JPH0969281A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH0969281A
JPH0969281A JP22312195A JP22312195A JPH0969281A JP H0969281 A JPH0969281 A JP H0969281A JP 22312195 A JP22312195 A JP 22312195A JP 22312195 A JP22312195 A JP 22312195A JP H0969281 A JPH0969281 A JP H0969281A
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JP
Japan
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drive device
dust
disk
partition member
air
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JP22312195A
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English (en)
Inventor
Satoshi Okabe
岡部  聡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内の温度上昇及び塵埃の付着を効率よく防
止することが可能な低コストのディスクドライブ装置を
提供する。 【解決手段】可動光学ヘッド24及びスピンドルモータ
に冷却風を導入させるための仕切り部材30は、ディス
クカートリッジ8の下面に対向した面に塵埃除去手段5
0を備えている。塵埃除去手段は、ディスクドライブ装
置2内の空気流と略直交するように所定間隔で複数形成
された断面凹状の溝部50aを備える。これら複数の溝
部によって、ディスクカートリッジの下面と仕切り部材
との間の隙間が変化するため、ここを流れる空気は、そ
の流速が隙間の変化に対応して変化する。即ち、空気流
は、隙間が大きくなる溝部において渦巻き状態となり、
この渦巻きの遠心力によって空気に含まれた塵埃が分離
されて溝部内に堆積するため、塵埃除去手段を通過した
空気は、塵埃が除去された清浄な空気となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクカートリ
ッジ内に収容されたディスク状記録媒体を駆動するディ
スクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスクドライブ装置と
して、例えば特開平4−172686号公報(以下、従
来技術という)に開示されているように、光学デッキ部
に配置された光学ヘッドや光学ヘッドガイド機構等に対
する塵埃の付着を防止すると共に装置内の温度上昇を防
止することを目的として構成された光メモリ用ドライブ
装置が知られている。この従来技術の光メモリ用ドライ
ブ装置には、ディスクカートリッジを収納する収納部と
光学デッキ部との間に装置冷却用の仕切板が設けられて
いると共に光学デッキ部に防塵用フィルタが設けられて
おり、塵埃が除去された清浄な冷却風を装置内に充分に
導入することによって、装置内の温度上昇を防止すると
共に光学ヘッドや光学ヘッドガイド機構等に対する塵埃
の付着を防止するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、夫々、塵埃の付着防止用のフィルタが別途必要
となるため、部品点数が増大して装置の製造コストが上
昇してしまうといった問題がある。そこで、第1の従来
技術において、仕切板によって仕切られた光学デッキ部
側の空間を光学ヘッドアクセス用等の開口を除いて密閉
することによって、フィルタを不要とすることも考えら
れる。しかし、この場合、光学デッキ部に配置された光
学ヘッド駆動機構やスピンドルモータ等から発生する熱
によって、密閉空間内の温度が著しく上昇し、光学ヘッ
ドの光源であるレーザーダイオードの寿命の低下や情報
記録媒体の記録再生特性の劣化といった問題が発生す
る。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされており、その目的は、装置内の温度上昇及び塵
埃の付着を効率よく防止することが可能な低コストのデ
ィスクドライブ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、ディスク状記録媒体を回転制御す
る駆動系及び前記ディスク状記録媒体に対する情報の記
録再生を行う記録再生光学系が配置されたベースを備え
たディスクドライブ装置であって、前記駆動系及び記録
再生光学系に対して冷却用空気が導入されるように、前
記ベースに設けられた仕切り部材と、前記冷却用空気に
含まれている塵埃を除去するように、前記仕切り部材に
設けられた塵埃除去手段とを備えている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るディスクドライブ装置について、添付図面を参照して
説明する。図1に示すように、本実施の形態のディスク
ドライブ装置2には、ドライブ機構が配置されたベース
20(図2参照)を支持するフレーム4が取り付けられ
るように構成されており、フレーム4には、ドライブ機
構を収容するためのトップカバー6が取り付けられてい
る。また、フレーム4には、光磁気ディスク42(図2
参照)を収容したディスクカートリッジ8をディスクド
ライブ装置2に挿脱するための挿入口10を備えたフロ
ントパネル12が装着されており、このフロントパネル
12には、挿入口10の上側に沿って複数個形成された
通気口14と、挿入口10の下側端部に設けられ、ディ
スクカートリッジ8をイジェクトするためのイジェクト
スイッチ16とが設けられている。
【0007】このような構成によれば、図中矢印X1
向に沿ってディスクカートリッジ8を挿入口10に挿入
させることによって、ディスクカートリッジ8をディス
クドライブ装置2内に収容させることができる。そし
て、イジェクトスイッチ16を操作することによって、
ディスクドライブ装置2に収容されたディスクカートリ
ッジ8を挿入口10を介してイジェクトさせることがで
きる。
【0008】図2には、図1に示されたディスクドライ
ブ装置2の断面図が示されている。図2に示すように、
トップカバー6の内側には、ディスクドライブ装置2内
に設けられた各種駆動系を制御するための制御回路,信
号制御回路,エラー訂正やコマンド解読用のコントロー
ラ回路等(いずれも図示しない)の各種回路が形成され
た回路基板18が設けられている。
【0009】また、トップカバー6に対向して配置され
たベース20は、アルミダイキャストによって構成され
ており、このベース20には、ローディング機構を有す
るドライブ機構や光学デッキ部が設けられている。光学
デッキ部は、スピンドルモータ22と、対物レンズ28
(図3及び図5参照)を備えた可動光学ヘッド24と、
固定光学ヘッド26とから構成されている。
【0010】このような光学デッキ部には、図3に示す
ように、可動光学ヘッド24が図中矢印X1 ,X2 方向
に移動するための略長方形の穴30aと、この穴30a
に連続して形成されており、スピンドルモータ22の一
部を配置させるための略円形の穴30bとが形成された
仕切り部材30が設けられている。
【0011】具体的には、この仕切り部材30は、可動
光学ヘッド24及びスピンドルモータ22を覆うように
ベース20に嵌め込まれている。なお、この仕切り部材
30は、ベース20と一体的に形成してもよい。
【0012】このような仕切り部材30は、穴30a,
30b以外の部分から空気が流通されないように、例え
ばプラスチックのモールド部品で形成されている。ま
た、図2に示すように、フロントパネル12に形成され
た挿入口10の内側には、ディスクカートリッジ8をデ
ィスクドライブ装置2に挿入させる際に、ディスクカー
トリッジ8によって押し開かれるように構成された開口
ドア32が設けられている。また、このフロントパネル
12に対向した図中矢印X1 方向の端部には、リアカバ
ー34が設けられており、このリアカバー34には、デ
ィスクドライブ装置2に導入された空気を排気するため
の排気口34aが複数個形成されている。
【0013】また、挿入口10から挿入されたディスク
カートリッジ8をローディング機構に装着させるよう
に、仕切り部材30の上部側には、ディスクカートリッ
ジホルダ36が設けられている。
【0014】このディスクカートリッジホルダ36に
は、所定の外部磁界を発生するバイアス磁界発生装置3
8を挿入配置させるためのホルダ開口36aが形成され
ており、バイアス磁界発生装置38は、ホルダ開口36
aを覆うように配置されたバイアスコイルホルダ40に
保持されている。なお、本実施の形態に適用されたバイ
アス磁界発生装置38は、バイアスコイル38が該当す
る。
【0015】このようなディスクカートリッジホルダ3
6に収容保持されるディスクカートリッジ8は、その内
部に光磁気ディスク42が回転自在に収容されていると
共に、その上面に形成されたバイアスコイルアクセス用
開口8aと、上面に対向した下面に形成された可動光学
ヘッドアクセス用開口8bとを備えている。
【0016】従って、ディスクカートリッジ8をディス
クカートリッジホルダ36に収容保持させた際、バイア
スコイルアクセス用開口8aには、バイアスコイル38
が光磁気ディスク42の記録面(図示しない)に対面す
るように入り込み、一方、可動光学ヘッドアクセス用開
口8bには、ベース20の光学デッキ部に設けられた可
動光学ヘッド24が光磁気ディスク42の記録面(図示
しない)に対面するように入り込むことになる。
【0017】また、バイアスコイルホルダ40には、デ
ィスクカートリッジホルダ36に収容保持されたディス
クカートリッジ8のバイアスコイルアクセス用開口8a
を介して塵埃を含んだ空気が侵入しないように、バイア
スコイルアクセス用開口8aを閉塞させるための例えば
ゴム製のパッキン44が設けられており、このパッキン
44は、ディスクカートリッジホルダ36に形成された
ホルダ開口36aを介してディスクカートリッジ8の上
面に圧接されるように構成されている。
【0018】また、ディスクカートリッジホルダ36の
下側には、ドライブプレート46が配設されており、こ
のドライブプレート46には、ディスクカートリッジホ
ルダ36及びバイアスコイルホルダ40に設けられたピ
ン(図示しない)が係合する係合溝(図示しない)が形
成されている。このような構成において、ディスクカー
トリッジ8を挿入口10を介してディスクドライブ装置
2に挿入すると、ローディングギヤ(図示しない)がド
ライブプレート46を図中矢印X1 方向に移動させるこ
とによって、ディスクカートリッジ8をドライブ装置内
に装着させることができる。なお、このとき、ドライブ
プレート46の位置は、ローディングセンサ(図示しな
い)によって検出されている。一方、イジェクトスイッ
チ16(図1参照)を操作すると、ドライブプレート4
6が図中矢印X2 方向に移動することによって、ディス
クカートリッジ8を挿入口10からディスクドライブ装
置2外へイジェクトさせることができる。
【0019】次に、本実施の形態のディスクドライブ装
置の情報記録動作及び情報再生動作について図2及び図
3を参照して簡単に説明する。上述したようにディスク
カードリッジ8をドライブ装置内に装着させた後、スピ
ンドルモータ22によって光磁気ディスク42を回転さ
せる。このとき、バイアスコイル38から光磁気ディス
ク42の記録面(図示しない)に所定の外部磁界を印加
させた状態において、可動光学ヘッド24をガイドレー
ル48に沿って図中矢印X1 ,X2 方向に移動させなが
ら、固定光学ヘッド26から出射した記録用レーザー光
を可動光学ヘッド24の対物レンズ28から光磁気ディ
スク42の記録面に照射させる。そして、記録面におけ
る所望の磁化の向きを反転させることによって、所望の
情報が光磁気ディスク42の記録面に記録されることに
なる。
【0020】一方、光磁気ディスク42から情報を再生
する場合には、バイアスコイル38からの外部磁界の印
加を停止させた状態において、可動光学ヘッド24をガ
イドレール48に沿って図中矢印X1 ,X2 方向に移動
させながら、固定光学ヘッド26から出射した再生用レ
ーザー光を可動光学ヘッド24の対物レンズ28から光
磁気ディスク42の記録面に照射させる。そして、記録
面からの反射光又は透過光の磁気光学効果に基づく光量
変化を検出することによって、光磁気ディスク42の記
録面に記録された情報が再生されることになる。
【0021】また、図3,図5及び図6に示すように、
本実施の形態のディスクドライブ装置2は、装置内の温
度上昇及び塵埃の付着を効率よく防止することができる
ように、上述した仕切り部材30には、ディスクカート
リッジホルダ36(図2参照)に収容保持されたディス
クカートリッジ8の下面に対向した面に塵埃除去手段5
0が設けられている。
【0022】この塵埃除去手段50は、ディスクドライ
ブ装置2内を流れる空気流と略直交するように、図中矢
印X1 ,X2 方向に延出し且つ図中矢印Y方向に沿って
所定間隔で複数形成された断面凹状の溝部50aを備え
ている。なお、本実施の形態において、ディスクカート
リッジ8の下面とこの下面に対向した仕切り部材30の
面との間の隙間は、例えば約0.2mm程度であり、こ
の仕切り部材30に形成された溝部50aとディスクカ
ートリッジ8の下面との間の隙間は、例えば約0.6m
m程度に規定されている。
【0023】次に、本実施の形態のディスクドライブ装
置の冷却及び塵埃除去方法について図4ないし図6を参
照して説明する。この方法の説明に際し、本実施のディ
スクドライブ装置2は、図4に示すように、サブシステ
ム又はパソコン等の筐体52に組み込まれているものと
し、この筐体52の後部には、ディスクドライブ装置2
の挿入口10及び通気口14から吸引した空気を排出す
るためのファン54が設けられている。なお、本実施の
形態の冷却及び塵埃除去方法は、記録再生時だけでな
く、例えばディスク回転待機時や目標トラックに対する
アクセス時において、適宜実施することが可能である。
【0024】図4に示すように、まず、ディスクカート
リッジ8を挿入口10からディスクドライブ装置2内に
挿入して、ディスクカートリッジホルダ36に収容保持
させ、ドライブ装置内に装着させる。このとき、ディス
クドライブ装置2は、挿入口10,通気口14及び排気
口34aを除いて外気と通じる箇所はなく、略密閉状態
に維持されており、上述した光学デッキ部には、塵埃除
去手段50を通過した空気のみが流入する。
【0025】続いて、ファン54を動作させて、挿入口
10及び通気口14からディスクドライブ装置2内に空
気を吸引する。このとき吸引された塵埃を含んだ空気
は、その一部の空気がトップカバー6と回路基板18と
の間を流れ、残りの空気がディスクカートリッジ8の上
側及び下側を流れる。
【0026】このとき、トップカバー6と回路基板18
との間を流れる空気によって、回路基板18が冷却さ
れ、ディスクカートリッジ8の上側を流れる空気によっ
て、バイアスコイル38を保持するバイアスコイルホル
ダ40が冷却される。このとき、ディスクカートリッジ
8のバイアスコイルアクセス用開口8aは、バイアスコ
イルホルダ40に設けられたパッキン44によって閉塞
されているため、バイアスコイルアクセス用開口8aを
介して塵埃を含んだ空気が侵入することはない。
【0027】また、ディスクカートリッジ8の下側を流
れる空気は、図5及び図6に示すように、仕切り部材3
0に設けられた塵埃除去手段50とディスクカートリッ
ジ8の下面との間を流れる。この場合、図5(b)に示
すように、仕切り部材30に形成された複数の溝部50
aによって、ディスクカートリッジ8の下面とこの下面
に対向した仕切り部材30の面との間の隙間が変化して
いる関係上、塵埃除去手段50とディスクカートリッジ
8の下面との間を流れる空気は、その流速が隙間の変化
に対応して変化することになる。
【0028】具体的には、このような空気流は、隙間が
大きくなる溝部50aにおいて、渦巻き状態となるた
め、この渦巻きの遠心力によって空気に含まれている塵
埃は分離され、溝部50a内に堆積することになる。従
って、本実施の形態のように複数の溝部50aを設けた
ことによって、このような塵埃の分離堆積が繰り返され
るため、塵埃除去手段50を通過した空気は、塵埃が除
去された清浄な空気となる。また、溝部50aに生じる
渦巻きによって、空気から分離した塵埃は、主に溝部5
0aの隅部に堆積する。そして、一旦溝部50aの隅部
に堆積した塵埃は、渦巻きによる空気流の影響を受ける
ことがないため、空気流の作用によって、再び溝部50
aから巻き上がることはない。従って、本実施の形態に
適用された塵埃除去手段50によれば、確実に塵埃を除
去することが可能となる。
【0029】続いて、塵埃除去手段50によって塵埃が
除去された清浄な空気は、光学デッキ部に流入し、これ
らの構成を冷却する。このようにディスクドライブ装置
2内を流れた空気は、リアカバー34に形成された複数
の排気口34aから排気された後、ファン54によっ
て、筐体52(図4参照)から排出される。
【0030】このように本実施の形態のディスクドライ
ブ装置2によれば、装置内の温度上昇を防止するために
装置内に空気を導入しても、上述した光学デッキ部に
は、塵埃除去手段50を通過した清浄な空気のみを流入
させることができる。従って、装置を長期間安定して使
用し続けることができるため、光磁気ディスク42の記
録再生特性の劣化を防止することが可能となる。また、
本実施の形態のディスクドライブ装置2では、仕切り部
材30に所定間隔で複数形成された断面凹状の溝50a
を備え、塵埃を除去する手段を兼ねているので、従来に
おいて必要であった塵埃除去用のフィルタが不要となる
ため、装置の部品点数が少なくなり製造コストを低減さ
せることが可能となる。
【0031】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることはなく、以下のように種々変更しても、上
記実施の形態と同一の作用効果を得ることができる。な
お、後述する各変形例において、上記実施の形態と同一
の構成には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0032】図7には、本発明の第1の変形例に係るデ
ィスクドライブ装置2に適用された仕切り部材30の構
成が概略的に示されている。この変形例に適用された仕
切り部材30に設けられた塵埃除去手段50は、穴30
a,30bの回りに断面凹状の溝部50aを所定間隔で
複数形成して構成されている。具体的には、略長方形の
穴30aの回りの複数の溝部50aは、光磁気ディスク
42の半径方向に沿って形成されており、略円形の穴3
0bの回りの複数の溝部50aは、図中矢印Y方向に延
出し且つ図中矢印X1 ,X2 方向に沿って所定間隔で形
成されている。
【0033】このような変形例によれば、上記実施の形
態と同様に、装置内の温度上昇及び塵埃の付着を効率よ
く防止することが可能な低コストのディスクドライブ装
置を提供することが可能となる。
【0034】また、図8には、本発明の第2の変形例に
係るディスクドライブ装置2に適用された仕切り部材3
0の構成が概略的に示されている。この変形例に適用さ
れた仕切り部材30に設けられた塵埃除去手段50は、
断面略V字状の複数の溝部50aを備えて構成されてい
る。本変形例に適用された断面略V字状の複数の溝部5
0aは、上記実施の形態(図6参照)及び第1の変形例
(図7参照)のように配列させて形成することが好まし
い。
【0035】このような変形例によれば、上記実施の形
態及び第1の変形例と同様に、装置内の温度上昇及び塵
埃の付着を効率よく防止することが可能な低コストのデ
ィスクドライブ装置を提供することが可能となる。
【0036】また、図9には、本発明の第3の変形例に
係るディスクドライブ装置2の構成が概略的に示されて
おり、上記実施の形態と相違する点は、フロントパネル
12の通気口14を無くした点である。
【0037】このように本変形例によれば、通気口を無
くした場合でも、挿入口10から吸い込まれた空気は、
上記実施の形態と同様の経路を流れるため、装置内の温
度上昇及び塵埃の付着を効率よく防止することが可能な
低コストのディスクドライブ装置を提供することが可能
となる。
【0038】また、図10及び図11には、本発明の第
4の変形例に係るディスクドライブ装置2が筐体52に
組み込まれた状態が示されており、ファン54によって
吸い込まれた空気を排気口34aからディスクドライブ
装置2に導入した後、挿入口及び通気口14から排出す
るように構成されている。
【0039】この変形例に適用された仕切り部材30に
設けられた塵埃除去手段50は、穴30a,30bの回
りに断面凹状又は断面略V字状の溝部50a(図4
(b)及び図8(b)参照)を所定間隔で複数形成して
構成されている。具体的には、略長方形の穴30aの回
りの複数の溝部50aは、図中矢印X1 ,X2 方向に延
出し且つ図中矢印Y方向に沿って所定間隔で形成されて
おり、略円形の穴30bの回りの複数の溝部50aは、
穴30bの回りに同心円状に所定間隔で延出して形成さ
れている。
【0040】このような本変形例によれば、空気の流れ
が逆方向であっても、図11に示すように塵埃除去手段
50を構成することによって、上記実施の形態と同様
に、装置内の温度上昇及び塵埃の付着を効率よく防止す
ることが可能な低コストのディスクドライブ装置を提供
することが可能となる。
【0041】なお、上記実施の形態及び各変形例では、
光磁気記録再生方式のディスクドライブ装置について説
明したが、これに限定されることはなく、例えば、凹凸
ピットによる記録再生方式、反射膜の有無や変形或いは
屈折率変化による記録再生方式等のドライブ装置に本発
明のディスクドライブ装置の特徴を応用することも可能
である。
【0042】また、上述した具体的な構成から、以下の
ような技術的思想が導かれる。 1. ディスク状記録媒体を回転制御する駆動系及び前
記ディスク状記録媒体に対する情報の記録再生を行う記
録再生光学系が配置されたベースを備えたディスクドラ
イブ装置であって、前記駆動系及び記録再生光学系に対
して冷却用空気が導入されるように、前記ベースに設け
られた仕切り部材と、前記冷却用空気に含まれている塵
埃を除去するように、前記仕切り部材に設けられた塵埃
除去手段とを備えていることを特徴とするディスクドラ
イブ装置。 2. 前記塵埃除去手段には、前記冷却用空気の流れ方
向と略直交するように、所定形状の複数の溝部が設けら
れていることを特徴とする上記1に記載のディスクドラ
イブ装置。 3. 前記塵埃除去手段は、前記仕切り部材と一体的に
形成されていることを特徴とする上記1に記載のディス
クドライブ装置。 4. 前記仕切り部材は、前記ベースと一体的に形成さ
れていることを特徴とする上記1に記載のディスクドラ
イブ装置。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、装置内の温度上昇を防
止するために装置内に空気を導入しても、駆動系及び記
録再生光学系には、塵埃除去手段を通過した清浄な空気
のみを流入させることができる。従って、装置を長期間
安定して使用し続けることができるため、ディスク状記
録媒体の記録再生特性の劣化を防止することが可能とな
る。また、本発明によれば、従来において必要であった
塵埃除去用のフィルタが不要となるため、装置の部品点
数が少なくなり製造コストを低減させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディスクドライブ
装置と、この装置に対して挿脱されるディスクカートリ
ッジの外観斜視図。
【図2】図1に示されたディスクドライブ装置の断面
図。
【図3】図1のディスクドライブ装置に設けられた仕切
り部材の外観斜視図。
【図4】図1のディスクドライブ装置がサブシステム又
はパソコン等の筐体に組み込まれた状態を示す断面図。
【図5】(a)は、図1のディスクドライブ装置に挿入
されたディスクカートリッジの下側の空気流の状態を示
す断面図、(b)は、仕切り部材に設けられた塵埃除去
手段を流れる空気流の状態を示す断面図。
【図6】ディスクカートリッジの下側の空気流の状態を
示す平面図。
【図7】本発明の第1の変形例に係るディスクドライブ
装置の構成を示す平面図。
【図8】(a)は、本発明の第2の変形例に係るディス
クドライブ装置の構成を示す断面図、(b)は、仕切り
部材に設けられた塵埃除去手段を流れる空気流の状態を
示す断面図。
【図9】本発明の第3の変形例に係るディスクドライブ
装置の構成を示す断面図。
【図10】本発明の第4の変形例に係るディスクドライ
ブ装置がサブシステム又はパソコン等の筐体に組み込ま
れた状態を示す断面図。
【図11】図10のディスクドライブ装置内を流れる空
気流の状態を示す平面図。
【符号の説明】
2…ディスクドライブ装置、8…ディスクカートリッ
ジ、24…可動光学ヘッド、30…仕切り部材、50…
塵埃除去手段、50a…溝部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を回転制御する駆動
    系及び前記ディスク状記録媒体に対する情報の記録再生
    を行う記録再生光学系が配置されたベースを備えたディ
    スクドライブ装置であって、 前記駆動系及び記録再生光学系に対して冷却用空気が導
    入されるように、前記ベースに設けられた仕切り部材
    と、 前記冷却用空気に含まれている塵埃を除去するように、
    前記仕切り部材に設けられた塵埃除去手段とを備えてい
    ることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記塵埃除去手段には、前記冷却用空気
    の流れ方向と略直交するように、所定形状の複数の溝部
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ィスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記塵埃除去手段は、前記仕切り部材と
    一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のディスクドライブ装置。
JP22312195A 1995-08-31 1995-08-31 ディスクドライブ装置 Withdrawn JPH0969281A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026099A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Sanyo Electric Co Ltd 就寝者刺激装置

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JP2006026099A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Sanyo Electric Co Ltd 就寝者刺激装置

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