JP3734870B2 - ピリミジン誘導体及びこれを含有する医薬 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なピリミジン誘導体又はその塩、この化合物を有効成分とする医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
強力な血管収縮作用や血圧上昇作用及び細胞増殖作用を有するエンドセリンは、虚血性心筋梗塞、鬱血性心不全、不整脈及び不安定狭心症等の心疾患;喘息等の気道疾患;肺高血圧、腎性高血圧、臓器移植に伴う高血圧等の高血圧症;クモ膜下出血、PTCA後の再狭窄及び血管れん縮等の循環器疾患;急性及び慢性の腎不全等の腎疾患;糖尿病や高脂血症等、血管障害を伴う諸疾患及び動脈硬化症;アルコール性肝障害等の肝疾患;胃粘膜障害等の胃腸疾患;骨疾患;前立腺肥大症や排尿障害;癌、メラノサイト増殖等に伴う皮膚疾患等の原因物質と考えられている〔最新医学,94,335−431(1994)、医学のあゆみ,168,675−692,(1994)、医学のあゆみ,170,357,(1994)Pharmac.Rev.,46,325(1994)、現代医療,27,1(1995)〕。
【0003】
エンドセリンの種々の作用は、エンドセリンが体内の種々の臓器において、その受容体に結合することによって惹起され、エンドセリンによる血管収縮は少なくとも2種類の受容体(ETA 受容体及びETB 受容体)を介して引き起こされることが明らかになってきた。従ってエンドセリンの両受容体への結合を阻害する化合物はエンドセリンが関与しているこれらの疾病の予防及び治療剤として有用であると考えられる。これまで、エンドセリン拮抗作用を有する種々の化合物が報告されている〔J.Med.Chem.,36,2585(1993)、Nature,365,759,(1993)、Circulation,88,1−316(1994)、最新医学,94,424−431(1994)、J.Med.Chem.37,1553(1994)、特開平5−222003号公報〕。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、充分満足の行くエンドセリン拮抗作用を有する化合物は見出されていないのが現状である。従って本発明の目的は、強力なエンドセリン拮抗作用を持つ化合物を見出し、これを有効成分とする医薬を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯かる実状に鑑み本発明者らは鋭意研究を行なった結果、下記一般式(1)で表わされるピリミジン誘導体及びその塩が優れたエンドセリン拮抗作用を有し、循環器系疾患治療剤に代表される医薬として有用であることを見出し本発明を完成した。
【0006】
すなわち本発明は、次の一般式(1)
【0007】
【化2】
【0008】
〔式中、R 1 及びR 2 は同一又は異なって水素原子、水酸基、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよい低級アルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよい複素環式基又は置換基を有していてもよい複素環アルキル基を示すか、あるいはR 1 とR 2 が一緒になって隣接する窒素原子とともに5〜7員環を形成してもよい。nは0〜3の数を示す。t−Buは、ターシャリーブチル基を示す。〕で表わされるピリミジン誘導体又はその塩を提供するものである。
【0009】
また、本発明は一般式(1)で表わされるピリミジン誘導体又はその塩を有効成分とする医薬を提供するものである。さらに、本発明は一般式(1)で表わされるピリミジン誘導体又はその塩、及び薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において「低級」とは炭素数1〜6のものをいう。一般式(1)中、R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよい低級アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基及びこれにハロゲン原子、水酸基等が1〜3個置換した基が挙げられ、具体例としてメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0011】
R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよい低級アルケニル基としては、炭素数2〜6の直鎖、分岐鎖又は環状のアルケニル基及びこれにハロゲン原子、水酸基等が1〜3個置換した基が挙げられ、具体例としてはビニル基、プロペニル基、イソブテニル基等が挙げられる。
【0012】
R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよいアリール基としては、炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6のアルケニル、炭素数1〜6のアルコキシル、炭素数1〜6のアルキルチオ、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、炭素数1〜6のハロアルキル基等が1〜3個置換していてもよいフェニル、ナフチル基等が挙げられる。当該置換基を有していてもよいアリール基の具体例としては、フェニル基、ナフチル基、モノ又はジ−クロロフェニル基、モノ又はジ−フルオロフェニル基、モノ,ジ又はトリ−メトキシフェニル基、モノ又はジ−メチルフェニル基、モノ又はジ−エチルフェニル基、モノ又はジ−イソプロピルフェニル基、tert−ブチルフェニル基、イソプロペニルフェニル基、ヒドロキシフェニル基、ニトロフェニル基、アミノフェニル基、エトキシカルボニルフェニル基、メチルチオフェニル基等が挙げられる。
【0013】
R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよいアラルキル基としては、ヒドロキシ、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシル、炭素数1〜3のアルキレンジオキシ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル又はシアノ基が置換していてもよいフェニルアルキル基、ナフチルアルキル基、ビフェニルアルキル基、インダニル基等が挙げられる。当該アラルキル基のアルキル基としては炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、これらのアラルキル基には上記の置換基が1〜3個置換し得る。また、この置換基はアラルキル基のアリール基部、アルキル基部のいずれに置換してもよい。当該置換基を有していてもよいアラルキル基の具体例としては、クロロ、フルオロ、メトキシ、エトキシ、メチル、エチル、ニトロ、シアノ及びトリフルオロメチル基から選ばれた1〜3個の基が置換していてもよいベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、ナフチルメチル、ナフチルエチル、ビフェニルメチル基、インダン−1−イル基等が挙げられる。
【0014】
R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよいアミノ基としては、アリールアミノ、複素環アミノ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ基等が挙げられ、より具体的にはフェニルアミノ、炭素数1〜6のアルキル置換フェニルアミノ、ピリジルアミノ、炭素数1〜6のアルキルアミノ基等が挙げられる。
【0015】
R 1 及びR 2 で示される置換基を有していてもよい複素環式基又は置換基を有していてもよい複素環−アルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシル、炭素数1〜6のハロアルキル、ハロゲン原子が置換していてもよいフリル、チエニル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリルアルキル、チエニルアルキル、ピラゾリルアルキル、チアゾリルアルキル、イミダゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジニルアルキル基等が挙げられる。その具体例としては、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチルから選ばれた基が置換していてもよいフリル、チエニル、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フルフリル、チエニルメチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、イミダゾリルメチル、ピリジルメチル、ピリミジニルメチル基等が挙げられる。
【0016】
−NR 1 R 2 で形成される5〜7員環としては、ピロリジニル基、ピペリジニル基、パーヒドロアゼピニル基が挙げられる。本発明化合物(1)の塩としては、薬学的に許容し得る塩であれば特に制限されないが、塩酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩;酢酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデック−7−エン(DBU)塩等の有機塩基塩が挙げられる。
【0017】
また、本発明化合物(1)には水和物、溶媒和物のいずれもが含まれる。本発明化合物(1)は、例えば次の反応式に従って製造することができる。
【0018】
【化3】
【0019】
〔式中、R 1 、R 2 及びnは前記と同じものを示し、R7aは低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を示す〕
【0020】
すなわち、化合物(2)にヒドロキシ脂肪酸エステル〔HO(CH 2 ) n CH 2 COOR 7a 〕を反応させることにより化合物( 1a )が得られる。また、化合物(2)にアルコール〔HO(CH 2 ) n CH 2 CH 2 OH〕を反応させて化合物(3)を得、次いでこれを酸化することにより化合物( 1b )が得られる。
【0021】
また、化合物(1a)と化合物(1b)は、加水分解又はエステル化により相互に変換することができる。さらに、化合物(1b)にアミン類〔 HNR 1 R 2 〕を反応させることにより化合物(1c)を得ることができる。
【0022】
化合物(2)及び(3)は公知の化合物であり、公知の方法(特開平5−222003号公報)により得ることができる。以下に上記反応の各工程について説明する。
【0023】
化合物(2)から化合物(1a)を得る方法:化合物(2)とヒドロキシ脂肪酸エステルとを無溶媒下、又はN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)やジメチルスルホキシド(DMSO)等の極性溶媒中でナトリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム t−ブトキサイド、炭酸カリウム等の塩基の存在下に反応させればよい。
【0024】
化合物(3)から化合物(1b)を得る方法:例えばDMF、アセトン等の極性溶媒中で、ピリジニウムジクロメート(PDC)、ジョーンズ試薬に代表されるクロム酸、塩化ルテニウム−過ヨウ素酸ナトリウム等の酸化剤を用いて、化合物(3)を酸化すればよい。
【0025】
化合物(1a)から化合物(1b)を得る方法:化合物(1a)を通常用いられる加水分解反応、例えばアルカリ(NaOH、KOH等)による加水分解反応に付せばよい。
【0026】
化合物(1b)から化合物(1a)を得る方法:(1).酸触媒(硫酸、塩酸、パラトルエンスルホン酸等)の使用、(2).脱水縮合剤(ジメチルアミノピリジンの存在下、あるいは非存在下、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)や1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(WSC)等の脱水縮合剤)の使用、(3).塩化チオニルやオキザリルクロリド等を使用して酸クロリドを経由する方法、(4).クロル炭酸エチルやクロル炭酸イソブチル等を使用して混合酸無水物を経由する方法、又は(5).塩化チオニル等でアルコール部を活性化する方法により化合物(1b)をエステル化すればよい。
【0027】
化合物(1b)から化合物(1c)を得る方法:(1).DCCやWSC等の脱水縮合剤を使用する方法、(2).上記の脱水縮合剤を使用して、生成する活性エステル(パラニトロフェニルエステル等のフェニルエステル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルやN−ヒドロキシスクシニイミドエステル等)を経由する方法、(3).塩化チオニルやオキザリルクロリド等を使用して酸クロリドを経由する方法、(4).クロル炭酸エチルやクロル炭酸イソブチル等を使用して混合酸無水物を経由する方法、(5).Woodward K試薬による方法、又は(6).通常アミド化に使用される試薬(N−エチル−2′−ヒドロキシベンゾイソキサゾリウムトリフルオロホウ酸塩、N−エチル−5−フェニルイソキサゾリウム−3′−スルホン酸塩、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキシキノリン、ベンゾトリアゾリル−N−ヒドロキシトリスジメチルアミノホスホニウムヘキサフルオロリン化合物塩、ジフェニルホスホリルアジド)を用いる方法により化合物(1b)をアミド化すればよい。
【0028】
また、化合物( 1 b)は、次の反応(B)及び反応(C)によっても製造することができる。
【0029】
【化4】
【0030】
〔式中、nは前記と同じ〕
【0031】
すなわち、化合物(2)にアルコール(4)を反応させてエーテル体(5)を得、これを加水分解して化合物(1e)とし、次いでさらにエステル部を加水分解すれば化合物(1b)が得られる。
【0032】
【化5】
【0033】
〔式中、nは前記と同じ〕
【0034】
反応(C)によれば、化合物(3)を酸化してアルデヒド体(6)とし、次いでこれをさらに酸化することにより化合物(1b)が得られる。
【0035】
本発明化合物(1)の代表的な化合物を下記表に示す。なお表中、Meはメチル基、Etはエチル基、i−Prはイソプロピル基、n−Penはn−ペンチル基、Phはフェニル基、Bnはベンジル基を示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
本発明のピリミジン誘導体(1)又はその塩は、常法により、薬学的に許容される担体を加えて、固体、半固体、液体等の種々の経口投与用又は非経口投与用の医薬組成物とすることができる。
【0043】
経口投与のための製剤としては、錠剤、丸剤、顆粒剤、軟・硬カプセル剤、散剤、細粒剤、粉剤、乳濁剤、シロップ剤、ペレット剤、エリキシル剤等が挙げられる。非経口投与のための製剤としては、注射剤、点滴剤、輸液、軟膏、ローション、トニック、スプレー、懸濁剤、油剤、乳剤、坐剤等が挙げられる。本発明の有効成分を製剤化するには、常法に従えばよいが、必要により界面活性剤、賦形剤、着色剤、着香料、保存料、安定剤、緩衝剤、懸濁剤、等張剤その他を適宜使用することができる。
【0044】
ピリミジン誘導体(1)又はその塩の1日の投与量は、その種類、治療ないし予防対象疾病の種類、投与方法、患者の年令、患者の症状、処理時間等によって相違するが、非経口的には皮下、静脈内、筋肉内又は直腸内においては0.01〜30mg/kg、特に0.1mg/kg投与することが好ましい。経口的には、0.01〜100mg/kg、特に0.5〜30mg/kg投与することが望ましい。
【0045】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0046】
合成例1(化合物番号1の合成)
エチルグリコレート(5g)に金属ナトリウム(160mg)を加えて、室温で30分攪拌すると透明な溶液となる。これに4−t−ブチル−N−〔6−クロロ−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホンアミド(993mg)を加え95℃で5時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、1N−塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去後、残留物を溶離液としてクロロホルム−メタノール(30:1)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行ない、淡黄色油状物としてエチル〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセテートが732mg得られた。
【0047】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.22(3H,t,J=7.1Hz), 1.29(9H,s), 4.01(3H,s),4.18(2H,q,J=7.1Hz), 5.10(2H,s), 6.89(1H,brt,J=7.8Hz),7.00(1H,brd,J=7.8Hz), 7.12(1H,brt,J=7.8Hz), 7.33(1H,brd,J=7.8Hz),7.40(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.8Hz), 8.34(2H,m),8.97(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1755, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1085, 750
【0048】
合成例2(化合物番号2の合成)
化合物番号1(625mg)のエタノール(20ml)溶液に1N−水酸化ナトリウム(10ml)を加え、室温で一夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去し、1N−塩酸(10ml)を加えた後、クロロホルム(20ml)にて抽出し、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮すると〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセティックアシッドが淡黄色粉末として、586mg得られた。
【0049】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.26(9H,s), 4.02(3H,s), 5.40(2H,s),6.92(1H,dt,J=7.9,1.5Hz), 7.02(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.14(1H,dt,J=7.9,1.5Hz), 7.34(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.39(2H,d,J=8.5Hz), 7.43(1H,t,J=4.9Hz), 8.44(2H,d,J=8.5Hz),9.14(2H,d,J=4.9Hz)
【0050】
合成例3(化合物番号3の合成)
4−t−ブチル−N−〔6−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホンアミド(3.2g)のジメチルホルムアミド(50ml)溶液に二クロム酸ピリジニウム(31.9g)を加えて室温で12時間攪拌し、さらに二クロム酸ピリジニウム(10.6g)を追加し、12時間攪拌した。酢酸エチルを加えて1N−塩酸、水で洗浄後、有機層から飽和重曹水で抽出し、水層は酢酸エチルで洗浄した。希塩酸で酸性とし再度、酢酸エチルで抽出し、有機層は飽和食塩水で洗浄した。これを無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮すると3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオニックアシッドが淡黄色粉末として、1.85g得られた。
【0051】
1H-NMR(CDCl3-CD3OD(4:1),ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.64(2H,t,J=6.2Hz),3.91(3H,s), 4.75(2H,t,J=6.2Hz), 6.84(1H,dt, J=7.9,1.5Hz),6.96(1H,brd,J=7.9Hz), 6.98(1H,dd,J=7.9,1.5Hz),7.09(1H,dt,J=7.9,1.5Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz),7.50(1H,t,J=4.9Hz), 8.31(2H,m), 9.02(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:3400, 2965, 1730, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255,1175, 1080, 750
【0052】
合成例4(化合物番号4の合成)
4−t−ブチル−N−〔6−(4−ヒドロキシブチルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホンアミドより、合成例3と同様の方法で4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチリックアシッドが淡黄色粉末として得られた。
【0053】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.95(2H,m), 2.25(2H,t,J=7.2Hz),3.90(3H,s), 4.52(2H,t,J=6.1Hz), 6.84(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.96(1H,dd,J=7.7,1.5Hz), 6.97(1H,dd,J=7.7,1.5Hz),7.09(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.42(2H,d,J=8.6Hz),7.45(1H,t,J=4.9Hz), 8.34(2H,m), 9.06(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:3305, 2965, 1735, 1685, 1615, 1565, 1500, 1335, 1260,1165, 1115, 1075, 750
【0054】
合成例5(化合物番号5の合成)
4−t−ブチル−N−〔6−(5−ヒドロキシペンチルオキシ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニル〕ベンゼンスルホンアミドより、合成例3と同様の方法で5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノイックアシッドが黄色粉末として得られた。
【0055】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.57(2H,m), 1.70(2H,m),2.29(2H,t,J=7.3Hz), 3.90(3H,s), 4.49(2H,t,J=6.2Hz),6.83(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.95(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.00(1H,brd,J=7.8Hz), 7.08(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz),7.46(1H,t,J=4.9Hz), 8.33(2H,brd,J=8.6Hz), 9.08(2H,d,J=4.9Hz)
【0056】
実施例1(化合物番号13の合成)
化合物番号3(21.8mg)のジメチルホルムアミド(0.5ml)溶液にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール・アンモニウム塩(6.4mg)及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(8.0mg)を加えて室温で2.5時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10ml)を加え、1N−塩酸、水、飽和重曹水、水、及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去し残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒にはクロロホルム−メタノール(5:1)を使用)にて精製後、酢酸エチルに溶解し、1N−塩酸と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去すると3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−(メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として5.8mg得られた。
【0057】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.60(2H,t,J=6.5Hz), 3.93(3H,s),4.76(2H,t,J=6.5Hz), 6.80〜7.17(4H,m), 7.44(2H,d,J=8.8Hz),7.48(1H,t,J=4.9Hz), 8.36(2H,m), 9.01(2H,d,J=4.9Hz)
【0058】
実施例2(化合物番号14の合成)
化合物番号3(100mg)のジメチルホルムアミド−塩化メチレン(1:1)8ml溶液にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(53.8mg)、ベンジルアミン(95.9mg)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(40mg)を加えて室温で一夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸エチル(20ml)に溶解し、飽和重曹水、水、1N−塩酸、及び飽和食塩水で順次洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮するとN−ベンジル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが油状物として100.9mg得られた。
【0059】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.67(2H,t,J=6.5Hz), 3.90(3H,s),4.39(2H,d,J=5.9Hz), 4.82(2H,t,J=6.5Hz), 6.75(1H,m),6.81(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.94(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.97(1H,brd,J=7.8Hz), 7.08(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.14〜7.25(5H,m),7.36(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 8.35(2H,m),8.87(2H,d,J=4.9Hz)
【0060】
実施例3(化合物番号15の合成)
化合物番号2とベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−ベンジル−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0061】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.68(3H,s), 4.29(2H,d,J=6.1Hz),5.02(2H,s), 6.20(1H,m), 6.69(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.78(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.90(1H,brd,J=7.8Hz),6.97(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.05〜7.33(5H,m), 7.43(1H,t,J=4.9Hz),7.44(2H,d,J=8.5Hz), 8.38(2H,m), 8.98(2H,d,J=4.9Hz)
【0062】
実施例4(化合物番号16の合成)
化合物番号4とベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−ベンジル−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0063】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.01(4H,m), 3.82(3H,s),4.35(2H,d,J=5.6Hz), 4.49(2H,m), 5.85(1H,m), 6.74(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.81〜6.90(2H,m), 6.96(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.16〜7.32(5H,m),7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.35(2H,m),8.96(2H,d,J=4.9Hz)
【0064】
実施例5(化合物番号19の合成)
化合物番号5とベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−ベンジル−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0065】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.52〜1.76(4H,m),2.22(2H,t,J=7.0Hz), 3.89(3H,s), 4.35(2H,d,J=5.9Hz),4.53(2H,t,J=5.9Hz), 6.36(1H,m), 6.79(1H,t,J=7.6Hz),6.88〜6.98(2H,m), 7.04(1H,t,J=7.7Hz), 7.12 〜7.29(5H,m),7.37(1H,t,J=4.6Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz), 8.36(2H,m),8.92(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0066】
実施例6(化合物番号24の合成)
化合物番号2とフェネチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−フェネチル−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0067】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.65(2H,t,J=7.1Hz), 3.32(2H,m),3.81(3H,s), 4.96(2H,s), 5.98(1H,m), 6.75(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.79(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.93(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 7.01〜7.20(6H,m),7.45(1H,t,J=4.9Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 8.37(2H,m),9.01(2H,d,J=4.9Hz)
【0068】
実施例7(化合物番号25の合成)
化合物番号4とアニリンより、実施例2と同様の方法でN−フェニル−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0069】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.06(2H,m), 2.20(2H,m),3.90(3H,s), 4.53(2H,t,J=5.6Hz), 6.80〜7.31(6H,m), 7.34〜7.48(5H,m),7.63(1H,m), 8.37(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 755
【0070】
実施例8(化合物番号29の合成)
化合物番号4と2−メトキシアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0071】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.04(2H,m), 2.13(2H,m),3.85(3H,s), 3.88(3H,s), 4.55(2H,t,J=5.6Hz), 6.81〜7.01(6H,m),7.02(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.11(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.31(2H,m),8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0072】
実施例9(化合物番号30の合成)
化合物番号4と3−クロロアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(3−クロロフェニル)−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが無色粉末として得られた。
【0073】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.06(2H,m), 2.23(2H,t,J=7.1Hz),3.90(3H,s), 4.55(2H,t,J=5.6Hz), 6.86(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.95(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.98(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 7.04(1H,m),7.11(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.17(1H,t,J=8.1Hz), 7.28(1H,m),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 7.55(1H,brs), 8.33(2H,m),8.95(2H,d,J=4.9Hz)
【0074】
実施例10(化合物番号31の合成)
化合物番号2と2−メトキシアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉末として得られた。
【0075】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.58(3H,s), 3.99(3H,s),5.20(2H,s), 7.30〜7.67(7H,m), 7.36〜7.48(3H,m),8.26(1H,dd,J=8.1,1.5Hz), 8.37(2H,m), 8.69(1H,brs),9.00(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0076】
実施例11(化合物番号32の合成)
化合物番号2と3−クロロアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(3−クロロフェニル)−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉末として得られた。
【0077】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.90(3H,s), 5.09(2H,s),6.88(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 6.95〜7.10(3H,m), 7.14(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.19(1H,t,J=7.9Hz), 7.32(1H,t,J=1.8Hz), 7.37(2H,m),7.44(2H,d,J=8.8Hz), 7.48(1H,t,J=4.9Hz), 8.35(2H,m),9.04(2H,d,J=4.9Hz)
【0078】
実施例12(化合物番号35の合成)
化合物番号2とアニリンより、実施例2と同様の方法でN−フェニル−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0079】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.86(3H,s), 5.11(2H,s),6.85(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 6.98(1H,dd,J=7.7,1.5Hz),7.01(1H,brd,J=7.7Hz), 7.05〜7.14(2H,m), 7.22〜7.38(4H,m),7.43(2H,d,J=8.5Hz), 7.45(1H,t,J=4.9Hz), 8.38(2H,m),9.01(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 755
【0080】
実施例13(化合物番号36の合成)
化合物番号2と1−ナフタレンメチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(1−ナフタレンメチル)−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0081】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.58(3H,s), 4.78(2H,d,J=5.6Hz),5.05(2H,s), 6.30(1H,m), 6.42(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.56(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.72(2H,m), 7.26(1H,m), 7.35〜7.50(6H,m),7.78〜7.88(3H,m), 8.34(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0082】
実施例14(化合物番号37の合成)
化合物番号4と3−メトキシベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(3−メトキシベンジル)−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0083】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.01(4H,m), 3.74(3H,s),3.83(3H,s), 4.33(2H,d,J=5.6Hz), 4.49(2H,m), 5.88(1H,m),6.70〜6.81(5H,m), 6.87(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.98(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.18(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.33(2H,m),8.94(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1580, 1560, 1500, 1340, 1260, 1170,1080, 750
【0084】
実施例15(化合物番号38の合成)
化合物番号4と2−クロロフェネチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0085】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.95(4H,m), 2.90(2H,t,J=7.0Hz),3.46(2H,m), 3.87(3H,s), 4.45(2H,m), 5.62(1H,m),6.76(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.87(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.91(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.99(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.05〜7.19(3H,m), 7.30(1H,m), 7.43(1H,t,J=4.9Hz),7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.33(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 755
【0086】
実施例16(化合物番号40の合成)
化合物番号5と2−メトキシベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0087】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.56(2H,m), 1.65(2H,m),2.15(2H,t,J=7.2Hz), 3.75(3H,s), 3.88(3H,s), 4.38(2H,d,J=5.6Hz),4.50(2H,t,J=6.1Hz), 6.30(1H,m), 6.73〜6.97(5H,m),7.03(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.15 〜7.24(2H,m), 7.39(1H,t,J=4.9Hz),7.43(2H,d,J=8.6Hz), 8.32(2H,m), 8.96(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1245, 1175,1080, 755
【0088】
実施例17(化合物番号41の合成)
化合物番号5と3−クロロベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(3−クロロベンジル)−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0089】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.69(4H,m), 2.24(2H,t,J=6.6Hz),3.90(3H,s), 4.32(2H,d,J=5.9Hz), 4.54(2H,t,J=6.0Hz), 6.51(1H,m),6.80(1H,brt,J=8.3Hz), 6.94(2H,m), 7.00〜7.20(5H,m),7.39(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.8Hz), 8.32(2H,m),8.93(2H,d,J=4.9Hz)
【0090】
実施例18(化合物番号51の合成)
化合物番号3と2−メチルベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メチルベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0091】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.24(3H,s), 2.67(2H,t,J=6.4Hz),3.90(3H,s), 4.37(2H,d,J=5.6Hz), 4.82(2H,t,J=6.4Hz), 6.52(1H,m),6.80(1H,t,J=7.8Hz), 6.94(1H,d,J=7.8Hz), 6.96〜7.18(6H,m),7.34(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.7Hz), 8.37(2H,m),8.82(2H,d,J=4.9Hz)IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0092】
実施例19(化合物番号52の合成)
化合物番号4とフェネチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−フェネチル−4−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ブチラアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0093】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.91(4H,m), 2.75(2H,t,J=6.5Hz),3.46(2H,m), 3.86(3H,s), 4.43(2H,m), 5.52(1H,m),6.72(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.84(1H,d,J=7.8Hz),6.88(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.95(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.10〜7.30(5H,s),7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.36(2H,m),8.99(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0094】
実施例20(化合物番号44の合成)
化合物番号5と2−クロロフェネチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0095】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.52〜1.70(4H,m),2.13(2H,t,J=7.1Hz), 2.90(2H,t,J=7.0Hz), 3.48(2H,m), 3.92(3H,s),4.50(2H,t,J=6.0Hz), 6.05(1H,m), 6.81(1H,t,J=8.0Hz),6.90〜7.26(7H,m), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),8.35(2H,m), 8.95(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1170, 1080,750
【0096】
実施例21(化合物番号46の合成)
化合物番号5とフェネチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−フェネチル−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0097】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.52〜1.67(4H,m),2.11(2H,t,J=7.7Hz), 2.76(2H,t,J=7.0Hz), 3.45(2H,q,J=6.6Hz),3.91(3H,s), 4.49(2H,t,J=6.1Hz), 5.91(1H,m), 6.80(1H,dt,J=7.0,1.5Hz),6.90〜7.26(8H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.43(1H,t,J=4.6Hz),8.29〜8.40(2H,m), 8.94(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2960, 1650, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1170, 1080,750
【0098】
実施例22(化合物番号17の合成)
化合物番号3(51mg)のジメチルホルムアミド−塩化メチレン(2:1)1.5ml溶液にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(27mg)、4−メトキシベンジルアミン(57.5μl)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(17mg)を加えて室温で一夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸エチル(15ml)に溶解し、1N−塩酸、水、飽和重曹水、及び飽和食塩水で順次洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮するとN−(4−メトキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として38mg得られた。
【0099】
融点129−131℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1560, 1500, 1380, 1250, 1180, 1135,1080, 750
【0100】
実施例23(化合物番号18の合成)
化合物番号3とアニリンより、実施例22と同様の方法でN−フェニル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0101】
融点162−163℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1600, 1560, 1500, 1380, 1250, 1135, 1080,755
【0102】
実施例24(化合物番号20の合成)
化合物番号3と3,4−メチレンジオキシベンジルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0103】
融点142−145℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1380, 1250, 1180, 1080, 750
【0104】
実施例25(化合物番号21の合成)
化合物番号3と4−クロロベンジルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(4−クロロベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0105】
融点161−163℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1360, 1250, 1180, 1080, 750
【0106】
実施例26(化合物番号22の合成)
化合物番号3と2−クロロフェネチルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(2−クロロフェネチル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0107】
融点148−149℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1365, 1250, 1180, 1080, 755
【0108】
実施例27(化合物番号23の合成)
化合物番号3と4−メトキシフェネチルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(4−メトキシフェネチル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0109】
融点140−142℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1560, 1500, 1365, 1250, 1180, 1080, 750
【0110】
実施例28(化合物番号26の合成)
化合物番号3と3−メトキシアニリンより、実施例22と同様の方法でN−(メトキシフェニル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0111】
融点160−161℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1600, 1560, 1500, 1380, 1250, 1180, 1080,750
【0112】
実施例29(化合物番号27の合成)
化合物番号3とフェネチルアミンより、実施例22と同様の方法でN−フェネチル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0113】
融点149−150℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1560, 1500, 1365, 1250, 1180, 1080, 750
【0114】
実施例30(化合物番号28の合成)
化合物番号3と4−クロロアニリンより、実施例22と同様の方法でN−(4−クロロフェニル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0115】
融点165−168℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1595, 1560, 1500, 1380, 1250, 1180, 1080,750
【0116】
実施例31(化合物番号33の合成)
化合物番号3と3,4,5−トリメトキシベンジルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(3,4,5−トリメトキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0117】
融点142−145℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1590, 1580, 1560, 1500, 1330, 1250, 1180,1080, 750
【0118】
実施例32(化合物番号34の合成)
化合物番号3と2−メトキシベンジルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0119】
融点138−139℃
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1580, 1560, 1500, 1360, 1250, 1175, 1080,755
【0120】
実施例33(化合物番号42の合成)
化合物番号3とシクロヘキシルアミンより、実施例22と同様の方法でN−シクロヘキシル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0121】
融点162−164℃
IR(KBr)cm-1:2935, 1650, 1560, 1500, 1365, 1250, 1180, 1080, 750
【0122】
実施例34(化合物番号43の合成)
化合物番号3とn−ペンチルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(n−ペンチル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0123】
融点142−144℃
IR(KBr)cm-1:2960, 1655, 1560, 1365, 1250, 1180, 1080, 750
【0124】
実施例35(化合物番号47の合成)
化合物番号5と3−フェニル−1−プロピルアミンより、実施例22と同様の方法でN−(3−フェニル−1−プロピル)−5−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕ペンタノアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0125】
融点118−120℃
【0126】
実施例36(化合物番号48の合成)
化合物番号3と2−メトキシアニリンより、実施例22と同様の方法でN−(2−メトキシフェニル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が淡黄色粉末として得られた。
【0127】
融点120−122℃IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1600, 1560, 1500, 1255, 1135, 1080, 750
【0128】
得られたナトリウム塩を常法により遊離体とした。この遊離体のNMRデータを以下に示す。
【0129】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.77(2H,t,J=5.9Hz), 3.74(3H,s),3.87(3H,s), 4.89(2H,t,J=5.9Hz), 6.59(1H,t,J=7.2Hz),6.77〜7.09(6H,m), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),7.90(1H,brs), 8.29(1H,d,J=7.3Hz), 8.38(2H,d,J=8.5Hz), 8.82(1H,brs),8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0130】
実施例37(化合物番号49の合成)
化合物番号3とエチルアミン塩酸塩と当量のN−メチルモルホリンの存在下、実施例22と同様の方法でN−エチル−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドのナトリウム塩が無色粉末として得られた。
【0131】
融点117−120℃
【0132】
実施例38(化合物番号39の合成)
化合物番号2(57.6mg)のジメチルホルムアミド−塩化メチレン(1:1)2ml溶液にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(30.6mg)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(21.1mg)を加え、1時間攪拌後、ヒドロキシルアミン・塩酸塩(39.8mg)、及びトリエチルアミン(0.08ml)を加えて室温で一夜、攪拌した。減圧下、溶媒を留去した後、酢酸エチル(5ml)に溶解し、1N−塩酸、水、飽和重曹水、及び飽和食塩水で順次洗浄した。これを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、展開溶液としてクロロホルム−メタノール(10:1)を使用して分取薄層クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルに溶解し、1N−塩酸、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去するとN−ヒドロキシ−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕アセトアミドが無色粉末として12mg得られた。
【0133】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 4.00(3H,s), 5.14(2H,s),6.89(1H,t,J=7.6Hz), 7.00(1H,d,J=7.6Hz), 7.12(1H,t,J=7.6Hz),7.32(1H,d,J=7.6Hz), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.37(2H,m), 8.99(2H,d,J=4.9Hz)
【0134】
実施例39(化合物番号45の合成)
化合物番号3とホモピペリジンより、実施例2と同様の方法でホモピペリジノ−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0135】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 1.49(4H,m), 1.64(4H,m),2.72(2H,t,J=6.7Hz), 3.36(2H,t,J=6.1Hz), 3.46(2H,t,J=6.1Hz),3.96(3H,s), 4.88(2H,t,J=6.7Hz), 6.82(1H,t,J=8.1Hz),6.92〜7.14(3H,m), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.40(2H,d,J=8.6Hz),8.32(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
【0136】
実施例40(化合物番号50の合成)
化合物番号3と3−メチルアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(3−メチルフェニル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0137】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.29(3H,s), 2.74(2H,t,J=6.2Hz),3.86(3H,s), 4.85(2H,t,J=6.2Hz), 6.70(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.85〜7.30(7H,m), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.8Hz),8.36(2H,m), 8.93(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1615, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0138】
実施例41(化合物番号53の合成)
化合物番号3と2−イソプロピルアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−イソプロピルフェニル)−3−〔6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ〕プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0139】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.06(6H,d,J=6.8Hz), 1.29(9H,s),2.86(2H,t,J=6.5Hz), 3.03(1H,sep,J=6.8Hz), 3.92(3H,s),4.92(2H,t,J=6.5Hz), 6.80(1H,t,J=7.7Hz), 6.95(1H,d,J=7.1Hz),6.99〜7.32(6H,m), 7.36(1H,d,J=8.1Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz),8.43(2H,d,J=8.6Hz), 8.59(2H,d,J=4.9Hz), 8.86(1H,brs)
【0140】
実施例42(化合物番号88)の合成
化合物番号3(40.2mg)の塩化メチレン(0.3ml)溶液に塩化オキサリル(9.5mg)を加え、さらにジメチルホルムアミド1滴を追加し、室温にて30分攪拌後、2−アミノ−5−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール(24.1mg)を加えて一夜、室温で攪拌した。反応液に酢酸エチル(10ml)を加え、飽和重曹水、水、1N−塩酸、水、及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒にはクロロホルム−メタノール(5:1)を使用)にて精製後、酢酸エチルに溶解し、1N−塩酸と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下、留去するとN−(5−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として32.9mg得られた。
【0141】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.12(2H,t,J=6.7Hz), 3.85(3H,s),4.83(2H,t,J=6.7Hz), 6.74(1H,t,J=7.6Hz), 6.86(1H,d,J=7.6Hz),6.90(1H,d,J=7.6Hz), 6.99(1H,t,J=7.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz),7.49(1H,t,J=4.9Hz), 8.44(2H,m), 9.00(1H,brs), 9.26(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1330, 1255, 1175,1085, 750
【0142】
実施例43(化合物番号89)の合成
化合物番号3と2−エチルアニリンより実施例2と同様の方法でN−(2−エチルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0143】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.07(3H,t,J=7.6Hz), 1.29(9H,s),2.50(2H,q,J=7.6Hz), 2.84(2H,t,J=6.5Hz), 3.90(3H,s),4.94(2H,t,J=6.5Hz), 6.78(1H,t,J=7.6Hz), 6.93(1H,d,J=7.6Hz),6.97〜7.32(6H), 7.43(1H,t,J=4.6Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz),8.43(2H,d,J=8.5Hz), 8.59(1H,brs), 8.65(2H,d,J=4.6Hz), 8.83(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1618, 1499, 1455, 1384, 1255, 1175, 1083,752
【0144】
実施例44(化合物番号90の合成)
化合物番号3と1,2−フェニレンジアミンより、実施例42と同様の方法でN−(2−アミノフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0145】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.82(2H,t,J=6.5Hz), 3.88(3H,s),4.87(2H,t,J=6.5Hz), 6.70〜7.14(8H), 7.33(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.5Hz), 8.36(2H,m), 8.77(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1342, 1255, 1175,1080, 750
【0146】
実施例45(化合物番号91の合成)
化合物番号3とフェニルヒドラジンより、実施例2と同様の方法でN′−フェニル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオノヒドラジトが淡黄色粉末として得られた。
【0147】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.77(2H,t,J=6.7Hz), 3.94(3H,s),4.80(2H,t,J=6.7Hz), 6.24(1H,brs), 6.74〜7.24(9H),7.33(1H,t,J=4.9Hz), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 8.47(2H,d,J=8.6Hz),8.90(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1680, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 755
【0148】
実施例46(化合物番号92の合成)
化合物番号3と2−アミノピリジンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ピリジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジにル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0149】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.77(2H,t,J=6.2Hz), 3.86(3H,s),4.86(2H,t,J=6.2Hz), 6.68(1H,dt,J=7.8,1.2Hz), 6.86(1H,d,J=7.6Hz),6.90〜7.07(3H), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),7.68(1H,dt,J=7.9,1.8Hz), 8.14(1H,d,J=8.3Hz), 8.25(1H,m),8.39(2H,m), 8.49(1H,brs), 9.04(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0150】
実施例47(化合物番号93の合成)
化合物番号3と2−イソプロペニルアニリンより、実施例2と同様の方法で(N−(2−イソプロペニルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0151】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 1.91(3H,s), 2.75(2H,t,J=6.0Hz),3.88(3H,s), 4.85(1H,brs), 4.89(2H,t,J=6.0Hz), 5.16(1H,brs),6.63(1H,t,J=7.4Hz), 6.88(1H,d,J=7.6Hz), 6.92〜7.14(4H,m),7.23(1H,m), 7.41(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.6Hz), 7.96(1H,brs),8.09(1H,d,J=8.0Hz), 8.39(2H,m), 8.92(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1085, 750
【0152】
実施例48(化合物番号94の合成)
化合物番号3と2−(メチルチオ)アニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メチルチオフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0153】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.24(3H,s), 2.82(2H,t,J=6.0Hz),3.87(3H,s), 4.92(2H,t,J=6.0Hz), 6.63(1H,t,J=7.4Hz),6.85(1H,d,J=7.1Hz), 6.89〜7.02(2H), 7.10(1H,dt,J=7.6,1.2Hz),7.26(1H,m), 7.41(1H,t,J=4.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.6Hz),8.12(1H,d,J=8.1Hz), 8.36(2H,m), 8.55(1H,brs), 8.93(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2960, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 755
【0154】
実施例49(化合物番号95の合成)
化合物番号3と2−t−ブチルアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−t−ブチルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0155】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(18H,s), 2.86(2H,t,J=6.4Hz), 3.91(3H,s),4.96(2H,t,J=6.6Hz), 6.74〜7.54(9H), 8.42(2H,m), 8.56(2H,m),8.73(1H,brs), 8.83(1H,brs), 8.99(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1675, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1080, 755
【0156】
実施例50(化合物番号96の合成)
化合物番号3と3−アミノピリジンより、実施例42と同様の方法でN−(3−ピリジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0157】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.81(2H,t,J=6.2Hz), 3.82(3H,s),4.85(2H,t,J=6.2Hz), 6.73(1H,dt,J=7.7,1.2Hz),6.85(1H,dd,J=8.1,1.2Hz), 6.90(1H,d,J=8.1Hz),6.98(1H,dt,J=7.7,1.5Hz), 7.22(1H,dd,J=8.3,4.6Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.43(2H,d,J=9.0Hz), 8.08(1H,brd,J=8.3Hz),8.33(1H,dd,J=4.6,1.2Hz), 8.34(2H,m), 8.46(1H,d,J=2.7Hz),8.61(1H,brs), 8.93(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0158】
実施例51(化合物番号97の合成)
化合物番号2と2−アミノピリジンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ピリジル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色粉末として得られた。
【0159】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 3.93(3H,s), 5.12(2H,s),6.80〜7.16(5H), 7.30〜7.50(3H), 7.65(1H,t,J=7.2Hz),8.12(1H,d,J=8.3Hz), 8.27(1H,m), 8.37(2H,m), 8.58(1H,brs),8.99(2H,m)
IR(KBr)cm-1:2965, 1705, 1620, 1583, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0160】
実施例52(化合物番号98の合成)
化合物番号4と2−アミノピリジンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ピリジル)−4−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]ブチラミドが淡黄色粉末として得られた。
【0161】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.05(2H,m), 2.23(2H,t,J=7.1Hz),3.88(3H,s), 4.54(2H,t,J=5.7Hz), 6.80〜7.20(5H), 7.41(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.8Hz), 7.75(1H,dt,J=7.9,1.7Hz), 8.21(1H,m),8.22(1H,d,J=7.8Hz), 8.35(2H,m), 9.01(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2960, 1695, 1615, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0162】
実施例53(化合物番号99の合成)
化合物番号3と2,6−ジイソプロピルアニリンより、実施例42と同様の方法でN−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0163】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.05(12H,m), 1.29(9H,s), 2.93(2H,t,J=6.8Hz),3.10(2H,sep,J=6.8Hz), 3.99(3H,s), 4.99(2H,t,J=6.8Hz),6.89(1H,t,J=7.6Hz), 7.01(1H,d,J=7.8Hz), 7.20(1H,d,J=7.8Hz),7.07〜7.23(5H), 7.34(1H,t,J=7.8Hz), 7.45(2H,d,J=8.3Hz),8.23(2H,d,J=4.4Hz), 8.48(2H,m), 8.94(1H,brs), 9.70(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1085, 750
【0164】
実施例54(化合物番号100の合成)
化合物番号3とアリルアミンより、実施例2と同様の方法でN−アリル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0165】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.63(2H,t,J=6.2Hz),3.81(2H,t,J=5.5Hz), 3.93(3H,s), 4.79(2H,t,J=6.2Hz), 5.03(1H,m),5.09(1H,m), 5.75(1H,m), 6.84(1H,t,J=7.8Hz), 6.97(2H,m),7.10(1H,t,J=7.7Hz), 7.42(1H,t,J=4.6Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.38(2H,m), 8.80(1H,brs), 9.00(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175, 1080,750
【0166】
実施例55(化合物番号101の合成)
化合物番号2と2−アミノ−3−メチルピリジンより、実施例42と同様の方法でN−(3−メチル−2−ピリジル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色粉末として得られた。
【0167】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.30(9H,s), 2.11(3H,s), 3.86(3H,s),5.20(2H,s), 6.81(1H,t,J=7.6Hz), 6.88〜7.03(2H,m), 7.10(1H,m),7.11(1H,dd,J=7.6,4.6Hz), 7.43(1H,t,J=4.9Hz), 7.44(2H,d,J=8.6Hz),7.53(1H,m), 8.26(1H,m), 8.38(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
【0168】
実施例56(化合物番号102の合成)
化合物番号3と1−ナフチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(1−ナフチル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0169】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.96(2H,t,J=6.2Hz), 3.83(3H,s),5.01(2H,t,J=6.2Hz), 6.75(1H,t,J=7.3Hz), 6.83(1H,d,J=7.8Hz),6.99(2H,m), 7.14(1H,m), 7.30(1H,t,J=7.6Hz), 7.37〜7.51(4H,m),7.67(1H,d,J=7.1Hz), 7.74(1H,d,J=8.3Hz), 7.83(2H,m), 8.40(2H,m),8.50(2H,m), 9.15(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175, 1080,750
【0170】
実施例57(化合物番号103の合成)
化合物番号3と2−アミノチアゾリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−チアゾリニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0171】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.95(2H,t,J=6.4Hz),3.41(2H,t,J=8.6Hz), 3.92(3H,s), 4.02(2H,t,J=8.6Hz),4.83(2H,t,J=6.4Hz), 6.84(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.96(1H,dd,J=7.7,1.5Hz), 6.99(1H,dd,J=7.7,1.7Hz),7.07(1H,dt,J=7.7,1.7Hz), 7.42(2H,d,J=9.0Hz), 7.44(1H,t,J=4.9Hz),8.34(2H,m), 9.05(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175, 1085,750
【0172】
実施例58(化合物番号104の合成)
化合物番号3とアミノピラジンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ピラジニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末として得られた。
【0173】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.85(2H,t,J=6.4Hz), 3.88(3H,s),4.86(2H,t,J=6.4Hz), 6.71(1H,t,J=8.1Hz), 6.87(1H,d,J=7.3Hz),6.96(2H,m), 7.43(3H,m), 8.22(1H,dd,J=2.4,1.5Hz),8.34(1H,d,J=2.4Hz), 8.40(3H,m), 8.59(1H,brs), 9.05(2H,d,J=4.9Hz),9.46(1H,s)
IR(KBr)cm-1:2960, 1700, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1085, 750
【0174】
実施例59(化合物番号105の合成)
化合物番号3と2−アミノピリミジンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ピリミジニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色粉末とした得られた。
【0175】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.13(2H,t,J=6.4Hz), 3.90(3H,s),4.90(2H,t,J=6.4Hz), 6.77(1H,t,J=8.1Hz), 6.91(1H,d,J=7.1Hz),6.99(1H,t,J=4.9Hz), 7.03(2H,m), 7.42(3H,m)
【0176】
実施例60(化合物番号106の合成)
化合物番号2と2−ピリジルヒドラジンより、実施例2と同様の方法でN′−(2−ピリジル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセトヒドラジドが淡黄色粉末として得られた。
【0177】
実施例61(化合物番号107の合成)
化合物番号3と2−ピリジルヒドラジンより、実施例2と同様の方法でN′−(2−ピリジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオノヒドラジドが淡黄色粉末として得られた。
【0178】
実施例62(化合物番号68の合成)
化合物番号3と2,6−ジメチルアニリンより実施例2と同様の方法でN−(2,6−ジメチルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0179】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.14(6H,s), 2.86(2H,t,J=6.7Hz),3.88(3H,s), 4.96(2H,t,J=6.7Hz), 6.83(1H,t,J=7.8Hz),6.91(1H,d,J=8.1Hz), 6.95〜7.16(6H,m), 7.44(2H,d,J=8.8Hz),8.40(2H,m), 8.49(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1670, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1080, 750
【0180】
実施例63(化合物番号54の合成)
化合物番号2とN−ベンジルエタノールアミンより、実施例2と同様の方法でN−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色油状物として得られた。
【0181】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.47(2H,m), 3.74(2H,m),4.03(3H,s), 4.57(2H,s), 5.56(2H,s), 6.87-7.20(8H,m),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz), 7.53(1H,m), 8.42(2H,m),8.88(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:3430, 2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255,1175, 1085, 750
【0182】
実施例64(化合物番号55の合成)
化合物番号3と2−(アミノメチル)ピリジンより、実施例2と同様の方法でN−(2−ピリジルメチル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0183】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.71(2H,t,J=6.4Hz), 3.91(3H,s),4.63(2H,d,J=5.4Hz), 4.83(2H,t,J=6.4Hz), 6.81(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),6.93(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 6.98(1H,brd,J=7.8Hz),7.06(1H,dd,J=7.8,1.5Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz), 7.43(1H,t,J=4.9Hz),7.51(1H,d,J=7.8Hz), 7.80-7.95(2H,m), 8.32(2H,m),8.49(1H,d,J=4.9Hz), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1085, 750
【0184】
実施例65(化合物番号56の合成)
化合物番号3と2−(2−アミノエチル)ピリジンより、実施例2と同様の方法でN−[2−(2−ピリジル)エチル]−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0185】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.62(2H,t,J=6.2Hz),3.20(2H,t,J=6.2Hz), 3.68(2H,m), 3.95(3H,s), 4.73(2H,d,J=6.2Hz),6.83(1H,brt,J=7.7Hz), 6.93-7.03(2H,m), 7.09(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.31-7.49(3H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.45(1H,t,J=4.9Hz),7.84(1H,t,J=7.4Hz), 8.32(2H,m), 8.48(1H,d,J=4.6Hz),9.04(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0186】
実施例66(化合物番号57の合成)
化合物番号3とα−メチルベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(α−メチルベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0187】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.62(2H,t,J=6.2Hz),3.20(2H,t,J=6.2Hz), 3.68(2H,m), 3.95(3H,s), 4.73(2H,d,J=6.2Hz),6.83(1H,brt,J=7.7Hz), 6.93-7.03(2H,m), 7.09(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),7.31-7.49(3H,m), 7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.45(1H,t,J=4.9Hz),7.84(1H,t,J=7.4Hz), 8.32(2H,m), 8.48(1H,d,J=4.6Hz),9.04(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0188】
実施例67(化合物番号58の合成)
化合物番号3とN−ベンジルメチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−ベンジル−N−メチル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0189】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.77(2H,t,J=6.6Hz), 2.85(3H,s),3.96(3H,s), 4.53(2H,s), 4.91(2H,t,J=6.6Hz), 6.80(1H,t,J=7.4Hz),6.96(1H,d,J=8.1Hz), 7.01-7.31(7H,m), 7.40(2H,d,J=8.5Hz),7.41(1H,t,J=4.9Hz), 8.32(2H,m), 9.00(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1645, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1085, 750
【0190】
実施例68(化合物番号59の合成)
化合物番号3とN−メチルアニリンより、実施例2と同様の方法でN−メチル−N−フェニル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0191】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.45(2H,t,J=6.1Hz), 3.18(3H,s),3.96(3H,s), 4.80(2H,t,J=6.1Hz), 6.81(1H,t,J=7.3Hz), 6.90-7.12(5H,m),7.19-7.31(3H,m), 7.40(2H,d,J=8.5Hz), 7.42(1H,t,J=4.9Hz), 8.32(2H,m),9.00(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1080, 750
【0192】
実施例69(化合物番号60の合成)
化合物番号3と2−(トリフルオロメチル)ベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0193】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.67(2H,t,J=6.2Hz), 3.87(3H,s),4.55(2H,d,J=5.9Hz), 4.82(2H,t,J=6.2Hz), 6.79(1H,t,J=7.6Hz),6.88-7.00(2H,m), 7.06(1H,t,J=8.1Hz), 7.22-7.47(6H,m),7.58(1H,d,J=7.6Hz), 8.34(2H,m), 8.87(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1315, 1255, 1165,1080, 750
【0194】
実施例70(化合物番号61の合成)
化合物番号3とフルフリルアミンより、実施例2と同様の方法でN−フルフリル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0195】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.62(2H,t,J=6.3Hz), 3.92(3H,s),4.35(2H,d,J=5.4Hz), 4.78(2H,t,J=6.3Hz), 6.12(1H,t,J=3.2Hz),6.22(1H,dd,J=3.2,1.9Hz), 6.82(1H,t,J=7.8Hz), 6.84-7.02(3H,m),7.09(1H,t,J=7.8Hz), 7.22(1H,d,J=1.9Hz), 7.40(1H,d,J=4.9Hz),7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.41(2H,m), 8.82(1H,brs), 8.96(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1660, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0196】
実施例71(化合物番号62の合成)
化合物番号2と2−メトキシベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メトキシベンジル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色油状物として得られた。
【0197】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 3.69(3H,s), 3.78(3H,s),4.34(2H,d,J=6.1Hz), 5.01(2H,s), 6.46(1H,m),6.71(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.78(1H,d,J=8.3Hz), 6.80-6.89(2H,m),6.98(1H,d,J=7.8Hz), 6.99(1H,t,J=7.8Hz), 7.08(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.21(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.42(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.38(2H,m),8.96(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1245, 1175,1080, 755
【0198】
実施例72(化合物番号63の合成)
化合物番号2とα−メチルベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(α−メチルベンジル)−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]アセタミドが淡黄色油状物として得られた。
【0199】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.30(3H,d,J=7.1Hz), 3.80(3H,s),4.94(1H,d,J=15.1Hz), 4.99(1H,d,J=15.1Hz), 5.12(1H,m),6.38(1H,d,J=8.1Hz), 6.73(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.81-6.92(2H,m),7.03(1H,t,J=7.8Hz), 7.09-7.30(5H,m), 7.42(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz),8.38(2H,m), 8.98(2H,d,J=4.9Hz)
【0200】
実施例73(化合物番号64の合成)
化合物番号3と2−アミノチアゾールより、実施例2と同様の方法でN−(2−チアゾリル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが黄白色粉末として得られた。
【0201】
1H-NMR(DMSO-d6,ppm,TMS):1.27(9H,s), 2.72(2H,m), 3.70(3H,s),4.61(2H,m), 6.54(1H,t,J=7.8Hz), 6.61(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.79(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 6.91(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.19(1H,d,J=3.7Hz), 7.46(1H,d,J=3.7Hz), 7.55(2H,d,J=8.3Hz),7.67(1H,t,J=4.6Hz), 8.31(2H,d,J=8.3Hz), 9.10(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1690, 1620, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175, 1080,750
【0202】
実施例74(化合物番号65の合成)
化合物番号3と2,5−ジメトキシアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが褐色油状物として得られた。
【0203】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.76(2H,t,J=6.0Hz), 3.70(3H,s),3.76(3H,s), 3.86(3H,s), 4.89(2H,t,J=6.0Hz), 6.56(1H,dd,J=9.0,2.9Hz),6.63(1H,dd,J=7.6,1.5Hz), 6.73(1H,d,J=8.8Hz),6.85(1H,dd,J=8.2,1.3Hz), 6.90-7.40(2H,m), 7.41(2H,d,J=8.8Hz),7.42(1H,t,J=4.9Hz), 7.89(1H,s), 8.04(1H,d,J=2.9Hz), 8.34(2H,m),9.00(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0204】
実施例75(化合物番号70の合成)
化合物番号3と2−アミノフェノールより、実施例2と同様の方法でN−(2−ヒドロキシフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0205】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.85(2H,m), 3.85(3H,s),4.82(2H,m), 6.67-7.13(8H,m), 7.37(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz),8.37(2H,brs), 8.85(2H,m), 8.95(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1615, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0206】
実施例76(化合物番号71の合成)
化合物番号3と2−フェニルグリシノールより、実施例2と同様の方法でN−(α−ヒドロキシメチルベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0207】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.67(2H,m), 3.77(2H,m),3.91(3H,s), 4.80(2H,m), 5.00(1H,m), 6.72-7.24(11H,m), 7.40(1H,m),7.41(2H,d,J=8.3Hz), 8.32(2H,m), 8.92(2H,m)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0208】
実施例77(化合物番号72の合成)
化合物番号3とアミノジフェニルメタンより、実施例2と同様の方法でN−ジフェニルメチル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0209】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.74(2H,t,J=6.4Hz), 3.93(3H,s),4.82(2H,t,J=6.5Hz), 6.26(1H,d,J=8.0Hz), 6.70-7.25(14H,m),7.29(1H,t,J=4.6Hz), 7.43(2H,d,J=8.6Hz), 8.40(2H,d,J=8.6Hz),8.75(2H,d,J=4.6Hz), 8.84(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0210】
実施例78(化合物番号73の合成)
化合物番号3と4−ニトロベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(4−ニトロベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0211】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.28(9H,s), 2.72(2H,t,J=6.1Hz), 3.93(3H,s),4.46(2H,d,J=6.1Hz), 4.84(2H,t,J=6.1Hz), 6.72-7.24(5H,m),7.32(2H,d,J=8.8Hz), 7.40(1H,m), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),8.03(2H,d,J=8.8Hz), 8.36(2H,m), 8.91(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1080, 750
【0212】
実施例79(化合物番号74の合成)
化合物番号3と2−フェニルグリシノニトリルより、実施例2と同様の方法でN−(フェニル−シアノメチル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0213】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.81(2H,t,J=6.6Hz), 3.95(3H,s),4.74(2H,dt,J=11.5,6.6Hz), 4.87(1H,dt,J=11.5,6.6Hz),6.28(1H,d,J=8.8Hz), 6.77-7.50(12H,m), 8.02(1H,m), 8.42(2H,m),8.83(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0214】
実施例80(化合物番号75の合成)
化合物番号3と2−メチルアリルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−メチルアリル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0215】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.67(3H,s), 2.65(2H,t,J=6.3Hz),3.74(2H,d,J=5.9Hz), 3.94(3H,s), 4.75(2H,brs), 4.80(2H,t,J=6.3Hz),6.50(1H,brs), 6.84(1H,t,J=8.0Hz), 6.94-7.03(2H,m),7.11(1H,t,J=8.1Hz), 7.43(2H,d,J=8.5Hz), 7.43(1H,t,J=4.6Hz),8.38(2H,m), 8.99(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1650, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0216】
実施例81(化合物番号76の合成)
化合物番号3とシクロプロピルアミンより、実施例2と同様の方法でN−シクロプロピル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0217】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):0.40(2H,m), 0.70(2H,m), 1.29(9H,s),2.54(2H,t,J=6.8Hz), 2.58(1H,m), 3.94(3H,s), 4.75(2H,t,J=5.4Hz),6.33(1H,brs), 6.84(1H,t,J=7.2Hz), 6.92-7.02(2H,m),7.10(1H,t,J=8.1Hz), 7.38-7.48(3H,m), 8.42(2H,m), 9.02(2H,m)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0218】
実施例82(化合物番号77の合成)
化合物番号3とメチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−メチル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0219】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.58(2H,t,J=6.4Hz),2.70(3H,d,J=4.4Hz), 3.93(3H,s), 4.76(2H,t,J=6.4Hz),6.85(1H,t,J=7.3Hz), 6.92-7.02(2H,m), 7.10(1H,t,J=7.8Hz),7.37-7.48(3H,m), 8.37(2H,m), 9.01(2H,m)IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1170,1080, 750
【0220】
実施例83(化合物番号78の合成)
化合物番号3とジメチルアミンより、実施例2と同様の方法でN,N−ジメチル−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0221】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.70(2H,t,J=6.8Hz), 2.88(3H,s),2.93(3H,s), 3.95(3H,s), 4.85(2H,t,J=6.8Hz), 6.82(1H,t,J=6.4Hz),6.93-7.13(3H,m), 7.36-7.45(3H,m), 8.33(2H,m), 9.00(2H,m)
IR(KBr)cm-1:2965, 1645, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0222】
実施例84(化合物番号79の合成)
化合物番号3と2−クロロアニリンより、実施例2と同様の方法でN−(2−クロロフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0223】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.80(2H,t,J=6.1Hz), 3.86(3H,s),4.90(2H,t,J=6.0Hz), 6.60(1H,t,J=7.3Hz), 6.85(1H,d,J=7.6Hz),6.89-7.02(2H,m), 7.06(1H,dt,J=7.7,1.6Hz), 7.26(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.33(1H,dd,J=8.1,1.5Hz), 7.40(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.3Hz),7.99(1H,brs), 8.18(1H,d,J=8.1Hz), 8.38(2H,m), 8.93(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 755
【0224】
実施例85(化合物番号80の合成)
化合物番号3と2,6−ジフルオロベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2,6−ジフルオロベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0225】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.59(2H,t,J=6.2Hz), 3.94(3H,s),4.46(2H,d,J=5.6Hz), 4.77(2H,t,J=6.2Hz), 6.43(1H,m), 6.71-7.22(7H,m),7.40(1H,m), 7.43(2H,d,J=8.3Hz), 8.40(2H,d,J=8.3Hz), 8.73(1H,brs),8.97(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1665, 1625, 1580, 1560, 1500, 1340, 1245, 1175,1080, 750
【0226】
実施例86(化合物番号81の合成)
化合物番号3と1−アミノインダンより、実施例2と同様の方法でN−(1−インダニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0227】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.67(1H,m), 2.52(2H,m),2.68(2H,t,J=6.5Hz), 2.85(2H,m), 3.92(3H,s), 4.84(2H,t,J=6.4Hz),5.48(1H,m), 6.47(1H,d,J=8.5Hz), 6.80(1H,dt,J=7.7,1.5Hz),6.90-7.25(7H,m), 7.28(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.8Hz),8.39(2H,d,J=8.6Hz), 8.70(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1345, 1255, 1175,1080, 750
【0228】
実施例87(化合物番号82の合成)
化合物番号3と2−チオフェンメチルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2−テニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0229】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.65(2H,t,J=6.4Hz), 3.93(3H,s),4.55(2H,d,J=5.9Hz), 4.79(2H,t,J=6.4Hz), 6.79-7.16(7H,m),7.38(1H,t,J=4.9Hz), 7.44(2H,d,J=8.6Hz), 8.41(2H,d,J=8.5Hz),8.72(1H,brs), 8.91(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 750
【0230】
実施例88(化合物番号83の合成)
化合物番号3と2,4−ジメトキシベンジルアミンより、実施例2と同様の方法でN−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0231】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.59(2H,t,J=6.2Hz), 3.71(3H,s),3.77(3H,s), 3.93(3H,s), 4.31(2H,d,J=5.6Hz), 4.79(2H,t,J=6.2Hz),6.31-6.51(3H,m), 6.81(1H,t,J=7.7Hz), 6.95(1H,d,J=7.6Hz),6.90-7.14(3H,m), 7.37(1H,t,J=4.9Hz), 7.42(2H,d,J=8.5Hz),8.39(2H,d,J=8.3Hz), 8.82(1H,brs), 8.93(2H,d,J=4.9Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1655, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1080, 755
【0232】
実施例89(化合物番号84の合成)
化合物番号3と5−アミノ−1−エチルピラゾールより、実施例42と同様の方法でN−(1−エチル−5−ピラゾリル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0233】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.29(3H,t,J=7.2Hz),2.88(2H,t,J=6.6Hz), 3.94(2H,q,J=7.2Hz), 3.95(3H,s),4.89(2H,t,J=6.6Hz), 6.15(1H,d,J=1.7Hz), 6.85(1H,t,J=7.1Hz),6.94-7.07(2H,m), 7.12(1H,t,J=7.3Hz), 7.32(1H,m), 7.45(2H,d,J=8.5Hz),7.52(1H,d,J=1.7Hz), 8.45(2H,m), 8.53(2H,m), 9.70(1H,brs)
IR(KBr)cm-1:2965, 1700, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1175,1085, 750
【0234】
実施例90(化合物番号85の合成)
化合物番号3と2−アミノベンゾトリフルオリドより、実施例42と同様の方法でN−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0235】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.80(2H,t,J=6.2Hz), 3.87(3H,s),4.89(2H,t,J=6.2Hz), 6.72(1H,t,J=7.6Hz), 6.88(1H,d,J=7.6Hz),6.92-7.04(2H,m), 7.31(1H,d,J=7.8Hz), 7.36(1H,t,J=4.9Hz),7.42(2H,d,J=8.6Hz), 7.55(1H,t,J=7.7Hz), 7.61(1H,d,J=7.8Hz),7.90(1H,d,J=8.1Hz), 8.17(1H,brs), 8.39(2H,m), 8.83(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1620, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1170,1080, 750
【0236】
実施例91(化合物番号86の合成)
化合物番号3と2−ニトロアニリンより、実施例42と同様の方法でN−(2−ニトロフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0237】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 2.82(2H,t,J=5.9Hz), 3.84(3H,s),4.90(2H,t,J=5.9Hz), 6.59(1H,m), 6.74-6.96(3H,m),7.19(1H,dt,J=7.8,1.5Hz), 7.36-7.47(3H,m), 7.63(1H,dt,J=7.9,1.5Hz),8.18(1H,dd,J=8.4,1.6Hz), 8.37(2H,m), 8.60(1H,brs),8.68(1H,d,J=8.6Hz), 9.00(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1695, 1580, 1560, 1500, 1340, 1255, 1170, 1085,745
【0238】
実施例92(化合物番号87の合成)
化合物番号3とエチル−2−アミノベンゾエートより、実施例42と同様の方法でN−(2−エトキシカルボニルフェニル)−3−[6−(4−t−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシフェノキシ)−2−(2−ピリミジニル)−4−ピリミジニルオキシ]プロピオンアミドが淡黄色油状物として得られた。
【0239】
1H-NMR(CDCl3,ppm,TMS):1.29(9H,s), 1.37(3H,t,J=7.1Hz),2.80(2H,t,J=6.0Hz), 3.86(3H,s), 4.30(2H,q,J=7.2Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz), 6.58(1H,dt,J=7.6,1.7Hz), 6.76-6.92(2H,m),7.00(1H,d,J=7.1Hz), 7.08(1H,dt,J=8.1,1.5Hz), 7.40(1H,t,J=4.6Hz),7.41(2H,d,J=8.3Hz), 7.52(1H,dt,J=8.6,1.5Hz),8.01(1H,dd,J=8.1,1.5Hz), 8.37(2H,d,J=8.5Hz), 8.65(1H,d,J=8.6Hz),8.73(1H,brs), 9.00(2H,d,J=4.6Hz)
IR(KBr)cm-1:2965, 1685, 1580, 1560, 1500, 1345, 1260, 1175, 1085,760
【0240】
試験例1
エンドセリン結合阻害実験ブタ胸部大動脈平滑筋より粗受容体膜標本(ETA)の調製:ブタ胸部大動脈を脂肪組織から切除遊離して、ガーゼで内皮を剥離し、細かく裁断後、3倍量の0.25Mシュークロース、3mMのエチレンジアミンテトラアセチックアシッド、5μg/mlアプロチニン、10μg/mlペプスタチンA、10μg/mlロイペプチン及び0.1μMパラアミジノフェニルメタンスルホニルフルオリドを含むトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)(緩衝液A)を加えてホモジネートした。1000×gで30分間遠心後、さらに上清は100000×gで30分間遠心し、沈殿を緩衝液Aに懸濁させ、再度100000×gで30分間遠心した。得られた沈殿は緩衝液Aに懸濁させ−80℃にて保存した。
【0241】
125I−エンドセリン−1結合検定:上記膜標本1μlを125I−エンドセリン−1(2×10-11M)、及び種々の濃度の検体と共に、全量250μlの0.5%ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)の中で、25℃で2時間インキュベートし、HVPP濾紙(ポアーサイズ0.45μm:ミリポア)で濾過し、冷却した緩衝液Aで4回洗浄した後、濾紙をガンマーカウンター(アロカオートウエルガンマーシステムARC−251)で計数した。
【0242】
ラット脳より粗受容体膜標本(ETB)の調製と125I−エンドセリン−1の検定:ラット脳組織を裁断後、上記ブタ胸部大動脈の場合と同様の方法で、粗受容体膜標本を調製した。また125I−エンドセリン−1結合検定も上記と同様に行なった。
【0243】
上記の方法で行なった両受容体に対するエンドセリン結合阻害実験の結果を表7に示す。
【0244】
【表7】
【0245】
試験例2
1)ETA受容体拮抗作用
雄性SD系ラットより胸部大動脈を摘出し3mm幅のリング標本とし、95%酸素、5%二酸化炭素混合ガスを通気した37℃のクレブス−ヘンゼライト液(NaCl 118.4mM,KCl 4.7mM,CaCl2 2.5mM,MgSO4 1.2mM,KH2PO4 1.2mM,NaHCO3 25.0mM,Glucose 10.0mM)を満たしたオルガンバス中に静止張力2gにて懸垂した。化合物番号92の10-7−10-5Mあるいはその溶媒で血管標本を20分間前処置した後、ウシ血清アルブミン0.1%含有の生理食塩液に溶解したエンドセリン−1を累積的に添加してエンドセリン−1の1−100ng/ml(4×10-9−4×10-8M)による等尺性収縮を観察することにより、化合物の影響を検討した。80mMKClによる収縮反応を基準に収縮反応を%で表した結果を図1に示す。
【0246】
2)ETB受容体拮抗作用
雄性NZW系ウサギより肺動脈を摘出し、上記と同様にしてオルガンバスに静止張力1gにて懸垂した。化合物番号68の3×10-8−3×10-7Mあるいはその溶媒で30分間前処置した後、ETB受容体の選択的刺激物質であるサラフォトキシン(SRTX)S6cを累積的に添加しサラフォトキシンS6cの10-12−3×10-7Mによる収縮反応を等尺性に観察することにより、化合物の作用を検討した。60mM KClによる収縮反応を基準に収縮反応を%で表した結果を図2に示す。以上の実験により、本発明化合物は血管標本においてETA及びETB受容体に対して顕著な拮抗作用を有することが判明した。
【0247】
【発明の効果】
本発明の新規なピリミジン誘導体(1)は、非常に強い血管収縮作用と細胞増殖作用を持つエンドセリンに対して強い結合阻害活性を有する。よって、エンドセリンの関与する種々の疾患、即ち、虚血性心筋梗塞、鬱血性心不全、不整脈及び不安定狭心症等の心疾患、喘息等の気道疾患、肺高血圧、腎性高血圧、臓器移植に伴う高血圧等の高血圧症、クモ膜下出血及び血管れん縮等の循環器疾患、急性及び慢性の腎不全等の腎疾患、糖尿病や高脂血症等、血管障害を伴う諸疾患及び動脈硬化症、アルコール性肝障害等の肝疾患、胃粘膜障害等の胃腸疾患、骨疾患、前立腺肥大症、排尿障害、癌 メラノサイト増殖に伴う皮膚疾患等に対する治療薬とし有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物番号92のETA受容体拮抗作用を示す図である。
【図2】化合物番号68のETB受容体拮抗作用を示す図である。
Claims (5)
- 請求項1記載のピリミジン誘導体又はその塩を有効成分とする医薬。
- エンドセリンの作用によって生じる疾患を予防又は治療するためのものである請求項2記載の医薬。
- エンドセリンの作用によって生じる疾患が、循環器系疾患である請求項3記載の医薬。
- 請求項1記載のピリミジン誘導体又はその塩、及び薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物。
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