JPH0965293A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JPH0965293A
JPH0965293A JP7220511A JP22051195A JPH0965293A JP H0965293 A JPH0965293 A JP H0965293A JP 7220511 A JP7220511 A JP 7220511A JP 22051195 A JP22051195 A JP 22051195A JP H0965293 A JPH0965293 A JP H0965293A
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signal
circuit
separation
scanning
output
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JP7220511A
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Inventor
Noriyuki Yamaguchi
典之 山口
Junko Kijima
淳子 貴島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合映像信号の走査線数を変換して順次走査
信号または飛び越し走査信号を出力する映像信号処理回
路において、動き適応YC分離、および動き適応順次走
査化、走査変換、または、動き適応飛び越し順次飛び越
し走査化、走査変換を安価に実現する映像信号処理回路
を得る。 【解決手段】 時間軸変換された複合映像信号に対して
フレーム間フィルタ、フィールド間フィルタ、ライン間
フィルタにより構成された実走査線の動き適応YC分離
回路6と、同様に構成された補間走査線の動き適応YC
分離回路7と、上記2つのYC分離回路6,7の出力か
ら走査変換を行う走査変換回路11〜13と、さらに順
次走査信号を得る場合には走査変換回路11〜13の出
力を一つの順次走査の信号に変換する倍速回路14〜1
6を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輝度信号(以
下、「Y信号」と称す)と色信号(以下、「C信号」と
称す)を周波数多重した飛び越し走査の複合映像信号
(以下、「V信号」と称す)において、そのV信号を構
成する一部または全部の走査線のV信号のみから、動き
適応YC分離と走査変換を行うことにより、飛び越し走
査または順次走査でかつ一部または全部の走査線数より
多い走査線に変換する映像信号処理回路に関し、例え
ば、いわゆるレターボックス形式やシネスコサイズなど
一部の走査線のみに映像信号があるNTSC方式に基づ
いたV信号から、全ての有効走査線に映像信号がある飛
び越し走査または順次走査のY,I,Q信号またはY,
R−Y,B−Y信号に変換する映像信号処理回路、また
はマルチスキャンモニタ等に方式の異なる複数の映像信
号を表示する場合、少なくともその一つがV信号であれ
ば、そのV信号を任意の走査線数の飛び越し走査または
順次走査のY,I,Q信号またはY,R−Y,B−Y信
号に変換する映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、動き適応YC分離と動き適応
順次走査化と走査変換を行い、順次走査の信号を得る従
来の映像信号処理回路の一例を示したブロック図であ
る。図24において、入力端子1には、V信号が入力さ
れ、フレーム間演算によるYC分離とライン間演算によ
るYC分離と混合回路から構成されるYC分離回路22
0において、動き検出回路221の出力に応じて適応的
にYC分離される。YC分離回路220からはY信号と
C信号が出力され、Y信号は、動き適応順次走査化回路
222において、補間走査線のY信号が生成される。ま
たC信号は、色復調回路9において、例えばI信号とQ
信号のような2種類の色差信号に復調され、さらにフィ
ールド内順次走査化回路223,224において、フィ
ールド内処理により補間走査線のI信号とQ信号が生成
される。
【0003】動き適応順次走査化回路222から実走査
線と補間走査線のY信号が出力され、入力端子1に、い
わゆるレターボックス形式のような一部の走査線にのみ
映像信号があるV信号が入力された場合には、時間軸変
換回路225において、Y信号のある一部の走査線から
変換比率に応じてある走査線数毎に一走査線を単位とし
て複数回繰り返し出力することにより、全有効走査線の
実走査線と補間走査線のY信号が生成される。同様に、
フィールド内順次走査化回路223,224から実走査
線と補間走査線のI信号とQ信号が出力され、時間軸変
換回路226,227は時間軸変換回路225と同様の
動作をして、全有効走査線の実走査線と補間走査線のI
信号とQ信号が生成される。
【0004】次に、走査変換回路11において、走査変
換フィルタがかけられることにより、画像の垂直方向の
変化が垂直位置に依存しない全有効走査線の実走査線と
補間走査線のY信号に変換される。時間軸変換回路22
5以降の信号処理と走査変換フィルタの例を図25に示
す。時間軸変換回路225の入力信号は走査線数360
本の順次走査信号である。図25ではこれを360pと
表し、1フィールド分の走査線を図示する。時間軸変換
回路225の出力信号は、時間軸変換前の走査線番号が
3の倍数である走査線のみ2回出力されるので走査線数
480本の順次走査信号に変換される。図25ではこれ
を480pと表し、1フィールド分の走査線を図示す
る。
【0005】次に、例えば図25に示すような走査変換
フィルタをかけることにより、画像の垂直方向の変化が
垂直位置に依存しない480pに変換され、1フィール
ド分の走査線を図示する。走査変換フィルタは変換前後
の走査線の位置により4種類用意されており、走査線毎
にいずれかを切り換えて使用する。
【0006】同様に、時間軸変換回路226,227と
走査変換回路12,13の動作も、図25に示す手順で
行われ、画像の垂直方向の変化が垂直位置に依存しない
全有効走査線の実走査線と補間走査線のI信号とQ信号
に変換される。倍速回路14において順次走査のY信号
に変換され、出力端子2から出力される。また、倍速回
路5,16において、順次走査のI信号とQ信号に変換
され、出力端子3,4からそれぞれ出力される。
【0007】図26は、動き適応YC分離と動き適応順
次走査化と走査変換を行い、飛び越し走査の信号を得る
従来の映像信号処理回路の他の例を示したブロック図で
ある。図26において、図24と同じ動作をするものに
は同じ符号が付してある。入力端子1から時間軸変換回
路225,226,227までは図24と同様の動作を
するので、説明を省略する。走査変換回路11,12,
13において、例えば図25に示すような走査変換フィ
ルタがかけられるが、出力信号が飛び越し走査となるよ
うに走査変換後の実走査線に相当するフィルタのみがか
けられ、出力端子2から飛び越し走査のY信号が出力さ
れる。また、出力端子3,4から飛び越し走査のI信号
とQ信号がそれぞれ出力される。
【0008】図24,26に示した従来例において、動
き適応順次走査化回路222は、YC分離用の動き検出
回路221とは別に独自の動き検出回路を保有してもよ
いし、図示した動き検出回路221の出力から補間走査
線の動き量を演算により求めて適応処理してもよい。
【0009】また、図24,26に示した従来例では、
I信号とQ信号の信号処理において、フィールド内順次
走査化回路223,224以降の構成をそれぞれ独立に
構成したが、I信号とQ信号のもつ周波数帯域がY信号
に比べて狭いことから、色復調回路9の2種類の出力を
画素ごとに時分割多重するなどして、フィールド内順次
走査化回路223,224以降の信号処理を1つの系統
で行うことも可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】動き適応YC分離と動
き適応順次走査化と走査変換を行う従来の映像信号処理
回路は以上のように構成されているので、いわゆるレタ
ーボックス形式などのV信号が入力された場合、これを
全有効走査線を使って表示するためには、YC分離のた
めの動き適応処理と順次走査化のための動き適応処理を
行い、さらにその後に、Y信号,I信号,Q信号をそれ
ぞれ別々に走査変換のための信号処理を行っている。そ
のため、それぞれの信号処理に独立に多くのフィールド
メモリを必要とし、高価なシステムとなっていた。
【0011】一方、従来の映像信号処理回路により飛び
越し走査信号を得るためにも、順次走査信号を得るのと
ほぼ同じ構成が必要となり、同様に高価なシステムとな
っていた。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、必要なメモリの容量を少なく
し、安価な動き適応YC分離と動き適応順次走査化と走
査変換を行う映像信号処理回路を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像信号
処理回路は、入力されたV信号の一部の走査線から走査
比率に応じてある走査線数毎に一走査線を単位として複
数回読み出して走査線数を変換する時間軸変換回路と、
画像の動き量を検出する動き検出回路と、この動き検出
結果に応じてYC分離を行って実走査線のY信号とC信
号を出力する第一のYC分離回路と、上記動き検出結果
に応じてYC分離を行って補間走査線のY信号とC信号
を出力する第二のYC分離回路と、上記第一および第二
のYC分離回路の出力を順次走査の映像信号に変換する
回路とを備えたものである。
【0014】また、入力されたV信号の一部の走査線か
ら走査比率に応じてある走査線数毎に一走査線を単位と
して複数回読み出して走査線数を変換する時間軸変換回
路と、画像の動き量を検出する動き検出回路と、この動
き検出結果に応じてYC分離を行って実走査線のY信号
とC信号を出力する第一のYC分離回路と、上記動き検
出結果に応じてYC分離を行って補間走査線のY信号と
C信号を出力する第二のYC分離回路と、上記第一およ
び第二のYC分離回路の出力を飛び越し走査の映像信号
に変換する回路とを備えたものである。
【0015】また、第一および第二のYC分離回路は、
フレーム間の画素の演算によりYC分離するフレーム間
YC分離回路と、フィールド間の画素の演算によりYC
分離するフィールド間YC分離回路と、同一フィールド
の画素の演算によりYC分離するフィールド内YC分離
回路と、動き検出結果によりフレーム間YC分離出力と
フィールド間YC分離出力とフィールド内YC分離出力
とを混合する混合回路とを備え、フィールド間YC分離
回路とフィールド内YC分離回路は、時間軸変換回路で
V信号の一部の走査線が変換比率に応じてある走査線数
毎に規則正しく複数回繰り返される信号に変換されてい
るため、走査線毎にYC分離用フィルタ係数を切り換え
てYC分離を行い、C信号の色副搬送波の位相は、YC
分離を行った後に走査線毎、フレーム毎に反転するよう
にC信号の符号を反転する。
【0016】また、第一および第二のYC分離回路は、
フレーム間の画素の演算によりYC分離するフレーム間
YC分離回路と、同一フィールドの画素の演算によりY
C分離するフィールド内YC分離回路と、動き検出結果
によりフレーム間YC分離出力とフィールド内YC分離
出力とを混合する混合回路とを備え、フィールド内YC
分離回路は、時間軸変換回路でV信号の一部の走査線が
変換比率に応じてある走査線数毎に規則正しく複数回繰
り返される信号に変換されているため、走査線毎にYC
分離用フィルタ係数を切り換えてYC分離を行い、C信
号の色副搬送波の位相は、YC分離を行った後に走査線
毎、フレーム毎に反転するようにC信号の符号を反転す
る。
【0017】また、動き検出回路は、実走査線のYC分
離に適した動き量を検出して第一のYC分離回路を適応
制御する実走査線動き検出回路と、補間走査線のYC分
離に適した動き量を検出して第二のYC分離回路を適応
制御する補間走査線動き検出回路とを備えたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の映像信号処理回路を構
成している時間軸変換回路は、変換比率に応じてV信号
の一部の走査線を所定の走査線数毎に規則正しく複数回
繰り返して出力し、第一のYC信号回路と第二のYC分
離回路はそれぞれ実走査線と補間走査線の位置に適した
YC分離を並列に行い、それらの出力のうち、Y信号は
そのまま順次走査変換し、C信号は色復調してから順次
走査変換して出力する。
【0019】また、変換比率に応じてV信号の一部の走
査線を所定の走査線数毎に規則正しく複数回繰り返して
出力し、第一のYC信号回路と第二のYC分離回路はそ
れぞれ実走査線と補間走査線の位置に適したYC分離を
並列に行い、それらの出力のうち、Y信号はそのまま飛
び越し走査変換し、C信号は色復調した後、飛び越し走
査変換して出力する。
【0020】また、第一および第二の動き適応YC分離
回路は、フレーム間YC分離、フィールド間YC分離、
およびフィールド内YC分離を備え、フィールド間YC
分離およびフィールド内YC分離が走査線毎にフィルタ
係数を切り換えるとともに、動きに応じた最適なYC分
離を行う。
【0021】また、第一および第二の動き適応YC分離
回路は、フレーム間YC分離とフィールド内YC分離を
備え、フィールド内YC分離が走査線毎にフィルタ係数
を切り換えるとともに、動きに応じた最適なYC分離を
行うことも可能である。
【0022】また、動き検出回路は、実走査線動き検出
回路と補間走査線動き検出回路とを備え、それぞれ第
一,第二の動き適応YC分離回路を適応制御する。
【0023】例えば、いわゆるレターボックス形式のV
信号が入力された場合には、NTSC信号のフレーム当
り有効走査線483本のうち画面中央の360本のみに
映像信号がある。この映像信号を全有効走査線に映像信
号が存在するように走査変換して表示することは、垂直
解像度は向上しないものの走査線の粗さが目だたなくな
り視覚上有効である。特に大画面表示ではその効果が大
きい。この発明の映像信号処理回路は、画面表示が順次
走査または飛び越し走査であっても、安価でかつ簡単な
回路構成で高画質な映像が得られる。
【0024】以下、この発明の実施の形態を示す図面に
基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である映
像信号処理回路を示すブロック図である。図1におい
て、1は入力端子、2,3,4は出力端子、5は走査線
数を増やす時間軸変換回路、6は実走査線のYC分離を
行う第一のYC分離回路、7は補間走査線のYC分離を
行う第二のYC分離回路、8は画像の動きを検出する動
き検出回路、9,10は色復調回路、11,12,13
は走査変換のためのフィルタをかける走査変換回路、1
4,15,16は倍速回路である。
【0025】次に動作について説明する。入力端子1に
はディジタル化されたV信号が入力される。入力端子1
に入力されたV信号は、時間軸変換回路5に入力され
る。
【0026】例えば、いわゆるレターボックス形式のV
信号が入力された場合には、フレーム当り映像信号の存
在する360本の走査線を480本に変換すれば、簡単
な変換比率でほぼ全有走査線に映像信号が存在すること
になる。この変換比率は3:4であるので3本の走査線
を4本の走査線に変換すればよい。これを3:4の走査
変換と呼ぶ。
【0027】図2は、時間軸変換回路5の動作を説明す
るためのV信号の構造を示す図である。図2(a)は時
間軸変換回路5に入力されるV信号を示す。図中、横軸
は時間軸を、縦軸は垂直軸を、破線はフィールドを表
す。また○と●は飛び越し走査の走査線で、かつ、○と
●とはV信号において色副搬送波の位相が反転している
ことを表す。図中の括弧付きの数字は、時間軸変換前の
各フィールド内のV信号が存在する走査線番号を示し、
各フィールドとも180本の走査線がある。時間軸変換
回路5は、V信号に対して3:4の走査変換を行い、そ
の出力を図2(b)に示す。図2(b)では、各フィー
ルドとも時間軸変換前の走査線番号が3の倍数である走
査線のみが2回読み出されていることを表し、結果とし
てV信号が存在する走査線数をフィールド当り240本
にすることができる。図2(b)において時間軸変換後
の走査線番号を括弧なしの数字で表す。
【0028】第一のYC分離回路6では、V信号を動き
検出回路8の実走査線の動き量である第一の出力に従っ
て動き適応YC分離し、実走査線のY信号とC信号を出
力する。第二のYC分離回路7では、V信号を動き検出
回路8の補間走査線の動き量である第二の出力に従って
動き適応YC分離し、補間走査線のY信号とC信号を出
力する。
【0029】動き検出回路8は、V信号の1フレーム差
分および2フレーム差分から実走査線および補間走査線
の位置に対応したV信号の動きを検出する。色復調回路
9,10は変調されたC信号を例えばI信号とQ信号に
復調する回路であり、色復調回路9は実走査線のC信号
を復調し、色復調回路10は補間走査線のC信号を復調
する。
【0030】走査変換回路11,12,13は、それぞ
れY信号,I信号,Q信号に対して走査変換フィルタを
かけることにより、画像の垂直方向の変化が垂直位置に
依存しない全有効走査線の実走査線と補間走査線の信号
を出力する。走査変換回路11,12,13の構成は、
従来例と同様に、例えば図25に示すような走査変換フ
ィルタでよい。倍速回路14は、実走査線のY信号と補
間走査線のY信号を一つの順次走査のY信号に変換す
る。また、倍速回路15は、実走査線のI信号と補間走
査線のI信号を一つの順次走査のI信号に変換し、倍速
回路16は、実走査線のQ信号と補間走査線のQ信号を
一つの順次走査のQ信号に変換する。
【0031】次に、実施の形態1における上記第一のY
C分離回路6、第二のYC分離回路7および動き検出回
路8について説明する。
【0032】第一のYC分離回路6の詳細なブロック図
を図3に示す。同図において、20は時間軸変換された
V信号が入力される入力端子、21は動き検出信号が入
力される入力端子、22,23はそれぞれ実走査線のY
信号,C信号を出力する出力端子、24は262ライン
遅延を行うフィールドメモリ、25,26,28〜3
1,33,34は1ライン遅延を行うラインメモリ、2
7は259ライン遅延を行うフィールドメモリ、32は
260ライン遅延を行うフィールドメモリ、35は26
1ライン遅延を行うフィールドメモリ、36〜50は乗
算器、51〜57は加算器、58は減算器、59は動き
検出の入力に従って3つの入力を混合する混合回路、6
0はC信号の符号反転回路、61はライン番号入力端子
である。
【0033】入力端子20に入力されたV信号は、フィ
ールドメモリ24とラインメモリ25,26を用いた遅
延により1フィールド前の3ライン分の信号が出力され
る。同様に、フィールドメモリ27とラインメモリ28
〜31を用いた遅延により2フィールド前の5ライン分
の信号が出力され、フィールドメモリ32とラインメモ
リ33,34を用いた遅延により3フィールド前の3ラ
イン分の信号が出力され、フィールドメモリ35を用い
た遅延により4フィールド前の1ライン分の信号が出力
される。したがって入力されたV信号を含めて5フィー
ルド分のV信号を使った演算を行うことができる。
【0034】乗算器36〜38はディジタルフィルタの
係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出力は加算器5
1で加算される。乗算器36〜38、および加算器51
によりフレーム間の演算を行うディジタルフィルタを構
成している。
【0035】同様に、乗算器39〜45はディジタルフ
ィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出力は
加算器52〜54で加算される。乗算器39〜45、お
よび加算器52〜54によりフィールド間の演算を行う
ディジタルフィルタを構成している。
【0036】同様に、乗算器46〜50はディジタルフ
ィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出力は
加算器55〜57で加算される。乗算器46〜50、お
よび加算器55〜57によりライン間の演算を行うディ
ジタルフィルタを構成している。
【0037】フレーム間演算した加算器51の出力と、
フィールド間演算した加算器54の出力と、ライン間演
算した加算器57の出力は混合回路59に入力される。
混合回路59は、入力端子21から入力された実走査線
の動き検出量に従って、3つの入力を混合し出力する。
例えば図22(b)に示すように、動き検出量に応じ
て、フレーム間演算した出力と、フィールド間演算した
出力と、ライン間演算した出力に対してそれぞれ重み付
けを行うことにより混合することができる。すなわち、
映像が静止画であるときは加算器51の出力の混合比率
が高くなるように、ゆるやかな動画であるときは加算器
54の出力の混合比率が高くなるように、動画であると
きは加算器57の出力の混合比率が高くなるように制御
される。
【0038】混合回路59の出力は、実走査線のY信号
として出力端子22から出力され、また減算器58に入
力される。減算器58では、上述の3種類のディジタル
フィルタの重心位置となるラインメモリ29の出力であ
るV信号からY信号を減算することにより、実走査線の
C信号を出力する。減算器58の出力であるC信号は図
7〜10に示す○と●と同様に、時間軸変換前の走査線
番号が3の倍数である走査線のみが次の走査線と色副搬
送波の位相が反転していない。したがって、走査線番号
に応じてC信号の符号を反転し、各走査線毎に色副搬送
波の位相が必ず反転するようにしなければならない。符
号反転回路60はライン番号入力端子61の入力に従っ
て減算器58の出力の符号を適切に反転して、その結果
が出力端子23から出力される。ライン番号入力端子6
1から入力される信号は、時間軸変換回路5において2
回繰り返し出力される走査線の信号と同期している必要
がある。
【0039】これらのディジタルフィルタのタップ数
は、フィールドメモリ、ラインメモリ、乗算器と加算器
を増やすことにより、さらに増やすことが可能である。
【0040】このとき、演算される画素を図7〜図10
に示す。図7〜図10はいずれも時間軸変換された飛び
越し走査の走査線と、それらの走査線上にあってYC分
離のための演算が行われる画素を垂直・時間平面で示し
たものである。第一のYC分離回路6は実走査線の信号
を出力し、出力信号の走査線位置はディジタルフィルタ
の受信位置である図7〜図10における画素iの位置で
ある。これを注目画素と呼ぶ。フレーム間の演算では、
注目画素iと画素a,qとの3画素間で演算される。ま
た、フィールド間の演算では、注目画素iと画素c,
d,e,m,n,oとの7画素間で演算される。これに
より1フィールド離れた画素毎を演算している。また、
ライン間の演算では、注目画素iに対して、画素g,
h,j,kとの5画素間で演算される。これにより1ラ
イン離れた画素毎を演算している。図3に示す第一のY
C分離回路6で使用されるそれぞれのディジタルフィル
タの係数例を、図11(a)と図12〜図14に示す。
【0041】図7は、注目画素iが図2(b)において
時間軸変換後の走査線番号が4n(nは正の整数)であ
る位置の例を示している。図11(a)はフレーム間演
算のためのフィルタ係数の例を表す。同様に、図12
(a)はフィールド間演算のためのフィルタ係数、図1
2(b)はライン間演算のためのフィルタ係数の例を表
す。
【0042】図8は、注目画素iが図2(b)において
時間軸変換後の走査線番号が4n−3(nは正の整数)
である位置の例を示している。フレーム間演算のための
フィルタ係数は図11(a)と同じである。図13
(a)はフィールド間演算のためのフィルタ係数、図1
3(b)はライン間演算のためのフィルタ係数の例を表
す。
【0043】図9は、注目画素iが図2(b)において
時間軸変換後の走査線番号が4n−2(nは正の整数)
である位置の例を示している。この時のフレーム間演算
のためのフィルタ係数、フィールド間演算のためのフィ
ルタ係数、ライン間演算のためのフィルタ係数の例は、
走査線番号が4n−3の場合と同じである。
【0044】図10は、注目画素iが図2(b)におい
て時間軸変換後の走査線番号が4n−1(nは正の整
数)である位置の例を示している。フレーム間演算のた
めのフィルタ係数は図11(a)と同じである。図14
(a)はフィールド間演算のためのフィルタ係数、図1
4(b)はライン間演算のためのフィルタ係数の例を表
す。
【0045】図11(a)と図12〜図14に示すよう
に、フレーム間演算は4通りとも同じフィルタ係数でよ
いが、フィールド間演算およびライン間演算では走査線
毎にフィルタ係数が異なる。このように3:4の走査変
換を行う場合は、走査線位置に合ったYC分離用フィル
タ係数を用意し、走査線毎にそれらのいずれかを順次切
り換えて使用する。このとき、第一のYC分離回路6は
実走査線の信号を出力するYC分離回路であるため、演
算の重心は、すべて注目画素iにあり、図11(a)と
図12〜図14において、注目画素iにかかるフィルタ
係数は二重枠で囲んで示している。
【0046】次に、図1における第二のYC分離回路7
の詳細なブロック図を図4に示す。同図において、入力
端子70にはV信号が入力される。71は動き検出信号
が入力される入力端子、72,73はそれぞれ補間走査
線のY信号,C信号を出力する出力端子、74は261
ラインの遅延を行うフィールドメモリ、75〜78,8
0,81,83〜86は1ラインの遅延を行うラインメ
モリ、79は260ラインの遅延を行うフィールドメモ
リ、82は259ラインの遅延を行うフィールドメモ
リ、87〜104は乗算器、105〜114は加算器、
115は補間走査線のY信号を演算するディジタルフィ
ルタ、116は補間走査線のC信号を演算するディジタ
ルフィルタ、117、118は動き検出の入力に従って
3つの入力を混合する混合回路、119はC信号の符号
反転回路、120はライン番号入力端子である。
【0047】入力端子70に入力されたV信号は、フィ
ールドメモリ74によって図1における第一のYC分離
回路6との遅延調整される。フィールドメモリ74とラ
インメモリ75〜78を用いた遅延により1フィールド
前の5ライン分の信号が出力される。同様に、フィール
ドメモリ79とラインメモリ80,81を用いた遅延に
より2フィールド前の3ライン分の信号が出力され、フ
ィールドメモリ82とラインメモリ83〜86を用いた
遅延により4フィールド前の5ライン分の信号が出力さ
れる。したがって補間走査線のYC分離は3フィールド
分のV信号を使った演算により行う。
【0048】乗算器87,88はディジタルフィルタの
係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出力は加算器1
05で加算される。乗算器87,88、および加算器1
05はフレーム間演算を行ってY信号を出力するディジ
タルフィルタを構成している。
【0049】同様に、乗算器89〜101はディジタル
フィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出力
は加算器106〜113で加算される。乗算器89〜1
01、および加算器106〜113はフィールド間演算
を行ってY信号を出力するディジタルフィルタを構成し
ている。
【0050】同様に、乗算器102〜104はディジタ
ルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出
力は加算器114で加算される。乗算器102〜10
4、および加算器114により、ライン間演算を行って
Y信号を出力するのディジタルフィルタを構成してい
る。
【0051】補間走査線のC信号を出力するディジタル
フィルタ116は、補間走査線のY信号を出力するディ
ジタルフィルタ115と同様に、乗算器と加算器により
構成されており、フレーム間演算によるC信号とフィー
ルド間演算によるC信号とライン間演算によるC信号を
出力する。
【0052】フレーム間演算した加算器105のY信号
出力と、フィールド間演算した加算器113のY信号出
力と、ライン間演算した加算器114のY信号出力は混
合回路117に入力される。混合回路117は、入力端
子71から入力された補間走査線の動き検出量に従っ
て、3つの入力を混合し出力する。例えば図22(b)
に示すように、動き検出量に応じて、フレーム間演算し
た出力と、フィールド間演算した出力と、ライン間演算
した出力に対してそれぞれ重み付けを行うことにより混
合することができる。すなわち、映像が静止画であると
きは加算器105の出力の混合比率が高くなるように、
ゆるやかな動画であるときは加算器113の出力の混合
比率が高くなるように、動画であるときは加算器114
の出力の混合比率が高くなるように制御される。
【0053】フレーム間演算によるC信号出力と、フィ
ールド間演算によるC信号出力と、ライン間演算による
C信号出力は混合回路118に入力される。混合回路1
18は、入力端子71から入力された補間走査線の動き
検出量に従って、3つの入力を混合し出力する。例えば
図22(b)に示すように、動き検出量に応じて、フレ
ーム間演算した出力と、フィールド間演算した出力と、
ライン間演算した出力に対してそれぞれ重み付けを行う
ことにより混合することができる。すなわち、映像が静
止画であるときはフレーム間演算の出力の混合比率が高
くなるように、ゆるやかな動画であるときはフィールド
間演算の出力の混合比率が高くなるように、動画である
ときはライン間演算の出力の混合比率が高くなるように
制御される。
【0054】これらのディジタルフィルタのタップ数
は、フィールドメモリ、ラインメモリ、乗算器と加算器
を増やすことにより、さらに増やすことが可能である。
【0055】このとき演算される画素を図7〜図10に
示す。図7〜図10において、第二のYC分離回路は、
第一のYC分離回路がYC分離を行う実走査線の1ライ
ン上の補間走査線の位置に相当するY信号とC信号を出
力することを想定し、図4に示した第二のYC分離回路
7は、これを実現する動き適応YC分離を構成してい
る。図7〜図10ではYC分離を行う補走査線の位置を
×で表す。この補間走査線の位置において、フレーム間
の演算は、画素dと画素nとの2画素で演算される。ま
た、フィールド間の演算は、画素b〜f、画素i〜k、
および画素l〜pの13画素で演算される。また、ライ
ン間の演算では、画素i〜kの3画素で演算される。こ
れら3種類の演算の重心は、すべて図7〜図10の×の
位置にある。
【0056】図7は、注目画素iが時間軸変換後の走査
線番号4n(nは正の整数)の位置の例を示している。
図11(b),(c)はそれぞれY信号,C信号を得る
フレーム間演算のためのフィルタ係数の例を表す。同様
に、図15(a)はY信号を得るフィールド間演算のた
めのフィルタ係数、図15(b)はY信号を得るライン
間演算のためのフィルタ係数の例を表す。さらに、図1
8(a)はC信号を得るフィールド間演算のためのフィ
ルタ係数、図18(b)はC信号を得るライン間演算の
ためのフィルタ係数の例を表す。
【0057】図8は、注目画素iが時間軸変換後の走査
線番号4n−3(nは正の整数)の位置の例を示してい
る。Y信号およびC信号を得るフレーム間演算のための
フィルタ係数はそれぞれ図11(b),(c)と同じで
ある。図16(a)はY信号を得るフィールド間演算の
ためのフィルタ係数、図16(b)はY信号を得るライ
ン間演算のためのフィルタ係数の例を表す。図19
(a)はC信号を得るフィールド間演算のためのフィル
タ係数、図19(b)はC信号を得るライン間演算のた
めのフィルタ係数の例を表す。
【0058】図9は、注目画素iが時間軸変換後の走査
線番号4n−2(nは正の整数)の位置の例を示してい
る。この時のフレーム間演算のためのフィルタ係数、フ
ィールド間演算のためのフィルタ係数、ライン間演算の
ためのフィルタ係数の例は、走査線番号が4n−3の場
合と同じである。
【0059】図10は、注目画素iが時間軸変換後の走
査線番号4n−1(nは正の整数)の位置の例を示して
いる。Y信号およびC信号を得るフレーム間演算のため
のフィルタ係数は、それぞれ図11(b),(c)と同
じである。図17(a)はY信号を得るフィールド間演
算のためのフィルタ係数、図17(b)はY信号を得る
ライン間演算のためのフィルタ係数の例を表す。図20
(a)はY信号を得るフィールド間演算のためのフィル
タ係数、図20(b)はY信号を得るライン間演算のた
めのフィルタ係数の例を表す。
【0060】図1における動き検出回路8の詳細なブロ
ック図を図21に示す。同図において、入力端子190
にはV信号が入力される。191は実走査線の動き量出
力端子、192は補間走査線の動き量出力端子、19
3,195は263ライン遅延するフィールドメモリ、
194,196は262ライン遅延するフィールドメモ
リ、197〜200は減算器、201〜203は低域通
過フィルタ、204〜207は絶対値回路、208は1
ライン遅延するラインメモリ、209〜212は2種類
の入力のうち大きい方を選択して出力する最大値選択回
路である。
【0061】入力端子190に入力されたV信号は、フ
ィールドメモリ193〜196によってフィールド単位
で遅延され、全部で2フレーム遅延される。また、入力
されたV信号は、減算器197,199に入力される。
減算器197は、入力されたV信号とフィールドメモリ
194の出力により1フレーム差分を演算する。同様
に、減算器198は、フィールドメモリ194の出力と
フィールドメモリ196の出力により1フレーム差分を
演算する。減算器199は、入力されたV信号とフィー
ルドメモリ196の出力により2フレーム差分を演算す
る。減算器200は、フィールドメモリ193の出力と
フィールドメモリ195の出力により1フレーム差分を
演算する。
【0062】1フレーム差分の出力である減算器19
7,198,200の出力は、それぞれLPF201〜
203に入力され、水平低域成分のみが取り出される。
それぞれの出力から、絶対値回路204,205,20
7により絶対値が得られ、最大値回路209,212に
入力される。また2フレーム差分の出力である減算器1
99の出力から、絶対値回路206により絶対値が得ら
れ、さらに1ラインメモリ209により1ライン遅延し
た絶対値との最大値が最大値回路211で選択される。
【0063】最大値回路209は2種類の1フレーム差
分の絶対値のうち最大値を選択し、さらに最大値回路2
10はその最大値と2フレーム差分の絶対値との最大値
を選択する。最大値回路210にて検出された信号は、
実走査線の動き量として出力端子191から出力され
る。
【0064】一方、最大値回路211は、絶対値回路2
06の出力である1フレーム差分の絶対値と、それを1
ライン遅延した1ラインメモリ208の出力の最大値を
選択する。最大値回路212は、最大値回路211の出
力と絶対値回路207の出力である1フレーム差分の絶
対値との最大値を選択する。最大値回路212にて検出
された信号は、補間走査線の動き量として出力端子19
2から出力される。
【0065】動き検出回路8の一例として図21の構成
を挙げたが、同様の働きをするものであれば、この構成
以外のものでもよい。また、動き検出回路の性能を向上
することを目的として、動き誤検出となる孤立点を除去
するための回路、動き検出漏れを防ぐ回路などを追加し
てもよい。また、動き量出力に対しても、Y,I,Q信
号と同様の走査変換フィルタをかけてもよい。
【0066】図1における時間軸変換回路5は、図2に
示したような動作をするので多くても1フィールド分の
V信号を蓄積できるフィールドメモリを利用すればよ
い。
【0067】また、第一のYC分離回路6、第二のYC
分離回路7、および動き検出回路8は、図3、図4、お
よび図21に示した例で必要なラインメモリ、フィール
ドメモリは、ラインメモリ208を除いて共有した構成
とすることが可能である。このとき、フィールドメモリ
は第一のYC分離回路6、第二のYC分離回路7、およ
び動き検出回路8で構成される動き適応YC分離に必要
な分だけであり、走査変換回路11〜13にはフィール
ドメモリは必要としない。
【0068】また、図3、および図4では、説明を簡単
にするために、垂直時間平面の2次元の演算、すなわ
ち、フレーム間演算によるフレーム間YC分離、フィー
ルド間演算によるフィールド間YC分離、およびライン
間演算によるフィールド内YC分離を動き検出量により
適応的に混合する構成を示した。しかし、動き適応YC
分離を実用的に使用するために、さらに水平方向の帯域
制限を組み合わせた構成により、より精度のよいYC分
離を実現することができる。
【0069】また、フレーム間YC分離は、2タップで
もよい。この場合、フィールド内YC分離との重心ずれ
が1フィールド分おこるが、視覚上許容範囲内である。
【0070】また、フィールド内YC分離は、フィール
ド内の画素を使うものであれば、構成の簡単な2次元ラ
インくし型フィルタでもよい。但し、2次元ラインくし
型フィルタを使用した場合にも、図3、図4に示したよ
うに垂直方向のタップ係数を走査線毎に適切に切り換え
る必要がある。また、水平と垂直の相関によってフィル
タを切り換える2次元適応フィルタでもよい。
【0071】図3、図4に示した第一のYC分離回路
6、および第二のYC分離回路7では、画像の動きに応
じて最適なYC分離を選択し、Y信号とC信号のクロス
トークの少ないYC分離を行うことができる。このと
き、ゆるやかな動画ではフィールド間処理、完全な動画
ではフィールド内処理を切り換えることにより、動画で
もクロストークが少ない。
【0072】また、図4に示した第二のYC分離回路7
実施例では、符号反転回路119において、走査線毎に
適切にC信号の符号を反転することにより出力端子73
から走査線毎に色副搬送波の位相が反転するC信号が出
力されるが、ディジタルフィルタ116内の乗算器にお
いて図18〜図20に示すフィルタ係数の符号を全て反
転させたフィルタ係数を用意してライン毎に切り替え制
御すれば、符号反転回路119は不要となる。
【0073】上述の実施の形態1では、図2に示すよう
に時間軸変換回路5は、時間軸変換前の走査線番号が3
の倍数である走査線を2回読み出すように構成したが、
2回読み出す代わりに0値を出力してもよい。0値と
は、V信号の映像内容にかかわらず、時間軸変換後の走
査線番号が4の倍数である走査線上の信号をすべて0と
して出力することを表す。この場合、図12〜図20に
示すフィルタ係数のうち、対応する走査線にかかるフィ
ルタ係数は0でなくてもよい。
【0074】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2における第一のYC分離回路6を示すブロック図
である。
【0075】同図において、入力端子130にはV信号
が入力される。131は実走査線の動き量が入力される
入力端子、132,133はそれぞれ実走査線のY信
号,C信号を出力する出力端子、134は523ライン
の遅延を行うフィールドメモリ、135〜138は1ラ
インメモリ、139は524ラインの遅延を行うフィー
ルドメモリ、140〜147は乗算器、148〜151
は加算器、152は減算器、153は動き量の入力に従
って2つの入力を混合する混合回路、154はC信号の
符号反転回路、155はライン番号入力端子である。
【0076】入力端子130に入力されたV信号は、フ
ィールドメモリ134,139とラインメモリ135〜
138により遅延される。乗算器140〜147はディ
ジタルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれ
の出力は加算器148〜151で加算される。乗算器1
40〜142、および加算器148によりフレーム間の
演算を行うディジタルフィルタを構成している。
【0077】同様に、乗算器143〜147はディジタ
ルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出
力は加算器149〜151で加算される。乗算器143
〜147、および加算器149〜151によりライン間
の演算を行うディジタルフィルタを構成している。
【0078】フレーム間演算した加算器148の出力
と、ライン間演算した加算器151の出力は混合回路1
53に入力される。混合回路153では、入力端子13
1から入力された動き検出に従って、2つの入力を混合
し出力する。例えば図22(a)に示すように、動き検
出量に応じて、フレーム間演算した出力と、ライン間演
算した出力に対してそれぞれ重み付けを行うことにより
混合することができる。すなわち、映像が静止画である
ときは加算器138の出力の混合比率が高くなるよう
に、動画であるときは加算器151の出力の混合比率が
高くなるように制御される。
【0079】混合回路153の出力は、実走査線のY信
号として出力端子132から出力され、また、減算器1
52に入力される。減算器152では、上述の2種類の
ディジタルフィルタの重心位置となるラインメモリ13
6の出力であるV信号からY信号を減算することによ
り、実走査線のC信号を出力する。減算器152の出力
であるC信号は、図7〜10に示す○と●と同様に、時
間軸変換前の走査線番号が3の倍数である走査線のみが
次の走査線と色副搬送波の位相が反転していない。した
がって、走査線番号に応じてC信号の符号を反転し、各
走査線毎に色副搬送波の位相が必ず反転するようにしな
ければならない。符号反転回路154はライン番号入力
端子155の入力に従って減算器152の出力の符号を
適切に反転して、その結果が出力端子133から出力さ
れる。ライン番号入力端子155から入力される信号
は、時間軸変換回路5において2回繰り返し出力される
走査線の信号と同期している必要がある。
【0080】これにより、画像の動きに応じて適切なY
C分離を行い、Y信号とC信号のクロストークの少ない
YC分離を行うことができる。このとき、実施の形態1
と比較すると、フィールド内処理とフレーム間処理との
適応処理となり、簡単な構成で実施の形態1とほぼ同様
の効果が得られる。
【0081】これらのディジタルフィルタのタップ数
は、フィールドメモリ、ラインメモリ、乗算器および加
算器を増やすことにより、さらに増やすことが可能であ
る。
【0082】このとき演算される画素を図7〜図10に
示す。図7〜図10において、第一のYC分離回路は実
走査線の信号を出力し、出力信号の走査線位置はディジ
タルフィルタの重心位置である画素iの位置である。フ
レーム間の演算では、注目画素iと画素a,qとの3画
素間で演算される。これにより1フレーム離れた画素毎
の演算をしている。また、ライン間の演算では、注目画
素iと画素g,h,j,kとの5画素で演算される。こ
れにより1ライン離れた画素毎を演算している。図5に
示す実施の形態2で使用されるそれぞれのディジタルフ
ィルタの係数は、図11(a)、および図12(b)〜
図14(b)に示すものと同じものでよい。
【0083】このとき、第一のYC分離回路6は実走査
線の信号を出力するYC分離回路であるため、演算の重
心は、すべて注目画素iにある。
【0084】図6は、この発明の実施の形態2における
第二のYC分離回路7を示すブロック図である。
【0085】同図において、入力端子160にはV信号
が入力される。161は補間走査線の動き量が入力され
る入力端子、162,163はそれぞれ補間走査線のY
信号,C信号を出力する出力端子、164は263ライ
ンの遅延を行うフィールドメモリ、165は261ライ
ンの遅延を行うフィールドメモリ、166,167は1
ラインメモリ、168は262ラインの遅延を行うフィ
ールドメモリ、169〜178は乗算器、179〜18
2は加算器、183,184は動き量の入力に従って2
つの入力を混合する混合回路、185はC信号の符号反
転回路、186はライン番号入力端子である。
【0086】入力端子160に入力されたV信号は、フ
ィールドメモリ、ラインメモリにより遅延される。フィ
ールドメモリ164は、図1における第一のYC分離回
路6との遅延調整のためのものである。乗算器169,
170はディジタルフィルタの係数を掛ける乗算器であ
り、それぞれの出力は加算器179で加算される。乗算
器169,170、および加算器179により、フレー
ム間演算を行ってY信号を出力するディジタルフィルタ
を構成している。
【0087】同様に、乗算器171〜173はディジタ
ルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出
力は加算器180で加算される。乗算器171〜17
3、および加算器180により、ライン間演算を行って
Y信号のディジタルフィルタを構成している。
【0088】同様に、乗算器174,175はディジタ
ルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出
力は加算器181で加算される。乗算器174,17
5、および加算器181により、フレーム間演算を行っ
てC信号のディジタルフィルタを構成している。
【0089】同様に、乗算器176〜178はディジタ
ルフィルタの係数を掛ける乗算器であり、それぞれの出
力は加算器182で加算される。乗算器176〜17
8、および加算器182により、ライン間演算を行って
C信号のディジタルフィルタを構成している。
【0090】フレーム間演算した加算器179のY信号
出力と、ライン間演算した加算器180のY信号出力は
混合回路183に入力される。混合回路183では、入
力端子161から入力された補間走査線の動き検出に従
って、2つの入力を混合し出力する。例えば図22
(a)に示すように、動き検出量に応じて、フレーム間
演算した出力と、ライン間演算した出力に対してそれぞ
れ重み付けを行うことにより混合することができる。す
なわち、映像が静止画であるときは加算器179の出力
の混合比率が高くなるように、動画であるときは加算器
180の出力の混合比率が高くなるように制御される。
【0091】フレーム間演算した加算器181のC信号
出力と、ライン間演算した加算器182のC信号出力は
混合回路184に入力される。混合回路184では、入
力端子161から入力された動き検出に従って、2つの
入力を混合し出力する。例えば図22(a)に示すよう
に、動き検出量に応じて、フレーム間演算した出力と、
ライン間演算した出力に対してそれぞれ重み付けを行う
ことにより混合することができる。すなわち、映像が静
止画であるときは加算器181の出力の混合比率が高く
なるように、動画であるときは加算器182の出力の混
合比率が高くなるように制御される。
【0092】混合回路184の出力であるC信号は、図
7〜10に示す○と●と同様に、時間軸変換前の走査線
番号が3の倍数である走査線のみが次の走査線と色副搬
送波の位相が反転していない。したがって、走査線番号
に応じてC信号の符号を反転し、各走査線毎に色副搬送
波の位相が必ず反転するようにしなければならない。符
号反転回路185は、ライン番号入力端子186の入力
に従って混合回路184の出力の符号を適切に反転し
て、その結果が出力端子163から出力される。ライン
番号入力端子186から入力される信号は、時間軸変換
回路5において2回繰り返し出力される走査線の信号と
同期している必要がある。
【0093】このとき、演算される画素を図7〜図10
に示す。図7〜図10において、第二のYC分離回路は
第一のYC分離回路がYC分離を行う実走査線の1ライ
ン上の補間走査線の位置に相当するY信号とC信号を出
力することを想定し、図6は、これを実現する動き適応
YC分離を構成している。図7〜図10ではYC分離を
行う補間走査線の位置を×で表す。この補間走査線の位
置において、フレーム間の演算は、画素dと画素nとの
2画素で演算される。また、ライン間の演算では、画素
i〜kの3画素で演算される。これら3種類の演算の重
心は、すべて図7〜図10の×の位置にある。
【0094】実施の形態3.図23は、この発明の実施
の形態3による映像信号処理回路を示すブロック図であ
る。図23において、図1に示した実施の形態1と同じ
動作をするものには同じ符号が付してある。第一のYC
分離回路6、第二のYC分離回路7からそれぞれ出力さ
れた実走査線のY信号と補間走査線のY信号は走査変換
回路11に入力され、図18に示すような走査変換のフ
ィルタ係数をかけることによって飛び越し走査のY信号
が出力端子2から出力される。同様に、色復調回路9,
10から出力される実走査線のI信号と補間走査線のI
信号は走査変換回路12に入力され、図18に示すよう
な走査変換のフィルタ係数をかけることによって飛び越
し走査のI信号が出力端子3から出力される。色復調回
路9,10から出力される実走査線のQ信号と補間走査
線のQ信号は走査変換回路13に入力され、図18に示
すような走査変換のフィルタ係数をかけることによって
飛び越し走査のQ信号が出力端子4から出力される。な
お、第一のYC分離回路6、第二のYC分離回路7は、
それぞれ図3および図4、または図5および図6のいず
れの構成でもよい。
【0095】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、V信
号を入力し、順次走査信号を出力する映像信号処理回路
において、動き適応飛び越し走査化のためにフィールド
メモリを不要とするとともに、走査変換のためのフィー
ルドメモリを節約することができる。したがって、安価
に動き適応YC分離、動き適応順次走査化、走査変換を
行う映像信号処理回路を構成することができる。
【0096】また、V信号を入力し、飛び越し走査信号
を出力する映像信号処理回路において、動き適応順次走
査化のためにフィールドメモリを不要とするとともに、
走査変換のためのフィールドメモリを節約することがで
きる。したがって、安価に動き適応YC分離、動き適応
飛び越し走査化、走査変換を行う映像信号処理回路を構
成することができる。
【0097】また、動き適応YC分離は、フィールド内
YC分離、フィールド間YC分離、およびフレーム間Y
C分離を備えることにより動きに応じた最適なYC分離
を選択し、動画においてもY信号とC信号のクロストー
クによる妨害を減らすことができる。
【0098】また、動き適応YC分離は、フィールド内
YC分離とフレーム間YC分離のみにより、動きに応じ
た最適なYC分離を行い、Y信号とC信号のクロストー
クによる妨害を減らすことができる。
【0099】また、動き検出回路は、実走査線の動き量
と補間走査線の動き量を適切に検出し、第一および第二
のYC分離において最適な動き適応制御を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 実施の形態1における時間軸変換回路の動作
を説明するためのV信号の構造を示す図である。
【図3】 実施の形態1における第一のYC分離回路を
示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1における第二のYC分離回路を
示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における第一のYC
分離回路を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2における第二のYC分離回路を
示すブロック図である。
【図7】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC分
離回路および第二のYC分離回路の動作を説明するため
の第1のV信号の構造を示す図である。
【図8】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC分
離回路および第二のYC分離回路の動作を説明するため
の第2のV信号の構造を示す図である。
【図9】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC分
離回路および第二のYC分離回路の動作を説明するため
の第3のV信号の構造を示す図である。
【図10】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC
分離回路および第二のYC分離回路の動作を説明するた
めの第4のV信号の構造を示す図である。
【図11】 実施の形態1〜実施の形態3の第一および
第二のYC分離回路に用いられるフレーム間演算のため
のフィルタ係数の一例を示す図である。
【図12】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC
分離回路に用いられるフィールド間演算およびフィール
ド内演算のためのフィルタ係数の第1の例を示す図であ
る。
【図13】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC
分離回路に用いられるフィールド間演算およびフィール
ド内演算のためのフィルタ係数の第2の例を示す図であ
る。
【図14】 実施の形態1〜実施の形態3の第一のYC
分離回路に用いられるフィールド間演算およびフィール
ド内演算のためのフィルタ係数の第3の例を示す図であ
る。
【図15】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、Y信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第1
の例を示す図である。
【図16】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、Y信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第2
の例を示す図である。
【図17】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、Y信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第3
の例を示す図である。
【図18】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、C信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第1
の例を示す図である。
【図19】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、C信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第2
の例を示す図である。
【図20】 実施の形態1〜実施の形態3の第二のYC
分離回路に用いられ、C信号を出力するフィールド間演
算およびフィールド内演算のためのフィルタ係数の第3
の例を示す図である。
【図21】 実施の形態1〜実施の形態3における動き
検出回路を示すブロック図である。
【図22】 実施の形態1〜3における第一のYC分離
回路および第二のYC分離回路に用いられる混合回路の
動作を説明するための図である。
【図23】 この発明の実施の形態3を示すブロック図
である。
【図24】 従来の映像信号処理回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図25】 従来の映像信号処理回路の走査変換に用い
られるフィルタ係数の一例を示す図である。
【図26】 従来の映像信号処理回路の他の例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
5 時間軸変換回路、6 第一のYC分離回路、7 第
二のYC分離回路、8 動き検出回路、9,10 色復
調回路、11〜13 走査変換回路、14〜16 倍速
回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合映像信号の走査線数を、もとの走査
    線数より多い順次走査信号に変換する映像信号処理回路
    において、走査線数の変換比率に応じて一走査線を単位
    として水平走査期間の整数倍の期間毎に複合映像信号を
    複数回繰り返し出力するか、または0値を出力して走査
    線数を増やす時間軸変換回路と、上記複合映像信号の画
    像の動き量を検出する動き検出回路と、上記複合映像信
    号を輝度信号と色信号に分離して上記動き検出回路で検
    出された画像の動き量に応じた実走査線の輝度信号と色
    信号を出力する第一のYC分離回路と、上記複合映像信
    号を輝度信号と色信号に分離して上記動き検出回路で検
    出された画像の動き量に応じた補間走査線の輝度信号と
    色信号を出力する第二のYC分離回路と、上記第一,第
    二のYC分離回路から出力される色信号を色差信号に復
    調する第一,第二の色復調回路と、上記第一,第二のY
    C分離回路の輝度信号出力から走査変換を行い順次走査
    のための信号を出力する第一の走査変換回路と、上記第
    一,第二の色復調回路の第一の色差信号出力から走査変
    換を行い順次走査のための信号を出力する第二の走査変
    換回路と、上記第一,第二の色復調回路の第二の色差信
    号出力から走査変換を行い順次走査のための信号を出力
    する第三の走査変換回路と、上記第一の走査変換回路の
    輝度信号出力を一つの順次走査の信号に変換する倍速回
    路と、上記第二の走査変換回路の第一の色差信号出力を
    一つの順次走査の信号に変換する倍速回路と、上記第三
    の走査変換回路の第二の色差信号出力を一つの順次走査
    の信号に変換する倍速回路とを備えたことを特徴とする
    映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 複合映像信号の走査線数を、もとの走査
    線数より多い飛び越し走査信号に変換する映像信号処理
    回路において、走査線数の変換比率に応じて一走査線を
    単位として水平走査期間の整数倍の期間毎に複合映像信
    号を複数回繰り返し出力するか、または0値を出力して
    走査線数を増やす時間軸変換回路と、上記複合映像信号
    の画像の動き量を検出する動き検出回路と、上記複合映
    像信号を輝度信号と色信号に分離して上記動き検出回路
    で検出された画像の動き量に応じた実走査線の輝度信号
    と色信号を出力する第一のYC分離回路と、上記複合映
    像信号を輝度信号と色信号に分離して上記動き検出回路
    で検出された画像の動き量に応じた補間走査線の輝度信
    号と色信号を出力する第二のYC分離回路と、上記第
    一,第二のYC分離回路から出力される色信号を色差信
    号に復調する第一,第二の色復調回路と、上記第一,第
    二のYC分離回路の輝度信号出力から走査変換を行い飛
    び越し走査のための信号を出力する第一の走査変換回路
    と、上記第一,第二の色復調回路の第一の色差信号出力
    から走査変換を行い飛び越し走査のための信号を出力す
    る第二の走査変換回路と、上記第一,第二の色復調回路
    の第二の色差信号出力から走査変換を行い飛び越し走査
    のための信号を出力する第三の走査変換回路とを備えた
    ことを特徴とする映像信号処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項第1項または第2項記載の映像信
    号処理回路において、前記第一および第二のYC分離回
    路は、フレーム間の画素の演算によりYC分離するフレ
    ーム間YC分離回路と、フィールド間の画素の演算によ
    りYC分離してかつフィールド間の画素の演算によるY
    C分離のフィルタ係数を走査線毎に切り換えるフィール
    ド間YC分離回路と、同一フィールドの画素の演算によ
    りYC分離してかつ同一フィールドの画素の演算による
    YC分離のフィルタ係数を走査線毎に切り換えるフィー
    ルド内YC分離回路と、前記動き検出回路の検出結果に
    応じて上記フレーム間YC分離出力とフィールド間YC
    分離出力とフィールド内YC分離出力とを混合する混合
    回路を備えたことを特徴とする映像信号処理回路。
  4. 【請求項4】 請求項第1項または第2項記載の映像信
    号処理回路において、前記第一および第二のYC分離回
    路は、フレーム間の画素の演算によりYC分離するフレ
    ーム間YC分離回路と、同一フィールドの画素の演算に
    よりYC分離してかつ同一フィールドの画素の演算によ
    るYC分離のフィルタ係数を走査線毎に切り換えるフィ
    ールド内YC分離回路と、前記動き検出回路の検出結果
    に応じて上記フレーム間YC分離出力とフィールド内Y
    C分離出力とを混合する混合回路とを備えたことを特徴
    とする映像信号処理回路。
  5. 【請求項5】 請求項第1項または第2項記載の映像信
    号処理回路において、前記動き検出回路は、実走査線の
    YC分離に適した動き量を検出して前記第一のYC分離
    回路を制御する実走査線動き検出回路と、補間走査線の
    YC分離に適した動き量とを検出して前記第二のYC分
    離回路を制御する補間走査線動き検出回路とを備えたこ
    とを特徴とする映像信号処理回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317159B1 (en) * 1998-04-22 2001-11-13 Sony Corporation Image processor for conversion of scanning lines and conversion method of the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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