JP2816017B2 - 光メモリ用ドライブ装置 - Google Patents

光メモリ用ドライブ装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ビームを用いて情報の記録再生を行う光
学式情報記録再生装置の光メモリ用ドライブ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
光ディスク、磁気ディスク等を用いる情報記録再生装
置のメモリ用ドライブ装置は、装置の防塵、放熱に対し
て十分な配慮がなされなければならない。つまり、装置
内にはピックアップやスピンドルモータ、ボイスコイル
モータを初め各種の部材が設けられているが、これらの
発熱体からの熱を装置外に放熱しないと、情報の記録再
生特性の低下を招くという問題がある。また、ピックア
ップ、光ディスク等に塵埃が付着すると記録再生感度が
低下するという問題が生じる。
こうした問題点を解決すべく本出願人は、実願昭61−
92021号で次のような提案をしている。これは、カート
リッジ収納部と光学デッキとの間に、光学ヘッドアクセ
ス用等の開口を形成した仕切板を配設し、装置前面に設
けてあるカートリッジ挿入口からカートリッジ収納部内
に冷却風を導入し、侵入した塵埃が光学ヘッドや光学ヘ
ッドが移動するためのガイドレールに付着しないように
したものである。
〔本発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例は光学ヘッドや光学ヘッド
ガイド機構等が配設された仕切板下側の空間に冷却風を
導くようにしているので、仕切板を設けていても冷却風
に含まれる塵埃が光学ヘッドやガイドレールに付着して
しまい、長期間の使用後はアクセス性能の低下、記録再
生特性等の劣化等の不具合を生じさせてしまう。
一方、その不具合を解決するために、仕切板下部の光
学ヘッド、ガイドレール等が配設されている空間を、光
学ヘッドアクセス用等の孔を除いて密閉状態にした場合
は、光学ヘッド駆動機構、スピンドルモータ等が発生す
る熱を装置外側のカバー体表面から放熱することとな
る。すると、カバー体内部の温度上昇は著しくなり、光
学ヘッドの光源であるレーザダイオードの寿命の低下、
情報記録媒体の記録再生特性の劣化という不具合が生じ
てしまう。また、こうした不具合を回避するには温度上
昇を抑制するような駆動機構にせざるを得ず、そうする
と、光学ヘッドのアクセス速度を低下せざるを得なくな
ってしまうのである。
本発明は、上記不具合を解決すべく提案されるもの
で、情報記録媒体、光学ヘッドの光学部品への塵埃の付
着を防止するとともに、ドライブ装置内の温度上昇を防
止して、装置の耐久性、信頼性の向上を図った光メモリ
用ドライブ装置を提供することを目的としたものであ
る。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明は、上記目的を達成するために、情報記録媒体
に情報を記録再生するための光学ヘッド、光学ヘッドの
駆動機構、情報記録媒体を保持・回転させるためのスピ
ンドルモータ等を有する光学デッキ部、および情報記録
媒体を収納したディスクカートリッジを保持・移動させ
るためのローディング機構を有するドライブ機構部を設
けた光メモリ用ドライブ装置において、装置前面に冷却
空気取り入れ口、ディスクカートリッジ挿入口を設け、
装置後面に排気口を設け、それ以外の部分をほぼ密閉す
ることにより光メモリ用ドライブ装置全体が導風路とな
るように形成し、前記光学デッキ部とローディング機構
部との間に光学ヘッドアクセス用およびスピンドルモー
タ配置用の開口を除き開口を有しない仕切板を設け、少
なくとも光学デッキ部が冷却空気を取り入れる個所に防
塵用フィルタを設け、清浄化された空気流のみが光学デ
ッキ部を通過するようにした光メモリ用ドライブ装置と
したものである。
このように構成することにより、装置内に充分な冷却
風を導入しながら、塵埃を含んだ空気は光学デッキ部を
通過しないので、ドライブ装置内の温度上昇の防止を
し、光学ヘッドの光学素子や情報記録媒体等への塵埃の
付着を防止できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説
明してゆく。第1図は、本発明の第1実施例に係るドラ
イブ装置の外観斜視図であり、第2図は内部機構を省略
したドライブ装置内部の概要図である。ドライブ装置1
のフロントパネル2には、光磁気ディスクを収容するデ
ィスクカートリッジを挿脱するための挿入口3が設けら
れているとともに、その下側にはドライブ装置1内部へ
の通気を可能とするための格子状の貫通孔を複数形成し
た通気口4、およびディスクカートリッジをイジェクト
するためのイジェクトスイッチ5が設けられている。ま
た、ドライブ機構取りつけ用金具6には、インシュレー
タ7を介して後述するドライブ機構が取りつけられてい
る。第1のカバー8は、このドライブ機構を被覆してい
る。第1のカバー8のディスクカートリッジ挿入方向に
並設している第2のカバー9は、後述する各種回路を被
覆する回路基板カバーである。
次に、第2図に示すようにドライブ装置内の各種駆動
部の制御回路、信号制御回路、エラー訂正やコマンド解
読をするコントローラ回路等の各種回路用の回路基板1
0、11、12等がドライブ装置1内部に設けられており第
2のカバー9、第3のカバー13がこれらを被覆してい
る。なお、第2のカバー9の下部にはコネクタ14が設け
られている。第2図では、ドライブ機構等の内部機構は
省略し図示していない。
第3図は、ドライブ装置内部を示した断面図で、第4
図は分解斜視図である。第1のカバー8の内部には、ロ
ーディング機構を含むドライブ機構部、光学デッキ部が
設けられている。光学デッキ部は、アルミダイキャスト
製の略箱形状のベース15上に設けられ、このベース15の
フロントパネル寄り位置には冷却空気取り入れ用の開口
22が形成され、ここにフィルタ21が取り付けられてい
る。開口22のフロントパネル2側の空間には、ローディ
ング駆動装置(58〜60)が位置する他、書き込み検出ス
イッチ63が設けられる。フィルタ21は、光磁気ディスク
を保持・回転させるためのスピンドルモータ16、ボイス
コイルモータ(VCM)17によりガイドレール18を介して
前後方向に移動し、対物レンズ19bを有する可動部光学
ヘッド19等にクリーンな空気を送り込むために設けられ
るが、ローディング駆動装置(58〜60)はフィルタ21の
フロントパネル2側に配設される。これは、ローディン
グ駆動装置をフィルタ21の内側に設けると、配線による
小孔が生じ塵埃の侵入を招いてしまうからである。
VCM17は、内ヨーク、外ヨーク、マグネットを有し、
銅材のショートパイプが巻回されてコイル体を形成し、
磁気回路を形成している。そして、可動光学ヘッド19を
挟んで2つの磁気回路が対向して配設されており、両磁
気回路の間にガイドレール18がレール受けを介して平行
に延設されている。可動光学ヘッド19はX方向(移動方
向)に対する両側に形成された挿通孔にガイドレール18
を挿通させ、このガイドレール18に沿って複数のベアリ
ング(回転ローラ)を介し移動できるようになってい
る。可動光学ヘッド19のX方向に対する両側にコイル体
が接着剤により固定されており、その一部が内ヨークと
外ヨークとの間隙に接触しないように位置しこのコイル
体に電流を供給することにより、推力が生じ移動するの
である。また、可動光学ヘッド19が載置されたキャリッ
ジは、ベース15にFPC62を介して接続されている。な
お、スピンドルモータ16の下部外周には、接触するFPC6
2を保護するためにプラスチックの成形品であるカバー6
1が設けられている。また、ベース15のフロントパネル
2と反対側の外側にはレーザダイオード、フォトディス
ク等を有する固定光学ヘッド20が設けられている。な
お、固定光学ヘッド20からの光ビームは、ベース15に形
成された開口15aとこの開口15aのカバーガラス15bを通
過し、可動光学ヘッド19に付設されたカバーガラス19a
を通過し、可動光学ヘッド19内に設けられている反射プ
リズムにより反射され、アクチュエータによりフォーカ
ス方向、トラッキング方向に移動させられる対物レンズ
19bを通過し、光磁気ディスク28に光スポットとして収
束され到達するようになっている。
光学デッキ部の上部には、可動光学ヘッド19が移動で
きるようにした略長方形の孔23a、これに連続しスピン
ドルモータ16の一部を位置させるようにした略円形の孔
23bを形成した上下仕切板24が設けられている。これに
よりスピンドルモータ16、可動部光学ヘッド19、光学ヘ
ッド駆動機構等に上方から塵埃が侵入しない。この仕切
板24の上方にローディング機構部が設けられ、ローディ
ング機構部を被覆している第1のカバー8の前面には、
カートリッジ挿入口3に連通する開口25と開口ドア26が
設けられ、後面には第1の排気口27が設けられている。
ローディング機構部に装着されたディスクカートリッジ
29の内部には光磁気ディスク28が収容されており、この
ディスクカートリッジ29の上面にはバイアス界磁アクセ
ス用開口30が形成され、下面には光学ヘッドアクセス用
開口31が形成されている。
第4図に示すように、バイアス界磁ホルダ40の下面に
は、バイアス磁界印加装置41がX方向端部寄り(ディス
クカートリッジ29挿入方向端部寄り)に設けられ、対応
する上面個所のX方向両側に矩形孔が設けられ、そこに
フィルタ38がそれぞれ設けられている。また、バイアス
界磁ホルダ40のX方向に対する両側には、垂直に折り曲
げた側壁が形成され、この側壁の両端には内側に突出し
たガイドピン42が片側に2本づつ付設されている。
バイアス界磁ホルダ40の下側には、カートリッジホル
ダ43が配設されている。カートリッジホルダ43の上面部
には、ディスクカートリッジ29のシャッタ44を開閉する
ために、カートリッジホルダ43に形成されたガイド溝4
5、46に沿って作動する係合ピン47、レバー48、ガイド
ピン49、コイルバネ50が設けられている。また、前記バ
イアス磁界印加装置41に対応する個所には、この装置を
受け入れるための窓51が形成されている。また、カート
リッジホルダ43のX方向に対する両側には、垂直に折り
曲げた側壁が形成され、この側壁にはバイアス界磁ホル
ダ40のガイドピン42が係合するガイド溝52が片側に2か
所づつ設けられ、さらに側壁の中央には外側に突出した
ガイドピン53が片側に1本づつ設けられている。
カートリッジホルダ43の下側には、仕切板24が配設さ
れている。仕切板24の上面にはドライブプレート54が載
置され、仕切板24に設けてあるカートリッジガイドピン
55とプレートガイドピン56を介してX方向に移動できる
ようになっている。そして、ドライブプレート54が仕切
板24に対して移動した後は、両者の間に設けられている
スプリング57により復帰できるようになっている。スプ
リング57は、実施例では片側に1個だけ設けられている
が、両側に2個設けてもよいことはいうまでもない。な
お、これらのガイドピン55,56はディスクカートリッジ2
9を装着する際の位置決め用として作用する。また、仕
切板24のほぼ中央でディスクカートリッジ29挿入方向寄
り位置には光学ヘッド19が移動してもそのカバーが接触
しないように略長方形の孔23a、これに連続しスピンド
ルモータ16のターンテーブルが接触しないように略円形
の孔23bが形成されている。仕切板24の孔の近傍は周囲
よりやや盛り上げて形成され、盛り上がった部分の周辺
はほぼU字状を呈しており、ドライブプレートはこの盛
り上りを避けてU字形状をなしている。また、仕切板24
の下部には、ローディング用モータ58、ウォームギア5
9、カム60を有するローディング駆動装置が設けられて
いる。
以上のごとく構成されている本実施例のドライブ装置
1の動作を説明する。先ず挿入口3からディスクカート
リッジ29を挿入すると、ローディング機構により装置内
に搬送され、ドライブ機構に装着されてスピンドルモー
タ16により光磁気ディスク28が回転される。なお、情報
の記録再生後に、ディスクカートリッジ29を取り出すに
は、ドライブ機構に装着された状態でイジェクトスイッ
チ5を押すと、ディスクカートリッジ29の一部が挿入口
3から飛び出てその状態で挿入口3に保持されるので、
手で取り出せばよい。
次に、ディスクカートリッジ29をドライブ装置1に装
着して情報を記録再生している場合の、装置冷却方法を
説明する。ドライブ装置1は、フロントパネル2の挿入
口3、通気口4および後面の第1の排気口27を除いて、
光学デッキ部とローディング機構部は外気と通じる個所
はなく、密閉状態となっている。また、ドライブ装置1
はベース15と、その下方に設けてある第3のカバー13と
の間を、通気口4から導入した外気をドライブ装置1後
方に導くダクトとして形成している。なお、このダクト
には回路基板10が配設され、第1のカバー8の後方に並
設された第2のカバー9の内部には、回路基板11、12が
配設されている。
ドライブ装置1は、第5図に示すようにサブシステム
あるいはパソコン等の筐体32に組み込まれ、この筐体32
の後部にはドライブ装置1の挿入口3、通気口4からの
外気を吸引するようにファン33が設けられている。この
ように構成しているので、ファン33の回転により挿入口
3から取り入れられた外気は、ドライブ装置1の内部を
実線で示すような流れとなって進んでゆく。一方、通気
口から取り入れられた外気は、一部は破線で示すような
浄化された空気となって流れてゆくとともに、一部は実
線で示すような流れとなってダクト内を進んでゆく。そ
して、ファン33により筐体32の外部に排出されてゆく。
さらに、こうした空気の流れを第3図に従い、詳細に
説明する。ここで、実線で示す空気の流れは塵埃を含ん
だ状態であり、破線で示す空気の流れは清浄化された状
態である。先ず、通気口4から取り入れられた外気の一
部34は、ダクト内をファン方向にほぼダイレクトに進ん
でゆく。そして、ダクト内に配設されている回路基板10
を冷却する。この外気34は、フィルタを通過していない
ので塵埃を含んでいるものの、圧損が少ない状態でダク
ト内を通過するので、回路基板10の温度上昇を効果的に
抑止できる。なお、回路基板10は塵埃を含んだ空気に触
れても、塵埃による機能低下ということはなく問題はな
い。
次に、通気口4から取り入れられた外気の他の流れ35
は、光学デッキ部の前方開口22に設けてあるフィルタ21
を通過することにより、清浄化された空気35aになって
光学デッキ部内に侵入していく。そして、スピンドルモ
ータ16、VCM17、光学ヘッド19等の駆動機構を冷却した
後、仕切板24に形成されている開口23a、23bを通過し、
ディスクカートリッジ29に形成されているバイアス磁界
アクセス用開口30、光学ヘッドアクセス用開口31を通過
した後、第1の排気口27から排出されてゆく。
次に、挿入口3からローディング機構部内に取り入れ
られた外気36は、第1のカバー8の上面部内側に沿って
塵埃を含んだまま進み排気口27から排出されるととも
に、第2のカバー9の内部に配設されている回路基板1
1、12を冷却するようになっている。なお、ローディン
グ機構部内には、装着されたディスクカートリッジ29の
下部にパッキン37が設けられている。したがって、ディ
スクカートリッジ29の下面に塵埃を含んだ空気が侵入
し、仕切板24に形成された開口23a、23bから光学デッキ
部内に侵入してゆき各種光学素子等に塵埃を付着させる
ということはない。さらに、ディスクカートリッジ29の
上面に形成されたバイアス界磁アクセス用開口41をバイ
アス界磁ホルダの下面に設けたフィルタ38により閉塞し
て、光磁気ディスク28の回転に伴って生じる負圧によっ
て、挿入口3から侵入してきた塵埃を含んだ外気が光学
デッキ部内に逆流しないようにしてある。
以上のごとく、本実施例によればドライブ装置内の各
種駆動部材から生じる熱を、装置外に排出するための外
気を装置内に導入しても、塵埃の付着を避けたい光学デ
ッキ部内には清浄な空気しか流通しないため、光学ヘッ
ドを形成する各種光学素子、さらに光磁気ディスクに塵
埃が付着することを防止できる。従って、長期間の使用
においても光量の低下を招くという事態を回避できる。
また、装置内の温度上昇によって光磁気ディスクの記録
再生特性の低下を招くことも回避できる。
一方、回路基板を冷却するための冷却風通路にはフィ
ルタを設ける必要がないので、冷却用ファンは小型のも
ので充分であり、ドライブ装置を組み込む筐体の設計の
自由度が大きいという効果がある。
第6図は、本発明の第2実施例に係るドライブ装置の
断面図である。第1実施例と対応する個所には、同一符
号を付してある。本実施例ではベース15の後部に、第2
の排気口39を設けてある点を除いて、第1実施例と同様
である。
第2の排気口39は、固定光学ヘッド20と可動光学ヘッ
ド16間の光路用開口15aの近傍に位置し、開口の大き
さ、形状は第1の排気口27に比較して空気流の圧損が大
となるように形成されている。つまり、排気口39は少な
くとも以下の条件を満足するように形成されている。挿
入口3からの単位時間当たりの吸気量をV1とし、フィル
タ21の単位時間当たりの吸気量をV2とし、第1の排気口
27の単位時間当たりの排気量をV3とし、第2の排気口39
の単位時間当たりの排気量をV4とした場合、 V3−V1>0(V2−V4>0) となるようにしておく。
このような条件を満足させるように構成しておかない
と、塵埃を含んだ空気36がバイアス磁界ホルダ、ディス
クカートリッジに形成されている開口を通過して光学デ
ッキ部内に逆流し、光学素子等に塵埃を付着させてしま
う恐れがある。
本実施例は、以上のごとく構成しているので、通気口
4から取り込まれた外気の一部はダクト内をファン方向
にほぼダイレクトに進んでゆく。次に、通気口4から取
り入れられた外気の他の流れ35は、光学デッキ部の前方
開口22に設けてあるフィルタ21を通過することにより、
清浄化された空気35aになって光学デッキ部内に侵入し
ていく。そして、仕切板24に形成されている開口25a、2
5b、ディスクカートリッジ29に形成されているバイアス
磁界アクセス用開口30、光学ヘッドアクセス用開口31を
通過した後、第1の排気口から排出されてゆく。同時に
光学デッキ部内に侵入してきた清浄化された空気の一部
は、第2の排気口39からも排出されてゆくのである。次
に、挿入口3からローディング機構部内に取り入れられ
た外気36は、第1のカバー8の上面部内側に沿って塵埃
を含んだまま進み第1の排気口27から排出されてゆく。
以上のごとく、本実施例によればドライブ装置内の各
種駆動機構から生じる熱を、第1実施例と同様に装置外
に排出してゆくのであるが、第2の排気口39からも排出
できるので、光学デッキ部内の熱負荷が大きな場合でも
装置内の温度上昇を抑制できる。従って、第1実施例に
比較していっそう装置内冷却効果が大きく、光磁気ディ
スクの寿命を長くする他、装置の信頼性の向上を図れ
る。
本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、
幾多の変更、変形が可能となる。例えば、前記実施例で
は光学ヘッドが可動部と固定部に分離したいわゆる分離
光学形である場合を示しているが、一体型の光学ヘッド
であってもよい。このように一体型の光学ヘッドとした
場合は、固定光学ヘッドの出射口に設けた防塵用のカバ
ーガラスや可動光学ヘッドの入射口に設けた防塵用のカ
バーガラスは不要となるので、塵埃の付着する光学部材
が減少し、光量低下による情報の記録再生特性の劣化を
いっそう回避できる。
また、実施例では光磁気ディスクを記録媒体としてい
るが、相変化媒体を使用する書き換え型光ディスクや各
種の追記型光ディスクの場合にも適用できる。
また、実施例では挿入口3の内側に設けられている開
口ドア26は、ディスクカートリッジ29がロード状態の時
に半開きになったままとなる構成であるが、これをロー
ディング動作に連動してディスクカートリッジ29が装置
内部に装着された後は挿入口3を密閉するように構成す
ることにより、ローディング機構部内への塵埃を含んだ
空気の吸い込み量を減少させ、いっそう内部部材への塵
埃の付着を防止できる。
〔発明の効果〕 以上のごとく、本発明によればドライブ装置内の光学
デッキ部とローディング機構部との間に仕切板を設け、
さらに光学デッキ部の空気取り入れ口にフィルタを設
け、塵埃を含んだ空気は光学デッキ部を通過しないで空
気排気口から排出されるように構成してあるので、冷却
ファンを有する筐体に光メモリ用ドライブ装置を組み込
んで使用した場合、各種駆動部材からの発生熱を効率よ
く排出しながら各種光学素子への塵埃の付着を防止でき
る。
したがって、長期間の使用においても光量の低下を招
いたり、光磁気ディスクへの記録再生特性の低下を招く
ことを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係るドライブ装置の外
観斜視図、 第2図は、内部機構を省略したドライブ装置内部の概要
図、 第3図は、ドライブ装置の断面図、 第4図は、ドライブ装置の分解斜視図、 第5図は、ドライブ装置を筐体に組み込んだ状態を示し
た概要図、 第6図は、本発明の第2実施例に係るドライブ装置の断
面図である。 1……ドライブ装置 3……挿入口 4……通気口 16……スピンドルモータ 17……VCM 19……可動光学ヘッド 21……フィルタ 23a、23b……孔 24……仕切板 27……第1の排気口 28……光磁気ディスク 29……ディスクカートリッジ 38……フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出口 健志 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−89599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体に情報を記録再生するための
    光学ヘッド、光学ヘッドの駆動機構、情報記録媒体を保
    持・回転させるためのスピンドルモータ等を有する光学
    デッキ部、および情報記録媒体を収納したディスクカー
    トリッジを保持・移動させるためのローディング機構を
    有するドライブ機構部を設けた光メモリ用ドライブ装置
    において、 装置前面に冷却空気取り入れ口、ディスクカートリッジ
    挿入口を設け、装置後面に排気口を設け、それ以外の部
    分をほぼ密閉することにより光メモリ用ドライブ装置全
    体が導風路となるように形成し、前記光学デッキ部とロ
    ーディング機構部との間に光学ヘッドアクセス用および
    スピンドルモータ配置用の開口を除き開口を有しない仕
    切板を設け、少なくとも光学デッキ部が冷却空気を取り
    入れる個所に防塵用フィルタを設け、清浄化された空気
    流のみが光学デッキ部を通過するようにしたことを特徴
    とした光メモリ用ドライブ装置。
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