JPH0971259A - 後輪操舵装置 - Google Patents
後輪操舵装置Info
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- JPH0971259A JPH0971259A JP25025295A JP25025295A JPH0971259A JP H0971259 A JPH0971259 A JP H0971259A JP 25025295 A JP25025295 A JP 25025295A JP 25025295 A JP25025295 A JP 25025295A JP H0971259 A JPH0971259 A JP H0971259A
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Abstract
態及び前輪の操舵状態に関連して、操舵角が大きくなり
過ぎないように機械的に規制する規制機構を設け、かつ
小舵角規制と大舵角規制の二段規制を行い、更に後輪操
舵装置のモータの逆転により逆方向に後輪操舵されてし
まうのを防止する。 【解決手段】 後輪操舵装置を構成するラック軸1に形
成された2つの規制溝5A、5Bに対し、それぞれスプ
リング9A、9Bで付勢されたストッパーピン7A、7
Bが挿入される。そして、これら2つのストッパーピン
7A、7Bはいずれかのみが、カム13により前記スプ
リングの付勢力に抗して規制溝から引き出される。ま
た、カム13はブレーキ付きモータ15によって駆動さ
れる。少なくとも一方のストッパーピン7Aまたは7B
は規制溝に挿入されているので、規制がまったくきかな
いという状態は避けられる。
Description
いて後輪が前輪の操舵角に応じて操舵され、かつ必要以
上に操舵角が大きくなり過ぎないように規制する機械的
な規制機構が設けられた後輪操舵装置に関する。
態及び前輪の操舵状態に関連して後輪の操舵角を規制す
る機械的な規制機構が設けられたものがある。例えば、
車両が高速で走行し、かつ、前輪が小舵角の操舵である
場合には、誤動作などにより、後輪が大舵角の操舵をさ
れると車両の尻振りなどを起こしてしまうことがあるの
で、後輪の操舵角を機械的な規制機構で規制するものが
あった。そのような一従来例として実開昭61−319
72号公報に記載された装置を図7に示す。図7の後輪
操舵装置は、前輪の操舵角に応じてモータ101が回転
し、モータ101の出力軸103に設けられた出力ギヤ
105が減速ギヤ107を回転させる。この減速ギヤ1
07がシャフト109と同軸に設けられ、このシャフト
109に形成されたピニオンギヤ111がラックギア1
13に噛み合い、このラックギア113を図の紙面に直
角な方向に移動させ、これにより後輪を操舵する。そし
て、車速が所定速度を超えたり、前輪の操舵角が所定角
度よりも小さかったりする場合には、コントローラによ
って作動されるソレノイド115が働いてピン117
が、減速ギヤ107に形成された円弧状の長孔119に
挿入される。これにより小舵角モードとなり、円弧の長
さの範囲で小舵角が許され規制が行われる。
来の装置では、ピン117が長孔119から引き出され
て規制が解除されると大舵角モードとなるが、本来、小
舵角モードであるべき時に電気的誤動作や、機械的故障
によってストッパーピンが引き出されてしまったような
場合には、まったく規制がきかない状態となってしまう
ものであった。また、このようにまったく規制がきかな
い状態となってしまった場合に、最悪の事態が考えられ
るのはモータ101が逆転し、望まれる操舵方向とは逆
方向に後輪が操舵されてしまうことである。この発明
は、以上の問題点を解決するためになされたもので、電
気的誤動作や機械的故障によってまったく操舵角の規制
がきかなくなってしまう状態を避け、特に後輪操舵装置
のモータの逆転により逆方向に後輪操舵が行われてしま
うのを防止できる後輪操舵装置を提供することを目的と
する。
めに、請求項1の発明は、車両の走行状態および前輪の
操舵状態に関連して動作する電動モータによりピニオン
ギヤを回転させ、ピニオンギヤに噛み合うラックギヤが
設けられたラック軸の移動により後輪を操舵し、この後
輪の操舵角が大きくなり過ぎないように規制する機械的
な規制機構が設けられた後輪操舵装置において、後輪操
舵に伴って駆動されるいずれかの部分に形成された二つ
の規制溝と、各規制溝にスプリングで付勢され挿入され
ているストッパーピンと、前記二つのストッパーピンの
いずれかのみを前記スプリングの付勢力に抗して前記規
制溝から引き出す引き出し部材と、引き出し部材を駆動
させるブレーキ付きモータと、を有し、前記二つのスト
ッパーピンがともに前記規制溝に挿入されている中立状
態で、一方のストッパーピンと規制溝の一端との距離を
小舵角時の左の規制角を設定する大きさとし規制溝の他
端との距離を大舵角時の右の規制角を設定する大きさと
し、また、他方のストッパーピンと規制溝の一端との距
離を小舵角時の右の規制角を設定する大きさとし規制溝
の他端との距離を大舵角時の左の規制角を設定する大き
さとしたことを特徴とする後輪操舵装置である。
て駆動されるいずれかの部分がラック軸であり、二つの
規制溝はラック軸の軸方向に並んで形成され、引き出し
部材はカムであり、カムは二つのストッパーピンのいず
れか一方を規制溝から引き出した状態で他方のストッパ
ーピンには働いていないことを特徴とする請求項1記載
の後輪操舵装置である。請求項3の発明は、更に、後輪
操舵に伴って駆動されるいずれかの部分がラック軸であ
り、二つの規制溝はラック軸の軸方向に並んで形成さ
れ、引き出し部材はカムであり、カムは二つのストッパ
ーピンのいずれか一方を規制溝から引き出した状態で他
方のストッパーピンを規制溝に強制的に挿入しているこ
とを特徴とする請求項1記載の後輪操舵装置である。請
求項4の発明は、更に、後輪操舵に伴って駆動されるい
ずれかの部分がラック軸であり、二つの規制溝はラック
軸の両側面に軸中心を挟んで形成され、引き出し部材
は、ラック軸を跨いで設けられる二股形状の部材であり
二股形状の両先端に二つのストッパーピンを保持し、ス
トッパーピンのいずれか一方を規制溝から引き出した状
態で他方のストッパーピンを規制溝に強制的に挿入して
いることを特徴とする請求項1記載の後輪操舵装置であ
る。
1、2に示す。この後輪操舵装置は、車両の走行状態及
び図示しない前輪の操舵状態に関連して図示しない電動
モータが動作する。この電動モータに設けられたピニオ
ンギヤがラックギヤに噛み合っており、このラックギヤ
が設けられたラック軸1の移動により、図示しない後輪
を操舵する。 この後輪の操舵角が大きくなり過ぎない
ように、小舵角規制と大舵角規制の二段階の規制を行う
機械的な規制機構3が設けられている。即ち、前記ラッ
ク軸1には、2つの規制溝5A、5Bが、ラック軸1の
軸方向に並んで形成されている。両規制溝5A、5Bの
軸方向の長さは同じである。各規制溝5A、5Bにはそ
れぞれストッパーピン7A、7Bが設けられ、スプリン
グ9A、9Bで付勢されて、各ストッパーピン7A、7
Bの先端が規制溝5A、5B内に挿入されている。各ス
トッパーピン7A、7Bの後端は拡径され、フランジ部
11が形成されている。これら2つのストッパーピン7
A、7Bの間にはカム13が設けられている。
り両方向に所定角度に回動するように駆動される構成と
なっている。ブレーキ付きモータ15は、ブレーキを有
し、ブレーキに通電された状態でモータ軸の所定回動角
度を維持するブレーキ機能を果たす。カム13の両端に
はそれぞれ肩部17が設けられ、前記ストッパーピン7
A、7Bのフランジ部11に下方から係止できる構成と
なっている。従って、カム13が回動すれば、いずれか
一方のストッパーピン7A、7Bのフランジ部11が肩
部17によって係止され押し上げられて、そのストッパ
ーピン7Aまたは7Bが規制溝5Aまたは5Bから引き
出される。各ストッパーピン7A、7Bの上端には、同
軸上にそれぞれ検出棒19が設けられ、ストローク型の
センサ21により各ストッパーピン7A、7Bの規制溝
5A、5Bに対する出入りが検出される構成となってい
る。
軸1が中立位置にある状態で、一方のストッパーピン7
Aと規制溝5Aの内側の一端との距離LA1は、小舵角
時の右(R)の規制角を設定する大きさとなる。また、
このストッパーピン7Aと規制溝5Aの外側の他端との
距離LA2は、大舵角時の左(L)の規制角を設定する
大きさとなる。そして、他方のストッパーピン7Bと規
制溝5Bの内側の一端との距離LB1は、小舵角時の左
の規制角を設定する大きさとなる。また、ストッパーピ
ン7Bと規制溝5Bの外側の他端との距離LB2は、大
舵角時の右の規制角を設定する大きさとなる。
説明する。まず、前輪を左または右方向に小舵角に操舵
する時には、後輪操舵装置のブレーキ付きモータ15の
電源をONさせカム13を中立に戻し、ブレーキ付きモ
ータ15の電源をOFFさせる。その後、ストッパーピ
ン7A、7Bはスプリング9A、9Bの力で中立状態と
なり、ブレーキ電源はONされるように制御する。この
状態で、ブレーキ付きモータ15のブレーキが働き、中
立状態が維持される。この中立状態では2つのストッパ
ーピン7A、7Bの先端はそれぞれの規制溝5A、5B
に挿入されている。従って、各ストッパーピン7A、7
Bは規制溝5A、5Bの内側の一端との距離LA1、L
B1を相対移動できるのみであり、小舵角時の規制が行
われる。このように、この小舵角規制は例えば±1度で
行われる。
には、後輪操舵装置のブレーキ付きモータ15の電源は
ONされ、同時にブレーキ電源はOFFされる制御が行
われる。この制御を行うECUからの信号により、ブレ
ーキ付きモータ15がカム13を図中Y方向に回動する
ことで、ストッパーピン7Aが規制溝5Aからスプリン
グ9Aの付勢力に抗して引き出される。このとき、ブレ
ーキ電源はONされ、カム13はその位置を維持してい
る。カム13はストッパーピン7Bには働かないので、
ストッパーピン7Bは規制溝5Bにスプリング9Bの付
勢力により挿入されたままの状態となる。この状態でラ
ック軸1はR方向(右方向)に移動可能となる。この場
合に、後輪操舵装置の図示しない電動モータによってラ
ック軸はR方向に移動し、後輪を右方向へ大舵角逆相操
舵する。
うに、スプリングによって規制溝5Bに挿入されてお
り、このストッパーピン7Bと規制溝5Bの外側の他端
との距離LB2によって、前記大舵角は最大7度に規制
される。また万一、図示しない電動モータの逆転によ
り、ラック軸1が逆方向即ちL方向(左方向)へ移動し
ようとしても、小舵角規制に相当する規制が行われる。
即ち、ストッパーピン7Bと規制溝5Bの内側の一端と
の距離LB1によって設定される最大1度の小舵角に押
さえられる。
時に、ブレーキ付きモータ15の電源がONし、同時に
ブレーキ電源がOFFされるように制御される。この制
御を行うECUからの信号により、ブレーキ付きモータ
15によりカム13が図中X方向に回動することで、今
度は逆に、ストッパーピン7Bが規制溝5Bから引き出
され、ラック軸1はL方向へ移動可能となる。しかし他
方のストッパーピン7Aは規制溝5Aに挿入されたまま
なので、ストッパーピン7Aと規制溝5Aの外側の他端
との距離LA2によって最大7度の大舵角規制が行われ
る。また万一、同様に図示しない電動モータが逆転しよ
うとしても小舵角規制に相当する規制が行われる。
ば、2つのストッパーピン7A、7Bは両方がともに規
制溝5A、5Bに挿入されているか、あるいは一方のス
トッパーピン7Aまたは7Bが規制溝5A、5Bに挿入
されているかのいずれかの状態しかないので、電気的誤
動作や機械的故障によっても、まったく規制がきかない
状態となってしまうのを防ぐことができる。そして、い
ずれか一方のストッパーピン7Aまたは7Bのみが挿入
されている大舵角の操舵の場合でも、左または右の最大
操舵角、即ち規制角が7度とされる大舵角規制が行われ
る。このように小舵角規制と大舵角規制の2段規制が行
われることで、安全性がより向上する。
ッパーピン117の駆動をソレノイド115を用いて行
うということがないので、ソレノイドが固着することに
よる問題が避けられる。また、2つのストッパーピン7
A、7Bはスプリング9A、9Bによって常に規制溝5
A、5Bに挿入される方向に付勢されているので、ブレ
ーキ付きモータ15が働かなくなり回動しようとする力
を失った場合でも、ストッパーピン7A、7Bは直ちに
規制溝5A、5Bに挿入されることになり、小舵角規制
に相当する規制が行われることになる。しかも、ブレー
キ付きモータ15が故障したとECUにより判断された
場合には、ブレーキ電源をOFFすることによりブレー
キを解除し、スプリング9A、9Bの働きによりカム1
3及びストッパーピン7A、7Bを中立状態に戻す。こ
れにより小舵角規制に相当する規制が行われ安全が確保
される。
おいてはカム13の両肩部17は、2つのストッパーピ
ン7A、7Bのフランジ部11に下方から係止するもの
であり、これによりカム13が2つのストッパーピン7
A、7Bのいずれか一方を規制溝5A、5Bから引き出
した状態では、他方のストッパーピン7A、7Bにはカ
ム13は働いていないものであった。しかしながら図
3、4に示す第二の実施形態に示すように、カム13は
2つのストッパーピン7Aまたは7Bのいずれか一方を
規制溝5A、5Bから引き出した状態で、他方のストッ
パーピン7Bまたは7Aを規制溝5A、5Bに強制的に
挿入できる構造とすることが可能である。
突出させており、これらアーム23はストッパーピン7
A、7Bの上方に設けられたカム溝25に係止してい
る。このためカム13が図中例えばY方向に回動した際
に、ストッパーピン7Aが規制溝5Aから引き出される
のみならず、他方のストッパーピン7Bは規制溝5Bに
強制的に挿入されることとなる。逆に、X方向にカム1
3が回動した場合も、同様にストッパーピン7Bが引き
出された状態で、他方のストッパーピン7Aは強制的に
規制溝5Aに挿入されることとなる。このような強制的
な挿入により、大舵角規制がより確実に行われる。な
お、センサ27はアーム23の動きを検出する。また、
図2において図1とほぼ同等の働きをする部分について
は同一の番号を付す。
実施形態とほぼ同等の効果を有する。また、以上の2つ
の実施形態においては、2つの規制溝5A、5Bは、ラ
ック軸1の軸方向に並んで形成されることとなったが、
図5、6に示す第三の実施形態のように、2つの規制溝
5A、5Bをラック軸1の両側面に軸中心を挟んで形成
しても良い。即ち、図5に示すように2つの規制溝5
A、5Bはラック軸1の軸中心を挟んで両側面に形成さ
れている。そして、図6に示すように、規制溝5Aは図
中央から右方向にかけて形成され、規制溝5Bは図中央
から左方向にかけて形成される。
パーピン7A、7Bを引き出す部材はカム13であった
が、図5、6に示す第三の実施形態のように、二股形状
の部材31であっても良い。即ち、二股形状の部材31
は、ラック軸1を跨いで設けられ両先端に2つのストッ
パーピン7A、7Bを保持する。この二股形状の部材3
1も前記カム13と同様にブレーキ付きモータ15の出
力軸15aに設けられて、X方向及びY方向に回動す
る。この回動によりストッパーピン7Aまたは7Bいず
れか一方を規制溝5Aまたは5Bから引き出した状態
で、他方のストッパーピン7Bまたは7Aを規制溝5B
または5Aに強制的に挿入することができる。
センサ27は部材31の動きを検出する。また、図1、
2、及び図3、4とほぼ同等の働きをする部分について
は同等の符号を付す。後輪操舵装置を構成するラック軸
1の両側面には、ラック軸1の中心を挟んで2つの規制
溝5A、5Bが形成される。この2つの規制溝5A、5
Bに挿入されるストッパーピン7A、7Bは、ラック軸
1を挟んだ両側に設けられ、同軸状態で水平に、互いに
先端を対向させて配置される。これら2つのストッパー
ピン7A、7Bは二股形状の部材31の両先端に保持さ
れている。この二股形状の部材31は、ラック軸1から
離れた位置においてラック軸1と平行に設けられるブレ
ーキ付きモータ15の出力軸15aに対して設けられ
る。ブレーキ付きモータ15の出力軸15aが、Y方向
又はX方向に回動することで、いずれか一方のストッパ
ーピン7A、7Bが規制溝5A、5Bに挿入され、他方
が規制溝5A、5Bから引き出される。
い中立状態では、2つのストッパーピン7A、7Bのい
ずれもが規制溝5A、5Bに挿入された状態となる。二
股形状の部材31は2つのスプリング9A、9Bによっ
て付勢される付勢方向は互いに反対方向であり、これに
より二股形状の部材31は常に中立状態に維持しようと
する力を受ける。この第三の実施形態においても、2つ
のストッパーピン7A、7Bと規制溝5A、5Bの両端
との距離LA1、LA2、LB1、LB2(図1参照)
を設定する事ができ、これにより前記実施形態とほぼ同
等の効果を得ることができる。なお、以上の3つの実施
形態では2つの規制溝5A、5Bが形成されるのはラッ
ク軸1であったが、更に他の実施形態では必ずしもラッ
ク軸1に限らず、後輪操舵に伴って駆動される後輪操舵
装置のいずれかの部分に2つの規制溝5A、5Bを形成
することが可能である。例えば、後輪操舵を行う電動モ
ータが回転力を伝達する減速ギヤ(図7減速ギヤ107
参照)に2つの規制溝を円弧状に設けることも可能であ
る。
は3の発明によれば、2つのストッパーピンのうち少な
くともいずれか一方は必ず規制溝に挿入されており、ど
のような場合でもまったく規制がきかない状態となって
しまうことは避けられる。即ち、左または右の小舵角規
制と右または左の大舵角規制が必ず得られることにな
る。また、いずれか一方のストッパーピンが規制溝に挿
入された状態で大舵角規制が行われるが、この大舵角規
制の状態で仮に後輪操舵装置の電動モータが逆転して
も、逆方向の後輪操舵は小舵角規制に相当する規制が行
われる。
設けられる規制機構の正面断面図である。
設けられる規制機構の正面断面図である。
設けられる規制機構の正面断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の走行状態および前輪の操舵状態に
関連して動作する電動モータによりピニオンギヤを回転
させ、ピニオンギヤに噛み合うラックギヤが設けられた
ラック軸の移動により後輪を操舵し、この後輪の操舵角
が大きくなり過ぎないように規制する機械的な規制機構
が設けられた後輪操舵装置において、後輪操舵に伴って
駆動されるいずれかの部分に形成された二つの規制溝
と、各規制溝にスプリングで付勢され挿入されているス
トッパーピンと、前記二つのストッパーピンのいずれか
のみを前記スプリングの付勢力に抗して前記規制溝から
引き出す引き出し部材と、引き出し部材を駆動させるブ
レーキ付きモータと、を有し、前記二つのストッパーピ
ンがともに前記規制溝に挿入されている中立状態で、一
方のストッパーピンと規制溝の一端との距離を小舵角時
の左の規制角を設定する大きさとし規制溝の他端との距
離を大舵角時の右の規制角を設定する大きさとし、ま
た、他方のストッパーピンと規制溝の一端との距離を小
舵角時の右の規制角を設定する大きさとし規制溝の他端
との距離を大舵角時の左の規制角を設定する大きさとし
たことを特徴とする後輪操舵装置。 - 【請求項2】 後輪操舵に伴って駆動されるいずれかの
部分がラック軸であり、二つの規制溝はラック軸の軸方
向に並んで形成され、しかも、引き出し部材はカムであ
り、カムは二つのストッパーピンのいずれか一方を規制
溝から引き出した状態で他方のストッパーピンには働い
ていないことを特徴とする請求項1記載の後輪操舵装
置。 - 【請求項3】 後輪操舵に伴って駆動されるいずれかの
部分がラック軸であり、二つの規制溝はラック軸の軸方
向に並んで形成され、しかも、引き出し部材はカムであ
り、カムは二つのストッパーピンのいずれか一方を規制
溝から引き出した状態で他方のストッパーピンを規制溝
に強制的に挿入していることを特徴とする請求項1記載
の後輪操舵装置。 - 【請求項4】 後輪操舵に伴って駆動されるいずれかの
部分がラック軸であり、二つの規制溝はラック軸の両側
面に軸中心を挟んで形成され、引き出し部材は、ラック
軸を跨いで設けられる二股形状の部材であり二股形状の
両先端に二つのストッパーピンを保持し、ストッパーピ
ンのいずれか一方を規制溝から引き出した状態で他方の
ストッパーピンを規制溝に強制的に挿入していることを
特徴とする請求項1記載の後輪操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25025295A JP3641032B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 後輪操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25025295A JP3641032B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 後輪操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971259A true JPH0971259A (ja) | 1997-03-18 |
JP3641032B2 JP3641032B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=17205119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25025295A Expired - Fee Related JP3641032B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 後輪操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3641032B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100457197B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2004-11-16 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 최소 회전반경 조절장치 |
CN102730053A (zh) * | 2011-03-29 | 2012-10-17 | 光阳工业股份有限公司 | 具限位功能的全地形车辆电子转向装置 |
KR20190046010A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | 현대자동차주식회사 | 조향시스템용 제어장치 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP25025295A patent/JP3641032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100457197B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2004-11-16 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 최소 회전반경 조절장치 |
CN102730053A (zh) * | 2011-03-29 | 2012-10-17 | 光阳工业股份有限公司 | 具限位功能的全地形车辆电子转向装置 |
CN102730053B (zh) * | 2011-03-29 | 2016-08-03 | 光阳工业股份有限公司 | 具限位功能的全地形车辆电子转向装置 |
KR20190046010A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | 현대자동차주식회사 | 조향시스템용 제어장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3641032B2 (ja) | 2005-04-20 |
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