JPH0964776A - 周波数変換装置 - Google Patents

周波数変換装置

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JPH0964776A
JPH0964776A JP7214954A JP21495495A JPH0964776A JP H0964776 A JPH0964776 A JP H0964776A JP 7214954 A JP7214954 A JP 7214954A JP 21495495 A JP21495495 A JP 21495495A JP H0964776 A JPH0964776 A JP H0964776A
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光彦 稲熊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路制御用の分周数設定及び変更操作
を簡略化する。 【構成】 周波数変換装置の出力部に配置されたバンド
パスフィルタ9をユニット化し、フィルタ部Mとして前
記周波数変換装置に対し着脱可能と成すと共に、そのフ
ィルタ部Mに、可変抵抗器16aを備えた分圧回路16
と、その分圧回路16から出力される直流電圧を入力さ
せ、分周数を出力するコンピュータ12を設ける。コン
ピュータ12には、予め入力された直流電圧と分周数と
の変換プログラムが設定されていて、コンピュータ12
から、前記可変抵抗器16aの操作によって調整された
直流電圧に対応する分周数のデータが、PLL回路11
に対して出力され、その分周数に基づいて、PLL回路
11の周波数が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、発振信号の周波数
を基準発振信号の周波数の整数倍に可変的に設定するこ
とにより所望の周波数に制御するPLL(Phase
Locked Loop)回路を有した周波数変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】CATV、電話伝送、その他の伝送シス
テムにおいて、前記周波数変換装置は、その周波数設定
方法として、例えば実公平3−17488号公報に記載
の如く、フィルタユニットにパターン配線を一体化して
設け、そのパターン配線において、各端子間を接続、或
は切断することによって2進数の各桁を0か1か選択す
ることによって分周数であるN値を設定し、そのN値に
基づいてPLL回路を制御する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パターン配線は、分周
数を二進数で設定した場合、接続部が8〜12ピンと多
くなり、部品コストがかさみ、組み付けスペースも大き
くなる。而もパターン配線は、N値の数に相当する種類
があるため、組み立てラインで共通の組み立てをするこ
とが難かしく、一旦設定されたN値を変更する場合は、
ハンダ付けをやり直すなど、パターン配線を大幅に変更
しなくてはならないため、極めて煩雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分周数の設
定、変更を簡単に行なえる周波数変換装置であって、そ
の構成は、周波数は分周数に基づいて設定され、その分
周数は、入力される直流電圧に応じて予め設定された分
周数のデータを出力するプログラムが組み込まれたコン
ピュータで決定することにある。前記直流電圧は、周波
数変換装置の出力部に配置されたフィルタユニットに設
けられた直流電圧設定回路から供給されるようにでき
る。そして前記フィルタ部は、フィルタ回路とローカル
周波数除去用トラップとを含み、そのローカル周波数除
去用トラップには、そのローカル周波数除去用トラップ
の周波数に対して関連付けられた分圧回路を設けること
ができ、前記直流電圧は、その分圧回路の出力から供給
されることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る周波数変換装置を、
図面に基づいて説明する。図1は、周波数変換装置の全
体を示したブロック図であり、図1のaにおいて、映像
信号及び音声信号は個々に映像変調器1と音声変調器2
とに入力され、夫々振幅変調、周波数変調されると共
に、発振器(OSC)3から出力された搬送波を、前記
変調された各信号により周波数変換し、周波数変換され
た各信号が、IF増幅器4,5を経て合成される。尚、
振幅変調された映像信号は、フィルタ6で不要な周波数
帯域の信号が除去される。前記フィルタ6としてはバン
ドパスフィルタが好適に使用されるが、ここでのフィル
タは、後述するようにローカル周波数の除去を目的とし
ているので、ローパスフィルタを使用することもできる 合成された信号は、更に電圧制御発振器(VCO)7か
ら出力された搬送波を周波数変換し、増幅器8及びフィ
ルタ9を介して高周波出力端子より出力される。前記電
圧制御発振器7の出力は、プリスケーラ10により周分
されてPLL回路11に入力され、そのPLL回路11
において、コンピュータ(マイクロコンピュータ)12
から出力された分周数に基づいて、発振周波数が制御、
安定化され、ローパスフィルタ13で積分した後、電圧
制御発振器6にフィードバックされる。
【0006】前記フィルタ9はフィルタ部Mとしてユニ
ット化され、周波数変換装置に対して着脱可能となって
おり、そのフィルタ部Mは、図1のaに示すように入出
力用のコネクタ14,15を装備すると共に、可変抵抗
器16aを備えた直流電圧設定回路としての分圧回路1
6を搭載しており、分圧回路16からは、直流電圧が出
力されるようになっている。出力される直流電圧は、可
変抵抗器16aの操作によって調整可能で、その直流電
圧は、A/D変換された後、前記コンピュータ12に入
力される。
【0007】コンピュータ12はPLL回路11に接続
されると共に、そのコンピュータ12には、予め入力さ
れた直流電圧と分周数との変換プログラムが設定されて
おり、所望の分周数に対応した電圧となるように可変抵
抗器16aを操作すれば、コンピュータ12から分周数
のデータがPLL回路11に送られ、PLL回路11の
周波数が自動的に設定される。
【0008】このように、コンピュータ12に入力する
直流電圧を変化させるだけで、分周数を簡単に変更でき
るし、分周数を二進数で設定しても、接続部は3ピンの
みしか必要なく、小型化できる。又、フイルタ部が周波
数変換装置に対して着脱可能となっているので、可変抵
抗器をフィルタの帯域に合わせてプリセットしておけ
ば、フイルタ部を交換するだけで、周波数変換装置を所
定の周波数に調整できる。
【0009】前記実施例のフィルタは、前述した如く各
チャンネルの映像搬送波(fv)に対して58.75MH
z 高域側にずれて発生するローカル周波数を除去するこ
とを目的としているが、そのローカル周波数が完全に除
去しきれずに残っていると、ローカル周波数を帯域内周
波数とするチャンネルの画面にビート縞を発生させてし
まう虞れがあるため、フィルタ部にローカル周波数除去
用トラップ回路(以下単にトラップ回路という)を併設
する試みがある。前記実施例は直流電源をフィルタの分
圧回路から供給を受けているが、フイルタ部Mにローカ
ルを除去するトラップ回路を設け、そのトラップ回路に
分圧回路(直流電圧設定回路)を併設し、前記トラップ
回路の周波数に関連付けられた分圧回路から電圧供給を
受けるようにしたり、別個独立した電源回路を介して供
給することもできる。
【0010】前記フイルタ部Mに設けるトラップ回路1
7と分圧回路16とは、図2に例示する回路により具体
化される。即ち、C1 は、トラップ回路17をフィルタ
9とコネクタ15とを結ぶラインに接続すると共に、共
振回路構成用としてのコンデンサ、C2 は直流カット用
のコンデンサ、CV 及びLはトラップの並列共振回路を
構成するための電圧可変型コンデンサとコイルであり、
R及びCは高周波阻止用の抵抗とコンデンサであって、
ここで可変抵抗器16aを、前記CV 及びLとで構成さ
れる並列共振回路が、搬送波の周波数により発生するロ
ーカル周波数で共振するよう調整した場合、その共振周
波数に関連して分圧回路から出力される電圧に応じて、
PLL回路の周波数が前記搬送波の周波数と一致する分
周数がコンピュータから出力されるように設定しておけ
ば、可変抵抗器を操作するだけで周波数変換装置とトラ
ップとにおける周波数の設定及び変更を同時に行なうこ
とができる。
【0011】また、フィルタとしてローパスフィルタを
使用した場合は、図3に例示するように、そのローパス
フィルタの通過阻止周波数より低域で、最大58.75
MHzの範囲に含まれる複数チャンネルA,B,C相互間
の周波数変更に対し、フイルタの調整は不要となる。
尚、フィルタのみを交換可能としたり、可変式のフィル
タを採用し、コンピュータを周波数変換装置に一体的に
組み付けても差し支えなく、周波数変換装置の回路構成
も実施例に限定されるものではないし、可変式抵抗器
を、整数倍の切り換え式としたり、電子回路をもって安
定制御するなど、コンピュータへ入力する直流電圧設定
回路も、適宜変更できる。
【0012】このように本発明の周波数設定方法は、コ
ンピュータにより、そのコンピュータに入力された電圧
値に対応した分周数が選択決定され、その分周数に基づ
きPLL回路で周波数を設定するから、電圧の変更によ
り周波数を調整でき、簡単で而も確実である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、印加する直流電圧の値
で分周数が決定されるから、分周数の設定や変更に対し
て容易に対応できる。特に前記直流電圧をフィルタ部か
ら供給すれば、フィルタの通過周波数帯域とPLL回路
の設定周波数とを関連付けることができ、特にフィルタ
部にトラップを設け、そのトラップに設けた分圧回路か
ら直流電圧が供給されるようにすれば、周波数を設定、
変更する上において合理的である。又、組み立て工程に
おいては、予め共通の直流電圧設定回路としての分圧回
路を組み付けるので、作業性も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る周波数変換装置の全体を示した
ブロック図である。
【図2】 フィルタ部の変更例を示す説明図である。
【図3】 チャンネルA,B,Cに対して調整不要なロ
ーパスフィルタの実例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・映像変調器、2・・音声変調器、3・・発振器、
4,5・・IF増幅器、6・・フィルタ、7・・電圧制
御発振器、8・・増幅器、9・・フィルタ、10・・プ
リスケーラ、11・・PLL回路、12・・コンピュー
タ、13・・ローパスフィルタ、14,15・・コネク
タ、16・・分圧回路、16a・・可変抵抗器、17・
・トラップ回路、M・・フィルタ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振信号の周波数を基準発振信号の周波
    数の整数倍に可変的に設定することにより所望の周波数
    に制御するPLL回路を有した周波数変換装置におい
    て、前記周波数は分周数に基づいて設定され、その分周
    数は、入力される直流電圧に応じて予め設定された分周
    数のデータを出力するプログラムが組み込まれたコンピ
    ュータで決定される周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 前記直流電圧が、周波数変換装置の出力
    部に配置されたフィルタ部に設けられた直流電圧設定回
    路から供給される請求項1に記載の周波数変換装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ部が、フィルタ回路とロー
    カル周波数除去用トラップとを含み、そのローカル周波
    数除去用トラップには、そのローカル周波数除去用トラ
    ップの周波数に対して関連付けられた分圧回路が設けら
    れ、その分圧回路から前記直流電圧が供給される請求項
    2に記載の周波数変換装置。
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WO2012101840A1 (ja) * 2011-01-24 2012-08-02 シャープ株式会社 半導体集積回路

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WO2012102083A1 (ja) * 2011-01-24 2012-08-02 シャープ株式会社 半導体集積回路
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