JPH0966178A - クッション表皮材の組み付け部材 - Google Patents

クッション表皮材の組み付け部材

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JPH0966178A
JPH0966178A JP16713695A JP16713695A JPH0966178A JP H0966178 A JPH0966178 A JP H0966178A JP 16713695 A JP16713695 A JP 16713695A JP 16713695 A JP16713695 A JP 16713695A JP H0966178 A JPH0966178 A JP H0966178A
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skin
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Tsutomu Matsuoka
力 松岡
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NANBA PRESS KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組み付け作業が簡単で,テンションを均一に保
持することが可能な表皮材組み付け部材を与える。 【構成】ウレタン等の発泡体上に表皮材を組み付けるた
めの新規な組付け部材が与えられる。本発明による組付
け部材は厚さの異なる2層構造の表皮材と,該表皮材の
裏面にループ状に縫いつけられた凹ファスニング材と,
ウレタン上に設けられた溝と,該溝内に一体成形された
凸ファスニング材と,から成る。表皮材に縫いつけられ
たファスニング材の側面が常に溝底部の凸ファスニング
材と咬合するため,表皮材が強く引かれる結果大きな張
力が得られ,表皮材全体の外観品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,概してクッション材の
表面カバーに関し,特に自動車の座席シートのクッショ
ン表皮材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車をはじめとする各種車両,航空機
の座席,家庭用若しくは事務用の椅子,またはドアの内
張り若しくは家屋の内装等には,一般にウレタンに表皮
材を組み付けたクッション材が用いられている。該ウレ
タンと表皮材は,通常ウレタンモールドとファスニング
部材によって着脱自在に組み付けられている。
【0003】従来の表皮材組み付け方法は,作業員が手
作業により表皮材の裏面に数カ所縫いつけられた凹ファ
スニング材をウレタン上の所望の場所に設けられた凸フ
ァスニング材と咬合させることにより組み付けるという
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法によると,
組み付けの強度に差が生じるため全体的に寄りじわ及び
浮きじわが発生しやすくなり,これらは表皮材の離脱,
変形または破損を引き起こす原因となっていた。また,
上記表皮材表面の寄りしわ及びたるみは商品の外観品質
を極めて低下させるばかりか,表皮材裏のファスニング
材の咬合が解ける際に発生する雑音がユーザに不快感を
与え商品のイメージを非常に低下させていた。さらに,
従来の方法によれば,表皮材のテンションを均一に保持
するために,各部材の位置合わせ及びマーキングの設置
作業並びにそのための付加的部材等が必要になり,生産
コストの増加をもたらしていた。
【0005】したがって,本発明の目的は,組み付け作
業が単純であって,テンションを均一に保持することが
可能な表皮材組み付け部材を与えることである。
【0006】本発明の他の目的は,容易かつ低コストで
生産可能な表皮材組み付け部材を与えることである。
【0007】さらに本発明の他の目的は,クッション材
の外観品質及び商品イメージを向上させることが可能な
表皮材組み付け部材を与えることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明によるウレタン等の発泡体表面に表皮材を組
み付けるための部材は,表皮材と,前記表皮材の裏面に
設置された凹ファスニング材と,前記発泡体表面に設け
られた溝手段と,前記溝手段の内側に設けられた凸ファ
スニング材と,から成る。ここで,上記表皮材は好適に
は表生地層と,前記表生地層の裏面に貼着された,少な
くとも二種類の厚さを有するフィラーパッド層と,から
成る。また,上記凹ファスニング材は前記異なる厚さの
フィラーパッド層の境界線に沿って設けることが可能で
ある。
【0009】さらに上記表皮材は,表生地層と,前記表
生地層の裏面に貼着された,少なくとも二種類の剛性を
有する裏生地層と,から成ることも可能である。その際
上記凹ファスニング材は上記異なる剛性を有する裏生地
層の境界線に沿って設けることができる。
【0010】また上記凹ファスニング材は好適には前記
境界線に沿ってループ状に縫いつけられる。
【0011】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を交え説明す
る。
【0012】図1は本発明によるクッション表皮材の組
付け部材の好適実施例を示したものである。図1(A)は
車の座席シートの部分断面を略示したものである。座席
シート1は概してウレタン等の発泡体を一体成形して成
るウレタンモールド3及び該ウレタンモールドを覆うた
めの表皮材2から成る。該表皮材2は耐久性,剛性または
美観等を考慮して選択された通常の繊維から成る生地で
ある。当該表皮材はクッションの各部に整合するよう所
望の大きさに切断され,図1(B)に示される組み付け部
材によってウレタンモールド上に組み付けられる。
【0013】図1(B)は図1(A)の円Bの部分拡大図であ
る。本発明による取り付け部材は,表皮材6,9と,表皮
材の裏面であって表皮材の境界線7に沿って縫いつけら
れた凹ファスニング材11と,ウレタンモールド3,4の間
に設けられた細長い溝8と,該溝8の底に設けられた凸フ
ァスニング材13と,から成る。上記表皮材6,9は以下に
詳しく説明するようにそれぞれ異なる素材から成り,そ
の剛性または弾力性が異なる構造を有する。上記凹ファ
スニング材11は従来のファスニング材から成り好適には
ループ状に巻いた状態で境界線7に沿った直線上に縫い
つけられる。上記溝手段8の左右の内壁5及び10の高さ
(溝の深さ)は所望により調節可能であり,お互いの高
さは等しくても異なっていてもよい。当該溝8の底面に
凸ファスニング材13が設置されている。該凸ファスニン
グ材13の表面には上記凹ファスニング材11と咬合すべく
ステム12が設けられている。図に示されるように,凹フ
ァスニング材のループの幅aは凸ファスニング材の幅b
より小さく,好適にはa≒1/2bである。また上記溝手
段8及び凸ファスニング材13は好適には上記ウレタンモ
ールドと一体成形される。
【0014】図2は本発明による組付け部材に使用する
ための表皮材の実施例を示したものである。図2(A)は
表皮材の組付け部分の断面図である。本発明による表皮
材20は好適には2層構造を成す。該表皮材の表面は通常
の繊維から成る表生地層21を有する。その裏面にはそれ
ぞれ厚さの異なるフィラーパッド層22,24が貼着されて
いる。凹ファスニング材25は上記異なる層構造を有する
表皮材の接合部を包み込むようにループ状に境界線23に
沿って縫いつけられている。図において層22の方が層24
よりも厚いため凹ファスニング材25は図の矢印の方向へ
向けられるのがわかる。
【0015】一方,図2(B)は本発明による表皮材の他
の実施例を示したものである。表皮材30は表皮材20と同
様に2層構造を成す。該表皮材の表面は通常の繊維から
成る表生地層21を有する。その裏面にはそれぞれ剛性の
異なる裏生地層31,33が貼着されている。凹ファスニン
グ材34は上記異なる層構造を有する表皮材の接合部を包
み込むようにループ状に境界線32に沿って縫いつけられ
ている。図において層31の方が層33よりも硬いため凹フ
ァスニング材34は図の矢印の方向へ向けられるのがわか
る。
【0016】ここで注意すべき点は,本発明による溝手
段8及び表皮材20または30の組み合わせにより,表皮材
の境界線7が溝の中に深く強く引き込まれる結果,より
大きな張力が表皮材全体に与えられ均一なテンションが
得られる点である。図2で説明したように,本発明によ
る表皮材20または30によれば,凹ファスニング材を常に
横方向に向けることが可能である。すなわち,図1(B)
の溝手段8の内部において,凹ファスニング材はその先
端ではなく側面で凸ファスニング材と咬合することが可
能であるため,境界線7が溝8内に深く引き込まれること
になる。それに従って表皮材6及び9も同様に強く引っ張
られるためより大きな張力が発生するのである。
【0017】本発明に従う組み付け部材によれば,凹フ
ァスニング材11が最初から横方向を向いているため,付
加的な部材及び作業を一切必要とせず容易に当該凹ファ
スニング材の側面と凸ファスニング材13のステム12とを
咬合させることができる。また,もし該咬合が不十分で
あっても,ユーザの着座によってクッションがたわみ込
むことにより容易に咬合が達成できる。
【0018】
【効果】本発明による表皮材組み付け部材によれば,表
皮材に対して安定した均一で大きなテンションを与える
ことができる。
【0019】また,構造が単純で付加的な作業及び部材
を一切使用しないために製造コストの削減が可能であ
る。
【0020】さらに,表皮材表面のテンションが均一に
維持される結果,外観品質及び商品イメージを向上させ
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による組み付け部材の好適実施例
の組み付け部分拡大断面図である。
【図2】図2は本発明による組み付け部材に使用される
表皮材及び凹ファスニング材の部分断面図である。
【符号の説明】
3,4 ウレタンモールド 5,10 内壁 6,9 表皮材 7 境界線 8 溝 11 凹ファスニング材 12 ステム 13 凸ファスニング材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタン等の発泡体表面に表皮材を組み付
    けるための部材であって,表皮材と,前記表皮材の裏面
    に設置された凹ファスニング材と,前記発泡体表面に設
    けられた溝手段と,前記溝手段の内側に設けられた凸フ
    ァスニング材と,から成る組み付け部材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の組み付け部材であって,
    前記表皮材が,表生地層と,前記表生地層の裏面に貼着
    された,少なくとも二種類の厚さを有するフィラーパッ
    ド層と,から成り,前記凹ファスニング材が前記異なる
    厚さのフィラーパッド層の境界線に沿って設けられてい
    る,ところの組み付け部材。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の組み付け部材であって,
    前記表皮材が,表生地層と,前記表生地層の裏面に貼着
    された,少なくとも二種類の剛性を有する裏生地層と,
    から成り,前記凹ファスニング材が前記異なる剛性を有
    する裏生地層の境界線に沿って設けられている,ところ
    の組み付け部材。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の組み付け部材で
    あって,前記凹ファスニング材は前記境界線に沿ってル
    ープ状に縫いつけられている,ところの組み付け部材。
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