JPH0971570A - ピリミジン誘導体及びこれを含有する医薬 - Google Patents

ピリミジン誘導体及びこれを含有する医薬

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JPH0971570A
JPH0971570A JP33334295A JP33334295A JPH0971570A JP H0971570 A JPH0971570 A JP H0971570A JP 33334295 A JP33334295 A JP 33334295A JP 33334295 A JP33334295 A JP 33334295A JP H0971570 A JPH0971570 A JP H0971570A
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正宏 田村
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武 大島
Toshiaki Oda
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Shozo Shirato
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は低級アルキル、R2 及びR3 はH、アル
キル、アルコキシ、R4及びR5 はH、アルキル、R6
はアルキル、−OR7 又はNR89 を、nは0〜3の
数を示す(R7、R8、R9 はH、アルキル、アリール、
アラルキル、アミノ、複素環などを示す)〕で表わされ
るピリミジン誘導体又はその塩、及びこれを有効成分と
する医薬。 【効果】 この化合物は強い血管収縮作用と細胞増殖作
用を持つエンドセリンに対して強い阻害活性を有し、循
環器障害等の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なピリミジン
誘導体又はその塩、この化合物を有効成分とする医薬に
関する。
【0002】
【従来の技術】強力な血管収縮作用や血圧上昇作用及び
細胞増殖作用を有するエンドセリンは、虚血性心筋梗
塞、鬱血性心不全、不整脈及び不安定狭心症等の心疾
患;喘息等の気道疾患;肺高血圧、腎性高血圧、臓器移
植に伴う高血圧等の高血圧症;クモ膜下出血、PTCA
後の再狭窄及び血管れん縮等の循環器疾患;急性及び慢
性の腎不全等の腎疾患;糖尿病や高脂血症等、血管障害
を伴う諸疾患及び動脈硬化症;アルコール性肝障害等の
肝疾患;胃粘膜障害等の胃腸疾患;骨疾患;前立腺肥大
症や排尿障害;癌、メラノサイト増殖等に伴う皮膚疾患
等の原因物質と考えられている〔最新医学,94,33
5−431(1994)、医学のあゆみ,168,67
5−692,(1994)、医学のあゆみ,170,3
57,(1994)Pharmac.Rev.,46,
325(1994)、現代医療,27,1(199
5)〕。
【0003】エンドセリンの種々の作用は、エンドセリ
ンが体内の種々の臓器において、その受容体に結合する
ことによって惹起され、エンドセリンによる血管収縮は
少なくとも2種類の受容体(ETA 受容体及びETB
容体)を介して引き起こされることが明らかになってき
た。従ってエンドセリンの両受容体への結合を阻害する
化合物はエンドセリンが関与しているこれらの疾病の予
防及び治療剤として有用であると考えられる。これま
で、エンドセリン拮抗作用を有する種々の化合物が報告
されている〔J.Med.Chem.,36,2585
(1993)、Nature,365,759,(19
93)、Circulation,88,1−316
(1994)、最新医学,94,424−431(19
94)、J.Med.Chem.37,1553(19
94)、特開平5−222003号公報〕。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充分満
足の行くエンドセリン拮抗作用を有する化合物は見出さ
れていないのが現状である。従って本発明の目的は、強
力なエンドセリン拮抗作用を持つ化合物を見出し、これ
を有効成分とする医薬を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる実状に鑑み本発明
者らは鋭意研究を行なった結果、下記一般式(1)で表
わされるピリミジン誘導体及びその塩が優れたエンドセ
リン拮抗作用を有し、循環器系疾患治療剤に代表される
医薬として有用であることを見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明は、次の一般式(1)
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、R1 は低級アルキル基を示し;R
2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、低級アルキル
基又は低級アルコキシル基を示し;R4 及びR5 は同一
又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し;R6
は低級アルキル基、−OR7 又は−NR89 を示し;
nは0〜3の数を示す(ここでR7 は、水素原子、低級
アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基又は
置換基を有していてもよいアラルキル基を示し;R8
びR9 は同一又は異なって水素原子、水酸基、置換基を
有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していて
もよい低級アルケニル基、置換基を有していてもよいア
リール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置
換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していて
もよい複素環式基又は置換基を有していてもよい複素環
アルキル基を示すか、あるいはR8とR9 が一緒になっ
て隣接する窒素原子とともに5〜7員環を形成してもよ
い)〕で表わされるピリミジン誘導体又はその塩を提供
するものである。
【0009】また、本発明は一般式(1)で表わされる
ピリミジン誘導体又はその塩を有効成分とする医薬を提
供するものである。さらに、本発明は一般式(1)で表
わされるピリミジン誘導体又はその塩、及び薬学的に許
容される担体を含有する医薬組成物を提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において「低級」とは炭素
数1〜6のものをいう。一般式(1)中、R1、R2、R
3、R4、R5、R6、R7、R8 及びR9 で示される低級
アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖、分岐鎖又は
環状のアルキル基が挙げられ、具体例としてメチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロプロ
ピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げ
られる。
【0011】このうち、R1 としてはイソプロピル基及
びtert−ブチル基がより好ましく、tert−ブチ
ル基が特に好ましい。
【0012】R2 及びR3 で示される低級アルコキシル
基としては、炭素数1〜6の直鎖、分岐鎖又は環状のア
ルコキシル基が挙げられ、具体例としてメトキシ基、エ
トキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−
ブトキシ基等が挙げられる。
【0013】R7 で示される置換基を有していてもよい
フェニル基としては、炭素数1〜6のアルキル、炭素数
1〜6のアルコキシル又はハロゲン原子が置換していて
もよいフェニル基が挙げられ、具体例としてメチルフェ
ニル基、エチルフェニル基、イソプロピルフェニル基、
メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、クロロフェ
ニル基、ブロモフェニル基、フルオロフェニル基等が挙
げられる。
【0014】R7 、R8 及びR9 で示される置換基を有
していてもよいアラルキル基としては、ヒドロキシ、炭
素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシル、
炭素数1〜3のアルキレンジオキシ、ハロゲン、ニト
ロ、トリフルオロメチル又はシアノ基が置換していても
よいフェニルアルキル基、ナフチルアルキル基、ビフェ
ニルアルキル基、インダニル基等が挙げられる。当該ア
ラルキル基のアルキル基としては炭素数1〜6のアルキ
ル基が挙げられ、これらのアラルキル基には上記の置換
基が1〜3個置換し得る。また、この置換基はアラルキ
ル基のアリール基部、アルキル基部のいずれに置換して
もよい。当該置換基を有していてもよいアラルキル基の
具体例としては、クロロ、フルオロ、メトキシ、エトキ
シ、メチル、エチル、ニトロ、シアノ及びトリフルオロ
メチル基から選ばれた1〜3個の基が置換していてもよ
いベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、ナフチル
メチル、ナフチルエチル、ビフェニルメチル基、インダ
ン−1−イル基等が挙げられる。
【0015】R8 及びR9 で示される置換基を有してい
てもよい低級アルキル基としては、前記R1〜R9 とし
て示した低級アルキル基の外、これにハロゲン原子、水
酸基等1〜3個が置換したアルキル基が挙げられる。
【0016】また、置換基を有していてもよい低級アル
ケニル基としては、炭素数2〜6の直鎖、分岐鎖又は環
状のアルケニル基及びこれにハロゲン原子、水酸基等が
1〜3個置換した基が挙げられ、具体例としてはビニル
基、プロペニル基、イソブテニル基等が挙げられる。
【0017】置換基を有していてもよいアリール基とし
ては、炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6のアルケ
ニル、炭素数1〜6のアルコキシル、炭素数1〜6のア
ルキルチオ、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニト
ロ、アルコキシカルボニル、炭素数1〜6のハロアルキ
ル基等が1〜3個置換していてもよいフェニル、ナフチ
ル基等が挙げられる。当該置換基を有していてもよいア
リール基の具体例としては、フェニル基、ナフチル基、
モノ又はジ−クロロフェニル基、モノ又はジ−フルオロ
フェニル基、モノ,ジ又はトリ−メトキシフェニル基、
モノ又はジ−メチルフェニル基、モノ又はジ−エチルフ
ェニル基、モノ又はジ−イソプロピルフェニル基、te
rt−ブチルフェニル基、イソプロペニルフェニル基、
ヒドロキシフェニル基、ニトロフェニル基、アミノフェ
ニル基、エトキシカルボニルフェニル基、メチルチオフ
ェニル基等が挙げられる。
【0018】R8 及びR9 で示される置換基を有してい
てもよいアミノ基としては、アリールアミノ、複素環ア
ミノ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ基等が挙げら
れ、より具体的にはフェニルアミノ、炭素数1〜6のア
ルキル置換フェニルアミノ、ピリジルアミノ、炭素数1
〜6のアルキルアミノ基等が挙げられる。
【0019】置換基を有していてもよい複素環式基又は
置換基を有していてもよい複素環−アルキル基として
は、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキ
シル、炭素数1〜6のハロアルキル、ハロゲン原子が置
換していてもよいフリル、チエニル、ピラゾリル、チア
ゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピ
リミジニル、ピラジニル、フリルアルキル、チエニルア
ルキル、ピラゾリルアルキル、チアゾリルアルキル、イ
ミダゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジニル
アルキル基等が挙げられる。その具体例としては、メチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、フルオロ、
トリフルオロメチルから選ばれた基が置換していてもよ
いフリル、チエニル、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジ
ル、ピリミジニル、ピラジニル、フルフリル、チエニル
メチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、イミダ
ゾリルメチル、ピリジルメチル、ピリミジニルメチル基
等が挙げられる。
【0020】−NR89 で形成される5〜7員環とし
ては、ピロリジニル基、ピペリジニル基、パーヒドロア
ゼピニル基が挙げられる。本発明化合物(1)の塩とし
ては、薬学的に許容し得る塩であれば特に制限されない
が、塩酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩;酢酸塩、シュウ酸塩、
クエン酸塩等の有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩等
のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等の
アルカリ土類金属塩;1,8−ジアザビシクロ〔5.
4.0〕ウンデック−7−エン(DBU)塩等の有機塩
基塩が挙げられる。
【0021】また、本発明化合物(1)には水和物、溶
媒和物のいずれもが含まれる。本発明化合物(1)は、
例えば次の反応式に従って製造することができる。
【0022】
【化3】
【0023】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R8
9 及びnは前記と同じものを示し、R7aは低級アルキ
ル基、置換基を有していてもよいフェニル基又は置換基
を有していてもよいアラルキル基を示し、R10は低級ア
ルキル基を示す〕
【0024】
【化4】
【0025】また、化合物(1a)と化合物(1b)
は、加水分解又はエステル化により相互に変換すること
ができる。さらに、化合物(1b)にアミン類〔HNR
8R9〕を反応させることにより化合物(1c)を得るこ
とができる。さらにまた、化合物(1c)に有機金属試
薬による求核反応により化合物(1d)を得ることがで
きる。
【0026】化合物(2)及び(3)は公知の化合物で
あり、公知の方法(特開平5−222003号公報)に
より得ることができる。以下に上記反応の各工程につい
て説明する。
【0027】化合物(2)から化合物(1a)を得る方
法:化合物(2)とヒドロキシ脂肪酸エステルとを無溶
媒下、又はN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)や
ジメチルスルホキシド(DMSO)等の極性溶媒中でナ
トリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウ
ム t−ブトキサイド、炭酸カリウム等の塩基の存在下
に反応させればよい。
【0028】化合物(3)から化合物(1b)を得る方
法:例えばDMF、アセトン等の極性溶媒中で、ピリジ
ニウムジクロメート(PDC)、ジョーンズ試薬に代表
されるクロム酸、塩化ルテニウム−過ヨウ素酸ナトリウ
ム等の酸化剤を用いて、化合物(3)を酸化すればよ
い。
【0029】化合物(1a)から化合物(1b)を得る
方法:化合物(1a)を通常用いられる加水分解反応、
例えばアルカリ(NaOH、KOH等)による加水分解反応に
付せばよい。
【0030】化合物(1b)から化合物(1a)を得る
方法: (1).酸触媒(硫酸、塩酸、パラトルエンスルホン酸
等)の使用、(2).脱水縮合剤(ジメチルアミノピリ
ジンの存在下、あるいは非存在下、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC)や1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド(WSC)等の脱
水縮合剤)の使用、(3).塩化チオニルやオキザリル
クロリド等を使用して酸クロリドを経由する方法、
(4).クロル炭酸エチルやクロル炭酸イソブチル等を
使用して混合酸無水物を経由する方法、又は(5).塩
化チオニル等でアルコール部を活性化する方法により化
合物(1b)をエステル化すればよい。
【0031】化合物(1b)から化合物(1c)を得る
方法: (1).DCCやWSC等の脱水縮合剤を使用する方
法、(2).上記の脱水縮合剤を使用して、生成する活
性エステル(パラニトロフェニルエステル等のフェニル
エステル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル
やN−ヒドロキシスクシニイミドエステル等)を経由す
る方法、(3).塩化チオニルやオキザリルクロリド等
を使用して酸クロリドを経由する方法、(4).クロル
炭酸エチルやクロル炭酸イソブチル等を使用して混合酸
無水物を経由する方法、(5).Woodward K
試薬による方法、又は(6).通常アミド化に使用され
る試薬(N−エチル−2′−ヒドロキシベンゾイソキサ
ゾリウムトリフルオロホウ酸塩、N−エチル−5−フェ
ニルイソキサゾリウム−3′−スルホン酸塩、1−エト
キシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキシ
キノリン、ベンゾトリアゾリル−N−ヒドロキシトリス
ジメチルアミノホスホニウムヘキサフルオロリン化合物
塩、ジフェニルホスホリルアジド)を用いる方法により
化合物(1b)をアミド化すればよい。
【0032】化合物(1c)から化合物(1d)を得る
方法: (イ)有機マグネシウム試薬、(ロ)有機リチウム試
薬、(ハ)有機銅試薬、(ニ)有機亜鉛試薬等の有機金
属試薬を用いてアルキル化すればよい。また、本発明化
合物(1b)は、次の反応(B)及び反応(C)によっ
ても製造することができる。
【0033】
【化5】
【0034】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5 及びn
は前記と同じ〕
【0035】すなわち、化合物(2)にアルコール
(4)を反応させてエーテル体(5)を得、これを加水
分解して化合物(1e)とし、次いでさらにエステル部
を加水分解すれば化合物(1b)が得られる。
【0036】
【化6】
【0037】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5 及びn
は前記と同じ〕
【0038】反応(C)によれば、化合物(3)を酸化
してアルデヒド体(6)とし、次いでこれをさらに酸化
することにより化合物(1b)が得られる。
【0039】本発明化合物(1)の代表的な化合物を下
記表1〜9に示す。なお表中、Meはメチル基、Etは
エチル基、t−Buはtert−ブチル基、i−Prは
イソプロピル基、n−Penはn−ペンチル基、n−H
exはn−ヘキシル基、Phはフェニル基、Bnはベン
ジル基を示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】本発明のピリミジン誘導体(1)又はその
塩は、常法により、薬学的に許容される担体を加えて、
固体、半固体、液体等の種々の経口投与用又は非経口投
与用の医薬組成物とすることができる。
【0050】経口投与のための製剤としては、錠剤、丸
剤、顆粒剤、軟・硬カプセル剤、散剤、細粒剤、粉剤、
乳濁剤、シロップ剤、ペレット剤、エリキシル剤等が挙
げられる。非経口投与のための製剤としては、注射剤、
点滴剤、輸液、軟膏、ローション、トニック、スプレ
ー、懸濁剤、油剤、乳剤、坐剤等が挙げられる。本発明
の有効成分を製剤化するには、常法に従えばよいが、必
要により界面活性剤、賦形剤、着色剤、着香料、保存
料、安定剤、緩衝剤、懸濁剤、等張剤その他を適宜使用
することができる。
【0051】ピリミジン誘導体(1)又はその塩の1日
の投与量は、その種類、治療ないし予防対象疾病の種
類、投与方法、患者の年令、患者の症状、処理時間等に
よって相違するが、非経口的には皮下、静脈内、筋肉内
又は直腸内においては0.01〜30mg/kg、特に0.
1mg/kg投与することが好ましい。経口的には、0.0
1〜100mg/kg、特に0.5〜30mg/kg投与するこ
とが望ましい。
【0052】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0053】実施例1(化合物番号1の合成) エチルグリコレート(5g)に金属ナトリウム(160
mg)を加えて、室温で30分攪拌すると透明な溶液とな
る。これに4−t−ブチル−N−〔6−クロロ−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホンアミド(9
93mg)を加え95℃で5時間攪拌した。反応液に酢酸
エチルを加え、1N−塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、
溶媒を留去後、残留物を溶離液としてクロロホルム−メ
タノール(30:1)を使用してシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを行ない、淡黄色油状物としてエチル
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセテートが732
mg得られた。
【0054】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.22(3H,t,J=7.1
Hz), 1.29(9H,s), 4.01(3H,s),4.18(2H,q,J=7.1Hz), 5.
10(2H,s), 6.89(1H,brt,J=7.8Hz),7.00(1H,brd,J=7.8H
z), 7.12(1H,brt,J=7.8Hz), 7.33(1H,brd,J=7.8Hz),7.4
0(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.8Hz), 8.34(2H,m),8.
97(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1755, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0055】実施例2(化合物番号2の合成) 化合物番号1(625mg)のエタノール(20ml)溶液
に1N−水酸化ナトリウム(10ml)を加え、室温で一
夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去し、1N−塩酸(1
0ml)を加えた後、クロロホルム(20ml)にて抽出
し、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。これを無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮すると〔6−(4−t−
ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリ
ミジニルオキシ〕アセティックアシッドが淡黄色粉末と
して、586mg得られた。
【0056】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.26(9H,s), 4.0
2(3H,s), 5.40(2H,s),6.92(1H,dt,J=7.9,1.5Hz), 7.02
(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.14(1H,dt,J=7.9,1.5Hz), 7.34
(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.39(2H,d,J=8.5Hz), 7.43(1H,t,
J=4.9Hz), 8.44(2H,d,J=8.5Hz),9.14(2H,d,J=4.9Hz)
【0057】実施例3(化合物番号3の合成) 4−t−ブチル−N−〔6−(3−ヒドロキシプロピル
オキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホ
ンアミド(3.2g)のジメチルホルムアミド(50m
l)溶液に二クロム酸ピリジニウム(31.9g)を加
えて室温で12時間攪拌し、さらに二クロム酸ピリジニ
ウム(10.6g)を追加し、12時間攪拌した。酢酸
エチルを加えて1N−塩酸、水で洗浄後、有機層から飽
和重曹水で抽出し、水層は酢酸エチルで洗浄した。希塩
酸で酸性とし再度、酢酸エチルで抽出し、有機層は飽和
食塩水で洗浄した。これを無水硫酸マグネシウムで乾燥
し減圧濃縮すると3−〔6−(4−t−ブチルフェニル
スルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)
−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキ
シ〕プロピオニックアシッドが淡黄色粉末として、1.
85g得られた。
【0058】1H-NMR(CDCl3-CD3OD(4:1),ppm,TMS):1.29
(9H,s), 2.64(2H,t,J=6.2Hz),3.91(3H,s), 4.75(2H,t,J
=6.2Hz), 6.84(1H,dt, J=7.9,1.5Hz),6.96(1H,brd,J=7.
9Hz), 6.98(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.09(1H,dt,J=7.9,1.5
Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz),7.50(1H,t,J=4.9Hz), 8.31(2
H,m), 9.02(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3400, 2965, 1730, 1620, 1580, 1560, 1
500, 1340, 1255,1175, 1080, 750
【0059】実施例4(化合物番号4の合成) 4−t−ブチル−N−〔6−(4−ヒドロキシブチルオ
キシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−
ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホン
アミドより、実施例3と同様の方法で4−〔6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ〕ブチリックアシッドが淡黄色粉末
として得られた。
【0060】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.9
5(2H,m), 2.25(2H,t,J=7.2Hz),3.90(3H,s), 4.52(2H,t,
J=6.1Hz), 6.84(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.96(1H,dd,J=7.
7,1.5Hz), 6.97(1H,dd,J=7.7,1.5Hz),7.09(1H,dt,J=7.
7,1.5Hz), 7.42(2H,d,J=8.6Hz),7.45(1H,t,J=4.9Hz),
8.34(2H,m), 9.06(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3305, 2965, 1735, 1685, 1615, 1565, 1
500, 1335, 1260,1165, 1115, 1075, 750
【0061】実施例5(化合物番号5の合成) 4−t−ブチル−N−〔6−(5−ヒドロキシペンチル
オキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホ
ンアミドより、実施例3と同様の方法で5−〔6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ〕ペンタノイックアシッドが黄色
粉末として得られた。
【0062】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.5
7(2H,m), 1.70(2H,m),2.29(2H,t,J=7.3Hz), 3.90(3H,
s), 4.49(2H,t,J=6.2Hz),6.83(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.
95(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.00(1H,brd,J=7.8Hz), 7.08(1
H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz),7.46(1H,t,J=
4.9Hz), 8.33(2H,brd,J=8.6Hz), 9.08(2H,d,J=4.9Hz)
【0063】実施例6(化合物番号6の合成) 化合物番号5(41.3mg)のイソプロピルアルコール
(2ml)溶液に濃硫酸(2滴)を加えて室温で一夜攪拌
した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸エチルに溶解し
て飽和重曹水、水、1N−塩酸、及び飽和食塩水で順次
洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する
と、イソプロピル 5−〔6−(4−t−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオ
キシ〕ペンタノエートが淡黄色油状物として34.9mg
得られた。
【0064】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.19(6H,d,J=6.1
Hz), 1.29(9H,s), 1.53(2H,m),1.66(2H,m), 2.19(2H,t,
J=7.3Hz), 3.91(3H,s), 4.48(2H,t,J=6.1Hz),4.97(1H,s
ep,J=6.1Hz), 6.83(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.96(1H,dd,J=
7.8,1.5Hz), 6.98(1H,brd,J=7.8Hz),7.08(1H,dt,J=7.8,
1.5Hz), 7.42(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.6Hz), 8.3
2(2H,m), 9.02(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1725, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1170,1080, 750
【0065】実施例7(化合物番号7の合成) 化合物番号3とベンジルアルコールより、実施例6と同
様の方法でベンジル3−〔6−(4−t−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオ
キシ〕プロピオネートが淡黄色油状物として得られた。
【0066】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
2(2H,t,J=6.1Hz), 3.90(3H,s),4.80(2H,t,J=6.1Hz), 5.
03(2H,s), 6.79(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.93(1H,dd,J=7.
7,1.5Hz), 6.99(1H,brd,J=7.7Hz),7.06(1H,dt,J=7.7,1.
5Hz), 7.28(5H,m), 7.41(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=
8.6Hz), 8.35(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
【0067】実施例8(化合物番号8の合成) 化合物番号3とn−ヘキシルアルコールより、実施例6
と同様の方法でn−ヘキシル 3−〔6−(4−t−ブ
チルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシ
フェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミ
ジニルオキシ〕プロピオネートが淡黄色油状物として得
られた。
【0068】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.85(3H,t,J=6.8
Hz), 1.25(6H,m), 1.29(9H,s),1.54(2H,m), 2.68(2H,t,
J=6.2Hz), 3.93(3H,s), 4.00(2H,t,J=6.7Hz),4.78(2H,
t,J=6.2Hz), 6.78〜7.18(4H,m), 7.41(2H,d,J=8.6Hz),
7.42(1H,t,J=4.9Hz), 8.34(2H,m), 9.01(2H,d,J=4.9Hz)
【0069】実施例9(化合物番号9の合成) 化合物番号3とエタノールより、実施例6と同様の方法
でエチル 3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロ
ピオネートが淡黄色油状物として得られた。
【0070】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.18(3H,t,J=7.2
Hz), 1.29(9H,s),2.67(2H,t,J=6.2Hz), 3.94(3H,s), 4.
06(2H,q,J=7.2Hz),4.78(2H,t,J=6.2Hz), 6.77〜7.18(4
H,m), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),7.42(1H,t,J=4.9Hz), 8.35
(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
【0071】実施例10(化合物番号10の合成) 化合物番号2とベンジルアルコールより、実施例6と同
様の方法でベンジル〔6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕
アセテートが淡黄色油状物として得られた。
【0072】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.9
8(3H,s), 5.15(2H,s),5.17(2H,s), 6.78(1H,dt,J=7.7,
1.5Hz), 6.98(1H,dd,J=7.7,1.5Hz),7.09(1H,dt,J=7.7,
1.5Hz), 7.24(6H,m), 7.41(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J
=8.5Hz), 8.35(2H,m), 8.98(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1755, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0073】実施例11(化合物番号11の合成) 化合物番号4と4−メトキシベンジルアルコールより、
実施例6と同様の方法で4−メトキシベンジル 4−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチレートが淡黄色
油状物として得られた。
【0074】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.9
3(2H,m), 2.17(2H,t,J=7.6Hz),3.80(3H,s), 3.85(3H,
s), 4.48(2H,t,J=6.0Hz), 5.00(2H,s),6.77(1H,dt,J=7.
7,1.5Hz), 6.87(2H,d,J=8.5Hz), 6.83〜6.97(2H,m),7.0
2(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.26(2H,d,J=8.5Hz), 7.42(1H,
t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.5Hz), 8.35(2H,m), 9.01(2
H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1730, 1615, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1250, 1170,1080, 750
【0075】実施例12(化合物番号12の合成) 化合物番号2(40mg)の塩化メチレン−ジメチルホル
ムアミド(3:1)2ml溶液に3−クロロフェノール
(45mg)、N,N−ジメチルアミノピリジン(1m
g)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−
エチルカルボジイミド・塩酸塩(16.3mg)を加えて
室温で一夜攪拌した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸
エチルに溶解して飽和重曹水、水、1N−塩酸、及び飽
和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧濃縮し、残渣を分取薄層クロマトグラフィー
(メルク社製:展開溶媒にはクロロホルム−メタノール
(10:1)を使用)にて精製後、酢酸エチルに溶解
し、1N−塩酸と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去すると3−クロロ
フェニル〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルア
ミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−
ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセテート
が淡黄色油状物として得られた。
【0076】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.9
8(3H,s), 5.26(2H,s),6.84(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.95
〜7.04(2H,m),7.10(1H,d,J=7.8,1.5Hz), 7.15〜7.30(4
H,m), 7.43(2H,d,J=8.6Hz),7.45(1H,t,J=4.9Hz), 8.36
(2H,m), 9.03(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1780, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0077】実施例13(化合物番号13の合成) 化合物番号3(21.8mg)のジメチルホルムアミド
(0.5ml)溶液にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール
・アンモニウム塩(6.4mg)及び1−(3−ジメチル
アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩
(8.0mg)を加えて室温で2.5時間攪拌した。反応
液に酢酸エチル(10ml)を加え、1N−塩酸、水、飽
和重曹水、水、及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去し残渣を分取薄
層クロマトグラフィー(展開溶媒にはクロロホルム−メ
タノール(5:1)を使用)にて精製後、酢酸エチルに
溶解し、1N−塩酸と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去すると3−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−(メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミ
ジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミド
が淡黄色油状物として5.8mg得られた。
【0078】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
0(2H,t,J=6.5Hz), 3.93(3H,s),4.76(2H,t,J=6.5Hz), 6.
80〜7.17(4H,m), 7.44(2H,d,J=8.8Hz),7.48(1H,t,J=4.9
Hz), 8.36(2H,m), 9.01(2H,d,J=4.9Hz)
【0079】実施例14(化合物番号14の合成) 化合物番号3(100mg)のジメチルホルムアミド−塩
化メチレン(1:1)8ml溶液にN−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール・一水和物(53.8mg)、ベンジルアミ
ン(95.9mg)、及び1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(40mg)
を加えて室温で一夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去し
た後、酢酸エチル(20ml)に溶解し、飽和重曹水、
水、1N−塩酸、及び飽和食塩水で順次洗浄した。これ
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮するとN−ベ
ンジル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニ
ルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロ
ピオンアミドが油状物として100.9mg得られた。
【0080】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
7(2H,t,J=6.5Hz), 3.90(3H,s),4.39(2H,d,J=5.9Hz), 4.
82(2H,t,J=6.5Hz), 6.75(1H,m),6.81(1H,dt,J=7.8,1.5H
z), 6.94(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.97(1H,brd,J=7.8Hz),
7.08(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.14〜7.25(5H,m),7.36(1H,
t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 8.35(2H,m),8.87(2
H,d,J=4.9Hz)
【0081】実施例15(化合物番号15の合成) 化合物番号2とベンジルアミンより、実施例14と同様
の方法でN−ベンジル−〔6−(4−t−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオ
キシ〕アセトアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0082】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.6
8(3H,s), 4.29(2H,d,J=6.1Hz),5.02(2H,s), 6.20(1H,
m), 6.69(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.78(1H,dd,J=7.8,1.5H
z), 6.90(1H,brd,J=7.8Hz),6.97(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),
7.05〜7.33(5H,m), 7.43(1H,t,J=4.9Hz),7.44(2H,d,J=
8.5Hz), 8.38(2H,m), 8.98(2H,d,J=4.9Hz)
【0083】実施例16(化合物番号16の合成) 化合物番号4とベンジルアミンより、実施例14と同様
の方法でN−ベンジル−4−〔6−(4−t−ブチルフ
ェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノ
キシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル
オキシ〕ブチラアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0084】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
1(4H,m), 3.82(3H,s),4.35(2H,d,J=5.6Hz), 4.49(2H,
m), 5.85(1H,m), 6.74(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.81〜6.90
(2H,m), 6.96(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.16〜7.32(5H,m),
7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.35(2H,
m),8.96(2H,d,J=4.9Hz)
【0085】実施例17(化合物番号19の合成) 化合物番号5とベンジルアミンより、実施例14と同様
の方法でN−ベンジル−5−〔6−(4−t−ブチルフ
ェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノ
キシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル
オキシ〕ペンタノアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0086】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.5
2〜1.76(4H,m),2.22(2H,t,J=7.0Hz), 3.89(3H,s), 4.35
(2H,d,J=5.9Hz),4.53(2H,t,J=5.9Hz), 6.36(1H,m), 6.7
9(1H,t,J=7.6Hz),6.88〜6.98(2H,m), 7.04(1H,t,J=7.7H
z), 7.12 〜7.29(5H,m),7.37(1H,t,J=4.6Hz), 7.43(2H,
d,J=8.6Hz), 8.36(2H,m),8.92(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0087】実施例18(化合物番号24の合成) 化合物番号2とフェネチルアミンより、実施例14と同
様の方法でN−フェネチル−〔6−(4−t−ブチルフ
ェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノ
キシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル
オキシ〕アセトアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0088】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
5(2H,t,J=7.1Hz), 3.32(2H,m),3.81(3H,s), 4.96(2H,
s), 5.98(1H,m), 6.75(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.79(1H,d
d,J=7.8,1.5Hz), 6.93(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 7.01〜7.2
0(6H,m),7.45(1H,t,J=4.9Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 8.
37(2H,m),9.01(2H,d,J=4.9Hz)
【0089】実施例19(化合物番号25の合成) 化合物番号4とアニリンより、実施例14と同様の方法
でN−フェニル−4−〔6−(4−t−ブチルフェニル
スルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)
−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキ
シ〕ブチラアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0090】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
6(2H,m), 2.20(2H,m),3.90(3H,s), 4.53(2H,t,J=5.6H
z), 6.80〜7.31(6H,m), 7.34〜7.48(5H,m),7.63(1H,m),
8.37(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 755
【0091】実施例20(化合物番号29の合成) 化合物番号4と2−メトキシアニリンより、実施例14
と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−4−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄
色粉末として得られた。
【0092】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
4(2H,m), 2.13(2H,m),3.85(3H,s), 3.88(3H,s), 4.55(2
H,t,J=5.6Hz), 6.81〜7.01(6H,m),7.02(1H,dt,J=7.7,1.
5Hz), 7.11(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz),
7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.31(2H,m),8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0093】実施例21(化合物番号30の合成) 化合物番号4と3−クロロアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−(3−クロロフェニル)−4−〔6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが無色粉
末として得られた。
【0094】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
6(2H,m), 2.23(2H,t,J=7.1Hz),3.90(3H,s), 4.55(2H,t,
J=5.6Hz), 6.86(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.95(1H,dd,J=7.
8,1.5Hz), 6.98(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 7.04(1H,m),7.11
(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.17(1H,t,J=8.1Hz), 7.28(1H,
m),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 7.55(1
H,brs), 8.33(2H,m),8.95(2H,d,J=4.9Hz)
【0095】実施例22(化合物番号31の合成) 化合物番号2と2−メトキシアニリンより、実施例14
と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−〔6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉
末として得られた。
【0096】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.5
8(3H,s), 3.99(3H,s),5.20(2H,s), 7.30〜7.67(7H,m),
7.36〜7.48(3H,m),8.26(1H,dd,J=8.1,1.5Hz), 8.37(2H,
m), 8.69(1H,brs),9.00(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0097】実施例23(化合物番号32の合成) 化合物番号2と3−クロロアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−(3−クロロフェニル)−〔6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉末として
得られた。
【0098】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.9
0(3H,s), 5.09(2H,s),6.88(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 6.95
〜7.10(3H,m), 7.14(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.19(1H,t,J=
7.9Hz), 7.32(1H,t,J=1.8Hz), 7.37(2H,m),7.44(2H,d,J
=8.8Hz), 7.48(1H,t,J=4.9Hz), 8.35(2H,m),9.04(2H,d,
J=4.9Hz)
【0099】実施例24(化合物番号35の合成) 化合物番号2とアニリンより、実施例14と同様の方法
でN−フェニル−〔6−(4−t−ブチルフェニルスル
ホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2
−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ア
セトアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0100】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.8
6(3H,s), 5.11(2H,s),6.85(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 6.98
(1H,dd,J=7.7,1.5Hz),7.01(1H,brd,J=7.7Hz), 7.05〜7.
14(2H,m), 7.22〜7.38(4H,m),7.43(2H,d,J=8.5Hz), 7.4
5(1H,t,J=4.9Hz), 8.38(2H,m),9.01(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 755
【0101】実施例25(化合物番号36の合成) 化合物番号2と1−ナフタレンメチルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(1−ナフタレンメチル)−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが淡黄
色油状物として得られた。
【0102】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.5
8(3H,s), 4.78(2H,d,J=5.6Hz),5.05(2H,s), 6.30(1H,
m), 6.42(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.56(1H,dd,J=7.8,1.5H
z), 6.72(2H,m), 7.26(1H,m), 7.35〜7.50(6H,m),7.78
〜7.88(3H,m), 8.34(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0103】実施例26(化合物番号37の合成) 化合物番号4と3−メトキシベンジルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(3−メトキシベンジル)−
4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミド
が淡黄色油状物として得られた。
【0104】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
1(4H,m), 3.74(3H,s),3.83(3H,s), 4.33(2H,d,J=5.6H
z), 4.49(2H,m), 5.88(1H,m),6.70〜6.81(5H,m), 6.87
(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.98(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.18
(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,
J=8.8Hz), 8.33(2H,m),8.94(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1260, 1170,1080, 750
【0105】実施例27(化合物番号38の合成) 化合物番号4と2−クロロフェネチルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−
4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミド
が淡黄色油状物として得られた。
【0106】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.9
5(4H,m), 2.90(2H,t,J=7.0Hz),3.46(2H,m), 3.87(3H,
s), 4.45(2H,m), 5.62(1H,m),6.76(1H,dt,J=7.8,1.5H
z), 6.87(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.91(1H,dd,J=7.8,1.5H
z), 6.99(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.05〜7.19(3H,m), 7.30
(1H,m), 7.43(1H,t,J=4.9Hz),7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.3
3(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 755
【0107】実施例28(化合物番号40の合成) 化合物番号5と2−メトキシベンジルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−
5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミ
ドが淡黄色油状物として得られた。
【0108】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.5
6(2H,m), 1.65(2H,m),2.15(2H,t,J=7.2Hz), 3.75(3H,
s), 3.88(3H,s), 4.38(2H,d,J=5.6Hz),4.50(2H,t,J=6.1
Hz), 6.30(1H,m), 6.73〜6.97(5H,m),7.03(1H,dt,J=7.
8,1.5Hz), 7.15 〜7.24(2H,m), 7.39(1H,t,J=4.9Hz),7.
43(2H,d,J=8.6Hz), 8.32(2H,m), 8.96(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1245, 1175,1080, 755
【0109】実施例29(化合物番号41の合成) 化合物番号5と3−クロロベンジルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−(3−クロロベンジル)−5−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0110】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.6
9(4H,m), 2.24(2H,t,J=6.6Hz),3.90(3H,s), 4.32(2H,d,
J=5.9Hz), 4.54(2H,t,J=6.0Hz), 6.51(1H,m),6.80(1H,b
rt,J=8.3Hz), 6.94(2H,m), 7.00〜7.20(5H,m),7.39(1H,
t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.32(2H,m),8.93(2
H,d,J=4.9Hz)
【0111】実施例30(化合物番号51の合成) 化合物番号3と2−メチルベンジルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−(2−メチルベンジル)−3−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0112】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.2
4(3H,s), 2.67(2H,t,J=6.4Hz),3.90(3H,s), 4.37(2H,d,
J=5.6Hz), 4.82(2H,t,J=6.4Hz), 6.52(1H,m),6.80(1H,
t,J=7.8Hz), 6.94(1H,d,J=7.8Hz), 6.96〜7.18(6H,m),
7.34(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.7Hz), 8.37(2H,
m),8.82(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0113】実施例31(化合物番号52の合成) 化合物番号4とフェネチルアミンより、実施例14と同
様の方法でN−フェネチル−4−〔6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色油状物として得られ
た。
【0114】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.9
1(4H,m), 2.75(2H,t,J=6.5Hz),3.46(2H,m), 3.86(3H,
s), 4.43(2H,m), 5.52(1H,m),6.72(1H,dt,J=7.8,1.5H
z), 6.84(1H,d,J=7.8Hz),6.88(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.
95(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.10〜7.30(5H,s),7.42(1H,t,
J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.36(2H,m),8.99(2H,
d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0115】実施例32(化合物番号44の合成) 化合物番号5と2−クロロフェネチルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−
5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミ
ドが淡黄色油状物として得られた。
【0116】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.5
2〜1.70(4H,m),2.13(2H,t,J=7.1Hz), 2.90(2H,t,J=7.0H
z), 3.48(2H,m), 3.92(3H,s),4.50(2H,t,J=6.0Hz), 6.0
5(1H,m), 6.81(1H,t,J=8.0Hz),6.90〜7.26(7H,m), 7.42
(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),8.35(2H,m), 8.9
5(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1080,750
【0117】実施例33(化合物番号46の合成) 化合物番号5とフェネチルアミンより、実施例14と同
様の方法でN−フェネチル−5−〔6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色油状物として得ら
れた。
【0118】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.5
2〜1.67(4H,m),2.11(2H,t,J=7.7Hz), 2.76(2H,t,J=7.0H
z), 3.45(2H,q,J=6.6Hz),3.91(3H,s), 4.49(2H,t,J=6.1
Hz), 5.91(1H,m), 6.80(1H,dt,J=7.0,1.5Hz),6.90〜7.2
6(8H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.43(1H,t,J=4.6Hz),8.
29〜8.40(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1080,750
【0119】実施例34(化合物番号17の合成) 化合物番号3(51mg)のジメチルホルムアミド−塩化
メチレン(2:1)1.5ml溶液にN−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール・一水和物(27mg)、4−メトキシベ
ンジルアミン(57.5μl)、及び1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸
塩(17mg)を加えて室温で一夜、攪拌した。減圧下、
溶媒を留去した後、酢酸エチル(15ml)に溶解し、1
N−塩酸、水、飽和重曹水、及び飽和食塩水で順次洗浄
した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮す
るとN−(4−メトキシベンジル)−3−〔6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩
が無色粉末として38mg得られた。
【0120】融点129−131℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1560, 1500, 1380, 1
250, 1180, 1135,1080, 750
【0121】実施例35(化合物番号18の合成) 化合物番号3とアニリンより、実施例34と同様の方法
でN−フェニル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニル
スルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)
−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキ
シ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末とし
て得られた。
【0122】融点162−163℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1600, 1560, 1500, 1380, 1
250, 1135, 1080,755
【0123】実施例36(化合物番号20の合成) 化合物番号3と3,4−メチレンジオキシベンジルアミ
ンより、実施例34と同様の方法でN−(3,4−メチ
レンジオキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末
として得られた。
【0124】融点142−145℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1380, 1250, 1
180, 1080, 750
【0125】実施例37(化合物番号21の合成) 化合物番号3と4−クロロベンジルアミンより、実施例
34と同様の方法でN−(4−クロロベンジル)−3−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドの
ナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0126】融点161−163℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1360, 1250, 1
180, 1080, 750
【0127】実施例38(化合物番号22の合成) 化合物番号3と2−クロロフェネチルアミンより、実施
例34と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−
3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンア
ミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0128】融点148−149℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1365, 1250, 1
180, 1080, 755
【0129】実施例39(化合物番号23の合成) 化合物番号3と4−メトキシフェネチルアミンより、実
施例34と同様の方法でN−(4−メトキシフェネチ
ル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオ
ンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0130】融点140−142℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1560, 1500, 1365, 1250, 1
180, 1080, 750
【0131】実施例40(化合物番号26の合成) 化合物番号3と3−メトキシアニリンより、実施例34
と同様の方法でN−(メトキシフェニル)−3−〔6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナ
トリウム塩が無色粉末として得られた。
【0132】融点160−161℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1600, 1560, 1500, 1380, 1
250, 1180, 1080,750
【0133】実施例41(化合物番号27の合成) 化合物番号3とフェネチルアミンより、実施例34と同
様の方法でN−フェネチル−3−〔6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色
粉末として得られた。
【0134】融点149−150℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1365, 1250, 1
180, 1080, 750
【0135】実施例42(化合物番号28の合成) 化合物番号3と4−クロロアニリンより、実施例34と
同様の方法でN−(4−クロロフェニル)−3−〔6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナ
トリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0136】融点165−168℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1595, 1560, 1500, 1380, 1
250, 1180, 1080,750
【0137】実施例43(化合物番号33の合成) 化合物番号3と3,4,5−トリメトキシベンジルアミ
ンより、実施例34と同様の方法でN−(3,4,5−
トリメトキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉
末として得られた。
【0138】融点142−145℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1590, 1580, 1560, 1500, 1
330, 1250, 1180,1080, 750
【0139】実施例44(化合物番号34の合成) 化合物番号3と2−メトキシベンジルアミンより、実施
例34と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−
3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンア
ミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0140】融点138−139℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1580, 1560, 1500, 1360, 1
250, 1175, 1080,755
【0141】実施例45(化合物番号42の合成) 化合物番号3とシクロヘキシルアミンより、実施例34
と同様の方法でN−シクロヘキシル−3−〔6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩
が淡黄色粉末として得られた。
【0142】融点162−164℃ IR(KBr)cm-1:2935, 1650, 1560, 1500, 1365, 1250, 1
180, 1080, 750
【0143】実施例46(化合物番号43の合成) 化合物番号3とn−ペンチルアミンより、実施例34と
同様の方法でN−(n−ペンチル)−3−〔6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩
が淡黄色粉末として得られた。
【0144】融点142−144℃ IR(KBr)cm-1:2960, 1655, 1560, 1365, 1250, 1180, 1
080, 750
【0145】実施例47(化合物番号47の合成) 化合物番号5と3−フェニル−1−プロピルアミンよ
り、実施例34と同様の方法でN−(3−フェニル−1
−プロピル)−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕
ペンタノアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得ら
れた。
【0146】融点118−120℃
【0147】実施例48(化合物番号48の合成) 化合物番号3と2−メトキシアニリンより、実施例34
と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−3−
〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドの
ナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0148】融点120−122℃ IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1600, 1560, 1500, 1255, 1
135, 1080, 750
【0149】得られたナトリウム塩を常法により遊離体
とした。この遊離体のNMRデータを以下に示す。
【0150】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
7(2H,t,J=5.9Hz), 3.74(3H,s),3.87(3H,s), 4.89(2H,t,
J=5.9Hz), 6.59(1H,t,J=7.2Hz),6.77〜7.09(6H,m), 7.4
0(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),7.90(1H,brs),
8.29(1H,d,J=7.3Hz), 8.38(2H,d,J=8.5Hz), 8.82(1H,br
s),8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0151】実施例49(化合物番号49の合成) 化合物番号3とエチルアミン塩酸塩と当量のN−メチル
モルホリンの存在下、実施例34と同様の方法でN−エ
チル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオ
ンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0152】融点117−120℃
【0153】実施例50(化合物番号39の合成) 化合物番号2(57.6mg)のジメチルホルムアミド−
塩化メチレン(1:1)2ml溶液にN−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール・一水和物(30.6mg)、及び1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド・塩酸塩(21.1mg)を加え、1時間攪拌後、
ヒドロキシルアミン・塩酸塩(39.8mg)、及びトリ
エチルアミン(0.08ml)を加えて室温で一夜、攪拌
した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸エチル(5ml)
に溶解し、1N−塩酸、水、飽和重曹水、及び飽和食塩
水で順次洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮後、展開溶液としてクロロホルム−メタノ
ール(10:1)を使用して分取薄層クロマトグラフィ
ーにて精製後、酢酸エチルに溶解し、1N−塩酸、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去するとN−ヒドロキシ−〔6−(4−t
−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メト
キシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピ
リミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉末として12
mg得られた。
【0154】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 4.0
0(3H,s), 5.14(2H,s),6.89(1H,t,J=7.6Hz), 7.00(1H,d,
J=7.6Hz), 7.12(1H,t,J=7.6Hz),7.32(1H,d,J=7.6Hz),
7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.37(2H,m),
8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0155】実施例51(化合物番号45の合成) 化合物番号3とホモピペリジンより、実施例14と同様
の方法でホモピペリジノ−3−〔6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として得ら
れた。
【0156】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 1.4
9(4H,m), 1.64(4H,m),2.72(2H,t,J=6.7Hz), 3.36(2H,t,
J=6.1Hz), 3.46(2H,t,J=6.1Hz),3.96(3H,s), 4.88(2H,
t,J=6.7Hz), 6.82(1H,t,J=8.1Hz),6.92〜7.14(3H,m),
7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.40(2H,d,J=8.6Hz),8.32(2H,m),
9.00(2H,d,J=4.9Hz)
【0157】実施例52(化合物番号50の合成) 化合物番号3と3−メチルアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−(3−メチルフェニル)−3−〔6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0158】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.2
9(3H,s), 2.74(2H,t,J=6.2Hz),3.86(3H,s), 4.85(2H,t,
J=6.2Hz), 6.70(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.85〜7.30(7H,
m), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.8Hz),8.36(2
H,m), 8.93(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1615, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0159】実施例53(化合物番号53の合成) 化合物番号3と2−イソプロピルアニリンより、実施例
14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニル)
−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンア
ミドが淡黄色油状物として得られた。
【0160】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.06(6H,d,J=6.8
Hz), 1.29(9H,s),2.86(2H,t,J=6.5Hz), 3.03(1H,sep,J=
6.8Hz), 3.92(3H,s),4.92(2H,t,J=6.5Hz), 6.80(1H,t,J
=7.7Hz), 6.95(1H,d,J=7.1Hz),6.99〜7.32(6H,m), 7.36
(1H,d,J=8.1Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz),8.43(2H,d,J=8.6
Hz), 8.59(2H,d,J=4.9Hz), 8.86(1H,brs)
【0161】実施例54(化合物番号88)の合成 化合物3(40.2mg)の塩化メチレン(0.3ml)溶
液に塩化オキサリル(9.5mg)を加え、さらにジメチ
ルホルムアミド1滴を追加し、室温にて30分攪拌後、
2−アミノ−5−トリフルオロメチル−1,3,4−チ
アジアゾール(24.1mg)を加えて一夜、室温で攪拌
した。反応液に酢酸エチル(10ml)を加え、飽和重曹
水、水、1N−塩酸、水、及び飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残
渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒にはクロロ
ホルム−メタノール(5:1)を使用)にて精製後、酢
酸エチルに溶解し、1N−塩酸と飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去す
るとN−(5−トリフルオロメチル−1,3,4−チア
ジアゾール−2−イル)−3−[6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として32.
9mg得られた。
【0162】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.1
2(2H,t,J=6.7Hz), 3.85(3H,s),4.83(2H,t,J=6.7Hz), 6.
74(1H,t,J=7.6Hz), 6.86(1H,d,J=7.6Hz),6.90(1H,d,J=
7.6Hz), 6.99(1H,t,J=7.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz),7.4
9(1H,t,J=4.9Hz), 8.44(2H,m), 9.00(1H,brs), 9.26(2
H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
330, 1255, 1175,1085, 750
【0163】実施例55(化合物89)の合成 化合物3と2−エチルアニリンより実施例14と同様の
方法でN−(2−エチルフェニル)−3−[6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末と
して得られた。
【0164】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.07(3H,t,J=7.6
Hz), 1.29(9H,s),2.50(2H,q,J=7.6Hz), 2.84(2H,t,J=6.
5Hz), 3.90(3H,s),4.94(2H,t,J=6.5Hz), 6.78(1H,t,J=
7.6Hz), 6.93(1H,d,J=7.6Hz),6.97〜7.32(6H), 7.43(1
H,t,J=4.6Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz),8.43(2H,d,J=8.5H
z), 8.59(1H,brs), 8.65(2H,d,J=4.6Hz), 8.83(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1618, 1499, 1455, 1384, 1
255, 1175, 1083,752
【0165】実施例56(化合物90の合成) 化合物3と1,2−フェニレンジアミンより、実施例5
4と同様の方法でN−(2−アミノフェニル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色粉末として得られた。
【0166】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
2(2H,t,J=6.5Hz), 3.88(3H,s),4.87(2H,t,J=6.5Hz), 6.
70〜7.14(8H), 7.33(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.5H
z), 8.36(2H,m), 8.77(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
342, 1255, 1175,1080, 750
【0167】実施例57(化合物91の合成) 化合物3とフェニルヒドラジンより、実施例14と同様
の方法でN′−フェニル−3−[6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ]プロピオノヒドラジトが淡黄色粉末として得
られた。
【0168】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.7
7(2H,t,J=6.7Hz), 3.94(3H,s),4.80(2H,t,J=6.7Hz), 6.
24(1H,brs), 6.74〜7.24(9H),7.33(1H,t,J=4.9Hz), 7.4
6(2H,d,J=8.6Hz), 8.47(2H,d,J=8.6Hz),8.90(2H,d,J=4.
9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1680, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 755
【0169】実施例58(化合物92の合成) 化合物3と2−アミノピリジンより、実施例54と同様
の方法でN−(2−ピリジル)−3−[6−(4−t−
ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジにル)−4−ピリ
ミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として
得られた。
【0170】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
7(2H,t,J=6.2Hz), 3.86(3H,s),4.86(2H,t,J=6.2Hz), 6.
68(1H,dt,J=7.8,1.2Hz), 6.86(1H,d,J=7.6Hz),6.90〜7.
07(3H), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),7.6
8(1H,dt,J=7.9,1.8Hz), 8.14(1H,d,J=8.3Hz), 8.25(1H,
m),8.39(2H,m), 8.49(1H,brs), 9.04(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0171】実施例59(化合物93の合成) 化合物3と2−イソプロペニルアニリンより、実施例1
4と同様の方法で(N−(2−イソプロペニルフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオ
ンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0172】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 1.9
1(3H,s), 2.75(2H,t,J=6.0Hz),3.88(3H,s), 4.85(1H,br
s), 4.89(2H,t,J=6.0Hz), 5.16(1H,brs),6.63(1H,t,J=
7.4Hz), 6.88(1H,d,J=7.6Hz), 6.92〜7.14(4H,m),7.23
(1H,m), 7.41(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.6Hz), 7.
96(1H,brs),8.09(1H,d,J=8.0Hz), 8.39(2H,m), 8.92(2
H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0173】実施例60(化合物94の合成) 化合物3と2−(メチルチオ)アニリンより、実施例1
4と同様の方法でN−(2−メチルチオフェニル)−3
−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)
−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミ
ジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミド
が淡黄色粉末として得られた。
【0174】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.2
4(3H,s), 2.82(2H,t,J=6.0Hz),3.87(3H,s), 4.92(2H,t,
J=6.0Hz), 6.63(1H,t,J=7.4Hz),6.85(1H,d,J=7.1Hz),
6.89〜7.02(2H), 7.10(1H,dt,J=7.6,1.2Hz),7.26(1H,
m), 7.41(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.6Hz),8.12(1
H,d,J=8.1Hz), 8.36(2H,m), 8.55(1H,brs), 8.93(2H,d,
J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 755
【0175】実施例61(化合物95の合成) 化合物3と2−t−ブチルアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−(2−t−ブチルフェニル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色粉末として得られた。
【0176】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(18H,s), 2.
86(2H,t,J=6.4Hz), 3.91(3H,s),4.96(2H,t,J=6.6Hz),
6.74〜7.54(9H), 8.42(2H,m), 8.56(2H,m),8.73(1H,br
s), 8.83(1H,brs), 8.99(2H,d,J=4.9Hz), IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 755
【0177】実施例62(化合物96の合成) 化合物3と3−アミノピリジンより、実施例54と同様
の方法でN−(3−ピリジル)−3−[6−(4−t−
ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリ
ミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として
得られた。
【0178】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
1(2H,t,J=6.2Hz), 3.82(3H,s),4.85(2H,t,J=6.2Hz), 6.
73(1H,dt,J=7.7,1.2Hz),6.85(1H,dd,J=8.1,1.2Hz), 6.9
0(1H,d,J=8.1Hz),6.98(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.22(1H,d
d,J=8.3,4.6Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=9.0
Hz), 8.08(1H,brd,J=8.3Hz),8.33(1H,dd,J=4.6,1.2Hz),
8.34(2H,m), 8.46(1H,d,J=2.7Hz),8.61(1H,brs), 8.93
(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0179】実施例63(化合物97の合成) 化合物2と2−アミノピリジンより、実施例54と同様
の方法でN−(2−ピリジル)−[6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ]アセタミドが淡黄色粉末として得られた。
【0180】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 3.9
3(3H,s), 5.12(2H,s),6.80〜7.16(5H), 7.30〜7.50(3
H), 7.65(1H,t,J=7.2Hz),8.12(1H,d,J=8.3Hz), 8.27(1
H,m), 8.37(2H,m), 8.58(1H,brs),8.99(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1705, 1620, 1583, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0181】実施例64(化合物98の合成) 化合物4と2−アミノピリジンより、実施例54と同様
の方法でN−(2−ピリジル)−4−[6−(4−t−
ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリ
ミジニルオキシ]ブチラミドが淡黄色粉末として得られ
た。
【0182】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.0
5(2H,m), 2.23(2H,t,J=7.1Hz),3.88(3H,s), 4.54(2H,t,
J=5.7Hz), 6.80〜7.20(5H), 7.41(1H,t,J=4.9Hz),7.42
(2H,d,J=8.8Hz), 7.75(1H,dt,J=7.9,1.7Hz), 8.21(1H,
m),8.22(1H,d,J=7.8Hz), 8.35(2H,m), 9.01(2H,d,J=4.9
Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1695, 1615, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0183】実施例65(化合物99の合成) 化合物3と2,6−ジイソプロピルアニリンより、実施
例54と同様の方法でN−(2,6−ジイソプロピルフ
ェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロ
ピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0184】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.05(12H,m), 1.
29(9H,s), 2.93(2H,t,J=6.8Hz),3.10(2H,sep,J=6.8Hz),
3.99(3H,s), 4.99(2H,t,J=6.8Hz),6.89(1H,t,J=7.6H
z), 7.01(1H,d,J=7.8Hz), 7.20(1H,d,J=7.8Hz),7.07〜
7.23(5H), 7.34(1H,t,J=7.8Hz), 7.45(2H,d,J=8.3Hz),
8.23(2H,d,J=4.4Hz), 8.48(2H,m), 8.94(1H,brs), 9.70
(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0185】実施例66(化合物100の合成) 化合物3とアリルアミンより、実施例14と同様の方法
でN−アリル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0186】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
3(2H,t,J=6.2Hz),3.81(2H,t,J=5.5Hz), 3.93(3H,s), 4.
79(2H,t,J=6.2Hz), 5.03(1H,m),5.09(1H,m), 5.75(1H,
m), 6.84(1H,t,J=7.8Hz), 6.97(2H,m),7.10(1H,t,J=7.7
Hz), 7.42(1H,t,J=4.6Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.38(2
H,m), 8.80(1H,brs), 9.00(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1175, 1080,750
【0187】実施例67(化合物101の合成) 化合物2と2−アミノ−3−メチルピリジンより、実施
例54と同様の方法でN−(3−メチル−2−ピリジ
ル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが
淡黄色粉末として得られた。
【0188】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.1
1(3H,s), 3.86(3H,s),5.20(2H,s), 6.81(1H,t,J=7.6H
z), 6.88〜7.03(2H,m), 7.10(1H,m),7.11(1H,dd,J=7.6,
4.6Hz), 7.43(1H,t,J=4.9Hz), 7.44(2H,d,J=8.6Hz),7.5
3(1H,m), 8.26(1H,m), 8.38(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9H
z)
【0189】実施例68(化合物102の合成) 化合物3と1−ナフチルアミンより、実施例14と同様
の方法でN−(1−ナフチル)−3−[6−(4−t−
ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリ
ミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として
得られた。
【0190】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.9
6(2H,t,J=6.2Hz), 3.83(3H,s),5.01(2H,t,J=6.2Hz), 6.
75(1H,t,J=7.3Hz), 6.83(1H,d,J=7.8Hz),6.99(2H,m),
7.14(1H,m), 7.30(1H,t,J=7.6Hz), 7.37〜7.51(4H,m),
7.67(1H,d,J=7.1Hz), 7.74(1H,d,J=8.3Hz), 7.83(2H,
m), 8.40(2H,m),8.50(2H,m), 9.15(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1175, 1080,750
【0191】実施例69(化合物103の合成) 化合物3と2−アミノチアゾリンより、実施例14と同
様の方法でN−(2−チアゾリニル)−3−[6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末
として得られた。
【0192】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.9
5(2H,t,J=6.4Hz),3.41(2H,t,J=8.6Hz), 3.92(3H,s), 4.
02(2H,t,J=8.6Hz),4.83(2H,t,J=6.4Hz), 6.84(1H,dt,J=
7.7,1.5Hz),6.96(1H,dd,J=7.7,1.5Hz), 6.99(1H,dd,J=
7.7,1.7Hz),7.07(1H,dt,J=7.7,1.7Hz), 7.42(2H,d,J=9.
0Hz), 7.44(1H,t,J=4.9Hz),8.34(2H,m), 9.05(2H,d,J=
4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1175, 1085,750
【0193】実施例70(化合物104の合成) 化合物3とアミノピラジンより、実施例54と同様の方
法でN−(2−ピラジニル)−3−[6−(4−t−ブ
チルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシ
フェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミ
ジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得
られた。
【0194】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
5(2H,t,J=6.4Hz), 3.88(3H,s),4.86(2H,t,J=6.4Hz), 6.
71(1H,t,J=8.1Hz), 6.87(1H,d,J=7.3Hz),6.96(2H,m),
7.43(3H,m), 8.22(1H,dd,J=2.4,1.5Hz),8.34(1H,d,J=2.
4Hz), 8.40(3H,m), 8.59(1H,brs), 9.05(2H,d,J=4.9H
z),9.46(1H,s) IR(KBr)cm-1:2960, 1700, 1580, 1560, 1500, 1345, 1
255, 1085, 750
【0195】実施例71(化合物105の合成) 化合物3と2−アミノピリミジンより、実施例54と同
様の方法でN−(2−ピリミジニル)−3−[6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末
とした得られた。
【0196】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.1
3(2H,t,J=6.4Hz), 3.90(3H,s),4.90(2H,t,J=6.4Hz), 6.
77(1H,t,J=8.1Hz), 6.91(1H,d,J=7.1Hz),6.99(1H,t,J=
4.9Hz), 7.03(2H,m), 7.42(3H,m)
【0197】実施例72(化合物106の合成) 化合物2と2−ピリジルヒドラジンより、実施例14と
同様の方法でN′−(2−ピリジル)−[6−(4−t
−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メト
キシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピ
リミジニルオキシ]アセトヒドラジドが淡黄色粉末とし
て得られた。
【0198】実施例73(化合物107の合成) 化合物3と2−ピリジルヒドラジンより、実施例14と
同様の方法でN′−(2−ピリジル)−3−[6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ]プロピオノヒドラジドが淡黄色
粉末として得られた。
【0199】実施例74(化合物番号68の合成) 化合物3と2,6−ジメチルアニリンより実施例14と
同様の方法でN−(2,6−ジメチルフェニル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0200】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.1
4(6H,s), 2.86(2H,t,J=6.7Hz),3.88(3H,s), 4.96(2H,t,
J=6.7Hz), 6.83(1H,t,J=7.8Hz),6.91(1H,d,J=8.1Hz),
6.95〜7.16(6H,m), 7.44(2H,d,J=8.8Hz),8.40(2H,m),
8.49(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 750
【0201】実施例75(化合物番号66の合成) 化合物番号2とメタノールより、実施例6と同様の方法
でメチル[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルア
ミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−
ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセテート
が淡黄色油状物として得られた。
【0202】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.7
1(3H,s), 4.00(3H,s),5.14(2H,s), 6.89(1H,t,J=8.1H
z), 7.00(1H,d,J=8.1Hz),7.12(1H,t,J=8.1Hz), 7.32(1
H,m), 7.41(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.3Hz), 8.37
(2H,m), 8.99(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1760, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0203】実施例76(化合物番号67の合成) 化合物番号4とメタノールより、実施例6と同様の方法
でメチル 4−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]ブチ
レートが淡黄色油状物として得られた。
【0204】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.9
5(2H,m), 2.19(2H,t,J=7.3Hz),3.63(3H,s), 3.90(3H,
s), 4.50(2H,t,J=6.1Hz), 6.84(1H,dt,J=7.4,1.6Hz),6.
92-7.01(2H,m), 7.09(1H,dt,J=8.1,2.7Hz), 7.42(1H,t,
J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.5Hz), 8.34(2H,m), 9.05(2H,
d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1735, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0205】実施例77(化合物番号69の合成) 化合物番号3とイソプロピルアルコールより、実施例6
と同様の方法でイソプロピル 3−[6−(4−t−ブ
チルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシ
フェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミ
ジニルオキシ]プロピオネートが淡黄色油状物として得
られた。
【0206】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.16(6H,d,J=6.3
Hz), 1.29(9H,s),2.65(2H,t,J=6.2Hz), 3.93(3H,s), 4.
77(2H,t,J=6.3Hz),4.95(1H,sep,J=6.3Hz), 6.83(1H,t,J
=7.8Hz), 6.96(1H,dd,J=8.3,1.5Hz),7.00-7.15(2H,m),
7.41(2H,d,J=8.5Hz), 7.42(1H,t,J=4.9Hz),8.30-8.40(2
H,m), 9.01(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1730, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0207】実施例78(化合物番号54の合成) 化合物番号2とN−ベンジルエタノールアミンより、実
施例14と同様の方法でN−ベンジル−N−(2−ヒド
ロキシエチル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスル
ホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2
−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]ア
セタミドが淡黄色油状物として得られた。
【0208】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.4
7(2H,m), 3.74(2H,m),4.03(3H,s), 4.57(2H,s), 5.56(2
H,s), 6.87-7.20(8H,m),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,
d,J=8.3Hz), 7.53(1H,m), 8.42(2H,m),8.88(2H,d,J=4.9
Hz) IR(KBr)cm-1:3430, 2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1
500, 1345, 1255,1175, 1085, 750
【0209】実施例79(化合物番号55の合成) 化合物番号3と2−(アミノメチル)ピリジンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−ピリジルメチル)−
3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンア
ミドが淡黄色油状物として得られた。
【0210】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
1(2H,t,J=6.4Hz), 3.91(3H,s),4.63(2H,d,J=5.4Hz), 4.
83(2H,t,J=6.4Hz), 6.81(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.93(1H,
dd,J=7.8,1.5Hz), 6.98(1H,brd,J=7.8Hz),7.06(1H,dd,J
=7.8,1.5Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz), 7.43(1H,t,J=4.9H
z),7.51(1H,d,J=7.8Hz), 7.80-7.95(2H,m), 8.32(2H,
m),8.49(1H,d,J=4.9Hz), 9.00(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0211】実施例80(化合物番号56の合成) 化合物番号3と2−(2−アミノエチル)ピリジンよ
り、実施例14と同様の方法でN−[2−(2−ピリジ
ル)エチル]−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0212】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
2(2H,t,J=6.2Hz),3.20(2H,t,J=6.2Hz), 3.68(2H,m), 3.
95(3H,s), 4.73(2H,d,J=6.2Hz),6.83(1H,brt,J=7.7Hz),
6.93-7.03(2H,m), 7.09(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.31-7.4
9(3H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.45(1H,t,J=4.9Hz),7.
84(1H,t,J=7.4Hz), 8.32(2H,m), 8.48(1H,d,J=4.6Hz),
9.04(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0213】実施例81(化合物番号57の合成) 化合物番号3とα−メチルベンジルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−(α−メチルベンジル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0214】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
2(2H,t,J=6.2Hz),3.20(2H,t,J=6.2Hz), 3.68(2H,m), 3.
95(3H,s), 4.73(2H,d,J=6.2Hz),6.83(1H,brt,J=7.7Hz),
6.93-7.03(2H,m), 7.09(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.31-7.4
9(3H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.45(1H,t,J=4.9Hz),7.
84(1H,t,J=7.4Hz), 8.32(2H,m), 8.48(1H,d,J=4.6Hz),
9.04(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0215】実施例82(化合物番号58の合成) 化合物番号3とN−ベンジルメチルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−ベンジル−N−メチル−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0216】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.7
7(2H,t,J=6.6Hz), 2.85(3H,s),3.96(3H,s), 4.53(2H,
s), 4.91(2H,t,J=6.6Hz), 6.80(1H,t,J=7.4Hz),6.96(1
H,d,J=8.1Hz), 7.01-7.31(7H,m), 7.40(2H,d,J=8.5Hz),
7.41(1H,t,J=4.9Hz), 8.32(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1645, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1085, 750
【0217】実施例83(化合物番号59の合成) 化合物番号3とN−メチルアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−メチル−N−フェニル−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0218】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.4
5(2H,t,J=6.1Hz), 3.18(3H,s),3.96(3H,s), 4.80(2H,t,
J=6.1Hz), 6.81(1H,t,J=7.3Hz), 6.90-7.12(5H,m),7.19
-7.31(3H,m), 7.40(2H,d,J=8.5Hz), 7.42(1H,t,J=4.9H
z), 8.32(2H,m),9.00(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 750
【0219】実施例84(化合物番号60の合成) 化合物番号3と2−(トリフルオロメチル)ベンジルア
ミンより、実施例14と同様の方法でN−(2−トリフ
ルオロメチルベンジル)−3−[6−(4−t−ブチル
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得ら
れた。
【0220】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.6
7(2H,t,J=6.2Hz), 3.87(3H,s),4.55(2H,d,J=5.9Hz), 4.
82(2H,t,J=6.2Hz), 6.79(1H,t,J=7.6Hz),6.88-7.00(2H,
m), 7.06(1H,t,J=8.1Hz), 7.22-7.47(6H,m),7.58(1H,d,
J=7.6Hz), 8.34(2H,m), 8.87(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
315, 1255, 1165,1080, 750
【0221】実施例85(化合物番号61の合成) 化合物番号3とフルフリルアミンより、実施例14と同
様の方法でN−フルフリル−3−[6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得
られた。
【0222】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
2(2H,t,J=6.3Hz), 3.92(3H,s),4.35(2H,d,J=5.4Hz), 4.
78(2H,t,J=6.3Hz), 6.12(1H,t,J=3.2Hz),6.22(1H,dd,J=
3.2,1.9Hz), 6.82(1H,t,J=7.8Hz), 6.84-7.02(3H,m),7.
09(1H,t,J=7.8Hz), 7.22(1H,d,J=1.9Hz), 7.40(1H,d,J=
4.9Hz),7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.41(2H,m), 8.82(1H,br
s), 8.96(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1660, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0223】実施例86(化合物番号62の合成) 化合物番号2と2−メトキシベンジルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色
油状物として得られた。
【0224】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.6
9(3H,s), 3.78(3H,s),4.34(2H,d,J=6.1Hz), 5.01(2H,
s), 6.46(1H,m),6.71(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.78(1H,d,
J=8.3Hz), 6.80-6.89(2H,m),6.98(1H,d,J=7.8Hz), 6.99
(1H,t,J=7.8Hz), 7.08(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.21(1H,d
t,J=7.8,1.5Hz), 7.42(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.
38(2H,m),8.96(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1245, 1175,1080, 755
【0225】実施例87(化合物番号63の合成) 化合物番号2とα−メチルベンジルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−(α−メチルベンジル)−[6
−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色油
状物として得られた。
【0226】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.3
0(3H,d,J=7.1Hz), 3.80(3H,s),4.94(1H,d,J=15.1Hz),
4.99(1H,d,J=15.1Hz), 5.12(1H,m),6.38(1H,d,J=8.1H
z), 6.73(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.81-6.92(2H,m),7.03
(1H,t,J=7.8Hz), 7.09-7.30(5H,m), 7.42(1H,m), 7.43
(2H,d,J=8.3Hz),8.38(2H,m), 8.98(2H,d,J=4.9Hz)
【0227】実施例88(化合物番号64の合成) 化合物番号3と2−アミノチアゾールより、実施例14
と同様の方法でN−(2−チアゾリル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが黄
白色粉末として得られた。
【0228】1H-NMR(DMSO-d6,ppm,TMS):1.27(9H,s),
2.72(2H,m), 3.70(3H,s),4.61(2H,m), 6.54(1H,t,J=7.8
Hz), 6.61(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.79(1H,dt,J=7.8,1.5H
z), 6.91(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.19(1H,d,J=3.7Hz), 7.
46(1H,d,J=3.7Hz), 7.55(2H,d,J=8.3Hz),7.67(1H,t,J=
4.6Hz), 8.31(2H,d,J=8.3Hz), 9.10(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1690, 1620, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1175, 1080,750
【0229】実施例89(化合物番号65の合成) 化合物番号3と2,5−ジメトキシアニリンより、実施
例14と同様の方法でN−(2,5−ジメトキシフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオ
ンアミドが褐色油状物として得られた。
【0230】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
6(2H,t,J=6.0Hz), 3.70(3H,s),3.76(3H,s), 3.86(3H,
s), 4.89(2H,t,J=6.0Hz), 6.56(1H,dd,J=9.0,2.9Hz),6.
63(1H,dd,J=7.6,1.5Hz), 6.73(1H,d,J=8.8Hz),6.85(1H,
dd,J=8.2,1.3Hz), 6.90-7.40(2H,m), 7.41(2H,d,J=8.8H
z),7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.89(1H,s), 8.04(1H,d,J=2.9
Hz), 8.34(2H,m),9.00(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0231】実施例90(化合物番号70の合成) 化合物番号3と2−アミノフェノールより、実施例14
と同様の方法でN−(2−ヒドロキシフェニル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0232】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
5(2H,m), 3.85(3H,s),4.82(2H,m), 6.67-7.13(8H,m),
7.37(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz),8.37(2H,brs), 8.85
(2H,m), 8.95(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0233】実施例91(化合物番号71の合成) 化合物番号3と2−フェニルグリシノールより、実施例
14と同様の方法でN−(α−ヒドロキシメチルベンジ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオ
ンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0234】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.6
7(2H,m), 3.77(2H,m),3.91(3H,s), 4.80(2H,m), 5.00(1
H,m), 6.72-7.24(11H,m), 7.40(1H,m),7.41(2H,d,J=8.3
Hz), 8.32(2H,m), 8.92(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0235】実施例92(化合物番号72の合成) 化合物番号3とアミノジフェニルメタンより、実施例1
4と同様の方法でN−ジフェニルメチル−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0236】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
4(2H,t,J=6.4Hz), 3.93(3H,s),4.82(2H,t,J=6.5Hz), 6.
26(1H,d,J=8.0Hz), 6.70-7.25(14H,m),7.29(1H,t,J=4.6
Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz), 8.40(2H,d,J=8.6Hz),8.75(2
H,d,J=4.6Hz), 8.84(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0237】実施例93(化合物番号73の合成) 化合物番号3と4−ニトロベンジルアミンより、実施例
14と同様の方法でN−(4−ニトロベンジル)−3−
[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが
淡黄色油状物として得られた。
【0238】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.7
2(2H,t,J=6.1Hz), 3.93(3H,s),4.46(2H,d,J=6.1Hz), 4.
84(2H,t,J=6.1Hz), 6.72-7.24(5H,m),7.32(2H,d,J=8.8H
z), 7.40(1H,m), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.03(2H,d,J=8.8
Hz), 8.36(2H,m), 8.91(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 750
【0239】実施例94(化合物番号74の合成) 化合物番号3と2−フェニルグリシノニトリルより、実
施例14と同様の方法でN−(フェニル−シアノメチ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオ
ンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0240】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
1(2H,t,J=6.6Hz), 3.95(3H,s),4.74(2H,dt,J=11.5,6.6H
z), 4.87(1H,dt,J=11.5,6.6Hz),6.28(1H,d,J=8.8Hz),
6.77-7.50(12H,m), 8.02(1H,m), 8.42(2H,m),8.83(2H,
d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0241】実施例95(化合物番号75の合成) 化合物番号3と2−メチルアリルアミンより、実施例1
4と同様の方法でN−(2−メチルアリル)−3−[6
−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0242】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.6
7(3H,s), 2.65(2H,t,J=6.3Hz),3.74(2H,d,J=5.9Hz), 3.
94(3H,s), 4.75(2H,brs), 4.80(2H,t,J=6.3Hz),6.50(1
H,brs), 6.84(1H,t,J=8.0Hz), 6.94-7.03(2H,m),7.11(1
H,t,J=8.1Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 7.43(1H,t,J=4.6
Hz),8.38(2H,m), 8.99(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0243】実施例96(化合物番号76の合成) 化合物番号3とシクロプロピルアミンより、実施例14
と同様の方法でN−シクロプロピル−3−[6−(4−
t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メ
トキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−
ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物
として得られた。
【0244】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.40(2H,m), 0.7
0(2H,m), 1.29(9H,s),2.54(2H,t,J=6.8Hz), 2.58(1H,
m), 3.94(3H,s), 4.75(2H,t,J=5.4Hz),6.33(1H,brs),
6.84(1H,t,J=7.2Hz), 6.92-7.02(2H,m),7.10(1H,t,J=8.
1Hz), 7.38-7.48(3H,m), 8.42(2H,m), 9.02(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0245】実施例97(化合物番号77の合成) 化合物番号3とメチルアミンより、実施例14と同様の
方法でN−メチル−3−[6−(4−t−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオ
キシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られ
た。
【0246】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.5
8(2H,t,J=6.4Hz),2.70(3H,d,J=4.4Hz), 3.93(3H,s), 4.
76(2H,t,J=6.4Hz),6.85(1H,t,J=7.3Hz), 6.92-7.02(2H,
m), 7.10(1H,t,J=7.8Hz),7.37-7.48(3H,m), 8.37(2H,
m), 9.01(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1170,1080, 750
【0247】実施例98(化合物番号78の合成) 化合物番号3とジメチルアミンより、実施例14と同様
の方法でN,N−ジメチル−3−[6−(4−t−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジ
ニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得
られた。
【0248】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.7
0(2H,t,J=6.8Hz), 2.88(3H,s),2.93(3H,s), 3.95(3H,
s), 4.85(2H,t,J=6.8Hz), 6.82(1H,t,J=6.4Hz),6.93-7.
13(3H,m), 7.36-7.45(3H,m), 8.33(2H,m), 9.00(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1645, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0249】実施例99(化合物番号79の合成) 化合物番号3と2−クロロアニリンより、実施例14と
同様の方法でN−(2−クロロフェニル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0250】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
0(2H,t,J=6.1Hz), 3.86(3H,s),4.90(2H,t,J=6.0Hz), 6.
60(1H,t,J=7.3Hz), 6.85(1H,d,J=7.6Hz),6.89-7.02(2H,
m), 7.06(1H,dt,J=7.7,1.6Hz), 7.26(1H,dt,J=7.8,1.5H
z),7.33(1H,dd,J=8.1,1.5Hz), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.
42(2H,d,J=8.3Hz),7.99(1H,brs), 8.18(1H,d,J=8.1Hz),
8.38(2H,m), 8.93(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 755
【0251】実施例100(化合物番号80の合成) 化合物番号3と2,6−ジフルオロベンジルアミンよ
り、実施例14と同様の方法でN−(2,6−ジフルオ
ロベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0252】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.5
9(2H,t,J=6.2Hz), 3.94(3H,s),4.46(2H,d,J=5.6Hz), 4.
77(2H,t,J=6.2Hz), 6.43(1H,m), 6.71-7.22(7H,m),7.40
(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.40(2H,d,J=8.3Hz), 8.
73(1H,brs),8.97(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1625, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1245, 1175,1080, 750
【0253】実施例101(化合物番号81の合成) 化合物番号3と1−アミノインダンより、実施例14と
同様の方法でN−(1−インダニル)−3−[6−(4
−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4
−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状
物として得られた。
【0254】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.6
7(1H,m), 2.52(2H,m),2.68(2H,t,J=6.5Hz), 2.85(2H,
m), 3.92(3H,s), 4.84(2H,t,J=6.4Hz),5.48(1H,m), 6.4
7(1H,d,J=8.5Hz), 6.80(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.90-7.25
(7H,m), 7.28(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.8Hz),8.3
9(2H,d,J=8.6Hz), 8.70(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 750
【0255】実施例102(化合物番号82の合成) 化合物番号3と2−チオフェンメチルアミンより、実施
例14と同様の方法でN−(2−テニル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0256】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
5(2H,t,J=6.4Hz), 3.93(3H,s),4.55(2H,d,J=5.9Hz), 4.
79(2H,t,J=6.4Hz), 6.79-7.16(7H,m),7.38(1H,t,J=4.9H
z), 7.44(2H,d,J=8.6Hz), 8.41(2H,d,J=8.5Hz),8.72(1
H,brs), 8.91(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0257】実施例103(化合物番号83の合成) 化合物番号3と2,4−ジメトキシベンジルアミンよ
り、実施例14と同様の方法でN−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0258】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.5
9(2H,t,J=6.2Hz), 3.71(3H,s),3.77(3H,s), 3.93(3H,
s), 4.31(2H,d,J=5.6Hz), 4.79(2H,t,J=6.2Hz),6.31-6.
51(3H,m), 6.81(1H,t,J=7.7Hz), 6.95(1H,d,J=7.6Hz),
6.90-7.14(3H,m), 7.37(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=
8.5Hz),8.39(2H,d,J=8.3Hz), 8.82(1H,brs), 8.93(2H,
d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 755
【0259】実施例104(化合物番号84の合成) 化合物番号3と5−アミノ−1−エチルピラゾールよ
り、実施例54と同様の方法でN−(1−エチル−5−
ピラゾリル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0260】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.2
9(3H,t,J=7.2Hz),2.88(2H,t,J=6.6Hz), 3.94(2H,q,J=7.
2Hz), 3.95(3H,s),4.89(2H,t,J=6.6Hz), 6.15(1H,d,J=
1.7Hz), 6.85(1H,t,J=7.1Hz),6.94-7.07(2H,m), 7.12(1
H,t,J=7.3Hz), 7.32(1H,m), 7.45(2H,d,J=8.5Hz),7.52
(1H,d,J=1.7Hz), 8.45(2H,m), 8.53(2H,m), 9.70(1H,br
s) IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1085, 750
【0261】実施例105(化合物番号85の合成) 化合物番号3と2−アミノベンゾトリフルオリドより、
実施例54と同様の方法でN−(2−トリフルオロメチ
ルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0262】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
0(2H,t,J=6.2Hz), 3.87(3H,s),4.89(2H,t,J=6.2Hz), 6.
72(1H,t,J=7.6Hz), 6.88(1H,d,J=7.6Hz),6.92-7.04(2H,
m), 7.31(1H,d,J=7.8Hz), 7.36(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2
H,d,J=8.6Hz), 7.55(1H,t,J=7.7Hz), 7.61(1H,d,J=7.8H
z),7.90(1H,d,J=8.1Hz), 8.17(1H,brs), 8.39(2H,m),
8.83(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1170,1080, 750
【0263】実施例106(化合物番号86の合成) 化合物番号3と2−ニトロアニリンより、実施例54と
同様の方法でN−(2−ニトロフェニル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0264】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.8
2(2H,t,J=5.9Hz), 3.84(3H,s),4.90(2H,t,J=5.9Hz), 6.
59(1H,m), 6.74-6.96(3H,m),7.19(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),
7.36-7.47(3H,m), 7.63(1H,dt,J=7.9,1.5Hz),8.18(1H,
dd,J=8.4,1.6Hz), 8.37(2H,m), 8.60(1H,brs),8.68(1H,
d,J=8.6Hz), 9.00(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1085,745
【0265】実施例107(化合物番号87の合成) 化合物番号3とエチル−2−アミノベンゾエートより、
実施例54と同様の方法でN−(2−エトキシカルボニ
ルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルス
ルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−
2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]
プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0266】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.3
7(3H,t,J=7.1Hz),2.80(2H,t,J=6.0Hz), 3.86(3H,s), 4.
30(2H,q,J=7.2Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz), 6.58(1H,dt,J=
7.6,1.7Hz), 6.76-6.92(2H,m),7.00(1H,d,J=7.1Hz), 7.
08(1H,dt,J=8.1,1.5Hz), 7.40(1H,t,J=4.6Hz),7.41(2H,
d,J=8.3Hz), 7.52(1H,dt,J=8.6,1.5Hz),8.01(1H,dd,J=
8.1,1.5Hz), 8.37(2H,d,J=8.5Hz), 8.65(1H,d,J=8.6H
z),8.73(1H,brs), 9.00(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1580, 1560, 1500, 1345, 1
260, 1175, 1085,760
【0267】実施例108(化合物番号110の合成) 4−t−ブチル−N−[6−(2,2−ジメチル−3−
ヒドロキシプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ル]ベンゼンスルホンアミドより、実施例3と同様の方
法で3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルア
ミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−
ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]−2,2−
ジメチルプロピオニックアシッドが淡黄色粉末として得
られた。
【0268】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.14(6H,s), 1.2
7(9H,s), 3.74(3H,s),4.48(2H,s), 6.50(1H,dt,J=7.4,
2.5Hz), 6.83(1H,d,J=7.6Hz),7.44(2H,d,J=8.8Hz), 7.5
1(1H,t,J=4.9Hz), 8.37(2H,m),9.19(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3400, 2965, 1720, 1620, 1560, 1500, 1
345, 1255, 1175,1080, 750
【0269】実施例109(化合物番号111の合成) 4−t−ブチル−N−[6−(2,2−ジエチル−3−
ヒドロキシプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフェ
ノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニ
ル]ベンゼンスルホンアミドより、実施例3と同様の方
法で2−〔[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]〕メチル
−2−エチルブタノイックアシッドが淡黄色粉末として
得られた。
【0270】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.68(6H,t,J=7.3
Hz), 1.00-1.52(4H,m),1.29(9H,s), 3.84(3H,s), 4.58
(2H,s), 6.70(1H,dt,J=7.6,1.5Hz),6.83-7.00(3H,m),
7.44(2H,d,J=8.8Hz), 7.48(1H,t,J=4.9Hz), 8.37(2H,
m),9.11(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3400, 2965, 1720, 1620, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0271】実施例110(化合物番号112の合成) 4−t−ブチル−N−[6−(3−ヒドロキシ−2−メ
チルプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル]
ベンゼンスルホンアミドより、実施例3と同様の方法で
3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピ
リミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]−2−メチル
プロピオニックアシッドが淡黄色粉末として得られた。
【0272】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.11(3H,d,J=7.1
Hz), 1.27(9H,s), 2.81(1H,m),3.84(3H,s), 4.61(1H,d
d,J=10.8,6.1Hz), 4.70(1H,dd,J=10.8,5.9Hz),6.68(1H,
dt,J=7.7,1.7Hz), 6.86(1H,dd,J=8.0,1.2Hz),6.94(1H,d
t,J=8.3,1.2Hz), 7.01(1H,d,J=7.6Hz), 7.42(2H,d,J=8.
5Hz),7.50(1H,t,J=4.9Hz), 8.37(2H,m), 9.16(2H,d,J=
4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3400, 2965, 1720, 1620, 1560, 1500, 1
340, 1255, 1175,1080, 750
【0273】実施例111(化合物番号117の合成) 4−t−ブチル−N−[6−(3−ヒドロキシプロピル
オキシ)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニ
ル)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジ
ニル]ベンゼンスルホンアミドより、実施例3と同様の
方法で3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニ
ル)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジ
ニルオキシ]プロピオニックアシッドが白色粉末として
得られた。
【0274】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.6
6(6H,s), 2.69(2H,t,J=6.5Hz),3.91(3H,s), 4.74(2H,t,
J=6.5Hz), 6.79(1H,dt,J=7.8,1.2Hz),6.93(1H,dd,J=8.
1,1.2Hz), 6.98(1H,m), 7.04(1H,t,J=7.7Hz), 7.12(1H,
s),7.45(2H,d,J=8.8Hz), 8.37(2H,m) IR(KBr)cm-1:3385, 2965, 1730, 1620, 1580, 1500, 1
340, 1255, 1170,1080, 750
【0275】実施例112(化合物番号124の合成) 4−イソプロピル−N−[6−(3−ヒドロキシプロピ
ルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル]ベンゼンス
ルホンアミドより、実施例3と同様の方法で3−[6−
(4−t−イソプロピルフェニルスルホニルアミノ)−
5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジ
ニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオニックアシ
ッドが淡黄色粉末として得られた。
【0276】1H-NMR(CDCl3-CD3OD,ppm,TMS):1.23(6H,
d,J=7.1Hz), 2.62(2H,t,J=6.2Hz),2.94(1H,sep,J=7.1H
z), 3.91(3H,s), 4.74(2H,t,J=6.2Hz),6.85(1H,t,J=7.7
Hz), 6.90-7.04(2H,m), 7.10(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.29
(2H,d,J=8.3Hz), 7.53(1H,t,J=4.6Hz), 8.33(2H,m),9.0
2(2H,d,J=4.6Hz) IR(KBr)cm-1:3385, 2965, 1730, 1620, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1080,750
【0277】実施例113(化合物番号113の合成) 化合物番号112と2−アミノピリジンより、実施例5
4と同様の方法でN−(2−ピリジル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]−2−メチルプロピオ
ンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0278】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.19(3H,d,J=6.8
Hz), 1.29(9H,s), 3.04(1H,m),3.86(3H,s), 4.42(1H,d
d,J=10.7,6.2Hz), 4.89(1H,dd,J=10.7,6.7Hz),6.67(1H,
dt,J=7.2,1.7Hz), 6.81-7.16(4H,m), 7.42(2H,d,J=8.5H
z),7.43(1H,t,J=4.6Hz), 7.69(1H,dt,J=7.8,2.0Hz), 8.
15-8.25(2H,m),8.36(2H,m), 9.06(2H,d,J=4.6Hz), 9.14
(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1085,750
【0279】実施例114(化合物番号114の合成) 化合物番号112と2−イソプロピルアニリンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]−2−メ
チルプロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0280】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.99(3H,d,J=6.8
Hz), 1.01(3H,d,J=6.8Hz),1.17(3H,d,J=6.8Hz), 1.23(9
H,s), 2.91-3.08(2H,m), 3.86(3H,s),4.26(1H,dd,J=11.
0,6.8Hz), 5.06(1H,dd,J=11.0,3.8Hz),6.77(1H,t,J=7.6
Hz), 6.91(1H,d,J=7.3Hz), 6.96-7.34(7H,m),7.38(2H,
d,J=8.6Hz), 8.39(2H,m), 8.49(2H,m), 9.01(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1580, 1560, 1500, 1345, 1
255, 1175, 1080,755
【0281】実施例115(化合物番号108の合成) 化合物番号3とメタノールより、実施例6と同様の方法
でメチル 3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロ
ピオネートが淡黄色油状物として得られた。
【0282】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.6
8(2H,t,J=6.2Hz), 3.60(3H,s),3.92(3H,s), 4.77(2H,t,
J=6.2Hz), 6.83(1H,dt,J=7.6,1.5Hz),6.96(1H,d,J=7.1H
z), 7.02(1H,m), 7.10(1H,t,J=7.6Hz),7.42(2H,d,J=8.5
Hz), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 8.36(2H,m),9.01(2H,d,J=4.
9Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1740, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1175, 1080,750
【0283】実施例116(化合物番号115の合成) 化合物番号124と2−イソプロピルアニリンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニ
ル)−3−[6−(4−イソプロピルフェニルスルホニ
ルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−
(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロ
ピオンアミドが淡褐色油状物として得られた。
【0284】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.07(6H,d,J=6.8
Hz), 1.22(6H,d,J=6.8Hz),2.86(2H,t,J=6.3Hz), 2.92(1
H,sep,J=6.8Hz), 3.03(1H,sep,J=6.8Hz),3.92(3H,s),
4.93(2H,t,J=6.3Hz), 6.80(1H,t,J=7.4Hz),6.95(1H,d,J
=7.6Hz), 7.00-7.40(7H,m), 8.42(2H,m), 8.59(2H,m),
8.84(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1580, 1560, 1500, 1345, 1
255, 1170, 1085,760
【0285】実施例117(化合物番号116の合成) 化合物番号124と2−アミノピリジンより、実施例5
4と同様の方法でN−(2−ピリジル)−3−[6−
(4−イソプロピルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニ
ル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡
黄色油状物として得られた。
【0286】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.22(6H,d,J=6.8
Hz), 2.77(2H,t,J=6.3Hz),2.92(1H,sep,J=6.8Hz), 3.86
(3H,s), 4.86(2H,t,J=6.3Hz),6.68(1H,dt,J=7.7,1.5H
z), 6.86(1H,dd,J=8.1,1.2Hz), 6.90-7.06(3H,m),7.26
(2H,d,J=8.6Hz), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.67(1H,dt,J=
7.9,2.0Hz),8.14(1H,d,J=8.3Hz), 8.25(1H,m), 8.39(2
H,m), 8.52(1H,brs),9.04(2H,d,J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:2960, 1695, 1580, 1560, 1500, 1340, 1
255, 1170, 1085,750
【0287】実施例118(化合物番号120の合成) 化合物番号117と2−アミノピリジンより、実施例5
4と同様の方法でN−(2−ピリジル)−3−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−2−
(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)−5−(2−
メトキシフェノキシ)−4−ピリミジニルオキシ]プロ
ピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0288】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.6
6(6H,s), 2.74(2H,t,J=6.1Hz),3.84(3H,s), 4.87(2H,t,
J=6.1Hz), 6.65(1H,t,J=7.3Hz), 6.80-6.98(3H,m),7.04
(1H,m), 7.16(1H,s), 7.44(2H,d,J=8.3Hz), 7.69(1H,t,
J=7.0Hz),8.15(1H,d,J=8.3Hz), 8.22(1H,d,J=3.9Hz),
8.38(2H,m), 8.48(1H,brs) IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1500, 1345, 1
255, 1170, 1085,750
【0289】実施例119(化合物番号121の合成) 化合物番号117と2−イソプロピルアニリンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニ
ル)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジ
ニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得
られた。
【0290】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.04(6H,d,J=6.8
Hz), 1.30(9H,s), 2.54(6H,s),2.82(2H,t,J=6.2Hz), 2.
88(1H,sep,J=6.8Hz), 3.86(3H,s),4.91(2H,t,J=6.2Hz),
6.67-7.54(11H,m), 7.75(1H,brs), 8.40(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1575, 1500, 1345, 1
255, 1180, 1085,755
【0291】実施例120(化合物番号122の合成) 化合物番号118と2−イソプロピルアニリンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−2−(4,6−ジエトキシ−2−ピリミジニ
ル)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジ
ニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得
られた。
【0292】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.07(6H,m), 1.2
9(9H,s), 1.43(6H,m),2.71-2.92(3H,m), 3.86(3H,brs),
4.54(4H,m), 4.88(2H,t,J=6.0Hz),6.12(1H,s), 6.54-
7.52(10H,m), 8.35(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1590, 1500, 1345, 1255, 1
180, 1085, 755
【0293】実施例121(化合物番号123の合成) 化合物番号119と2−イソプロピルアニリンより、実
施例14と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニ
ル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−2−(4,6−ジイソプロピル−2−ピリミ
ジニル)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリ
ミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として
得られた。
【0294】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.07(6H,m), 1.3
0(9H,s), 1.41(12H,d,J=6.1Hz),2.75-2.95(3H,m), 3.86
(3H,brs), 4.88(2H,t,J=6.0Hz),5.52(2H,sep,J=6.1Hz),
6.05(1H,s), 6.54-7.46(10H,m), 8.32(2H,m) IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1575, 1500, 1345, 1
255, 1175, 1105,755
【0295】実施例122(化合物番号109の合成) (1)3−ベンジルオキシ−1−プロパノール(1.6
6g)をアセトン(10ml)に溶かし、これに氷冷下2
N−ジョーンズ試薬(10ml)を滴下し、室温で4時間
攪拌した。酢酸エチルを加えて水で洗浄後、有機層から
飽和炭酸カリウム水溶液で抽出し、水層は酢酸エチルで
洗浄した。希塩酸で酸性とし、再度、酢酸エチルで抽出
した後飽和食塩水で洗浄した。これを無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧濃縮すると3−ベンジルオキシプロ
ピオニックアシッドを無色結晶として1.27g得た。
【0296】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):2.67(2H,t,J=6.4
Hz), 3.75(2H,t,J=6.4Hz),4.55(2H,s), 7.25-7.38(5H,
m) IR(KBr)cm-1:3430, 3032, 2927, 1716, 1455, 1366, 1
235, 1201, 1104,1072, 739, 698
【0297】(2)3−ベンジルオキシプロピオニック
アシッド(1.04g)のベンゼン(10ml)溶液に塩
化オキサリル(880mg)を加えさらにジメチルホルム
アミド(100mg)を加え室温にて30分攪拌後、ベン
ゼンを留去した。さらにベンゼン(10ml)で共沸を2
回行ない得られた残渣をテトラヒドロフラン(10ml)
に溶かし、3−メチル−3−オキセタニル−メチルアル
コール(620mg)を加え、さらにトリエチルアミン
(620mg)を加えた後室温で5時間攪拌した。反応液
に酢酸エチルを加え飽和炭酸カリウム水溶液、水、1N
−塩酸、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去し、残渣を溶離液と
して、酢酸エチル−ヘキサン(2:1)を使用してシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーを行ない淡黄色油状物
として3−メチル−3−オキセタニルメチル 3−ベン
ジルオキシプロピオネート1.01gを得た
【0298】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.32(3H,s), 2.6
7(2H,t,J=6.4Hz),3.77(2H,t,J=6.4Hz), 4.20(2H,s), 4.
36(2H,d,J=6.1Hz),4.51(2H,t,J=6.1Hz), 4.53(2H,s),
7.24-7.39(5H,m) IR(CHCl3)cm-1:3012, 2968, 2878, 1736, 1455, 1379,
1365, 1249,1183, 1103, 1072, 981, 834
【0299】(3)3−メチル−3−オキセタニルメチ
ル 3−ベンジルオキシプロピオネート(521mg)を
アルゴン雰囲気下ジクロロメタン(2ml)に溶かし、−
15℃でトリフルオロボラン・ジエチルエーテルを加え
−15℃で5時間攪拌した。反応液にトリエチルアミン
(280μl)を加え15分攪拌した後ジエチルエーテ
ル(3ml)を加え析出する結晶を濾去後、母液を減圧下
濃縮した。残渣を溶出液として酢酸エチル−ヘキサン
(1:3)を使用してアルミナカラムクロマトグラフィ
ーを行ない、無色固体として1−(2−ベンジルオキシ
エチル)−4−メチル−2,6,7−トリオキサビシク
ロ〔2.2.2〕オクタン385mgを得た。
【0300】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.79(3H,s), 2.0
7(2H,t,J=7.6Hz),3.62(2H,t,J=7.6Hz), 3.88(6H,s), 4.
51(2H,s), 7.27-7.35(5H,m) IR(CHCl3)cm-1:3446, 2937, 2881, 1475, 1454, 1371,
1347, 1252, 1192,1126, 1099, 1052, 1005, 990, 94
4, 907, 745
【0301】(4)アルゴン雰囲気下、液体アンモニア
(35ml)に1−(2−ベンジルオキシエチル)−4−
メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.
2〕オクタン(3.54g)の無水テトラヒドロフラン
(8ml)溶液を加え、さらに金属ナトリウム(500m
g)を加え−78℃で2時間攪拌した。反応液に塩化ア
ンモニウムを加えた後、アンモニアを留去し、さらにテ
トラヒドロフランを減圧下留去した。残渣にエーテルを
加え固体を洗った後、飽和食塩水に溶かし、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し溶媒を留去し、淡黄色油状物として1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−2,6,7−
トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オクタン1.4gを
得た。
【0302】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.82(3H,s), 1.9
5(2H,t,J=5.4Hz),3.75(2H,brt,J=5.4Hz), 3.93(6H,s)
【0303】(5)1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ−〔2.
2.2〕オクタン(50mg)のジメチルスルホキシド
(2ml)溶液に水素化ナトリウム(35mg)を加え室温
で10分攪拌した。これに4−t−ブチル−N−[6−
クロロ−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−
ピリミジニル)−4−ピリミジニル]ベンゼンスルホン
アミド(93mg)を加え70℃で5時間攪拌した。冷却
後、反応液に飽和クエン酸水溶液(200μl)を加
え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え
水、飽和食塩水で順次洗浄した。
【0304】有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下、溶媒を留去後、残留物を溶離液としてクロロホ
ルム−メタノール(7:1)を使用してシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーを行ない、淡黄色油状物として3
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−2−メチルプロ
ピル 3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニル
アミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオ
ネートが40mg得られた。
【0305】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.75(3H,s), 1.2
9(9H,s), 2.75(2H,t,J=6.1Hz),3.44(2H,d,J=11.0Hz),
3.48(2H,d,J=11Hz), 3.96(3H,s), 4.14(2H,s),4.81(2H,
t,J=6.1Hz), 6.85(1H,m), 6.95-7.06(2H,m), 7.12(1H,
m),7.37-7.44(3H,m), 8.37(2H,d,J=8.1Hz), 9.01(2H,d,
J=4.9Hz) IR(KBr)cm-1:3412, 2965, 1735, 1580, 1560, 1500, 1
385, 1255, 1175,1082, 752, 630, 576
【0306】得られた化合物番号109を塩酸−アセト
ン中で攪拌して化合物番号3を得た。
【0307】実施例123(化合物番号118の合成) (1)アルゴン気流下、プロパンジオール(532mg)
を無水ジメチルホルムアミド(5ml)に溶解し、室温に
て水素化ナトリウム(50%オイル分散)(21mg)を
加えた。氷冷下、4−t−ブチル−N−[6−クロロ−
2−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジニル]ベン
ゼンスルホンアミド(409mg)の無水ジメチルホルム
アミド(2.4ml)溶液を滴下し、60℃にて3.5時
間攪拌した。反応液を冷1N塩酸にあけ、酢酸エチルに
て抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=20/1)に付し、4−t−ブチル−N−
[2−(4,6−ジ(3−ヒドロキシプロピルオキシ)
−2−ピリミジニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル
オキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリ
ミジニル]ベンゼンスルホンアミド(250mg)を無色
油状物として得た。
【0308】(2)アルゴン気流下、無水エタノール
(0.0246ml)の無水ジメチルホルムアミド(1m
l)溶液に、室温にて水素化ナトリウム(50%オイル
分散)(6mg)を加えた。氷冷下、4−t−ブチル−N
−[2−(4,6−ジ(3−ヒドロキシプロピルオキ
シ)−2−ピリミジニル)−6−(3−ヒドロキシプロ
ピルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−4−
ピリミジニル]ベンゼンスルホンアミド(15mg)の無
水ジメチルホルムアミド(0.7ml)溶液を滴下し、室
温にて1.5時間攪拌した。反応液を冷1N塩酸にあ
け、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。
残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(クロロ
ホルム/メタノール=15/1)に付し、4−t−ブチ
ル−N−[2−(4,6−ジエトキシ−2−ピリミジニ
ル)−6−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジニル]ベン
ゼンスルホンアミド8mgを無色油状物として得た。
【0309】(3)4−t−ブチル−N−[2−(4,
6−ジエトキシ−2−ピリミジニル)−6−(3−ヒド
ロキシプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−4−ピリミジニル]ベンゼンスルホンアミド(1
9mg)を実施例3と同様な方法で反応を行ない3−[6
−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−2−
(4,6−ジエトキシ−2−ピリミジニル)−5−(2
−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジニルオキシ]プ
ロピオニックアシッド9.1mgを無色油状物として得
た。
【0310】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.4
5(6H,t,J=7.0Hz),2.76(2H,t,J=6.3Hz), 3.87(3H,s), 4.
56(4H,q,J=7.0Hz),4.73(2H,t,J=6.3Hz), 6.12(1H,s),
6.73-7.07(4H,m), 7.38(2H,d,J=8.9Hz),8.07-8.28(2H,b
r) IR(CHCl3)cm-1:3520, 3373, 3201, 2967, 1719, 1619,
1592, 1576
【0311】実施例124(化合物番号119の合成) 4−t−ブチル−N−[2−(4,6−ジ(3−ヒドロ
キシプロピルオキシ)−2−ピリミジニル)−6−(3
−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフ
ェノキシ)−4−ピリミジニル]ベンゼンスルホンアミ
ドと、イソプロピルアルコールより、実施例123と同
様な方法で、3−[6−(4−t−ブチルフェニルスル
ホニルアミノ)−2−(4,6−ジイソプロピルオキシ
−2−ピリミジニル)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオニックアシッ
ド23mgを淡黄色油状物として得た。
【0312】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.35(9H,s), 1.4
7(12H,d,J=6.3Hz),2.84(2H,t,J=6.0Hz), 3.92(3H,s),
4.79(2H,t,J=6.0Hz), 5.51-5.65(2H,m),6.11(1H,s), 6.
76-7.12(4H,m), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.04-8.28(2H,b
r) IR(CHCl3)cm-1:3516, 3367, 2968, 1719, 1619, 1591,
1575
【0313】実施例125(化合物番号125の合成) (1)化合物番号2(135mg)、N,O−ジメチルヒ
ドロキシアミン塩酸塩(93mg)をDMF3mlに溶解
し、氷冷下トリエチルアミン(0.30ml)、プロパン
ホスホニックアシッド無水物50%酢酸エチル溶液
(0.12ml)を加えた。氷冷下で1時間さらに室温に
て一夜攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エ
チル及び1N塩酸を加えた。酢酸エチルにて抽出し、有
機層を飽和重曹水、水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し、無色粉末として
N−メチル−N−メトキシ−[6−(4−t−ブチルフ
ェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノ
キシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル
オキシ]アセトアミド111mg(収率79%)を得た。
【0314】(2)N−メチル−N−メトキシ−[6−
(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−
(2−メトキシフェニル)−2−(2−ピリミジニル)
−4−ピリミジニルオキシ]アセトアミド(36mg)を
アルゴン気流下、無水THF(2ml)に溶解し、−30
℃にて3N−メチルマグネシウムブロミドエーテル溶液
(0.079ml)を滴下し、同温にて20分間攪拌し
た。飽和アンモニア水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。さらに、水層を2N塩酸にて酸性とし酢酸エチルに
て抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣を
シリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(クロロホルム
/エチルアルコール=5/1)で精製し、淡黄色粉末と
して4−t−ブチル−N−[5−(2−メトキシフェノ
キシ)−6−(2−オキソプロピルオキシ)−2−(2
−ピリミジニル)−4−ピリミジニル]ベンゼンスルホ
ンアミド16mg(収率47%)を得た。
【0315】1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.1
2(3H,s), 3.96(3H,s),5.09(2H,s), 6.84-7.16(4H,m),
7.40-7.45(3H,m), 8.38(2H,brs),8.99(2H,d,J=4.8Hz) IR(CHCl3)cm-1:3371, 3198, 2968, 1739, 1580, 1559,
1499, 1470
【0316】試験例1 エンドセリン結合阻害実験 ブタ胸部大動脈平滑筋より粗受容体膜標本(ETA)の
調製:ブタ胸部大動脈を脂肪組織から切除遊離して、ガ
ーゼで内皮を剥離し、細かく裁断後、3倍量の0.25
Mシュークロース、3mMのエチレンジアミンテトラアセ
チックアシッド、5μg/mlアプロチニン、10μg/
mlペプスタチンA、10μg/mlロイペプチン及び0.
1μMパラアミジノフェニルメタンスルホニルフルオリ
ドを含むトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)(緩衝液A)
を加えてホモジネートした。1000×gで30分間遠
心後、さらに上清は100000×gで30分間遠心
し、沈殿を緩衝液Aに懸濁させ、再度100000×g
で30分間遠心した。得られた沈殿は緩衝液Aに懸濁さ
せ−80℃にて保存した。
【0317】125I−エンドセリン−1結合検定:上記
膜標本1μlを125I−エンドセリン−1(2×10-11
M)、及び種々の濃度の検体と共に、全量250μlの
0.5%ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸
緩衝液(pH7.4)の中で、25℃で2時間インキュベ
ートし、HVPP濾紙(ポアーサイズ0.45μm:ミ
リポア)で濾過し、冷却した緩衝液Aで4回洗浄した
後、濾紙をガンマーカウンター(アロカオートウエルガ
ンマーシステムARC−251)で計数した。
【0318】ラット脳より粗受容体膜標本(ETB)の
調製と125I−エンドセリン−1の検定:ラット脳組織
を裁断後、上記ブタ胸部大動脈の場合と同様の方法で、
粗受容体膜標本を調製した。また125I−エンドセリン
−1結合検定も上記と同様に行なった。
【0319】上記の方法で行なった両受容体に対するエ
ンドセリン結合阻害実験の結果を表10に示す。
【0320】
【表10】
【0321】試験例2 1)ETA受容体拮抗作用 雄性SD系ラットより胸部大動脈を摘出し3mm幅のリン
グ標本とし、95%酸素、5%二酸化炭素混合ガスを通
気した37℃のクレブス−ヘンゼライト液(NaCl
118.4mM,KCl 4.7mM,CaCl2 2.5m
M,MgSO4 1.2mM,KH2PO4 1.2mM,NaH
CO3 25.0mM,Glucose 10.0mM)を満
たしたオルガンバス中に静止張力2gにて懸垂した。化
合物92の10-7−10-5Mあるいはその溶媒で血管標
本を20分間前処置した後、ウシ血清アルブミン0.1
%含有の生理食塩液に溶解したエンドセリン−1を累積
的に添加してエンドセリン−1の1−100ng/ml(4
×10-9−4×10-8M)による等尺性収縮を観察する
ことにより、化合物の影響を検討した。80mMKClに
よる収縮反応を基準に収縮反応を%で表した結果を図1
に示す。
【0322】2)ETB受容体拮抗作用 雄性NZW系ウサギより肺動脈を摘出し、上記と同様に
してオルガンバスに静止張力1gにて懸垂した。化合物
68の3×10-8−3×10-7Mあるいはその溶媒で3
0分間前処置した後、ETB受容体の選択的刺激物質で
あるサラフォトキシン(SRTX)S6cを累積的に添
加しサラフォトキシンS6cの10-12−3×10-7
による収縮反応を等尺性に観察することにより、化合物
の作用を検討した。60mM KClによる収縮反応を基
準に収縮反応を%で表した結果を図2に示す。以上の実
験により、本発明化合物は血管標本においてETA及び
ETB受容体に対して顕著な拮抗作用を有することが判
明した。
【0323】
【発明の効果】本発明の新規なピリミジン誘導体(1)
は、非常に強い血管収縮作用と細胞増殖作用を持つエン
ドセリンに対して強い結合阻害活性を有する。よって、
エンドセリンの関与する種々の疾患、即ち、虚血性心筋
梗塞、鬱血性心不全、不整脈及び不安定狭心症等の心疾
患、喘息等の気道疾患、肺高血圧、腎性高血圧、臓器移
植に伴う高血圧等の高血圧症、クモ膜下出血及び血管れ
ん縮等の循環器疾患、急性及び慢性の腎不全等の腎疾
患、糖尿病や高脂血症等、血管障害を伴う諸疾患及び動
脈硬化症、アルコール性肝障害等の肝疾患、胃粘膜障害
等の胃腸疾患、骨疾患、前立腺肥大症、排尿障害、癌
メラノサイト増殖に伴う皮膚疾患等に対する治療薬とし
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物番号92のETA 受容体拮抗作用を示す
図である。
【図2】化合物番号68のETB 受容体拮抗作用を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 ABS A61K 31/505 ABS ABU ABU ABX ABX ACD ACD ACJ ACJ ACS ACS ACV ACV ADA ADA ADU ADU AED AED C07D 401/14 239 C07D 401/14 239 403/14 231 403/14 231 239 239 405/14 239 405/14 239 409/14 239 409/14 239 417/14 239 417/14 239 //(C07D 401/14 213:24 239:26 239:52) (C07D 401/14 213:38 239:26 239:52) (C07D 403/14 231:38 239:26 239:52) (C07D 403/14 239:26 239:52 241:26) (C07D 405/14 239:26 239:52 317:48) (C07D 405/14 239:26 239:52 307:66) (C07D 409/14 239:26 239:56 333:36) (C07D 417/14 239:26 239:52 277:38) (72)発明者 田村 正宏 東京都東村山市野口町2−17−43 東村山 荘104 (72)発明者 大島 武 埼玉県鴻巣市原馬室3880−5 (72)発明者 小田 敏明 東京都東村山市野口町2−17−43 東村山 寮 (72)発明者 蘇木 宏之 埼玉県東松山市市ノ川199−165 (72)発明者 白土 正三 東京都武蔵村山市残堀4−43−2

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は低級アルキル基を示し;R2 及びR3
    同一又は異なって水素原子、低級アルキル基又は低級ア
    ルコキシル基を示し;R4 及びR5 は同一又は異なって
    水素原子又は低級アルキル基を示し;R6 は低級アルキ
    ル基、−OR7 又は−NR89 を示し;nは0〜3の
    数を示す(ここでR7 は、水素原子、低級アルキル基、
    置換基を有していてもよいフェニル基又は置換基を有し
    ていてもよいアラルキル基を示し;R8 及びR9 は同一
    又は異なって水素原子、水酸基、置換基を有していても
    よい低級アルキル基、置換基を有していてもよい低級ア
    ルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置
    換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有して
    いてもよいアミノ基、置換基を有していてもよい複素環
    式基又は置換基を有していてもよい複素環アルキル基を
    示すか、あるいはR8とR9 が一緒になって隣接する窒
    素原子とともに5〜7員環を形成してもよい)〕で表わ
    されるピリミジン誘導体又はその塩。
  2. 【請求項2】 R1 がイソプロピル基又はtert−ブ
    チル基である請求項1記載のピリミジン誘導体又はその
    塩。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のピリミジン誘導体
    又はその塩を有効成分とする医薬。
  4. 【請求項4】 エンドセリンの作用によって生じる疾患
    を予防又は治療するためのものである請求項3記載の医
    薬。
  5. 【請求項5】 エンドセリンの作用によって生じる疾患
    が、循環器系疾患である請求項4記載の医薬。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のピリミジン誘導体
    又はその塩、及び薬学的に許容される担体を含有する医
    薬組成物。
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US6291485B1 (en) 1997-07-10 2001-09-18 Teikoku Hormone Mfg. Co., Ltd. 4,5-dihydro-[1H]-benz[g]indazole-3-carboxylic acid derivatives
JP2007527413A (ja) * 2003-10-24 2007-09-27 エグゼリクシス, インコーポレイテッド p70S6キナーゼモジュレーターおよび使用方法

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