JPH05316420A - テレビジョン信号の特殊効果装置 - Google Patents

テレビジョン信号の特殊効果装置

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JPH05316420A
JPH05316420A JP4121657A JP12165792A JPH05316420A JP H05316420 A JPH05316420 A JP H05316420A JP 4121657 A JP4121657 A JP 4121657A JP 12165792 A JP12165792 A JP 12165792A JP H05316420 A JPH05316420 A JP H05316420A
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signal
special effect
scanning
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image
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JP4121657A
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Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高精細、高品質な画質で特殊効果画像を生成す
るテレビジョン信号の特殊効果装置を提供する。 【構成】テレビジョン信号に対して、YC分離部2、色
復調部3、順次走査変換部4の信号処理を行ない、30
フレーム/秒、順次走査のコンポーネント形態の画像信
号系列をつくる。この画像信号系列で特殊効果の各種信
号処理を行なって特殊効果画像を生成する。 【効果】垂直解像度特性の優れた高品質な特殊効果画像
の生成が可能なテレビジョン信号の特殊効果装置が実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号の特殊
効果装置に係り、特に、垂直解像度特性の優れた高品質
な画質で、回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊
効果画像を生成するに好適なテレビジョン信号の特殊効
果装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンの番組制作などでは、画像
の回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果を行
なうための映像処理機器として、特殊効果装置(Digita
l Video Effect)が広く使用されている。
【0003】従来の特殊効果装置では、現行方式のテレ
ビジョン信号に対してYC分離による輝度信号と色信号
の分離、および色信号復調の信号処理を行ない、30フ
レーム/秒、2:1のインタレース走査のコンポーネン
ト形態の画像信号系列に変換する。そして、この画像信
号系列に対して特殊効果のための各種信号処理を行なっ
て、現行方式のテレビジョン信号の形態での特殊効果画
像を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の特殊効果装置で
は、2:1のインタレース走査のコンポーネント形態の
画像信号系列に対して特殊効果のための各種信号処理、
例えば、圧縮、伸長などを行なっている。このため、信
号処理の行なわれた特殊効果画像では垂直方向の解像度
特性が劣化するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、垂直解像度特性の優れた
高精細、高品質な画質で特殊効果画像の生成が可能なテ
レビジョン信号の特殊効果装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、輝度信号に色信号が重畳されたコンポジ
ット形態のテレビジョン信号に対して、YC分離、色復
調および順次走査変換の信号処理を採用して、30フレ
ーム/秒、1:1の順次走査のコンポーネント形態の画
像信号系列をつくる。そして、この順次走査の画像信号
系列に対して特殊効果の回転、圧縮、伸長などの信号処
理を行なって特殊効果画像を生成し、インタレース走査
変換、エンコードの信号処理を行なって特殊効果画像の
コンポジット形態のテレビジョン信号を構成する。
【0007】また、60フレーム/秒、1:1の順次走
査の形態のテレビジョン信号に対しては、ダウンコンバ
ートの信号処理により30フレーム/秒、1:1の順次
走査のコンポーネント形態の画像信号系列をつくり、特
殊効果のための信号処理を行なう。そして、アップコン
バートの信号処理により60フレーム/秒、1:1の順
次走査の形態の特殊効果画像のテレビジョン信号を構成
する。
【0008】
【作用】本発明では1:1の順次走査の形態の画像信号
系列に対して特殊効果のための信号処理を行ない、特殊
効果画像を生成する。一方、従来技術では順次走査に比
較して垂直解像度が約1/2の特性の2:1のインタレ
ース走査の形態の画像信号系列で特殊効果画像の生成を
行なっている。したがって、従来技術の特殊効果画像に
比較して本発明では垂直解像度特性が約2倍に向上した
特殊効果画像を生成することが可能になる。
【0009】また、本発明では順次走査系のテレビジョ
ン信号に対しても順次走査の形態の画像信号系列で特殊
効果の信号処理を行なうので、垂直解像度特性を損なう
ことなく特殊効果画像を生成できる。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示すブロック
図により説明する。これは現行方式(NTSC)のテレ
ビジョン信号に好適なものである。
【0011】テレビジョン信号(NTSC方式)VS
は、A/D変換部1で色副搬送波fscの4倍の周波数
などで標本化を行ない、ディジタルの信号VSDに変換
する。
【0012】YC分離部2では、例えば、動き適応の信
号処理などでYC分離を行ない、輝度信号成分Yと色信
号成分Cに分離する。そして、色復調部3では色副搬送
波fscによる同期検波を行ない、色差信号I、Qに復
調する。
【0013】順次走査変換部4では、例えば、動き適応
の信号処理などでインタレース走査で抜けた走査線の補
間を行ない、30フレーム/秒、1:1の順次走査の輝
度信号PY、色差信号PI、PQをつくる。
【0014】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の信号PY、PI、PQに対し
て、回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果に
応じた各種の演算操作などの信号処理を行ない、特殊効
果画像の信号系列PPY、PPI、PPQ(30フレー
ム/秒、1:1の順次走査)を生成する。
【0015】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作を行ない、30フレーム/
秒、2:1のインタレース走査の形態の輝度信号Y、色
差信号I、Qをつくる。そして、色変調部7では色副搬
送波fscによる直交変調操作を行ない、色信号Cをつ
くる。
【0016】プロセス部8では、輝度信号Yに色信号C
を重畳し、同期信号、バースト信号などを付加する。そ
して、D/A変換部9でアナログ信号に変換し、特殊効
果画像の現行NTSCテレビジョン信号VSOを生成す
る。
【0017】以上、本実施例によれば、現行NTSCテ
レビジョン信号に対して垂直解像度特性の優れた高精
細、高品質な画質を有する特殊効果装置が実現できる。
【0018】つぎに、本発明の第2の実施例を図2に示
すブロック図により説明する。これは現行NTSCテレ
ビジョン信号に対して特殊効果画像をフィールドライン
ペア多重の形態のテレビジョン信号で生成するに好適な
ものである。
【0019】現行NTSCテレビジョン信号VSは、A
/D変換部1で、例えば、色副搬送波fscの4倍の周
波数で標本化し、ディジタルの信号VSDに変換する。
【0020】YC分離部2では、例えば、動き適応の信
号処理などによりYC分離の操作を行ない、輝度信号成
分Yと色信号成分Cを分離する。そして、色復調部3で
は色副搬送波fscで同期検波を行ない、色差信号I、
Qに復調する。
【0021】順次走査変換部4では、インタレース走査
で抜けた走査線の信号を動き適応の信号処理による走査
線補間の操作で生成し、30フレーム/秒、1:1の順
次走査の輝度信号PY、色差信号PI、PQをつくる。
【0022】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の信号PY、PI、PQに対して
回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果に必要
な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効果画像
の信号PPY、PPI、PPQ(30フレーム/秒、
1:1の順次走査)をつくる。
【0023】フィールドラインペア生成部10では、イ
ンタレース走査の第1、第2フィールドでペアを形成す
る走査線に対して、色差信号および色信号として重畳さ
れる周波数帯の輝度信号に割り当てる信号成分の生成を
行なう。
【0024】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作により30フレーム/秒、
2:1のインタレース走査の形態の輝度信号Y、色差信
号I、Qをつくる。そして、色変調部7では色副搬送波
fscによる直交変調の操作で色信号Cをつくる。
【0025】プロセス部8では、色信号Cを輝度信号Y
に重畳し、同期信号、バースト信号、識別信号などを付
加する。そして、D/A変換部9でアナログ信号に変換
し、フィールドラインペア多重で構成されたテレビジョ
ン信号の特殊効果画像の信号VSOを生成する。
【0026】以上の実施例によれば、現行NTSCテレ
ビジョン信号に対して垂直解像度特性の優れた高精細、
高品質な画質の特殊効果画像をフィールドラインペア多
重の形態で構成するテレビジョン信号で生成する特殊効
果装置を実現することができる。
【0027】つぎに、本発明の第3の実施例を図3に示
すブロック図により説明する。これはフレーム完結走査
変換操作で構成された現行NTSCテレビジョン信号に
対して好適なものである。
【0028】フレーム完結走査変換操作で構成された現
行NTSCテレビジョン信号VSSは、A/D変換部1
で、例えば、色副搬送波fscの4倍の周波数で標本化
を行ない、ディジタルの信号VSDに変換する。
【0029】YC分離部2では、動き適応の信号処理な
どによりYC分離の操作を行ない、輝度信号成分Yと色
信号成分Cを分離する。そして、色復調部3では色副搬
送波fscで同期検波を行ない、色差信号I、Qに復調
する。
【0030】フレーム完結走査変換部11では、インタ
レース走査の信号系列の再配列操作によって、30フレ
ーム/秒、1:1の順次走査の形態の輝度信号PY、色
差信号PI、PQをつくる。
【0031】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の形態の信号PY、PI、PQ
で、回転、伸長、圧縮、ターンページなどの特殊効果に
必要な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効果
画像の輝度信号PPY、色差信号PPI、PPQをつく
る。
【0032】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作で走査変換を行ない、30フ
レーム/秒、2:1のインタレース走査の輝度信号Y、
色差信号I、Qをつくる。そして、色変調部7では色副
搬送波fscによる直交変調を行ない、色信号Cをつく
る。
【0033】プロセス部8では、色信号Cを輝度信号Y
に重畳し、同期信号、バースト信号、識別信号などの付
加を行なう。そして、D/A変換部9でアナログ信号に
変換し、フレーム完結走査変換操作で構成したテレビジ
ョン信号の形態の特殊効果画像の信号VSOを生成す
る。
【0034】以上、本実施例によれば、垂直解像度特性
の優れた高精細、高品質な特殊効果画像を生成する特殊
効果装置が実現できる。
【0035】つぎに、本発明の第4の実施例を図4に示
すブロック図によって説明する。これはフレーム完結走
査変換操作で構成した現行NTSCテレビジョン信号に
対して好適なものである。
【0036】フレーム完結走査変換操作で構成した現行
NTSCテレビジョン信号VSSは、A/D変換部1
で、例えば、色副搬送波fscの4倍の周波数で標本化
を行ない、ディジタルの信号VSDに変換する。
【0037】YC分離部2では、動き適応の信号処理な
どによりYC分離の操作を行ない、輝度信号成分Yと色
信号成分Cを分離する。そして、色復調部3では色副搬
送波fscで同期検波を行ない、色差信号I,Qに復調
する。
【0038】フレーム完結走査変換部11では、インタ
レース走査の信号系列の再配列操作による走査変換で、
30フレーム/秒、1:1の順次走査の形態の輝度信号
PY、色差信号PI、PQをつくる。
【0039】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の形態の信号PY、PI、PQに
対して回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果
に必要な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効
果画像の輝度信号PPY、色差信号PPI、PPQをつ
くる。
【0040】フィールドラインペア生成部10では、色
差信号ならびに色信号として重畳される周波数帯の輝度
信号に対して、インタレース走査の第1、第2フィール
ドでペアを形成する走査線に割り当てる信号成分を生成
する。
【0041】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作による走査変換で、30フレ
ーム/秒、2:1のインタレース走査の輝度信号Y、色
差信号I、Qをつくる。そして、色変調部7では色副搬
送波fscによる直交変調を行ない、色信号Cをつく
る。
【0042】プロセス部8では、色信号Cを輝度信号Y
に重畳し、同期信号、バースト信号、識別信号などの付
加を行なう。そして、D/A変換部9でアナログ信号に
変換し、フレーム完結走査変換、フィールドラインペア
多重の操作で構成したテレビジョン信号の形態の特殊効
果画像の信号VSOを生成する。
【0043】このように、本実施例によれば垂直解像度
特性の優れた高精細、高品質な画質の特殊効果画像を生
成する特殊効果装置を実現することができる。
【0044】つぎに、本発明の第5の実施例を図5に示
すブロック構成によって説明する。これはフィールドラ
インペア多重で構成した現行NTSCテレビジョン信号
に対して好適なものである。
【0045】フィールドラインペア多重で構成した現行
NTSCテレビジョン信号VSFは、A/D変換部1で
例えば色副搬送波fscの4倍の周波数で標本化を行な
い、ディジタルの信号VSDに変換する。
【0046】フィールドラインペアYC分離部12で
は、ペアを形成する走査線の信号に対して加減算演算に
よるYC分離を行ない、輝度信号成分Yと色信号成分C
を分離する。そして、色復調部3では色副搬送波fsc
で同期検波を行ない、色差信号I、Qに復調する。
【0047】順次走査変換部4では、動き適応の信号処
理による走査線補間の操作などでインタレース走査で抜
けた走査線の信号を生成する走査変換を行ない、30フ
レーム/秒、1:1の順次走査の輝度信号PY、色差信
号PI、PQをつくる。
【0048】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の形態の信号PY、PI、PQに
対して回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果
に必要な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効
果画像の輝度信号PPY、色差信号PPI、PPQをつ
くる。
【0049】フィールドラインペア生成部10では、色
差信号ならびに色信号として重畳される周波数帯の輝度
信号に対して、インタレース走査の第1、第2フィール
ドでペアを形成する走査線に割り当てる信号成分を生成
する。
【0050】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作による走査変換で、30フレ
ーム/秒、2:1のインタレース走査の輝度信号Y、色
差信号I、Qをつくる。そして、色変調部7では色副搬
送波fscによる直交変調を行ない、色信号Cをつく
る。
【0051】プロセス部8では、色信号Cを輝度信号Y
に重畳し、同期信号、バースト信号、識別信号などの付
加を行なう。そして、D/A変換部9でアナログ信号に
変換し、フィールドラインペア多重で構成したテレビジ
ョン信号の形態の特殊効果画像の信号VSOを生成す
る。
【0052】この様に、本実施例によれば垂直解像度特
性の優れた高精細、高品質な画質の特殊効果画像を生成
する特殊効果装置を実現することができる。
【0053】つぎに、本発明の第6の実施例を図6に示
すブロック図によって説明する。これは、フレーム完結
走査変換、フィールドラインペア多重で構成した現行N
TSCテレビジョン信号に対して好適なものである。
【0054】フレーム完結走査変換、フィールドライン
ペア多重で構成した現行NTSCテレビジョン信号VS
Cは、A/D変換部1で例えば色副搬送波fscの4倍
の周波数で標本化を行ない、ディジタルの信号VSDに
変換する。
【0055】フィールドラインペアYC分離部12で
は、ペアを形成する走査線の信号に対して加減算演算に
よるYC分離を行ない、輝度信号成分Yと色信号成分C
を分離する。そして、色復調部3では色副搬送波fsc
で同期検波を行ない、色差信号I、Qに復調する。
【0056】フレーム完結走査変換部11では、インタ
レース走査の信号系列の再配列操作による走査変換で、
30フレーム/秒、1:1の順次走査の形態の輝度信号
PY、色差信号PI、PQをつくる。
【0057】画像処理部5では、この30フレーム/
秒、1:1の順次走査の形態の信号PY、PI、PQに
対して回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果
に必要な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効
果画像の輝度信号PPY、色差信号PPI、PPQをつ
くる。
【0058】フィールドラインペア生成部10では、色
差信号ならびに色信号として重畳される周波数帯の輝度
信号に対して、インタレース走査の第1、第2フィール
ドでペアを形成する走査線に割り当てる信号成分を生成
する。
【0059】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作による走査変換を行ない、3
0フレーム/秒、2:1のインタレース走査の輝度信号
Y、色差信号I、Qをつくる。そして、色変調部7では
色副搬送波fscによる直交変調を行ない、色信号Cを
つくる。
【0060】プロセス部8では、色信号Cを輝度信号Y
に重畳し、同期信号、バースト信号、識別信号などの付
加を行なう。そして、D/A変換部9でアナログ信号に
変換し、フレーム完結走査変換、フィールドラインペア
多重で構成したテレビジョン信号の形態の特殊効果画像
の信号VSOを生成する。
【0061】この様に、本実施例によれば垂直解像度特
性の優れた高精細、高品質な画質の特殊効果画像を生成
する特殊効果装置を実現することができる。
【0062】つぎに、第1ないし第6の実施例における
各ブロックに関して、以下の実施例をもとに説明する。
【0063】図7はYC分離部2の一実施例で、動き適
応の信号処理によってYC分離を行なうに好適なもので
ある。
【0064】フレーム櫛型フィルタ13は、フレーム間
の演算操作で静止画像に適した色信号成分CFを抽出す
る。また、ライン櫛型フィルタ14はライン間の演算操
作で動画像に適した色信号成分CLを抽出する。そし
て、係数加重回路15では動きに応じて静止時のk=0
から激しい動きのk=1まで変化する動き情報1−k、
kをそれぞれ係数加重し、加算回路17で両者の信号を
加算して色信号成分C(C=(1−k)・CF+k・C
L)を分離する。また、動き検出回路16では、信号V
SDの2フレーム間の差分信号、1フレーム間の差分信
号の低周波成分などより画像の動きを検出し、動きに応
じて動き情報1−k、kをつくる。
【0065】一方、減算回路19では、遅延回路18に
よって時間遅延を調整した信号VSDから色信号成分C
を減算して、輝度信号成分Yを分離する。
【0066】つぎに、図8はフィールドラインペアYC
分離部12の一実施例でフィールドラインペア多重で構
成したテレビジョン信号のYC分離に好適なものであ
る。
【0067】LPF回路20は信号VSDの2MHz以
下の信号を輝度抵域成分YLとして抽出する。また、減
算回路19は信号VSDから信号YLを減算して色信号
が重畳されている2MHz以上の信号成分Sbを抽出す
る。この信号Sbでは輝度中域成分Ymと色信号Cは図
9に示す様なフィールドラインペアの形態で構成されて
いる。すなわち、インタレース走査の第1フィールドの
走査線a(c)と263走査線期間離れた第2フィール
ドの走査線b(d)でフィールドラインペアを形成す
る。そして、同一成分の輝度中域成分Ym、色信号Cに
より走査線aは信号Sa=Ym+C、走査線bは信号S
b=Ym−Cによって信号を構成する。したがって、フ
ィールドラインペアの走査線の信号の加減演算でYC分
離ができる。すなわち、Ymは(Sa+Sb)/2、C
は(Sa−Sb)/2の演算によって分離することがで
きる。
【0068】信号Sb、および263ライン遅延回路2
1で263走査線の期間遅延させた信号Saに対し、演
算回路22では(Sa+Sb)/2、演算回路23では
(Sa−Sb)/2の演算で輝度中域成分Ym1、色信
号成分C1を分離抽出する。そして、選択回路25では
第1フィールドの期間は信号Ym1、C1、第2フィール
ドの期間は263ライン遅延回路21の出力信号Y
2、および極性反転回路24で極性反転した信号C2
選択して出力し、輝度中域成分Ym、色信号成分Cをつ
くる。加算回路17では信号Ymに遅延回路26で時間
遅延を調整した信号YLを加算して輝度信号成分Yをつ
くる。
【0069】つぎに、図10によりインタレース走査か
ら30フレーム/秒、順次走査への走査変換の動作を説
明する。同図(a)は走査線補間によるもので現行NT
SC方式のテレビジョン信号に対する走査変換である。
この場合には、例えば、インタレース走査の第1フィー
ルドの走査線1、3、5…の信号を順次走査の主走査線
の信号として使用する。そして、動き適応の信号処理に
よる走査線補間の操作などで生成した信号で補間走査線
を構成して30フレーム/秒の順次走査の信号への走査
変換を実現する。
【0070】一方、同図(b)はフレーム完結走査変換
で構成したテレビジョン信号に対する走査変換である。
このテレビジョン信号ではインタレース走査の第1フィ
ールドの走査線1、3、5…の信号は順次走査の同一フ
レームの奇数走査線、第2フィールドの走査線2、4、
6…の信号は同一フレームの偶数走査線の信号で構成さ
れる。したがって、このインタレース走査の第1、第2
フィールドの走査線の信号を順次走査の一つのフレーム
の奇数走査線、および偶数走査線の信号に再配列を行な
うことで、30フレーム/秒の順次走査の信号への走査
変換を実現する。
【0071】図11は順次走査変換部4の一実施例を示
し、走査線補間によって順次走査への走査変換を行なう
ものである。フレーム間補間回路27はフレーム間の演
算操作で静止画像に適した補間走査線の信号SYをつく
る。また、ライン間補間回路28はライン間の演算操作
で動画像に適した補間走査線の信号MYをつくる。そし
て、係数加重回路15では静止時のk=0から激しい動
きのk=1まで動きに応じて変化する動き情報1−k、
kをそれぞれ係数加重し、加算回路17で両者の信号を
加算して補間走査線の信号YIP(YIP=(1−k)
・SY+k・MY)をつくる。なお、動き検出回路29
では信号Yの1フレーム間の差分信号などより画像の動
きを検出し、動きに応じて動き情報1−k、kをつく
る。一方、遅延回路30により時間遅延を調整した信号
で主走査線の信号YMをつくる。そして、信号YM、Y
IPはメモリ回路31に書き込む。このメモリ回路の動
作を図12に示す。インタレース走査の1フレーム期間
を周期として、第1フィールドの期間でWT動作によっ
て信号YM、YIPの書き込みを行なう。一方、1フレ
ーム期間を周期に1本の走査線の信号を2走査線期間に
2回づつ読み出すRD動作でメモリ回路からは読み出し
を行なう。選択回路33では1走査線毎に主走査線、補
間走査線の信号を交互に選択して出力し、30フレーム
/秒、1:1の順次走査の信号PYをつくる。制御回路
32ではこれらの動作に必要な制御信号類をつくる。
【0072】図13はフレーム完結走査変換部11の一
実施例を示し、インタレース走査の信号の再配列操作に
よって順次走査への走査変換を行なう。同図(a)に示
す様に、メモリ回路34およびこの動作を制御する制御
回路35で構成する。メモリ回路34へはインタレース
走査の1フレーム期間を周期とするWT動作によって、
第1フィールドの信号S1、S3……、第2フィールドの
信号S2、S4……をメモリに書き込む。一方、メモリか
らの読み出しは1フレーム期間を周期に第1フィールド
と第2フィールドの信号を1走査線毎に交互に読み出す
RD動作で行ない、再配列操作を行なった30フレーム
/秒、1:1の順次走査の信号PYをつくる。
【0073】なお、色差信号に関しても輝度信号と同様
に、図11あるいは図13に示した構成で30フレーム
/秒、1:1の順次走査の信号PI、PQへの走査変換
を実現できる。
【0074】つぎに、画像処理部5の一実施例を図14
により説明する。メモリ部36は複数のフレームメモリ
で構成され、入力画像信号系列の取り込み、特殊効果画
像の信号系列の蓄積および出力を行なう。演算部37で
は、回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果を
行なうに必要な各種の演算処理を行なう。フィルタ部3
8では、特殊効果で生じる折り返し雑音や画像の不連続
性を除去するためにデータ補間や帯域制限などの処理を
行なう。また、制御部39はこれら各部の動作の制御を
行なう。
【0075】つぎに、フィールドラインペア生成部10
を図15に示す一実施例により説明する。これは図9に
示したペアを形成する走査線a、bにこれらの走査線の
信号の平均値を同一成分として割り当てるに好適なもの
である。なお、順次走査からインタレース走査への走査
変換は図10(b)に示したフレーム完結法の逆の処理
で行なう。すなわち、インタレース走査の第1、第2フ
ィールドの走査線はそれぞれ順次走査の奇数走査線、偶
数走査線の信号で構成する。したがって、フィールドラ
インペアの走査線の信号は、順次走査の隣接する奇数、
偶数走査線の信号の平均値で生成することになる。
【0076】同図(a)は輝度信号に対する構成であ
る。30フレーム/秒、1:1の順次走査の輝度信号P
PY、および1ライン遅延回路40で1走査線期間遅延
させた信号PPYDは、演算回路22で(PPY+PP
YD)/2の演算を行ない、フィールドラインペアの走
査線に割り当てる信号YFLをつくる。選択回路41で
は1走査線毎に信号YFLおよび1ライン遅延回路40
の出力を交互に選択して出力し、隣接する奇数、偶数走
査線が同一成分となる信号をつくる。そして、HPF回
路43ではこの2MHz以上の信号成分を抽出し、フィ
ールドラインペアを形成する輝度中域成分を生成する。
一方、LPF回路42では2MHz以下の信号成分を抽
出して、輝度抵域成分をつくる。そして、加算回路17
で両者の信号を加算して、輝度中域成分がフィールドラ
インペアの形態の輝度信号を生成する。
【0077】同図(b)は色差信号に対する構成であ
る。30フレーム/秒、1:1の順次走査の色差信号P
PI、および1ライン遅延回路40の出力信号は演算回
路22で両者の信号の平均値演算を行ない、フィールド
ラインペアの走査線に割り当てる信号CFLをつくる。
そして、選択回路41では1走査線毎に信号CFLと1
ライン遅延回路40の出力を交互に選択して出力し、隣
接する奇数、偶数走査線が同一成分の信号となるフィー
ルドラインペアの形態の色差信号を生成する。
【0078】つぎに、インタレース走査変換部6を図1
6に示す一実施例により説明する。これは、フレーム完
結走査変換の操作で、30フレーム/秒、1:1の順次
走査の各フレームの奇数走査線、偶数走査線の信号でそ
れぞれ2:1のインタレース走査の第1、第2フィール
ドの走査線の信号を構成してインタレース走査への走査
変換を行なう。
【0079】30フレーム/秒、1:1の順次走査の輝
度信号PPY(色差信号PPI、PPQ)は1フレーム
期間を周期とするWT動作で信号S1、S2、S3……を
メモリ回路44に書き込む。一方、メモリ回路からはイ
ンタレース走査の1フレーム期間を周期とするRD動作
で第1フィールドの期間は奇数走査線S1、S3、……、
第2フィールドの期間は偶数走査線S2、S4、……の信
号を読み出し、30フレーム/秒、2:1のインタレー
ス走査の輝度信号Y(色差信号I、Q)を生成する。こ
れらの動作に必要な制御信号類は制御回路45でつく
る。
【0080】この様に、第1ないし第6の実施例によれ
ば現行NTSC方式のテレビジョン信号に対して高精
細、高品質な画質で特殊効果画像を生成するテレビジョ
ン信号の特殊効果装置が実現できる。なお、本発明は、
現行NTSC方式との両立性を保有して高画質化、高精
細化、画面のワイド化を図るEDTV方式のテレビジョ
ン信号に対しても適用することができる。また、本実施
例ではコンポーネント形態の画像信号系列が輝度信号
Y、色差信号I、Qの場合を例に説明したが、例えば、
輝度信号Y、色差信号R−Y、B−Y、あるいは3原色
R、G、B信号などで構成されるコンポーネント形態の
画像信号系列に対しても本発明を適用することができ
る。
【0081】つぎに、本発明による60フレーム/秒、
1:1の順次走査のコンポーネント形態のテレビジョン
信号の特殊効果装置について、実施例をもとに説明す
る。
【0082】図17は本発明の第7の実施例のブロック
構成図である。60フレーム/秒、1:1の順次走査の
テレビジョン信号VA(例えば3原色信号R、G、B)
は、A/D変換部46で色副搬送波の例えば8倍の周波
数などで標本化を行ない、ディジタルの信号系列VAD
に変換する。
【0083】ダウンコンバート部47では、フレーム駒
落し、時間軸伸長などの処理を行ない、30フレーム/
秒、1:1の順次走査の形態の信号系列VPに変換す
る。
【0084】画像処理部5では、回転、圧縮、伸長、タ
ーンページなどの特殊効果に必要な各種の演算操作など
の信号処理を行ない、特殊効果画像の信号系列VPPを
生成する。
【0085】アップコンバート部48では、フレーム補
間操作によって補間フレームの生成を行ない、60フレ
ーム/秒、1:1の順次走査の形態の信号系列VBDに
変換する。そして、D/A変換部49でアナログ信号に
変換して、特殊効果画像の60フレーム/秒、1:1の
順次走査のテレビジョン信号VBを生成する。
【0086】図18は、本発明の第8の実施例のブロッ
ク図である。60フレーム/秒、1:1の順次走査のテ
レビジョン信号VA(例えば3原色信号R、G、B)
は、A/D変換部46で色副搬送波の例えば8倍の周波
数で標本化を行なってディジタルの信号系列VADに変
換する。
【0087】チャネル分割部50では、信号系列の2チ
ャネル分割、時間軸伸長などの処理を行ない、30フレ
ーム/秒、1:1の順次走査の形態の信号系列VP1、
およびVP2をつくる。
【0088】画像処理部5ではこれらの信号系列に対し
て回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果に必
要な各種の演算操作などの信号処理を行ない、特殊効果
画像の信号系列VPP1、VPP2を生成する。
【0089】チャネル統合部51では、時間軸圧縮、時
系列変換などの処理を行なって2チャネルの信号系列を
統合し、60フレーム/秒、1:1の順次走査の信号系
列VBDをつくる。そして、D/A変換部49でアナロ
グ信号に変換し、60フレーム/秒、1:1の順次走査
のテレビジョン信号の特殊効果画像を生成する。
【0090】図19はこれら実施例における60フレー
ム/秒〜30フレーム/秒のフレーム数変換の動作説明
図である。同図(a)はダウンコンバート法で第7の実
施例に対応する。これはフレーム駒落しの操作によって
60フレーム/秒の信号系列から30フレーム/秒の信
号系列をつくる。そして、フレーム補間の操作によって
補間フレームを生成し、30フレーム/秒の信号系列か
ら60フレーム/秒の信号系列をつくる。一方、同図
(b)は、チャネル分割法で第8の実施例に対応する。
これは、2フレーム周期毎の信号系列によって60フレ
ーム/秒の信号系列から30フレーム/秒の二つの信号
系列をつくる。そして、この二つの30フレーム/秒の
信号系列を結合して60フレーム/秒の信号系列をつく
る。
【0091】以下では実施例をもとに各ブロックを説明
する。
【0092】図20はダウンコンバート部47の一実施
例である。信号系列VADは2フレーム期間(1/30
秒)を周期とする1フレーム期間のWT動作によって2
フレーム毎の一つのフレームの信号S12……SNをメ
モリ回路52に書き込む。一方、メモリ回路からは30
フレーム/秒、順次走査の1フレーム期間(1/30
秒)を周期とするRD動作によって信号S1、S2……S
Nを読み出し、30フレーム/秒、1:1の順次走査の
信号系列VPを生成する。制御回路53ではこれらの動
作に必要な制御信号類をつくる。
【0093】図21はチャネル分割部50の一実施例で
ある。信号系列VADの一方は図20の実施例と同様な
WT動作、他方はこれを1フレーム期間ずらしたWT動
作によってメモリ回路52に書き込む。一方、メモリ回
路からは30フレーム/秒、順次走査の1フレーム期間
を周期としたRD動作で読み出しを行ない、30フレー
ム/秒、1:1の順次走査の信号系列VP1、VP2を
生成する。制御回路54ではこれらの動作に必要な制御
信号類をつくる。
【0094】図22はアップコンバート部48の一実施
例である。これは前フレームの信号で補間フレームを生
成するに好適なものである。30フレーム/秒、1:1
の順次走査の信号系列VPPは、1フレーム期間(1/
30秒)を周期とするWT動作によってメモリ回路55
に信号S1、S2、……SNを書き込む。一方、メモリ回
路からは60フレーム/秒、順次走査の2フレーム期間
(1/30秒)を周期とするRD動作で1フレーム期間
毎に信号S1、S2……SNを読み出して、60フレーム
/秒、1:1の順次走査の信号系列VBDを生成する。
これらの動作に必要な制御信号類は制御回路56でつく
る。
【0095】図23はチャネル統合部51の一実施例で
ある。30フレーム/秒、1:1の順次走査の信号系列
VPP1、VPP2は図22の実施例と同様なWT動作
でメモリ回路55に信号信号S1、S2……SNを書き込
む。一方、メモリ回路からは図22の実施例と同様なR
D動作で信号を読み出し、選択回路57ではこれらメモ
リ回路の出力信号をフレーム毎(1/60秒)に交互に
選択して出力し、60フレーム/秒、1:1の順次走査
の信号系列VBDを生成する。制御回路58はこれらの
動作に必要な制御信号類をつくる。
【0096】この様に、第7、第8の実施例によれば、
60フレーム/秒、1:1の順次走査のテレビジョン信
号に対して、垂直解像度特性に優れた高精細、高品質な
画質で特殊効果画像を生成する特殊効果装置を実現する
ことができる。
【0097】つぎに、本発明による30フレーム/秒、
2:1のインタレース走査のコンポーネント形態のテレ
ビジョン信号の特殊効果装置について、実施例をもとに
説明する。
【0098】図24は本発明の第9の実施例のブロック
図である。30フレーム/秒、2:1のインタレース走
査のコンポーネント形態のテレビジョン信号VAI(例
えば3原色信号R、G、B、あるいは輝度信号Y、色差
信号R−Y、B−Y)は、A/D変換部46で色副搬送
波の、例えば、4倍の周波数で標本化を行ない、ディジ
タルの信号系列VAIDに変換する。
【0099】順次走査変換部4では、動き適応の信号処
理による走査線補間の操作などでインタレース走査で抜
けた走査線の信号を生成し、30フレーム/秒、1:1
の順次走査の信号系列VPをつくる。
【0100】画像処理部5ではこの信号系列に対して回
転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果に必要な
各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効果画像の
信号系列VPPを生成する。
【0101】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作による走査変換で、30フレ
ーム/秒、2:1のインタレース走査の信号系列VBD
をつくる。そして、D/A変換部49でアナログ信号に
変換し、30フレーム/秒、2:1インタレース走査、
コンポーネント形態のテレビジョン信号の特殊効果画像
を生成する。
【0102】図25は本発明の第10の実施例のブロッ
ク図である。30フレーム/秒、2:1インタレース走
査、コンポーネント形態(例えば3原色信号R、G、
B、あるいは輝度信号Y、色差信号R−Y、B−Yな
ど)のテレビジョン信号VAIは、A/D変換部46
で、例えば、色副搬送波の4倍の周波数で標本化を行な
い、ディジタルの信号系列VAIDに変換する。
【0103】フレーム完結走査変換部11では、インタ
レース走査の信号系列の再配列操作による走査変換を行
ない、30フレーム/秒、1:1の順次走査の信号系列
VPをつくる。
【0104】画像処理部5では、この信号系列に対して
回転、圧縮、伸長、ターンページなどの特殊効果に必要
な各種演算操作などの信号処理を行ない、特殊効果画像
の信号系列VPPを生成する。
【0105】インタレース走査変換部6では、順次走査
の信号系列の並び換え操作による走査変換を行ない、3
0フレーム/秒、2:1のインタレース走査の信号系列
VBDをつくる。そして、D/A変換部49でアナログ
信号に変換し、30フレーム/秒、2:1インタレース
走査、コンポーネント形態のテレビジョン信号の特殊効
果画像を生成する。
【0106】この様に、第9、第10の実施例によれ
ば、30フレーム/秒、2:1インタレース走査、コン
ポーネント形態のテレビジョン信号に対して、垂直解像
度特性の優れた高精細、高品質な画質で特殊効果画像を
生成する特殊効果装置を実現することができる。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、垂直解像度特性の優れ
た高精細、高品質な画質で特殊効果画像を生成するテレ
ビジョン信号の特殊効果装置を実現することが可能にな
り、テレビジョン画像の高画質化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図。
【図3】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図4】本発明の第4の実施例のブロック図。
【図5】本発明の第5の実施例のブロック図。
【図6】本発明の第6の実施例のブロック図。
【図7】これら実施例におけるYC分離部の一実施例の
ブロック図。
【図8】フィールドラインペアYC分離部の一実施例の
ブロック図。
【図9】フィールドラインペア多重分離の説明図。
【図10】順次走査変換の説明図。
【図11】順次走査変換部の一実施例のブロック図。
【図12】このメモリ回路の動作説明図。
【図13】フレーム完結走査変換部の一実施例の説明
図。
【図14】画像処理部の一実施例のブロック図。
【図15】フィールドラインペア生成部の一実施例のブ
ロック図。
【図16】インタレース走査変換部の一実施例の説明
図。
【図17】本発明の第7の実施例のブロック図。
【図18】本発明の第8の実施例のブロック図。
【図19】これら実施例におけるダウンコンバート、チ
ャネル分割の動作説明図。
【図20】ダウンコンバート部の一実施例の動作説明
図。
【図21】チャネル分割部の一実施例のブロック図。
【図22】アップコンバート部の一実施例の説明図。
【図23】チャネル統合部の一実施例のブロック図。
【図24】本発明の第9の実施例の説明図。
【図25】本発明の第10の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1…A/D変換部、2…YC分離部、3…色復調部、4
…順次走査変換部、5…画像処理部、6…インタレース
走査変換部、7…色変調部、8…プロセス部、9…D/
A変換部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号に色信号が重畳されたコンポジッ
    ト形態の2:1のインタレース走査のテレビジョン信号
    の特殊効果装置において、前記輝度信号と前記色信号を
    分離するYC分離処理を行なう手段、前記色信号をベー
    スバンド信号に復調を行なう手段、30フレーム/秒の
    1:1の順次走査の信号系列に走査変換を行なう手段を
    設け、これらの手段により生成した30フレーム/秒、
    1:1順次走査のコンポーネント形態の画像信号系列に
    対して特殊効果に必要な信号処理を行ない特殊効果画像
    を生成することを特徴とするテレビジョン信号の特殊効
    果装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前記テレビジョン信号
    は、順次走査の同一フレームの信号系列の並び換え操作
    でインタレース走査の信号系列を生成するフレーム完結
    走査変換処理によって構成された信号であるテレビジョ
    ン信号の特殊効果装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の前記テレビジョン信号
    は、色信号成分および色信号成分が重畳される周波数帯
    の輝度信号成分がインタレース走査の第1、第2フィー
    ルドのペアの走査線に同一の信号成分を割り当てるフィ
    ールドラインペア処理によって構成された信号であるテ
    レビジョン信号の特殊効果装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の前記テレビジョン信号
    は、順次走査の同一フレームの信号系列の並び換え操作
    でインタレース走査の信号系列を生成するフレーム完結
    走査変換処理、および、色信号成分と色信号成分が重畳
    される周波数帯の輝度信号成分がインタレース走査の第
    1、第2フィールドのペアの走査線に同一の信号成分を
    割り当てるフィールドラインペア処理によって構成され
    た信号であるテレビジョン信号の特殊効果装置。
  5. 【請求項5】60フレーム/秒、1:1の順次走査のコ
    ンポーネント形態のテレビジョン信号の特殊効果装置に
    おいて、前記テレビジョン信号を30フレーム/秒の
    1:1の順次走査のコンポーネント形態の画像信号系列
    にダウンコンバート処理を行なう手段、もしくは複数チ
    ャネルの30フレーム/秒の1:1の順次走査のコンポ
    ーネント形態の画像信号系列に分割するチャネル分割処
    理の手段を設け、これらの手段で生成した画像信号系列
    に対して特殊効果の信号処理を行ない特殊効果画像を生
    成することを特徴とするテレビジョン信号の特殊効果装
    置。
  6. 【請求項6】30フレーム/秒、2:1のインタレース
    走査のコンポーネント形態のテレビジョン信号の特殊効
    果装置において、前記テレビジョン信号を30フレーム
    /秒、1:1の順次走査のコンポーネント形態の画像信
    号系列に変換する手段を設け、前記画像信号系列に対し
    て特殊効果の信号処理を行なって特殊効果画像を生成す
    ることを特徴とするテレビジョン信号の特殊効果装置。
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