JPH0969007A - 複数ロボット再生制御システム - Google Patents

複数ロボット再生制御システム

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JPH0969007A
JPH0969007A JP7225134A JP22513495A JPH0969007A JP H0969007 A JPH0969007 A JP H0969007A JP 7225134 A JP7225134 A JP 7225134A JP 22513495 A JP22513495 A JP 22513495A JP H0969007 A JPH0969007 A JP H0969007A
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JP
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start command
robots
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JP7225134A
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English (en)
Inventor
Shinichi Watanabe
晋一 渡辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 協調作業を行う複数台のロボットを教示する
際にその修正作業を容易に行いうるようにそれら複数台
のロボットを同時に少しずつゆっくり再生しうる複数ロ
ボット再生制御システムを得る。 【解決手段】 上位ロボットコントローラからの動作開
始指令により複数台のロボットすべてを同時に起動す
る。各ロボットは各フェーズ(動作開始指令と動作終了
指令間の時間間隔)内においてのみ動作可能であり、一
つのフェーズ内ではプログラムに記述されている一つの
動作ステップのみが実行される。ただし、あるフェーズ
内において一つの動作ステップが完了しない場合には、
動作を一時停止し、次の動作開始指令が出力された時に
前回一時停止した動作を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の産業用ロ
ボット(以下、単にロボットという。)を教示する際に
その修正作業を容易に行うことができるようにそれら複
数台のロボットを同時に少しずつゆっくり再生すること
ができる複数ロボット再生制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】教示機能を備えた複数台のロボット(た
とえば、プレイバックロボット)を用いて一つの作業を
協調して行わせることがある。図6はそのための一般的
なロボットシステムの構成図である。同図に示すよう
に、各ロボットR1 、R2 、…にはそれぞれロボットコ
ントローラC1 、C2 、…が接続されており、各ロボッ
トR1 、R2 、…は対応するロボットコントローラC1
、C2 、…によってそれぞれ制御される。プレイバッ
クロボットの場合、各ロボットR1 、R2 、…に対する
教示作業は、たとえば、各ロボットコントローラC1 、
C2 、…に接続された図示しない教示盤を人間が操作し
て実際にロボットを動かすことによって、それぞれ別個
独立に行われる。教示作業によって教え込まれた情報
(順序・条件・位置など)はプログラムの形式で所定の
メモリに記憶される。プログラムは教示情報に基づく各
軸ごとの一連の動作ステップから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のロボットシステムでは、各ロボットコントロ
ーラC1 、C2 、…相互間で動きの同期をとることがで
きないため、教示情報(特に位置情報)またはプログラ
ムの修正(デバッグ)に工数がかかるという問題があ
る。
【0004】すなわち、教示結果を修正するためにはロ
ボットを再生させて教示どおりの動きをするかどうかを
確認(チェック)する必要があるが、特に上記のように
複数台のロボットR1 、R2 、…で一つの協調作業を行
わせる場合には、複数台のロボットR1 、R2 、…すべ
てを同時に再生して各ロボットR1 、R2 、…の動きが
合っているかどうかを見なければならない。ところが、
上記のシステムでは、再生時に、対応するロボットコン
トローラC1 、C2 、…によって単体ロボットR1 、R
2 、…ごとの再生しか行うことができず、しかも一つの
動作命令単位でしか再生することができないため、複数
台のロボットR1 、R2 、…の動かし方を合わせること
ができない。そのため、再生による教示結果(プログラ
ム)の修正は難しく、そのために多大の工数を要するこ
とになる。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、協調作業を行う複数台のロ
ボットを教示する際にその修正作業を容易に行うことが
できるようにそれら複数台のロボットを同時に少しずつ
ゆっくり再生することができる複数ロボット再生制御シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、教示機能を備えた複数台の
産業用ロボットとこれらの一をそれぞれ制御する同数の
ロボットコントローラとを有し、それぞれに教示された
情報を読み出しながら前記複数台のロボットを同時に再
生する制御システムであって、前記複数台のロボットコ
ントローラの上位にこれら各ロボットコントローラに対
して同時に動作開始/終了指令を出力する第1制御手段
を設けるとともに、前記第1制御手段から動作開始指令
を入力したときには、前記第1制御手段から順次出力さ
れる動作開始指令と動作終了指令とによって規定される
時間間隔内において、前記教示情報に基づく一の動作ス
テップを実行して対応するロボットを動作させ、前記第
1制御手段から動作終了指令を入力したときには、動作
を停止させ、次の動作開始指令を入力するまで対応する
ロボットを待機させる第2制御手段を前記各ロボットコ
ントローラにそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0007】このように構成することにより、各第2制
御手段は、第1制御手段から動作開始指令を入力すると
動作開始指令と動作終了指令の間の時間間隔内において
一の動作ステップを実行してロボットを動作させ、動作
終了指令を入力すると動作を停止させて次の動作開始指
令を入力するまでロボットを待機させる。これにより、
複数台のロボットは前記時間間隔の最中だけ同時に動作
し、前記時間間隔以外の間隔では待機状態となるので、
複数台のロボットは同時に少しずつゆっくり再生される
ことになる。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の複数ロボット再生制御システムにおいて、前記各第2
制御手段は、前記時間間隔内において一の動作ステップ
が完了しない場合には、対応するロボットを一時停止さ
せ、次の動作開始指令の入力時に前回一時停止した動作
を再開させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の複数ロボット再生制御システムにおいて、前記各第2
制御手段は、前記第1制御手段から動作終了指令を入力
する以前に当該一の動作ステップを完了した場合は、次
の動作開始指令を入力するまで対応するロボットの動作
を停止させ、その次の動作開始指令の入力時に次の一の
動作ステップを実行することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の複数ロボット再生制御システムにおいて、一組の動作
開始指令と動作終了指令の間の時間間隔および前回の動
作終了指令と次回の動作開始指令の間の時間間隔は操作
者によってそれぞれ任意に設定可能であることを特徴と
する。
【0011】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の複数ロボット再生制御システムにおいて、前記各第2
制御手段は割込み処理により一定周期ごとに各一の動作
ステップを実行することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の複数ロボット再生
制御システムの実施の一形態を示すシステム構成図であ
る。なお、ここでは、4台のプレイバックロボットR1
、R2 、R3、R4 を用いて一つの協調作業を行う場合
を例にとる。
【0013】各ロボットR1 〜R4 にはそれぞれロボッ
トコントローラC1 、C2 、C3 、C4 が接続されてお
り、各ロボットR1 〜R4 は対応するロボットコントロ
ーラC1 〜C4 によってそれぞれ制御される。各ロボッ
トコントローラC1 〜C4 の上位には共通のデータバス
14を介して上位ロボットコントローラ10が接続され
ている。上位ロボットコントローラ10は第1制御手段
として機能するものであって、操作者の動作命令入力に
従って動作開始/終了指令(つまり、動作開始指令と動
作終了指令)を4台のロボットコントローラC1 〜C4
に対しそれぞれ同時に出力するものである。上位ロボッ
トコントローラ10と各ロボットコントローラC1 〜C
4 とはデータリンク型のネットワークを構成している。
【0014】図2は上記システム構成図の一部の詳細構
成図である。上位ロボットコントローラ10には操作盤
12が接続されいる。操作者はこの操作盤12を操作す
ることによって動作命令を上位ロボットコントローラ1
0に入力する。上位ロボットコントローラ10は、上記
のように、操作者によって入力された動作命令に従って
動作開始/終了指令を各ロボットコントローラC1 〜C
4 に出力する。以下では、上位ロボットコントローラ1
0から順次出力される動作開始指令と動作終了指令とに
よって規定される時間間隔を「フェーズ」と呼ぶことに
する(図5参照)。後述するように、動作開始指令によ
ってすべてのロボットR1 〜R4 が動作を開始するとと
もに、各ロボットR1 〜R4 は各フェーズ内においての
み動作可能となっている。各フェーズの時間間隔および
前後のフェーズ間の時間間隔は入力する動作命令によっ
てそれぞれ個々別々に操作者によって自由に設定するこ
とができる。これにより、4台のロボットR1 〜R4
を、動作の段階に応じて、動きの確認に必要な時間だけ
任意に動かしまた止めることが可能となる。
【0015】各ロボットコントローラC1 〜C4 (以
下、まとめて「20」の符号を付す。また、各ロボット
R1 〜R4 にはまとめて「30」の符号を付す。)は第
2制御手段として中央処理部22とモータ駆動部24と
を有している。中央処理部22は、教示された情報(順
序・条件・位置など)をプログラムの形式で記憶するメ
モリを内蔵しており、再生時に、上位ロボットコントロ
ーラ10から動作開始指令を入力すると、プログラムか
ら動作ステップと位置指令値(その動作ステップにおけ
る当該軸の移動量)とを読み出して、加減速カーブを作
成し、一定周期ごとに割込み処理によりモータ駆動部2
4へ速度指令を出す機能を有している。加減速カーブ
は、モータの立上り、立下り時にモータドライバやモー
タなどによる遅れから瞬間的に機械に対して衝撃を与え
ることがあるので、この衝撃を緩和するため加減速度を
可変するものであって、移動量に対する回転数の分布に
いくつかのパターンがあり、ユーザの事前の設定に応じ
たパターンに従うようになっている。たとえば、加減速
カーブのパターンには、一定の加減速度により加減速を
行う直線加減速や、加減速度を数段階に分け可変して立
上り・立下り時の衝撃をやわらげるS−カーブ加減速な
どがある。中央処理部22は、位置指令値を基にそうし
た加減速カーブを作成し、作成した加減速カーブを基に
して動作開始後一定時間ごとにモータの速度(単位時間
当たりの回転数)を算出し、これを速度指令として前記
一定時間ごとにモータ駆動部24へ出力する。モータ駆
動部24は、中央処理部22からの速度指令により、対
応するロボット30の各軸の電圧指令値を演算し、求め
た電圧指令値をロボット30の各軸に出力して、当該動
作ステップを実行させる機能を有している。ロボット3
0の各軸には図示しない位置および速度検出手段(たと
えば、エンコーダなど)が取り付けられており、これら
位置検出手段の検出結果(現在値)はそれぞれモータ駆
動部24へ、速度検出手段の検出結果(現在値)はそれ
ぞれ中央処理部22へフィードバックされるようになっ
ている。ロボット30の各軸の動き(所定の動作ステッ
プを完了したかどうかの判断を含む。)は、ロボットコ
ントローラ30からの信号により、上位ロボットコント
ローラ10によって把握・監視されている。なお、中央
処理部22には教示盤26が接続されている。ロボット
30の教示は、操作者が教示盤26を操作してロボット
30を動かしながら所望の作業(動作)を教え込むこと
によってなされる。
【0016】図3は再生時の各中央処理部の動作を示す
フローチャート、図4は再生時の各モータ駆動部の動作
を示すフローチャートである。また、図5は各部の動作
の相互関係を示すタイムチャートである。
【0017】まず、図3と図4を参照して再生時の各部
の動作を説明する前に、図5を参照して本システムによ
る複数台のロボットに対する再生制御のロジックの概略
を説明しておく。本システムでは、上位ロボットコント
ローラ10から出力される動作開始指令によってすべて
のロボットR1 〜R4 が同時に動作を開始し、各フェー
ズ(動作開始指令と動作終了指令の間の時間間隔)内に
おいてのみ各ロボットR1 〜R4は動作可能となってい
る。そしてその際、基本的には、一つのフェーズ内にお
いてはプログラムに記述されている一つの動作ステップ
のみが実行される。ただし、第一に、あるフェーズ内に
おいてプログラム中の一つの動作ステップが完了しない
場合には、そのモータ駆動部24は動作を一時停止し、
次の動作開始指令が出力された時に前回一時停止した動
作を再開する(たとえば、ロボットコントローラC1 と
C3 の場合)。第二に、あるフェーズ内において動作終
了指令の受信前にプログラム中の一つの動作ステップを
終了した場合において、そのフェーズ内において他のす
べてのロボットコントローラC1 〜C4 の全軸の動作が
終了した場合には、最後の動作が終了した時点から同時
にすべてのロボットR1 〜R4について次の動作ステッ
プを開始する。これに対し、あるフェーズ内において動
作終了指令受信前にプログラム中の一つの動作ステップ
を終了した場合において、そのフェーズ内において他の
すべてのロボットコントローラC1 〜C4 の全軸の動作
が終了した場合以外の場合には、上記の原則のとおり、
当該一つの動作ステップが終了した時点で動作を停止
し、次のフェーズ開始時に次の動作ステップを実行する
(たとえば、ロボットコントローラC2 とC4 の場
合)。なお、図5中、「フェーズn」はn番目のフェー
ズであることを示し、「動作ステップm1、m2 、m3
、m4 」はそれぞれロボットコントローラC1 〜C4
のm1 番目、m2 番目、m3 番目、m4 番目の動作ステ
ップであることを示している。
【0018】次に、図3のフローチャートに従って再生
時の中央処理部22の動作を説明する。再生時のプログ
ラムがスタートすると、各ロボットコントローラC1 〜
C4 の中央処理部22は、まず、上位ロボットコントロ
ーラ10からの動作開始指令を入力したかどうかを判断
し(ステップS10)、この判断の結果としてNOであ
ればそのまま待機するが、YESの場合には、前回の動
作の履歴データにより、ロジック上、前回一時停止した
動作を継続する場合であるかどうかを判断し(ステップ
S11)、この判断の結果としてNOであれば、動作プ
ログラムに記述されている次の一つの動作ステップを読
み出し(ステップS12)、YESであれば、所定のメ
モリから、前回のフェーズ終了時の各軸の目標値を読み
出す(ステップS13)。ステップS12またはステッ
プS13を終えると、読み出したデータ(次の動作ステ
ップまたは前回フェーズ終了時の目標値)に基づいて加
減速カーブを作成し(ステップS14)、作成した加減
速カーブに従って、割込み処理により、一定の周期(間
隔)でモータ駆動部24へ速度指令を出力する(ステッ
プS15)。
【0019】それから、当該動作ステップが完了したか
どうかを判断し(ステップS16)、この判断の結果と
してNOであれば、当該フェーズ完了の有無に応じて
(ステップS17)、まず当該フェーズが完了していな
い場合、すなわち、当該フェーズ中であっていまだ当該
動作ステップが完了していない場合には、当該動作ステ
ップをさらに実行すべく、ステップ15に戻るが、当該
フェーズが完了している場合、すなわち、当該フェーズ
中に当該動作ステップが完了しない場合には、割込み処
理により、モータ駆動部24へ停止指令を出力し、対応
するロボット30の動作を一時停止させる(ステップS
20)。このとき、中断された動作ステップの目標値
(つまり、当該フェーズ終了時の目標値)は所定のメモ
リに格納され、ステップS13の処理に供される。
【0020】また、ステップS16の判断の結果として
YESであれば、上位ロボットコントローラ10からの
情報により、他のすべてのロボットコントローラの全軸
の動作が終了したかどうかを判断し(ステップS1
8)、この判断の結果としてNOであれば、当該一の動
作ステップが完了したので、ステップS20に進んで、
対応するロボット30を停止させる。
【0021】これに対し、ステップS18の判断の結果
としてYESの場合には、当該フェーズ完了の有無に応
じて(ステップS19)、まず当該フェーズが完了して
いない場合、すなわち、当該フェーズ中に動作終了指令
受信前に当該一の動作ステップを終了しかつ他のすべて
のロボットコントローラの全軸の動作が終了している場
合には、当該フェーズ内において次の動作ステップを実
行すべく、ステップS12に戻るが、当該フェーズが完
了している場合には、ステップS20に進んで、対応す
るロボット30を停止させる。
【0022】次に、図4のフローチャートに従って再生
時のモータ駆動部24の動作を説明する。再生時のプロ
グラムがスタートすると、各ロボットコントローラC1
〜C4 のモータ駆動部24は、まず、中央処理部22か
ら動作指令を入力したかどうかを判断し(ステップS3
0)、この判断の結果としてNOであればそのまま待機
するが、YESの場合には、割込み禁止の処理を施して
下記の一連の処理中に割込みが起こらないようにした後
(ステップS31)、ステップS30で入力した動作指
令が停止指令かどうかを判断する(ステップS32)。
【0023】この判断の結果としてNOであれば、移動
指令であるので、以下を実施する。まず、各軸の速度検
出手段から速度現在値を取り込み(ステップS33)、
動作指令の中の速度指令値に対してステップS33で取
り込んだ速度現在値を基にして速度補正を行う(ステッ
プS34)。次に、速度補正後の値から電圧指令値を計
算し(ステップS35)、求めた電圧指令値をディジタ
ル値からアナログ値へ変換して(ステップS36)ロボ
ット30の各軸に出力し(ステップS37)、ステップ
S38に進む。ステップS33からステップS37まで
の一連の処理はロボット30の各軸ごとに実行される。
【0024】また、ステップS32の判断の結果として
YESであれば、ロボット30を停止させる処理を実行
し(ステップS39)、ステップS38に進む。ステッ
プS38では、割込み許可の処理を行って割込みを受け
付けうるようにする。こうして、モータ駆動部24は、
中央処理部22から一定間隔で割込みによる動作指令を
入力するたびにロボット30の各軸へ駆動信号を出力
し、これらの一連の出力によって一つの動作ステップが
実行される。
【0025】図3と図4の処理結果の一例は図5のタイ
ムチャートに示すとおりであり、同図からわかるよう
に、本システムによれば、再生時において、4台のロボ
ットコントローラC1 〜C4 はすべて操作者により指定
されたフェーズ中だけ同時に一つの動作ステップを実行
し、前後のフェーズの間(この間隔も操作者によって任
意に決められる。)は待機状態にあるので、4台のロボ
ットR1 〜R4 は操作者によって同時に少しずつゆっく
り再生することができる。すなわち、4台のロボットR
1 〜R4 に対して同時に、少し動かしては止め、また少
し動かしては止めというステップ状の動作を行わせるこ
とができる。
【0026】したがって、本実施形態によれば、各ロボ
ットコントローラC1 〜C4 の上位に上位ロボットコン
トローラ10を接続し、この上位ロボットコントローラ
10からの動作開始/終了指令によりフェーズ中だけ各
ロボットコントローラC1 〜C4 に一つの動作ステップ
を実行させるようにしたので、4台のロボットR1 〜R
4 を操作者によって同時に少しずつゆっくり再生するこ
とが可能となる。したがって、4台のロボットR1 〜R
4 が各動作段階でそれぞれきちんと動いているかどうか
を容易に確認することができるようになり、教示結果の
修正が容易となり、複数台のロボットシステムの教示作
業の工数が大幅に削減される。
【0027】なお、本実施形態では、4台のプレイバッ
クロボットR1 〜R4 を用いて一つの協調作業を行う場
合を例にとって説明したが、これに限定されないことは
もちろんである。たとえば、ロボットの台数は複数台で
あれば何台でもよく、また、教示機能を有するものであ
ればプレイバックロボット以外のロボット(数値制御ロ
ボットなど)にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数台のロボットを動作開始/終了指令間の時間間隔の最
中だけ同時に動作させ、前記時間間隔以外の間隔では待
機状態としたので、再生時に複数台のロボットを同時に
少しずつゆっくり再生することが可能となり、教示結果
の修正が容易となる。したがって、複数台のロボットシ
ステムの教示作業の工数が大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複数ロボット再生制御システムの実
施の一形態を示すシステム構成図
【図2】 図1のシステム構成図の一部の詳細構成図
【図3】 再生時の各中央処理部の動作を示すフローチ
ャート
【図4】 再生時の各モータ駆動部の動作を示すフロー
チャート
【図5】 各部の動作の相互関係を示すタイムチャート
【図6】 従来の一般的な複数台ロボットシステムの構
成図
【符号の説明】
10…上位ロボットコントローラ(第1制御手段) 20…ロボットコントローラ 22…中央処理部(第2制御手段) 24…モータ駆動部(第2制御手段) 30…ロボット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示機能を備えた複数台の産業用ロボッ
    トとこれらの一をそれぞれ制御する同数のロボットコン
    トローラとを有し、それぞれに教示された情報を読み出
    しながら前記複数台のロボットを同時に再生する制御シ
    ステムであって、 前記複数台のロボットコントローラの上位にこれら各ロ
    ボットコントローラに対して同時に動作開始/終了指令
    を出力する第1制御手段を設けるとともに、 前記第1制御手段から動作開始指令を入力したときに
    は、前記第1制御手段から順次出力される動作開始指令
    と動作終了指令とによって規定される時間間隔内におい
    て、前記教示情報に基づく一の動作ステップを実行して
    対応するロボットを動作させ、前記第1制御手段から動
    作終了指令を入力したときには、動作を停止させ、次の
    動作開始指令を入力するまで対応するロボットを待機さ
    せる第2制御手段を前記各ロボットコントローラにそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする複数ロボット再生制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記各第2制御手段は、前記時間間隔内
    において一の動作ステップが完了しない場合には、対応
    するロボットを一時停止させ、次の動作開始指令の入力
    時に前回一時停止した動作を再開させることを特徴とす
    る請求項1記載の複数ロボット再生制御システム。
  3. 【請求項3】 前記各第2制御手段は、前記第1制御手
    段から動作終了指令を入力する以前に当該一の動作ステ
    ップを完了した場合は、次の動作開始指令を入力するま
    で対応するロボットの動作を停止させ、その次の動作開
    始指令の入力時に次の一の動作ステップを実行すること
    を特徴とする請求項1記載の複数ロボット再生制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 一組の動作開始指令と動作終了指令の間
    の時間間隔および前回の動作終了指令と次回の動作開始
    指令の間の時間間隔は操作者によってそれぞれ任意に設
    定可能であることを特徴とする請求項1記載の複数ロボ
    ット再生制御システム。
  5. 【請求項5】 前記各第2制御手段は割込み処理により
    一定周期ごとに各一の動作ステップを実行することを特
    徴とする請求項1記載の複数ロボット再生制御システ
    ム。
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