JPH0966229A - 薬注装置 - Google Patents

薬注装置

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JPH0966229A
JPH0966229A JP22530895A JP22530895A JPH0966229A JP H0966229 A JPH0966229 A JP H0966229A JP 22530895 A JP22530895 A JP 22530895A JP 22530895 A JP22530895 A JP 22530895A JP H0966229 A JPH0966229 A JP H0966229A
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Shoichi Hayashi
昭一 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製貯留槽内の薬液を薬注ポンプで汲
み上げて管路や容器内に注入する薬注装置の、薬注ポン
プやタイマーを、貯留槽の上底が陥没したり歪んだりす
ることなく、該上底に載置する。 【解決手段】 薬注装置10は、貯留槽12内の薬液を
タイマー18で制御される薬注ポンプ16により汲み上
げて配管等に注入するものであり、薬注ポンプ16とタ
イマー18を含む薬注ユニット22は、貯留槽12の上
底13上に載置された支持板14に取り付けられ、比較
的面積の大きい支持板14が上底13を陥没させたり歪
みを生じたりすることがないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は貯留槽内の薬液を
薬注ポンプにより各種ライン、容器等に注入するための
薬注装置に係り、特に、抄紙工程におけるパイプ内の水
系にスライムコントロール剤を供給するに用いて好適な
薬注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙工程における水系では、細菌、糸状
菌、酵母等の増繁殖によりスライムが発生し、パイプス
ラリーが流れる水路、特にスラリーが接する壁面の粗い
場所や輸送パイプ、その他パイプスラリーの流速が小さ
くなって澱むような場所にスライムが付着形成されると
いう問題点があった。このスライムは、しばしば剥離
し、塊となって、抄紙工程における紙切れや紙パルプ製
品の汚染の原因となる等の種々の問題点を生じる。
【0003】このため、従来から抄紙工程の水系にスラ
イムコントロール剤をポンプにより注入して、細菌、糸
状菌等の繁殖を抑制していた。
【0004】このようなスライムコントロール剤の注入
装置は、薬剤タンク(貯留槽)、薬注ポンプ、タイマ
ー、薬剤ホース、電気配線、薬剤移送用ポンプ等から構
成されていて、これらを、薬剤タンクの側方に設けられ
た別の台上に設置していたが、スライムコントロール剤
を注入する水系輸送パイプ付近では多くの場合に、この
ような台を設置するスペースが少なく、設置が困難であ
るという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような別の台を
設置するスペースが少ない場合は、薬剤タンク上に薬注
ポンプやタイマー等を設置することも考えられる。しか
しながら、この薬剤タンクは、スライムコントロール剤
が腐蝕性、刺激性を有することから、耐薬品性に優れた
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポ
リ酢酸ビニール、ポリカーボネイト等の合成樹脂素材か
ら構成せざるを得ず、このような素材からなる薬剤タン
ク上に薬注ポンプ等を設置すると、長期的にはこれら機
器の重量により薬剤タンク上底面が陥没し、タンク容量
が減少したり、機器が傾いたり、ポンプに接続したホー
スのねじれや接続部の歪みが生じ、薬液が洩れる恐れが
あるという問題点がある。
【0006】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、合成樹脂製の貯留槽であっても、
これが長期間に陥没や歪みを生じることなく、上底に薬
注ポンプ、タイマー等を設置できるようにした薬注装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、薬液
を貯留する貯留槽と、その貯留槽の上底の面積の30〜
130%の広さの平板状剛体からなり、前記上底の外周
縁の少なくとも一部を覆って、該上底上に載置される支
持板、及び、この支持板上に取付けられた薬注ポンプ、
タイマーを含んで構成された薬注ユニットと、を有して
なり、前記薬注ポンプは前記貯留槽内の薬液を汲み上
げ、且つ、圧送し、前記タイマーは、前記薬注ポンプの
運転時間を制御するようにされてなる薬注装置により、
上記目的を達成するものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、吐出側の移送ホースが前記上底を通って貯留槽内に
接続され、吸入側の吸入ホースが該貯留槽の下部外側に
配置される移送ポンプを、前記貯留槽の外側面位置に、
前記支持板から吊下げ支持して設けたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記上底には、薬液大量注入栓、前記薬注ポンプの
吸入側管路が通る貫通孔、及び、前記移送ポンプの移送
ホース接続孔を含む開口部と、該開口部以外の位置で上
底の上面から上方に突出した少なくとも1個の突起部
と、を備え、前記支持板は、前記突起部のうち少なくと
も1個に嵌合する貫通孔を備えると共に、前記開口部及
び該開口部から近傍の外周縁までを除く上底上面を覆う
形状としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、前記薬注ポンプの吐出側に接続された耐
薬品性樹脂からなる吐出チューブと、この吐出チューブ
に接続された耐薬品性樹脂の継手と、基端がフレア状フ
ランジ部とされた薬注チューブと、この薬注チューブの
外側に嵌装され、先端部外周に受薬部にねじ込み可能と
された先端ねじ部、基端部外周に前記継手の薬液出口に
ねじ込み可能とされた基端ねじ部及び前記薬注チューブ
を嵌装した状態で、前記先端ねじ部から前記継手にねじ
込まれたとき、前記フランジ部を該継手側に押圧する先
端面を備えた金属管と、を設け、前記薬注チューブの先
端が、前記金属管の先端ねじ部から受薬側に突出する長
さとしたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明において、前記薬注ポンプの吸入側に取付け
られ、前記上底を貫通して、下端が、前記貯留槽底部に
まで到達し、且つ、該貯留槽底部に横たわる横向部とさ
れた耐薬品性樹脂からなる吸上げホースと、耐薬品性樹
脂製の外筒及び内筒を備えた2重筒構造であって、該外
筒と内筒の間の密閉空間に金属粉を充填した重錐と、を
設けてなり、前記吸上げホースの横向部が前記内筒内を
貫通し、且つ、該内筒から突出した位置で開口したもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0013】本発明の実施の形態の例に係る薬注装置1
0は、図1に示されるように、薬液を貯留する貯留槽1
2と、この貯留槽の円形の上底13の略半分の面積の半
円形の平板状剛体からなり、その円弧状外周14Aが前
記上底13の外周縁13Aを覆って更に外側に僅かに突
出した状態で上底13上に載置される支持板14、及
び、この支持板14上に取付けられた薬注ポンプ16、
タイマー18、コンセント20を含む薬注ユニット22
と、を備えて構成されたものである。
【0014】ここで、前記貯留槽12は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニ
ール、ポリカーボネイト等の、耐薬品性に優れるが、物
理的強度が比較的弱い素材の繊維強化合成樹脂から形成
されている。又、支持板14は、木材、合板、合成樹
脂、板紙、繊維強化樹脂等であって、平板状体を維持で
きる剛性を備えた素材から形成されている。
【0015】前記貯留槽12の外側面に隣接する位置に
は、チェーン24により前記上底13から吊下げ支持さ
れた移送ポンプ26が配置されている。この移送ポンプ
26は、吐出側の移送ホース28が前記上底13の、前
記支持板14によって覆われていない露出面13Bに、
移送パイプ28Aを介して接続されている。
【0016】又、移送ポンプ26の吸入側の吸入ホース
30は、移送ポンプ26の、上底13からの吊下げ支持
状態で、その先端(下端)が、貯留槽12の外側面近傍
で、下端位置にまで延在され、該貯留槽12に隣接して
搬入、配置された薬液輸送缶32内の薬液を吸上げるこ
とができるようにされている。
【0017】前記上底13の露出面13Bには、貯留槽
12内に大量の薬液を注入するための薬液大量注入栓3
4と、エア抜き管36と、前記移送パイプ28Aと、前
記薬注ポンプ16の吸入側の吸上げホース38が挿通さ
れる貫通孔40とが設けられている。
【0018】又、前記上底13の、露出面13B以外の
箇所に、突起42が形成されていて、前記支持板14側
には、この突起部42が設けられ、前記支持版14に
は、上底13上に載置されたとき、前記突起部42が嵌
合する貫通孔44が形成され、これによって、支持板1
4の上底13に対する位置決めがなされるようになって
いる。又、支持板14は、適宜個所で合成樹脂ボルト4
6によって上底13に締付け固定されるようになってい
る。
【0019】前記薬注ポンプ16の吸上げホース38
は、例えばテフロン(商標)等の耐薬品性の高い合成樹
脂からなり、その先端(下端)は貯留槽12の下底13
Cにまで至り、且つ該下底13Cに沿って一定長さ範囲
で水平方向に延在する横向部38Aのその先端に備えて
いる。
【0020】この横向部38Aは、重錐48を貫通し、
且つ、先端がフィルタ50内に突出、開口されている。
【0021】前記重錐48は、図2に拡大して示される
ように、耐薬品性樹脂製の外筒48Aと内筒48Bを備
えた2重筒構造であって、外筒48Aと内筒48Bの軸
方向両端に嵌合される第1及び第2の蓋部材49A、4
9Bによって形成される厚肉円筒状の密閉空間に、鉄粉
等の金属粉48Cが充填されて、この内筒48B内を前
記横向部38Aが貫通することによって、該横向部38
Aの浮上を防止するようにされている。
【0022】図2の符号48Dは金属粉48Cを前記密
閉空間内に充填した後、前記第2の蓋部材49Bにより
蓋をする際に、内部の空気を逃がすために第2の蓋部材
49Bに設けられたエア逃し孔を示す。このエア逃し孔
48Dは金属粉48Cを充填し、第2の蓋部材49Bを
閉じた後に、プラスチック棒48Eを装入し接着剤で止
めることによって封止される。ここで、前記外筒48
A、内筒48B、第1及び第2の蓋部材49A、49B
及びプラスチック棒48Eは、ポリ塩化ビニールを素材
として形成されている。
【0023】前記重錐48を貫通した横向部38Aの先
端は、筒状のフィルタ50内に突出して開口されてい
る。このフィルタ50は、有底円筒状の合成樹脂からな
る枠体50Aに、合成樹脂製の網50Bを張って形成さ
れたものであり、開口側には合成樹脂製の栓体50Cが
装入されて蓋がされている。前記横向部38Aは、前記
栓体50Cを貫通し配置されたガイドチューブ50Dか
らフィルタ50内に圧力装入されることによって、該フ
ィルタ50に固定されている。
【0024】次に前記薬注ポンプ16の吐出側について
図3を参照して説明する。
【0025】薬注ポンプ16の吐出側にはテフロン等の
耐薬品性樹脂からなる2重構造の薬注ホース52が接続
され、この薬注ホース52の先端は、逆流防止弁54、
T型継手56、バルブ58、第2のT型継手60及び第
2のバルブ62がこの順で接続されている。これらはい
ずれも、テフロン等の耐薬品性樹脂から形成されてい
る。
【0026】前記第2のT型継手60の分岐管である薬
液出口60Aには、金属管64の上部が螺合され、又該
金属管64の下部は、薬液が注入される白水パイプ66
の側面に上方から螺合されている。
【0027】図4に拡大して示されるように、前記金属
管64の内側には薬注チューブ68が装入され、且つそ
の下部は、前記金属管64の下端から一定距離突出され
た突出部68Aとされている。
【0028】前記薬注チューブ68の基端(図4におい
て上端)は、フレア状フランジ部68Bに形成され、前
記金属管64を、その基端側ねじ部64により第2のT
型継手60における薬液出口60Aに螺合したとき、金
属管64の先端面64Bによって、薬液出口60Aにお
ける受座60Bに、押圧されるようになっている。
【0029】実際に、金属管64を薬液出口60Aに螺
合する際は、図4に示されるように、金属管64の基端
側ねじ部64Aと薬液出口60Aのねじ状内周面との
間、及び金属管64の内周と薬注チューブ68の外周と
の間にテフロンシールテープ70を介在させて各部材間
のシールを形成する。
【0030】前記薬注チューブ68の突出部68Aは、
金属管64の先端側ねじ部64Cを、受薬部である白水
パイプ66のボス部66Aに螺合した状態で、該白水パ
イプ66内に突出されるようになっている。
【0031】前記T型継手56の分岐管である薬液出口
56Aには、第3のバルブ56Bが取り付けられ、薬液
の計量をする際に、前記バルブ58を締めた上で、第3
のバルブ56Bを開けて薬液を流出させ、例えば該第3
のバルブ56B下側にメスシリンダをおいて、流出する
薬液を受けるようにして使用される。なお、通常は、第
3のバルブ56Bは閉じられている。
【0032】又、前記第2のバルブ62は、図の左方向
から他の薬液をポンプ注入する場合に用いられるもので
あり、通常は閉じられている。
【0033】上記薬注装置10においては、最初に装置
を作動させる前に、薬注大量注入栓34から所定量の薬
液を貯留槽12内に注入しておく。
【0034】前記薬注ポンプ16はその運転時間がタイ
マー18によって制御され、予め定められた量だけの薬
液を貯留槽12から汲み上げて、前記薬注ホース52方
向に圧送する。
【0035】貯留槽12内の吸上げホース38は、重錐
48内を通って配置されているので、貯留槽12の下底
13Cに接近してその位置が保持されている。従って、
貯留槽12内の薬液はその底部側から吸上げられること
になる。
【0036】前記フィルタ50も、吸上げホース38の
横向部38Aを介して重錐48の荷重が掛けられるの
で、浮き上がったり揺動したりすることなく、貯留槽1
2の下底13Cに沿った位置に保持されることになる。
【0037】薬注ポンプ16により吸上げられ、且つ薬
注ホース52に送り出された薬液は、逆流防止弁54、
T型継手56、バルブ58を経て第2のT型継手60の
薬液出口60Aに至る。
【0038】この薬液出口には、金属管64により、薬
注チューブ68が取り付けられていて、薬液出口60A
から流出した薬液は、該薬注チューブ68を通って白水
パイプ66内を流れる白水中に注入されることになる。
【0039】ここで、第2のT型継手60の薬液出口6
0Aと白水パイプ66のボス部66Aは、金属管64に
よって連結されているが、その内側に耐薬品性樹脂から
なる薬注チューブ68が配置され、且つ薬液出口60A
側にフレア状フランジ部68Bが一体的に形成されてい
て、これが金属管64の先端面64Bにより、薬液出口
60Aの受座60Bに押し付けられているので、薬液出
口60Aから流出する薬液が金属管64に接触すること
がない。
【0040】更に、金属管64は先端側ねじ部64Cに
おいて白水パイプ66のボス部66Aに螺合されている
が、この金属管64の先端よりも、前記薬注チューブ6
8の先端が更に突出して突出部68Aを形成しているの
で、薬注チューブ68先端から流出した薬液が金属管6
4に接触することがない。なお白水が接触することはあ
るが、金属管64が白水により腐食されることはない。
【0041】従って、上記薬注装置10においては、従
来、腐蝕の問題から使用できなかった金属管64によ
り、該金属管64が薬液に触れることなく、薬注ポンプ
14から薬液を送り込む注入管系統を、金属管64によ
り白水パイプ66に強固に結合することができる。
【0042】薬液の吸上げにより貯留槽12内の薬液量
が一定値以下となった場合は、これを補充しなければな
らない。
【0043】補充の場合は、図1に示されるように、薬
液輸送缶32を貯留槽12に隣接して運び込み、移送ポ
ンプ26の吸入パイプ30を挿入し、該移送ポンプ26
を駆動して、薬液輸送缶32内の薬液を、移送ホース2
8から貯留槽12内に移送する。
【0044】前記薬注装置10においては、移送ポンプ
26が支持板14からチェーン24により吊下げられて
いるので、薬液移送缶32から薬液を補充する際に、ポ
ンプ本体部分と薬液輸送缶32内の薬液面との落差が小
さくなり、該移送ポンプ26の出力を小さくして、小型
軽量化を図ることができる。
【0045】なお、上記実施例において、支持板14は
略半円形であり、薬液大量注入栓34、エア抜き管3
6、移送パイプ28A、貫通孔40を含む半円形の露出
面13Bを除いて、上底13を被うように取り付けられ
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例え
ば、前記薬液大量注入栓34、エア抜き管36等と干渉
しないように貫通孔が形成され、上底13の全面を被う
ような円形の支持板であってもよい。
【0046】この場合、薬液大量注入栓34やエア抜き
管36が支持板の位置決めをするので、前記のような上
底13側の突起部及びこれが嵌合する貫通孔44を設け
る必要がない。
【0047】又、前記支持板14の広さは、長期間使用
中、上底13が陥没したりすることなく、該支持板14
を支持できるものであればよく、従って、上底13の面
積の30%〜130%の範囲が適当である。30%は荷
重が集中しないための下限値である。
【0048】ここで、支持板14の面積が上底13の面
積よりも小さい場合、支持板14は、必ず上底13の外
周縁13Aの少なくも一部を被うようにして上底13上
に載置されなければならない。これは、上底13の外周
縁13Aの断面剛性が大きいことから、この部分に支持
板14を載置すれば、上底13の陥没が生じないからで
ある。
【0049】又、支持板14の最大面積が上底13の1
30%に限定されるのは、支持板14が上底13の外周
縁13Aから大きくはみ出すと、該上底13上に偏荷重
がかかり、これによって上底13全体が傾斜陥没するか
らである。
【0050】なお、上記実施の形態の例に係る薬注装置
は、抄紙工程におけるスライムコントロール剤をパイプ
内水系に注入するものであるが、本発明はこれに限定さ
れることなく、他の薬液を各種パイプ、容器等に注入す
る場合にも適用されるものである。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、薬
注装置における薬注ポンプ及びタイマーを含む薬注セッ
トを、合成樹脂製の貯留槽が陥没したりすることなく、
その上底上に載置して、スペース効率の向上を図ること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る薬注装置を示す
斜示図
【図2】同薬注装置の貯留槽内底部に設けられる重錐及
びフィルタを示す一部断面とした側面図
【図3】同薬注装置における薬注ポンプから送り出され
る薬液の注入系統の配管を示す一部断面とした斜示図
【図4】図3の要部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
10…薬注装置 12…貯留槽 13…上底 13A…外周縁 13B…露出面 13C…下底 14…支持板 16…薬注ポンプ 18…タイマー 20…コンセント 22…薬注ユニット 24…チェーン 26…移送ポンプ 28…移送ホース 30…吸入ホース 32…薬注輸送缶 34…薬注大量注入栓 36…エア抜き管 38…吸上げホース 38A…横向部 40…貫通口 42…突起部 44…貫通孔 48…重錐 48A…外筒 48B…内筒 48C…金属粉 52…薬注ホース 60A…薬液出口 64…金属管 64A…先端面 64B…基端側ねじ部 66…白水パイプ 68…薬注チューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液を貯留する貯留槽と、その貯留槽の上
    底の面積の30〜130%の広さの平板状剛体からな
    り、前記上底の外周縁の少なくとも一部を覆って、該上
    底上に載置される支持板、及び、この支持板上に取付け
    られた薬注ポンプ、タイマーを含んで構成された薬注ユ
    ニットと、を有してなり、前記薬注ポンプは前記貯留槽
    内の薬液を汲み上げ、且つ、圧送し、前記タイマーは、
    前記薬注ポンプの運転時間を制御するようにされてなる
    薬注装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、吐出側の移送ホースが
    前記上底を通って貯留槽内に接続され、吸入側の吸入ホ
    ースが該貯留槽の下部外側に配置される移送ポンプを、
    前記貯留槽の外側面位置に、前記支持板から吊下げ支持
    して設けたことを特徴とする薬注装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記上底には、薬液大
    量注入栓、前記薬注ポンプの吸入側管路が通る貫通孔、
    及び、前記移送ポンプの移送ホース接続孔を含む開口部
    と、該開口部以外の位置で上底の上面から上方に突出し
    た少なくとも1個の突起部と、を備え、前記支持板は、
    前記突起部のうち少なくとも1個に嵌合する貫通孔を備
    えると共に、前記開口部及び該開口部から近傍の外周縁
    までを除く上底上面を覆う形状とされたことを特徴とす
    る薬注装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記薬注ポ
    ンプの吐出側に接続された耐薬品性樹脂からなる吐出チ
    ューブと、この吐出チューブに接続された耐薬品性樹脂
    の継手と、基端がフレア状フランジ部とされた薬注チュ
    ーブと、この薬注チューブの外側に嵌装され、先端部外
    周に受薬部にねじ込み可能とされた先端ねじ部、基端部
    外周に前記継手の薬液出口にねじ込み可能とされた基端
    ねじ部及び前記薬注チューブを嵌装した状態で、前記先
    端ねじ部から前記継手にねじ込まれたとき、前記フラン
    ジ部を該継手側に押圧する先端面を備えた金属管と、を
    設け、前記薬注チューブの先端が、前記金属管の先端ね
    じ部から受薬側に突出する長さとされたことを特徴とす
    る薬注装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    薬注ポンプの吸入側に取付けられ、前記上底を貫通し
    て、下端が、前記貯留槽底部にまで到達し、且つ、該貯
    留槽底部に横たわる横向部とされた耐薬品性樹脂からな
    る吸上げホースと、耐薬品性樹脂製の外筒及び内筒を備
    えた2重筒構造であって、該外筒と内筒の間の密閉空間
    に金属粉を充填した重錐と、を設けてなり、前記吸上げ
    ホースの横向部が前記内筒内を貫通し、且つ、該内筒か
    ら突出した位置で開口されたことを特徴とする薬注装
    置。
JP22530895A 1995-09-01 1995-09-01 薬注装置 Expired - Fee Related JP3211862B2 (ja)

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