JP2023132185A - 表皮材付き装飾部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮材付き装飾部品における凹部の周縁箇所に生じるペコペコ感を軽減する。【解決手段】加飾パネル(1)は、基材(20)と、基材(20)の表面を覆う表皮材(40)とを備える。基材(20)の表面には凹部(24)が設けられる。表皮材(40)は、基材(20)の表面における凹部(24)の外周から内面にかけて積層され、基材(20)の周縁部分または裏面に固定される。表皮材(40)において凹部(24)の周縁に対応する部分には、基材(20)に宛がわれるリブ(60)が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、表皮材付き装飾部品に関する。
従来から、表皮材付き装飾部品が車両用の内装材に使用される。このような車両用の内装材として、例えば特許文献1には、アームレストが開示される。特許文献1のアームレストは、アームレストコアと、アームレスト表皮とを備える。アームレストコアは、合成樹脂の射出成形体からなる基材である。アームレスト表皮は、アームレストコアの表面に被覆一体化される表皮材であり、良好な手触り感、風合い、クッション性をアームレストに付与する。
特開平8-91406号公報
表皮材付き装飾部品では、材質別のリサイクルを容易にするために、接着剤を使用することなく、または少量の接着剤のみで、基材に表皮材を取り付けることが好ましい。そこで、表皮材の外周部分を基材の周縁部または裏面に固定することにより、表皮材を基材の表面に張り付けた状態に設けることが考えられる。しかし、そうした構成を採ると、基材の形状によっては表皮材が基材の表面から部分的に浮くことがある。
具体的には、表皮材付き装飾部品では、基材の表面に凹部を設けた場合、表皮材を凹部に沿う形状に成形していても、凹部の周縁に対応する位置では、基材に表皮材を取り付けたときの表皮材の伸び具合や成形ばらつきにより、表皮材が基材の表面に密着せず浮いた状態になって、基材と表皮材との間に隙間が生じやすい。そうなると、当該装飾部品における凹部の周縁箇所が外部から押されたときに、弾性変形して撓み、いわゆるペコペコ感が生じる。
本発明の目的は、表皮材付き装飾部品における凹部の周縁箇所に生じるペコペコ感を軽減することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、表皮材の凹部の周縁に対応する部分が外部から押されたときに基材に支持されるようにした。
具体的には、第1の発明は、表皮材付き装飾部品を対象とする。第1の発明の表皮材付き装飾部品は、基材と、前記基材の表面を覆う表皮材とを備える。前記基材の表面には、凹部が設けられる。前記表皮材が、前記基材の表面における前記凹部の外周から内面にかけて積層され、前記基材の周縁部分または裏面に固定される。前記基材および前記表皮材のうち一方の部材において、前記凹部の周縁に対応する部分には、他方の部材に宛がわれるリブが設けられる。
第2の発明は、第1の発明の表皮材付き装飾部品において、前記リブが、前記表皮材の裏面に設けられる、表皮材付き装飾部品である。
第3の発明は、第1または第2の発明の表皮材付き装飾部品において、前記リブが、前記凹部の周縁に沿って複数配置され、前記凹部の周縁に跨るように延びる、表皮材付き装飾部品である。
第4の発明は、第1~第3の発明のいずれか1つの表皮材付き装飾部品において、前記表皮材が、前記基材の周縁部分または裏面に掛け止めされる、表皮材付き装飾部品である。
第5の発明は、第1~第4の発明のいずれか1つの表皮材付き装飾部品において、車両の内装材として使用される、表皮材付き装飾部品である。
第1の発明では、基材および表皮材のうち一方の部材にリブが設けられる。リブは、凹部の周縁に対応する位置で、基材および表皮材のうち他方の部材に宛がわれる。そのことで、当該装飾部品における凹部の周縁箇所が外部から押されても、表皮材が弾性変形して撓むことを抑制できる。したがって、表皮材付き装飾部品における凹部の周縁箇所に生じるペコペコ感を軽減できる。
第2の発明では、リブが表皮材の裏面に設けられる。そのことで、表皮材における凹部の周縁に対応するコーナー部分の剛性が高められる。表皮材の剛性が当該コーナー部分で低いと、そのコーナー部分で表皮材の形状が決まり難く、凹部の周縁に対応する表皮材の稜線形状が揺らぎ易い。これに対して、表皮材における凹部の周縁に対応するコーナー部分の剛性が高められると、そのコーナー部分で表皮材の形状が決まり易く、凹部の周縁に対応する表皮材の稜線形状を好適に整えることができる。
第3の発明では、リブが凹部の周縁に沿って複数配置される。複数のリブはそれぞれ、凹部の周縁に跨がるように延びる。これによれば、表皮材付き装飾部品の凹部の周縁箇所における比較的広い範囲に亘り、表皮材を押したときのペコペコ感を軽減できる。
第4の発明では、表皮材が基材の周縁部分または裏面に掛け止めされる。それにより、接着剤を用いることなく、または比較的少ない量の接着剤により、表皮材を基材に固定できる。このことは、基材に対する表皮材の取り付け作業を簡略化し、且つ加飾パネルにおける材質別のリサイクルを容易にするのに有利である。
第5の発明では、表皮材付き装飾部品が、車両の内装材として使用される。車両の内装材においては、デザイン性を良くしたり、隣り合う部品との干渉を避けたりするために、凹部が設けられることがある。そのため、本発明は、車両の内装材において有効である。
図1は、実施形態の加飾パネルが組み付けられた自動車のインストルメントパネルの略左側半分を示す正面図である。 図2は、実施形態の加飾パネルを裏側から見た平面図である。 図3は、図1のIII-III線における加飾パネルの断面図である。 図4は、図1のIV-IV線における加飾パネルの断面図である。 図5は、図4のVで囲んだ加飾パネルの要部を拡大して示す断面図である。 図6は、実施形態の表皮材の裏面要部を示す平面図である。 図7は、実施形態の表皮材の裏面要部を示す斜視図である。 図8は、変形例の加飾パネルの要部を拡大して示す図5相当図である。 図9は、その他の実施形態の加飾パネルの図4相当図である。 図10は、比較例の加飾パネルの要部を拡大して示す図5相当図である。 図11は、比較例の加飾パネルの要部を拡大して示す図5相当図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態では、本開示の技術に係る表皮材付き装飾部品として、加飾パネルを例に挙げて説明する。なお、図面は、本開示を概念的に説明するためのものである。よって、図面では、本開示の技術の理解を容易にするために寸法、比または数を、誇張あるいは簡略化して表す場合がある。
図1に示すインストルメントパネル1は、エンジン回転計や速度計などの各種の機器類が搭載される計器盤を含むパネルであって、車室前部に配置される。インストルメントパネル1は、車幅方向に延びるインパネレインフォースメント(不図示)に支持されて、車体に取り付けられる。インストルメントパネル1は、エンジンルームと車室とを区画するダッシュボードを構成する。
インストルメントパネル1の左右方向における一方側(図1で不図示の右側部分)は、運転席に対応し、他方側(図1で図示する左側部分)は助手席に対応する。インストルメントパネル1の助手席に対応する部分の下側位置には、グローブボックス3が開閉可能に組み付けられる。そして、インストルメントパネル1のグローブボックス3の上方には、パネル装着部5が設けられる。
パネル装着部5は、車幅方向に帯状に延びる横長の凹状に形成される。パネル装着部5には、加飾パネル10が嵌め込んで装着される。加飾パネル10は、パネル装着部5の開口を塞ぎ、インストルメントパネル本体に固定される。加飾パネル10は、車両の内装材として使用され、自動車の内装に意匠的なアクセントを付与する。加飾パネル10は、正面視で横長の略矩形状に形成される。
加飾パネル10には、複数の飾り凹み(図1に示す例では3つの飾り凹み)12が形成される。複数の飾り凹み12は、加飾パネル10の長手方向において互いに間隔をあけて設けられる。それら各飾り凹み12は、加飾パネル10の裏側に凹み、正面側へ開口する凹所により構成される。本例の飾り凹み12は、楕円半球状に形成される。当該飾り凹み12の長軸は、例えば加飾パネル10の長手方向に向けられる。
図2~図4に示すように、加飾パネル10は、基材20と、表皮材40とを備える。
基材20は、樹脂製の一体成形品である。基材20は、例えば射出成形によって成形される。基材20の材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、アルクロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)などが挙げられる。基材20は、主板部22と、側壁部36とを備える。主板部22は、横長の帯板状に形成される。主板部22は、車室内側に臨む表面を有する。
主板部22の表面には、複数の凹部24が設けられる。複数の凹部24はそれぞれ、飾り凹み12の裏側部分を構成する。凹部24の数は、飾り凹み12に対応する数である。各凹部24は、飾り凹み12に対応する形状(楕円半球状)に形成される。基材20の表面において凹部24を除く部分は、平坦な形状、または車室内側に張り出すように湾曲した形状を呈する。
主板部22の裏面には、複数の取付突片(図2に示す例では2つの取付突片)26が一体に設けられる。取付突片26は、基材20の上下方向における中程で互いに隣り合う凹部24の間に位置する。複数の取付突片26はそれぞれ、台座部28と、係合爪30とを有する。台座部28は、一方向に開口したボックス形状に形成される。係合爪30は、台座部28の裏側部分に形成される。
係合爪30には、舌片32が形成される。舌片32は、片面に爪部34を有する。舌片32は、コ字状のスリットに囲まれて、比較的撓み易い状態である。パネル装着部5の底面部分のうち係合爪30に対応する部分には、係合孔7が形成される。加飾パネル10は、各係合爪30を対応する係合孔7に舌片32を撓ませながら挿入して、その係合孔7の周縁に係合させることにより、パネル装着部5に取り付けられる。
側壁部36は、主板部22の外周部分に全周に亘って設けられる。側壁部36は、主板部22の外周部分から裏側に延びる。側壁部36は、基材20の周縁部分を構成する。側壁部36の裏側に位置する端面には、複数の突起38が形成される。複数の突起38は、側壁部36の周方向において互いに間隔をあけて設けられる。各突起38は、表皮材40を基材20に留めるのに用いられる。
表皮材40は、樹脂製のシート状物である。表皮材40は、例えば射出成形によって成形される。表皮材40は、例えば合成皮革を構成する。表皮材40の材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、サーモプラスチックエラストマー(TPE)のオレフィン系(TPO)、ウレタン系(TPU)、スチレン系(TPS)などが挙げられる。表皮材40の厚さは、例えば0.5mm以上且つ2.0mm以下である。表皮材40は、基材20の表面に張り付けた状態に設けられる。表皮材40の外周部分は、基材20の周縁部分に固定される。
表皮材40は、可撓性および延伸性を併せ持つ。表皮材40は、主面部42と、留め片44とを有する。表皮材40の主面部42は、基材20の表面を覆う。具体的には、当該主面部42は、テンションが掛けられた状態で、基材20における主板部22の表面と、側壁部36の外周面とを覆う。そして、当該主面部42は、基材20の表面における凹部24の外周から内面にかけて積層される。表皮材40は、自身に掛けられたテンションにより、基材20の表面に密着される。
留め片44は、主面部42の外周部分に分割して複数設けられる。複数の留め片44にはそれぞれ、留め孔46が形成される。各留め片44は、基材20の裏側に折り返されて、側壁部36の端面に当てられる。各留め片44の留め孔46には、側壁部36の突起38が挿入される。それにより、表皮材40は、基材20の周縁部分に掛け止めされる。このようにして、表皮材40は、接着剤を用いることなく、基材20に取り付けられる。
表皮材40の主面部42には、複数の凹み面部48が設けられる。複数の凹み面部48はそれぞれ、飾り凹み12の表面部分を構成する。凹み面部48の数は、基材20の凹部24に対応する数である。各凹み面部48は、基材20における凹部24の内面に沿う形状(楕円半球状)に形成される。表皮材40における凹み面部48の外周には、コーナー部分50が形成される。コーナー部分50は、飾り凹み12の周縁をなす稜線を形成する。
表皮材40は、凹部24に沿う形状に成形していても、基材20に表皮材40を取り付けたときの表皮材40の伸び具合や成形ばらつきにより、凹部24の周縁に対応する位置で基材20の表面に密着せず浮いた状態になって、基材20と表皮材40との間に隙間Gが生じることがある。そうなると、図10に示すように、当該加飾パネル10における凹部24の周縁箇所が外部から押されたときに、弾性変形して撓み、いわゆるペコペコ感が生じる。
また、表皮材40の剛性がコーナー部分50で低いと、そのコーナー部分50で表皮材40の形状が決まり難く、凹部24の周縁に対応する表皮材40の稜線形状が揺らぎ易い。さらに、図11に示すように、表皮材40の伸び具合によっては、表皮材40における基材20の表面から浮く部分(隙間G)が基材20の凹部24内のエリアにも及ぶことがある。そうなると、表皮材40の浮いた部分を押したときのペコペコ感がより顕在化する。
そこで、本例の加飾パネル10では、図5~図7に示すように、表皮材40において、凹部24の周縁に対応する部分に、複数のリブ60が設けられる。複数のリブ60は、表皮材40の裏面に設けられる。複数のリブ60は、表皮材40のコーナー部分50に沿って、つまり基材20における凹部24の周縁に沿って、互いに間隔をあけて配置される。複数のリブ60は、例えば、表皮材40のコーナー部分50の全周に亘り等間隔で形成される。複数のリブ60はそれぞれ、凹部24の周縁に跨がるように、平面視で凹み面部48の開口における径方向に延びる。
各リブ60は、側面視で概ねブーメラン状に形成される(図5ではドットハッチングを付して示す)。各リブ60は、基材20における凹部24の周縁部分に宛がわれる。各リブ60は、当て面62を有する。当て面62は、凹み面部48の外周側に臨む面であり、基材20の表面に当接される。当て面62は、基材20の当接される面、具体的には凹部24の周縁部分の表面に倣う形状とされる。これら複数のリブ60は、表皮材40のコーナー部分50における剛性を補強する。
-実施形態の特徴-
この実施形態の加飾パネル10では、表皮材40の裏面に複数のリブ60が設けられる。各リブ60は、基材20の凹部24の周縁部分に宛がわれる。そのことで、加飾パネル10における飾り凹み12の周縁部分(凹部24の周縁箇所)が外部から押されても、表皮材40が弾性変形して撓むことを抑制できる。したがって、加飾パネル10における飾り凹み12の周縁部分に生じるペコペコ感を軽減できる。
この実施形態の加飾パネル10では、各リブ60が表皮材40の裏面に設けられる。そのことで、表皮材40におけるコーナー部分50の剛性が高められる。これに対して、表皮材40におけるコーナー部分50の剛性が高められると、そのコーナー部分50で表皮材40の形状が決まり易く、凹部24の周縁に対応する表皮材40の稜線形状(飾り凹み12の稜線)を好適に整えることができる。
この実施形態の加飾パネル10では、複数のリブ60が凹部24の周縁に沿って配置される。複数のリブ60はそれぞれ、凹部24の周縁に跨がるように延びる。これによれば、加飾パネル10の凹部24の周縁箇所における比較的広い範囲に亘り、表皮材40を押したときのペコペコ感を軽減できる。
この実施形態の加飾パネル10では、表皮材40が基材20の周縁部分に掛け止めされる。それにより、接着剤を用いることなく、表皮材40を基材20に固定できる。このことは、基材20に対する表皮材40の取り付け作業を簡略化し、且つ加飾パネル10における材質別のリサイクルを容易にするのに有利である。
この実施形態の加飾パネル10は、車両の内装材として使用される。本例の加飾パネル10においては、デザイン性を良くする目的で複数の飾り凹み12が設けられる。そのため、本発明は、飾り凹み12の周縁部分に生じるペコペコ感を軽減できるので、加飾パネル10において有効である。
-変形例-
図8に示すように、加飾パネル10において、表皮材40のリブ60は、コーナー部分50の周方向に延びる。複数のリブ60は、凹み面部48の径方向に間隔をあけて設けられる。各リブ60は、コーナー部分50の全周に亘ってリング状に形成される。各リブ60は、コーナー部分50の周方向において分割して間欠的に設けられてもよい。各リブ60は、基材20における凹部24の周縁部分に宛がわれる。
以上のように、本発明の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本発明は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。上記実施形態について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においてさらに色々な変形が可能なこと、またそうした変形も本発明の範囲に属することは、当業者に理解されるところである。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、表皮材40が基材20の周縁部分に固定されるとしたが、これに限らない。表皮材40は、基材20の裏面に固定されてもよい。例えば、図9に示すように、表皮材40の外周部分には、基材20の裏面側に折り返される延出片70が設けられる。基材20の裏側には、門型形状の橋梁部72が設けられる。橋梁部72は、主板部22との間に係止孔74を形成する。係止孔74は、基材20の外周側から中央部分に向けて貫通する。表皮材40の延出片70は、係止孔74に通して橋梁部72に引っ掛けることで、基材20の裏面に固定される。
上記実施形態では、表皮材40の裏面にリブ60が設けられるとしたが、これに限らない。例えば、当該リブ60は、基材20の表面における凹部24の周縁部分に設けられてもよい。また、当該リブ60は、基材20の表面と表皮材40の裏面との両方において、凹部24の周縁に対応する部分に設けられてもよい。基材20に設けられたリブ60は、表皮材40の裏面に宛がわれる。表皮材40に設けられたリブ60は、基材20の表面に宛がわれる。
上記実施形態では、表皮材40が、接着剤を用いることなく、基材20に取り付けられるとしたが、これに限らない。例えば、表皮材40は、その外周部分のみを接着剤を用いて基材20の周縁部分または裏面に接合することにより、基材20に取り付けられてもよい。
上記実施形態では、加飾パネル10について表皮材40が基材20の表面に直接積層される構成を例示したが、これに限らない。例えば、基材20と表皮材40との間には、基材20の表面における凹部24およびその外周を除く部分において、ポリウレタン(PU)などからなるクッション層など、他の機能層が設けられてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る表皮材付き装飾部品として、加飾パネル10を例に挙げて説明したが、これに限らない。本発明は、センターコンソールやドアトリムのパネル類、アームレストやコンソールボックスのリッド部品、メーターフードなど、その他の車両の内装材にも適用可能である。
上記実施形態では、凹部24(飾り凹み12)がデザイン性を向上させるために形成されるとしたが、これに限らない。例えば、凹部24は、車両の内装材において、周辺部品との間のクリアランスを確保することを目的として設けられてもよい。このような車両の内装材でも、本発明は有効である。
また、車両の内装材は、表皮材付き装飾部品の一例に過ぎず、本発明は、表皮材40が基材20の表面に張り付けた状態に設けられるものであれば、車両の内装材以外にも、任意用途の装飾部品に採用できる。
以上説明したように、本発明は、表皮材付き装飾部品について有用である。
1 加飾パネル(表皮材付き装飾部品)
20 基材
24 凹部
40 表皮材
60 リブ

Claims (5)

  1. 基材(20)と、
    前記基材(20)の表面を覆う表皮材(40)と、を備え、
    前記基材(20)の表面には、凹部(24)が設けられ、
    前記表皮材(40)が、前記基材(20)の表面における前記凹部(24)の外周から内面にかけて積層され、前記基材(20)の周縁部分または裏面に固定される表皮材付き装飾部品であって、
    前記基材(20)および前記表皮材(40)のうち一方の部材において、前記凹部(24)の周縁に対応する部分には、他方の部材に宛がわれるリブ(60)が設けられる
    ことを特徴とする表皮材付き装飾部品。
  2. 請求項1に記載の表皮材付き装飾部品において、
    前記リブ(60)は、前記表皮材(40)の裏面に設けられる
    ことを特徴とする表皮材付き装飾部品。
  3. 請求項1または2に記載の表皮材付き装飾部品において、
    前記リブ(60)は、前記凹部(24)の周縁に沿って複数配置され、前記凹部(24)の周縁に跨るように延びる
    ことを特徴とする表皮材付き装飾部品。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の表皮材付き装飾部品において、
    前記表皮材(40)は、前記基材(20)の周縁部または裏面に掛け止めされる
    ことを特徴とする表皮材付き装飾部品。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の表皮材付き装飾部品において、
    車両の内装材として使用される
    ことを特徴とする表皮材付き装飾部品。
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