JPH0968742A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

Info

Publication number
JPH0968742A
JPH0968742A JP22390095A JP22390095A JPH0968742A JP H0968742 A JPH0968742 A JP H0968742A JP 22390095 A JP22390095 A JP 22390095A JP 22390095 A JP22390095 A JP 22390095A JP H0968742 A JPH0968742 A JP H0968742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
shutter
vehicle
image
illumination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22390095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nomiyama
浩志 野見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP22390095A priority Critical patent/JPH0968742A/ja
Publication of JPH0968742A publication Critical patent/JPH0968742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に充分な輝度差を持った画像を撮影すると
共に、照明装置が消費する電力を削減する。 【解決手段】 カメラ3は、同期信号発生器4から供給
される同期信号に基づき、所定の時間間隔でシャッター
を切っている。カメラ3のシャッターと垂直同期信号と
の位相関係は一定なので、カメラ3は、垂直同期信号の
立ち下がり時点から所定の時間遅れてシャッターを開放
し、予め設定されている露光時間が経過するとシャッタ
ーを閉じる。一方、LED照明電源6は、上記垂直同期
信号に基づいて、カメラ3のシャッター開放期間と同じ
期間、LED照明5へ電流を供給する。これにより、L
ED照明5は、シャッター開放期間と同じ期間だけ点灯
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置を備えた
撮影装置に関するものであり、特に、撮影期間中は照明
装置を点灯させ、撮影を行っていないときは、照明装置
を消灯させる撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、離れた場所から特定の場所の
状態を監視できる撮影装置は、例えば、入退場監視や競
技監視などに広く使われている。夜間など、外部から充
分な照明が得られない場合にも、これら撮影装置が充分
な輝度差を持った画像を撮影するためには、被写体を照
明する照明装置が必要となる。
【0003】これら照明装置を備えた撮影装置の一例と
して、車両を撮影して認識する車両認識装置に供される
撮影装置について説明する。これら車両認識装置は、ハ
ロゲン灯などからを用いた照明装置と、所定の周期で撮
影するカメラと、画像処理装置とを備えており、カメラ
が撮影した画像を画像処理装置が解析することによっ
て、車両の有無や車両の形状、あるいは車両ナンバーな
どを認識する構成である。上記照明装置が連続して照明
することによって、カメラは、充分な輝度差を持った画
像を撮影できる。
【0004】被写体である車両は、比較的大きいと共に
高速で移動するため、通常車両から10m程度離した位
置に照明装置およびカメラを設置する必要がある。この
ような設置状態で、充分な輝度差を持つ画像をカメラが
撮影するために、照明装置は、1KW程度の出力で連続
して照明している。
【0005】また、強力な照明は、車両を運転するドラ
イバーを幻惑する虞れがあるため、上記照明装置は、可
視光カットフィルタを使用し、例えば、赤外域の光な
ど、人の目に見えない光を照射している。さらに、カメ
ラとしては、赤外域に感度を持つものが使用される。
【0006】また、カメラは、高速で走行する車両をブ
レることなく撮影するために、例えば、1/1000秒
程度の高速シャッターを切るように設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記撮
影装置は、高速シャッターを切っているので、カメラの
シャッターが開いている時間に比べてシャッターが閉じ
ている時間の方がはるかに長い。また、カメラが照明を
必要とする期間は、カメラのシャッター開放期間のみで
ある。したがって、照明装置が連続して点灯する場合、
無駄となる照明時間が長くなり、照明装置の効率が極め
て悪いという問題を生ずる。例えば、カメラのシャッタ
ースピードが1/1000秒程度に、シャッターを切る
周期が1/60秒程度に、それぞれ設定されている場
合、照明時間全体に対する有効な照明時間の割合は、6
0/1000程度となる。
【0008】上記問題を解決するために、ハロゲン灯な
どを用いて連続照明を行う照明装置に代えて、電子放電
閃光装置を使用する場合がある。すなわち、図4に示す
ように、車両認識装置51は、車両52を撮影するカメ
ラ53と、車両52の通過を検知する外部センサ54
と、車両52を照明する電子放電閃光装置55と、電子
放電閃光装置55に電力を供給する電子放電閃光装置用
電源56と、カメラ53が撮影した画像を処理する画像
処理装置57とを備えている。
【0009】赤外線センサやループコイルなどの外部セ
ンサ54が、車両52の通過を検知すると、外部センサ
54の車両検知信号に基づき、電子放電閃光装置55は
点灯する。したがって、車両52の通過中、カメラ53
は、良好な輝度差を持つ画像を撮影できる。上記電子放
電閃光装置55は、車両52が通過中のみ点灯するの
で、照明装置が連続して点灯する場合に比べて消費する
電力を削減できる。
【0010】ところが、電子放電閃光装置55を用いた
照明装置は、充電時間を必要とする。一般に、照明装置
に必要とされる300〜500〔J/F(Ws)〕程度
の出力を持つ電子放電閃光装置55は、充電するために
3〜5秒程必要とするので、一度、点灯すると3〜5秒
間は再点灯できない。したがって、この充電期間中、車
両52が通過しても、カメラ53は、光量不足のため充
分な輝度差を持つ画像を撮影できないという問題が新た
に発生する。
【0011】なお、充電時間が1秒程度の電子放電閃光
装置も存在するが、このような電子放電閃光装置は、上
記出力を確保できない。したがって、当該電子放電閃光
装置を車両認識装置51の電子放電閃光装置55として
用いる場合、カメラ53は、充分な輝度差を持つ画像を
撮影できない。
【0012】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的は、良好な輝度差を持つ画像を常
に撮影できると共に、照明装置の電力消費が少ない撮影
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る撮
影装置は、上記課題を解決するために、所定の周期で撮
影するカメラと、当該カメラの被写体を照らしだす照明
手段とを備える撮影装置において、以下の手段を備えて
いることを特徴とする。
【0014】すなわち、上記照明手段は、上記カメラが
撮影する周期と同じ周期でパルス状に点灯する。また、
当該照明手段が点灯する期間と上記カメラが撮影する期
間とを同期させる同期手段を備えている。
【0015】なお、上記のパルス点灯する照明手段の光
源としては、例えばLEDなどが用いられる。
【0016】上記構成において、カメラは、所定の周期
で撮影している。一方、照明手段は、同じ周期でパルス
状に点灯する。同期手段は、カメラが撮影する期間と照
明手段が点灯する期間との同期をとる。したがって、照
明手段は、カメラが撮影する間、点灯でき、カメラが撮
影していない時は消灯できる。
【0017】カメラが撮影する期間、照明手段が点灯す
るので、当該カメラは、充分な輝度差を持つ画像を撮影
することができる。また、カメラが撮影していないため
照明を必要としない期間、照明手段が消灯できるので、
照明手段の消費電力を削減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。
【0019】本実施形態に係る撮影装置を具備した車両
認識装置は、車両を撮影して得た画像により車両の有無
や形状、あるいは車両ナンバーなどを認識するもので、
24時間の車両認識を必要とする交通量調査や駐車場管
理などに使用されている。
【0020】図1に示すように、上記車両認識装置1
は、被写体である車両2を所定の時間間隔で撮影するカ
メラ3と、カメラ3がシャッターを切る周期およびタイ
ミングを決める同期信号を発生させる同期信号発生器
(同期手段)4と、上記車両2を照らすLED照明5
と、上記同期信号発生器4で生成された同期信号に基づ
きLED照明5を点灯させるLED照明電源6とを有す
る撮影装置を備えている。なお、上記LED照明5およ
びLED照明電源6が特許請求の範囲に記載の照明手段
に対応している。
【0021】さらに、車両認識装置1は、画像処理装置
7を備えており、カメラ3で撮影された画像は、画像処
理装置7により処理される。この結果、車両認識装置1
は車両2を認識することができる。
【0022】上記同期信号発生器4は、垂直同期信号お
よび水平同期信号を生成し、カメラ3へ供給する。同期
信号発生器4が生成する垂直同期信号および水平同期信
号の周波数は、カメラ3が画像処理装置7へ画像を転送
する速度によって、予め決められている。本実施形態に
係る同期信号発生器4では、垂直同期信号の周波数は、
60[Hz]に設定されており、水平同期信号の周波数
は、15.734[KHz]に設定されている。
【0023】カメラ3は、外部同期が可能であり、同期
信号発生器4により供給される垂直同期信号および水平
同期信号に従って、シャッターを切ると共に撮影した画
像を画像処理装置7へ転送する。転送される画像情報
は、上記垂直同期信号の1周期分が1枚の画像に対応し
ている。したがって、図2に示すように、カメラ3がシ
ャッターを切る周期は、垂直同期信号の周期と同じくT
であり、カメラ3のシャッターと垂直同期信号との位相
関係は決まっている。したがって、カメラ3がシャッタ
ーを開放する時点と垂直同期信号が立ち下がる時点との
時間差Dは、常に一定である。また、カメラ3がシャッ
ターを開放する時間であるシャッタースピードSは、車
両2の走行速度を見込んで、撮影した画像にブレが生じ
ないように、やや速めの値に予めに設定される。本実施
形態に係るカメラ3のシャッタースピードSは、例え
ば、1/1000秒に設定されている。さらに、カメラ
3のレンズおよびCCD( Charge Coupled Device:固
体撮像素子)は、赤外域の感度があるものを使用する。
【0024】また、図1に示すLED照明5は、赤外発
光のLEDを多数集めたもので、赤外域の光を車両2へ
照射することができる。上記LEDに供給する電流量を
調節することにより、当該LEDはダイナミックにパル
ス点灯することができる。また、LED照明5の光量
は、LED照明5へ供給される電流量によって決まる。
すなわち、電流が供給されない場合は、LED照明5は
点灯せず、供給される電流量が増加するに従って、LE
D照明5の光量も増加する。
【0025】LED照明電源6は、同期信号発生器4か
ら供給される垂直同期信号に基づき、カメラ3がシャッ
ターを開放する期間と略同一期間、LED照明5を点灯
させる。すなわち、LED照明電源6は、垂直同期信号
の立ち下がりから時間Dだけ遅れて、LED照明5を構
成する各LEDへ一斉に電流の供給を開始する。電流を
供給する時間は、カメラ3のシャッタースピードSと同
じに設定されており、時間Sが経過すると、LED照明
電源6は、LED照明5へ電流の供給を停止する。これ
により、LED照明電源6は、カメラ3のシャッター開
放期間と略同一期間、LED照明5をパルス点灯させる
ことができる。
【0026】また、LED照明電源6がLED照明5へ
供給する電流量は、LED照明5が充分な光量で車両2
を照明できる値に予め設定されている。すなわち、カメ
ラ3のシャッタースピードSは、カメラ3が車両2を撮
影する際にブレが生じないように、車両2の速度に応じ
て設定されている。画像のコントラストは、同じシャッ
タースピードSで撮影した場合、光量が減少するに従っ
て低下する。また、同じ光量で撮影した場合、シャッタ
ースピードS、すなわち露光時間が短くなるに従って、
画像のコントラストは低下する。したがって、LED照
明5の光量は、画像処理装置7において必要とされる画
像のコントラストと、シャッタースピードSとから求め
ることができる。また、LED照明5の光量は、供給さ
れる電流量によって決められる。この結果、LED照明
電源6がLED照明5へ供給する電流量は、上記画像の
コントラストおよびシャッタースピードSから定められ
た光量に応じ、予め設定される。
【0027】したがって、車両2の速度が速い程、シャ
ッタースピードSは速く設定され、LED照明電源6が
LED照明5に供給する電流量は、シャッタースピード
Sに反比例して多く設定される。この結果、カメラ3
は、車両2の速度に依存せず、ほぼ同じコントラストを
持つ画像を撮影することができる。
【0028】また、LED照明5の消費電力は、LED
照明5に流される電流量と点灯時間との積によって決定
される。車両2の速度が速い程、LED照明5に流され
る電流量は多く設定されるが、シャッタースピードS、
すなわちLED照明5の点灯時間が短くなるので、LE
D照明5の消費電力は、車両2の速度に依存せず略一定
となる。
【0029】画像処理装置7は、同期信号発生器4より
供給される垂直同期信号および水平同期信号に従ってカ
メラ3より画像情報を受け取り、受け取った画像に対し
て、輪郭の抽出などの処理を行うことによって、車両の
有無や形状、あるいは車両ナンバーなどを認識する。
【0030】上記構成において、車両2を撮影する場合
の車両認識装置1各部の動作を、図2を中心にして説明
すると以下の通りである。
【0031】すなわち、カメラ3は、同期信号発生器4
から供給される水平同期信号および垂直同期信号に従っ
て撮影し、1/60秒毎に1枚の画像を画像処理装置7
へ送出している。
【0032】垂直同期信号の立ち下がった後、時間Dが
経過すると、カメラ3は、次の画像を撮影するために、
シャッターを開放する。一方、LED照明電源6は、同
期信号発生器4より与えられる垂直同期信号の立ち下が
り時点から時間Dだけ遅延してLED照明5へ電流の供
給を開始する。この結果、LED照明5は、カメラ3の
シャッター開放とほぼ同時に点灯する。
【0033】カメラ3は、シャッターを開放した後、予
め設定されたシャッタースピードである時間Sが経過す
るとシャッターを閉じる。これにより、カメラ3は、1
枚の画像をCCD上に取得する。カメラ3のCCD上に
得られた画像は、同期信号発生器4の生成する垂直同期
信号および水平同期信号に従って画像処理装置7へ送ら
れる。一方、LED照明電源6は、予め点灯時間として
設定されている時間Sが経過すると、LED照明5への
電流の供給を停止する。この結果、LED照明5は、カ
メラ3のシャッター開放期間と略同一期間、点灯し、カ
メラ3のシャッターが閉じるとほぼ同時に消灯する。
【0034】同期信号発生器4が生成する垂直同期信号
の周期が1/60秒に設定されているので、カメラ3
は、1/60秒周期でシャッターを切り、LED照明5
は、1/60秒周期でパルス点灯する。照明を必要とす
るカメラ3のシャッター開放期間中LED照明5が点灯
しているので、カメラ3は、充分な輝度差を持つ画像を
常に撮影できる。
【0035】次に、LED照明5の光量の時間変化につ
いて、従来の連続光や電子放電閃光装置による照明の場
合と比較して、図3に基づき説明する。
【0036】カメラ3の撮影に用いられる照明装置は、
シャッター開放期間全体で、一定の値以上の光量で照明
する必要がある。
【0037】上記照明装置の一つである連続光による照
明の場合、照明装置は、常に一定の光量で照明してい
る。当該照明装置の光量は、カメラ3がシャッターを切
る際に必要とする値に設定される。
【0038】また、電子放電閃光装置は、点灯および非
点灯を繰り返す。当該電子放電閃光装置の瞬間最大光量
は、所定の光量を得るために、連続光の場合の光量よ
り、はるかに大きく設定される。ただし、電子放電閃光
装置は、充電期間を必要とするために、一度点灯すると
1〜5秒程度、再点灯できない。この結果、充電期間中
に通過した車両2を照明できないので、この間に撮影し
た画像は、光量不足のためにほとんど輝度差を持たな
い。また、点灯するタイミングを得るために、車両の通
過を検知する外部センサを必要とする。
【0039】一方、LED照明5は、1/1000秒
間、1/60秒毎に点灯している。すなわち、LED照
明5は、60/1000のデューティー比でパルス点灯
している。また、LED照明5の点灯期間とカメラ3の
シャッター開放期間は、同期している。当該LED照明
5の点灯時の光量は、カメラ3がシャッターを切る際に
必要とする値に設定される。
【0040】カメラ3のシャッター開放期間中、各照明
装置は、いずれも充分な光量で照明できる。ただし、電
子放電閃光装置の場合は、充電期間中は点灯できないの
で、その間は充分な光量で照明できない。
【0041】ところで、上記照明装置の照明のうち有効
に使われるのは、カメラ3のシャッター開放期間に点灯
する部分だけである。したがって、シャッタースピード
Sである1/1000秒間以外の照明は、無駄になって
いる。
【0042】連続して照明する照明装置は、常に一定の
光量で点灯しているため、無駄となる部分は、カメラ3
のシャッターが開放されている1/1000秒以外の点
灯部分、全てである。したがって、有効な部分と無効な
部分との割合は、60:940となり効率が非常に悪
い。また、電子放電閃光装置による照明の場合は、再点
灯に時間がかかるために、頻繁に車両2が通過する場
合、全ての車両2を照明できない。
【0043】これに対して、LED照明5の場合は、カ
メラ3のシャッターが開いている間は、一定の光量で照
明すると共に、シャッターが閉じている間は、消灯して
いるため、無駄な部分がなく理想的である。
【0044】この結果、LED照明5は、連続光を照明
する場合に比べ極めて低消費電力で照明できる。また、
LED照明5は、電子放電閃光装置のように充電時間、
すなわち点灯できない期間を必要としない。したがっ
て、充分な輝度差を持つ画像を同期信号発生器4の垂直
同期信号と同じ周期で撮影できる。この結果、車両2が
頻繁に通過する場合など、カメラ3が頻繁に撮影する場
合にも対応できる。加えて、各点灯期間におけるLED
照明5の消費電力は、電子放電閃光装置に比べて低くな
る。
【0045】以上のように、本実施形態に係る車両認識
装置1は、カメラ3と、同期信号発生器4と、LED照
明5と、LED照明電源6とを備えており、同期信号発
生器4の供給する同期信号に従って、カメラ3がシャッ
ターを切ると共にLED照明電源6がLED照明5へ電
流を供給する構成である。したがって、LED照明5
は、カメラ3のシャッターが開いている間、点灯すると
共にカメラ3のシャッターが閉じている間、消灯でき
る。
【0046】したがって、カメラ3は、被写体に連続光
を照射するときと同じ画像を常に得ることができると共
に、LED照明5が消費する電力は、連続光を照射する
場合に比べて大幅に削減される。
【0047】また、車両2の速度に応じて、カメラ3の
シャッタースピードS、すなわちLED照明5のデュー
ティー比が決定される。さらに、LED照明電源6がL
ED照明5へ供給する電流量は、シャッタースピードS
に反比例して設定される。この結果、カメラ3は、一定
輝度を持った画像を撮影できる。また、LED照明5が
消費する電力は、車両2の速度に依存しない。
【0048】さらに、電子放電閃光装置を用いて照明す
る場合のように、充電時間を必要としない。したがっ
て、カメラ3は、常に、充分な輝度差を持つ画像を撮影
できる。また、電子放電閃光装置の場合に必要となる外
部センサが不要になる。
【0049】なお、本実施形態において、照明装置であ
るLED照明5の光源としては、LEDが用いられてい
るがこれに限るものではない。カメラ3のシャッター開
放期間と同期してパルス点灯できるものであれば、本実
施形態と同様の効果が得られる。
【0050】ただし、LEDは、200,000時間程
度の寿命を持ち、6,000〜12,000時間程度の
寿命を持つハロゲン灯や、放電回数30万回程度が寿命
で、さらに寿命の短い電子放電閃光装置に比べて、長寿
命である。したがって、LEDを光源として用いること
により、長い寿命を持ち、メンテナンスの手間がかから
ない照明装置を実現できる。また、LEDが必要とする
電流は、ハロゲン灯や電子放電閃光装置に比べて少ない
ため、LED照明5の消費電力は、ハロゲン灯や電子放
電閃光装置を用いた照明装置に比べて低く抑えることが
できる。
【0051】さらに、上記LEDは、赤外発光のものを
使用し、カメラ3は赤外域の感度があるものを使用して
いる。LED照明5の照射する光が人の目に見えない赤
外域の光なので、LED照明5の照明は、車両2を運転
する人を幻惑せず、カメラ3は、外光の影響の少ない画
像を撮影できる。
【0052】なお、本実施形態に係る同期信号発生器4
は、カメラ3へ供給する同期信号として、垂直同期信号
および水平同期信号を生成しているが、これらに代え
て、両者を混合したコンポジット信号などを同期信号と
して生成してもよい。カメラ3が当該同期信号に基づき
シャッターを切ると共に、LED照明電源6が、カメラ
3のシャッター開放期間を当該同期信号から認識し、こ
の期間中、LED照明5へ電流を供給することによっ
て、本実施形態と同様の効果が得られる。
【0053】また、本実施形態において、同期信号発生
器4は、独自に同期信号を発生し、この同期信号に基づ
いて、カメラ3、LED照明電源6、および画像処理装
置7が動作しているが、これに限るものではない。カメ
ラ3がシャッターを切るタイミングやLED照明5が点
灯するタイミングなどから同期信号を生成し、他の機器
がこの同期信号に同期して動作してもよい。カメラ3の
シャッター開放期間とLED照明5の点灯期間とを同期
させるものであれば、本実施形態と同様の効果が得られ
る。また、同期信号発生器4は、カメラ3、LED照明
電源6、あるいは画像処理装置7内に設けられていても
よい。
【0054】さらに、本実施形態において、カメラ3の
シャッタースピードは、車両2の走行速度を見込んでカ
メラ3がブレのない画像を取得できる値に予め設定され
ており、当該シャッタースピードに応じて、LED照明
電源6がLED照明5へ供給する電流量は予め設定され
ているが、これに限るものではない。例えば、車両2の
速度を検知する速度センサを設け、カメラ3のシャッタ
ースピードを走行する車両2の速度に応じてその都度設
定すると共に、設定されたシャッタースピードに応じ
て、LED照明電源6がLED照明5へ供給する電流量
を調節してもよい。これにより、カメラ3のシャッター
スピードおよびLED照明5へ供給される電流量を変化
させることができる。
【0055】なお、本実施形態においては、撮影装置の
一例として、車両2を撮影する車両認識装置1に供され
る撮影装置について説明しているが、これに限るもので
はない。本発明は、照明が必要で周期的に撮影する撮影
装置に対して広く適用することができる。被写体の移動
速度が速い場合、すなわちシャッタースピードを短く設
定する場合、特に効果が大きい。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明に係る撮影装置は、以上
のように、照明手段は、カメラが撮影する周期と同じ周
期でパルス状に点灯し、当該照明手段が点灯する期間と
上記カメラが撮影する期間とを同期させる同期手段を備
えている構成である。
【0057】それゆえ、照明手段は、カメラが撮影する
間、点灯できると共に、カメラが撮影していない時には
消灯できる。照明が必要な期間、照明手段が点灯し、照
明が不要な期間、照明手段が消灯できるので、カメラ
は、充分な輝度差を持つ画像を常に撮影できるという効
果と、照明手段の消費電力を大幅に削減できるという効
果とを併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、車両認
識装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記車両認識装置における各信号のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図3】上記車両認識装置において、照明の光度と時間
との関係を示すグラフである。
【図4】従来例を示すものであり、電子放電閃光装置を
有する車両認識装置の要部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 車両認識装置 3 カメラ 4 同期信号発生器(同期手段) 5 LED照明(照明手段) 6 LED照明電源(照明手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周期で撮影するカメラと、当該カメ
    ラの被写体を照らしだす照明手段とを備える撮影装置に
    おいて、 上記照明手段は、上記カメラが撮影する周期と同じ周期
    でパルス状に点灯し、 当該照明手段が点灯する期間と上記カメラが撮影する期
    間とを同期させる同期手段を備えていることを特徴とす
    る撮影装置。
JP22390095A 1995-08-31 1995-08-31 撮影装置 Pending JPH0968742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22390095A JPH0968742A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22390095A JPH0968742A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968742A true JPH0968742A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16805472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22390095A Pending JPH0968742A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0968742A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069894A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
US6891669B2 (en) 2001-12-17 2005-05-10 Olympus Corporation Microscope system
JP2005128399A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Pentax Corp 照明制御装置
JP2005181810A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Pentax Corp 照明制御装置
WO2005078529A1 (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Nikon Corporation カメラシステム
JP2006071786A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 写真撮影用照明装置
US7076162B2 (en) 2002-03-15 2006-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile equipment and mobile phone with shooting function
JP2006190198A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポータブル型車両番号認識装置およびポータブル型車両番号認識装置による車両番号認識方法
EP1341376A3 (en) * 2002-02-27 2008-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Camera
JP2009055107A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Omron Corp 撮像装置および撮像制御方法
JP2009186280A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Tokyo Medical & Dental Univ 微粒子画像計測装置
WO2010090342A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 日本電気株式会社 カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム
JP2016015843A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 株式会社デンソー 非接触給電装置
CN107390448A (zh) * 2017-09-06 2017-11-24 成都豪宇韬鹰科技有限公司 一种主动式光学动作捕捉系统
CN107423733A (zh) * 2017-09-06 2017-12-01 成都豪宇韬鹰科技有限公司 基于标记点身份识别的动作捕捉系统
CN109327661A (zh) * 2017-08-01 2019-02-12 佳能株式会社 摄像装置、发光装置、其控制方法和存储介质

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069894A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
US6891669B2 (en) 2001-12-17 2005-05-10 Olympus Corporation Microscope system
EP1341376A3 (en) * 2002-02-27 2008-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Camera
US7480454B2 (en) 2002-03-15 2009-01-20 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile equipment and mobile phone with shooting function
US7076162B2 (en) 2002-03-15 2006-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile equipment and mobile phone with shooting function
US7085489B2 (en) 2002-03-15 2006-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile device and mobile telephone device having imaging function
US7139474B2 (en) 2002-03-15 2006-11-21 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile equipment and mobile phone with shooting function
US7277630B2 (en) 2002-03-15 2007-10-02 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile equipment and mobile phone with shooting function
JP2005128399A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Pentax Corp 照明制御装置
JP2005181810A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Pentax Corp 照明制御装置
JP4542774B2 (ja) * 2003-12-22 2010-09-15 Hoya株式会社 照明制御装置
JP4872346B2 (ja) * 2004-02-12 2012-02-08 株式会社ニコン カメラシステム及びカメラ用照明装置
US7660520B2 (en) 2004-02-12 2010-02-09 Nikon Corporation Camera system with current and discharge controlled illumination
WO2005078529A1 (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Nikon Corporation カメラシステム
JP2006071786A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 写真撮影用照明装置
JP4494983B2 (ja) * 2005-01-07 2010-06-30 三菱重工業株式会社 ポータブル型車両番号認識装置およびポータブル型車両番号認識装置による車両番号認識方法
JP2006190198A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポータブル型車両番号認識装置およびポータブル型車両番号認識装置による車両番号認識方法
JP2009055107A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Omron Corp 撮像装置および撮像制御方法
JP2009186280A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Tokyo Medical & Dental Univ 微粒子画像計測装置
WO2010090342A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 日本電気株式会社 カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム
JP2016015843A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 株式会社デンソー 非接触給電装置
CN109327661A (zh) * 2017-08-01 2019-02-12 佳能株式会社 摄像装置、发光装置、其控制方法和存储介质
CN109327661B (zh) * 2017-08-01 2021-01-12 佳能株式会社 摄像装置、发光装置、其控制方法和存储介质
CN107390448A (zh) * 2017-09-06 2017-11-24 成都豪宇韬鹰科技有限公司 一种主动式光学动作捕捉系统
CN107423733A (zh) * 2017-09-06 2017-12-01 成都豪宇韬鹰科技有限公司 基于标记点身份识别的动作捕捉系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0968742A (ja) 撮影装置
CN101604111B (zh) 一种防逆光拍摄的方法和装置
TW201429245A (zh) 多功能控制照明裝置
WO2005078529A1 (ja) カメラシステム
CN201083935Y (zh) 摄像机同步led闪光补光的控制装置
CN105911799A (zh) 一种轨道交通接触网监测补光系统以及方法
WO2012071751A1 (zh) 摄像系统和摄像方法
KR101037908B1 (ko) 폐쇄회로텔레비젼 카메라 연동형 조명 제어시스템
JPH05328210A (ja) テレビカメラ用led照明装置
KR20150057041A (ko) 카메라의 led 조명제어 방법 및 그 장치
CN111935414B (zh) 图像采集方法、发光控制方法、相关设备及系统
JP4652105B2 (ja) 撮像素子を使用する監視カメラを用いる監視システム
JP2009253316A (ja) 車載カメラ及びドライブレコーダ
JP2000023026A (ja) 撮像式マイクロスコープ
KR101101779B1 (ko) 폐쇄회로텔레비젼 카메라 연동형 조명 제어시스템
JP2010154433A (ja) 車載カメラ及びそれを用いたドライブレコーダ
JP2004297645A (ja) 撮像システム
JPH05219447A (ja) Tvカメラ用照明装置
JPH0883391A (ja) 車番認識装置
WO2004008742A2 (en) A light source triggering device
KR101341680B1 (ko) 모드절환기능이 구비된 투광기
TWI378410B (ja)
JP2004336406A (ja) 制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JPH07264453A (ja) ビデオカメラ
JP2004220147A (ja) 視野妨害監視機構を備えた監視カメラ