JPH11128239A - 電気手術装置 - Google Patents

電気手術装置

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JPH11128239A
JPH11128239A JP9294110A JP29411097A JPH11128239A JP H11128239 A JPH11128239 A JP H11128239A JP 9294110 A JP9294110 A JP 9294110A JP 29411097 A JP29411097 A JP 29411097A JP H11128239 A JPH11128239 A JP H11128239A
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JP
Japan
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control
output
control unit
unit
waveform
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JP9294110A
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Kazue Tanaka
一恵 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気手術装置の制御部の故障状態下において
も、高周波出力制御を司る回路の故障を検知して、確実
に出力停止が出来る電気手術装置を提供する。 【解決手段】生体組織に対して電気的に手術を施す電気
手術装置に於いて、電気手術装置の高周波電力の発生を
行う高周波出力発生手段(電源部6、波形生成部10、
F.SW5)と、この高周波出力発生手段の異常検出を
行う監視手段(電源モニター手段8、波形生成モニター
手段11)と、この監視手段の検出結果に基づいて高周
波出力発生手段の制御を行なう制御手段とを具備し、制
御手段は複数の制御部からなり、一つの制御部(第1制
御部9)に異常が生じた場合には、他の制御部(第2制
御部14)に於いて異常判別を行い高周波出力の制御を
行うように各制御部が機能的に分離して構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織に対して
電気的に手術を施す電気手術装置に関し、特に、このよ
うな電気手術装置の安全監視機能に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の、術式の高度化と共に使用される
手術用装置の多様化が進み、装置の信頼性、重要性は高
まってきている。この様な状況の中で、電気手術装置は
広く各手術に応用されてきた。
【0003】特開平8−299354号公報は、従来の
電気手術装置の一例を開示しており、図6にその構成が
示されている。図6において、電気手術装置101の外
部構成は、装置本体に電源を供給するための電源コード
102と、術者が出力操作を行うためのフットスイッチ
(以下、F.SWと称す)105と、活性電極103
と、対極板104とから構成される。
【0004】また、内部構成は、電源部106と、電源
モニター手段108と、共振部113と、制御部(ソフ
トウェア部)109と、波形生成部110と、波形生成
モニター手段111と、スイッチング手段112と、パ
ネル部115と、出力トランス116とから構成されて
いる。
【0005】上記した構成に於いて、制御部109は、
パネル部115や、F.SW105からの指示信号を受
けて、電源部106に電圧設定信号を送り、波形生成部
110に波形設定信号を送る。パネル部115は、術者
が出力設定や、出力波形の設定を行う操作部である。電
源部106は商用電圧をDC電圧に変換し、制御部10
9からの電圧設定信号に応じた制御電圧を共振部113
へ供給する。電源モニター手段108は、上記電圧設定
信号通りの出力が電源部106から出力されているかど
うかを監視しており、判別信号H1を制御部109に供
給する。波形生成部110は、制御部109からの波形
設定信号に応じて、各種の出力波形、例えば、操作者の
モード選択に応じて連続波からなる切開波形や、断続波
からなる凝固波形等を生成する。波形生成モニター手段
111は、術者が設定したモード通りの波形Wが波形生
成部110から出力されているかどうかを監視してい
る。
【0006】電気手術装置は、人体に対してエネルギー
を与えて切開、凝固することから、安全面に対しても考
慮がなされ、例えば、電源部106、波形生成部11
0、F.SW105等の高周波出力制御を司る回路(高
周波出力発生手段)が故障し、術者の意図しない出力に
よる熱傷を防ぐために、高周波出力制御を司る回路の動
作を監視する監視手段(電源モニター手段108、波形
生成モニター手段111)からの信号を受けて異常判別
を行うように制御部109が動作する。
【0007】すなわち、制御部109は、電源モニター
手段108からの判別信号H1及び、波形生成モニター
手段111からの判別信号H2を受けてプログラム上に
於いて異常判別を行い、異常を認識した場合には術者に
対する異常警告、高周波出力停止等の処理を行ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の電気手術装置で
は、電源部、波形生成部、F.SW等の高周波出力制御
を司る回路からの出力を監視する監視手段からの出力信
号を第1制御部に取り込みプログラム上に於いて異常判
別を行う事により、高周波出力制御を司る回路の故障を
検知できるが、制御部の暴走(プログラムの暴走)等の
故障状態下では、高周波出力制御を司る回路の故障、異
常状態については検知できないという欠点がある。
【0009】その為、上記の故障状態下(制御部の暴
走)において、高周波出力制御を司る回路に故障が生じ
た場合には、異常警告、出力停止等が成されず、術者の
意図しない出力がなされて、患者に対して弊害をもたら
す可能性があった。
【0010】本発明の電気手術装置は上記の課題に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、電
気手術装置の制御部の暴走等の故障状態下においても、
高周波出力制御を司る回路の故障、異常状態を検知し
て、確実に高周波出力を停止して安全性を向上させた電
気手術装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、生体組織に対して電気的に手術を施す
電気手術装置に於いて、電気手術装置の高周波電力の発
生を行う高周波出力発生手段と、この高周波出力発生手
段の異常検出を行う監視手段と、この監視手段の検出結
果に基づいて前記高周波出力発生手段の制御を行なう制
御手段とを具備し、前記制御手段は複数の制御部からな
り、一つの制御部に異常が生じた場合には、他の制御部
に於いて異常判別を行い高周波出力の制御を行うように
各制御部が機能的に分離して構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形
態が適用される電気手術装置の構成を示す図である。同
図の外部構成として、電気手術装置1は、前記装置本体
に電源を供給する電源コード2と、電気手術装置1より
高周波電力を出力して、患者に処置を行う活性電極3及
び対極板4と、電気手術装置1の出力のON、OFF制
御を行う為のF.SW5とで構成されている。
【0013】また、電気手術装置1の内部構成は、術者
が、出力設定、モード設定を行うためのパネル部15
と、このパネル部15からの各種設定信号や、F.SW
5からのSW信号を受けて、電圧設定信号や波形設定信
号を生成する第1制御部9と、第1制御部9からの電圧
設定信号に応じた制御電圧を生成する電源部6と、第1
制御部9からの波形設定信号に応じて、術者の設定した
モードに合わせた波形を生成する波形生成部10と、
F.SW5からのSW信号を受けて、共振部13への制
御電圧供給のON、OFFを行う切り替え手段7と、共
振部13の充電と放電(出力トランス16の1次側から
2次側への高周波電力供給のON、OFF)を制御する
パワーMOSFET等からなるスイッチング手段12と
を具備する。
【0014】さらに、監視手段として、電源モニター手
段8と、波形生成モニター手段11と、第2制御部14
とを具備する。電源モニター手段8は、電源部6にて生
成された制御電圧が電圧設定信号に基づいているか否か
を監視して、その判別信号H1を第1制御部9と、後述
する第2制御部14とに送る。また、波形生成モニター
手段11は、波形生成部10にて生成された波形Wが設
定されたモード通りであるか否かを監視し、その判別信
号H2を第1制御部9に送る。
【0015】第2制御部14は、第1制御部9が故障し
ても動作できるように第1制御部9とは機能的に分離し
て設けられ、例えば論理演算回路により構成される。す
なわち、電源モニター手段8からの判別信号H1と、波
形生成部10にて生成された波形Wとを受けて2つの信
号の間で論理演算、ここでは論理積(AND)演算を行
なうことにより、高周波出力制御を司る回路の異常判断
を行い、その制御出力Cに基づいてスイッチング手段1
2のON、OFFを制御する。
【0016】また、上記した第1制御部9は、電源部6
への電圧設定信号の供給、波形生成部10への波形設定
信号の供給以外に、電源モニター手段8からの判別信号
H1あるいは、波形生成モニター手段11からの判別信
号H2を受けて、プログラム上に於いて異常判断を行
い、異常警告、出力停止等の処理を行っている。
【0017】以下に、図1、図2、図3を基にして上記
した構成の作用を説明する。電気手術装置の各部はF.
SW5の操作により動作状態になり、SW信号は第1制
御部9と切り替え手段7とに送られる。これとともに、
術者の出力設定に応じてパネル部15を介して各種設定
信号が第1制御部9に送られ、これに対応して第1制御
部9からは電圧設定信号が電源部6に供給される。電源
部6は、この電圧設定信号に基づいて切り替え手段7を
介して共振部13に電気手術装置の出力を決定する制御
電圧を供給する。
【0018】同時に、この制御電圧が電圧設定信号通り
であるか否かの監視を電源モニター手段8にて行う。電
源モニター手段8の結果は、判別信号H1として、第1
制御部9と第2制御部14へ送られる。第1制御部9で
は、判別信号H1が“L”レベル(出力停止)であった
場合には電源部6が異常であると判断して、術者への異
常警告、出力停止等の処理を行う。また、判別信号H1
が“H”レベルであった場合には、術者への異常警告、
高周波出力停止等の処理は行わない。
【0019】一方、電圧設定信号の電源部6への供給と
同時に、第1制御部9から術者の設定モードに応じた波
形設定信号が波形生成部10へ送られる。波形生成部1
0はこの波形設定信号に基づいて、連続波、断続波等の
波形を生成する。生成された波形Wは第2制御部14へ
送られ、電源モニター手段8からの判別信号H1との間
で論理積(AND)演算を行う。そして、第2制御部1
4での演算結果が制御出力Cとしてスイッチング手段1
2へ送られ、スイッチング手段12の動作制御を行う。
【0020】すなわち、第1制御部9と高周波出力制御
を司る回路が正常である場合には、波形生成部10から
の出力波形Wは図2(a)に示すような波形Waとな
り、かつ、電源モニター手段8からの判別信号H1は図
2(b)に示すように、”H”レベルの判別信号H1a
となる。従って、これら2つの信号の論理積演算結果と
しての第2制御部14の制御出力Cは図2(c)に示す
ような波形Caになり、図2(a)の波形Waと一致し
た波形がスイッチング手段12に供給される。したがっ
て、波形Waが“H”レベル(出力有り)であるときの
みにスイッチング手段12の状態はONとなり、波形W
aが”L”レベル(出力停止)の場合にはOFFされて
意図する出力が得られる。この場合、第1制御部9は異
常警告、出力停止等の処理は行わない。
【0021】次に、第1制御部9の暴走等の故障状態下
で、電源部6に異常が生じたという故障状態を仮定し
て、本実施形態の作用を図3を用いて説明する。この場
合、波形生成部10は正常なので図3(a)に示すよう
な波形Wbが出力されるが、電源部6からは正常な制御
電圧が出力されない。ここで電源部6が異常状態にある
期間を例えば図3のT3〜T7と仮定すると、電源モニ
ター手段8は図3(b)に示すように、期間T3〜T7
で”L”レベルとなる判別信号H1bを出力する。した
がって、これら2つの信号の論理積演算結果としての第
2制御部14の制御出力Cは図3(c)に示すような出
力波形Cbになる。したがって、この場合は、波形生成
部10からの波形Wbに一致しない制御出力がスイッチ
ング手段12に供給される。これによって電源部6が異
常状態にあるT3〜T7の期間はスイッチング手段12
の動作はOFFとなり、第1制御部9が故障状態にあっ
て術者への警告、出力停止等の処理を行うことができな
くとも高周波電力の出力を確実に停止する事ができる。
【0022】以上、上記したように、第1実施形態で
は、電源モニター手段8からの判別信号H1を第1制御
部9へ供給してプログラム上で高周波出力制御を司る回
路の異常判定を行なうとともに、第2制御部14を設け
て、電源モニター手段8からの判別信号H1と波形生成
部10からの出力である波形Wの論理積演算を行うこと
により、回路上においても高周波出力制御を司る回路の
異常判定を行なって高周波出力を制御するようにしたの
で、術者の意図しない高周波出力が行われてしまうこと
を防止して安全性を向上させることができる。
【0023】以下に、本発明の第2実施形態を説明す
る。図4は本発明の第2実施形態が適用される電気手術
装置の構成を示す図である。図の外部構成、内部構成は
第1実施形態とはほぼ同じである。第1実施形態と異な
る点は、第2制御部34(図1の第2制御部14に対応
する)への入力信号の一方が波形生成部30(図1の波
形生成部10に対応する)からの波形Wではなく、術者
が出力制御を行うF.SW25からのSW信号であるこ
とと、判別信号H1と前記SW信号との論理積(AN
D)演算を行なう第2制御部34からの制御出力Cは切
り替え手段27へ供給されることである。
【0024】以下に上記した構成の作用を説明する。電
気手術装置の各部はF.SW25の操作により動作状態
になり、SW信号は第1制御部29と第2制御部34へ
送られる。これとともに、術者の出力設定に応じて、第
1制御部29からは電圧設定信号が電源部26に供給さ
れるとともに、波形設定信号が波形生成部30に供給さ
れる。
【0025】電源部26は、第1制御部29からの電圧
設定信号に基づいて切り替え手段27を経由して共振部
33に電気手術装置の出力を決定する制御電圧を供給す
る。また、前記制御電圧が、電圧設定信号通りであるか
否かの監視を電源モニター手段28にて行う。電源モニ
ター手段28の結果は、判別信号H1として、第1制御
部29と第2制御部34へ送られる。
【0026】第1制御部29では、電源モニター手段2
8からの判別信号H1が“L”(出力停止)であった場
合には、異常警告、出力停止等の処理を行う。第2制御
部34は、判別信号H1とF.SW25からのSW信号
との論理積演算を行う。そして、その演算結果は制御出
力Cとして切り替え手段27へ送られて、切り替え手段
27の動作制御を行う。
【0027】電源部26にて生成される制御電圧が電圧
設定信号通りであり、且つ、SW信号がONである場合
には演算結果が“H”レベル(出力有り)となり、これ
が制御出力Cとして切り替え手段27に供給されるので
その動作はONとなる。これによって制御電圧が共振部
33へ供給される。一方、第2制御部34での演算結果
が“L”レベル(出力停止)の場合には、遮断信号が制
御出力Cとして切り替え手段27に供給されるので切り
替え手段27の動作がOFFされる。これによって上記
制御電圧の共振部33への供給が遮断される。
【0028】波形生成部30は第1制御部29からの波
形設定信号に基づいて、連続波、断続波等の波形を生成
する。生成された波形は、波形Wとしてスイッチング手
段32と波形生成モニター手段31に送られる。
【0029】波形生成モニター手段31は波形生成部3
0にて生成された波形Wが波形設定信号通りであるか否
かの監視を行なう。波形生成モニター手段31の結果
は、判別信号H2として第1制御部29へ送られる。第
1制御部29では、判別信号H2が“L”(出力停止)
であった場合には、異常警告、出力停止等の処理を行
う。
【0030】上記した、第2実施形態によれば、電源モ
ニター手段28からの判別信号H1を第1制御部29へ
供給してプログラム上で高周波出力制御を司る回路の異
常判定を行うとともに、第2制御部34を設け、電源モ
ニター手段28からの判別信号H1とF.SW25から
の出力であるSW信号との論理演算を行い、回路上にお
いても高周波出力制御を司る回路の異常判別を行なって
高周波出力を制御するようにしたので、術者の意図しな
い高周波出力が行われてしまうことを防止して安全性を
向上させることができる。
【0031】以下に、本発明の第3実施形態を説明す
る。図5は本発明の第3実施形態が適用される電気手術
装置の構成を示す図である。同図の外部構成は第1実施
形態とはほぼ同じである。第1実施形態と異なる点は、
スイッチング手段52(図1のスイッチング手段12に
対応する)の発熱を監視する感熱手段57が新たに設け
られ、かつ、第2制御部54(図1の第2制御部14に
対応する)への入力として、感熱手段57からの感熱信
号が用いられることである。
【0032】以下に上記した構成の作用を説明する。電
気手術装置の各部はF.SW45の操作により動作状態
になり、SW信号は第1制御部49に送られる。これと
ともに、術者の出力設定に応じて第1制御部49から電
源部46へ電圧設定信号が供給され、波形生成部50へ
は波形設定信号が供給される。電源部46は、電圧設定
信号に基づいて、切り替え手段47を経由して共振部5
3に電気手術装置41の出力の大きさを決定する制御電
圧を供給する。
【0033】また、波形生成部50から出力される波形
Wにより、スイッチング手段52の動作がON、OFF
される。上記スイッチング手段52は自身のスイッチン
グ動作により発熱する。放熱のため、スイッチング手段
52は、ヒートシンクに取り付けてある。このヒートシ
ンクには感熱手段57も取り付けてあり、スイッチング
手段52の発熱を監視する。感熱手段57から出力され
る第1、第2の感熱信号K1、K2はそれぞれ第1制御
部49、第2制御部54へ送られる。
【0034】第1の感熱信号K1を受けた第1制御部4
9は、スイッチング手段52の発熱による素子の破壊が
起こらないように電圧設定信号を制御する。また、第2
の感熱信号K2を受けた第2制御部54は、第2の感熱
信号K2がある一定以上大きくなった場合には、制御出
力Cとして遮断信号を切り替え手段47へ供給して共振
部53への制御電圧の供給を遮断する。
【0035】上記した第3実施形態によれば、感熱手段
57からの第1の感熱信号K1を第1制御部49に供給
して電圧設定信号を制御するとともに、第2の感熱信号
K2を第2制御部54に供給して異常判別を行い高周波
出力の遮断を行うようにしてので、スイッチング手段5
2の熱による素子の破壊の可能性を低くする事ができ、
安全性が向上する。
【0036】なお、上記した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。 (1)生体組織に対して電気的に手術を施す電気手術装
置に於いて、電気手術装置の高周波電力の発生を行う高
周波出力発生手段と、この高周波出力発生手段の異常検
出を行う監視手段と、この監視手段の検出結果に基づい
て前記高周波出力発生手段の制御を行なう制御手段とを
具備し、前記制御手段は複数の制御部からなり、一つの
制御部に異常が生じた場合には、他の制御部に於いて異
常判別を行い高周波出力の制御を行うように各制御部が
機能的に分離して構成されていることを特徴とする電気
手術装置。 (2) 構成(1)において、複数の制御部のうち、一
つの制御部は、装置の動作全体の調整を司り、前記監視
手段からの出力信号を受けて、プログラム上に於いて異
常判別を行う制御部である。 (3) 構成(1)において、複数の制御部のうち、一
つの制御部は、前記監視手段からの出力信号を受けて、
回路上に於いて異常判別を行ない高周波出力を遮断、調
整する制御部である。 (4) 構成(1)において、複数の制御部のうち、一
つの制御部は、装置の動作全体の調整を司り、前記監視
手段からの出力信号を受けて、プログラム上に於いて異
常判別を行う第1の制御部であり、他の制御部は、前記
監視手段からの出力信号を受けて、回路上に於いて異常
判別を行ない高周波出力を遮断、調整する第2の制御部
である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、制御部を多重化したこ
とにより、一つの制御部の故障状態下に於いても、高周
波出力制御を司る回路の故障による術者の意図しない出
力を遮断することができ、これによって、安全性の向上
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される電気手術装
置の構成を示す図である。
【図2】第1制御部と高周波出力制御を司る回路が正常
である場合における第2制御部からの出力について説明
する為のタイムチャートである。
【図3】第1制御部の暴走等の故障状態下で、電源部に
異常が生じたときの本実施形態の作用を説明するための
タイムチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態が適用される電気手術装
置の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態が適用される電気手術装
置の構成を示す図である。
【図6】従来の電気手術装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、21、41…電気手術装置、 2、22、42…電源コード、 3、23、43…活性電極、 4、24、44…対極板、 5、25、45…フットスイッチ(F.SW)、 6、26、46…電源部、 7、27、47…切り替え手段、 8、28、48…電源モニター手段、 9、29、49…第1制御部、 10、30、50…波形生成部、 11、31、51…波形生成モニター手段、 12、32、52…スイッチング手段、 13、33、53…共振部、 14、34、54…第2制御部、 15、35、55…パネル部、 16、36、56…出力トランス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に対して電気的に手術を施す電
    気手術装置に於いて、 電気手術装置の高周波電力の発生を行う高周波出力発生
    手段と、 この高周波出力発生手段の異常検出を行う監視手段と、 この監視手段の検出結果に基づいて前記高周波出力発生
    手段の制御を行なう制御手段とを具備し、 前記制御手段は複数の制御部からなり、一つの制御部に
    異常が生じた場合には、他の制御部に於いて異常判別を
    行い高周波出力の制御を行うように各制御部が機能的に
    分離して構成されていることを特徴とする電気手術装
    置。
JP9294110A 1997-10-27 1997-10-27 電気手術装置 Withdrawn JPH11128239A (ja)

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