JPH0970228A - 植物の栽培装置 - Google Patents

植物の栽培装置

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JPH0970228A
JPH0970228A JP7228293A JP22829395A JPH0970228A JP H0970228 A JPH0970228 A JP H0970228A JP 7228293 A JP7228293 A JP 7228293A JP 22829395 A JP22829395 A JP 22829395A JP H0970228 A JPH0970228 A JP H0970228A
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信雄 穂波
Tomoaki Taira
知明 平
Yoshiji Nishiura
芳史 西浦
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Yoshio Aguri
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で搬送用のパレットを適正に搬送
する。 【解決手段】 パレット1を搬送する6列の第1〜第6
パレット搬送部2〜7及びこれらの縦方向両端部に配設
されパレット1を横方向に移送する移送部13を備え
る。各パレット搬送部2〜7には、縦方向にパレット1
を搬送するチェーンコンベア14が二条ずつ設置され、
チェーンコンベア14はローラチェーン23を有する。
ローラチェーン23の複数個置きのリンクプレート21
は、外方への突出部でパレット1の底面に当接する搬送
ローラ25を回転自在に支持するアーム部26を備え
る。搬送ローラ25はパレット1の底部に少なくとも3
個の搬送ローラ25が当接するように、その設置間隔が
パレット1の縦寸法に応じて設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、草花または
果樹等の植物を栽培する植物の栽培装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−11820号公
報に示されるように、植物栽培用のハウス内をエアカー
テン等によって複数の温度室に区画するとともに、上記
ハウス内に搬送用のパレット(ワゴン)を駆動する搬送
装置をループ状に配設し、この搬送装置によってパレッ
トを駆動することにより、植物の成長に適した温度の区
間を移行させてその成長を促進し、かつパレットの移動
速度を変化させることにより、短期栽培を可能とするよ
うに構成された植物の栽培装置が知られている。
【0003】上記構成の栽培装置では、パレットの搬送
範囲が搬送装置によって形成されたループ状の範囲内に
限定され、複数の搬送装置が平行に設置されている場合
に、各搬送装置間においてパレットを横送りすることが
できないため、ハウス内の敷地を有効に利用することが
できないという問題がある。また、ハウス内を区画する
ことによって形成される温度室の数が制限されるととも
に、複数種の植物を混在させた状態で搬送する際におい
て、各植物の特性に応じてハウス内に滞在する各パレッ
トの日数を変化させる等の制御を実行することが困難で
あるという問題があった。
【0004】このため、実公平7−18278号公報に
示されるように、植物栽培用の敷地において複数列の主
レールを平行に敷設するとともに、各主レール上に複数
のパレット(栽培ベッド)を数珠つなぎ状に設置してな
る高密度栽培装置において、上記主レールの端部と隣の
列の主レールの端部とを接続するパレットの移設用レー
ルおよび回転駆動手段を、主レールに対して非直角に送
り角度だけ傾けて設置し、上記回転駆動手段によりパレ
ットを移設用レールに沿って隣の列の主レールの設置位
置まで移設させることにより、敷地の有効利用を図って
集約農業の実効性を高めることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記実公平7−182
78号公報に記載された栽培装置は、パレットの構造要
素に係脱自在に係合されるフックを備えた駆動装置によ
って主レールの端部に搬送されたパレット上の植物が充
分に成長していない場合に、このパレットを上記移設用
レールおよび回転駆動手段により抜き取って隣接する主
レール上の後続する循環列の中に移入することにより、
上記植物の成長に必要な時間を与えてその成長をコント
ロールできるという利点を有する反面、上記移設用の回
転駆動手段の作動タイミングに応じて上記駆動装置の作
動タイミングを制御する必要があるため、以下のような
問題があった。
【0006】すなわち、上記回転駆動手段によってパレ
ットが隣接する主レールの端部に搬送されたことがセン
サによって検出された時点で、この主レールに沿って設
置された駆動手段を作動させることにより、上記フック
をパレットの横桟等からなる構成要素に当接させてこの
パレットを1ステップだけ搬送した後、上記駆動手段を
反転駆動することによりフックを元の位置に後退させて
新たなパレットを搬送する作業を繰り返すように構成さ
れ、所定のタイミングで駆動装置の正転と反転とを繰り
返す必要があるので、多数のパレットを搬送する上記駆
動装置に過大な負荷が頻繁に作用して故障が発生し易い
とともに、上記パレットを適正位置に搬送して停止させ
ることが困難であるという問題があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
構成で搬送用のパレットを適正に搬送することができる
栽培装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
搬送用のパレットを縦方向に搬送するチェーンコンベア
と、このチェーンコンベアの端部において上記パレット
を横方向に移送する移送手段とを備えた植物の栽培装置
であって、上記パレットの底面に当接する搬送ローラを
チェーンコンベアに突設するとともに、上記パレットの
底面に少なくとも3個の搬送ローラが当接するようにこ
の搬送ローラの設置間隔を設定したものである。
【0009】上記構成によれば、チェーンコンベアの搬
送ローラ上にパレットが載置された状態で上記チェーン
ローラが駆動されることにより、パレットが縦方向に搬
送されるとともに、このパレットが上記チェーンコンベ
アの端部に設けられた移送手段の設置部に到達した時点
で、この移送手段によってパレットが横方向に移送され
ることにより、上記チェーンコンベアに隣接されたチェ
ーンコンベアの設置部等に搬送されることになる。
【0010】そして、上記移送手段の設置部に到達した
パレットが移送手段によって横方向に搬送されるまでの
間、チェーンコンベア上に搭載された後続のパレットの
底部に沿って搬送ローラが摺動してチェーンコンベアが
空回りすることにより、上記チェーンコンベアの作動を
停止させることなく、上記後続のパレットがチェーンコ
ンベア上に待機状態で保持されることになる。
【0011】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の植物の栽培装置において、パレットの底面に、その縦
搬送方向に伸びる凹溝を形成するとともに、この凹溝に
嵌入される複数個の支持ローラをパレットの縦搬送方向
に沿って配列したものである。
【0012】上記構成によれば、上記支持ローラがパレ
ットの凹溝に嵌入されることにより、パレットの横移動
が規制された状態で、上記チェーンコンベアによって各
パレットがそれぞれ縦方向に搬送されることになる。
【0013】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の植物の栽培装置において、パレットの底面に形成され
た凹溝に対応する突部をパレットの上面に形成するとと
もに、この突部の移動方向に沿って給水装置を配設した
ものである。
【0014】上記構成によれば、給水装置からパレット
の突部上に供給された水がこの突部によって左右に分離
されてパレットの側方に流れ、パレット上に搭載された
植物に上記水が均等に供給されることになる。
【0015】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の植物の栽培装置において、移送手段
の設置部にパレットが到達したことを検出する第1検出
手段と、この第1検出手段によってパレットが移送手段
の設置部に到達したことが検出された時点で上記移送手
段の設置部に新たなパレットが搬入されるのを阻止する
係止手段と、上記移送手段の設置部に搬送されたパレッ
トが移送手段によって横方向に移送されたことを検出す
る第2検出手段とを設け、この第2検出手段によってパ
レットが横方向に搬送されたことが検出された時点で上
記係止手段によるパレットの移動阻止状態を解除するよ
うに構成したものである。
【0016】上記構成によれば、搬送手段によって搬送
されたパレットが移送手段の設置部に到達したことが検
出された時点で、後続のパレットが係止手段によって係
止され、この状態で上記移送手段の設置部に搬送された
パレットが移送手段によって横方向にスムーズに移送さ
れることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る植物の栽培
装置の実施形態を示している。この栽培装置は、搬送用
のパレット1を搬送する6列の第1〜第6パレット搬送
部2〜7が平行に設置された第1育成ベッド8と、この
第1育成ベッド8の一端部中央に設けられた播種部9
と、その側方に設置された接木作業部10と、その側方
に設置された養生施設11と、上記第1育成ベッド8と
平行に設置された第2育成ベッド12とを有している。
上記第1,第2育成ベッド8,12の縦方向両端部に
は、上記パレット1を横方向に移送する移送手段を備え
た移送部13がそれぞれ設けられている。
【0018】上記第1育成ベッド8の各パレット搬送部
2〜7には、図2および図3に示すように、第1育成ベ
ッド8の縦方向に上記パレット1を搬送するチェーンコ
ンベア14が二条ずつ設置されるとともに、このチェー
ンコンベア14によって搬送されるパレット1の横移動
を規制する複数個の支持ローラ15が各パレット搬送部
2〜7の中央部において第1育成ベッド8の縦方向に所
定間隔置で配設されている。また、上記支持ローラ15
の設置部の上方には、第1育成ベッド8の縦方向に伸び
る散水管16からなる給水装置が配設されている。
【0019】また、上記第1育成ベッド8は、その全体
が透光性を有する素材からなる被覆材17によって被覆
されるとともに、その底部には、縦方向に伸びる温水管
18が所定間隔で埋設され、温水管18に所定温度の温
水が必要に応じて供給されることにより、各パレット搬
送部2〜7の床部が加熱されるようになっている。ま
た、上記第1育成ベッド8の底部には、排水孔19が各
パレット搬送部2〜7の側辺部に沿って形成されてい
る。
【0020】上記チェーンコンベア14は、ピン20に
よって互いに両端で連結されたリンクプレート21と、
上記ピン20によって回転自在に支持された間隔規制及
び屈曲用のローラ22とを有して対向するように形成さ
れた一対のローラチェーン23を有し、このローラチェ
ーン23が各パレット搬送部2〜7の両端部に水平軸回
りに回転自在に配設された一対のスプロケット24に巻
き掛けられることにより、上記第1育成ベッド8の縦方
向に二条ずつ設置されている。
【0021】また、上記ローラチェーン23のリンクプ
レート21の内、複数個置きのリンクプレート21に
は、外方への突出部で上記パレット1の底面に当接する
搬送ローラ25を回転自在に支持するアーム部26が設
けられている。上記搬送ローラ25は、パレット1の底
部に少なくとも3個の搬送ローラ25が当接するよう
に、その設置間隔がパレット1の縦寸法に応じて設定さ
れている。そして、上記両スプロケット24の一方が図
外の駆動モータによって回転駆動されることにより、上
記ローラチェーン23が駆動されて上記搬送ローラ25
上に載置されたパレット1を第1育成ベッド8の縦方向
に搬送するようになっている。
【0022】上記パレット1は、左右一対の皿状部27
と、両皿状部27の間において上方に突設された突部2
8とからなり、この突部28の底面には上記支持ローラ
15が嵌入される凹溝281が形成されている。また、
上記パレット1の皿状部27上には、栽培用の土が充填
される多数の凹部が形成されるとともに、少なくともそ
の底部に透孔が形成された植物栽培用ポットPが載置さ
れるようになっている。
【0023】そして、上記パレット1の凹溝281に支
持ローラ15が嵌入されることにより、パレット1の横
方向への位置決めがなされた状態で、上記皿状部27の
底部が上記ローラチェーン23の搬送ローラ25上に載
置されるように、上記支持ローラ15およびローラチェ
ーン23の設置高さが設定されている。また、上記パレ
ット1の位置決め状態において、その突部28の上方に
上記散水管16が位置するように、この散水管16が配
設されている。
【0024】上記移送部13には、図3に示すように、
第1育成ベッド8の各パレット搬送部2〜7の端部に搬
送されたパレット1を横方向に移送する移送手段29
と、この移送手段29の設置部にパレット1が搬送され
たことを検出するフォトセンサ等からなる第1検出手段
30と、上記移送手段29によって上記パレット1が横
方向に移送されたことを検出するフォトセンサ等からな
る第2検出手段31とが設けられている。
【0025】また、移送部13には、上記移送手段29
の設置部に対するパレット1の搬送を阻止する係止手段
32が設けられている。この係止手段32は、出没自在
なロッド33を有するソレノイドアクチュエータからな
り、上記第1検出手段30によって上記移送手段29の
設置部にパレット1が到達したことが検出された時点
で、図3の仮想線で示すように上記ロッド33を突出さ
せることにより、後続のパレット1を係止し、かつ上記
第2検出手段31によってパレット1の移送が行われた
ことが検出された時点で、図3の実線で示すように上記
ロッド33を没入させることにより、後続のパレット1
の係止状態を解除するように構成されている。
【0026】上記移送手段29は、第1育成ベッド8の
両端部において横方向に配列された移送ローラ34と、
この移送ローラ34の設置部と上記チェーンコンベア1
4との間においてパレット1の受渡しを行う受渡し機構
35とからなっている。この受渡し機構35は、図外の
駆動手段によって正転駆動あるいは逆転駆動されること
により、上記チェーンコンベア14よりも速い速度でパ
レット1を縦方向に搬送する回転ローラ36と、この回
転ローラ36を昇降駆動する昇降装置37とを有してい
る。
【0027】上記受渡し機構35は、通常時に図3に示
すように、回転ローラ36の上端部が上記移送ローラ3
4の設置位置よりも高い搬送位置に支持されることによ
り、上記パレット1を縦方向に駆動する駆動力をパレッ
ト1に付与するように構成されている。また、上記移送
ローラ34によってパレット1を横方向に移送させる際
には、上記昇降装置37によって回転ローラ36が下方
に駆動されて移送ローラ34の設置位置よりも低い退避
位置に下降することにより、上記パレット1が移送ロー
ラ34上に載置されるようになっている。
【0028】上記播種部9には、パレット1の皿状部2
7に設置された植物栽培用ポットPの凹部に充填された
栽培用の土に植物の種を蒔く播種装置38と、播種後の
パレット1を上記移送部13に搬送する搬送部39とが
設けられている。また、上記接木作業部10には、上記
第1育成ベッド8等において育成された苗を使用して接
木を行う接木装置40と、この接木装置40と上記移送
部13との間で台木側と穂木側の各パレットの受渡しを
行う二列の受渡し部41とが設けられている。
【0029】上記養生施設11は、図4に示すように、
それぞれ養生条件を調節可能に構成された二段構成の養
生室42,43を有し、各養生室42,43の上部に
は、蛍光燈等からなる照明装置44と、透明プラスチッ
ク板からなる天板45と、天板の中央部に吊下された冷
却管46とが設けられ、かつ全体が図外の遮光性を有す
る被覆材によって被覆されている。また、上記各養生室
42,43の底部には、その縦方向に上記パレット1を
搬送する左右一対のローラチェーンを有するチェーンコ
ンベア47と、中央位置で回転自在に支持された支持ロ
ーラ48と、皿状に形成された貯水槽49と、この貯水
槽49内に温水管50および冷却水管51が交互に設置
された温度調節装置とが設置されている。
【0030】上記チェーンコンベア47および支持ロー
ラ48は、第1育成ベッド8のチェーンコンベア14お
よび支持ローラ15と同様の構造を有し、上記支持ロー
ラ48によってパレット1の横移動を規制しつつ、上記
チェーンコンベア47によってパレット1を養生施設1
1の縦方向に搬送するように構成されている。また、上
記養生施設11には、上下の養生室42,43の間でパ
レットの受渡しを行うエレベータ装置(図示せず)が設
けられている。
【0031】上記第2育成ベッド12は、図5に示すよ
うに、搬送用のパレット1を搬送する2列の第1,第2
パレット搬送部52,53が設置されている点を除き、
上記第1育成ベッド8と同様に構成されている。
【0032】上記構成の栽培装置によって植物を栽培す
るには、まず上記播種部9においてパレット1上に設置
された植物栽培用ポットPの凹部に充填された栽培用の
土に種を蒔いて播種作業を行った後、上記搬送部39を
介して第1育成ベッド8の一端部に設置された移送部1
3の移送手段29に上記パレット1を搬送する。そし
て、上記移送手段29に設けられた受渡し機構35の回
転ローラ36を正転駆動して上記パレット1を第1育成
ベッド8の第1,第2パレッ搬送部2,3の一端部にそ
れぞれ搬入する。
【0033】次に、上記第1,第2パレット搬送部2,
3の一端部に搬入された各パレット1をチェーンコンベ
ア14によって第1育成ベッド8の他端部側に搬送する
とともに、この他端部側に設置された移送部13の移送
手段29によって上記パレット1を順次、上記第3,第
4パレット搬送部4,5および第5,第6パレット搬送
部5,6に移送する。
【0034】すなわち、上記第1,第2パレット搬送部
2,3の他端部にパレット1が搬送されたことが第1検
出手段30によって検出された時点で、上記係止手段3
2によって後続のパレット1が上記移送手段29の設置
部に搬入されるのを阻止した状態で、上記移送手段29
に設けられた受渡し機構35の回転ローラ36を逆転駆
動することにより、上記パレット1を移送ローラ34の
設置部上に移送させた後、上記昇降装置37により上記
受渡し機構35の回転ローラ36を退避位置に下降させ
て上記パレット1を移送ローラ34上に載置させる。
【0035】上記移送ローラ34によって第3〜第6パ
レット搬送部4〜7の他端部に対向する位置にパレット
1が移送されたことが第2検出手段31によって確認さ
れた時点で、ぞれぞれ対応する上記受渡し機構35を搬
送位置に上昇させるとともに、上記回転ローラ36を正
転駆動することにより、上記パレット1を第3〜第6パ
レット搬送部4〜7の他端部に搬入し、上記チェーンコ
ンベア14によって第1育成ベッド8の一端部側にパレ
ット1を搬送する。
【0036】このようにして上記播種部9から第1,第
2パレット搬送部2,3の一端部に搬入された各パレッ
ト1を上記移送手段29によって順次、第3,第4パレ
ット搬送部4,5に移送し、第1〜第4パレット搬送部
2〜5に多数のパレット1を配列する。そして、上記散
水管16から上記パレット1の突部28上に適宜散水し
て左右の皿状部27に水を供給するとともに、上記温水
管18に所定温度の温水を供給して第1育成ベッド8の
床部を加熱することにより、苗の発芽および育成に適し
た環境を作って苗を育成する。
【0037】上記苗が接木に適した状態に成長した時点
で、上記チェーンコンベア14および移送手段29を駆
動して第3,第4パレット搬送部4,5の一端部から上
記接木作業部10にパレット1を順次、移送する。そし
て、上記接木作業部10において成長した苗からなる台
木と穂木とを使用して接木を行った後、この接木苗が搭
載された側のパレット1を上記移送手段29によって養
生施設11に順次、移送することにより、この養生施設
11において上記接木苗を活着させる。
【0038】すなわち、上記温水管50または冷水管5
1を有する温度調節装置によって貯水槽49に収容され
た水の温度を調節するとともに、この貯水槽49から気
化した水分を上記冷却管46に供給される冷水で冷却す
ることにより霧化させて養生施設11内の湿度を上昇さ
せ、かつ照明装置44を必要に応じ点燈して上記接木苗
の活着に適した環境を作り出し、この接木苗を積極的に
活着させる。
【0039】そして、活着後の苗が載置されたパレット
1を上記第1育成ベッド8の第1〜第6搬送部2〜7に
搬入して育成するとともに、必要に応じて成長の悪い苗
等を上記第1,第2育成ベッド8,12の他端部に設け
られた移送手段29によって第2育成部12の第1,第
2パレット搬送部52,53に搬送し、出荷に適した状
態に育成した後に出荷する。
【0040】なお、成長の善し悪しの度合いは、第1、
第2検出手段30、31の少なくとも一方にTVカメラ
等を採用し、TVカメラ等によって撮像した像に対し、
苗の成長を判断する要素を、パターン認識等の画像技術
や検出した葉の色情報等を利用して判別するようにして
もよく、また、垂直方向に多段に配列したセンサで苗の
背丈を測定し、その測定結果から自動的に判別するよう
にしてもよい。
【0041】上記のように搬送用のパレット1を縦方向
に搬送するチェーンコンベア14と、このチェーンコン
ベア14の端部において上記パレット1を横方向に移送
する移送手段27とを設け、上記パレット1の底面に当
接する搬送ローラ25をチェーンコンベア14に突設す
るとともに、上記パレット1の底面に少なくとも3個の
搬送ローラ25が当接するように搬送ローラ25の設置
間隔を設定したため、この搬送ローラ25によってパレ
ット1を安定して支持した状態で、これをスムーズに搬
送することができる。
【0042】そして、上記第1,第2育成ベッド8,1
2の端部においてパレット1を横移動させる際等には、
上記パレット1の底部に沿って搬送ローラ25を摺動さ
せることにより、上記チェーンコンベア14を空回りさ
せることができるため、このチェーンコンベア14を停
止させることなく、上記パレット1を横方向に移送させ
る作業を行うことができる。
【0043】また、上記実施形態では、パレット1の底
面に、その縦搬送方向に伸びる凹溝281を形成すると
ともに、この凹溝281に嵌入される複数個の支持ロー
ラ15をパレット1の縦搬送方向に沿って配列したた
め、上記支持ローラ15によってパレット1の横移動を
規制した状態で、上記チェーンコンベア14によって各
パレット1をそれぞれ縦方向にスムーズに搬送すること
ができる。
【0044】また、上記実施形態では、パレット1の底
面に形成された凹溝281に対応する突部28をパレッ
ト1の上面に形成するとともに、この突部28の移動方
向に沿って散水管16からなる給水装置を配設したた
め、この給水装置からパレット1の突部28上に供給さ
れた水をこの突部28によって左右に分離してパレット
1の側方に案内し、パレット1上に搭載された植物に上
記水を均等に供給することができる。
【0045】さらに、上記実施形態では、移送手段29
の設置部にパレット1が到達したことを検出する第1検
出手段30と、この第1検出手段30によってパレット
1が移送手段29の設置部に到達したことが検出された
時点で上記移送手段29の設置部に新たなパレット1が
搬入されるのを阻止する係止手段32とを設けため、上
記移送手段29によってパレット1を横方向に移送する
際に、後続のパレット1を係止手段32によって係止し
た状態で、上記移送手段29の設置部に搬送されたパレ
ット1を移送手段29によって横方向にスムーズに移送
させることができる。
【0046】また、上記移送手段29の設置部に搬送さ
れたパレット1が移送手段29によって横方向に移送さ
れたことを検出する第2検出手段31を設け、この第2
検出手段31によってパレット1が横方向に搬送された
ことが検出された時点で上記係止手段29によるパレッ
ト1の移動阻止状態を解除するように構成したため、上
記パレット1の移送後に、新たなパレット1を上記移送
手段29の設置部に自動的に供給してこの移送手段29
によって上記パレット1を横方向に移送することができ
る。
【0047】なお、上記実施形態では、第1育成ベッド
8の側方に単一の第2育成ベッド12を設置した例につ
いて説明したが、上記第1育成ベッド8の側方に複数の
育成ベッドを設置し、各育成ベッドの苗育成環境をそれ
ぞれ異ならせ、苗の成長段階に応じた育成ベッドにパレ
ット1を搬送するように構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、パレットの底面
に当接する搬送ローラをチェーンコンベアに突設すると
ともに、上記パレットの底面に少なくとも3個の搬送ロ
ーラが当接するようにこの搬送ローラの設置間隔を設定
した構成としたので、パレットを安定した姿勢状態で搬
送でき、かつ移送部への受渡しも安定姿勢で行うことが
できる。
【0049】また、請求項2に係る発明は、支持ローラ
がパレットの凹溝に嵌入されることでパレットの横移動
を規制するように構成したので、チェーンコンベアによ
る各パレットの縦方向への搬送時に、パレットが横方向
にがたつくのを防止した状態で、パレットの搬送を行う
ことができる。
【0050】また、請求項3に係る発明は、給水装置か
らパレットの突部上に供給される水をこの突部によって
左右に分離してパレットの側方に流すようにしたので、
パレット上に搭載された植物に均等に水を供給すること
ができる。
【0051】また、請求項4に係る発明は、移送手段の
設置部にパレットが到達したことを検出する第1検出手
段と、この第1検出手段によってパレットが移送手段の
設置部に到達したことが検出された時点で上記移送手段
の設置部に新たなパレットが搬入されるのを阻止する係
止手段と、上記移送手段の設置部に搬送されたパレット
が移送手段によって横方向に移送されたことを検出する
第2検出手段とを設け、この第2検出手段によってパレ
ットが横方向に搬送されたことが検出された時点で上記
係止手段によるパレットの移動阻止状態を解除するよう
に構成したので、パレットを縦方向に搬送する搬送手段
の作動を停止させることなく、上記移送手段の設置部に
搬送されたパレットを移送手段によって横方向にスムー
ズに移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物の栽培装置の実施形態を示す
平面視の概略構成図である。
【図2】第1育成ベッドを縦方向から見た構成図であ
る。
【図3】チェーンコンベア及び移送部を横方向から見た
構成図である。
【図4】養生設備を縦方向から見た構成図である。
【図5】第2育成ベッドを縦方向から見た構成図であ
る。
【符号の説明】
1 パレット 2〜7 第1〜第6パレット搬送部 8 第1育成ベッド 9 播種部 10 接木作業部 11 養生施設 12 第2育成ベッド 13 移送部 14 チェーンコンベア 15 支持ローラ 23 ローラチェーン 24 スプロケット 25 搬送ローラ 26 アーム部 27 皿状部 28 突部 281 凹溝 29 移送手段 30 第1検出手段 31 第2検出手段 32 係止手段 33 ロッド 34 移送ローラ 35 受渡し機構 36 回転ローラ 37 昇降装置 38 播種装置 39 搬送部 40 接木装置 41 受渡し部 42,43 養生室 47 チェーンコンベア 48 支持ローラ 52 第1パレット搬送部 53 第2パレット搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安栗 嘉雄 福井県坂井郡三国町西谷第12号45番地 農 事組合法人三国バイオ農場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用のパレットを縦方向に搬送するチ
    ェーンコンベアと、このチェーンコンベアの端部におい
    て上記パレットを横方向に移送する移送手段とを備えた
    植物の栽培装置であって、上記パレットの底面に当接す
    る搬送ローラをチェーンコンベアに突設するとともに、
    上記パレットの底面に少なくとも3個の搬送ローラが当
    接するようにこの搬送ローラの設置間隔を設定したこと
    を特徴とする植物の栽培装置。
  2. 【請求項2】 パレットの底面に、その縦搬送方向に伸
    びる凹溝を形成するとともに、この凹溝に嵌入される複
    数個の支持ローラをパレットの縦搬送方向に沿って配列
    したことを特徴とする請求項1記載の植物の栽培装置。
  3. 【請求項3】 パレットの底面に形成された凹溝に対応
    する突部をパレットの上面に形成するとともに、この突
    部の移動方向に沿って給水装置を配設したことを特徴と
    する請求項2記載の植物の栽培装置。
  4. 【請求項4】 移送手段の設置部にパレットが到達した
    ことを検出する第1検出手段と、この第1検出手段によ
    ってパレットが移送手段の設置部に到達したことが検出
    された時点で上記移送手段の設置部に新たなパレットが
    搬入されるのを阻止する係止手段と、上記移送手段の設
    置部に搬送されたパレットが移送手段によって横方向に
    移送されたことを検出する第2検出手段とを設け、この
    第2検出手段によってパレットが横方向に搬送されたこ
    とが検出された時点で上記係止手段によるパレットの移
    動阻止状態を解除するように構成したことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の植物の栽培装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057448A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 National Agriculture & Food Research Organization 移動栽培装置
JP2016144406A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 ヤンマー株式会社 移動栽培装置
KR20180004281A (ko) 2015-08-10 2018-01-10 노지쿠미아이호징 미쿠니 바이오 노죠 묘목 육성장치 및 그 묘목 육성방법

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