JPH0968387A - マッフル炉 - Google Patents
マッフル炉Info
- Publication number
- JPH0968387A JPH0968387A JP7222911A JP22291195A JPH0968387A JP H0968387 A JPH0968387 A JP H0968387A JP 7222911 A JP7222911 A JP 7222911A JP 22291195 A JP22291195 A JP 22291195A JP H0968387 A JPH0968387 A JP H0968387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- burners
- muffle
- furnace
- heat storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Abstract
(57)【要約】
【課題】 円周方向に均一加熱できる蓄熱式燃焼装置を
使用したマッフル炉を得る。 【解決手段】 円筒型断熱炉体内に被加熱物２４を囲う
筒状のマッフル１を設けて加熱室を形成した長尺鋼材加
熱用竪型マッフル炉に、蓄熱体を有する蓄熱式燃焼バー
ナを炉壁の上下方向に沿って複数本配置するに際し、上
下方向に近接して配置されかつ燃焼ガスの円周に沿った
噴出方向が互いに逆方向となる２本１組の蓄熱式燃焼バ
ーナ４ａ、４ｄまたは４ｂ、４ｃを、燃焼ガスの流れが
上部バーナは上部バーナ同志同一方向に、また下部バー
ナは下部バーナ同志同一方向となるようにして、炉壁２
の同一高さ円周上に少なくとも２組以上等間隔に配置し
たことを特徴とするマッフル炉。 【効果】 マッフルが破損されたり、製品品質が低下し
たりしない。
使用したマッフル炉を得る。 【解決手段】 円筒型断熱炉体内に被加熱物２４を囲う
筒状のマッフル１を設けて加熱室を形成した長尺鋼材加
熱用竪型マッフル炉に、蓄熱体を有する蓄熱式燃焼バー
ナを炉壁の上下方向に沿って複数本配置するに際し、上
下方向に近接して配置されかつ燃焼ガスの円周に沿った
噴出方向が互いに逆方向となる２本１組の蓄熱式燃焼バ
ーナ４ａ、４ｄまたは４ｂ、４ｃを、燃焼ガスの流れが
上部バーナは上部バーナ同志同一方向に、また下部バー
ナは下部バーナ同志同一方向となるようにして、炉壁２
の同一高さ円周上に少なくとも２組以上等間隔に配置し
たことを特徴とするマッフル炉。 【効果】 マッフルが破損されたり、製品品質が低下し
たりしない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属ストリップ
等長尺の鋼材を通過させながら熱処理するときに使用す
るマッフル炉、特に蓄熱式燃焼バーナを備えた蓄熱燃焼
装置を複数配置したマッフル炉に関する。
等長尺の鋼材を通過させながら熱処理するときに使用す
るマッフル炉、特に蓄熱式燃焼バーナを備えた蓄熱燃焼
装置を複数配置したマッフル炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】蓄熱式燃焼装置を複数配置した従来のマ
ッフル炉としては、特開平７−９１８４２号公報に開示
されたものがある。このマッフル炉は、図３に示すよう
に、断熱炉体２１内に筒状のマッフル２２が設けられ、
このマッフル２２によって囲まれた加熱室２３内を、ス
トリップ２４が連続通過する間にストリップ２４がマッ
フル２２からの輻射熱により加熱されるようになってい
る。
ッフル炉としては、特開平７−９１８４２号公報に開示
されたものがある。このマッフル炉は、図３に示すよう
に、断熱炉体２１内に筒状のマッフル２２が設けられ、
このマッフル２２によって囲まれた加熱室２３内を、ス
トリップ２４が連続通過する間にストリップ２４がマッ
フル２２からの輻射熱により加熱されるようになってい
る。
【０００３】マッフル２２と断熱炉体２１との間は燃焼
室２５となっており、断熱炉体２１の炉壁には、断熱炉
体２１の上下方向に沿って、蓄熱式燃焼装置２６、２
７、２８、２９、３０および３１が設けられており、そ
れぞれのバーナにより燃料が燃焼され、燃焼ガスが燃焼
室２５に噴射される。
室２５となっており、断熱炉体２１の炉壁には、断熱炉
体２１の上下方向に沿って、蓄熱式燃焼装置２６、２
７、２８、２９、３０および３１が設けられており、そ
れぞれのバーナにより燃料が燃焼され、燃焼ガスが燃焼
室２５に噴射される。
【０００４】上記した蓄熱式燃焼装置２６、２７、２
８、２９、３０および３１は、蓄熱式燃焼装置２６を代
表として説明すると、図４に示すように、それぞれ蓄熱
体を有する２本のバーナ２６ａおよび２６ｂを備えてい
る。お互いのバーナはマッフル２２を挟み、かつ燃焼ガ
スの噴射方向がマッフル周方向で見ると同方向に回転す
るように配置されている。そして、一方のバーナ２６ａ
が燃焼中には、他方のバーナ２６ｂがその燃焼排ガスを
吸引し、蓄熱体を通過させて蓄熱室に燃焼排ガスの有す
る顕熱を蓄熱する。２本のバーナ２６ａおよび２６ｂの
燃焼は、一定時間毎に切り換えられ、燃焼時の燃焼用空
気は、燃焼中のバーナの蓄熱体を通過させて高温となっ
たものを使用する。
８、２９、３０および３１は、蓄熱式燃焼装置２６を代
表として説明すると、図４に示すように、それぞれ蓄熱
体を有する２本のバーナ２６ａおよび２６ｂを備えてい
る。お互いのバーナはマッフル２２を挟み、かつ燃焼ガ
スの噴射方向がマッフル周方向で見ると同方向に回転す
るように配置されている。そして、一方のバーナ２６ａ
が燃焼中には、他方のバーナ２６ｂがその燃焼排ガスを
吸引し、蓄熱体を通過させて蓄熱室に燃焼排ガスの有す
る顕熱を蓄熱する。２本のバーナ２６ａおよび２６ｂの
燃焼は、一定時間毎に切り換えられ、燃焼時の燃焼用空
気は、燃焼中のバーナの蓄熱体を通過させて高温となっ
たものを使用する。
【０００５】この蓄熱式燃焼装置２６の上段の蓄熱式燃
焼装置２７は、図５に示すように、２本のバーナ２７ａ
および２７ｂとから構成されているが、バーナ２７ａの
燃焼ガス噴射方向は、前記蓄熱式燃焼装置２６のバーナ
２６ａの燃焼ガス噴射方向とは逆向きになっている。ま
た、バーナ２７ｂの燃焼ガス噴射方向は、前記蓄熱式燃
焼装置２６のバーナ２６ｂの燃焼ガス噴射方向とは逆向
きになっている。
焼装置２７は、図５に示すように、２本のバーナ２７ａ
および２７ｂとから構成されているが、バーナ２７ａの
燃焼ガス噴射方向は、前記蓄熱式燃焼装置２６のバーナ
２６ａの燃焼ガス噴射方向とは逆向きになっている。ま
た、バーナ２７ｂの燃焼ガス噴射方向は、前記蓄熱式燃
焼装置２６のバーナ２６ｂの燃焼ガス噴射方向とは逆向
きになっている。
【０００６】なお、図４において、２６´ａは蓄熱式燃
焼装置２６のバーナ２６ａの燃焼ガスの当たる範囲、２
６´ｂは蓄熱式燃焼装置２６のバーナ２６ｂの燃焼ガス
の当たる範囲、図５において、２７´ａは蓄熱式燃焼装
置２７のバーナ２７ａの燃焼ガスの当たる範囲、２７´
ｂは蓄熱式燃焼装置２７のバーナ２７ｂの燃焼ガスの当
たる範囲である。
焼装置２６のバーナ２６ａの燃焼ガスの当たる範囲、２
６´ｂは蓄熱式燃焼装置２６のバーナ２６ｂの燃焼ガス
の当たる範囲、図５において、２７´ａは蓄熱式燃焼装
置２７のバーナ２７ａの燃焼ガスの当たる範囲、２７´
ｂは蓄熱式燃焼装置２７のバーナ２７ｂの燃焼ガスの当
たる範囲である。
【０００７】また、蓄熱式燃焼装置２８と蓄熱式燃焼装
置２９、蓄熱式燃焼装置３０と蓄熱式燃焼装置３１のそ
れぞれにおけるバーナの相対配置は、上述した蓄熱式燃
焼装置２６と蓄熱式燃焼装置２７における関係と同じに
なっている。
置２９、蓄熱式燃焼装置３０と蓄熱式燃焼装置３１のそ
れぞれにおけるバーナの相対配置は、上述した蓄熱式燃
焼装置２６と蓄熱式燃焼装置２７における関係と同じに
なっている。
【０００８】ここで、２６ａ、２６ｂ、２７ａ、２７ｂ
および燃焼装置２８、２９、３０、３１の各バーナの燃
焼ガスの当たる範囲が、マッフル長手方向の一直線上に
並ばないように、各バーナをマッフルの外周に等間隔に
配置している。これは、マッフル２２を均等に加熱し、
局部加熱によるマッフル２２の破損を防止するためであ
る。
および燃焼装置２８、２９、３０、３１の各バーナの燃
焼ガスの当たる範囲が、マッフル長手方向の一直線上に
並ばないように、各バーナをマッフルの外周に等間隔に
配置している。これは、マッフル２２を均等に加熱し、
局部加熱によるマッフル２２の破損を防止するためであ
る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
７−９１８４２号公報に開示されたマッフル炉には、次
のような問題点があった。すなわち、このマッフル炉に
おいては、各蓄熱式燃焼装置が配置されている各円周上
では、蓄熱式燃焼装置におけるバーナの燃焼ガス噴射方
向が、平行する２方向しかなく、これらと直交する方向
には燃焼ガスが噴射されていないので、燃焼ガスが噴射
されている２方向で、マッフルの中心軸に対してそれぞ
れ９０度の円周方向の範囲は燃焼ガスが当たるが、これ
らの範囲と直交する範囲には燃焼ガスが当たらないの
で、マッフル周方向の温度分布が一定値とならず、周方
向に熱応力が働き、マッフルの寿命が短くなるととも
に、被加熱物に加熱ムラが発生するという問題点があっ
た。
７−９１８４２号公報に開示されたマッフル炉には、次
のような問題点があった。すなわち、このマッフル炉に
おいては、各蓄熱式燃焼装置が配置されている各円周上
では、蓄熱式燃焼装置におけるバーナの燃焼ガス噴射方
向が、平行する２方向しかなく、これらと直交する方向
には燃焼ガスが噴射されていないので、燃焼ガスが噴射
されている２方向で、マッフルの中心軸に対してそれぞ
れ９０度の円周方向の範囲は燃焼ガスが当たるが、これ
らの範囲と直交する範囲には燃焼ガスが当たらないの
で、マッフル周方向の温度分布が一定値とならず、周方
向に熱応力が働き、マッフルの寿命が短くなるととも
に、被加熱物に加熱ムラが発生するという問題点があっ
た。
【００１０】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、マッフルの寿
命が短縮されることがなくかつ、被加熱物に加熱ムラが
発生しない蓄熱式燃焼装置を使用したマッフル炉を提供
することを目的としている。
点を解消するためになされたものであり、マッフルの寿
命が短縮されることがなくかつ、被加熱物に加熱ムラが
発生しない蓄熱式燃焼装置を使用したマッフル炉を提供
することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマッフル
炉は、円筒型断熱炉体内に被加熱物を囲う筒状のマッフ
ルを設けて加熱室を形成した長尺鋼材加熱用竪型マッフ
ル炉に、蓄熱体を有する蓄熱式燃焼バーナを炉壁の上下
方向に沿って複数本配置するに際し、上下方向に近接し
て配置されかつ燃焼ガスの円周に沿った噴出方向が互い
に逆方向となる２本１組の蓄熱式燃焼バーナを、燃焼ガ
スの流れが上部バーナは上部バーナ同志同一方向に、ま
た下部バーナは下部バーナ同志同一方向となるようにし
て、炉壁の同一高さ円周上に少なくとも２組以上等間隔
に配置したものである。
炉は、円筒型断熱炉体内に被加熱物を囲う筒状のマッフ
ルを設けて加熱室を形成した長尺鋼材加熱用竪型マッフ
ル炉に、蓄熱体を有する蓄熱式燃焼バーナを炉壁の上下
方向に沿って複数本配置するに際し、上下方向に近接し
て配置されかつ燃焼ガスの円周に沿った噴出方向が互い
に逆方向となる２本１組の蓄熱式燃焼バーナを、燃焼ガ
スの流れが上部バーナは上部バーナ同志同一方向に、ま
た下部バーナは下部バーナ同志同一方向となるようにし
て、炉壁の同一高さ円周上に少なくとも２組以上等間隔
に配置したものである。
【００１２】燃焼ガスがマッフルの円周方向の全域にわ
たって一様に当たるので、マッフル周方向の温度分布が
均一となり、マッフルの周方向に熱応力が働かず、熱応
力によりマッフルの寿命が短縮されることはない。
たって一様に当たるので、マッフル周方向の温度分布が
均一となり、マッフルの周方向に熱応力が働かず、熱応
力によりマッフルの寿命が短縮されることはない。
【００１３】また、被加熱物に加熱ムラが発生しないの
で、加熱後の製品の品質が向上する。
で、加熱後の製品の品質が向上する。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態であるマッ
フル炉を、図１を用いて説明する。図１（ａ）は、この
マッフル炉の縦断面図、図１（ａ）は、このマッフル炉
の横断面図である。
フル炉を、図１を用いて説明する。図１（ａ）は、この
マッフル炉の縦断面図、図１（ａ）は、このマッフル炉
の横断面図である。
【００１５】このマッフル炉においては、マッフル１と
炉壁２との間の燃焼室３で燃焼された燃焼ガスが、マッ
フル１の長手方向および円周方向に沿って均等に当たる
ように、蓄熱式燃焼バーナ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄを第
一グループとして、蓄熱式燃焼バーナ５ａ、５ｂ、５
ｃ、５ｄを第二グループとして、蓄熱式燃焼バーナ６
ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを第三グループとして、炉壁２の
長手方向および円周方向に沿って配置している。これら
蓄熱式燃焼バーナのそれぞれのグループは、第一のグル
ープを例にとって説明すると、次のような構成となって
いる。すなわち、第１グループは上下２本１組の蓄熱式
燃焼バーナ４ａ、４ｄと同じく上下２本１組の蓄熱式燃
焼バーナ４ｂ、４ｃとから構成され、かつ操業時には蓄
熱式燃焼バーナ４ａと４ｂとが第一のペアー、蓄熱式燃
焼バーナ４ｃと４ｄとが第二のペアーとなって、ペアー
内で燃焼と燃焼排ガス排気とを交互に交代して分担して
いる。
炉壁２との間の燃焼室３で燃焼された燃焼ガスが、マッ
フル１の長手方向および円周方向に沿って均等に当たる
ように、蓄熱式燃焼バーナ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄを第
一グループとして、蓄熱式燃焼バーナ５ａ、５ｂ、５
ｃ、５ｄを第二グループとして、蓄熱式燃焼バーナ６
ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを第三グループとして、炉壁２の
長手方向および円周方向に沿って配置している。これら
蓄熱式燃焼バーナのそれぞれのグループは、第一のグル
ープを例にとって説明すると、次のような構成となって
いる。すなわち、第１グループは上下２本１組の蓄熱式
燃焼バーナ４ａ、４ｄと同じく上下２本１組の蓄熱式燃
焼バーナ４ｂ、４ｃとから構成され、かつ操業時には蓄
熱式燃焼バーナ４ａと４ｂとが第一のペアー、蓄熱式燃
焼バーナ４ｃと４ｄとが第二のペアーとなって、ペアー
内で燃焼と燃焼排ガス排気とを交互に交代して分担して
いる。
【００１６】すなわち、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｂと
は、燃焼ガスのマッフル１の円周方向に添った流れの方
向が逆方向となっており、蓄熱式燃焼バーナ４ａで燃焼
しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ｂは蓄熱式燃焼
バーナ４ａの燃焼排ガスを吸引し、燃焼排ガスを蓄熱体
７ｂを通過させて、燃焼排ガスの有する顕熱を蓄熱体７
ｂに蓄熱するようにしている。逆に蓄熱式燃焼バーナ４
ｂで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ａは蓄
熱式燃焼バーナ４ｂの燃焼排ガスを吸引し、燃焼排ガス
を蓄熱体７ａを通過させて、燃焼排ガスの有する顕熱を
蓄熱体７ａに蓄熱するようにしている。
は、燃焼ガスのマッフル１の円周方向に添った流れの方
向が逆方向となっており、蓄熱式燃焼バーナ４ａで燃焼
しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ｂは蓄熱式燃焼
バーナ４ａの燃焼排ガスを吸引し、燃焼排ガスを蓄熱体
７ｂを通過させて、燃焼排ガスの有する顕熱を蓄熱体７
ｂに蓄熱するようにしている。逆に蓄熱式燃焼バーナ４
ｂで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ａは蓄
熱式燃焼バーナ４ｂの燃焼排ガスを吸引し、燃焼排ガス
を蓄熱体７ａを通過させて、燃焼排ガスの有する顕熱を
蓄熱体７ａに蓄熱するようにしている。
【００１７】蓄熱体７ａや７ｂに蓄熱された熱エネルギ
ーは、燃焼用空気の予熱に使用され、予熱された燃焼用
空気はそれぞれのバーナ４ａおよび４ｂでの燃焼時に使
用される。
ーは、燃焼用空気の予熱に使用され、予熱された燃焼用
空気はそれぞれのバーナ４ａおよび４ｂでの燃焼時に使
用される。
【００１８】蓄熱式燃焼バーナ４ｃと４ｄも、それぞれ
の燃焼ガスのマッフルの円周に沿った流れの方向が、蓄
熱式燃焼バーナ４ａと４ｂの場合と同じように、逆方向
となっている。そして、蓄熱式燃焼バーナ４ｃと４ｄの
燃焼と排ガス吸引の関係は、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４
ｂの関係と同じようになっており、蓄熱体７ｃや７ｄに
蓄熱された熱エネルギーは、蓄熱体７ａや７ｂと同様に
燃焼用空気の予熱に使用され、予熱された燃焼用空気は
それぞれのバーナ４ｃおよび４ｄでの燃焼時に使用され
る。
の燃焼ガスのマッフルの円周に沿った流れの方向が、蓄
熱式燃焼バーナ４ａと４ｂの場合と同じように、逆方向
となっている。そして、蓄熱式燃焼バーナ４ｃと４ｄの
燃焼と排ガス吸引の関係は、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４
ｂの関係と同じようになっており、蓄熱体７ｃや７ｄに
蓄熱された熱エネルギーは、蓄熱体７ａや７ｂと同様に
燃焼用空気の予熱に使用され、予熱された燃焼用空気は
それぞれのバーナ４ｃおよび４ｄでの燃焼時に使用され
る。
【００１９】また、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４ｃの設置
位置は、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｄが設置された位置
から、炉壁２の同一高さ円周方向に沿って１８０度離れ
た位置である。したがって、図１（ａ）に示すように、
蓄熱式燃焼バーナ４ａは紙面の方から燃焼ガスを噴出し
ているのに反し、蓄熱式燃焼バーナ４ｃは紙面の方に向
かって燃焼ガスを噴出していることになる。また、蓄熱
式燃焼バーナ４ｂは紙面に向かって燃焼ガスを噴出し、
蓄熱式燃焼バーナ４ｄは紙面の方から燃焼ガスを噴出し
ている（図において、○中に×印を表示したものは燃焼
ガスが紙面の方から噴出されていることを表し、○中に
・印を表示したものは燃焼ガスが紙面に向かって噴出さ
れていることを表す）。
位置は、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｄが設置された位置
から、炉壁２の同一高さ円周方向に沿って１８０度離れ
た位置である。したがって、図１（ａ）に示すように、
蓄熱式燃焼バーナ４ａは紙面の方から燃焼ガスを噴出し
ているのに反し、蓄熱式燃焼バーナ４ｃは紙面の方に向
かって燃焼ガスを噴出していることになる。また、蓄熱
式燃焼バーナ４ｂは紙面に向かって燃焼ガスを噴出し、
蓄熱式燃焼バーナ４ｄは紙面の方から燃焼ガスを噴出し
ている（図において、○中に×印を表示したものは燃焼
ガスが紙面の方から噴出されていることを表し、○中に
・印を表示したものは燃焼ガスが紙面に向かって噴出さ
れていることを表す）。
【００２０】蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃとは、同一タ
イミングで燃焼と排ガス吸引を繰り返し、蓄熱式燃焼バ
ーナ４ｂと４ｄも、また同一タイミングで燃焼と排ガス
吸引を繰り返す。そして、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃ
とで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄでは排ガスを吸引し、逆に蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄとで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ａと
４ｃでは排ガスを吸引する。
イミングで燃焼と排ガス吸引を繰り返し、蓄熱式燃焼バ
ーナ４ｂと４ｄも、また同一タイミングで燃焼と排ガス
吸引を繰り返す。そして、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃ
とで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄでは排ガスを吸引し、逆に蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄとで燃焼しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４ａと
４ｃでは排ガスを吸引する。
【００２１】蓄熱式燃焼バーナ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ
は、上述のような関係にあるので、燃料の蓄熱式燃焼バ
ーナ４ａと４ｃへの供給と、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄへの供給とは、三方弁８により一定時間毎に切り換え
られるようになっている。
は、上述のような関係にあるので、燃料の蓄熱式燃焼バ
ーナ４ａと４ｃへの供給と、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと４
ｄへの供給とは、三方弁８により一定時間毎に切り換え
られるようになっている。
【００２２】また、燃料の供給切り換えと連動して、四
方弁９の操作により、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃに燃
焼用空気を供給しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４
ｂと４ｄで吸引した燃焼排ガスを、蓄熱体７ｂおよび７
ｄを通して蓄熱した後排出し、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと
４ｄに燃焼用空気を供給しているときには、蓄熱式燃焼
バーナ４ａと４ｃで吸引した燃焼排ガスを、蓄熱体７ａ
および７ｃを通して蓄熱した後排出するようにしてい
る。
方弁９の操作により、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃに燃
焼用空気を供給しているときには、蓄熱式燃焼バーナ４
ｂと４ｄで吸引した燃焼排ガスを、蓄熱体７ｂおよび７
ｄを通して蓄熱した後排出し、蓄熱式燃焼バーナ４ｂと
４ｄに燃焼用空気を供給しているときには、蓄熱式燃焼
バーナ４ａと４ｃで吸引した燃焼排ガスを、蓄熱体７ａ
および７ｃを通して蓄熱した後排出するようにしてい
る。
【００２３】そして、蓄熱式燃焼バーナ４ａと４ｃは、
図２に示すように、マッフル１の円周方向に沿って、そ
れぞれ９０度の範囲ＡおよびＣに燃焼ガスを噴出し、蓄
熱式燃焼バーナ４ｂと４ｄは、それぞれ蓄熱式燃焼バー
ナ４ａと４ｃの燃焼ガスが当たらない９０度づつの範囲
ＢおよびＤに、燃焼ガスを噴出しているので、マッフル
１は円周方向３６０度にわたって一様に加熱され、マッ
フル１に熱応力が作用することはない。したがって、マ
ッフル１が熱応力により損傷されることはない。
図２に示すように、マッフル１の円周方向に沿って、そ
れぞれ９０度の範囲ＡおよびＣに燃焼ガスを噴出し、蓄
熱式燃焼バーナ４ｂと４ｄは、それぞれ蓄熱式燃焼バー
ナ４ａと４ｃの燃焼ガスが当たらない９０度づつの範囲
ＢおよびＤに、燃焼ガスを噴出しているので、マッフル
１は円周方向３６０度にわたって一様に加熱され、マッ
フル１に熱応力が作用することはない。したがって、マ
ッフル１が熱応力により損傷されることはない。
【００２４】また、マッフル１が一様に加熱されるの
で、加熱されるストリップ２４もまた均一に加熱され、
加熱ムラがないので、加熱された後の製品の品質が低下
することはない。
で、加熱されるストリップ２４もまた均一に加熱され、
加熱ムラがないので、加熱された後の製品の品質が低下
することはない。
【００２５】なお、図１（ａ）の符号１０および１１は
各バーナへの燃料の流量を調整する流量調整弁である。
各バーナへの燃料の流量を調整する流量調整弁である。
【００２６】上述した本発明の一実施形態のマッフル炉
の説明においては、上下２本の蓄熱式燃焼バーナが炉壁
２の円周方向に沿って２組、１８０度の間隔をおいて等
間隔に配置されている例で説明したが、２組に限定する
ものではなく、炉の大きさに応じて３組以上配置して、
マッフル１の加熱が円周方向３６０度にわたって一様と
なるようにすればよい。
の説明においては、上下２本の蓄熱式燃焼バーナが炉壁
２の円周方向に沿って２組、１８０度の間隔をおいて等
間隔に配置されている例で説明したが、２組に限定する
ものではなく、炉の大きさに応じて３組以上配置して、
マッフル１の加熱が円周方向３６０度にわたって一様と
なるようにすればよい。
【００２７】また、上下の蓄熱式燃焼バーナの燃焼ガス
噴出方向を、図１の蓄熱式燃焼バーナの第二グループの
ように、上記説明の場合と逆にしてもよい。
噴出方向を、図１の蓄熱式燃焼バーナの第二グループの
ように、上記説明の場合と逆にしてもよい。
【００２８】
【発明の効果】この発明により、マッフル周方向の温度
分布が均一となり、マッフルの周方向に熱応力が働か
ず、熱応力によりマッフルの寿命が短縮されることはな
い。
分布が均一となり、マッフルの周方向に熱応力が働か
ず、熱応力によりマッフルの寿命が短縮されることはな
い。
【００２９】また、被加熱物に加熱ムラが発生しないの
で、加熱後の製品の品質が向上する。
で、加熱後の製品の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態であるマッフル炉の説明図
であり、（ａ）はマッフル炉の縦断面図、（ｂ）はマッ
フル炉の横断面図である。
であり、（ａ）はマッフル炉の縦断面図、（ｂ）はマッ
フル炉の横断面図である。
【図２】本発明の一実施形態においてバーナからの燃焼
ガスの当たる範囲を示す説明図である。
ガスの当たる範囲を示す説明図である。
【図３】従来の蓄熱式燃焼バーナを配置したマッフル炉
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【図５】図３のＢ−Ｂ断面図である。
１ マッフル ２ 炉壁 ３ 燃焼室 ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ 第一グループの蓄熱式燃焼バ
ーナ ５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ 第二グループの蓄熱式燃焼バ
ーナ ６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ 第三グループの蓄熱式燃焼バ
ーナ ７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ 蓄熱体 ８ 三方弁 ９ 四方弁 １０ 流量調整弁 １１ 流量調整弁
ーナ ５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ 第二グループの蓄熱式燃焼バ
ーナ ６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ 第三グループの蓄熱式燃焼バ
ーナ ７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ 蓄熱体 ８ 三方弁 ９ 四方弁 １０ 流量調整弁 １１ 流量調整弁
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒型断熱炉体内に被加熱物を囲う筒状
のマッフルを設けて加熱室を形成した長尺鋼材加熱用竪
型マッフル炉に、蓄熱体を有する蓄熱式燃焼バーナを炉
壁の上下方向に沿って複数本配置するに際し、上下方向
に近接して配置されかつ燃焼ガスの円周に沿った噴出方
向が互いに逆方向となる２本１組の蓄熱式燃焼バーナ
を、燃焼ガスの流れが上部バーナは上部バーナ同士同一
方向に、また下部バーナは下部バーナ同士同一方向とな
るようにして、炉壁の同一高さ円周上に少なくとも２組
以上等間隔に配置したことを特徴とするマッフル炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7222911A JPH0968387A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | マッフル炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7222911A JPH0968387A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | マッフル炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968387A true JPH0968387A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16789803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7222911A Pending JPH0968387A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | マッフル炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968387A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101429424B1 (ko) * | 2014-03-21 | 2014-08-14 | 김용이 | 국부 열처리로 |
| CN109387076A (zh) * | 2017-08-09 | 2019-02-26 | 中外炉工业株式会社 | 转底炉及其改造方法 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7222911A patent/JPH0968387A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101429424B1 (ko) * | 2014-03-21 | 2014-08-14 | 김용이 | 국부 열처리로 |
| CN109387076A (zh) * | 2017-08-09 | 2019-02-26 | 中外炉工业株式会社 | 转底炉及其改造方法 |
| CN109387076B (zh) * | 2017-08-09 | 2021-10-22 | 中外炉工业株式会社 | 转底炉及其改造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH01159511A (ja) | ラジアントチューブバーナ | |
| JPH06257951A (ja) | アルミ溶解保持炉 | |
| JPH0968387A (ja) | マッフル炉 | |
| JP2598619Y2 (ja) | 蓄熱式交番燃焼装置 | |
| JP3396922B2 (ja) | 連続式加熱炉およびその燃焼方法 | |
| JP2000249427A (ja) | 吸収式冷温水器の高温再生器における低ＮＯｘシステム | |
| JPH0828830A (ja) | 高温空気バーナ | |
| JP5039261B2 (ja) | ベル型焼鈍炉 | |
| JP4445222B2 (ja) | 反応炉の燃焼制御方法及び反応炉 | |
| JP3721032B2 (ja) | リジェネバーナ | |
| KR20030021728A (ko) | 열손실 방지를 위한 턴디쉬 가열장치 | |
| JP3656930B2 (ja) | 工業炉 | |
| JPH10130740A (ja) | 縦型マッフル炉 | |
| JP3859180B2 (ja) | ローラーハースキルン | |
| JPH0585802A (ja) | セラミツクス製品の焼成方法 | |
| JPH11304367A (ja) | セラミック焼成炉における蓄熱式バーナー | |
| KR100368834B1 (ko) | 강판 균일 가열 시스템 | |
| JPH10185131A (ja) | ラジアントチューブ加熱装置と加熱炉 | |
| JP4156402B2 (ja) | 反応炉の燃焼制御方法及び反応炉 | |
| JP3029977B2 (ja) | 焼成炉 | |
| JPH0428826A (ja) | 焼結機の点火装置 | |
| JPH1054665A (ja) | 間接加熱炉 | |
| JPH09166319A (ja) | 二重円筒型間接加熱炉 | |
| JP2001173917A (ja) | リジェネバーナ | |
| JPH09126422A (ja) | 蓄熱式燃焼バーナおよびその燃焼方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010821 |