JPH0966058A - 高周波電気メス装置 - Google Patents

高周波電気メス装置

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JPH0966058A
JPH0966058A JP7224155A JP22415595A JPH0966058A JP H0966058 A JPH0966058 A JP H0966058A JP 7224155 A JP7224155 A JP 7224155A JP 22415595 A JP22415595 A JP 22415595A JP H0966058 A JPH0966058 A JP H0966058A
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circuit
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high frequency
power
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JP7224155A
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Inventor
Takashi Mitsubori
貴司 三堀
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的にかつ確実に、切開及び凝固作用の立
ち上がりを向上させる。 【解決手段】 制御回路12はフットスイッチ21の操
作状態をフットスイッチ検知回路22により検出し、フ
ットスイッチ21が押されると、AC/DC変換回路1
9からのDC信号を監視することで、出力負荷が接続さ
れていない(すなわち、アクティブ電極5が処置部位4
に接触していない)場合には、設定値通りの基準電圧信
号を可変電源回路15に出力することで設定値電力を供
給する。時刻txに出力負荷が接続された(すなわち、
アクティブ電極5が処置部位4に接触した)場合には、
所定時間△xだけ設定値より高い基準電圧信号を可変電
源回路15に出力し、その後に設定値通りの基準電圧信
号を可変電源回路15に出力することで設定値電力を供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電気メス装
置に関し、特に生体組織に高周波電流を流し、この高周
波電流により生じる発熱により生体組織の切除、凝固等
の処置を行う高周波電気メス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波電気メス装置は、生体組織に高周
波電流を流して生体組織の切除、凝固等の処置を行う装
置であり、一般外科手術、経内視鏡的外科手術等に用い
られている。このような高周波電気メス装置は、図6に
示すように、電気メス装置本体151、処置用電極とし
てのアクティブ電極152、患者の体表面上に接触させ
る対極板153を有して構成されている。
【0003】そして、電気メス装置本体151によって
エネルギ源である高周波電力を発生し、アクティブ電極
152を処置部位に接触させて生体組織に集中的に高周
波電流を流入し、対極板153より高周波電流を分散し
て回収することによって、生体組織の切除、凝固等の処
置を行えるようになっている。
【0004】このような高周波電気メス装置における基
本特性の1つとして、出力スイッチをONしてから実際
に切開、凝固作用が現れるまでの時間(以下、立ち上が
りという)が挙げられ、この立ち上がりが早い程、切れ
味の向上、処置時間の短縮及び安全性の向上につなが
る。
【0005】そこで、従来、この立ち上がりを早くする
ため、図7に示すように、出力スイッチをONされた時
刻t1から固定の遅延時間経過後の時刻t2に設定値
(例えば30W)より所定時間大きな電力を供給し、時
刻t3以降に設定値の電力を供給するものが提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、例えばアクティブ電極が処置部位に接
触していない場合においても、出力スイッチが押される
と所定遅延時間後に大きな電力が供給されてしまうの
で、無駄に電力が消費されるばかりでなく、本来目的と
している立ち上がりの実効果を得ることができない虞が
ある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、効率的にかつ確実に、切開及び凝固作用の立ち
上がりを向上させることのできる高周波電気メス装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波電気メス
装置は、高周波電力により生体組織を切開及び凝固させ
る高周波電気メス装置において、高周波パルスにより直
流電力をスイッチング駆動することで前記高周波電力を
生成する高周波電力生成手段と、前記高周波パルスを生
成するパルス生成手段と、前記生体組織に接触させ前記
高周波電力を供給する供給手段と、前記供給手段の前記
生体組織との接触状態を検出する状態検出手段と、前記
状態検出手段からの検出信号に基づいて前記直流電力を
制御する制御手段とを備え構成される。
【0009】本発明の高周波電気メス装置では、前記制
御手段が、前記供給手段の前記生体組織との接触状態を
検出する状態検出手段と、前記状態検出手段からの検出
信号に基づいて前記直流電力を制御することで、効率的
にかつ確実に、切開及び凝固作用の立ち上がりを向上さ
せることを可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0011】図1ないし図3は本発明の第1の実施の形
態に係わり、図1は高周波電気メス装置の構成を示す構
成図、図2は図1の操作パネルの構成を示す構成図、図
3は図1の高周波電気メス装置の作用を説明する説明図
である。
【0012】(構成)図1に示すように、本実施の形態
の高周波電気メス装置1は、エネルギ源である高周波電
力を発生する電気メス装置本体2と、内視鏡3の処置具
チャンネル(図示せず)に挿通され内視鏡下で患者の体
腔内の処置部位4に処置を施す処置用電極としてのアク
ティブ電極5(供給手段)と、患者の体表面上に接触さ
せる対極板6とを備えて構成される。
【0013】そして、電気メス装置本体2によってエネ
ルギ源である高周波電力を発生し、アクティブ電極5を
処置部位4に接触させて生体組織に集中的に高周波電流
を流入し、対極板6より高周波電流を分散して回収する
ことによって、処置部位4の切除、凝固等の処置を行え
るようになっている。
【0014】電気メス装置本体2は、術者により操作内
容を入力するユーザインタフェイス部である操作パネル
11と、操作パネル11からの操作内容により装置全体
を制御する制御回路12(制御手段)と、操作内容によ
る出力モードに対応した制御回路12からの波形選択信
号を受信することで出力モードに応じた波形を生成する
波形生成回路13(パルス生成手段)と、波形生成回路
13からの波形によりON/OFF駆動されるスイッチ
ング回路14と、制御回路12の制御により設定された
直流電力を発生する可変電源回路15と、スイッチング
回路14の駆動により可変電源回路15の直流電力を共
振させ高周波電力を発生させる共振回路16と、アクテ
ィブ電極5が接続されているアクティブラインに設けら
れアクティブ電極5から出力される出力電流を検出する
電流検出回路17(状態検出手段)と、対極板6が接続
されている対極板ラインに設けられ対極板6に流入する
電流を検出する電流検出回路18と、この電流検出回路
17、18からの検出信号(交流信号)をDC(直流)
信号に変換するAC/DC変換回路19と、AC/DC
変換回路19のDC信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ20とを備え、A/Dコンバータ20から
のデジタル信号が制御回路12に出力されるようになっ
ている。
【0015】なお、電流検出回路を2つ設けて構成する
としたが、電流検出回路17、18のいずれか一方のみ
で構成しても良い。
【0016】また、これらの上記回路の動作タイミング
は電気メス装置本体2に接続された、例えばフットスイ
ッチ21の操作をフットスイッチ検知回路22が検知す
ることで制御回路12により制御される。
【0017】操作パネル11は、図2(a)に示すよう
に、切開処置時の切開出力電力を設定する切開出力設定
部31と、凝固処置時の凝固出力電力を設定する凝固出
力設定部32と、手技に応じた出力モード(切開モー
ド、混合1モード、混合2モード、混合3モード、混合
4モード)を設定する出力モード設定部33とを備えて
構成される。
【0018】また、対極板6は、単極タイプと分割タイ
プがあるが、CQM表示部34によりどちらのタイプが
電気メス装置本体2に接続されているかを告知するよう
になっている。つまり、CQM表示部34では、分割タ
イプの対極板が電気メス装置本体2に接続され、生体へ
の接触状態が良好な時のみ点灯し告知するようになって
いる。さらに、軟性内視鏡下における内科的処置は、1
度の処置時に複数の患者の処置を行うことがあるが、本
実施の形態ではスタンバイモード設定部35によりスタ
ンバイモードに設定することで、複数患者に対する術間
のセッティング時に、意図しない出力を確実に防止する
ように構成されている。このスタンバイモードは、スタ
ンバイモード設定部35のスタンバイモードスイッチ3
6を押すことにより設定され、再度押すことによりスタ
ンバイモードを簡単に解除することができるようになっ
ている。なお、図2(b)に英語表示された操作パネル
11を示す。
【0019】(作用)このように構成された高周波電気
メス装置1の作用について説明する。制御回路12は、
電流検出回路17、18からの検出信号をAC/DC変
換回路19を介してA/Dコンバータ20からのデジタ
ル信号により検知し、AC/DC変換回路19からのD
C信号が所定レベル以上であるかいなかを判別すること
で、アクティブ電極5と処置部位4の接触、すなわち出
力負荷の状態を監視する。
【0020】そして、制御回路12はフットスイッチ2
1の操作状態をフットスイッチ検知回路22により検出
し、フットスイッチ21が押されると、A/Dコンバー
タ20からのデジタル信号を監視することで、図3に示
すように、出力負荷が接続されていない(すなわち、ア
クティブ電極5が処置部位4に接触していない)場合に
は、設定値通りの基準電圧信号を可変電源回路15に出
力することで設定値電力(例えば30W)を供給する
(図3の時刻t1〜txの期間)。
【0021】また、例えば時刻txに出力負荷が接続さ
れた(すなわち、アクティブ電極5が処置部位4に接触
した)場合には、所定時間△x(例えば10ms)だけ
設定値より高い基準電圧信号(例えば設定値×2の基準
電圧信号)を可変電源回路15に出力し、その後に設定
値通りの基準電圧信号を可変電源回路15に出力するこ
とで設定値電力(例えば30W)を供給する。
【0022】(効果)このように、高周波電気メス装置
1では、アクティブ電極5と処置部位4との接触状態を
監視し、アクティブ電極5が処置部位4に接触した場合
にだけ、設定値より高い電力を供給するので、処置効果
が現れるまでの立ち上がりが早くなると同時に、無駄な
電力消費を防止できる。
【0023】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図4及び図5は本発明の第2の実施の形態に係
わり、図4は電気メス装置本体の構成を示す構成図、図
5は図4の制御回路の検査処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【0024】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0025】(構成)高周波電気メス装置には、患者及
び術者に対する安全を確保するために、種々の異常検知
モニタが備えられている。従来の異常検知モニタとして
は、例えば高周波電力している最中においての (1)出力電力が設定値通りかどうかの監視 (2)設定値通りの波形が出力されているかどうかの監
視 (3)高周波電流の漏電の監視 等であり、高周波電力出力している最中に生じた異常状
態のみをモニタしている。
【0026】しかし、何らかの影響で上記の各異常検知
モニタが故障等を起こした場合、高周波電力出力してい
る最中に生じた異常状態を検知することができなくなる
という問題がある。
【0027】そこで、第2の実施の形態では、第1の実
施の形態と同様に効率的にかつ確実に切開及び凝固作用
の立ち上がりを向上させると共に、各異常検知モニタが
確実に異常状態を監視できる高周波電気メス装置を提供
することを目的としている。
【0028】このような目的を実現する本実施の形態の
高周波電気メス装置は、異常検知モニタを有する高周波
電気メス装置において、高周波未出力状態における前記
異常検知モニタの検出信号に基づき前記異常検知モニタ
が正常かどうかを判断し、前記異常検知モニタが異常で
あると判断した場合、高周波出力を停止し警告処理を行
うことを特徴としている。
【0029】具体的には、図4に示すように、本実施の
形態の電気メス装置本体2は、電源トランス51を介し
て例えば商業用電力が供給され、電源トランス51の出
力が可変電源回路15に供給されている。そして制御回
路12が波形生成回路13及び可変電源回路15を制御
してパワーアンプ52を駆動することでモノポーラトラ
ンス53によりアクティブ電極5に高周波電力が供給さ
れるようになっている。
【0030】パワーアンプ52は、制御回路12より可
変電源回路15とは別に設定電圧信号が入力されてお
り、設定電圧信号に基づいて可変電源回路15の出力を
検出することで出力値が正常かどうかを検知し、その検
知信号を制御回路12に出力している。
【0031】また、波形生成回路13は、例えば内部に
同じ構成の2つの波形生成部(図示せず)を有してお
り、この2つの波形生成部で波形を生成し、生成された
2つの波形を比較し異なっていた場合に異常と判断し、
その検知信号を制御回路12に出力するようになってい
る。
【0032】また、フットスイッチ21の入力を検知す
る出力スイッチ検知回路54が設けられており、この出
力スイッチ検知回路54の検知信号が制御回路12に出
力されている。
【0033】一方、分割対極板及びSコードの断線状態
を検知するための|Z|検知回路55及び電流検出回路
57が設けられており、|Z|検知回路55は分割対極
板間のインピーダンスを検知しその出力を分割対極板剥
離検知回路56に出力し、電流検出回路57はSコード
に流れる電流を検出しその出力を接続/断線検知回路5
8に出力するようになっている。分割対極板剥離検知回
路56では、|Z|検知回路55が検知したインピーダ
ンスにより分割対極板の断線状態を判断し検知信号を制
御回路12に出力し、接続/断線検知回路58は電流検
出回路57が検出した電流値によりSコードの断線状態
を判断し検知信号を制御回路12に出力する。
【0034】また、電流検出回路17で検出される出力
電流の検出信号は、AC/DC変換回路19を介してA
/Dコンバータ20及び信号比較回路60に出力されて
おり、A/Dコンバータ20は第1の実施の形態と同様
にAC/DC変換回路19の出力をデジタル信号に変換
し制御回路12に出力するが、信号比較回路60は、所
定値とAC/DC変換回路19の出力を比較することで
帰還電流値がその所定値を越えた場合に帰還電流異常と
判断し制御回路12に検知信号を出力するようになって
いる。
【0035】制御回路12は、上記の各検知信号に基づ
いて後述する処理を行い警告等を行う。警告は、例えば
図示しないスピーカから警告音を発すると同時に操作表
示パネル11上の前表示灯を点灯または点滅させるよう
にして異常状態を認識させる。なお、出力音の音量を調
整する音量調整器59が操作表示パネル11に隣接して
設けられている。
【0036】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0037】(作用)次に、このように構成された高周
波電気メス装置1の作用について説明する。
【0038】まず、操作表示パネル11により各種設定
を行う。設定内容は第1の実施の形態と同様であるので
説明は省略するが、設定が終了するまではフットスイッ
チ21は押されないので、設定が終了する前にフットス
イッチ21がONになったことを出力スイッチ検知回路
54が検知すると制御回路12は、フットスイッチ21
が故障しているとして、図示しないスピーカから警告音
を発すると同時に操作表示パネル11上の前表示灯を点
灯または点滅させるようにして異常状態を認識させる。
【0039】また、このときは高周波電力を出力してい
ないので信号比較回路60の出力は”0”であるはずで
あるが、もし”0”でないならば制御回路12は信号比
較回路60が故障していると判断する。同様にA/Dコ
ンバータ20の出力も”0”であるはずであるが、も
し”0”でないならば制御回路12はA/Dコンバータ
20が故障していると判断する。信号比較回路60及び
A/Dコンバータ20の故障の場合も図示しないスピー
カから警告音を発すると同時に操作表示パネル11上の
前表示灯を点灯または点滅させるようにして異常状態を
認識させる。
【0040】そして以下の検査処理を行う。この一連の
検査処理では、実際には高周波電力が生体組織に供給さ
れない。
【0041】フットスイッチ21等に異常がなく設定が
終了し、高周波電力を出力する場合の各回路の検査のた
めに、制御回路12は、図5に示すように、ステップS
1でフットスイッチ21の状態を出力スイッチ検知回路
54により検知し高周波出力中かどうか判断し、高周波
出力中でないならばステップS2に進み、そうでないな
らば処理を終了する。
【0042】ステップS2で制御回路12は、内部のタ
イマをカウントアップしステップS3で例えば2秒か経
過するまでステップS2,S3を繰り返し、2秒が経過
するとステップS4に進む。
【0043】ステップS4では、制御回路12は、A/
Dコンバータ20の出力信号及びパワーアンプ52、分
割対極板剥離検知回路56及び接続/断線検知回路58
の各回路からの検知信号を読み込み、ステップS5に進
む。
【0044】制御回路12は、ステップS4でのパワー
アンプ52の検知信号の読み込みの際には、可変電源回
路15を制御することである電圧値を出力させると共
に、パワーアンプ52に対しては可変電源回路15の設
定電圧と異なる値の設定電圧信号を供給しパワーアンプ
52からの検知信号を読み込んでいる。従って、この検
知信号は異常状態を示す信号、すなわち高周波出力モニ
タが異常となっているはずである。
【0045】また、制御回路12は、ステップS4での
A/Dコンバータ20の出力信号の読み込みの際には、
波形生成回路13に対して波形生成をしないように制御
している。従って、A/Dコンバータ20の出力信号は
0となっている。また。高周波出力は行っていない状態
であるから、波形生成回路13内に含まれる2つの波形
生成部では波形は全く生成されない。従って、波形モニ
タが正常であれば検出信号は正常となっている。
【0046】さらに、制御回路12は、ステップS4で
の分割対極板剥離検知回路56及び接続/断線検知回路
58の検知信号の読み込みの際には、|Z|検知回路5
5及び電流検出回路57に電源を供給しない。そのため
|Z|検知回路55及び電流検出回路57の出力は”
L”になっており、分割対極板剥離検知回路56及び接
続/断線回路57は断線状態と判断し、異常を示す検知
信号を制御回路12に出力しているはずである。
【0047】そこで、制御回路12は、ステップS5で
パワーアンプ52からの検知信号より高周波出力モニタ
状態を判断し高周波出力モニタが正常でなければ、可変
電源回路15及びパワーアンプ52は正常に動作したと
判断しステップS6で正常フラグをセットしステップS
8に進み、もし高周波出力モニタが正常となっていると
すると、可変電源回路15またはパワーアンプ52の少
なくとも一方が正常に動作していないので、ステップS
7で異常フラグをセットしステップS8に進む。
【0048】ステップS8では、制御回路12は、高周
波出力波形モニタが正常かどうか判断し、正常ならばス
テップS9で正常フラグをセットしステップS11に進
み、もし高周波出力波形モニタが異常と判断すると、波
形生成回路13が正常に動作していないので、ステップ
S10で異常フラグをセットしステップS11に進む。
【0049】ステップS11では、制御回路12は、漏
れ電流モニタが正常かどうか判断し、正常ならばステッ
プS12で正常フラグをセットしステップS14に進
み、もし高周波出力波形モニタが異常と判断すると、|
Z|検知回路55または電流検出回路57の少なくとも
一方が正常に動作していないので、ステップS13で異
常フラグをセットしステップS14に進む。
【0050】ステップS14では、制御回路12は、セ
ットされたフラグをみていずれかの異常フラグがセット
されたかどうか判断しセットされてない場合には処理を
終了し、セットされていれば、ステップS15で図示し
ないスピーカから警告音を発すると同時に操作表示パネ
ル11上の前表示灯を点灯または点滅させるようにして
異常状態を認識させると共に、高周波電力出力の禁止処
理を行い処理を終了する。この一連の処理を終了し、正
常と判断された場合に、通常の手技が可能となる。
【0051】その他の作用は、第1の実施の形態と同じ
である。
【0052】(効果)このように、第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態の効果に加え、各異常検知モニタ
が確実に異常状態を監視できる。
【0053】なお、かりに各検知回路が故障しても正常
状態に復帰すれば、装置も正常状態に復帰できる(警
告、出力禁止処理の停止)としてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波電気
メス装置によれば、制御手段が、前記供給手段の前記生
体組織との接触状態を検出する状態検出手段と、前記状
態検出手段からの検出信号に基づいて前記直流電力を制
御するので、効率的にかつ確実に、切開及び凝固作用の
立ち上がりを向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る高周波電気メス装
置の構成を示す構成図
【図2】図1の操作パネルの構成を示す構成図
【図3】図1の高周波電気メス装置の作用を説明する説
明図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電気メス装置
本体の構成を示す構成図
【図5】図4の制御回路の検査処理の流れを示すフロー
チャート
【図6】従来の高周波電気メス装置の構成を示す構成図
【図7】従来の高周波電気メス装置の作用を説明する説
明図
【符号の説明】
1…高周波電気メス装置 2…電気メス装置本体 3…内視鏡 4…処置部位 5…アクティブ電極 6…対極板 11…操作パネル 12…制御回路 13…波形生成回路 14…スイッチング回路 15…可変電源回路 16…共振回路 17、18…電流検出回路 19…AC/DC変換回路 20…A/Dコンバータ 21…フットスイッチ 22…フットスイッチ検知回路
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】なお、かりに各検知回路が故障しても正常
状態に復帰すれば、装置も正常状態に復帰できる(警
告、出力禁止処理の停止)としてもよい。(付記)高周波電力により生体組織を切開及び凝固させ
る高周波電気メス装置において、出力電力が設定値通り
か否かを監視する高周波出力異常検知モニタと、設定値
通りの波形が出力されているか否かを監視する高周波出
力波形異常検知モニタと、高周波電流の漏電を監視する
漏れ電流異常検知モニタとを有する制御手段を備え、前
記制御手段は、高周波電流が出力中か否かの検知信号及
び分割対極板の剥離及びSコードの接続/断線の検知信
号を読み込み、高周波未出力状態における前記高周波出
力異常検知モニタと前記高周波出力波形異常検知モニタ
及び前記漏れ電流異常検知モニタが正常かどうか判断
し、前記高周波出力異常検知モニタと前記高周波出力波
形異常検知モニタ及び前記漏れ電流異常検知モニタの少
なくとも1つが異常であると判断した場合、高周波出力
を停止し警告処理を行うことを特徴とする高周波電気メ
ス装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電力により生体組織を切開及び凝
    固させる高周波電気メス装置において、 高周波パルスにより直流電力をスイッチング駆動するこ
    とで前記高周波電力を生成する高周波電力生成手段と、 前記高周波パルスを生成するパルス生成手段と、 前記生体組織に接触させ前記高周波電力を供給する供給
    手段と、 前記供給手段の前記生体組織との接触状態を検出する状
    態検出手段と、 前記状態検出手段からの検出信号に基づいて前記直流電
    力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする高周
    波電気メス装置。
JP7224155A 1995-08-31 1995-08-31 高周波電気メス装置 Withdrawn JPH0966058A (ja)

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JP7224155A JPH0966058A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 高周波電気メス装置

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