JPH0969162A - 車載用画像処理装置 - Google Patents
車載用画像処理装置Info
- Publication number
- JPH0969162A JPH0969162A JP7223866A JP22386695A JPH0969162A JP H0969162 A JPH0969162 A JP H0969162A JP 7223866 A JP7223866 A JP 7223866A JP 22386695 A JP22386695 A JP 22386695A JP H0969162 A JPH0969162 A JP H0969162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- scanning
- detection
- image
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 130
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 13
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Image Input (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】撮像装置を天地逆向きに設置することにより、
撮像装置の走査方向と検出処理の走査方向を一致させて
撮像装置の走査と同時に検出処理を行なわせることで、
高速検出処理が実現できると共に、撮像と同時検出処理
のためフレームメモリを必要としない安価な装置を提供
する。 【解決手段】天地逆向きに車両に設置され、上下逆方向
の車両付近の画像を得る画像入力手段1と、撮像画像の
中から自車両前方より走行路上を垂直に伸びる複数の検
出対象物を、画面上の自車両より近い側から遠い側に向
けて一走査線毎に左右方向に走査すると共に、走査結果
より走査線上における検出対象物の位置を検出し、前走
査線における位置検出結果を基に次ぎの走査線上におけ
る検出範囲を設定する走行路検出部5を備えている。
撮像装置の走査方向と検出処理の走査方向を一致させて
撮像装置の走査と同時に検出処理を行なわせることで、
高速検出処理が実現できると共に、撮像と同時検出処理
のためフレームメモリを必要としない安価な装置を提供
する。 【解決手段】天地逆向きに車両に設置され、上下逆方向
の車両付近の画像を得る画像入力手段1と、撮像画像の
中から自車両前方より走行路上を垂直に伸びる複数の検
出対象物を、画面上の自車両より近い側から遠い側に向
けて一走査線毎に左右方向に走査すると共に、走査結果
より走査線上における検出対象物の位置を検出し、前走
査線における位置検出結果を基に次ぎの走査線上におけ
る検出範囲を設定する走行路検出部5を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像画像より車
両前方の走行路線或いは走行車の識別処理を高速に行う
車載用画像処理装置に関するものである。
両前方の走行路線或いは走行車の識別処理を高速に行う
車載用画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平4-134503
号公報に開示された従来の車載用画像処理装置の構成を
示すブロック図である。図において、1はCCDカメラ
等の撮像装置からなる画像入力部であり、この画像入力
部1は例えば車両のフロントミラーの裏側等に取り付け
られて車両前方の走行路上の像を撮像する。2は画像入
力部1より入力された画像信号をフィルタリングや色抽
出処理して入力画像より走行路上の白線領域を抽出し、
更に白線領域を2値化する画像処理部である。
号公報に開示された従来の車載用画像処理装置の構成を
示すブロック図である。図において、1はCCDカメラ
等の撮像装置からなる画像入力部であり、この画像入力
部1は例えば車両のフロントミラーの裏側等に取り付け
られて車両前方の走行路上の像を撮像する。2は画像入
力部1より入力された画像信号をフィルタリングや色抽
出処理して入力画像より走行路上の白線領域を抽出し、
更に白線領域を2値化する画像処理部である。
【0003】3は画像処理部2にて二値化された入力画
像をフレームメモリ3aに格納し、その画像をもとに白
線に挟まれた車両の走行路領域と走行路方向を検出する
走行路領域抽出部である。
像をフレームメモリ3aに格納し、その画像をもとに白
線に挟まれた車両の走行路領域と走行路方向を検出する
走行路領域抽出部である。
【0004】次に従来装置の動作を図10に基づいて説
明する。図10は画像入力部(撮像装置)1による走査
の方向と走行路領域抽出処理部3の白線検出処理の走査
の方向とを示す図である。走行路検出は、走行路を分け
る白線を検出することによりなされる。この白線検出
は、フレームメモリ3aに記憶された二値化画像を走査
することによりなされる。白線検出処理の走査の方向
は、画面下方すなわちy座標値が小さい方から順次画面
上方すなわちy座標値の大きい方へ走査され、白線検出
処理は走査線単位で行われる。
明する。図10は画像入力部(撮像装置)1による走査
の方向と走行路領域抽出処理部3の白線検出処理の走査
の方向とを示す図である。走行路検出は、走行路を分け
る白線を検出することによりなされる。この白線検出
は、フレームメモリ3aに記憶された二値化画像を走査
することによりなされる。白線検出処理の走査の方向
は、画面下方すなわちy座標値が小さい方から順次画面
上方すなわちy座標値の大きい方へ走査され、白線検出
処理は走査線単位で行われる。
【0005】一走査線内での白線検出は、特定基準点か
ら左右方向に画像を走査する事により、左右両側の白線
位置を検出するもので、走査開始位置、走査範囲等は既
に検出済みである一つ下の走査線の白線検出結果を用い
る。また、一番下の白線検出の走査開始位置、走査範囲
等は特定の値を使う。走査を画面下方から順次画面上方
に移動するのは、画面下方の検出結果を画面上方の検出
に反映させるためであるが、これは次に挙げる効果を目
的としている。
ら左右方向に画像を走査する事により、左右両側の白線
位置を検出するもので、走査開始位置、走査範囲等は既
に検出済みである一つ下の走査線の白線検出結果を用い
る。また、一番下の白線検出の走査開始位置、走査範囲
等は特定の値を使う。走査を画面下方から順次画面上方
に移動するのは、画面下方の検出結果を画面上方の検出
に反映させるためであるが、これは次に挙げる効果を目
的としている。
【0006】1.白線の様に車両と平行して前方に延び
ている線は、画面上では下方より上方に伸びるに連れ
て、即ち、自車両より遠方になるに連れて画面上の白線
幅が小さくなる。従って、画面下方から画面上方に向か
って順次白線検出処理を行うに連れて検出範囲の左右位
置の幅を車線幅に応じて小さくすることで白線以外のノ
イズを省くことができる。
ている線は、画面上では下方より上方に伸びるに連れ
て、即ち、自車両より遠方になるに連れて画面上の白線
幅が小さくなる。従って、画面下方から画面上方に向か
って順次白線検出処理を行うに連れて検出範囲の左右位
置の幅を車線幅に応じて小さくすることで白線以外のノ
イズを省くことができる。
【0007】2.画面上方に比べ画面下方の方が安定し
ている。これは、車両はほとんどの場合、左右の白線の
間を走行するため、画面下方での白線位置はあまり変化
しない。しかし、画面上方は遠方を映しているため、白
線が曲がっている場合など、白線は大きく変化するため
である。これより、安定している下方の検出を先に行い
その結果を上方の検出に反映させることで、検出の安定
性を向上させることができる。
ている。これは、車両はほとんどの場合、左右の白線の
間を走行するため、画面下方での白線位置はあまり変化
しない。しかし、画面上方は遠方を映しているため、白
線が曲がっている場合など、白線は大きく変化するため
である。これより、安定している下方の検出を先に行い
その結果を上方の検出に反映させることで、検出の安定
性を向上させることができる。
【0008】3.前項1、2の理由により画面下方は車
線幅が大きく白線位置も安定しているため、特定基準点
より画面を二分したとき、右側には右側白線、左側には
左側白線がある確率が高い。そのため、検出条件が最も
広い最初の検出走査線を下方にすることが最も安定であ
る。
線幅が大きく白線位置も安定しているため、特定基準点
より画面を二分したとき、右側には右側白線、左側には
左側白線がある確率が高い。そのため、検出条件が最も
広い最初の検出走査線を下方にすることが最も安定であ
る。
【0009】4.白線は部分的に連続である。間欠白線
でも部分的には連続であるため、下方の白線検出点の近
傍を検出走査範囲と限定することにより、連続線でない
ものを除外することが出来る。
でも部分的には連続であるため、下方の白線検出点の近
傍を検出走査範囲と限定することにより、連続線でない
ものを除外することが出来る。
【0010】また、特開平3-296200号公報には
車両の水平輪郭線を検索して車両を認識し、認識された
車両の画面上での物理的な位置により車間距離を計測す
るものである。この場合も水平輪郭線を、白線検出処理
と同様に自車両手前側から奥側にむけて検索する処理に
より行われる。
車両の水平輪郭線を検索して車両を認識し、認識された
車両の画面上での物理的な位置により車間距離を計測す
るものである。この場合も水平輪郭線を、白線検出処理
と同様に自車両手前側から奥側にむけて検索する処理に
より行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用画像処理
装置は、図10に示されるように撮像装置の画像走査方
向は、白線検出処理の走査方向、即ち、白線検出方向も
しくは車両認識方向と食い違っているため、撮像装置に
よって入力された画像を1フレーム分、一旦、フレーム
メモリに格納した後に、白線検出処理の走査方向にそっ
て画像を読みだして白線検出処理を行うためその処理は
1画面分遅れた処理となり時間的に処理効率が悪くなる
という問題点があった。
装置は、図10に示されるように撮像装置の画像走査方
向は、白線検出処理の走査方向、即ち、白線検出方向も
しくは車両認識方向と食い違っているため、撮像装置に
よって入力された画像を1フレーム分、一旦、フレーム
メモリに格納した後に、白線検出処理の走査方向にそっ
て画像を読みだして白線検出処理を行うためその処理は
1画面分遅れた処理となり時間的に処理効率が悪くなる
という問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題を解決すべく為された
ものであり、入力画面をフレームメモリに格納する必要
も無く、画像の走査と同時に検出対象物の検出処理が行
える時間的にも効率の良い車載用画像処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
ものであり、入力画面をフレームメモリに格納する必要
も無く、画像の走査と同時に検出対象物の検出処理が行
える時間的にも効率の良い車載用画像処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車載用画
像処理装置は、車両付近を撮影し、撮影画像を処理する
ことで車両付近の検出対象物を検出する車載用画像処理
装置であって、天地逆向きに車両に設置され、上下逆方
向に車両付近の画像を得る撮像手段と、撮像画像の中か
ら自車両前方より走行路上を垂直に伸びる複数の検出対
象物を、画面上の自車両より近い側から遠い側に向けて
一走査線毎に左右方向に走査する走査手段と、走査結果
より走査線上における検出対象物の位置を検出する位置
検出手段と、前走査線における位置検出結果を基に次ぎ
の走査線上における検出範囲を設定する検出範囲設定手
段とを備えたものである。
像処理装置は、車両付近を撮影し、撮影画像を処理する
ことで車両付近の検出対象物を検出する車載用画像処理
装置であって、天地逆向きに車両に設置され、上下逆方
向に車両付近の画像を得る撮像手段と、撮像画像の中か
ら自車両前方より走行路上を垂直に伸びる複数の検出対
象物を、画面上の自車両より近い側から遠い側に向けて
一走査線毎に左右方向に走査する走査手段と、走査結果
より走査線上における検出対象物の位置を検出する位置
検出手段と、前走査線における位置検出結果を基に次ぎ
の走査線上における検出範囲を設定する検出範囲設定手
段とを備えたものである。
【0014】請求項2に係る車載用画像処理装置は、車
両付近を撮影し、撮影画像を処理することで車両付近の
検出対象物を検出する車載用画像処理装置であって、天
地逆向きに車両に設置され、上下逆方向に走行路上の前
方車両の画像を得る撮像手段と、撮像画像の中から前記
走行路上の前方車両を、画面上の自車両より近い側から
遠い側に向けて一走査線毎に左右方向に走査する走査手
段と、走査結果より前方車両を検出する位置検出手段と
を備えたものである。
両付近を撮影し、撮影画像を処理することで車両付近の
検出対象物を検出する車載用画像処理装置であって、天
地逆向きに車両に設置され、上下逆方向に走行路上の前
方車両の画像を得る撮像手段と、撮像画像の中から前記
走行路上の前方車両を、画面上の自車両より近い側から
遠い側に向けて一走査線毎に左右方向に走査する走査手
段と、走査結果より前方車両を検出する位置検出手段と
を備えたものである。
【0015】請求項3に係る車載用画像処理装置は、請
求項2に記載の車載用画像処理装置において、撮像手段
は撮像画像より水平輪郭線を抽出し、この水平輪郭線の
数を走査手段による走査過程で位置検出手段に計数さ
せ、計数値が所定値になった時に車両検出を判断させる
ものである。
求項2に記載の車載用画像処理装置において、撮像手段
は撮像画像より水平輪郭線を抽出し、この水平輪郭線の
数を走査手段による走査過程で位置検出手段に計数さ
せ、計数値が所定値になった時に車両検出を判断させる
ものである。
【0016】
実施の形態1.図1は画像入力部1より入力された車両
前方の画像である。本実施の形態では撮像装置(画像入
力部1)を天地逆にすることにより画面上方が自車両に
近い部分、画面下方が自車両より遠い部分となるため、
白線検出検出処理の走査線は従来例の画面とは逆に車線
幅が広くなる画面上方から車線幅が狭くなる画面下方に
向けてを移動することになる。画面上で走査線を自車両
より近い側から遠い側に向けて移動させるのは、近い側
の検出結果を遠い側の検出条件に反映させる為である
が、これは次に挙げる効果を目的としている。
前方の画像である。本実施の形態では撮像装置(画像入
力部1)を天地逆にすることにより画面上方が自車両に
近い部分、画面下方が自車両より遠い部分となるため、
白線検出検出処理の走査線は従来例の画面とは逆に車線
幅が広くなる画面上方から車線幅が狭くなる画面下方に
向けてを移動することになる。画面上で走査線を自車両
より近い側から遠い側に向けて移動させるのは、近い側
の検出結果を遠い側の検出条件に反映させる為である
が、これは次に挙げる効果を目的としている。
【0017】1.白線の様に車両と平行して前方に延び
ている線は、画面上では近くより遠くなるに連れて画面
上の車線幅が狭くなる。近い側から遠い側に向かって順
次検出処理を行うに連れて検出範囲の左右位置の幅を車
線幅に応じて狭くすることにより、白線以外のノイズを
省くことができる。
ている線は、画面上では近くより遠くなるに連れて画面
上の車線幅が狭くなる。近い側から遠い側に向かって順
次検出処理を行うに連れて検出範囲の左右位置の幅を車
線幅に応じて狭くすることにより、白線以外のノイズを
省くことができる。
【0018】2.自車両に近い側の方が遠い側に比べて
安定している。これは、車両はほとんどの場合左右の白
線の間を走行するため、自車両付近での白線位置はあま
り変化しないが、遠方に撮像された白線が曲がっている
場合など、白線位置が大きく変化するためである。これ
より、安定している自車両付近の白線検出を先に行いそ
の結果を次ぎに遠方白線の検出に反映させることで、検
出の安定性を向上させることができる。
安定している。これは、車両はほとんどの場合左右の白
線の間を走行するため、自車両付近での白線位置はあま
り変化しないが、遠方に撮像された白線が曲がっている
場合など、白線位置が大きく変化するためである。これ
より、安定している自車両付近の白線検出を先に行いそ
の結果を次ぎに遠方白線の検出に反映させることで、検
出の安定性を向上させることができる。
【0019】3.前項1、2の理由により自車両付近は
車線幅が広く白線位置も安定しているため、特定基準点
より画面を左右二分したとき、右側には右側白線(画面
上。実際は左側白線。)、左側には左側白線(画面上。
実際は右側白線。)がある確率が高い。そのため、検出
条件が最も広い最初の走査線を自車両付近にすることが
最も安定である。
車線幅が広く白線位置も安定しているため、特定基準点
より画面を左右二分したとき、右側には右側白線(画面
上。実際は左側白線。)、左側には左側白線(画面上。
実際は右側白線。)がある確率が高い。そのため、検出
条件が最も広い最初の走査線を自車両付近にすることが
最も安定である。
【0020】4.白線は部分的に連続である。間欠白線
でも部分的には連続であるため、自車に近い側の白線検
出点の近傍を検出走査範囲と限定することにより、連続
線でないものを除外することが出来る。
でも部分的には連続であるため、自車に近い側の白線検
出点の近傍を検出走査範囲と限定することにより、連続
線でないものを除外することが出来る。
【0021】これらの効果に加え、撮像装置の走査方向
と白線検出処理の走査方向が一致しているため、1フレ
ーム分の画像データを記憶するフレームメモリを必要せ
ず、また、画像処理を一画面分遅れた処理になる点を解
決して、安価で高速な検出処理を行える装置を提供でき
る。
と白線検出処理の走査方向が一致しているため、1フレ
ーム分の画像データを記憶するフレームメモリを必要せ
ず、また、画像処理を一画面分遅れた処理になる点を解
決して、安価で高速な検出処理を行える装置を提供でき
る。
【0022】図2は本実施の形態による車載用画像処理
装置の構成を示すブロック図である。図中、図9と同一
符号は同一または相当部分を示す。図において、4はア
ドレス発生部であり、このアドレス発生部4は画像入力
部1より画像処理部2に入力された画像を走査する際の
走査位置を(x,y)座標にて発生する。5は走行路検
出部であり撮像され二値化された画像と走査位置の
(x,y)座標より左右の白線位置を検出する走行路検
出部である。尚、走行路検出部5は走査手段、位置検出
手段、検出範囲設定手段を構成する。
装置の構成を示すブロック図である。図中、図9と同一
符号は同一または相当部分を示す。図において、4はア
ドレス発生部であり、このアドレス発生部4は画像入力
部1より画像処理部2に入力された画像を走査する際の
走査位置を(x,y)座標にて発生する。5は走行路検
出部であり撮像され二値化された画像と走査位置の
(x,y)座標より左右の白線位置を検出する走行路検
出部である。尚、走行路検出部5は走査手段、位置検出
手段、検出範囲設定手段を構成する。
【0023】図3は走行路検出部5の処理動作を説明す
るフローチャートである。図4は図3の一走査線内にお
ける白線検出処理の詳細を示すフローチャートを示す。
図3では、走査位置のy座標位置が検出開始線≦y<検
出終了線であるときのみ図4の一走査線内白線検出を行
うもので、前回の白線検出位置を今回の検出範囲、特定
基準点に反映させる事により、白線以外のノイズを除去
している。尚、検出開始線および検出終了線は予めy座
標値にて設定されている。
るフローチャートである。図4は図3の一走査線内にお
ける白線検出処理の詳細を示すフローチャートを示す。
図3では、走査位置のy座標位置が検出開始線≦y<検
出終了線であるときのみ図4の一走査線内白線検出を行
うもので、前回の白線検出位置を今回の検出範囲、特定
基準点に反映させる事により、白線以外のノイズを除去
している。尚、検出開始線および検出終了線は予めy座
標値にて設定されている。
【0024】次に、図3のフローチャートに従って走査
線上の左側及び右側検出範囲の設定処理について説明す
る。左側及び右側検出範囲における走査線に沿った画素
の変化より左側走行路および右側走行路を検出する。即
ち、検出範囲内において走査線にそって画素値の変化を
走査し、画素値が1となった(x,y)座標位置を二値
化された白線の輪郭線の一点とする。
線上の左側及び右側検出範囲の設定処理について説明す
る。左側及び右側検出範囲における走査線に沿った画素
の変化より左側走行路および右側走行路を検出する。即
ち、検出範囲内において走査線にそって画素値の変化を
走査し、画素値が1となった(x,y)座標位置を二値
化された白線の輪郭線の一点とする。
【0025】先ず、走査位置のy座標値は、検出開始線
を設定した(x,y)座標を通る走査線上にあるか否か
を判定する(ステップS500)。この時、走査位置が
検出開始線上に位置しないと判定されたならば1本下の
走査線に進み検出開始線を判定する。検出開始線が判定
されたならば、走査線上の左側検出範囲および右側検出
範囲を初期設定する(ステップS502)。左側検出範
囲および右側検出範囲としては、画面のほぼ縦中心線を
特定基準点L/2した場合、左側検出範囲={0<x<
L/2}、右側検出範囲={L/2<x<L}とする。
ここで、xは走査線上のx方向の検出範囲を示す。
を設定した(x,y)座標を通る走査線上にあるか否か
を判定する(ステップS500)。この時、走査位置が
検出開始線上に位置しないと判定されたならば1本下の
走査線に進み検出開始線を判定する。検出開始線が判定
されたならば、走査線上の左側検出範囲および右側検出
範囲を初期設定する(ステップS502)。左側検出範
囲および右側検出範囲としては、画面のほぼ縦中心線を
特定基準点L/2した場合、左側検出範囲={0<x<
L/2}、右側検出範囲={L/2<x<L}とする。
ここで、xは走査線上のx方向の検出範囲を示す。
【0026】走査位置が検出終了線を設定した(x,
y)座標を通る走査線上にあるか否かを判定する(ステ
ップS503)。そして、走査位置が検出終了線上ある
と判断されたならば、走向路検出処理を終了する。しか
し、走査位置が検出終了線上にないと判断されたなら
ば、ステップS502で設定された検出範囲内において
一走査線上に沿って画素値を走査する(ステップS50
4)。そして、左側検出範囲xにおいて画素値1のx座
標と右側検出範囲xにおいて画素値1のx座標、即ち、
一走査線内の左側白線と右側白線の一点をx座標にて検
出する。
y)座標を通る走査線上にあるか否かを判定する(ステ
ップS503)。そして、走査位置が検出終了線上ある
と判断されたならば、走向路検出処理を終了する。しか
し、走査位置が検出終了線上にないと判断されたなら
ば、ステップS502で設定された検出範囲内において
一走査線上に沿って画素値を走査する(ステップS50
4)。そして、左側検出範囲xにおいて画素値1のx座
標と右側検出範囲xにおいて画素値1のx座標、即ち、
一走査線内の左側白線と右側白線の一点をx座標にて検
出する。
【0027】初期設定された左側検出範囲と右側検出範
囲で白線の一点の位置(左位置と右位置)が検出された
ならば、次の走査線における左側検出範囲と右側検出範
囲を設定する(ステップS505)。左側検出範囲は、
前回の左位置のx座標より距離d2だけ中心に進んだx
座標点と前回の左位置のx座標より距離d1だけ外側に
に進んだx座標点とを結ぶ範囲とする。右側検出範囲
は、前回の右位置のx座標より距離d2だけ中心に進ん
だx座標点と前回の右位置のx座標より距離d1だけ外
側に進んだx座標点とを結ぶ範囲とする。
囲で白線の一点の位置(左位置と右位置)が検出された
ならば、次の走査線における左側検出範囲と右側検出範
囲を設定する(ステップS505)。左側検出範囲は、
前回の左位置のx座標より距離d2だけ中心に進んだx
座標点と前回の左位置のx座標より距離d1だけ外側に
に進んだx座標点とを結ぶ範囲とする。右側検出範囲
は、前回の右位置のx座標より距離d2だけ中心に進ん
だx座標点と前回の右位置のx座標より距離d1だけ外
側に進んだx座標点とを結ぶ範囲とする。
【0028】検出範囲が設定されたならば、当該走査線
に進み(ステップS506)、白線を検出するが再度ス
テップS503において走査線が検出終了線か否かを判
定し、検出終了線でなければ設定された検出範囲で白線
を検出する(ステップ504)。以上、ステップS50
3からS506の処理を検出終了線が検出されるまで繰
り返される。また、左右の検出範囲の設定は各走査線と
も前回の白線検出点を中心にステップS505で設定さ
れる。
に進み(ステップS506)、白線を検出するが再度ス
テップS503において走査線が検出終了線か否かを判
定し、検出終了線でなければ設定された検出範囲で白線
を検出する(ステップ504)。以上、ステップS50
3からS506の処理を検出終了線が検出されるまで繰
り返される。また、左右の検出範囲の設定は各走査線と
も前回の白線検出点を中心にステップS505で設定さ
れる。
【0029】一走査線内における白線検出処理として、
走査線上における走査位置である左位置及び右位置を0
に初期設定する(ステップS600)。x座標上におけ
る走査位置xが特定基準点より大きいか否かを判定する
(ステップS601)。走査位置xが特定基準点より小
さいと判断されたならば、走査位置は走査線を二分した
左側にあると判断する。
走査線上における走査位置である左位置及び右位置を0
に初期設定する(ステップS600)。x座標上におけ
る走査位置xが特定基準点より大きいか否かを判定する
(ステップS601)。走査位置xが特定基準点より小
さいと判断されたならば、走査位置は走査線を二分した
左側にあると判断する。
【0030】次に走査位置xが予め設定した左側検出範
囲内に入っているか否かを判断し(ステップS60
2)、左側検出範囲内に入っている場合には走査位置x
における画素値が1か否かを判断する(ステップS60
3)。画素値が1であれば、白線の外側輪郭線が検出さ
れたことになる。そして、画素値1の場合の走査位置の
x座標を求め左位置を当走査位置のx座標値に更新する
(ステップS604)。更新後、走査線に沿った次の画
素に進む(ステップS605)。
囲内に入っているか否かを判断し(ステップS60
2)、左側検出範囲内に入っている場合には走査位置x
における画素値が1か否かを判断する(ステップS60
3)。画素値が1であれば、白線の外側輪郭線が検出さ
れたことになる。そして、画素値1の場合の走査位置の
x座標を求め左位置を当走査位置のx座標値に更新する
(ステップS604)。更新後、走査線に沿った次の画
素に進む(ステップS605)。
【0031】そして、走査位置xが走査線の左側半分領
域であり、左側検出範囲内であれば(ステップS60
1、602)、進んだ先の画素値が1であるか否かを判
断し(ステップS603)、1であればその時の走査位
置のx座標値を左位置に更新する(ステップS60
4)。即ち、白線が所定の幅を有している場合、左側検
出範囲内において、白線幅に応じて画素値1が連続して
続くが、最終的には白線内側の輪郭に対応する画素の座
標位置を左位置にする。
域であり、左側検出範囲内であれば(ステップS60
1、602)、進んだ先の画素値が1であるか否かを判
断し(ステップS603)、1であればその時の走査位
置のx座標値を左位置に更新する(ステップS60
4)。即ち、白線が所定の幅を有している場合、左側検
出範囲内において、白線幅に応じて画素値1が連続して
続くが、最終的には白線内側の輪郭に対応する画素の座
標位置を左位置にする。
【0032】画素を走査して走査位置を右側に進めて行
き、走査位置が特定基準点を越えたならば、走査位置が
走査線の終端か否かを判断する(ステップS606)。
終端でないと判断されたならば予め設定された右側検出
範囲内に入ったか否かを判断し、入っていなければ右側
検出範囲内に入るまで順次画素を走査する(ステップS
611)。
き、走査位置が特定基準点を越えたならば、走査位置が
走査線の終端か否かを判断する(ステップS606)。
終端でないと判断されたならば予め設定された右側検出
範囲内に入ったか否かを判断し、入っていなければ右側
検出範囲内に入るまで順次画素を走査する(ステップS
611)。
【0033】右側検出範囲内に入ったことが判断された
ならば右位置が0か否かを判断する(ステップS60
8)。右位置が0であれば走査した画素値が1か否かを
判断する(ステップS609)。0でなければ右側白線
の内側輪郭が既に検出されたものとして右位置を画素値
1が検出された走査位置の座標値に更新する(ステップ
S610)。
ならば右位置が0か否かを判断する(ステップS60
8)。右位置が0であれば走査した画素値が1か否かを
判断する(ステップS609)。0でなければ右側白線
の内側輪郭が既に検出されたものとして右位置を画素値
1が検出された走査位置の座標値に更新する(ステップ
S610)。
【0034】右位置に更新後に右方向に向けて順次画素
を走査する(ステップS611)。このように一走査線
において左白線の内側輪郭の左位置と右白線の内側輪郭
の右位置とが検出されたならば、これ以降の画素状態の
検出結果は全てキャンセルして走査線に沿って走査終了
位置まで画素を走査し、走査が終了したならば左側白線
の一点の位置(左位置)と右側白線の一点の位置(右位
置)を出力する(ステップS612)。一走査線内の白
線検出が終了したならば次の走査線内の白線検出を行
う。所定の本数の走査線内の白線検出が終了し各走査線
内の白線の右位置と左位置を連続で結ぶことで走行路上
の白線の位置を検出するこができる。
を走査する(ステップS611)。このように一走査線
において左白線の内側輪郭の左位置と右白線の内側輪郭
の右位置とが検出されたならば、これ以降の画素状態の
検出結果は全てキャンセルして走査線に沿って走査終了
位置まで画素を走査し、走査が終了したならば左側白線
の一点の位置(左位置)と右側白線の一点の位置(右位
置)を出力する(ステップS612)。一走査線内の白
線検出が終了したならば次の走査線内の白線検出を行
う。所定の本数の走査線内の白線検出が終了し各走査線
内の白線の右位置と左位置を連続で結ぶことで走行路上
の白線の位置を検出するこができる。
【0035】また、図4の装置の代わりにラインメモリ
に1走査線分の画像データを格納し、検出処理を行って
も一走査線分の遅れで処理が出来るため、従来装置より
低価、高速の装置を提供することができる。この場合、
処理は図5、図6と同じ方式であるが、メモリを介する
ことにより、白線検出処理の走査と撮像装置の走査を非
同期で行うことが出る。
に1走査線分の画像データを格納し、検出処理を行って
も一走査線分の遅れで処理が出来るため、従来装置より
低価、高速の装置を提供することができる。この場合、
処理は図5、図6と同じ方式であるが、メモリを介する
ことにより、白線検出処理の走査と撮像装置の走査を非
同期で行うことが出る。
【0036】実施の形態2.上記、実施の形態1では走
行路上の白線検出を行ったが、本実施の形態では同じく
撮像装置(画像入力部1)を天地逆にすることにより自
車両前方の車両を検出する。この場合、画面上方が自車
両に近い部分、画面下方が自車両より遠い部分となる。
そのため、車両検出処理の走査線は自車両付近が表示さ
れている画面上方から車両前方の走行路が表示されてい
る画面下方に向けて移動することになる。尚、上記、実
施の形態1では二値化した画像データより垂直輪郭線を
各走査線毎に検出して白線を検出したが、本実施の形態
では街路灯、街路樹の検出を避けるため自車両前方の物
体画像データの水平輪郭線を検出して前方車両とする。
行路上の白線検出を行ったが、本実施の形態では同じく
撮像装置(画像入力部1)を天地逆にすることにより自
車両前方の車両を検出する。この場合、画面上方が自車
両に近い部分、画面下方が自車両より遠い部分となる。
そのため、車両検出処理の走査線は自車両付近が表示さ
れている画面上方から車両前方の走行路が表示されてい
る画面下方に向けて移動することになる。尚、上記、実
施の形態1では二値化した画像データより垂直輪郭線を
各走査線毎に検出して白線を検出したが、本実施の形態
では街路灯、街路樹の検出を避けるため自車両前方の物
体画像データの水平輪郭線を検出して前方車両とする。
【0037】図5は自車両前方の車両を撮像画像より認
識する車載用画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、1は画像入力部、6は画像入力部1よ
り入力された画像よりノイズを除去して輪郭線抽出等の
前処理を行う前処理部、7は抽出され輪郭線より水平線
輪郭の抽出を行う水平輪郭線抽出処理部、8は抽出され
た水平輪郭線を垂直軸投影する垂直軸投影処理部であ
り、この垂直軸投影処理部8は二値化された画像の2次
元データを1次元データに変換、即ち複数の水平輪郭線
を水平方向に投影して検出対象である車両の垂直方向位
置を検出する。9は垂直軸投影処理部8による輪郭線数
判定結果より車両を認識する車両認識処理部である。
識する車載用画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、1は画像入力部、6は画像入力部1よ
り入力された画像よりノイズを除去して輪郭線抽出等の
前処理を行う前処理部、7は抽出され輪郭線より水平線
輪郭の抽出を行う水平輪郭線抽出処理部、8は抽出され
た水平輪郭線を垂直軸投影する垂直軸投影処理部であ
り、この垂直軸投影処理部8は二値化された画像の2次
元データを1次元データに変換、即ち複数の水平輪郭線
を水平方向に投影して検出対象である車両の垂直方向位
置を検出する。9は垂直軸投影処理部8による輪郭線数
判定結果より車両を認識する車両認識処理部である。
【0038】図6は図5における水平輪郭線抽出処理部
7の構成を示すブロック図である。図において、10は
前処理部7より入力された輪郭線データを示す画素値1
を入力する輪郭線入力部、11〜13は画素値1が入力
される毎に既存の記憶データを後段の記憶素子に送り出
して記憶して行くシフトレジスタとしての記憶素子(フ
リップフロップ)、14は記憶素子11〜14の記憶デ
ータ(画素値)の論理積をとるANDゲート、15は画
素値が全て1となった時にANDゲート14よりの論理
1を出力する出力部である。
7の構成を示すブロック図である。図において、10は
前処理部7より入力された輪郭線データを示す画素値1
を入力する輪郭線入力部、11〜13は画素値1が入力
される毎に既存の記憶データを後段の記憶素子に送り出
して記憶して行くシフトレジスタとしての記憶素子(フ
リップフロップ)、14は記憶素子11〜14の記憶デ
ータ(画素値)の論理積をとるANDゲート、15は画
素値が全て1となった時にANDゲート14よりの論理
1を出力する出力部である。
【0039】図8は図5における垂直軸投影処理部8の
構成を示すブロック図である。図において、16は水平
輪郭線抽出処理部7の出力部15より出力された論理1
を入力する入力部、17は入力部16より論理1が入力
される毎に加算する加算器、18は加算値を図7に示す
ように垂直軸投影グラフの形態で記憶する記憶素子、1
9は一走査線の終了タイミングにおいて記憶された加算
値と予め閾値設定部20で設定された閾値とを比較し、
加算値が閾値を超えた時に、例えば1を出力する比較
部、14は比較結果1に従って前方車両検出結果を車両
認識処理部9に出力する出力部である。
構成を示すブロック図である。図において、16は水平
輪郭線抽出処理部7の出力部15より出力された論理1
を入力する入力部、17は入力部16より論理1が入力
される毎に加算する加算器、18は加算値を図7に示す
ように垂直軸投影グラフの形態で記憶する記憶素子、1
9は一走査線の終了タイミングにおいて記憶された加算
値と予め閾値設定部20で設定された閾値とを比較し、
加算値が閾値を超えた時に、例えば1を出力する比較
部、14は比較結果1に従って前方車両検出結果を車両
認識処理部9に出力する出力部である。
【0040】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。まず画像入力部1より画像を入力する。この画像は
前処理部6においてノイズ除去された後に、二値化され
て輪郭線抽出等の前処理が施される。次に、抽出された
輪郭線は水平輪郭線抽出処理部7において水平輪郭線抽
出処理が施される。これは、車両の特徴として水平輪郭
線を多く含むことを利用したもので、水平輪郭線を抽出
することにより車両以外のものを除去するのが目的であ
る。
る。まず画像入力部1より画像を入力する。この画像は
前処理部6においてノイズ除去された後に、二値化され
て輪郭線抽出等の前処理が施される。次に、抽出された
輪郭線は水平輪郭線抽出処理部7において水平輪郭線抽
出処理が施される。これは、車両の特徴として水平輪郭
線を多く含むことを利用したもので、水平輪郭線を抽出
することにより車両以外のものを除去するのが目的であ
る。
【0041】水平輪郭線抽出処理部7は水平方向に投影
された二値化輪郭線画像を走査線に沿って走査し、画素
の状態を輪郭線入力部10に入力する。輪郭線が前方車
両のものであれば、一走査線内に輪郭線を示す画素値1
が少なくとも3つ検出されるため。そこで、輪郭線入力
部10は画素を走査する毎に画素値を記憶素子11に送
り込む。この時、記憶素子11に記憶されていた画素値
は次の記憶素子12に送り出される。ANDゲート14
は全ての記憶素子11〜13の画素値の論理積を取り論
理結果を出力部15に出力する。ANDゲート14は入
力した画素値が3つとも1であれば論理1を出力部15
に出力する。
された二値化輪郭線画像を走査線に沿って走査し、画素
の状態を輪郭線入力部10に入力する。輪郭線が前方車
両のものであれば、一走査線内に輪郭線を示す画素値1
が少なくとも3つ検出されるため。そこで、輪郭線入力
部10は画素を走査する毎に画素値を記憶素子11に送
り込む。この時、記憶素子11に記憶されていた画素値
は次の記憶素子12に送り出される。ANDゲート14
は全ての記憶素子11〜13の画素値の論理積を取り論
理結果を出力部15に出力する。ANDゲート14は入
力した画素値が3つとも1であれば論理1を出力部15
に出力する。
【0042】そして、出力部15に取り込まれた論理1
出力は、垂直軸投影処理部8において垂直軸投影がなさ
れる。これは画像の2次元データを1次元データに変換
し目的である車両の垂直方向位置を検出するためであ
り、また、水平方向輪郭線を強調する働きもある。これ
を次段の車両認識処理部9に入力して前方車両の垂直方
向位置を認識する。また、垂直軸投影の際、投影領域を
自車線にのみ限定しても良い。
出力は、垂直軸投影処理部8において垂直軸投影がなさ
れる。これは画像の2次元データを1次元データに変換
し目的である車両の垂直方向位置を検出するためであ
り、また、水平方向輪郭線を強調する働きもある。これ
を次段の車両認識処理部9に入力して前方車両の垂直方
向位置を認識する。また、垂直軸投影の際、投影領域を
自車線にのみ限定しても良い。
【0043】垂直軸投影処理部8おいては、図8に示す
入力部16が出力部15より論理1が出力される毎に加
算器17に送り出し加算させる。そして、その加算値は
図7に示されるように垂直軸投影グラフの形態で記憶素
子18に記憶される。記憶素子18の内容は1走査線の
終わりのタイミングにおいて、閾値設定部20で設定さ
れた閾値と比較される。加算値(垂直投影グラフのピー
ク)が閾値を超えると、比較器19は論理1を出力部1
4を通して車両認識処理部9に出力する。
入力部16が出力部15より論理1が出力される毎に加
算器17に送り出し加算させる。そして、その加算値は
図7に示されるように垂直軸投影グラフの形態で記憶素
子18に記憶される。記憶素子18の内容は1走査線の
終わりのタイミングにおいて、閾値設定部20で設定さ
れた閾値と比較される。加算値(垂直投影グラフのピー
ク)が閾値を超えると、比較器19は論理1を出力部1
4を通して車両認識処理部9に出力する。
【0044】車両認識処理部9は垂直軸投影処理部8よ
り論理1の出力を受けると、即時に車両を認識する事が
可能となる。更に、白線認識と同様に、カメラ(画像入
力部1)を逆向きに設置する事により手前側から奥側に
走査することが可能となったため、車両を認識した時点
で前方車両と判断ができる。
り論理1の出力を受けると、即時に車両を認識する事が
可能となる。更に、白線認識と同様に、カメラ(画像入
力部1)を逆向きに設置する事により手前側から奥側に
走査することが可能となったため、車両を認識した時点
で前方車両と判断ができる。
【0045】以上のように、この発明によれば画像デー
タを格納するフレームメモリを必要とせずに、撮像装置
による画像の走査と同時に車両前方の撮像物の検出処理
を行うことができるため、安価で高速の撮像物検出処理
が可能な車載用画像処理装置を提供できるという効果が
ある。
タを格納するフレームメモリを必要とせずに、撮像装置
による画像の走査と同時に車両前方の撮像物の検出処理
を行うことができるため、安価で高速の撮像物検出処理
が可能な車載用画像処理装置を提供できるという効果が
ある。
【図1】 この発明の一実施の形態における画像の走査
方向と白線検出処理の走査方向とを示す図である。
方向と白線検出処理の走査方向とを示す図である。
【図2】 本実施の形態による車載用画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】 本実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図4】 本実施の形態における白線検出処理を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図5】 他の実施の形態による車載用画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】 他の実施の形態における水平輪郭線抽出処理
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図7】 他の実施の形態に車両の水平輪郭線と水平輪
郭線を垂直軸投影して得た垂直軸投影グラフを示す図で
ある。
郭線を垂直軸投影して得た垂直軸投影グラフを示す図で
ある。
【図8】 本実施の形態における垂直軸投影処理部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図9】 従来の車載用画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】 従来装置おける画像の走査方向と白線検出
処理の走査方向とを示す図である。
処理の走査方向とを示す図である。
1 像入力部、2 画像処理部、4 アドレス発生部、
5 走行路検出部、7 水平輪郭線抽出処理部、8 垂
直軸投影処理部、9 車両認識部。
5 走行路検出部、7 水平輪郭線抽出処理部、8 垂
直軸投影処理部、9 車両認識部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G05D 1/02 G06F 15/62 380 15/64 330
Claims (3)
- 【請求項1】 車両付近を撮影し、撮影画像を処理する
ことで車両付近の検出対象物を検出する車載用画像処理
装置であって、天地逆向きに車両に設置され、上下逆方
向に車両付近の画像を得る撮像手段と、撮像画像の中か
ら自車両前方より走行路上を垂直に伸びる複数の検出対
象物を、画面上の自車両より近い側から遠い側に向けて
一走査線毎に左右方向に走査する走査手段と、走査結果
より走査線上における検出対象物の位置を検出する位置
検出手段と、前走査線における位置検出結果を基に次ぎ
の走査線上における検出範囲を設定する検出範囲設定手
段とを備えたことを特徴とする車載用画像処理装置。 - 【請求項2】 車両付近を撮影し、撮影画像を処理する
ことで車両付近の検出対象物を検出する車載用画像処理
装置であって、天地逆向きに車両に設置され、上下逆方
向に走行路上の前方車両の画像を得る撮像手段と、撮像
画像の中から前記走行路上の前方車両を、画面上の自車
両より近い側から遠い側に向けて一走査線毎に左右方向
に走査する走査手段と、走査結果より前方車両を検出す
る位置検出手段とを備えたことを特徴とする車載用画像
処理装置。 - 【請求項3】 撮像手段は撮像画像より水平輪郭線を抽
出し、この水平輪郭線の数を走査手段による走査過程で
位置検出手段に計数させ、計数値が所定値になった時に
車両検出を判断させることを特徴とする請求項2に記載
の車載用画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223866A JPH0969162A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車載用画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223866A JPH0969162A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車載用画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969162A true JPH0969162A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16804941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223866A Pending JPH0969162A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車載用画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0969162A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8115611B2 (en) | 2006-12-27 | 2012-02-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle-installed obstacle detecting system and method using image capturing and scanning |
WO2015189375A3 (en) * | 2014-06-13 | 2016-02-11 | Tomtom International B.V. | Methods and systems for generating route data |
JP2017111529A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | シャープ株式会社 | 障害物判定装置 |
CN114503045A (zh) * | 2019-10-03 | 2022-05-13 | Thk株式会社 | 图像处理装置以及移动体控制系统 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7223866A patent/JPH0969162A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8115611B2 (en) | 2006-12-27 | 2012-02-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle-installed obstacle detecting system and method using image capturing and scanning |
WO2015189375A3 (en) * | 2014-06-13 | 2016-02-11 | Tomtom International B.V. | Methods and systems for generating route data |
US10768006B2 (en) | 2014-06-13 | 2020-09-08 | Tomtom Global Content B.V. | Methods and systems for generating route data |
US11740099B2 (en) | 2014-06-13 | 2023-08-29 | Tomtom Global Content B.V. | Methods and systems for generating route data |
JP2017111529A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | シャープ株式会社 | 障害物判定装置 |
CN114503045A (zh) * | 2019-10-03 | 2022-05-13 | Thk株式会社 | 图像处理装置以及移动体控制系统 |
CN114503045B (zh) * | 2019-10-03 | 2023-12-15 | Thk株式会社 | 图像处理装置以及移动体控制系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004112144A (ja) | 前方車両追跡システムおよび前方車両追跡方法 | |
JP2000357233A (ja) | 物体認識装置 | |
JPH07182484A (ja) | 移動車の前方認識装置ならびに車輌用走行制御装置 | |
JP3562751B2 (ja) | 前方車両検出方法及び装置 | |
JPH07129898A (ja) | 障害物検出装置 | |
JP2003098424A (ja) | 画像処理測距装置 | |
WO2009114967A1 (zh) | 基于移动扫描的图像处理方法及装置 | |
JP2888735B2 (ja) | 走行レーン検出装置 | |
JP3993259B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3709879B2 (ja) | ステレオ画像処理装置 | |
JPH1173514A (ja) | 車両用認識装置 | |
JP3516118B2 (ja) | 物体認識方法および物体認識装置 | |
JPH11213284A (ja) | 車種判別装置 | |
JPH0969162A (ja) | 車載用画像処理装置 | |
JPH07244717A (ja) | 車両用走行環境認識装置 | |
JP3465531B2 (ja) | 物体認識方法およびその装置 | |
JP3331095B2 (ja) | 車載用画像処理装置 | |
JPH11259792A (ja) | 車輌認識方法およびその装置 | |
JPH1049662A (ja) | 車輌判別装置 | |
JP3230509B2 (ja) | 動画像処理装置 | |
JPH0520593A (ja) | 走行レーン認識装置と先行車認識装置 | |
JPH10283478A (ja) | 特徴抽出方法およびその方法を用いた物体認識装置 | |
JPH09178855A (ja) | 障害物検出方法 | |
JP2002042140A (ja) | 移動物体計測装置及び交通流計測画像処理装置 | |
JP2003099784A (ja) | 移動物体の認識方法 |