JP2004016445A - 超音波手術装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高周波電流で処置を行う高周波処置具等と共に使用され、種類を識別する識別子26を備え、超音波振動子25を内蔵した超音波ハンドピース2Iが接続され、超音波振動子25に遮断手段23を介して駆動電力を供給すると共に、識別子26の識別を行う識別子判断手段32の判断情報をゲート手段33を介して取り込む構成にし、ノイズ判断手段27が所定レベル以上のノイズを検出した場合には、処理手段28で時間遅延して遮断手段23とゲート手段33をOFFにし、また動作に支障のないレベルのノイズの場合には超音波処置を続行できるようにして操作性を確保した。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波により手術を行う超音波手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行技術としては、特開平4−158856号、特開平9−38098号がある。特開平4−158856号では、治療、手術の用途に応じたハンドピース、プローブのバリエーションが多岐に亘って、しかも共通の駆動装置で使用できる超音波手術装置を提供するために、ハンドピースを識別する為の信号伝達手段をハンドピースと超音波駆動装置とが着脱自在に接続されるコネクタに具備し、超音波駆動装置で前記識別信号を判別する手段を具備し、結果により各々のハンドピースに応じた制御を行っている。
【0003】
特開平9−38098号では、簡単に電気メスと超音波メスとをそれぞれ使用可能である超音波手術装置を提供するために、ハンドピースに高周波電流が印加されたか判断するために、超音波駆動装置には電気メス信号検知回路が設けられ、前記検知回路の結果、ハンドピースに超音波エネルギーを供給しないよう制御を行っている。
【0004】
この様にハンドピースに識別子を設けてそれぞれのハンドピース特有の制御を行い、また電気メスと併用されても電気メス信号に従って、ハンドピースへの超音波出力をOFFする制御を行う技術は、超音波手術装置において公知の技術である。
【0005】
また、一般的にハンドピース内部に具備されている超音波振動子の劣化、超音波振動子の断線、超音波駆動装置とのコネクタ接触不良などが発生すると、超音波出力開始時に超音波振動子を効率良く駆動することができず、その歪が超音波振動子に供給している電気信号に重畳し、電気メス信号検出回路にノイズ信号として検出されることが分かっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平4−158856号の構成では、電気メスの高周波電流による高周波ノイズがハンドピースに伝導された時、高周波ノイズがハンドピースの識別信号に重畳する可能性が有る。そのことによって、誤ったハンドピースと識別する可能性が有る。
【0007】
また、特開平9−38098号の構成では、電気メスの高周波電流がハンドピースに伝導されると直ぐに超音波駆動装置とハンドピースの接続ラインを切断し、超音波出力を禁止してしまう。
【0008】
よって、電気メス以外のノイズも含めて、通常の使用状態では支障の無い小さなレベルでの高周波ノイズが伝導しても、超音波出力を禁止してしまって、超音波手術装置を用いた手術の進行が煩雑となりかねない欠点があった。
また、ハンドピースに破損、劣化、不良が発生した場合には、超音波出力を禁止し、正常な超音波振動子に交換する必要がある。
【0009】
(発明の目的)
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は電気メスとして併用可能な超音波手術装置において、電気メスへの高周波電流等によるノイズが伝導しても超音波手術装置の操作性を低下させずに、円滑な処置が可能な超音波手術装置を提供する事にある。
また、小型化及び安価で実現できる超音波手術装置を提供する事も目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
高周波電流を通電可能で、超音波振動子を内蔵した複数種のハンドピースと、
前記超音波振動子に電力を供給して駆動する超音波駆動装置と、
前記複数種のハンドピースにそれぞれ設けられた識別子を識別する識別子判断手段と、
を有する超音波手術装置において、
所定のレベル以上のノイズを検出するノイズ判断手段と、
前記ノイズ判断手段の結果を演算処理する処理手段と、
前記超音波振動子への出力を禁止する第1の遮断手段及び識別子判断手段の機能を停止する第2の遮断手段とを有し、
前記処理手段の結果に応じて前記第1、第2の遮断手段の動作を制御する制御手段を形成したことにより、高周波ノイズが伝導し超音波駆動装置に混入した場合、ノイズ判断手段及び処理手段により、例えば一定時間後若しくは一定電力入力後等に第1の遮断手段をOFFして超音波出力を禁止するとともに第2の遮断手段をOFFにしてハンドピースの識別子判断手段の検出処理を停止させるような制御を行えるようにして操作性を低下させることなく、円滑な処置が行えるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた超音波手術システムの構成を示し、図2は超音波駆動装置の内部構成を示し、図3はノイズ判断手段の回路構成を示し、図4は識別子及び識別子判断手段の回路構成を示し、図5は処理手段の回路構成を示し、図6は処理手段による動作説明図を示し、図7は変形例における識別子及び識別子判断手段の構成を示し、図8は変形例における処理手段の回路構成を示し、図9は変形例における処理手段の動作の説明図を示す。
【0012】
図1に示すように超音波手術システム1は、生体に対して超音波等により処置を行う、超音波振動子をそれぞれ内蔵した超音波処置具としての超音波ハンドピース2A〜2Eと、これら超音波ハンドピース2A〜2Eが接続されることにより超音波振動子を駆動する駆動信号(駆動電力)を供給する超音波駆動装置3と、接続された超音波ハンドピース2D、2Eに対して送水及び吸引を行う送水吸引装置4と、高周波電流による処置を行うこともできる超音波ハンドピース2B、2C、2Eと、高周波電流による処置を行う高周波処置具(電気メスともいう)としての高周波ハンドピ−ス5A、5Bに高周波電流を供給する高周波電源装置6と、超音波駆動装置3、送水吸引装置4、及び高周波電源装置6にそれぞれ接続され、それぞれ超音波出力、送水及び吸引、高周波出力のON/OFFを行うフットスイッチ7、8及び9とを有する。
【0013】
また、送水吸引装置4には、例えばその前面に送水ポンプ11が取り付けてあり、この送水ポンプ11はチューブを介して生理食塩水を入れた生理食塩水ボトル12に接続されている。また、この送水ポンプ11は送水チューブ13を介して、例えば超音波ハンドピース2D及び2Eと接続されている。
【0014】
また、超音波ハンドピース2D及び2Eは吸引チューブ14を介して送水吸引装置4の内部の図示しない吸引ポンプに接続され、超音波ハンドピース2D及び2Eを使用した際の乳化した組織を吸引して生体外に排出できるようにしている。
【0015】
また、高周波電源装置6は対極板15と接続され、モノポーラの高周波ハンドピ−ス5Bにより処置を行う場合には、この対極板15により高周波電流を帰還させる。なお、高周波ハンドピ−ス5Aはバイポーラの高周波ハンドピ−スである。
【0016】
この超音波手術システム1では、処置する用途に応じて、適切な処置を行い易いようにいろいろな形状や特徴をもった超音波ハンドピース2A〜2Eを超音波駆動装置3に着脱自在に接続して使用できるようにしている。
【0017】
具体的には、超音波ハンドピース2Aは、腹腔鏡手術を行う際に生体内部に刺入する為に孔を形成する処置を行う超音波トロッカーである。
超音波ハンドピース2Bは、生体を凝固、切開、剥離する処置を行う超音波シザースである。
超音波ハンドピース2Cは、生体を凝固、切開、剥離する処置を行う超音波フックである。
【0018】
超音波ハンドピース2Dは、生体、特に脳細胞を乳化吸引する処置を行う超音波吸引ハンドピースである。
超音波ハンドピース2Eは、生体、特に肝臓等の腹腔臓器を乳化吸引する処置を行う超音波吸引ハンドピースである。
【0019】
これらの超音波ハンドピース2A〜2Eには、それぞれ制御SW16a〜16eが設けられており、超音波出力や後述する送水機能のON/OFFを制御可能であり、また設定値の切り替え等も可能である。
また、超音波ハンドピース2A〜2Eは、超音波駆動信号等を伝送する信号線17により超音波駆動装置3に接続される。
【0020】
また、超音波駆動装置3と送水吸引装置4とは通信ケーブル18で接続され、両装置の制御を連動させる為に通信データを転送できるようにしている。
また、超音波ハンドピース2B、2C、2Eはアクティブコード19により、高周波電源装置6と接続され、これら高周波電流を通電可能な超音波ハンドピース2B、2C、2Eに高周波電流を供給できるようにしている。
【0021】
つまり、超音波ハンドピース2B、2C、2Eは、超音波による超音波処置の機能の他に、高周波電流を通電して処置を行うことが可能な高周波処置具(電気メス))の機能も備えている為、アクティブコード19で高周波電源装置6に着脱自在に接続される。
【0022】
図2は超音波駆動装置3の内部構成を示す。
全体の制御を行うと共に、超音波駆動信号の生成を行う制御手段21は増幅手段22と接続され、制御手段21内部の超音波駆動信号生成手段21aで生成された超音波駆動信号は増幅手段22により電力増幅される。
【0023】
この増幅手段22にて増幅された超音波駆動信号の伝送ラインはON/OFFする、つまり伝送ラインを接続/遮断するスイッチ等で構成された遮断手段23を介して昇圧或いは降圧して電気的に絶縁する電力変換手段としての絶縁トランス24の1次側に接続されている。
【0024】
この絶縁トランス24の2次側は超音波ハンドピース2I(I=A〜E)の超音波振動子(以下では簡単化のため単に振動子と略記)25に接続される。超音波ハンドピース2Iは振動子25を内蔵すると共に、制御スイッチ(図2では単にSWと略記)16i(i=a〜e)、各超音波ハンドピース2Iを識別させるための識別子26とが設けてある。
【0025】
上記絶縁トランス24の2次側は、超音波駆動装置3に接続された超音波ハンドピース2Iに伝導された高周波信号のレベルからノイズが混入したかを判断するノイズ判断手段27の入力端に接続される。
【0026】
このノイズ判断手段27の出力信号は、このノイズ判断手段27の結果に応じた処理を行う処理手段28に入力され、この処理手段28は遮断手段23のON/OFF制御を行う。
【0027】
具体的には、ノイズ判断手段27の結果に応じた処理を行う処理手段28は、所定レベル以上のノイズを検出すると、一定時間後に遮断手段23をOFFにし、超音波出力を禁止する。つまり、ノイズを検出した場合に直ちにOFFにしないで、一定時間後にOFFにする。そして、直ちにOFFにした場合における超音波処置を行う場合には、出力スイッチを押し直す操作を不要にして操作性を確保する。
【0028】
また、この超音波駆動装置3にはフットSW7の操作によるON/OFF信号を判断し、制御手段21に伝達するSW判断手段29を有し、このSW判断手段29は制御SW16iによる制御SW操作信号も入力され、その判断結果も制御手段21に伝達する。
【0029】
また、超音波駆動装置3には、制御手段21と接続された通信手段31が設けてあり、必要に応じて送水吸引装置4の動作に関わる情報を送受信している。特にフットSW8のON/OFF信号をSW判別手段29に伝達し、超音波出力を連動させることができる構成にしている。
【0030】
また、超音波駆動装置3には、接続された超音波ハンドピース2Iに設けられている識別子26を判断する識別子判断手段32が設けてあり、その判断結果はその伝達ラインのON/OFFを行うゲート手段33を介して制御手段21に接続されている。
【0031】
このゲート手段33は上記処理手段28によりそのON/OFFが制御される。つまり、処理手段28は遮断手段23のON/OFF制御と共に、ゲート手段のON/OFFも制御する。このゲート手段33がOFFにされることにより、識別子判断手段32による識別を禁止し、ノイズによりハンドピースを誤って識別することを防止する。
【0032】
さらにこの超音波駆動装置3には、例えばその前面に、この超音波駆動装置3の出力設定等の各種情報を表示し、また出力設定を変更する操作が可能なパネル34が設けてあり、出力設定の変更入力があった際には、制御手段21にその信号を伝達する。また、パネル34は制御手段21の制御により、設定の変更された内容等の表示を行う。
【0033】
この図2に示す超音波ハンドピース2Iに設けた制御SW16iの操作によるON/OFF信号はSW判断手段29に伝達され、必要に応じて超音波の出力や送水吸引装置4への制御信号を生成して通信する。
【0034】
また、超音波ハンドピース2Iに内蔵した振動子25は絶縁トランス24を介して超音波駆動信号が印加されることにより、その超音波駆動の電気エネルギを機械振動(音響振動)のエネルギに変換して、超音波ハンドピース2Iの先端側に伝達し、先端部が当接する部分の処置すべき生体組織にその振動エネルギを与え、凝固や切開等の処置を行えるようにしている。
【0035】
また、超音波駆動装置3は、超音波ハンドピース2Iがこの超音波駆動装置3に接続されると識別子26を識別子判断手段32にて判断し、接続された超音波ハンドピース2Iがどの種類のハンドピースであるかを制御手段21に伝達し、制御手段21が接続されたハンドピースの種類各々にあった制御を行えるようにしている。
【0036】
なお、図2に示す超音波ハンドピース2Iは、高周波処置具の機能を備えていないもので示しているが、高周波処置具の機能を備えたものでは、その先端側に高周波電流を伝導する電極の機能を有する。
【0037】
図3はノイズ判断手段27の回路例を示す。
このノイズ判断手段27では、コンデンサ41、コンデンサ42で入力信号を分圧し、コンデンサ42に現れる交流信号(具体的には高周波信号)をダイオードによる検波器43により検波し、コンデンサ44により検波した信号をチャージしてそのピーク波を得るるピーク検波方式を採用している。
【0038】
そして、このピーク波はバッファ45を通し、このバッファ45の出力信号がノイズ判断手段27の出力として処理手段28側に出力される。
図4は識別子26及び識別子判断手段32の具体的な回路例を示す。
【0039】
識別子26は、26A〜26Dに示したように電子素子にて構成されている。具体的には、26Aに示す抵抗手段、26Bの容量手段、26Cの誘導手段、26Dの半導体手段等で構成され、種類に応じてその値を変更して識別を可能な構成にしている。
【0040】
一方、識別子判断手段32は以下に記載する構成となっている。
発振源46の信号出力は絶縁手段、つまり電気的に絶縁し、且つインピーダンス変換する絶縁トランス47の1次側の一端に印加され、その2次側には識別子26が接続されている。
【0041】
そして、この絶縁トランス47の1次側の他端に接続された抵抗48により、絶縁トランス47の2次側に接続された識別子26による絶縁トランス47を介挿した場合でのインピーダンスと抵抗48の抵抗(インピーダンス)とで発信源の交流信号を分圧するようにしている。
【0042】
この抵抗48で分圧された交流信号は半導体ブリッジ49による整流器で整流される。さらに整流された信号はコンデンサ50でチャージされる。
そして、コンデンサ50にチャージされた電圧はバッファ51を経て出力される。この場合、図示していないが、バッファ51にて出力された結果は、制御手段21にて電圧値によって、どのハンドピースが該当するのか比較・演算することでそれぞれに該当するハンドピース特有の制御を行えるようにしている。
【0043】
図5は処理手段28の回路例を示す。
ノイズ判断手段27の(バッファ45を経た)出力信号は、電圧データを比較するコンパレータ52の一端に入力される。
【0044】
このコンパレータ52の他端には、基準電圧源53からの基準電圧が印加され、ノイズ判断手段27のバッファ45より送信される電圧データはこのコンパレータ52によって基準電圧と比較される。そして、その比較結果はカウンタ54の入力端子Bから入力される。
このカウンタ54の入力端子Aには、発振源55からの発信信号が入力される。
【0045】
つまり、カウンタ54は発振源55とコンパレータ52からの出力信号が入力され、そのカウンタ54による計数結果で時間遅延して、遮断手段23とゲート手段33にそれぞれをOFFする制御信号を送信する。
【0046】
図6は処理手段28の動作例のタイムチャートを示す。
カウンタ54には入力端子Aに発振源55かのクロックが、入力端子Bにはコンパレータ52からの比較結果が入力され、出力端子Cよりカウンタ55の結果が出力される。
本実施の形態ではカウンタ54が10個分クロックをカウントした場合に出力結果が切り替わるとする。
【0047】
期間Dでは、コンパレータ52の比較結果が短期間で変化ており、カウンタ54が10個分クロックをカウントする前にダウンエッジが発生し、カウンタ54のカウント数をリセットさせている。
【0048】
一方期間Eでは、コンパレータ52の比較結果が一定期間反転し、カウンタ54が10個分クロックをカウントし、カウンタ54が遮断手段23及びゲート手段33がそれぞれOFFする制御信号を送信する。
【0049】
このような構成による作用を説明する。
本構成によれば、電気メス5A、或いは5B等の使用による高周波ノイズがハンドピース2I側に伝導し、さらに超音波駆動装置3に混入した場合には、そのノイズのピーク値のレベルがノイズ判断手段27により検出され、そのピーク値が処理手段28で基準電圧と比較されることにより、そのレベルが基準電圧を超えていると、カウンタ54により発振源55のクロックをカウントして、一定時間後に遮断手段23及びゲート手段33のラインをOFFする制御信号を出力する。
つまり、所定レベル以上のノイズが検出された場合、時間遅延して遮断手段23及びゲート手段33のラインをOFFする。
【0050】
一方、電気メス5A、或いは5B等の使用による高周波ノイズがハンドピース2I側に伝導し、さらに超音波駆動装置3に混入した場合において、そのノイズのレベルが通常の動作に支障のないレベルであると、そのピーク値は処理手段28の基準電圧以下となり、遮断手段23やゲート手段33をOFFにはしないで、処置を続行することができる。
【0051】
従って、本実施の形態は以下の効果を有する。
電気メス等による高周波ノイズが伝導し、その電気メスの高周波電流による高周波ノイズがハンドピースの識別信号に重畳したとしても、ゲート手段33にて伝達ラインを遮断する為に制御手段21が誤ったハンドピース2Iと識別することはない。
【0052】
また、電気メスの高周波電流がハンドピース2Iに伝導されても一定時間後に遮断手段23がOFFするように制御されるので、ノイズにより誤動作するのを防止できる。
また、電気メス以外のノイズも含めて通常の動作に支障のない小さなレベルの高周波ノイズが伝導した場合には、超音波出力を禁止することも無く、超音波手術装置を用いた手術の進行が滞ることがなく、円滑に処置を続行することができる。
【0053】
さらに、本実施の形態は安価な受動電気部品で構成可能である。また、ハンドピース側に、さらに特殊な手段を設けるようなことも必要でなく、ハンドピースが大型化することのない。従って、超音波手術装置全体を小型かつ安価にできる。
【0054】
なお、上記の実施の形態では、所定レベル以上のノイズを検出した場合、カウンタ54を用いて時間遅延して遮断手段23とゲート手段33をOFFにするように制御しているが、タイマを起動させてこのタイマにより設定された時間の後に遮断手段23とゲート手段33をOFFにするように制御しても良い。
【0055】
図7は識別子26及び識別子判断手段32の変形例を示す。
識別子26が、半導体IC56で構成されている。具体的にはPLD(プログラマブル、ロジック、デバイス)やメモリ等で構成され、識別子26を内蔵したハンドピース2Iの種類に応じて、識別子26を構成する半導体IC56の内部情報(コード)を変更して、その情報から識別を可能としている。
【0056】
また、識別子判断手段32は、半導体IC46と通信可能な通信用IC57で構成され、通信される情報から識別を行うようにしている。
さらに通信用IC57と半導体IC56とは電気的に絶縁を確保する為にフォトカプラ58を介して通信を行っている。
本変形例の作用を説明する。
【0057】
上記実施の形態と異なるところは、半導体IC56と通信用IC57は、制御ラインとデータラインを具備しておりパラレル通信やシリアル通信を行って、判断した結果を制御手段21にデータ送信している。
【0058】
本変形例は以下の効果を有する。
上記実施の形態に加えて、半導体IC56及び通信用IC57を使用することで、受動電気部品にて構成するより遥かに多くの情報をやり取りすることが可能となる。このため、識別情報を書き込むような場合に限定されないで、それを内蔵したハンドピースの種類や特性等を書き込むようにすることもできる。また、制御手段21側で制御が可能な情報に変換するようなことを必要としない制御情報として記録するようにすることもできる。
また、ロジックデータのやり取りとなる為、部品のバラツキや温度特性等に左右される事がない。
【0059】
図8は処理手段28の変形例を示す。
ノイズ判断手段27のバッファ45を経て送信される電圧データを積分する積分手段59に入力され、積分される。
【0060】
この積分手段59の積分結果は比較するコンパレータ60の一端に入力される。また、このコンパレータ60の他端には、基準電圧源61からの基準電圧が入力され、積分手段59より送信される電圧データはコンパレータ60にてこの基準電圧と比較される。
【0061】
コンパレータ60の電圧比較の結果により、遮断手段23及びゲート手段33をそれぞれOFFにする制御信号として送信する。
図9は変形例の処理手段28による動作のタイムチャートを示す。
【0062】
ノイズ判断手段27の結果、G、H、Iのような信号が処理手段28に入力されたとする。
積分手段59では、上記入力信号にもとづいて積分を開始する。
【0063】
期間Gのような信号が入力された場合、ほぼ同じぐらいのタイミング(図9では小さい時間T1遅延)でコンパレータ60の閾値つまり基準電圧を超える為、ほぼ同期して遮断手段23及びゲート手段33がそれそれOFFする制御信号を送信している。
【0064】
期間Hでは、長い時間信号は入力されているが、微小な信号である為、積分した結果は閾値つまり基準電圧を超える事は無いので、遮断手段23及びゲート手段33にはそれぞれをOFFにする制御信号を送信しない。
【0065】
期間Iでは間欠式に入力されているが、積分した結果は徐々に大きくなり結果としてノイズ判断手段27が信号を検出してから一定時間T2を経過した後に遮断手段23及びゲート手段33をそれぞれOFFにする制御信号を送信する。
【0066】
このように本変形例の構成によれば、電気メス等による高周波ノイズが伝導した大きさのみならず、積算量を考慮することができる為、微小な信号の混入した場合はある程度長い時間であっても、遮断手段23及びゲート手段33のラインをOFFすることはない。
【0067】
また混入した信号の積算量を監視している為に、混入する信号の大きさによって遮断手段23及びゲート手段33のラインをOFFする遅延時間が適切に変更される。
【0068】
本変形例は以下の効果を有する。
電気メス等による高周波ノイズが伝導し、その電気メスの高周波電流による高周波ノイズがハンドピースの識別信号に重畳したとしても、問題ないレベルの微小な信号であれば、ゲート手段33にて伝達ラインを遮断することはなく、監視しない不定期間を短縮する事が出来る。
【0069】
また、電気メス等による高周波ノイズによって発生する高周波漏れ電流の大きさを相対的に積算し監視しているので、動作に支障ないレベルであれば、超音波出力をむやみに禁止する事はなく、手術の進行に影響を与える事もない。
【0070】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図10ないし図12を参照して説明する。図10は第2の実施の形態における超音波駆動装置を示し、図11は制御手段の構成を示し、図12は制御手段による制御内容を示す。
図10に示す第2の実施の形態における超音波駆動装置3Bは、第1の実施の形態における超音波駆動装置3と異なるところは、ノイズ判断手段27の出力結果をA/Dコンバータ62を介して制御手段21に伝達している。
【0071】
また、識別子判断手段32の出力結果はA/Dコンバータ63を介して制御手段21に伝達している。さらに、遮断手段23のON/OFFを制御手段21で行うようにしている。
図11は本実施の形態における制御手段21の構成を示す。
【0072】
制御手段21は、CPU64とROM65とRAM66とで構成されている。A/Dコンバータ62及びA/Dコンバータ63から出力されたデータは、CPU64に入力され、ソフトウェアで処理された後結果として遮断手段23のON/OFFを制御できるように接続されている。
【0073】
図12は制御手段21のソフトウェアの制御フローを示す。
ステップS1では、A/Dコンバータ62のデータを入力する。次のステップS2では、ステップS1にて入力したA/Dコンバータ62のデータを処理する。
【0074】
具体的には、連続的に入力したデータを複数個格納し、その平均値や積算、最大値、最小値等演算処理をする。
次のステップS3では、ステップS2にて演算処理した結果と閾値を比較する。
ここで閾値は各ハンドピース毎や超音波出力設定毎に設定されており、また閾値を超えた時間を監視し、一定時間以上かどうかも確認し、比較している。
【0075】
ステップS3にて閾値を超えていない場合にステップS4に示すようにA/Dコンバータ63のデータを入力する。そして次のステップS5では、ステップS4にて入力したA/Dコンバータ63のデータを処理する。
【0076】
具体的には、連続的に入力したデータを複数個格納し、その平均値や積算、最大値、最小値等演算処理をする。そして、ステップS1に戻る。
【0077】
一方、ステップS3にてデータが閾値を越えたと判断した場合には、ステップ6に移り、このステップS6では、遮断手段23をOFFするように制御し、超音波出力を禁止する。また、識別子判断手段32からの識別判断結果の取り込みを禁止する。
本実施の形態は基本的に第1の実施の形態の作用と同様の作用である。
【0078】
本実施の形態は以下の効果を有する。
第1の実施の形態に加えて、ソフトウェア制御である為、その設計開発は柔軟且つ多様な制御を容易に実現する事が出来る。
【0079】
またハードウェアの変更を行わなくてもソフトウェアを変更するだけで制御方法を変更する事が容易に可能となる。例えば、第1の実施の形態のように制御する場合には、遅延時間の値等をユーザにより、或いは使用環境等に応じて容易に変更設定することができる。
【0080】
上述の説明では、高周波電流を通電する高周波処置具の機能を備えた超音波処置具(超音波ハンドピース)を前提として説明したが、本実施の形態では、超音波処置具と別体の高周波処置具(電気メス)とが併用される手術装置の場合においても、電気メスの使用により生体を介して超音波処置具及び超音波駆動装置に高周波がノイズ等として混入するような場合にも適用できる。
【0081】
また、上述の説明では、例えば第1の実施の形態では処理手段28により遮断手段23及びゲート手段25を同時のOFFにするように制御する構成であったが、ノイズレベル等に応じて異なる制御を行うようにしても良い。また、第2の実施の形態に付いても同様である。
【0082】
更に、図13を参照して第2の実施の形態の変形例を説明する。
図13は、図11に示す制御手段21のソフトウェアの制御フローを示す。
【0083】
最初のステップS11で、超音波出力SWがONか否か、つまり超音波出力を制御するフットSW7がONされたか否かの判断をスイッチ判断手段29を介してCPU64は行い、ONされていない場合にはONされるまで待つ。
【0084】
そして、フットSW7がONされた場合には、超音波出力を行うために次のステップS12でCPU64は遮断手段23をONするように制御する。遮断手段23がONされることにより、超音波ハンドピース2Iの振動子25には超音波駆動信号が印加され、超音波を発生する。
【0085】
その状態において、次のステップS13でノイズ判断手段27の出力が結果が入力されるA/Dコンバータ62のデータをCPU64は取り込む。さらに次のステップS14にて入力したA/Dコンバータ62を介して入力したデータに対する処理をする。
具体的には、連続的に入力したデータを複数個格納し、その平均値や積算、最大値、最小値等演算処理をする。
【0086】
さらに次のステップS15では、ステップS14にて演算処理した結果と閾値を比較する。
ここで閾値は各ハンドピース毎や超音波出力設定毎に設定されており、また閾値を超えた時間を監視し、一定時間以上かどうかも確認し、比較している。
【0087】
ステップS15にて閾値を超えていない場合には、ステップS16に示すように、識別子判断手段32の出力データが入力されるA/Dコンバータ63のデータを入力する。そして次のステップS17では、ステップS16にて入力したA/Dコンバータ63を介して入力されたデータに対する処理をする。
具体的には、連続的に入力したデータを複数個格納し、その平均値や積算、最大値、最小値等演算処理をする。そして、ステップS11に戻る。
【0088】
一方、ステップS15にてデータが閾値を越えたと判断した場合には、ステップ18に移り、このステップS18では、遮断手段23をOFFにするように制御して、一旦超音波出力を停止する。
【0089】
本変形例では上記ステップS18にて遮断手段23をOFFにするように制御した後、ステップS19に進む。このステップS19ではステップS18にて遮断手段23をOFFにするように制御してから、CPU64は一定時間経過したか否か判断を行う。
【0090】
そして、一定時間以上、経過した場合には、一連の処理を終了する。これに対して、一定時間、経過していない場合には、ステップS15に戻り閾値を超えていないか判断する。そして、判断結果に応じてステップS16あるいはステップS18に進むことになる。
【0091】
なお、第2の実施の形態及びその変形例は、接続されるハンドピース毎にその処理が選択可能であり、また演算処理内容や時間等のあらゆるパラメータを独自に設定可能であることは言うまでもない。
【0092】
本変形例による作用としては、仮に高周波ノイズによって超音波出力が一旦停止されても一定時間経過する前に、高周波ノイズが閾値以下になった場合で、且つフットSW7が押されて、超音波出力の指示信号が出されている場合(超音波を出力させる指示信号がアクティブな場合)には自動的に超音波出力が再開されるようになる。
【0093】
従って、本変形例は以下の効果を有する。
本変形例によると、高周波ノイズによって一時的に超音波出力が停止されても一定時間の経過前に、高周波ノイズが低減された場合で、且つ超音波出力を指示制御するフットSW7が押されていた場合には超音波出力が自動的に復帰、つまり出力されるため、医師が再度フットSW7を押し直すことなく手術を進めることができ、安全性を確保しつつ、操作性を向上できる。
【0094】
[付記]
1.前記制御手段が、中央演算装置とROM、RAMから構成され、前記制御手段とノイズ判断手段及び識別子判断手段間のデータを変換するコンバータを少なくとも一方に介在したことを特徴とする請求項1に記載の超音波手術装置。
【0095】
2.高周波電流を通電可能で、若しくは高周波電流を通電可能な高周波処置具と共に使用可能で、超音波振動子を内蔵した複数種のハンドピースと、
前記超音波振動子に電力を供給して駆動する超音波駆動装置と、
前記複数種のハンドピースにそれぞれ設けられた識別子を識別する識別子判断手段と、
を有する超音波手術装置において、
所定のレベル以上のノイズを検出するレベル検出手段を設け、
前記レベル検出手段の結果により、超音波振動子への出力と識別子判断手段の識別判断機能を停止するか否かの制御をする制御手段を形成したことを特徴とする超音波手術装置。
3.付記2において、前記レベル検出手段は所定のレベル以上のノイズを検出した場合、時間遅延して前記超音波振動子への出力と識別子判断手段の識別判断機能を停止する。
【0096】
4.付記2において、前記レベル検出手段は所定のレベル以上のノイズを検出した場合、時間遅延して前記超音波振動子への出力を所定時間停止し、所定時間停止後に所定のレベル以上のノイズを検出したか否かの判断を行う。
5.付記4において、前記レベル検出手段は前記所定時間停止後に所定のレベル以上のノイズを検出したか否かの判断結果が所定のレベル未満のノイズと判断した場合には、前記制御手段は超音波振動子への出力指示を行う出力指示信号がアクティブな場合、超音波振動子への出力を再開する。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高周波電流を通電可能で、超音波振動子を内蔵した複数種のハンドピースと、
前記超音波振動子に電力を供給して駆動する超音波駆動装置と、
前記複数種のハンドピースにそれぞれ設けられた識別子を識別する識別子判断手段と、
を有する超音波手術装置において、
所定のレベル以上のノイズを検出するノイズ判断手段と、
前記ノイズ判断手段の結果を演算処理する処理手段と、
前記超音波振動子への出力を禁止する第1の遮断手段及び識別子判断手段の機能を停止する第2の遮断手段とを有し、
前記処理手段の結果に応じて前記第1、第2の遮断手段の動作を制御する制御手段を形成しているので、高周波ノイズが伝導し超音波駆動装置に混入した場合、ノイズ判断手段及び処理手段により、例えば一定時間後若しくは一定電力入力後等に第1の遮断手段をOFFして超音波出力を禁止するとともに第2の遮断手段をOFFにしてハンドピースの識別子判断手段の検出処理を停止させるような制御を行えるようにして操作性を低下させることなく、円滑な処置が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた超音波手術システムの構成図。
【図2】超音波駆動装置の内部構成を示すブロック図。
【図3】ノイズ判断手段の回路構成図。
【図4】識別子及び識別子判断手段の回路構成図。
【図5】処理手段の回路構成図。
【図6】処理手段による動作説明のタイミングチャート図。
【図7】変形例における識別子及び識別子判断手段の構成図。
【図8】変形例における処理手段の回路構成図。
【図9】変形例における処理手段の動作説明のタイミングチャート図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における超音波駆動装置の内部構成を示すブロック図。
【図11】制御手段の構成を示すブロック図。
【図12】制御手段による制御動作を示すフローチャート図。
【図13】制御手段による変形例の制御動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1…超音波手術システム
2A〜2E超音波ハンドピース…
3…超音波駆動装置
4…送水吸引装置
5A、5B…高周波ハンドピース
6…高周波電源装置
7〜9…フットスイッチ
15…対極板
16a〜16e…制御SW
21…制御手段
22…増幅手段
23…遮断手段
24…絶縁トランス
25…(超音波)振動子
26…識別子
27…ノイズ判断手段
28…処理手段
29…SW判断手段
31…通信手段
32…識別子判断手段
33…ゲート手段
34…パネル
Claims (3)
- 高周波電流を通電可能で、超音波振動子を内蔵した複数種のハンドピースと、
前記超音波振動子に電力を供給して駆動する超音波駆動装置と、
前記複数種のハンドピースにそれぞれ設けられた識別子を識別する識別子判断手段と、
を有する超音波手術装置において、
所定のレベル以上のノイズを検出するノイズ判断手段と、
前記ノイズ判断手段の結果を演算処理する処理手段と、
前記超音波振動子への出力を禁止する第1の遮断手段及び識別子判断手段の機能を停止する第2の遮断手段とを有し、
前記処理手段の結果に応じて前記第1、第2の遮断手段の動作を制御する制御手段を形成したことを特徴とする超音波手術装置。 - 前記処理手段が、タイマ手段であることを特徴とする請求項1に記載の超音波手術装置。
- 前記処理手段は、前記レベル判断手段の結果を積分させる積分手段と、その結果を比較する比較器から構成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波手術装置。
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