JPH0965730A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH0965730A
JPH0965730A JP7221498A JP22149895A JPH0965730A JP H0965730 A JPH0965730 A JP H0965730A JP 7221498 A JP7221498 A JP 7221498A JP 22149895 A JP22149895 A JP 22149895A JP H0965730 A JPH0965730 A JP H0965730A
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JP
Japan
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seedling
divided
posture
seedling planting
planting device
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JP7221498A
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Yoshihide Miyanishi
吉秀 宮西
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Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗植付装置の分割時に苗載せ台の分割を誤操
作なく行う。 【解決手段】 分割された苗載せ台13L,13R同士
を分離し、苗植付装置の分割物の縦向き軸芯周りでの姿
勢変更で横方向の外端部を走行機体の前方側に向ける格
納姿勢へ切換え自在に構成すると共に、分割物同士を作
業姿勢に保持するロック機構L2を備え、苗載せ台13
が連結状態にある場合にはロック機構L2のロック解除
具58を覆い、苗載せ台13が分割され、分割された苗
載せ台13L,13Rが分離位置まで移動した場合には
ロック機構L2のロック解除具58を露出させる遮蔽部
材61を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に昇降自
在に連結された苗植付装置を左右方向の中間位置での分
割によって左右の分割物に分離自在に構成すると共に、
この苗植付装置の分離時に分割された苗載せ台同士を摺
動レール上で分離操作した状態で、夫々の分割物を縦向
き軸芯周りで姿勢変更し該分割物の横方向の外端部を走
行機体の前方側に向かわせる格納姿勢へ切換え自在に構
成した田植機に関し、詳しくは、苗植付装置を格納姿勢
に切換える際の誤操作を解消する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように苗植付装置の横方向
への寸法を小さくするよう構成された田植機として、本
出願人が先に出願した特願平6‐214449号に示さ
れるものが提案され、この従来例では図20(イ),
(ロ),(ハ),(ニ)に示すように、苗植付装置Aが
左右の中央部で2つ分割物AL,ARに分割自在に構成
されると共に、苗植付装置Aの分割時には苗載せ台13
を分割し、分割された苗載せ台13L,13Rの少なく
とも一方を摺動レール上を外方に移動させ、分割苗載せ
台13L,13R夫々の分割面の接触を回避した状態で
分割物AL,ARを縦軸芯周りで回動させることによっ
て、該分割物AL,ARの横方向の外端を走行機体3の
前方方向に向け、更に、分割物AL,AR夫々の分割苗
載せ台13L,13Rの上端縁同士が平行姿勢で近接す
るまで夫々の分割物13L,13Rを互いに接近させて
該苗植付装置の横方向の寸法を小さくする格納姿勢に切
換え得るよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例のように苗植付
装置を分割して格納姿勢に切換自在に構成したもので
は、縦軸芯周りでの回動で格納姿勢に切換える際には苗
植付装置の分割を可能にするロック機構等の連結を解除
した状態で、しかも、分割された苗載せ台同士の間隔を
充分に大きくとっておく必要がある。しかし、格納姿勢
への切換時には苗載せ台を分割する操作を行わないまま
誤って格納姿勢への回動操作を行おうとすることがあ
り、又、分割された苗載せ台同士の間隔を充分にとらず
に格納姿勢への回動操作を行おうとして苗載せ台の連結
部を傷めたり、苗載せ台の分割面同士を傷めることもあ
った。
【0004】又、苗載せ台を分割した場合には、分割し
た苗載せ台を所定の位置まで移動させる必要があり、手
間がかかる面もあった。
【0005】本発明の目的は、苗植付装置を分割して格
納姿勢に切換える際には苗載せ台を所定の位置まで確実
に分離して不都合を発生させることなく格納姿勢に切換
え得る田植機を合理的に構成し、又、苗植付装置を格納
姿勢に切換える際には作業者に負担をかけることなく分
割された苗載せ台を所定の位置まで移動させ得る田植機
を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は冒
頭に記したように、分割によって左右の分割物に分離自
在に構成された苗植付装置の分離時に、分割された苗載
せ台同士を摺動レール上で分離操作した状態で、夫々の
分割物を縦向き軸芯周りで姿勢変更し該分割物の横方向
の外端部を走行機体の前方側に向かわせる格納姿勢へ切
換え自在に構成した田植機において、前記苗植付装置の
分割物同士を作業姿勢に保持するロック機構を備え、苗
載せ台が連結状態にある場合にはこのロック機構のロッ
ク解除具を覆い、苗載せ台が分割され、分割された苗載
せ台が分離位置まで移動した状態でロック機構のロック
解除具を露出させる遮蔽部材を備えている点にあり、そ
の作用は次の通りである。
【0007】又、本発明の第2の特徴は冒頭に記したよ
うに、分割によって左右の分割物に分離自在に構成され
た苗植付装置の分離時に、分割された苗載せ台同士を摺
動レール上で分離操作した状態で、夫々の分割物を縦向
き軸芯周りで姿勢変更し該分割物の横方向の外端部を走
行機体の前方側に向かわせる格納姿勢へ切換え自在に構
成した田植機において、前記苗植付装置の分離時に分割
された苗載せ台を摺動レール上で分離方向に操作するア
クチュエータを備えている点にあり、その作用は次の通
りである。
【0008】〔作用〕上記第1の特徴によると、苗載せ
台が分割され、分離操作されない限り遮蔽部材がロック
解除具を覆う状態を維持するので作業者は苗植付装置の
分割操作を行えず、苗載せ台を分割して分割された苗載
せ台が分離位置まで移動した状態で遮蔽部材がロック解
除具を露出させてロックの解除操作を可能にするので、
このロック操作具のロックを解除し、分割物を回動させ
る際には苗載せ台は必ず分割された状態にあり、しか
も、分割された苗載せ台が分離状態にあるので分割され
た苗載せ台同士を接触させることもない。
【0009】上記第2の特徴によると、分割された苗載
せ台がアクチュエータの駆動によって分離方向に操作さ
れるので、作業者が分割された苗載せ台を人力で分離方
向に操作しなくとも苗植付装置を格納姿勢に切換る操作
を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】〔第1実施形態〕図1に示すように、ステ
アリング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の
後車輪2を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載
すると共に、この走行機体3の後部にエンジン4からの
動力が伝えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、ミ
ッションケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に
運転座席7を配置し、走行機体3の後端部に対しアクチ
ュエータとしての油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク
機構9を介して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機
を構成する。
【0012】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの
昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇降
レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には変速レ
バー11を備えている。尚、前記植付クラッチCは、前
記ミッションケース6に内蔵され、このミッションケー
ス6から苗植付装置Aに対して動力を伝える伝動軸12
が決まった回転位相にある場合にのみ切り操作を許容し
て苗植付装置Aの植付アーム(後述する)が圃場との接
触を回避した姿勢で動力を遮断するよう構成されてい
る。
【0013】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置する苗
載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる左
右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14か
らチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転す
るロータリケース16、このロータリケース16に一対
ずつ備えられた植付アーム17、センタフロート18C
と一対のサイドフロート18S,18Sとで成るの整地
フロート18(図6、図7を参照)夫々を備えて8条植
用に構成されると共に、施肥装置Bを備え、作業時には
苗載せ台13に載置されたマット状苗Wの下端から苗を
植付アーム17が1株ずつ切出して圃場面に植え付ける
と同時に、植付けた苗の近傍の圃場面下に施肥装置Bで
肥料を供給するよう構成されている。
【0014】図3及び図4に示すように、リンク機構9
は単一のトップリンク9Tと左右一対のロアーリンク9
L,9L夫々の後端を縦リンク9Vで連結して成り、こ
の縦リンク9Vに対して着脱自在に構成された中間フレ
ーム19(着脱の構造は詳述せず)の下端位置に対して
前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでローリング自在
に苗植付装置Aが連結支持されている。
【0015】この田植機では苗植付装置Aの左右方向で
の中央位置で4条ずつに2分割自在に構成してある。つ
まり、図2乃至図5に示すように、中間フレーム19に
対してローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結す
る主フレーム20の両端位置に縦向き姿勢の第1軸芯X
1と同軸芯に第1軸21を回転不能に配置し、この第1
軸21に回動自在に支持された筒状部材22に円筒状の
フレーム部材23を固定し、このフレーム部材23の揺
動端に縦向き姿勢の第2軸芯X2と同軸芯で、かつ、こ
のフレーム部材23に対して回動自在となるよう筒軸2
4に内嵌状態に第2軸25を配置し、この第2軸25周
りで回動自在に左右のチャンネル状のブラケット26を
支持し、更に、このブラケット26に連結するプレート
27を介して前記伝動ケース14、支持フレーム28を
支持し、これにより苗植付装置Aの左右の分割物AL,
ARが縦向き姿勢の軸芯周りで姿勢変更自在に支持され
ている。又、この主フレーム20の左右両端位置には前
方に向けて突出する姿勢の規制部材29を左右一対備
え、苗植付装置Aの上昇時には、該規制部材29,29
の前端を左右のロアーリンク9L,9Lの下面に近接さ
せてローリング作動を規制するようになっている。
【0016】図5に示すように、苗植付装置Aを作業姿
勢に設定した姿勢で、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X
1、第2軸芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に
向かう方向に傾斜させてあり、又、第2軸芯X2と同軸
芯で、かつ、ブラケット26と一体回転するよう苗載せ
台13を支持する支柱状フレーム30を連結固定してい
る。又、図3に示すように、前記支持フレーム28に対
して前記チェーンケース15の基端部を連結してあり、
チェーンケース15の上面に前記苗載せ台13を左右方
向に移動自在に支持する摺動レール31,31を配置し
てある。
【0017】前記伝動軸12からの動力が伝えられるベ
ベルケース33を前記ローリング軸芯Yより右側に変位
した位置に配置してあり、このベベルケース33から左
右方向に分岐して取出した動力を伝動ケースに伝える伝
動系に対してクラッチを介装してある。このクラッチは
ベベルケース33の出力軸の側に配置され、かつ、軸方
向にスライド操作自在なシフト部材34と、伝動ケース
14の入力軸に支持された咬合部材35とで構成され、
シフト部材34に形成された咬合爪(図示せず)と咬合
部材35に形成された咬合爪(図示せず)とは特定の回
転位相でのみ咬合する。
【0018】又、左側の伝動ケース14の動力で回転駆
動される螺軸36の螺旋溝に係入するコマ(図示せず)
の移動力を左側の分割苗載せ台13Lの反苗載せ面側に
伝える移動部材37を備えて苗載せ台13の横送り機構
Dを構成してある。尚、支持フレーム28の外端部には
摺動レール31の外端部を保護するよう摺動レール31
の外端を周り込む形状の保護フレーム38が連結固定さ
れている。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13
L,13R夫々が後記するように連結されることで、こ
の横送り機構Dからの動力で摺動レール31,31上を
一体的に横方向に往復移動する。
【0019】図2に示すように、前記ローリング軸芯Y
より上部位置の中間フレーム19に対してアクチュエー
タとしての電動型のローリングモータMで駆動されるネ
ジ軸39に螺合する移動体40を備え、この移動体40
と前記支柱状フレーム30との間に、延長ロッド41
と、ローリングバネ42とを介装してあり、又、中間フ
レーム19の上端に固設された左右一対の係合ロッド4
3,43と、苗載せ台の反苗載せ面側の左右位置に配置
されたブラケット44との間に延長ロッド45と、戻し
バネ46を介装してある。又、前記ローリングモータM
は、一方の支柱状フレーム30に備えたローリングセン
サSからの信号に基づいて走行機体3の側に設けた制御
装置(図示せず)が、該センサSが水平状態を検出する
方向に向けて駆動され、この駆動時にはローリングバネ
42、戻しバネ46の緩衝機能によって円滑なローリン
グ作動が行われるようになっている。
【0020】この田植機では、図2及び図5に示すよう
に、左右の分割物AL,ARを第1軸芯X1、第2軸芯
X2周りで連動して回動させるよう、左右夫々の第1軸
芯上に遊転支承したプレート48、48同士をロッド
(図示せず)を介して互いに逆方向に回動操作するよう
連動連係すると共に、夫々のプレート48、48をフレ
ーム部材23、23とロッド49、49を介して連結
し、又、このプレート48と一体回転する大径のスプロ
ケット50と、前記支柱状フレーム30と一体回転する
小径のスプロケット51とを無端チェーン52を介して
連動連係して連動操作系を構成している。この連動操作
系は一方のフレーム部材23を第1軸芯X1周りで内方
に回動操作した場合には、他方のフレーム部材23がそ
の第1軸芯X1周りで内方に回動すると同時に、第2軸
芯X2,X2周りでブラケット26,26に支持された
系がフレーム部材23,23の回動速度の2倍の速度で
逆方向に、即ち、その左右外端部が走行機体3の前方に
向かう側に回動するようになっている。
【0021】又、図2に示すように、この苗植付装置A
では左右の分割苗載せ台13L,13Rの後面を支持す
る横長姿勢のフレーム体55,55同士を連結する第1
ロック機構L1を備え、支柱状フレーム30,30の上
端部に連結する横長姿勢の左右のサポートフレームに5
6,56同士を連結する第2ロック機構L2を備え、主
フレーム20に対して左右の支持フレーム28,28の
姿勢を保持する第3ロック機構L3を備え、左右の摺動
レール31,31同士を連結する第4ロック機構L4を
備え、分割苗載せ台13L,13Rを苗載せ面の側の下
部位置に連結する第5ロック機構L5を備え、更に、図
3に示すように、分割面を挟んで対向する位置のチェー
ンケース15,15の後端の支持プレート53,53同
士の間に配置される連結杆54を備えて分割物AL,A
Rを作業姿勢に保持できるよう構成されている。更に、
格納操作は後述するが、図4に示す如く苗植付装置Aを
格納姿勢に設定した際に、この格納姿勢を維持するた
め、前記規制部材29,29と保護フレーム38,38
との間に第6ロック機構L6が備えられている。
【0022】前記第1ロック機構L1は、図12に示す
ように一方のフレーム体55に備えた鉤状の係合片57
と、他方のフレーム体55に備えた揺動型のレバー58
で操作される被係合片59とでバックル型に構成されて
いる。又、第2ロック機構L2は、図13に示すように
一方のサポートフレーム56の端部に固設した筒状部材
60に備えた鉤状の係合片57と、他方のサポートフレ
ーム56に備えた揺動型のレバー58で操作される被係
合片59とでバックル型に構成されている。又、この第
2ロック機構L2では連結状態で筒状部材60の内面に
他方のサポートフレーム56が内嵌して連結姿勢を維持
するものとなっており、レバー58がロック解除具に相
当する。更に、図14(イ),(ロ),(ハ)に示すよ
うに、この第2ロック機構L2は、分割された左右の分
割苗載せ台13L,13Rが摺動レールの両端位置にあ
る場合にのみレバー58の操作を許容するよう、左右の
分割苗載せ台13L,13Rの反苗載せ面の側に板状の
遮蔽部材61,61を備えている。つまり、この遮蔽部
材61,61は、分割苗載せ台13L,13Rが連結状
態にある場合には図14(イ),(ロ)に示すように、
苗載せ台13が左右何れの移動端にある場合にもレバー
58を上方の覆って、このレバー58の操作を行えない
形状に設定されている。
【0023】第3ロック機構L3は、図2及び図15
(イ),(ロ),(ハ)に示すように、前記左右の支持
フレーム28,28夫々の前面位置に連結固定された横
長姿勢で丸パイプ状の係合部材62,62と、下側の主
フレーム20の下部フレーム20Bに横向き姿勢で揺動
自在に支持した軸体63の左右位置に対して後方に突出
する形態に連結したロック部材64,64と、このロッ
ク部材64,64を係合方向に付勢するバネ65と、一
方のロック部材64に連結したロック解除レバー66と
で構成され、夫々のロック部材64の上面側には係合部
材62に下方から係合する凹状の係合部64Aを形成し
てあり、又、このロック部材64は係合部64Aの内面
のうち軸体63の側に突出部64Bを形成して、ロック
解除時には、図15(ハ)に示すように、この突出部6
2Bの係合部材62に対する接当によって係合部材62
を送り出せるよう構成されている。
【0024】第4ロック機構L4は、図16に示すよう
に一方の摺動レール31の下面の支持部材67に対して
横方向に出退自在に備えたロックピン68と、この支持
部材67に備えた係合片57と、他方の摺動レール31
の下面に支持され、ロックピン68が嵌入する嵌合孔を
有する嵌合部材69と、揺動型のレバー58で操作され
る被係合片59とで位置決め状態でロックするバックル
型に構成されている。
【0025】第5ロック機構L5は、図17に示すよう
に一方の分割苗載せ台の分割面に揺動自在に支持され、
レバー70で揺動操作される板状の揺動片71と、この
揺動片71がロック姿勢に操作された際に該揺動片71
の揺動端を挟込み支持する保持部材72と、このロック
姿勢に操作された際に係合する係合部材73とで構成さ
れている。
【0026】前記連結杆54は、図3に示すように、連
結杆54は苗植付装置Aが作業姿勢にある場合には一方
のチェーンケース15の後端から後方に延出する姿勢に
連結固定した支持プレート53に一端が係合し、他方の
チェーンケース15の後端に後方に延出する姿勢に連結
固定した連結プレート53をレバー54Aの操作で他方
の端部の挟圧部54Bが挟圧状態で連結するよう構成さ
れている。
【0027】第6ロック機構L6は、図4に示すように
保護フレーム38の側に備えた係合片57と、規制部材
29の側に備えた揺動型のレバー58で操作される被係
合片59とでバックル型に構成されている。
【0028】このような構成から苗植付装置Aを格納す
る場合には、昇降レバー10の操作で苗植付装置Aを上
限まで上昇させ、図6に示す如く横送り機構Dの駆動力
で苗載せ台13を左側の端部位置に送って停止する。次
に、右側の(図2上では左側の)戻しバネ46の延長ロ
ッド45を係合ロッド43から分離する。この後、第1
ロック機構L1のロックを解除し、ベベルケース33の
出力軸に備えたクラッチを切り操作し(操作は詳述せ
ず)、又、第3ロック機構L3のロック解除レバー66
をロック解除位置の保持し、次に、第4ロック機構L4
のロックを解除し、第4ロック機構L4のロックを解除
し、連結杆54を取外す操作を行う。
【0029】又、右側の戻しバネ46の延長ロッド45
を係合ロッド43から分離する操作は、後に行う右側の
分割苗載せ台13Rの人為的な移動操作を容易にするた
めであり、クラッチを切り操作するとシフト部材34と
咬合部材35が完全に分離して、後に行う分割物AL,
ARの回動操作を妨げることがない。
【0030】次に、図7に示すように、右側の分割苗載
せ台13Rを人為的に右側の移動端まで移動させて該分
割苗載せ台13Rの摺動レール31上での移動をロック
手段(図示せず)で阻止する(この状態では左右の分割
苗載せ台13R,13L夫々の間隔は約30センチメー
トルに達する)。このように右側の分割苗載せ台13R
を右側の移動端まで移動させることで、図14(ハ)に
示すように、遮蔽部材61,61が左右に分離して第2
ロック機構L2の上方が開放状態となり、この状態で第
2ロック機構L2のロック解除が許容される。
【0031】この後、人為操作でいずれか一方の分割物
を回動操作すると、前記左右のプレート48,48が互
い逆方向に回動し、この回動力が左右のフレーム部材2
3,23に伝えられる結果、第1軸芯X1,X1周りで
の回動でフレーム部材23,23の後端側が走行機体3
の内方に向けて揺動すると同時に、第2軸芯X2,X2
周りでブラケット26,26に支持された系がフレーム
部材23,23の回動速度の2倍の速度で逆方向に、即
ち、その左右外端部が走行機体3の前方に向かう側に回
動するものとなる。
【0032】又、この格納姿勢への回動時には図8に示
す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上部
の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分割
苗載せ台13L,13Rが互いに離間する位置で回動す
るので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避した回
動が可能となっており、回動の終了によって図9に示す
如く、格納姿勢に達する。この格納姿勢に達すると前述
のように取り外した連結杆54を図4、図11に示す如
く、左側の分割物ALと右側の分割物ARとの間に介装
し、左右の第6ロック機構L6を連結操作することで左
右の分割物AL,ARの離間方向への回動が阻止され格
納操作が完了する。
【0033】この格納姿勢では図9に示す如く、左右夫
々の分割苗載せ台13L,13Rが摺動レール31,3
1上で走行機体3の側に近接する位置で、その上端縁同
士が近接状態で平行する姿勢に達するので苗植付装置A
全体の重量を走行機体3の側に寄せて田植機全体の重量
バランスを向上させると共に、苗植付装置Aの横方向へ
の寸法を縮小するものとなり、更に、この格納姿勢では
傾斜姿勢の第1軸芯X1周りでフレーム部材31,31
が回動することで図10に示す如く、走行機体3を基準
として左右の分割物AL,ARの後方側が上方の持ち上
げられる結果、平面視で苗植付装置Aの見かけ上の前後
方向の寸法を縮小すると同時に、苗植付装置Aの重心を
走行機体側に寄せ、又、走行時に機体の前部が持ち上が
っても苗植付装置Aの後端側を地面に接触させ難くす
る。又、第2軸芯X2周りでの分割物AL,ARの回動
によって分割苗載せ台13L,13Rが図11に示す如
く、起立姿勢に向かう姿勢(整地フロート18の前端が
持ち上げられる姿勢)に切換えられる結果、苗植付装置
Aの横方向の寸法を更に縮小する。
【0034】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作
業姿勢に復元する際には、第3ロック機構L3のロック
解除レバー66をロック位置に復元操作し、左右の第6
ロック機構L6を分離操作し、連結杆54を取外し、左
右の分割物AL,ARを復元方向の回動操作すると、左
右の係合部材62,62と左右のロック部材64,64
とが同時に係合位置に達し、バネ65の付勢力で自動的
にロック状態に達するものとなる。更に、連結杆54を
チェーンケース15,15後端の支持プレート53の間
に配置し、第4ロック機構L4を連結操作し、第2ロッ
ク機構L2をロック操作し、ベベルケース33の出力軸
に備えたクラッチを入り状態に復元操作し、更に、右側
の分割苗載せ台13Rを左側の分割苗載せ台13Lの側
まで移動させた後、第5ロック機構L5をロック操作
し、第1ロック機構L1をロック操作し、分離状態の右
側の戻しバネ46の延長ロッド45を係合ロッド43に
係合させることで苗植付装置Aが作業姿勢に復元し作業
可能な状態に達する。
【0035】〔第2実施形態〕この第2実施形態では、
苗植付装置Aの分割を許容する構造は第1実施形態と何
ら変わることは無く、図18及び図19に示すように、
苗載せ台13を横方向に移動させるための第1電動モー
タM1、及び、植付深さ調節用の軸を回動操作する第2
電動モータM2を備えた点に特徴を有する。
【0036】つまり、図19に示すように、苗載せ台1
3のうち右側の分割苗載せ台13Rの反苗載せ台面に対
して横方向にラックギヤ75を備えると共に、このラッ
クギヤ75に咬合するピニオンギヤ76を電磁クラッチ
77を介して駆動する第1電動モータM1を摺動レール
31の側に備え、摺動レール31に対する分割苗載せ台
13Rの位置を計測する位置センサ78を摺動レール3
1の側に備えている。又、チェーンケース15の下面位
置に対して横長姿勢に植付深さ調節軸79を軸芯周りで
回動自在に備えると共に、この調節軸79に備えたアー
ム80の後端位置に対して支軸81周りで揺動自在に整
地フロート18を備え、又、この整地フロート18の前
部と調節軸79との間に屈伸型のリンク82を備えてい
る。植付深さ調節軸79に形成した操作アーム83とネ
ジ式に操作アーム83を操作する減速装置84を介して
第2電動モータM2を連係してあり、この調節軸79の
回動量を計測する回動量センサ85を備えている。
【0037】図18に示すように制御系が形成され、こ
の制御系では分割苗載せ台13Rを分離方向に操作する
分離スイッチ86と、分離状態の分割苗載せ台13Rを
連結位置まで操作する復元スイッチ87と、前記位置セ
ンサ78と、ダイヤルで操作される植付深さ設定器88
と、前記回動量センサ85からの信号が制御装置89に
入力する系が形成されると共に、前記第1電動モータM
1、前記電磁クラッチ77、前記第2電動モータM2夫
々を制御する出力系が制御装置89に形成されている。
そして、この制御系では、苗植付装置Aを分割する際に
は第1実施形態と同様に苗載せ台13を左側の端部に位
置させ、ロック機構のロックを解除した後、分離スイッ
チ86を操作することで、電磁クラッチ77が切り操作
されると共に、第1電動モータM1の駆動力で分割苗載
せ台13Rが右側の端部まで移動し、又、分割状態の苗
植付装置を復元操作する場合には、分割物AL,ARを
復元操作した後、復元スイッチ87を操作することで、
第1電動モータM1の駆動力で右側の分割苗載せ台13
Rが連結位置まで復元するよう該制御装置89の動作が
設定され、又、作業時に植付深さ設定器88を操作する
ことによで、第2電動モータM2の駆動力で設定された
植付深さを得るよう該制御装置89の動作が設定されて
いる。
【0038】
【発明の効果】従って、苗植付装置を分割して格納姿勢
に切換える際には誤操作を排除して苗載せ台を所定の位
置まで確実に分離して不都合を発生させることなく格納
姿勢に切換え得る田植機が合理的に構成された(請求項
1)。又、苗植付装置を格納姿勢に切換える際には作業
者に負担をかけることなく分割された苗載せ台を所定の
位置まで移動させ得る田植機が合理的に構成された(請
求項2)。
【0039】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】中間フレームに連係する部材を示す正面図
【図3】作業姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図4】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図5】第1軸芯、第2軸芯の姿勢を表す側面図
【図6】苗載せ台を摺動レールの端部に位置させた田植
機の平面図
【図7】苗載せ台を分割した田植機の平面図
【図8】苗植付装置を分割して回動させた田植機の平面
【図9】苗植付装置を格納姿勢に設定した田植機の平面
【図10】格納姿勢の苗植付装置の側面図
【図11】格納姿勢の苗植付装置の後面図
【図12】第1ロック機構の平面図
【図13】第2ロック機構の一部切欠き正面図
【図14】(イ)は苗載せ台を左右中央位置に設定した
際の第2ロック機構と遮蔽部材との位置関係を示す平面
図 (ロ)は苗載せ台を一方の端部に移動させた際の第2ロ
ック機構と遮蔽部材との位置関係を示す平面図 (ハ)は苗載せ台を分割した際のの第2ロック機構と遮
蔽部材との位置関係を示す平面図
【図15】(イ)は係合部材とロック部材との分離状態
の第3ロック機構の側面図 (ロ)は係合部材とロック部材とが係合した状態の第3
ロック機構の側面図 (ハ)はロック部材をロック解除操作した状態の第3ロ
ック機構の側面図
【図16】第3ロック機構の一部切欠き後面図
【図17】第5ロック機構の斜視図
【図18】第2実施形態の制御系のブロック回路図
【図19】第2実施形態の制御構造の概略側面図
【図20】(イ),(ロ),(ハ),(ニ)は従来例に
おける、苗植付装置を分割して格納する状態を順次示す
田植機の平面図
【符号の説明】
3 走行機体 13 苗載せ台 13R,13L 分割された苗載せ台 58 ロック解除具 61 遮蔽部材 A 苗植付装置 AL,AR 分割物 L2 ロック機構 M1 アクチュエータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)に昇降自在に連結された
    苗植付装置(A)を左右方向の中間位置での分割によっ
    て左右の分割物に分離自在に構成すると共に、この苗植
    付装置(A)の分離時に分割された苗載せ台(13
    L),(13R)同士を摺動レール上で分離操作した状
    態で、夫々の分割物(AL),(AR)を縦向き軸芯周
    りで姿勢変更し該分割物(AL),(AR)の横方向の
    外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせる格納姿勢
    へ切換え自在に構成した田植機であって、 前記苗植付装置(A)の分割物(AL),(AR)同士
    を作業姿勢に保持するロック機構(L2)を備え、苗載
    せ台(13)が連結状態にある場合にはこのロック機構
    (L2)のロック解除具(58)を覆い、苗載せ台(1
    3)が分割され、分割された苗載せ台(13L),(1
    3R)が分離位置まで移動した状態でロック機構(L
    2)のロック解除具(58)を露出させる遮蔽部材(6
    1)を備えている田植機。
  2. 【請求項2】 走行機体(3)に昇降自在に連結された
    苗植付装置(A)を左右方向の中間位置での分割によっ
    て左右の分割物に分離自在に構成すると共に、この苗植
    付装置(A)の分離時に分割された苗載せ台(13
    L),(13R)同士を摺動レール上で分離操作した状
    態で、夫々の分割物(AL),(AR)を縦向き軸芯周
    りで姿勢変更し該分割物(AL),(AR)の横方向の
    外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせる格納姿勢
    へ切換え自在に構成した田植機であって、 前記苗植付装置(A)の分離時に分割された苗載せ台
    (13R)を摺動レール上で分離方向に操作するアクチ
    ュエータ(M1)を備えている田植機。
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