ば、3.5m程度)ても、有価価値情報収集手段を島設
備の内部空間に面した遊技機の裏面側(例えば、玉貸機
の裏面側)に取り付ける構成にすることより、有価価値
情報収集手段の配置場所の選定等で専門的かつ熟練した
作業が必要でなく、通常の作業者で十分に取り付けるこ
とができる。 (4)赤外線を反射(例えば、鏡を設ける)させない
と、有価価値情報収集手段と有価価値情報送信手段(例
えば、島間通信中継器)との間の情報の転送を行えない
という領域が生じることがなく、有価価値情報収集手段
および有価価値情報送信手段の設置を従来に比して複雑
でなくすることができ、設置コストを低減させることが
できる。 (5)また、有価価値情報収集手段は遊技機の裏面側に
着脱自在に取り付ける構成にすることにより、有価価値
情報収集手段の取り付け/取り外しを容易にすることが
できる。したがって、有価価値情報収集手段の点検、保
守、整備の作業性がよい。 (6)多くの有価価値情報収集手段を配置するに際し
て、ホールの天井部の空間を使用しなくてもよいから、
ホールの天井部の空間を他の用途に利用することがで
き、ホールの美観を損ねることがなくなる。 (7)有価価値情報送信手段は、例えば島設備毎に単に
1個ずつ程度設けるだけでよいから、ホールの天井部の
空間の利用範囲が狭くなることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の遊技場設備装置が配置され
る店内の構成を示す図である。
【図2】同実施例の店内の通信系統の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】同実施例の遊技機の正面斜視図である。
【図4】同実施例の遊技機の裏面図である。
【図5】同実施例の島設備内における通信系統を示す図
である。
【図6】同実施例の島間通信中継器の外観図である。
【図7】同実施例の島間通信中継器の内部ブロック図で
ある。
【図8】同実施例のP機間中継器の外観図である。
【図9】同実施例のP機間中継器の断面図である。
【図10】同実施例のP機間中継器を玉貸機の裏面側に
取り付け一例を示す図である。
【図11】同実施例のP機間中継器および玉貸機の内部
ブロック図である。
【図12】同実施例の島間通信中継器の制御プログラム
を示すフローチャートである。
【図13】同実施例のP機間中継器間の赤外線通信制御
プログラムを示すフローチャートである。
【図14】同実施例のイニシャル処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図15】同実施例の割り込み処理を示すフローチャー
トである。
【図16】同実施例のカードリーダライタ制御装置の制
御プログラムを示すフローチャートである。
【図17】同実施例の通信処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図18】P機間中継器の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 管理装置(情報管理装置) 10 情報伝送路 11、11a〜11n 島設備 21、21a〜21n 遊技機 22、22a〜22n 島間通信中継器(有価価値情報
送信手段) 41、41a〜41n 玉貸機 45、45a〜45n、500 P機間中継器(有価価
値情報収集手段、第1通信手段、第2通信手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも遊技価値情報が記憶された情
    報媒体を使用して遊技を行う遊技機と、 遊技に使用した有価価値情報を収集する情報管理装置
    と、を備えた遊技場設備装置であって、 複数の遊技機を集合化し一群として配置された島設備
    と、 前記島設備に配置された遊技機より遊技に使用した有価
    価値情報の収集を島設備の内部空間あるいは島設備に沿
    った周辺空間のうち少なくとも1つ以上の空間で無線に
    より行う有価価値情報収集手段と、 前記有価価値情報収集手段によって収集された情報を前
    記情報管理装置に送信する有価価値情報送信手段と、を
    設けたことを特徴とする遊技場設備装置。
  2. 【請求項2】 前記有価価値情報収集手段は、 前記島設備に配置された遊技機より遊技に使用した有価
    価値情報を送信する第1通信手段と、 前記各遊技機より前記第1通信手段を介して送信される
    有価価値情報を受信する第2通信手段と、を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技場設備装置。
  3. 【請求項3】 前記有価価値情報収集手段は、複数が配
    置され、 各有価価値情報収集手段が第1通信手段および第2通信
    手段を有し、 第2通信手段により各遊技機の有価価値情報を前段の有
    価価値情報収集手段から受信し、第1通信手段により各
    遊技機の有価価値情報を次段の有価価値情報収集手段に
    送信することにより、各遊技機の有価価値情報を、順
    次、有価価値情報送信手段に送信していくことを特徴と
    する請求項2記載の遊技場設備装置。
  4. 【請求項4】 前記有価価値情報収集手段は、 前記有価価値情報の収集を赤外線通信により行うことを
    特徴とする請求項1又は2記載の遊技場設備装置。
  5. 【請求項5】 前記有価価値情報収集手段は、 赤外線通信を行う発光・受光部を有し、各遊技機に対し
    て着脱自在に配置されることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の遊技場設備装置。
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JP2016163629A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社三共 遊技機および遊技用装置

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JP2016163629A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社三共 遊技機および遊技用装置

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