JPH0971029A - 孔版印刷装置 - Google Patents
孔版印刷装置Info
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- JPH0971029A JPH0971029A JP22564595A JP22564595A JPH0971029A JP H0971029 A JPH0971029 A JP H0971029A JP 22564595 A JP22564595 A JP 22564595A JP 22564595 A JP22564595 A JP 22564595A JP H0971029 A JPH0971029 A JP H0971029A
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- Japan
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- plate
- start key
- key
- master
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機密保持モードの設定のためにメモリ等の記
憶手段を用いることなく、前使用者の使用済みマスタに
関する機密保持を確実かつ低コストで実現できるように
することである。 【解決手段】 機密保持モード設定手段が機密保持モー
ド設定状態で装置の電源が投入されると(S1)、検出
手段により検出されたモード設定状態(S3)に従い、
制御手段は機密保持モードを実行して(S4)、製版ス
タートキーからの入力のみを有効とし(S16のY)、
かつ、この製版スタートキーからの入力に基づき機密保
持モードを解除する(S18)ように構成することで、
前使用者の使用済みのマスタが次使用者により無闇に試
し刷りや印刷が行われることがなくその機密を保持する
ことができ、このような機密保持モードを設定するため
の機密保持モード設定手段は設定状態を機械的に保持す
る機構とされているので、メモリ等の記憶手段を要せず
に、機密保持が安価に実現される。
憶手段を用いることなく、前使用者の使用済みマスタに
関する機密保持を確実かつ低コストで実現できるように
することである。 【解決手段】 機密保持モード設定手段が機密保持モー
ド設定状態で装置の電源が投入されると(S1)、検出
手段により検出されたモード設定状態(S3)に従い、
制御手段は機密保持モードを実行して(S4)、製版ス
タートキーからの入力のみを有効とし(S16のY)、
かつ、この製版スタートキーからの入力に基づき機密保
持モードを解除する(S18)ように構成することで、
前使用者の使用済みのマスタが次使用者により無闇に試
し刷りや印刷が行われることがなくその機密を保持する
ことができ、このような機密保持モードを設定するため
の機密保持モード設定手段は設定状態を機械的に保持す
る機構とされているので、メモリ等の記憶手段を要せず
に、機密保持が安価に実現される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版済みマスタを
版胴の外周面上に巻き付けて印刷を行う孔版印刷装置に
関する。
版胴の外周面上に巻き付けて印刷を行う孔版印刷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡便な印刷方法としてデジタ
ル式感熱孔版印刷が知られている。これは、感熱孔版マ
スタ(以下、単に「マスタ」という)に微細な発熱素子
が1列に並んだサーマルヘッドを接触させ、これらの発
熱素子に対してパルス的に通電を行いながらマスタをプ
ラテンローラ等で搬送することで、マスタに画像情報に
基づいた穿孔画像を熱溶融により穿孔形成させた後、こ
の穿孔されたマスタを版胴の外周面上に巻き付け、プレ
スローラ等の押圧部材によって印刷用紙を版胴の外周面
に押圧させることで、版胴の開孔部及びマスタの穿孔部
からインキを滲み出させ、このインキを印刷用紙に転移
させて印刷画像を得る印刷法である。
ル式感熱孔版印刷が知られている。これは、感熱孔版マ
スタ(以下、単に「マスタ」という)に微細な発熱素子
が1列に並んだサーマルヘッドを接触させ、これらの発
熱素子に対してパルス的に通電を行いながらマスタをプ
ラテンローラ等で搬送することで、マスタに画像情報に
基づいた穿孔画像を熱溶融により穿孔形成させた後、こ
の穿孔されたマスタを版胴の外周面上に巻き付け、プレ
スローラ等の押圧部材によって印刷用紙を版胴の外周面
に押圧させることで、版胴の開孔部及びマスタの穿孔部
からインキを滲み出させ、このインキを印刷用紙に転移
させて印刷画像を得る印刷法である。
【0003】このデジタル式感熱孔版印刷を行う孔版印
刷装置では、印刷が終了して原稿を変更した後、次の印
刷を行う際に、使用者が製版スタートキーを操作するこ
とにより排版手段が版胴から使用済みのマスタを剥離
し、製版手段によって新しく製版されたマスタを版胴に
自動的に巻き付けるように構成されている。これは、印
刷終了直後に版胴より使用済みのマスタを剥離すると、
次の印刷に先立って新しい製版済みマスタが巻き付けら
れる迄は版胴の外周が大気に晒された状態で放置される
こととなり、この放置状態が長時間に及ぶと、版胴の外
周面や開孔部に残留したインキが硬化し、次版の印刷に
際してマスタへのインキの流動が阻害されて良好な印刷
が行われないことがあるため、使用済みのマスタを版胴
の外周面上に巻き付けておき、版胴の外周面の乾燥を防
止するためである。
刷装置では、印刷が終了して原稿を変更した後、次の印
刷を行う際に、使用者が製版スタートキーを操作するこ
とにより排版手段が版胴から使用済みのマスタを剥離
し、製版手段によって新しく製版されたマスタを版胴に
自動的に巻き付けるように構成されている。これは、印
刷終了直後に版胴より使用済みのマスタを剥離すると、
次の印刷に先立って新しい製版済みマスタが巻き付けら
れる迄は版胴の外周が大気に晒された状態で放置される
こととなり、この放置状態が長時間に及ぶと、版胴の外
周面や開孔部に残留したインキが硬化し、次版の印刷に
際してマスタへのインキの流動が阻害されて良好な印刷
が行われないことがあるため、使用済みのマスタを版胴
の外周面上に巻き付けておき、版胴の外周面の乾燥を防
止するためである。
【0004】しかし、上述のように使用済みのマスタを
版胴に巻き付けたまま放置しておくと、印刷装置の使用
者が交代して製版スタートキーを操作せずに印刷スター
トキーを操作した場合には、前使用者の原稿内容がその
まま印刷されてしまう。このことは、原稿内容が他の使
用者に知られては困る内容のものや、複製されては困る
内容のものであるときには、大きな問題となる。
版胴に巻き付けたまま放置しておくと、印刷装置の使用
者が交代して製版スタートキーを操作せずに印刷スター
トキーを操作した場合には、前使用者の原稿内容がその
まま印刷されてしまう。このことは、原稿内容が他の使
用者に知られては困る内容のものや、複製されては困る
内容のものであるときには、大きな問題となる。
【0005】この問題点を解決するため、原稿内容に関
する機密漏洩を防止する機密保持モードを用意し、この
機密保持モードの設定時においては、機密性を有する原
稿を製版したマスタを版胴から剥離して廃棄するととも
に、新しい未製版のマスタを版胴に巻き付けるという手
法が、特開昭59−198185号公報に記載されてい
る。
する機密漏洩を防止する機密保持モードを用意し、この
機密保持モードの設定時においては、機密性を有する原
稿を製版したマスタを版胴から剥離して廃棄するととも
に、新しい未製版のマスタを版胴に巻き付けるという手
法が、特開昭59−198185号公報に記載されてい
る。
【0006】この特開昭59−198185号公報に記
載された手法では、機密保持モード設定時において未製
版のマスタをダミーとして版胴に巻き付けるため、マス
タが無駄となってコスト高となってしまう問題点があ
る。
載された手法では、機密保持モード設定時において未製
版のマスタをダミーとして版胴に巻き付けるため、マス
タが無駄となってコスト高となってしまう問題点があ
る。
【0007】この点、特開昭63−74679号公報に
よれば、印刷部に原稿をセットした状態でスタートキー
を押すと排版動作に続いて製版動作、印刷動作を自動的
に行い、原稿をセットしない状態でスタートキーを押す
と印刷動作のみを行う孔版印刷装置において、機密保持
キーからの入力がメモリに入力されると、原稿がセット
されていない状態では印刷動作を行わないようにするこ
とで、マスタを無駄にすることなく機密性を保持する手
法が記載されている。
よれば、印刷部に原稿をセットした状態でスタートキー
を押すと排版動作に続いて製版動作、印刷動作を自動的
に行い、原稿をセットしない状態でスタートキーを押す
と印刷動作のみを行う孔版印刷装置において、機密保持
キーからの入力がメモリに入力されると、原稿がセット
されていない状態では印刷動作を行わないようにするこ
とで、マスタを無駄にすることなく機密性を保持する手
法が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の多く
の孔版印刷装置には、印刷に先立って、印刷用紙に対す
る原稿画像の位置や原稿画像の濃度などを確認するため
に、少数枚の印刷を行う試し刷り機能が割り付けられた
試し刷りキーが印刷キーとは別個に設けられている。こ
のような試し刷りキーを備えた孔版印刷装置では、特開
昭63−74679号公報に記載された技術を適用し、
機密保持モード状態で印刷動作を規制することにより原
稿の機密保持を行おうとしても、試し刷りキーが操作さ
れた場合には原稿の機密が保持されずにそのまま印刷
(試し刷り印刷)されてしまい、機密保持を行うことが
できない、という問題点がある。
の孔版印刷装置には、印刷に先立って、印刷用紙に対す
る原稿画像の位置や原稿画像の濃度などを確認するため
に、少数枚の印刷を行う試し刷り機能が割り付けられた
試し刷りキーが印刷キーとは別個に設けられている。こ
のような試し刷りキーを備えた孔版印刷装置では、特開
昭63−74679号公報に記載された技術を適用し、
機密保持モード状態で印刷動作を規制することにより原
稿の機密保持を行おうとしても、試し刷りキーが操作さ
れた場合には原稿の機密が保持されずにそのまま印刷
(試し刷り印刷)されてしまい、機密保持を行うことが
できない、という問題点がある。
【0009】また、特開昭63−74679号公報によ
る場合、電源スイッチをオフさせても、次使用者に対す
る機密保持モード設定状態を確保するために、不揮発性
又はバックアップされたメモリを必要とするため、コス
ト高となる問題点がある。
る場合、電源スイッチをオフさせても、次使用者に対す
る機密保持モード設定状態を確保するために、不揮発性
又はバックアップされたメモリを必要とするため、コス
ト高となる問題点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外周面上に製版済みマスタが巻き付けられて回転駆動さ
れる多孔性円筒状の版胴を有する印刷部と、マスタを製
版して前記版胴に巻き付ける製版部と、前記版胴の外周
面上より使用済みのマスタを剥離して廃棄する排版部
と、印刷スタートキーと、製版スタートキーと、試し刷
りキーとを備え、前記印刷スタートキー又は試し刷りキ
ーが操作された時には前記印刷部を作動させて印刷を実
行し、前記製版スタートキーが操作された時には前記排
版部によって前記版胴の外周面上より使用済みのマスタ
を除去した後に前記製版部によって前記版胴の外周面上
に新しい製版済みマスタを巻き付ける孔版印刷装置にお
いて、設定状態を機械的に保持する構造を有する機密保
持モード設定手段と、この機密保持モード設定手段のモ
ード設定状態を電源投入時に検出する検出手段と、この
検出手段が前記機密保持モード設定手段による機密保持
モード設定状態を検出した場合には機密保持モードを実
行して前記印刷スタートキー及び前記試し刷りキーから
の入力を無効とし前記製版スタートキーからの入力のみ
を有効とするとともに、この製版スタートキーからの入
力に基づき機密保持モードを解除する制御手段とを備え
ている。
外周面上に製版済みマスタが巻き付けられて回転駆動さ
れる多孔性円筒状の版胴を有する印刷部と、マスタを製
版して前記版胴に巻き付ける製版部と、前記版胴の外周
面上より使用済みのマスタを剥離して廃棄する排版部
と、印刷スタートキーと、製版スタートキーと、試し刷
りキーとを備え、前記印刷スタートキー又は試し刷りキ
ーが操作された時には前記印刷部を作動させて印刷を実
行し、前記製版スタートキーが操作された時には前記排
版部によって前記版胴の外周面上より使用済みのマスタ
を除去した後に前記製版部によって前記版胴の外周面上
に新しい製版済みマスタを巻き付ける孔版印刷装置にお
いて、設定状態を機械的に保持する構造を有する機密保
持モード設定手段と、この機密保持モード設定手段のモ
ード設定状態を電源投入時に検出する検出手段と、この
検出手段が前記機密保持モード設定手段による機密保持
モード設定状態を検出した場合には機密保持モードを実
行して前記印刷スタートキー及び前記試し刷りキーから
の入力を無効とし前記製版スタートキーからの入力のみ
を有効とするとともに、この製版スタートキーからの入
力に基づき機密保持モードを解除する制御手段とを備え
ている。
【0011】従って、機密保持モード設定手段が機密保
持モード設定状態で装置の電源が投入されると、検出手
段により検出されたモード設定状態に従い、制御手段は
機密保持モードを実行して製版スタートキーからの入力
のみを有効とし、かつ、この製版スタートキーからの入
力に基づき機密保持モードを解除する。即ち、機密保持
モード設定手段が機密保持モード設定状態で装置の電源
が投入された場合には、印刷スタートキーや試し刷りキ
ーを操作してもこれらのキーからの入力は無効とされ、
版胴に巻き付けられている前使用者の製版済みマスタに
関する印刷が実行されることはなく、機密が保持され、
当該製版済みマスタが版胴から剥離され廃棄処理され
て、次使用者用の新しい製版済みマスタが版胴に巻き付
けられた後で、初めて、試し刷りキーや印刷スタートキ
ーからの入力が有効となる。ここに、電源オフから次の
電源投入時までの機密保持モードの設定状態は、機密保
持モード設定手段において機械的に保持されるので、メ
モリ等の記憶手段を必要としない。
持モード設定状態で装置の電源が投入されると、検出手
段により検出されたモード設定状態に従い、制御手段は
機密保持モードを実行して製版スタートキーからの入力
のみを有効とし、かつ、この製版スタートキーからの入
力に基づき機密保持モードを解除する。即ち、機密保持
モード設定手段が機密保持モード設定状態で装置の電源
が投入された場合には、印刷スタートキーや試し刷りキ
ーを操作してもこれらのキーからの入力は無効とされ、
版胴に巻き付けられている前使用者の製版済みマスタに
関する印刷が実行されることはなく、機密が保持され、
当該製版済みマスタが版胴から剥離され廃棄処理され
て、次使用者用の新しい製版済みマスタが版胴に巻き付
けられた後で、初めて、試し刷りキーや印刷スタートキ
ーからの入力が有効となる。ここに、電源オフから次の
電源投入時までの機密保持モードの設定状態は、機密保
持モード設定手段において機械的に保持されるので、メ
モリ等の記憶手段を必要としない。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、機密保持モード設定手段は、容易
に操作できない箇所又は状態に設置されて、機密保持モ
ード設定状態に設定されている。
版印刷装置において、機密保持モード設定手段は、容易
に操作できない箇所又は状態に設置されて、機密保持モ
ード設定状態に設定されている。
【0013】従って、機密保持モード設定手段の設定状
態が容易には変更できないため、次の使用者に関して
は、電源を投入した後、印刷スタートキーや試し刷りキ
ーを操作してもこれらのキーからの入力は基本的に無効
とされ、製版スタートキーの操作から処理を開始せざる
を得ず、機密保持の高いものとなる。結局、各使用者に
機密保持モード設定操作を特に要しない上に、電源投入
後、製版スタートキーの操作から処理を開始させるのが
標準となり、各使用者が自己用のマスタのみを印刷に使
用する、という本来の使用形態を採れる。
態が容易には変更できないため、次の使用者に関して
は、電源を投入した後、印刷スタートキーや試し刷りキ
ーを操作してもこれらのキーからの入力は基本的に無効
とされ、製版スタートキーの操作から処理を開始せざる
を得ず、機密保持の高いものとなる。結局、各使用者に
機密保持モード設定操作を特に要しない上に、電源投入
後、製版スタートキーの操作から処理を開始させるのが
標準となり、各使用者が自己用のマスタのみを印刷に使
用する、という本来の使用形態を採れる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載と同
様な孔版印刷装置において、電源投入により自動的に機
密保持モードを実行して前記印刷スタートキー及び前記
試し刷りキーからの入力を無効とし前記製版スタートキ
ーからの入力のみを有効とするとともに、この製版スタ
ートキーからの入力に基づき機密保持モードを解除する
制御手段を備えている。
様な孔版印刷装置において、電源投入により自動的に機
密保持モードを実行して前記印刷スタートキー及び前記
試し刷りキーからの入力を無効とし前記製版スタートキ
ーからの入力のみを有効とするとともに、この製版スタ
ートキーからの入力に基づき機密保持モードを解除する
制御手段を備えている。
【0015】従って、次の使用者に関しては、電源を投
入した後、印刷スタートキーや試し刷りキーを操作して
もこれらのキーからの入力は必ず無効とされ、製版スタ
ートキーの操作から処理を開始せざるを得ず、機密保持
の高いものとなる。結局、機密保持モードが標準モード
となり、メモリ等の記憶手段だけでなく機密保持モード
設定手段も不要な上に、電源投入後には、必ず製版スタ
ートキーの操作から処理を開始させ、各使用者が自己用
のマスタのみを印刷に使用する、という本来の使用形態
を採れる。
入した後、印刷スタートキーや試し刷りキーを操作して
もこれらのキーからの入力は必ず無効とされ、製版スタ
ートキーの操作から処理を開始せざるを得ず、機密保持
の高いものとなる。結局、機密保持モードが標準モード
となり、メモリ等の記憶手段だけでなく機密保持モード
設定手段も不要な上に、電源投入後には、必ず製版スタ
ートキーの操作から処理を開始させ、各使用者が自己用
のマスタのみを印刷に使用する、という本来の使用形態
を採れる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の孔版印刷装置は、実施の
一形態として、例えば、図2に概要を示すような単胴式
の孔版印刷装置1に適用されている。この孔版印刷装置
1は、印刷部2と製版部3と給紙部4と排版部5と排紙
部6とを主要部として構成されている。
に基づいて説明する。本発明の孔版印刷装置は、実施の
一形態として、例えば、図2に概要を示すような単胴式
の孔版印刷装置1に適用されている。この孔版印刷装置
1は、印刷部2と製版部3と給紙部4と排版部5と排紙
部6とを主要部として構成されている。
【0017】まず、印刷部2は、版胴7とインキ供給手
段8とプレスローラ9とを主として構成されている。こ
こに、ステンレス薄板をエッチング加工したもの、或い
は、ニッケル電鋳された薄板により円筒状に形成された
版胴7は、0.25〜1.0mm程度の間隔で直径0.1
5〜0.5mm程度の孔がその外周面上に多数穿設された
多孔性のもので、後述するモータによって回転駆動され
る。また、この版胴7の外周面上には、ポリエステル又
はステンレスの細線等で織られたメッシュ数#100〜
400程度のメッシュスクリーン(図示せず)が1〜3
層程度巻き付けられている。さらに、この版胴7の外周
面上には、版胴7の軸線と同方向に延在するステージ部
10と、このステージ部10とともに後述するマスタの
先端を挾持するクランパ11とが配設されている。この
クランパ11は支軸11aに回転自在に支持され、前記
ステージ部10に対して接離自在に設けられている。
段8とプレスローラ9とを主として構成されている。こ
こに、ステンレス薄板をエッチング加工したもの、或い
は、ニッケル電鋳された薄板により円筒状に形成された
版胴7は、0.25〜1.0mm程度の間隔で直径0.1
5〜0.5mm程度の孔がその外周面上に多数穿設された
多孔性のもので、後述するモータによって回転駆動され
る。また、この版胴7の外周面上には、ポリエステル又
はステンレスの細線等で織られたメッシュ数#100〜
400程度のメッシュスクリーン(図示せず)が1〜3
層程度巻き付けられている。さらに、この版胴7の外周
面上には、版胴7の軸線と同方向に延在するステージ部
10と、このステージ部10とともに後述するマスタの
先端を挾持するクランパ11とが配設されている。この
クランパ11は支軸11aに回転自在に支持され、前記
ステージ部10に対して接離自在に設けられている。
【0018】また、インキ供給手段8は前記版胴7の内
部に配設されている。このインキ供給手段8はインキ供
給パイプ13とインキローラ14とドクタローラ15と
を主として構成されている。版胴7の支持軸を兼ねるイ
ンキ供給パイプ13は、一端を前記孔版印刷装置1の筐
体(以下、単に「筐体」という)の側板に回転自在に支
持されており、その表面には、版胴7の内部にインキを
供給するための無数の小さな孔が穿設されている。この
インキ供給パイプ13の下方に、インキローラ14とド
クタローラ15とが配設されている。前記版胴7の側板
に回転自在に支持されたこのインキローラ14は、その
外周面を版胴7の内周面と当接させており、前記インキ
供給パイプ13より供給されたインキを版胴7に供給す
る。このインキローラ14の近傍に位置して回転自在な
ドクタローラ15は、その外周面と前記インキローラ1
4の外周面との間に僅かな間隙が生ずるように配設され
ている。これにより、ドクタローラ15と前記インキロ
ーラ14との外周面の近接部において、楔状のインキ溜
り16が形成されている。よって、インキ供給パイプ1
3よりこのインキ溜り16へ供給されたインキは、イン
キローラ14とドクタローラ15との間隙を通過するこ
とにより均一な層状とされ、インキローラ14の外周面
に供給される。
部に配設されている。このインキ供給手段8はインキ供
給パイプ13とインキローラ14とドクタローラ15と
を主として構成されている。版胴7の支持軸を兼ねるイ
ンキ供給パイプ13は、一端を前記孔版印刷装置1の筐
体(以下、単に「筐体」という)の側板に回転自在に支
持されており、その表面には、版胴7の内部にインキを
供給するための無数の小さな孔が穿設されている。この
インキ供給パイプ13の下方に、インキローラ14とド
クタローラ15とが配設されている。前記版胴7の側板
に回転自在に支持されたこのインキローラ14は、その
外周面を版胴7の内周面と当接させており、前記インキ
供給パイプ13より供給されたインキを版胴7に供給す
る。このインキローラ14の近傍に位置して回転自在な
ドクタローラ15は、その外周面と前記インキローラ1
4の外周面との間に僅かな間隙が生ずるように配設され
ている。これにより、ドクタローラ15と前記インキロ
ーラ14との外周面の近接部において、楔状のインキ溜
り16が形成されている。よって、インキ供給パイプ1
3よりこのインキ溜り16へ供給されたインキは、イン
キローラ14とドクタローラ15との間隙を通過するこ
とにより均一な層状とされ、インキローラ14の外周面
に供給される。
【0019】ここで、図3に前記版胴7の駆動機構を示
す。版胴7の一方の側板7aの外方には、前記インキ供
給パイプ13を中心とするギヤ17が、この側板7aと
僅かな隙間をもってインキ供給パイプ13の段部(図示
せず)に固着されている。インキ供給パイプ13の先端
部(図示せず)は、前記ギヤ17を貫通して、筐体の側
板(図示せず)に支持されている。この側板7aの一部
には、前記版胴7の外周縁寄りに配置されて軸方向に延
出させたドグ25が固着されている。また、この側板7
aと他方の側板7bとの外方には、版胴7を持ち運ぶた
めの略コ字状の把手(図示せず)が、この版胴7の軸方
向を跨ぐようにして前記インキ供給パイプ13に取り付
けられている。前記側板7b側の把手の側板には、イン
キ供給パイプ13へ供給するインキを補充するためのイ
ンキ供給装置(図示せず)が設けられている。
す。版胴7の一方の側板7aの外方には、前記インキ供
給パイプ13を中心とするギヤ17が、この側板7aと
僅かな隙間をもってインキ供給パイプ13の段部(図示
せず)に固着されている。インキ供給パイプ13の先端
部(図示せず)は、前記ギヤ17を貫通して、筐体の側
板(図示せず)に支持されている。この側板7aの一部
には、前記版胴7の外周縁寄りに配置されて軸方向に延
出させたドグ25が固着されている。また、この側板7
aと他方の側板7bとの外方には、版胴7を持ち運ぶた
めの略コ字状の把手(図示せず)が、この版胴7の軸方
向を跨ぐようにして前記インキ供給パイプ13に取り付
けられている。前記側板7b側の把手の側板には、イン
キ供給パイプ13へ供給するインキを補充するためのイ
ンキ供給装置(図示せず)が設けられている。
【0020】前記ギヤ17は、ギヤ部17aとフランジ
部17bとを有しており、ギヤ部17aが側板7a側
(内側)に位置するように配設され、かつ、フランジ部
17bの一部が切り欠かれている。このギヤ17に隣接
されてギヤ18が設けられている。このギヤ18は、前
記ギヤ部17aと噛合するギヤ部18aとともにフラン
ジ部18bを有して、筐体に回転自在に支持された支軸
18cに固着されている。このギヤ18はギヤ17とは
逆にフランジ部18b側が側板7a側(ギヤ部18aが
外側)に位置するように配設され、かつ、このフランジ
部18bの一部もフランジ部17bと同様に切り欠かれ
ている。ここに、これらのギヤ17,18は、互いの切
り欠き部が一致した状態においてのみ軸心方向に係脱自
在とされており、他の状態では噛み合った各ギヤ部17
a,18aが各フランジ部17b,18bに挾まれて両
者の係合状態を解除できないように構成されている。ま
た、前記版胴7は、筐体に設けられたレール部材(図示
せず)に、把手を係合可能に構成されており、各フラン
ジ部17b,18bの切り欠き部が一致する図3図示状
態において、白抜き矢印で示す方向に抜き出すことによ
り、孔版印刷装置1からの取り外しが可能とされてい
る。
部17bとを有しており、ギヤ部17aが側板7a側
(内側)に位置するように配設され、かつ、フランジ部
17bの一部が切り欠かれている。このギヤ17に隣接
されてギヤ18が設けられている。このギヤ18は、前
記ギヤ部17aと噛合するギヤ部18aとともにフラン
ジ部18bを有して、筐体に回転自在に支持された支軸
18cに固着されている。このギヤ18はギヤ17とは
逆にフランジ部18b側が側板7a側(ギヤ部18aが
外側)に位置するように配設され、かつ、このフランジ
部18bの一部もフランジ部17bと同様に切り欠かれ
ている。ここに、これらのギヤ17,18は、互いの切
り欠き部が一致した状態においてのみ軸心方向に係脱自
在とされており、他の状態では噛み合った各ギヤ部17
a,18aが各フランジ部17b,18bに挾まれて両
者の係合状態を解除できないように構成されている。ま
た、前記版胴7は、筐体に設けられたレール部材(図示
せず)に、把手を係合可能に構成されており、各フラン
ジ部17b,18bの切り欠き部が一致する図3図示状
態において、白抜き矢印で示す方向に抜き出すことによ
り、孔版印刷装置1からの取り外しが可能とされてい
る。
【0021】前記版胴7の回転に伴って移動する前記ド
グ25の円軌道上には、ホームポジションセンサ26が
配設されている。このホームポジションセンサ26は筐
体に取り付けられており、前記ドグ25がその検知部を
通過する際に、後述する制御手段へ向けて信号を出力す
る。より具体的には、このホームポジションセンサ26
は、フランジ部17b,18bの切り欠き部同士が一致
する位置において前記ドグ25を検知するように配設さ
れている。
グ25の円軌道上には、ホームポジションセンサ26が
配設されている。このホームポジションセンサ26は筐
体に取り付けられており、前記ドグ25がその検知部を
通過する際に、後述する制御手段へ向けて信号を出力す
る。より具体的には、このホームポジションセンサ26
は、フランジ部17b,18bの切り欠き部同士が一致
する位置において前記ドグ25を検知するように配設さ
れている。
【0022】さらに、前記支軸18c上には、ギヤ18
よりも外側に位置させて歯付きプーリ19が固着されて
いる。この歯付きプーリ19は、筐体に取り付けられた
版胴駆動用のモータ12の出力軸上に固着された歯付き
プーリ20と、タイミングベルト21によって連結され
ている。前記モータ12の出力軸上にはエンコーダ22
が設けられている。このエンコーダ22の外周部の一部
に対してはパルス検出センサ23が設けられている。よ
って、モータ12はこのパルス検出センサ23によって
その回転角度が検出され、検出された角度信号は後述す
るパルスカウンタ&比較器を通過した後、制御手段に入
力される。
よりも外側に位置させて歯付きプーリ19が固着されて
いる。この歯付きプーリ19は、筐体に取り付けられた
版胴駆動用のモータ12の出力軸上に固着された歯付き
プーリ20と、タイミングベルト21によって連結され
ている。前記モータ12の出力軸上にはエンコーダ22
が設けられている。このエンコーダ22の外周部の一部
に対してはパルス検出センサ23が設けられている。よ
って、モータ12はこのパルス検出センサ23によって
その回転角度が検出され、検出された角度信号は後述す
るパルスカウンタ&比較器を通過した後、制御手段に入
力される。
【0023】このような駆動機構の構成により、モータ
12の回転力が、その出力軸、歯付きプーリ20、タイ
ミングベルト21、歯付きプーリ19、支軸18c、ギ
ヤ18、ギヤ17の経路で伝達され、版胴7がインキ供
給パイプ13を中心に回転駆動される。
12の回転力が、その出力軸、歯付きプーリ20、タイ
ミングベルト21、歯付きプーリ19、支軸18c、ギ
ヤ18、ギヤ17の経路で伝達され、版胴7がインキ供
給パイプ13を中心に回転駆動される。
【0024】また、図2に戻って説明すると、版胴7の
下方には、揺動手段(図示せず)に支持されて外周面を
版胴7の外周面に対して接離自在で回転自在なプレスロ
ーラ9が配設されている。このプレスローラ9は給紙部
4より給送される印刷用紙を版胴7に押圧してこの印刷
用紙上にインキによる印刷画像を形成させる役目を持
つ。
下方には、揺動手段(図示せず)に支持されて外周面を
版胴7の外周面に対して接離自在で回転自在なプレスロ
ーラ9が配設されている。このプレスローラ9は給紙部
4より給送される印刷用紙を版胴7に押圧してこの印刷
用紙上にインキによる印刷画像を形成させる役目を持
つ。
【0025】次に、製版部3について説明する。この製
版部3は印刷部2の右側上方に配設されており、マスタ
貯容手段28と製版手段29と切断手段30と搬送手段
31と原稿読取部32等を主として構成されている。ま
ず、マスタ貯容手段28は、筐体に固着されたマスタ貯
容部材33等を主として構成されている。このマスタ貯
容部材33は、マスタ34をロール状に巻回してなるマ
スタロール35の芯部35aを回転自在に支持してい
る。
版部3は印刷部2の右側上方に配設されており、マスタ
貯容手段28と製版手段29と切断手段30と搬送手段
31と原稿読取部32等を主として構成されている。ま
ず、マスタ貯容手段28は、筐体に固着されたマスタ貯
容部材33等を主として構成されている。このマスタ貯
容部材33は、マスタ34をロール状に巻回してなるマ
スタロール35の芯部35aを回転自在に支持してい
る。
【0026】製版手段29はマスタ貯容手段28の左方
に配設され、プラテンローラ36、サーマルヘッド37
等を主として構成されている。プラテンローラ36は、
筐体の側板に回転自在に支持され、ステッピングモータ
(図示せず)によって回転駆動される。多数の発熱素子
を有するサーマルヘッド37も筐体の側板に取り付けら
れており、付勢手段(図示せず)によって付勢されるこ
とでプラテンローラ36に圧接されている。
に配設され、プラテンローラ36、サーマルヘッド37
等を主として構成されている。プラテンローラ36は、
筐体の側板に回転自在に支持され、ステッピングモータ
(図示せず)によって回転駆動される。多数の発熱素子
を有するサーマルヘッド37も筐体の側板に取り付けら
れており、付勢手段(図示せず)によって付勢されるこ
とでプラテンローラ36に圧接されている。
【0027】切断手段30は製版手段29のマスタ搬送
方向の下流側に配設されている。この切断手段30は、
筐体に取り付けられた固定刃30aとこの固定刃30a
に対して回転移動する可動刃30bとにより構成されて
いる。この切断手段30のマスタ搬送方向の下流側には
搬送手段31とマスタの搬送をガイドするガイド板3
8,39等が配設されている。前記搬送手段31は、駆
動手段(図示せず)により回転駆動される駆動ローラ3
1a,31cと、これらの駆動ローラ31a,31cと
連れ回りする従動ローラ31b,31dとよりなる搬送
ローラ対により構成されている。
方向の下流側に配設されている。この切断手段30は、
筐体に取り付けられた固定刃30aとこの固定刃30a
に対して回転移動する可動刃30bとにより構成されて
いる。この切断手段30のマスタ搬送方向の下流側には
搬送手段31とマスタの搬送をガイドするガイド板3
8,39等が配設されている。前記搬送手段31は、駆
動手段(図示せず)により回転駆動される駆動ローラ3
1a,31cと、これらの駆動ローラ31a,31cと
連れ回りする従動ローラ31b,31dとよりなる搬送
ローラ対により構成されている。
【0028】前記印刷部2の上方であって筐体の上部に
は、原稿画像を読み取る原稿読取部32が配設されてい
る。この原稿読取部32は、ADF(自動原稿搬送)ユ
ニット40、コンタクトガラス41、蛍光灯42、ミラ
ー群43、縮小結像レンズ44、画像読取センサ45等
による周知の構成とされている。
は、原稿画像を読み取る原稿読取部32が配設されてい
る。この原稿読取部32は、ADF(自動原稿搬送)ユ
ニット40、コンタクトガラス41、蛍光灯42、ミラ
ー群43、縮小結像レンズ44、画像読取センサ45等
による周知の構成とされている。
【0029】また、給紙部4について説明する。この給
紙部4は製版部3の下方であって、印刷部2に対する用
紙搬送方向上流側に配設されている。この給紙部4は給
紙トレイ46と給紙ローラ47と分離手段48とレジス
トローラ対49とを主として構成されている。上面に印
刷用紙50が積載される給紙トレイ46は、印刷用紙5
0の増減に連動して、筐体に上下動自在に支持されてい
る。また、この給紙トレイ46には、サイドフェンンス
51と、このサイドフェンス51の移動に伴って印刷用
紙50の幅を検知する用紙幅検知センサ52とが設けら
れている。前記給紙ローラ47は、給紙トレイ46上の
最上位の印刷用紙50と当接するように設けられてお
り、駆動手段(図示せず)によって回転駆動される。分
離手段48は、駆動手段(図示せず)によって回転駆動
される駆動ローラ48aとこの駆動ローラ48aに当接
するように筐体側板に固定された分離パッド48bとか
らなり、駆動ローラ48aが給紙トレイ46上の最上位
の印刷用紙50に当接するように設けられている。これ
により、給紙ローラ47によって複数枚の印刷用紙50
が引き出された場合、その最上位の1枚の印刷用紙50
に分離するように構成されている。レジストローラ対4
9は、分離手段48によって給送された印刷用紙50を
喰え込み、版胴7の回転及びプレスローラ9の揺動動作
と同期して、版胴7の外周面とプレスローラ9との間に
印刷用紙50を給送する。
紙部4は製版部3の下方であって、印刷部2に対する用
紙搬送方向上流側に配設されている。この給紙部4は給
紙トレイ46と給紙ローラ47と分離手段48とレジス
トローラ対49とを主として構成されている。上面に印
刷用紙50が積載される給紙トレイ46は、印刷用紙5
0の増減に連動して、筐体に上下動自在に支持されてい
る。また、この給紙トレイ46には、サイドフェンンス
51と、このサイドフェンス51の移動に伴って印刷用
紙50の幅を検知する用紙幅検知センサ52とが設けら
れている。前記給紙ローラ47は、給紙トレイ46上の
最上位の印刷用紙50と当接するように設けられてお
り、駆動手段(図示せず)によって回転駆動される。分
離手段48は、駆動手段(図示せず)によって回転駆動
される駆動ローラ48aとこの駆動ローラ48aに当接
するように筐体側板に固定された分離パッド48bとか
らなり、駆動ローラ48aが給紙トレイ46上の最上位
の印刷用紙50に当接するように設けられている。これ
により、給紙ローラ47によって複数枚の印刷用紙50
が引き出された場合、その最上位の1枚の印刷用紙50
に分離するように構成されている。レジストローラ対4
9は、分離手段48によって給送された印刷用紙50を
喰え込み、版胴7の回転及びプレスローラ9の揺動動作
と同期して、版胴7の外周面とプレスローラ9との間に
印刷用紙50を給送する。
【0030】次に、排版部5について説明する。この排
版部5は印刷部2の左方に配設され、上部排版部材5
3、下部排版部材54、排版ボックス55、圧縮板56
等を主として構成されている。まず、上部排版部材53
は駆動手段(図示せず)により回転駆動される駆動ロー
ラ57と従動ローラ58とこれらのローラ57,58間
に掛け渡されたゴムベルト59とにより構成されてい
る。下部排版部材54は前記駆動ローラ57にギヤ(図
示せず)により連結されて回転駆動される駆動ローラ6
0と従動ローラ61とこれらのローラ60,61間に掛
け渡されたゴムベルト62とにより構成されている。こ
の下部排版部材54は駆動ローラ57の支軸を中心に、
移動手段(図示せず)によって左右方向に移動自在に設
けられており、駆動ローラ60の外周面は、版胴7の外
周面に対して接離自在となるように構成されている。内
部に使用済みのマスタを貯容する排版ボックス55は、
筐体に対して着脱自在に設けられており、その上方に
は、昇降手段(図示せず)によって図2中の実線位置と
破線位置とを選択的に取り得る上下自在な圧縮板56が
配設されている。
版部5は印刷部2の左方に配設され、上部排版部材5
3、下部排版部材54、排版ボックス55、圧縮板56
等を主として構成されている。まず、上部排版部材53
は駆動手段(図示せず)により回転駆動される駆動ロー
ラ57と従動ローラ58とこれらのローラ57,58間
に掛け渡されたゴムベルト59とにより構成されてい
る。下部排版部材54は前記駆動ローラ57にギヤ(図
示せず)により連結されて回転駆動される駆動ローラ6
0と従動ローラ61とこれらのローラ60,61間に掛
け渡されたゴムベルト62とにより構成されている。こ
の下部排版部材54は駆動ローラ57の支軸を中心に、
移動手段(図示せず)によって左右方向に移動自在に設
けられており、駆動ローラ60の外周面は、版胴7の外
周面に対して接離自在となるように構成されている。内
部に使用済みのマスタを貯容する排版ボックス55は、
筐体に対して着脱自在に設けられており、その上方に
は、昇降手段(図示せず)によって図2中の実線位置と
破線位置とを選択的に取り得る上下自在な圧縮板56が
配設されている。
【0031】また、排紙部6について説明する。この排
紙部6は排版部5の下方であって、印刷部2の用紙搬送
方向の下流側に配設されている。この排紙部6は剥離爪
63と従動ローラ64と駆動ローラ65とゴムベルト6
6と吸引ファン67と排紙トレイ68とを主として構成
されている。
紙部6は排版部5の下方であって、印刷部2の用紙搬送
方向の下流側に配設されている。この排紙部6は剥離爪
63と従動ローラ64と駆動ローラ65とゴムベルト6
6と吸引ファン67と排紙トレイ68とを主として構成
されている。
【0032】まず、版胴7の外周面からインキが転移さ
れた印刷用紙50を剥離させる剥離爪63は、筐体側板
に回転自在に支持され、その先端を版胴7の外周面に対
して接離自在に配設されている。この剥離爪63は揺動
手段(図示せず)によって揺動され、その揺動は、版胴
7の外周面上に存在するクランパ11等の障害物がその
先端と干渉しないように、版胴7の回転と同期がとられ
ている。従動ローラ64と駆動ローラ65とは、筐体側
板に回転自在に支持されており、各ローラ64,65間
には表面に複数の開孔を有するゴムベルト66が掛け渡
されている。駆動ローラ65は駆動手段(図示せず)に
より回転駆動され、その回転力はゴムベルト66を介し
て従動ローラ64に伝達される。ローラ64,65間の
下方には、ゴムベルト66の表面に印刷画像が形成され
た印刷用紙50を吸引するための吸引ファン67が配設
されている。また、駆動ローラ65の用紙搬送方向の下
流側には、印刷画像が形成された印刷用紙50を積載す
る排紙トレイ68が配設されている。この排紙トレイ6
8は筐体に着脱自在に取り付けられている。
れた印刷用紙50を剥離させる剥離爪63は、筐体側板
に回転自在に支持され、その先端を版胴7の外周面に対
して接離自在に配設されている。この剥離爪63は揺動
手段(図示せず)によって揺動され、その揺動は、版胴
7の外周面上に存在するクランパ11等の障害物がその
先端と干渉しないように、版胴7の回転と同期がとられ
ている。従動ローラ64と駆動ローラ65とは、筐体側
板に回転自在に支持されており、各ローラ64,65間
には表面に複数の開孔を有するゴムベルト66が掛け渡
されている。駆動ローラ65は駆動手段(図示せず)に
より回転駆動され、その回転力はゴムベルト66を介し
て従動ローラ64に伝達される。ローラ64,65間の
下方には、ゴムベルト66の表面に印刷画像が形成され
た印刷用紙50を吸引するための吸引ファン67が配設
されている。また、駆動ローラ65の用紙搬送方向の下
流側には、印刷画像が形成された印刷用紙50を積載す
る排紙トレイ68が配設されている。この排紙トレイ6
8は筐体に着脱自在に取り付けられている。
【0033】さらに、筐体内部には、孔版印刷装置1の
動作を制御する制御手段24が配設されている。この制
御手段24については後述する。
動作を制御する制御手段24が配設されている。この制
御手段24については後述する。
【0034】次に、孔版印刷装置1の筐体の上部前面に
設けられた操作パネル69について、図4を参照して説
明する。この操作パネル69は、上面に、製版スタート
キー70、印刷スタートキー71、試し刷りキー72、
ストップキー73、テンキー74、エンターキー75、
クリアキー76、プログラムキー77、拡大・縮小キー
78、印刷速度設定キー79、連写キー80、7セグメ
ントLEDからなる表示装置81、LCDからなる表示
装置82等の周知の構成を備えている。さらに、機密保
持モード設定手段となる機密保持モード設定スイッチ8
3と、機密保持モード設定状態を表示するLEDによる
機密保持モード表示手段84とを有している。ここに、
前記機密保持モード設定スイッチ83は、機密保持モー
ドに関する設定状態(ON状)と非設定状態(OFF状
態)とを機械的に保持する機構のもので、例えば、スラ
イドスイッチやトグルスイッチなどにより構成されてい
る。図示例は、スライドスイッチである。このような操
作パネル69からの動作指令は制御手段24に向けて出
力され、制御手段24からは各表示装置81,82や機
密保持モード表示手段84への表示指令が送られる。
設けられた操作パネル69について、図4を参照して説
明する。この操作パネル69は、上面に、製版スタート
キー70、印刷スタートキー71、試し刷りキー72、
ストップキー73、テンキー74、エンターキー75、
クリアキー76、プログラムキー77、拡大・縮小キー
78、印刷速度設定キー79、連写キー80、7セグメ
ントLEDからなる表示装置81、LCDからなる表示
装置82等の周知の構成を備えている。さらに、機密保
持モード設定手段となる機密保持モード設定スイッチ8
3と、機密保持モード設定状態を表示するLEDによる
機密保持モード表示手段84とを有している。ここに、
前記機密保持モード設定スイッチ83は、機密保持モー
ドに関する設定状態(ON状)と非設定状態(OFF状
態)とを機械的に保持する機構のもので、例えば、スラ
イドスイッチやトグルスイッチなどにより構成されてい
る。図示例は、スライドスイッチである。このような操
作パネル69からの動作指令は制御手段24に向けて出
力され、制御手段24からは各表示装置81,82や機
密保持モード表示手段84への表示指令が送られる。
【0035】次に、制御手段24の回路ブロック図を図
5に示す。この制御手段24は、各部の動作制御を受け
持つCPU85や、機密保持モードプログラム、その他
の動作プログラムが格納されたROM86や、各種情報
を記憶するRAM87などにより構成されており、検出
手段の機能も併せ持つ。前記CPU85は、孔版印刷装
置1内の各部に電圧を供給する電圧供給部88に対して
電圧検出器89を介して接続されている。前記電圧供給
部88は商用電源に対して電源スイッチ90を介して接
続されている。
5に示す。この制御手段24は、各部の動作制御を受け
持つCPU85や、機密保持モードプログラム、その他
の動作プログラムが格納されたROM86や、各種情報
を記憶するRAM87などにより構成されており、検出
手段の機能も併せ持つ。前記CPU85は、孔版印刷装
置1内の各部に電圧を供給する電圧供給部88に対して
電圧検出器89を介して接続されている。前記電圧供給
部88は商用電源に対して電源スイッチ90を介して接
続されている。
【0036】前記CPU85には、画像読取部32で読
み取られ、その内部の原稿画像読取回路91で処理され
た画像データと、パルス検出センサ23で検出されパル
スカウンタ&比較器92を通過したモータ12の角度信
号と、操作パネル69からの出力信号と、ホームポジシ
ョンセンサ26からの出力信号とが入力されている。入
力された各信号は、ROM86に格納されている動作プ
ログラムに基づいて演算処理され、印刷部2、給紙部4
及び排紙部6を制御する主駆動回路93と、製版部3を
制御する製版駆動回路94と、排版部5を制御する排版
駆動回路95とに各々動作信号として出力される。
み取られ、その内部の原稿画像読取回路91で処理され
た画像データと、パルス検出センサ23で検出されパル
スカウンタ&比較器92を通過したモータ12の角度信
号と、操作パネル69からの出力信号と、ホームポジシ
ョンセンサ26からの出力信号とが入力されている。入
力された各信号は、ROM86に格納されている動作プ
ログラムに基づいて演算処理され、印刷部2、給紙部4
及び排紙部6を制御する主駆動回路93と、製版部3を
制御する製版駆動回路94と、排版部5を制御する排版
駆動回路95とに各々動作信号として出力される。
【0037】電源スイッチ90により電源投入時に、機
密保持モード設定スイッチ83が機密保持モード設定状
態(ON状態)に設定されている場合には、CPU85
によりROM86から呼び出された機密保持モードプロ
グラムがRAM87中に書き込まれる。機密保持モード
設定スイッチ83は、前述したように機械的にON/O
FF状態を保持できる機構のものであり、電源投入に先
立ち使用者がOFF状態に解除操作しなければ機密保持
モードは解除されず、製版スタートキー70が操作され
た場合のみ、このRAM87に書き込まれた機密保持プ
ログラムによる機密保持モードが解除される。
密保持モード設定スイッチ83が機密保持モード設定状
態(ON状態)に設定されている場合には、CPU85
によりROM86から呼び出された機密保持モードプロ
グラムがRAM87中に書き込まれる。機密保持モード
設定スイッチ83は、前述したように機械的にON/O
FF状態を保持できる機構のものであり、電源投入に先
立ち使用者がOFF状態に解除操作しなければ機密保持
モードは解除されず、製版スタートキー70が操作され
た場合のみ、このRAM87に書き込まれた機密保持プ
ログラムによる機密保持モードが解除される。
【0038】また、ROM886には、孔版印刷装置1
の各アクチュエータを作動させる複数の動作プログラム
が格納されている。各動作プログラムの内、使用者によ
って機密保持モード設定スイッチ83がON状態に設定
されている機密保持モード時においては、製版スタート
キー70からの入力のみを有効とし、印刷スタートキー
71や試し刷りキー72からの入力を無効とする機密保
持モードプログラムが格納されており、CPU85から
の動作信号は、製版駆動回路94と排版駆動回路95と
にのみ出力される。
の各アクチュエータを作動させる複数の動作プログラム
が格納されている。各動作プログラムの内、使用者によ
って機密保持モード設定スイッチ83がON状態に設定
されている機密保持モード時においては、製版スタート
キー70からの入力のみを有効とし、印刷スタートキー
71や試し刷りキー72からの入力を無効とする機密保
持モードプログラムが格納されており、CPU85から
の動作信号は、製版駆動回路94と排版駆動回路95と
にのみ出力される。
【0039】このような構成において、孔版印刷装置1
の動作を説明する。まず、ADFユニット40上の原稿
載置部に複数枚の原稿がセットされ、使用者によって操
作パネル69上の各種キーによって製版条件が設定され
た後に製版スタートキー70が操作されると、原稿読取
部32において原稿画像が読み取られる。読み取られた
画像は画像データ信号としてCPU85に送られる。
の動作を説明する。まず、ADFユニット40上の原稿
載置部に複数枚の原稿がセットされ、使用者によって操
作パネル69上の各種キーによって製版条件が設定され
た後に製版スタートキー70が操作されると、原稿読取
部32において原稿画像が読み取られる。読み取られた
画像は画像データ信号としてCPU85に送られる。
【0040】画像読取部32での画像読取動作と並行し
て、排版部5では、版胴7の外周面上から使用済みマス
タを剥離して廃棄する排版動作が行われる。即ち、外周
面上に使用済みマスタが巻き付けられている版胴7は、
CPU85からの動作信号によって作動するモータ12
により回転駆動され、図2において反時計方向に回転を
開始する。版胴7が、その外周面上に巻き付けられてい
る使用済みマスタ後端が駆動ローラ60と対応する所定
の排版位置に到達したことを、パルス検出センサ23か
らの信号に基づいてCPU85が判断すると、CPU8
5からの指令により図示しない移動手段と駆動手段とが
作動し、各駆動ローラ57,60を回転させるととも
に、下部排版部材54を版胴7側に移動させる。駆動ロ
ーラ60の外周面が版胴7の外周面上の使用済みマスタ
に当接したとき、版胴7は反時計方向の回転を継続して
おり、駆動ローラ60に当接してすくい上げられた使用
済みマスタは、下部排版部材54と上部排版部材53と
で挾持され、版胴7の外周面より剥離される。剥離され
た使用済みマスタは、下部排版部材54と上部排版部材
53とで搬送されて排版ボックス55内に廃棄された
後、圧縮板56によって圧縮される。
て、排版部5では、版胴7の外周面上から使用済みマス
タを剥離して廃棄する排版動作が行われる。即ち、外周
面上に使用済みマスタが巻き付けられている版胴7は、
CPU85からの動作信号によって作動するモータ12
により回転駆動され、図2において反時計方向に回転を
開始する。版胴7が、その外周面上に巻き付けられてい
る使用済みマスタ後端が駆動ローラ60と対応する所定
の排版位置に到達したことを、パルス検出センサ23か
らの信号に基づいてCPU85が判断すると、CPU8
5からの指令により図示しない移動手段と駆動手段とが
作動し、各駆動ローラ57,60を回転させるととも
に、下部排版部材54を版胴7側に移動させる。駆動ロ
ーラ60の外周面が版胴7の外周面上の使用済みマスタ
に当接したとき、版胴7は反時計方向の回転を継続して
おり、駆動ローラ60に当接してすくい上げられた使用
済みマスタは、下部排版部材54と上部排版部材53と
で挾持され、版胴7の外周面より剥離される。剥離され
た使用済みマスタは、下部排版部材54と上部排版部材
53とで搬送されて排版ボックス55内に廃棄された
後、圧縮板56によって圧縮される。
【0041】版胴7の外周面より使用済みマスタが全て
剥離されると、版胴7はさらに回転を継続する。そし
て、版胴7が図2に示す所定の給版位置であるホームポ
ジションに到達し、ドグ25がホームポジションセンサ
26に検知されると、ホームポジションセンサ26から
CPU85に信号が出力される。CPU85はホームポ
ジションセンサ26からの信号を受けてモータ12に動
作信号を送り、モータ12の回転を停止させる。モータ
12の停止により版胴7がホームポジションで停止する
と、CPU85により図示しない開閉手段へ動作信号が
送られ、クランパ11が時計方向に回動し、版胴7が図
2に示す給版待機状態となって排版動作が完了する。
剥離されると、版胴7はさらに回転を継続する。そし
て、版胴7が図2に示す所定の給版位置であるホームポ
ジションに到達し、ドグ25がホームポジションセンサ
26に検知されると、ホームポジションセンサ26から
CPU85に信号が出力される。CPU85はホームポ
ジションセンサ26からの信号を受けてモータ12に動
作信号を送り、モータ12の回転を停止させる。モータ
12の停止により版胴7がホームポジションで停止する
と、CPU85により図示しない開閉手段へ動作信号が
送られ、クランパ11が時計方向に回動し、版胴7が図
2に示す給版待機状態となって排版動作が完了する。
【0042】排版動作が完了すると、これに続いて製版
動作が実行される。版胴7が給版待機状態になると、C
PU85からの動作信号によって図示しないステッピン
グモータが作動してプラテンローラ36と各駆動ローラ
31a,31cが回転駆動され、マスタロール35から
マスタ34が引き出される。そして、ステッピングモー
タのステップ数により、マスタ34の画像形成領域がサ
ーマルヘッド37の発熱素子と対応する位置に達したこ
とをCPU85が判断すると、CPU85より動作信号
が送られ、原稿読取部32より送られた画像データ信号
に基づいてサーマルヘッド37の発熱素子が選択的に発
熱し、マスタ34上に穿孔製版画像が形成される。
動作が実行される。版胴7が給版待機状態になると、C
PU85からの動作信号によって図示しないステッピン
グモータが作動してプラテンローラ36と各駆動ローラ
31a,31cが回転駆動され、マスタロール35から
マスタ34が引き出される。そして、ステッピングモー
タのステップ数により、マスタ34の画像形成領域がサ
ーマルヘッド37の発熱素子と対応する位置に達したこ
とをCPU85が判断すると、CPU85より動作信号
が送られ、原稿読取部32より送られた画像データ信号
に基づいてサーマルヘッド37の発熱素子が選択的に発
熱し、マスタ34上に穿孔製版画像が形成される。
【0043】穿孔製版画像が形成されたマスタ34は、
各ガイド板38,39にガイドされつつ搬送手段31に
よってクランパ11へと搬送される。図示しないステッ
ビングモータのステップ数により、マスタ34の先端が
クランパ11とステージ部10との間の所定位置まで到
達したことをCPU85が判断すると、図示しない開閉
手段に動作信号が送られてクランパ11が反時計方向に
回動し、ステージ部10とクランパ11とでマスタ34
の先端を挾持する。その後、CPU85よりモータ12
に動作信号が送られ、版胴7がマスタ34の搬送速度と
同じ周速度で時計方向に回転駆動され、マスタ34の版
胴7への巻付動作が実行される。そして、ステッピング
モータのステップ数により、1版分の製版が完了したこ
とをCPU85が判断すると、プラテンローラ36と各
駆動ローラ31a,31cの回転が停止するとともに、
可動刃30bが回転移動してマスタ34が切断される。
切断されたマスタ34は版胴7の回転動作によって引き
出され、版胴7が再びホームポジションに到達すると、
CPU85からの指令によってモータ12が停止して巻
付動作が完了する。
各ガイド板38,39にガイドされつつ搬送手段31に
よってクランパ11へと搬送される。図示しないステッ
ビングモータのステップ数により、マスタ34の先端が
クランパ11とステージ部10との間の所定位置まで到
達したことをCPU85が判断すると、図示しない開閉
手段に動作信号が送られてクランパ11が反時計方向に
回動し、ステージ部10とクランパ11とでマスタ34
の先端を挾持する。その後、CPU85よりモータ12
に動作信号が送られ、版胴7がマスタ34の搬送速度と
同じ周速度で時計方向に回転駆動され、マスタ34の版
胴7への巻付動作が実行される。そして、ステッピング
モータのステップ数により、1版分の製版が完了したこ
とをCPU85が判断すると、プラテンローラ36と各
駆動ローラ31a,31cの回転が停止するとともに、
可動刃30bが回転移動してマスタ34が切断される。
切断されたマスタ34は版胴7の回転動作によって引き
出され、版胴7が再びホームポジションに到達すると、
CPU85からの指令によってモータ12が停止して巻
付動作が完了する。
【0044】巻付動作に引き続き、版付動作が行われ
る。版胴7がホームポジションで停止すると、CPU8
5から動作信号が送られてモータ12が再び作動し、版
胴7が低速で回転駆動されるとともに給紙ローラ47、
駆動ローラ48a、駆動ローラ65、吸引ファン67が
各々回転駆動される。給紙ローラ47と駆動ローラ48
aとの回転により、給紙トレイ46上に積載された複数
枚の印刷用紙50の内、最上位の1枚の印刷用紙50の
みが引き出され、レジストローラ対49に喰え込まれ
る。版胴7に巻き付けられた製版済みマスタ34の画像
領域の、版胴7の回転方向における先端部が、プレスロ
ーラ9と対応する位置に到達したことを、パルス検出セ
ンサ23からの信号に基づいてCPU85が判断する
と、CPU85より動作信号が送られてレジストローラ
対49が回転し、印刷用紙50を版胴7とプレスローラ
9との間に給送する。CPU85はレジストローラ対4
9への動作信号に続いてプレスローラ9を支持する揺動
手段へ動作信号を送り、プレスローラ9を揺動させる。
レジストローラ対49により給送された印刷用紙50
は、プレスローラ9によって版胴7に巻き付けられてい
るマスタ34に押圧される。この押圧動作により、プレ
スローラ9と印刷用紙50とマスタ34と版胴7の外周
面とが圧接する。そして、インキローラ14によって版
胴7の内周面に供給されたインキは、版胴7の外周面の
開孔部とメッシュスクリーンから滲み出た後、版胴7の
外周面とマスタ34の空隙部に充填され、マスタ34の
穿孔部を介して印刷用紙50に転移される。インキが転
移された印刷用紙50は、剥離爪63の先端で版胴7の
外周面より剥離されて下方へと落下し、吸引ファン67
の吸引力によってゴムベルト66上面に引き付けられつ
つ左方へと搬送され、排紙トレイ68上に排紙される。
この一連の行程によって版付動作が完了し、孔版印刷装
置1は印刷待機状態となる。
る。版胴7がホームポジションで停止すると、CPU8
5から動作信号が送られてモータ12が再び作動し、版
胴7が低速で回転駆動されるとともに給紙ローラ47、
駆動ローラ48a、駆動ローラ65、吸引ファン67が
各々回転駆動される。給紙ローラ47と駆動ローラ48
aとの回転により、給紙トレイ46上に積載された複数
枚の印刷用紙50の内、最上位の1枚の印刷用紙50の
みが引き出され、レジストローラ対49に喰え込まれ
る。版胴7に巻き付けられた製版済みマスタ34の画像
領域の、版胴7の回転方向における先端部が、プレスロ
ーラ9と対応する位置に到達したことを、パルス検出セ
ンサ23からの信号に基づいてCPU85が判断する
と、CPU85より動作信号が送られてレジストローラ
対49が回転し、印刷用紙50を版胴7とプレスローラ
9との間に給送する。CPU85はレジストローラ対4
9への動作信号に続いてプレスローラ9を支持する揺動
手段へ動作信号を送り、プレスローラ9を揺動させる。
レジストローラ対49により給送された印刷用紙50
は、プレスローラ9によって版胴7に巻き付けられてい
るマスタ34に押圧される。この押圧動作により、プレ
スローラ9と印刷用紙50とマスタ34と版胴7の外周
面とが圧接する。そして、インキローラ14によって版
胴7の内周面に供給されたインキは、版胴7の外周面の
開孔部とメッシュスクリーンから滲み出た後、版胴7の
外周面とマスタ34の空隙部に充填され、マスタ34の
穿孔部を介して印刷用紙50に転移される。インキが転
移された印刷用紙50は、剥離爪63の先端で版胴7の
外周面より剥離されて下方へと落下し、吸引ファン67
の吸引力によってゴムベルト66上面に引き付けられつ
つ左方へと搬送され、排紙トレイ68上に排紙される。
この一連の行程によって版付動作が完了し、孔版印刷装
置1は印刷待機状態となる。
【0045】これらの原稿読取、排版、製版、版付の各
動作が完了して、印刷待機状態となった孔版印刷装置1
において、使用者によって試し刷りキー72が操作され
ると、版付動作と同様に、給紙トレイ46上の最上位の
1枚の印刷用紙50が給紙ローラ47と分離手段48と
によって引き出され、レジストローラ対49に喰え込ま
れるとともに、CPU85より動作信号が送られてモー
タ12が作動し、版胴7が高速で回転駆動される。レジ
ストローラ対49は、版付動作と同じタイミングで、高
速回転している版胴7とプレスローラ9との間に印刷用
紙50を給送する。給送された印刷用紙50は、プレス
ローラ9によって版胴7に巻き付けられているマスタ3
4に押圧されてインキが転移され、その上面に印刷画像
が形成された後、剥離爪63によって版胴7の外周面か
ら剥離され、ゴムベルト66によって左方へと搬送さ
れ、排紙トレイ68上に排出される。版胴7は再びホー
ムポジションに戻り、試し刷り動作が完了する。
動作が完了して、印刷待機状態となった孔版印刷装置1
において、使用者によって試し刷りキー72が操作され
ると、版付動作と同様に、給紙トレイ46上の最上位の
1枚の印刷用紙50が給紙ローラ47と分離手段48と
によって引き出され、レジストローラ対49に喰え込ま
れるとともに、CPU85より動作信号が送られてモー
タ12が作動し、版胴7が高速で回転駆動される。レジ
ストローラ対49は、版付動作と同じタイミングで、高
速回転している版胴7とプレスローラ9との間に印刷用
紙50を給送する。給送された印刷用紙50は、プレス
ローラ9によって版胴7に巻き付けられているマスタ3
4に押圧されてインキが転移され、その上面に印刷画像
が形成された後、剥離爪63によって版胴7の外周面か
ら剥離され、ゴムベルト66によって左方へと搬送さ
れ、排紙トレイ68上に排出される。版胴7は再びホー
ムポジションに戻り、試し刷り動作が完了する。
【0046】この試し刷りにより得られた印刷画像から
その画像の濃度や位置を確認し、これらを操作パネル6
9上の各種キーで調整して再度試し刷りを行った後、テ
ンキー74で印刷枚数を表示装置81に置数し、印刷速
度設定キー79で印刷速度を設定し、所望する印刷物に
合わせて拡大・縮小キー78や連写キー80などを操作
して印刷スタートキー71を操作することにより、給紙
部4より印刷用紙50が連続的に送られて印刷動作が行
われる。印刷動作完了後にも、版胴7は再びホームポジ
ションに戻る。
その画像の濃度や位置を確認し、これらを操作パネル6
9上の各種キーで調整して再度試し刷りを行った後、テ
ンキー74で印刷枚数を表示装置81に置数し、印刷速
度設定キー79で印刷速度を設定し、所望する印刷物に
合わせて拡大・縮小キー78や連写キー80などを操作
して印刷スタートキー71を操作することにより、給紙
部4より印刷用紙50が連続的に送られて印刷動作が行
われる。印刷動作完了後にも、版胴7は再びホームポジ
ションに戻る。
【0047】次に、機密保持モード設定スイッチ83の
設定状態を考慮した孔版印刷装置1の動作を図1に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、使用者は、
上述した場合と同様に、製版、版付、試し刷り、印刷の
各行程を経て印刷物を得る。そして、この印刷物の内容
が機密を要する場合、印刷動作完了後に機密保持モード
設定スイッチ83をON状態に設定し、電源スイッチ9
0をオフして処理を終える。
設定状態を考慮した孔版印刷装置1の動作を図1に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、使用者は、
上述した場合と同様に、製版、版付、試し刷り、印刷の
各行程を経て印刷物を得る。そして、この印刷物の内容
が機密を要する場合、印刷動作完了後に機密保持モード
設定スイッチ83をON状態に設定し、電源スイッチ9
0をオフして処理を終える。
【0048】続いて、次の使用者により電源スイッチ9
0が投入されると(ステップS1)、CPU85は電圧
供給部88より供給されて電圧検出器89により検出さ
れる電圧がCPU85の制御可能な電圧に達したか否か
をチェックする(S2)。CPU85の制御可能な電圧
に達すると、CPU85は機密保持モード設定スイッチ
83の設定状態をチェックする(S3)。このステップ
S3のチェック動作が、電源投入時の検出動作として検
出手段により実行される。ここで、機密保持モード設定
スイッチ83がON状態(機密保持モード設定状態)に
設定されていると、CPU85はROM86より機密保
持モードプログラムを呼び出し、RAM87中に書き込
んで動作モードを機密保持モードに設定するとともに、
操作パネル69に信号を送り、機密保持モード表示手段
84のLEDを点灯させて機密保持モードであることを
表示する(S4)。
0が投入されると(ステップS1)、CPU85は電圧
供給部88より供給されて電圧検出器89により検出さ
れる電圧がCPU85の制御可能な電圧に達したか否か
をチェックする(S2)。CPU85の制御可能な電圧
に達すると、CPU85は機密保持モード設定スイッチ
83の設定状態をチェックする(S3)。このステップ
S3のチェック動作が、電源投入時の検出動作として検
出手段により実行される。ここで、機密保持モード設定
スイッチ83がON状態(機密保持モード設定状態)に
設定されていると、CPU85はROM86より機密保
持モードプログラムを呼び出し、RAM87中に書き込
んで動作モードを機密保持モードに設定するとともに、
操作パネル69に信号を送り、機密保持モード表示手段
84のLEDを点灯させて機密保持モードであることを
表示する(S4)。
【0049】この時、孔版印刷装置1は待機状態であっ
て、版胴7はホームポジションに位置する状態で停止し
ている(S5)。
て、版胴7はホームポジションに位置する状態で停止し
ている(S5)。
【0050】このような状態で、使用者によって印刷ス
タートキー71が操作されたり(S6のY)、試し刷り
キー72が操作されると(S11のY)、操作パネル6
9よりCPU85に信号が送られるが、RAM87に機
密保持モードプログラムが書き込まれて機密保持モード
に設定されていることをCPU85が認識すると(S7
のY、又は、S12のY)、CPU85は主駆動回路9
3へ動作信号を出力しないため、孔版印刷装置1は印刷
動作や試し刷り動作を実行しない。即ち、印刷スタート
キー71及び試し刷りキー72からの入力は無効とされ
る。これに対応して、CPU85はこれらのキー71又
は72が押下された場合には操作パネル69に対して信
号を送り、表示装置82に印刷不可のメッセージを表示
させる(S10又はS15)。この機密保持モードの設
定状態は、製版スタートキー70が操作されるまで継続
される。この製版スタートキー70が押下されると(S
16のY)、CPU85は、製版動作に先立つ処理とし
て、排版動作を実行させ(S17)、版胴7に巻き付け
られている前使用者の使用済みマスタ34を剥離して廃
棄させる。これと並行して、或いは、引き続き、CPU
85はRAM87に書き込まれた機密保持モードプログ
ラムを消去することにより、機密保持モードの解除動作
を実行する(S18)。この機密保持モードの解除動作
と並行して、或いは、引き続き、CPU85は製版動
作、版付動作を順次実行させ(S19,S20)、今回
の使用者が用意した原稿に基づきマスタを製版し、版胴
7の外周面上に巻き付け、版付動作を行って、印刷待機
状態とする。
タートキー71が操作されたり(S6のY)、試し刷り
キー72が操作されると(S11のY)、操作パネル6
9よりCPU85に信号が送られるが、RAM87に機
密保持モードプログラムが書き込まれて機密保持モード
に設定されていることをCPU85が認識すると(S7
のY、又は、S12のY)、CPU85は主駆動回路9
3へ動作信号を出力しないため、孔版印刷装置1は印刷
動作や試し刷り動作を実行しない。即ち、印刷スタート
キー71及び試し刷りキー72からの入力は無効とされ
る。これに対応して、CPU85はこれらのキー71又
は72が押下された場合には操作パネル69に対して信
号を送り、表示装置82に印刷不可のメッセージを表示
させる(S10又はS15)。この機密保持モードの設
定状態は、製版スタートキー70が操作されるまで継続
される。この製版スタートキー70が押下されると(S
16のY)、CPU85は、製版動作に先立つ処理とし
て、排版動作を実行させ(S17)、版胴7に巻き付け
られている前使用者の使用済みマスタ34を剥離して廃
棄させる。これと並行して、或いは、引き続き、CPU
85はRAM87に書き込まれた機密保持モードプログ
ラムを消去することにより、機密保持モードの解除動作
を実行する(S18)。この機密保持モードの解除動作
と並行して、或いは、引き続き、CPU85は製版動
作、版付動作を順次実行させ(S19,S20)、今回
の使用者が用意した原稿に基づきマスタを製版し、版胴
7の外周面上に巻き付け、版付動作を行って、印刷待機
状態とする。
【0051】この時点では、試し刷りキー72を押せば
(S11のY)、機密保持モードが解除されているので
(S12のN)、試し刷り印刷が実行され(S13)、
その印刷が完了すると(S14)、再び、印刷待機状態
となる。また、印刷スタートキー71を押せば(S6の
Y)、機密保持モードが解除されているので(S7の
N)、印刷が実行され(S8)、その印刷が完了すると
(S9)、再び、印刷待機状態となる。
(S11のY)、機密保持モードが解除されているので
(S12のN)、試し刷り印刷が実行され(S13)、
その印刷が完了すると(S14)、再び、印刷待機状態
となる。また、印刷スタートキー71を押せば(S6の
Y)、機密保持モードが解除されているので(S7の
N)、印刷が実行され(S8)、その印刷が完了すると
(S9)、再び、印刷待機状態となる。
【0052】即ち、図1に示すフローチャートにおい
て、ステップS6,S7,S10,S11,S12,S
15,S16〜S20に示す各処理が、機密保持モード
設定状態における制御手段による動作制御として実行さ
れ、電源スイッチ90の投入時点で予め版胴7に巻き付
けられている前使用者の使用済みマスタ34に関する機
密が保持され、次使用者によって印刷されたり、試し刷
りされてしまうことはない。
て、ステップS6,S7,S10,S11,S12,S
15,S16〜S20に示す各処理が、機密保持モード
設定状態における制御手段による動作制御として実行さ
れ、電源スイッチ90の投入時点で予め版胴7に巻き付
けられている前使用者の使用済みマスタ34に関する機
密が保持され、次使用者によって印刷されたり、試し刷
りされてしまうことはない。
【0053】ところで、本実施の形態においては、機密
保持モード設定状態は機密保持モード設定スイッチ83
の設定状態により常に保持し得るが、機密保持モード自
体は、一旦電源スイッチ90をオフさせないと設定され
ない。しかし、この種の孔版印刷装置の使用形態を考え
ると、電子写真プロセス方式の複写機のような予熱を要
する定着装置を備えておらず、常に電源をオンさせてお
く必要がなく、寧ろ、省エネルギーのために、各使用者
毎に印刷が完了したら電源スイッチ90をオフさせる、
という使用形態が一般的となっている。よって、機密保
持モードの設定のために電源スイッチ90のオフ操作が
必須となっても、孔版印刷装置の一般的な使用形態に沿
った操作であり、特に支障はない。仮に、前使用者に引
き続き、電源をオフさせることなく、次使用者が継続し
て孔版印刷装置1を使用する場合においては、前使用者
もその場に居るのが通常であるので、前使用者の使用し
た原稿が機密性を要するとしても、機密保持モードによ
らず自身による直接的な監視によって機密保持を図るこ
とができる。
保持モード設定状態は機密保持モード設定スイッチ83
の設定状態により常に保持し得るが、機密保持モード自
体は、一旦電源スイッチ90をオフさせないと設定され
ない。しかし、この種の孔版印刷装置の使用形態を考え
ると、電子写真プロセス方式の複写機のような予熱を要
する定着装置を備えておらず、常に電源をオンさせてお
く必要がなく、寧ろ、省エネルギーのために、各使用者
毎に印刷が完了したら電源スイッチ90をオフさせる、
という使用形態が一般的となっている。よって、機密保
持モードの設定のために電源スイッチ90のオフ操作が
必須となっても、孔版印刷装置の一般的な使用形態に沿
った操作であり、特に支障はない。仮に、前使用者に引
き続き、電源をオフさせることなく、次使用者が継続し
て孔版印刷装置1を使用する場合においては、前使用者
もその場に居るのが通常であるので、前使用者の使用し
た原稿が機密性を要するとしても、機密保持モードによ
らず自身による直接的な監視によって機密保持を図るこ
とができる。
【0054】また、本実施の形態においては、機密保持
モード設定スイッチ83が操作パネル69に設けられて
おり、操作自在であり、前使用者がこの機密保持モード
設定スイッチ83により機密保持モード設定状態に設定
して処理を終えた後でも、次の使用者によってこの機密
保持モード設定スイッチ83を機密保持モードの非設定
状態にする操作は可能である。しかし、現実には機密保
持モード設定スイッチ83を操作するとしても電源スイ
ッチ90の投入後のことが多いので、特に支障はない。
即ち、電源スイッチ90の投入時点で機密保持モード設
定スイッチ83の設定状態を検出して機密保持モードを
設定してしまうので、これ以降は、印刷又は試し刷りで
きないことに気付いて機密保持モード設定スイッチ83
を非設定状態に操作したとしても機密保持モード自体が
解除されないためである。
モード設定スイッチ83が操作パネル69に設けられて
おり、操作自在であり、前使用者がこの機密保持モード
設定スイッチ83により機密保持モード設定状態に設定
して処理を終えた後でも、次の使用者によってこの機密
保持モード設定スイッチ83を機密保持モードの非設定
状態にする操作は可能である。しかし、現実には機密保
持モード設定スイッチ83を操作するとしても電源スイ
ッチ90の投入後のことが多いので、特に支障はない。
即ち、電源スイッチ90の投入時点で機密保持モード設
定スイッチ83の設定状態を検出して機密保持モードを
設定してしまうので、これ以降は、印刷又は試し刷りで
きないことに気付いて機密保持モード設定スイッチ83
を非設定状態に操作したとしても機密保持モード自体が
解除されないためである。
【0055】なお、本実施の形態においては、製版スタ
ートキー70と印刷スタートキー71と試し刷りキー7
2とを別々のキーとして設けたが、1つのキーで賄い、
製版スタートキーと印刷スタートキーと試し刷りキーと
の機能を切り換えるキーモード設定キーを設けたような
構成としてもよい。
ートキー70と印刷スタートキー71と試し刷りキー7
2とを別々のキーとして設けたが、1つのキーで賄い、
製版スタートキーと印刷スタートキーと試し刷りキーと
の機能を切り換えるキーモード設定キーを設けたような
構成としてもよい。
【0056】次に、本発明の実施の第二の形態について
説明する。本実施の形態においては、前述した機密保持
モード設定スイッチ83が操作パネル69上から削除さ
れ、この機密保持モード設定スイッチ83に代わる機密
保持モード設定手段が、使用者が容易に操作できない箇
所又は状態で設けられている。この機密保持モード設定
手段は特に図示しないが、機密保持モード設定スイッチ
83の場合と同様に機密保持モードの設定状態(ON状
態)と非設定状態(OFF状態)とを機械的に保持する
機構のもので、例えば、スライドスイッチ、トグルスイ
ッチ或いはディップスイッチなどにより構成されてい
る。ここに、使用者が容易に操作できない箇所として
は、孔版印刷装置1の内部の制御手段24用の基板上な
どに組み込まれている場合を意味する。また、使用者が
容易に操作できない状態としては、孔版印刷装置1の背
面などに鍵付き状態で設置されているようなケースを意
味する。何れの場合も、機密保持モード設定手段の設定
状態の切り換えは、基本的には、サービスマンにより行
われ、かつ、機密保持モード設定状態に設定される。
説明する。本実施の形態においては、前述した機密保持
モード設定スイッチ83が操作パネル69上から削除さ
れ、この機密保持モード設定スイッチ83に代わる機密
保持モード設定手段が、使用者が容易に操作できない箇
所又は状態で設けられている。この機密保持モード設定
手段は特に図示しないが、機密保持モード設定スイッチ
83の場合と同様に機密保持モードの設定状態(ON状
態)と非設定状態(OFF状態)とを機械的に保持する
機構のもので、例えば、スライドスイッチ、トグルスイ
ッチ或いはディップスイッチなどにより構成されてい
る。ここに、使用者が容易に操作できない箇所として
は、孔版印刷装置1の内部の制御手段24用の基板上な
どに組み込まれている場合を意味する。また、使用者が
容易に操作できない状態としては、孔版印刷装置1の背
面などに鍵付き状態で設置されているようなケースを意
味する。何れの場合も、機密保持モード設定手段の設定
状態の切り換えは、基本的には、サービスマンにより行
われ、かつ、機密保持モード設定状態に設定される。
【0057】本実施の形態の場合も、動作制御的には、
前述した実施の第一の形態の場合と同様である(図4以
外は全く同等であると考えてよい)。
前述した実施の第一の形態の場合と同様である(図4以
外は全く同等であると考えてよい)。
【0058】本実施の形態によれば、機密保持モード設
定状態に設定された機密保持モード設定手段が使用者が
容易に操作できない箇所又は状態で設けられているの
で、次の使用者によってこの機密保持モード設定手段の
設定状態が切り換えられてしまう可能性が極減し、機密
保持性の高い孔版印刷装置となる。逆にいえば、各使用
者に機密保持モード設定操作を特に要しないものとな
り、操作性が向上する。また、電源スイッチ90投入→
製版スタートキー70操作(排版、機密保持モード解
除、製版、版付)→試し刷りキー72操作(試し刷り)
→印刷スタートキー71操作(印刷)〜→〜電源スイッ
チ90オフ、という自然な操作・処理となり、各使用者
が自己用のマスタのみを印刷に使用する、という本来の
使用形態を採ることができる。
定状態に設定された機密保持モード設定手段が使用者が
容易に操作できない箇所又は状態で設けられているの
で、次の使用者によってこの機密保持モード設定手段の
設定状態が切り換えられてしまう可能性が極減し、機密
保持性の高い孔版印刷装置となる。逆にいえば、各使用
者に機密保持モード設定操作を特に要しないものとな
り、操作性が向上する。また、電源スイッチ90投入→
製版スタートキー70操作(排版、機密保持モード解
除、製版、版付)→試し刷りキー72操作(試し刷り)
→印刷スタートキー71操作(印刷)〜→〜電源スイッ
チ90オフ、という自然な操作・処理となり、各使用者
が自己用のマスタのみを印刷に使用する、という本来の
使用形態を採ることができる。
【0059】もっとも、本実施の形態において、機密保
持モードを一切必要としないようなユーザ環境に設置さ
れる孔版印刷装置の場合であれば、機密保持モード設定
手段の設定状態を機密保持モード非設定状態に設定して
もよい。つまり、ユーザ環境に応じて使い分けることが
できる。
持モードを一切必要としないようなユーザ環境に設置さ
れる孔版印刷装置の場合であれば、機密保持モード設定
手段の設定状態を機密保持モード非設定状態に設定して
もよい。つまり、ユーザ環境に応じて使い分けることが
できる。
【0060】本発明の実施の第三の形態について説明す
る。本実施の形態においては、機密保持モード設定手段
(機密保持モード設定スイッチ83を含む)が省略さ
れ、かつ、検出手段も省略されている。図1を参照して
説明すれば、ステップS3の処理が省略され、電源スイ
ッチ90が投入される毎に自動的に機密保持モードが設
定・実行されるように構成されている。即ち、電源スイ
ッチ90の投入により自動的に機密保持モードを実行し
て印刷スタートキー71及び試し刷りキー72からの入
力を無効とし製版スタートキー70からの入力のみを有
効とするとともに、この製版スタートキー70からの入
力に基づき機密保持モードを解除する構成とされてい
る。
る。本実施の形態においては、機密保持モード設定手段
(機密保持モード設定スイッチ83を含む)が省略さ
れ、かつ、検出手段も省略されている。図1を参照して
説明すれば、ステップS3の処理が省略され、電源スイ
ッチ90が投入される毎に自動的に機密保持モードが設
定・実行されるように構成されている。即ち、電源スイ
ッチ90の投入により自動的に機密保持モードを実行し
て印刷スタートキー71及び試し刷りキー72からの入
力を無効とし製版スタートキー70からの入力のみを有
効とするとともに、この製版スタートキー70からの入
力に基づき機密保持モードを解除する構成とされてい
る。
【0061】従って、本実施の形態によれば、次の使用
者に関しては、電源スイッチ90を投入した後、印刷ス
タートキー71や試し刷りキー72を操作してもこれら
のキー71,72からの入力は必ず無効とされ、製版ス
タートキー70の操作から処理を開始せざるを得ず、機
密保持の高いものとなる。結局、機密保持モードが標準
モードとなり、ソフトウェア上での処理で済み、メモリ
等の記憶手段だけでなく機密保持モード設定手段(機密
保持モード設定スイッチ83を含む)も不要な上に、電
源投入後には、必ず製版スタートキー70の操作から処
理を開始させ、各使用者が自己用のマスタのみを印刷に
使用する、という本来の使用形態を採ることができる。
者に関しては、電源スイッチ90を投入した後、印刷ス
タートキー71や試し刷りキー72を操作してもこれら
のキー71,72からの入力は必ず無効とされ、製版ス
タートキー70の操作から処理を開始せざるを得ず、機
密保持の高いものとなる。結局、機密保持モードが標準
モードとなり、ソフトウェア上での処理で済み、メモリ
等の記憶手段だけでなく機密保持モード設定手段(機密
保持モード設定スイッチ83を含む)も不要な上に、電
源投入後には、必ず製版スタートキー70の操作から処
理を開始させ、各使用者が自己用のマスタのみを印刷に
使用する、という本来の使用形態を採ることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、設定状態
を機械的に保持する構造を有する機密保持モード設定手
段と、この機密保持モード設定手段のモード設定状態を
電源投入時に検出する検出手段と、この検出手段が前記
機密保持モード設定手段による機密保持モード設定状態
を検出した場合には機密保持モードを実行して前記印刷
スタートキー及び前記試し刷りキーからの入力を無効と
し前記製版スタートキーからの入力のみを有効とすると
ともに、この製版スタートキーからの入力に基づき機密
保持モードを解除する制御手段とを備え、機密保持モー
ド設定手段が機密保持モード設定状態で装置の電源が投
入されると、検出手段により検出されたモード設定状態
に従い、制御手段は機密保持モードを実行して製版スタ
ートキーからの入力のみを有効とし、かつ、この製版ス
タートキーからの入力に基づき機密保持モードを解除す
るように構成したので、前使用者により使用されて版胴
に巻き付けられているマスタに関して次使用者により無
闇に試し刷りや印刷が行われることがなくその機密を保
持することができ、このような機密保持モードを設定す
るための機密保持モード設定手段も設定状態を機械的に
保持する機構とされているので、メモリ等の記憶手段を
要せずに、安価に機密保持を実現できる。
を機械的に保持する構造を有する機密保持モード設定手
段と、この機密保持モード設定手段のモード設定状態を
電源投入時に検出する検出手段と、この検出手段が前記
機密保持モード設定手段による機密保持モード設定状態
を検出した場合には機密保持モードを実行して前記印刷
スタートキー及び前記試し刷りキーからの入力を無効と
し前記製版スタートキーからの入力のみを有効とすると
ともに、この製版スタートキーからの入力に基づき機密
保持モードを解除する制御手段とを備え、機密保持モー
ド設定手段が機密保持モード設定状態で装置の電源が投
入されると、検出手段により検出されたモード設定状態
に従い、制御手段は機密保持モードを実行して製版スタ
ートキーからの入力のみを有効とし、かつ、この製版ス
タートキーからの入力に基づき機密保持モードを解除す
るように構成したので、前使用者により使用されて版胴
に巻き付けられているマスタに関して次使用者により無
闇に試し刷りや印刷が行われることがなくその機密を保
持することができ、このような機密保持モードを設定す
るための機密保持モード設定手段も設定状態を機械的に
保持する機構とされているので、メモリ等の記憶手段を
要せずに、安価に機密保持を実現できる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の孔版印刷装置において、機密保持モード設定手段
は、容易に操作できない箇所又は状態に設置されて、機
密保持モード設定状態に設定されているようにしたの
で、機密保持モード設定手段の機密保持モード設定状態
が解除設定されてしまう可能性を極力なくして機密保持
能力を向上させることができるとともに、各使用者に機
密保持モード設定操作を特に要しないものともなり、さ
らに、電源投入後、製版スタートキーの操作から処理を
開始させるのが標準となり、各使用者が自己用のマスタ
のみを印刷に使用する、という本来の使用形態を採るこ
とができる。
載の孔版印刷装置において、機密保持モード設定手段
は、容易に操作できない箇所又は状態に設置されて、機
密保持モード設定状態に設定されているようにしたの
で、機密保持モード設定手段の機密保持モード設定状態
が解除設定されてしまう可能性を極力なくして機密保持
能力を向上させることができるとともに、各使用者に機
密保持モード設定操作を特に要しないものともなり、さ
らに、電源投入後、製版スタートキーの操作から処理を
開始させるのが標準となり、各使用者が自己用のマスタ
のみを印刷に使用する、という本来の使用形態を採るこ
とができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、電源投入に
より自動的に機密保持モードを実行して前記印刷スター
トキー及び前記試し刷りキーからの入力を無効とし前記
製版スタートキーからの入力のみを有効とするととも
に、この製版スタートキーからの入力に基づき機密保持
モードを解除する制御手段を備えることで、次の使用者
に関しては、電源を投入した後、印刷スタートキーや試
し刷りキーを操作してもこれらのキーからの入力は必ず
無効とされ、製版スタートキーの操作から処理を開始せ
ざるを得ないように構成したので、請求項2記載の発明
以上に機密保持能力を向上させることができる上に、ソ
フトウェア上の処理で済み、メモリ等の記憶手段だけで
なく機密保持モード設定手段も不要にすることもでき
る。
より自動的に機密保持モードを実行して前記印刷スター
トキー及び前記試し刷りキーからの入力を無効とし前記
製版スタートキーからの入力のみを有効とするととも
に、この製版スタートキーからの入力に基づき機密保持
モードを解除する制御手段を備えることで、次の使用者
に関しては、電源を投入した後、印刷スタートキーや試
し刷りキーを操作してもこれらのキーからの入力は必ず
無効とされ、製版スタートキーの操作から処理を開始せ
ざるを得ないように構成したので、請求項2記載の発明
以上に機密保持能力を向上させることができる上に、ソ
フトウェア上の処理で済み、メモリ等の記憶手段だけで
なく機密保持モード設定手段も不要にすることもでき
る。
【図1】本発明の実施の第一の形態を示す孔版印刷装置
の動作制御用のフローチャートである。
の動作制御用のフローチャートである。
【図2】孔版印刷装置の全体構成を示す概略側面図であ
る。
る。
【図3】版胴の駆動機構を示す斜視図である。
【図4】操作パネルを示す平面図である。
【図5】制御手段を中心に示すブロック図である。
1 孔版印刷装置 2 印刷部 3 製版部 5 排版部 7 版胴 24 制御手段 34 マスタ 70 製版スタートキー 71 印刷スタートキー 72 試し刷りキー 83 機密保持モード設定手段 S3 検出手段
Claims (3)
- 【請求項1】 外周面上に製版済みマスタが巻き付けら
れて回転駆動される多孔性円筒状の版胴を有する印刷部
と、マスタを製版して前記版胴に巻き付ける製版部と、
前記版胴の外周面上より使用済みのマスタを剥離して廃
棄する排版部と、印刷スタートキーと、製版スタートキ
ーと、試し刷りキーとを備え、前記印刷スタートキー又
は試し刷りキーが操作された時には前記印刷部を作動さ
せて印刷を実行し、前記製版スタートキーが操作された
時には前記排版部によって前記版胴の外周面上より使用
済みのマスタを除去した後に前記製版部によって前記版
胴の外周面上に新しい製版済みマスタを巻き付ける孔版
印刷装置において、 設定状態を機械的に保持する構造を有する機密保持モー
ド設定手段と、 この機密保持モード設定手段のモード設定状態を電源投
入時に検出する検出手段と、 この検出手段が前記機密保持モード設定手段による機密
保持モード設定状態を検出した場合には機密保持モード
を実行して前記印刷スタートキー及び前記試し刷りキー
からの入力を無効とし前記製版スタートキーからの入力
のみを有効とするとともに、この製版スタートキーから
の入力に基づき機密保持モードを解除する制御手段とを
備えたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項2】 機密保持モード設定手段は、容易に操作
できない箇所又は状態に設置されて、機密保持モード設
定状態に設定されていることを特徴とする請求項1記載
の孔版印刷装置。 - 【請求項3】 外周面上に製版済みマスタが巻き付けら
れて回転駆動される多孔性円筒状の版胴を有する印刷部
と、マスタを製版して前記版胴に巻き付ける製版部と、
前記版胴の外周面上より使用済みのマスタを剥離して廃
棄する排版部と、印刷スタートキーと、製版スタートキ
ーと、試し刷りキーとを備え、前記印刷スタートキー又
は試し刷りキーが操作された時には前記印刷部を作動さ
せて印刷を実行し、前記製版スタートキーが操作された
時には前記排版部によって前記版胴の外周面上より使用
済みのマスタを除去した後に前記製版部によって前記版
胴の外周面上に新しい製版済みマスタを巻き付ける孔版
印刷装置において、 電源投入により自動的に機密保持モードを実行して前記
印刷スタートキー及び前記試し刷りキーからの入力を無
効とし前記製版スタートキーからの入力のみを有効とす
るとともに、この製版スタートキーからの入力に基づき
機密保持モードを解除する制御手段を備えたことを特徴
とする孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22564595A JPH0971029A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 孔版印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22564595A JPH0971029A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 孔版印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971029A true JPH0971029A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16832551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22564595A Pending JPH0971029A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 孔版印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0971029A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6782812B2 (en) | 2002-07-04 | 2004-08-31 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Stencil-printer |
US7971528B2 (en) | 2003-11-18 | 2011-07-05 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Used-master security system for a printing apparatus |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22564595A patent/JPH0971029A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6782812B2 (en) | 2002-07-04 | 2004-08-31 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Stencil-printer |
US7971528B2 (en) | 2003-11-18 | 2011-07-05 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Used-master security system for a printing apparatus |
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