JPH0971005A - 光学装置およびこの光学装置を備える画像形成装置 - Google Patents

光学装置およびこの光学装置を備える画像形成装置

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JPH0971005A
JPH0971005A JP23011795A JP23011795A JPH0971005A JP H0971005 A JPH0971005 A JP H0971005A JP 23011795 A JP23011795 A JP 23011795A JP 23011795 A JP23011795 A JP 23011795A JP H0971005 A JPH0971005 A JP H0971005A
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JP
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optical system
cover
laser light
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image carrier
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JP23011795A
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English (en)
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Tokihiko Ise
時彦 伊勢
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、上方から落下する現像剤が光学系カ
バーのレーザ出射口に溜まることがないようにした光学
装置およびこの光学装置を備える画像形成装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】本発明は像を担持する感光体ドラム20の
下方部に設けられる光学装置において、レーザ光を発振
する半導体レーザ44と、この半導体レーザ44から発
振されるレーザ光を走査するポリゴンミラー42と、こ
のポリゴンミラー42により走査されるレーザ光を前記
感光体ドラム20に導く光学系Kと、この光学系Kをカ
バーする光学系カバー50と、この光学系カバー50に
設けられ前記レーザ光を出射させる出射口51と、前記
光学系カバー50の外面部に設けられ前記出射口51を
閉塞するカバーガラス53とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、電子写
真装置の感光体にレ−ザ光を走査する光学装置およびこ
の光学装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置には、半導体レ−
ザから発振されるレ−ザ光をポリゴンミラ−の回転によ
り走査し、このレ−ザ光を光学系を介して感光体に照射
し、画像に対応する静電潜像を形成する光学装置を備え
るものがある。
【0003】感光体に形成された静電潜像は現像装置に
より現像されて顕像化されたのち、転写チャージャ−に
より用紙に転写され、ついで、定着装置に送られて画像
が定着されたのち、外部に排出される。
【0004】転写チャージャ−による画像転写後、感光
体に残留したトナ−はクリ−ニング装置により、除去さ
れてクリ−ニングされる。一方、光学装置の光学系はレ
ンズ、第1および第2の反射ミラ−、fθレンズ、さら
にfθレンズのカバ−ガラス等からなり、これらレン
ズ、第1および第2の反射ミラ−、fθレンズ、カバ−
ガラスは光学系カバ−内に配設されている。光学系カバ
−には感光体に対向するレ−ザ出射口が穿設され、光学
系のfθレンズを通過したレ−ザ光はレ−ザ出射口を介
して感光体に照射されるようになっている。
【0005】カバ−ガラスとしては青板と呼ばれるガラ
スが用いられ、このガラスは傷が付きやすい特性を有す
る。このため、カバ−ガラスは光学系カバ−の内側に配
置されて傷付きが防止されるようになっている。
【0006】ところで、この画像形成装置には、メンテ
ナンスあるいは搬送路に詰まった用紙の除去などを容易
に行えるようにするため、感光体の上部側に用紙搬送路
を設け、下部側に光学装置を配置するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、カバ−ガラスを光学系カバ−の内側に配置す
るため、感光体上の残留トナ−のクリ−ニング時に感光
体からトナ−の一部が落下すると、光学系カバ−のレ−
ザ出射口に落ちて溜まり、レ−ザーの光路を妨げてしま
うことがあり、この場合には、画像を良好に形成するこ
とができなくなるという不都合があった。
【0008】そこで、本発明は、上方から落下する現像
剤が光学系カバ−のレ−ザ出射口に溜まることがないよ
うにした光学装置およびこの光学装置を備える画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、像を担持する像担持
体の下方部に設けられる光学装置において、レ−ザ光を
発振する光源と、この光源から発振されるレ−ザ光を走
査する回転体と、この回転体により走査されるレ−ザ光
を前記像担持体に導く光学系と、この光学系をカバーす
る光学系カバ−と、この光学系カバ−に設けられ前記レ
−ザ光を出射させる出射口と、前記光学系カバ−の外面
部に設けられ前記出射口を閉塞するカバーガラスとを具
備してなる。
【0010】請求項2記載のものは、像を担持する像担
持体の下方部に設けられる光学装置において、レ−ザ光
を発振する光源と、この光源から発振されるレ−ザ光を
走査する回転体と、この回転体により走査されるレ−ザ
光を前記像担持体に導く光学系と、この光学系をカバー
する光学系カバ−と、この光学系カバ−に設けられ前記
レ−ザ光を出射させる出射口と、この出射口内に埋設さ
れて該出射口を閉塞し、前記光学系カバ−と面一をなす
カバーガラスとを具備してなる。
【0011】請求項3記載のものは、像を担持する像担
持体の下方部に設けられる光学装置において、レ−ザ光
を発振する光源と、この光源から発振されるレ−ザ光を
走査する回転体と、この回転体により走査されるレ−ザ
光を前記像担持体に導く光学系と、この光学系をカバー
する光学系カバ−と、この光学系カバ−に設けられ前記
レ−ザ光を出射させる出射口と、この出射口内に埋設さ
れて該出射口を閉塞し、前記光学系カバ−と面一をなす
とともに、前記像担持体から表面に落下してくる現像剤
が滑り落ちる傾斜角度を有するカバーガラスとを具備し
てなる。
【0012】請求項4記載のものは、像を担持する像担
持体の下方部に設けられる光学装置において、レ−ザ光
を発振する光源と、この光源から発振されるレ−ザ光を
走査する回転体と、この回転体により走査されるレ−ザ
光を前記像担持体に導く光学系と、この光学系をカバー
する光学系カバ−と、この光学系カバ−に設けられ前記
レ−ザ光を出射させる出射口と、この出射口内に埋設さ
れて該出射口を閉塞し、前記光学系カバ−と面一をなす
カバーガラスと、このカバーガラスの表面にコ−ティン
グされた帯電防止剤とを具備してなる。
【0013】請求項5記載のものは、像を担持する像担
持体の下方部に設けられる光学装置において、レ−ザ光
を発振する光源と、この光源から発振されるレ−ザ光を
走査する回転体と、この回転体により走査されるレ−ザ
光を前記像担持体に導く光学系と、この光学系をカバー
する光学系カバ−と、この光学系カバ−と該光学系カバ
−とは異なる材料により2色成形され、前記レ−ザ光を
出射させる出射口部と、を具備してなる。
【0014】請求項6記載のものは、像担持体の下方部
に設けられ、前記像担持体に静電潜像を形成する光学手
段と、この光学手段により前記像担持体に形成された静
電潜像を現像して顕像化しこの顕像を用紙に転写する像
形成手段とを具備してなる画像形成装置において、前記
光学手段はレ−ザ光を発振する光源と、この光源から発
振されるレ−ザ光を走査する回転体と、この回転体によ
り走査されるレ−ザ光を前記像担持体に導く光学系と、
この光学系をカバーする光学系カバ−と、この光学系カ
バ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる出射口と、前
記光学系カバ−の外面部に設けられ前記出射口を閉塞す
るカバーガラスとを具備してなる。
【0015】請求項1記載のものは、光学系カバ−の外
面部に出射口を閉塞するカバーガラスを設けることによ
り、光学系カバ−の出射口の内周面部に像担持体から落
下される現像剤を溜めることのないようにする。
【0016】請求項2記載のものは、光学系カバ−の出
射口内にカバーガラスを埋設し、カバーガラスと光学系
カバ−とを面一にすることにとり、光学系カバ−の出射
口の内周面部に像担持体から落下される現像剤を溜める
ことのないようにするとともに、カバーガラスと光学系
カバ−との間の段差をなくして清掃を容易にできるよう
にする。
【0017】請求項3記載のものは、光学系カバ−の出
射口に像担持体から落下して付着する現像剤が滑り落ち
る傾斜角度でカバーガラスを埋設することにより、光学
系カバ−の出射口の内周面部に像担持体から落下される
現像剤を溜めることのないようにするとともに、カバー
ガラスの清掃回数を削減できるようにする。
【0018】請求項4記載のものは、光学系カバ−の出
射口にカバーガラスを埋設し、このカバーガラスの表面
部に静電気防止用のコ−ティングを施すことにより、像
担持体から落下される現像剤を光学系カバ−の出射口の
内周面部に溜めることのないようにするとともに、カバ
ーガラスの清掃回数を削減できるようにする。
【0019】請求項5記載のものは、光学系カバ−とレ
−ザ光の出射部を異なる材料により2色成形することに
より、光学系カバ−の出射口の内周面部に像担持体から
落下される現像剤を溜めることのないようにするととも
に、コストの削減を図ることができるようにする。
【0020】請求項6記載のものは、光学系カバ−の外
面部に出射口を閉塞するカバーガラスを設けることによ
り、光学系カバ−の出射口の内周面部に像担持体から落
下される現像剤を溜めることのないようにし、良好に画
像を形成することができるようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
一形態を参照して説明する。図2は電子写真装置の内部
構成を示す図である。図中1は装置本体で、この装置本
体1内の中央部には主制御基板2が配置されており、こ
の主制御基板2の後方には、画像を形成するための画像
形成手段3が配置されているとともに、その前方下部に
は機能追加要制御基板4…が収容された制御基板収容部
5が設けられている。
【0022】また、装置本体1の前方上部には、排紙部
6が形成された状態となっているとともに、最下段に位
置する機能追加要制御基板4の前端縁部には、ICカー
ド用コネクタ7に機能追加用ICカード8が挿入される
ようになっている。
【0023】装置本体1内の下部には、カセット収容部
10が形成されており、被転写材である用紙Pを収容し
た給紙カセット11が収容されている。排紙部6は装置
本体1の前部上面に形成された凹部からなり、その前端
縁部には、排紙トレイ12が設けられているとともに、
排紙部6の左側に位置する装置本体1の左枠部の上面に
は、図示しない表示用LED、2桁の状態表示用セグメ
ント、及びスイッチを配置したコントロールパネルから
なる操作入力/表示手段16が配置されている。
【0024】次に、帯電、露光、現像、転写、剥離、清
掃、及び定着等の電子写真プロセスを実行する画像形成
手段3の構成について説明する。装置本体1内のユニッ
ト収納部のほぼ中央部に位置して像担持体としての感光
ドラム20が配置されている。
【0025】この感光ドラム20の周囲には、その回転
方向に沿って、帯電手段としてのスコロトロンからなる
帯電装置21、静電潜像形成手段としてのレーザ露光装
置22の露光部22a、現像手段としての軸ブラシ式の
現像装置23、転写手段としてのスコロトロンからなる
転写手段24、清掃手段としてのクリーナ装置25、及
び、露光手段としての前露光26がそれぞれ、配設され
ている。
【0026】また、装置本体1内には、給紙カセット1
1から給紙手段27を介して給紙された用紙P及び手差
トレイ(図示しない)から手差給紙された用紙Pを感光
体ドラム20と転写装置24との間の画像転写部28を
経て装置本体1の上面側に設けられた排紙部6に導く用
紙搬送路29が形成されている。
【0027】この用紙搬送路29の画像転写部28より
上流側には、搬送ローラ対30、アライニングローラ対
31、及びアライニングスイッチ32が配置され、その
下流側には、定着ユニット33、及び排紙ローラユニッ
ト34が配置されている。
【0028】次に、画像形成動作について説明する。ホ
ストシステムにより、印字開始信号を受けると、感光体
ドラム20が回転するとともに、感光体ドラム20は帯
電装置により、一様に帯電される。
【0029】次に、ホストシステムからのドットイメー
メージデータを受けて変調されたレーザビームRがレー
ザ露光装置22を介して前記感光体ドラム20上に操作
露光される。
【0030】これによって、前記感光体ドラム20上に
画像信号に対応した静電潜像が形成される。この感光体
ドラム20上の静電潜像は、現像装置23の後述する現
像剤磁気ブラシ中のトナーによって現像され、トナー像
が形成される。
【0031】一方、このトナー像の形成動作に動機して
給紙カセット11から自動的、あるいは手差トレイから
手差給紙された用紙Pがアライニングローラ対31を介
して画像転写部28に送り込まれる。
【0032】そして、感光体ドラム20上に形成された
トナー像が転写手段24の働きにより、用紙Pに転写さ
れる。ついで、このトナー像が転写された用紙Pは、用
紙搬送路29を介して定着ユニット33に送り込まれ、
ここで、トナー像が用紙Pに溶融定着され、この後、排
紙ローラユニット34を介して排紙部6に排出される。
【0033】用紙P上にトナー像を転写したのち、感光
ドラム20上に残った残留トナーは、クリーナ装置25
により除去されて搬送スパイラル35により後述するキ
ッド40の廃トナー収容装置(図示しない)に移送され
て回収されるようになっている。
【0034】図3および図4はレーザ露光装置22を示
すものである。すなわち、図中41はハウジングで、こ
のハウジング41内には光源としての半導体レーザ44
から発振されるレーザ光を走査するポリゴンミラー42
が設けられ、ポリンゴンミラー42はポリンゴンモータ
43により回転駆動されるようになっている。ポリンゴ
ンミラー42によって走査されるレーザ光の光路中には
光学系Kを構成する第1のレンズ45が設けられ、さら
に、第1のレンズ45を通過したレーザ光を反射させる
第1の反射ミラー46が設けられている。第1の反射ミ
ラー46によって反射されたレーザ光は第2の反射ミラ
ー47によって反射され、この反射レーザの光路中には
fθレンズ48が設けられている。
【0035】ハウジング41内に配設された半導体レー
ザ44、ポリンゴンミラー42、ポリンゴンモータ4
3、第1のレンズ45、第2の反射ミラー47および、
fθレンズ48は光学系カバー50によってカバーされ
ている。
【0036】図1はfθレンズ48およびこのfθレン
ズ48をカバーする光学系カバー50の一部を拡大して
示すものである。図中51は光学系カバー50に穿設さ
れたレーザビーム出射口で、fθレンズ48はレーザビ
ーム出射口51を介して感光ドラム20に対向されてい
る。
【0037】一方、光学系カバー50の外面側にはレー
ザビーム出射口51を閉塞する青板製のカバーガラス5
3が取り付けられている。このカバーガラス53は光学
系カバー50にエポキシ系接着剤54により固定されて
いる。
【0038】カバーガラス53の固定の基準はレンズ4
8が載っているハウジング41を基準とし、固定した方
が光学的なズレが発生しない。しかして、感光体ドラム
20上の残留トナーの掻落としクリーニング時には、そ
の一部が、光学系カバー50のレーザ出射口51に向か
って落下することがある。
【0039】しかし、レーザ出射口51は光学系カバー
50の外側面側に固定されたカバーガラス53によって
閉塞されるため、従来のように、レーザ出射口51の内
周面部に溜まることがない。
【0040】したがって、レーザ光の光路が妨げられる
ことがなく、レーザ光を良好に感光体ドラムに走査露光
できる。図5は本発明の実施の第2の形態を示すもので
ある。
【0041】図中61は光学系カバー50に穿設された
レーザビーム出射口で、fθレンズ48はレーザビーム
出射口61を介して感光ドラム20に対向されている。
レーザビーム出射口61には青板製のカバーガラス63
が埋設され、このカバーガラス63により、レーザビー
ム出射口61が閉塞されている。
【0042】しかして、感光体ドラム20上の残留トナ
ーの掻落としクリーニング時には、その一部が、光学系
カバー50のレーザ出射口61に向かって落下すること
がある。
【0043】しかし、レーザビーム出射口61は該レー
ザビーム出射口61に埋設されるカバーガラス63によ
って閉塞されるため、レーザビーム出射口61の内周面
部に溜まることがない。
【0044】したがって、レーザ光の光路が妨げられる
ことがなく、レーザ光を良好に感光体ドラムに走査露光
できる。なお、カバーガラス63の取付傾斜角度αを変
更し、トナーやゴミがカバーガラス63の上に溜まらな
くなる値を調べた。
【0045】実験はカバーガラス63の角度を自由に変
えられるように支持し、この上からトナーを1gずつ細
かい網状のふるいから降らせてトナーの溜まる状態を比
較した。
【0046】評価の基準としては、カバーガラス63の
上に溜まっているトナーが光路を遮っている時(×)、
トナーが光路を遮っていなくても、遮ぎる虞のある時
(△)、全く遮っていない時(○)とする。
【0047】評価の結果、表1に示すように、カバーガ
ラス63が水平状態から60°の傾斜角度のところで、
トナーは溜まらなくなり、この角度に設定することによ
り、カバーガラス63の表面の拭き取り作業を省くこと
ができる。
【0048】
【表1】
【0049】図6は本発明の実施の第3の形態を示すも
のである。図中71は光学系カバー50に穿設されたレ
ーザビーム出射口で、fθレンズ48はレーザビーム出
射口71を介して感光体ドラム20に対向されている。
【0050】レーザビーム出射口71には青板製のカバ
ーガラス73が埋設され、このカバーガラス73によ
り、レーザビーム出射口61が閉塞されている。カバー
ガラス73の表面には帯電防止剤74がコーティングさ
れている。帯電防止剤74は酸化スズ系金属、酸化リジ
ウムなどを熱分解スパッタリングによってコーティング
される透明導電膜板ガラスである。
【0051】しかして、感光体ドラム20上の残留トナ
ーの掻落としクリーニング時には、その一部が、光学系
カバー50のレーザ出射口71に向かって落下すること
がある。
【0052】しかし、レーザビーム出射口71は該レー
ザビーム出射口71に埋設されるカバーガラス73によ
って閉塞されるため、レーザビーム出射口71の内周面
部に溜まることがない。
【0053】また、カバーガラス73の表面には帯電防
止剤74がコーティングされているため、帯電トナーが
落下してきても、その付着を防止できる。したがって、
落下トナーにより、レーザ光の光路が妨げられることが
なく、レーザ光を良好に感光体ドラム20に走査露光で
きる。なお、カバーガラス73の表面に帯電防止剤74
をコーティングした場合と、しない場合のトナーの除去
率を示すと、表2に示すようになる。
【0054】
【表2】
【0055】この表2にからも分かるように、静電気発
生防止剤74をコーティングした方が除去率が高いこと
が分かる。また、上記実施の第1〜第3の形態において
は、光学系カバー50のレーザビーム出射口51,6
1,71を別部材であるカバーガラス53,63,73
で閉塞したが、これに限られず、光学系カバー50とそ
のレーザビーム出射口51,61,71を閉塞する部材
を材質の異なるモールドで2色成形するようにしても良
い。
【0056】2色成形は型内のモールドに材質の異なる
モールドを部分的にインサートするため、1種類のモー
ルドよりも性能をアップさせるとともに、部品の削減を
可能にできるため、軽量化およびコストダウンが可能と
なる成型法である。
【0057】本発明では、光学系カバー50の材料をA
BS、レーザビーム出射口部の材料をポリカーボネート
で検討してみた。このとき、帯電防止コーティングを施
したカバーガラスの透過率(80%)と帯電防止コーテ
ィングを施したポリカーボネイトの透過率(64%)と
に大きな違いがあるので、レーザ光学系を透過率を考慮
してビームの光量、光路等を再設計すれば適用できる。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、請求項1
記載のものは、光学系カバーの外面部に出射口を閉塞す
るカバーガラスを設けるから、光学系カバーの出射口の
内周面部に像担持体から落下される現像剤を溜めること
がなく、レーザ光を良好に像担持体に照射できる。
【0059】請求項2記載のものは、光学系カバーの出
射口内にカバーガラスを埋設し、カバーガラスと光学系
カバーとを面一にするから、光学系カバーの出射口の内
周面部に像担持体から落下される現像剤を溜めることが
なく、レーザ光を良好に像担持体に照射できるととも
に、カバーガラスと光学系カバーとの間の段差がなく清
掃が容易になる。
【0060】請求項3記載のものは、光学系カバーの出
射口に像担持体から落下して付着する現像剤が滑り落ち
る傾斜角度でカバーガラスを埋設することにより、光学
系カバーの出射口の内周面部に像担持体から落下される
現像剤を溜めることがなく、レーザ光を良好に像担持体
に照射できるとともに、カバーガラスの清掃回数を削減
できる。
【0061】請求項4記載のものは、光学系カバーの出
射口にカバーガラスを埋設し、このカバーガラスの表面
部に静電気防止用のコーティングを施すことにより、像
担持体から落下される現像剤を光学系カバーの出射口の
内周面部に溜めることがなく、レーザ光を良好に像担持
体に照射できるとともに、カバーガラスの清掃回数を削
減できる。
【0062】請求項5記載のものは、光学系カバーとレ
ーザ光の出射口部を異なる材料により2色成形するか
ら、光学系カバーの出射口の内周面部に像担持体から落
下される現像剤を溜めることがなく、レーザ光を良好に
像担持体に照射できるとともに、コストの削減を図るこ
とができる。
【0063】請求項6記載のものは、光学系カバーの外
面部に出射口を閉塞するカバーガラスを設けることによ
り、光学系カバの出射口の内周面部に像担持体から落下
される現像剤を溜めることがなく、良好に画像を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である光学装置の一
部を示す構成図。
【図2】図1の光学系を備える電子写真装置を示す内部
構成図。
【図3】光学装置を示す側断面図。
【図4】光学装置を示す平面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態である光学装置の一
部を示す構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態である光学装置の一
部を示す構成図。
【符号の説明】
20…感光体ドラム(像担持体) 22…光学装置 42…ポリゴンミラー(回転体) 44…半導体レーザ(光源) K…光学系 50…光学系カバー 51,61,71…出射口 53,63,73…カバーガラス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体の下方部に設けら
    れる光学装置において、 レ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる
    出射口と、 前記光学系カバ−の外面部に設けられ前記出射口を閉塞
    するカバーガラスと、 を具備してなることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 像を担持する像担持体の下方部に設けら
    れる光学装置において、 レ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる
    出射口と、 この出射口内に埋設されて該出射口を閉塞し、前記光学
    系カバ−と面一をなすカバーガラスと、 を具備してなることを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 像を担持する像担持体の下方部に設けら
    れる光学装置において、 レ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる
    出射口と、 この出射口内に埋設されて該出射口を閉塞し、前記光学
    系カバ−と面一をなすとともに、前記像担持体から表面
    に落下してくる現像剤が滑り落ちる傾斜角度を有するカ
    バーガラスと、 を具備してなることを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 像を担持する像担持体の下方部に設けら
    れる光学装置において、 レ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる
    出射口と、 この出射口内に埋設されて該出射口を閉塞し、前記光学
    系カバ−と面一をなすカバーガラスと、 このカバーガラスの表面にコ−ティングされた帯電防止
    剤と、 を具備してなることを特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】 像を担持する像担持体の下方部に設けら
    れる光学装置において、 レ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−と該光学系カバ−とは異なる材料によ
    り2色成形され、前記レ−ザ光を出射させる出射口部
    と、 を具備してなることを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 像担持体の下方部に設けられ、前記像担
    持体に静電潜像を形成する光学手段と、 この光学手段により前記像担持体に形成された静電潜像
    を現像して顕像化しこの顕像を用紙に転写する像形成手
    段と、 を具備してなる画像形成装置において、 前記光学手段はレ−ザ光を発振する光源と、 この光源から発振されるレ−ザ光を走査する回転体と、 この回転体により走査されるレ−ザ光を前記像担持体に
    導く光学系と、 この光学系をカバーする光学系カバ−と、 この光学系カバ−に設けられ前記レ−ザ光を出射させる
    出射口と、 前記光学系カバ−の外面部に設けられ前記出射口を閉塞
    するカバーガラスと、 を具備してなることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005231311A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP2009271456A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Canon Inc 光学走査装置

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