JPH0964262A - リード曲げ装置 - Google Patents

リード曲げ装置

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JPH0964262A
JPH0964262A JP21507995A JP21507995A JPH0964262A JP H0964262 A JPH0964262 A JP H0964262A JP 21507995 A JP21507995 A JP 21507995A JP 21507995 A JP21507995 A JP 21507995A JP H0964262 A JPH0964262 A JP H0964262A
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JP
Japan
Prior art keywords
lead
die
punch
bending
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP21507995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Maeyama
裕信 前山
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Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードの板厚やリードに施しためっき厚がば
らついた場合でも、リードを高精度で曲げ成形できるよ
うにする。 【解決手段】 パンチ18およびダイ20によりリード
10を押接して曲げ成形するリード曲げ装置において、
前記ダイ20あるいはパンチ18の一方を、これらを取
り付けるベース12あるいは可動プレート14に、ダイ
20あるいはパンチ18の他方に向け付勢手段28、3
2により付勢して可動に取り付けるとともに、前記付勢
手段の許容荷重を前記パンチ18およびダイ20による
リードの曲げ成形に必要な成形力よりも大きく設定し、
金型の下死点位置における前記ダイ20とパンチ18と
の間隔を前記リード10の板厚の最小値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置を製造す
る際にリードを所定形状に曲げ成形するリード曲げ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は半導体装置の製造に使用するリー
ド曲げ装置の一般的な構成を示す。図は中心線の左半部
に半導体装置のリード10を曲げ成形する前の状態、右
半部にリード10を曲げ成形した後の状態を示す。リー
ド曲げ装置はプレス機構によりベース12に対し可動プ
レート14を押動し、ベース12と可動プレート14の
各々に設けたストッパ16a、16bを当接させること
によって金型の下死点位置を規定し、下死点位置でのパ
ンチ18とダイ20との間隔を設定してリード10を所
定形状に曲げ成形する。
【0003】下死点位置におけるパンチ18とダイ20
との間隔はスプリングインあるいはスプリングバックと
いった成形時の挙動や、リードを曲げた際の寸法安定
性、リード表面に圧痕や擦り傷が形成されるといったよ
うに製品の外観に影響を与える。このため、従来のリー
ド曲げ装置でパンチ18とダイ20との間隔を適当に設
定する方法として、対象とするリードの平均的な厚さに
対しパンチ18とダイ20との間隔を5〜10μm程度
ずつ増減して実際に曲げ成形を行い、その結果から最適
な間隔を設定することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
のリードにはふつう実装用にはんだめっきが施される
が、このはんだめっきのめっき厚を一定に制御すること
は困難で、通常は±10〜20μm程度のばらつきがあ
る。パンチおよびダイの間隔はほぼ一定であり、前述し
た5〜10μm程度の厚さのばらつきであれば所定の成
形精度を得ることは可能であるが、厚さのばらつきが適
当な曲げ成形が可能な範囲を超えてしまうと、所定の成
形精度が得られなくなる。
【0005】このようなリードのめっき厚等のばらつき
に起因する曲げ成形精度の低下は金型の精度を向上させ
るといった方法では解消することができない問題であ
り、これによってリードのスプリングバックが生じた
り、成形時の寸法安定性が阻害されたり、リード表面に
圧痕や擦り傷が生じたりする。本発明はこのようにリー
ドの板厚やめっき厚のばらつきによってリードの成形精
度が低下する問題を解消すべくなされたものであり、リ
ードの板厚やめっき厚がある程度ばらついた場合でも所
定の成形精度を得ることができるリード曲げ装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、パンチおよびダ
イによりリードを押接して曲げ成形するリード曲げ装置
において、前記ダイあるいはパンチの一方を、これらを
取り付けるベースあるいは可動プレートに、ダイあるい
はパンチの他方に向け付勢手段により付勢して可動に取
り付けるとともに、前記付勢手段の許容荷重を前記パン
チおよびダイによるリードの曲げ成形に必要な成形力よ
りも大きく設定し、金型の下死点位置における前記ダイ
とパンチとの間隔を前記リードの板厚の最小値に設定す
ることを特徴とする。また、前記付勢手段として前記ダ
イと前記ベースとの間にスプリングを配設したことを特
徴とする。また、前記付勢手段として前記パンチと前記
可動プレートとの間にスプリングを配設したことを特徴
とする。また、ストリッパープレートとダイとの間で製
品およびリードの基部を挟圧して支持し、前記ストリッ
パープレートの側面に沿ってパンチを上下動可能に設け
てリードをZ形に曲げ成形可能としたことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面に基づき説明する。図1はリード曲げ
装置の金型構成と、リードを曲げ成形する様子を示す断
面図である。中心線の左半部はリード10を曲げ成形す
る前の状態、右半部はリード10を曲げ成形した後の状
態を示す。本装置も図3に示す従来例の装置と同様に、
ベース12と可動プレート14の各々にストッパ16
a、16bを設け、ストッパ16a、16bの当接点に
よって金型の下死点位置を規定している。
【0008】図示例はリード10をZ形に曲げ成形する
装置で、半導体装置の樹脂モールド部22およびリード
10の基部位置をダイ20とストリッパープレート24
とでクランプし、ストリッパープレート24の側面で上
下動すべく設置したパンチ18によりダイ20との間で
リード10を挟圧して曲げ成形する。
【0009】ストリッパープレート24はスプリング2
6により下方に突出する向きに付勢して支持されてお
り、可動プレート14が下降しダイ20との間でリード
10の基部をクランプした後、さらに可動プレート14
が下降する際にはスプリング26の付勢力によってリー
ド10を支持する。可動プレート14がさらに下降する
とパンチ18がストリッパープレート24に対し相対的
に下降しリード10を曲げ成形する。
【0010】リード10を曲げ成形した後は、可動プレ
ート14が上昇して、まずパンチ18がリード10から
離間し、その後、ストリッパープレート24が樹脂モー
ルド部22およびリード10の押さえ位置から上昇す
る。このようにストリッパープレート24はパンチ18
がリード10に当接する前にダイ20との間で製品を保
持し、リード曲げ後はパンチ18がリード10から離間
するまで製品を保持するという作用をなす。
【0011】図1に示す装置例でのパンチ18およびダ
イ20等の作用は図3に示す従来例と同様であるが、図
1に示す例ではダイ20の下部にスプリング28を設け
てダイ20をフローティング形式としたことを特徴とす
る。スプリング28はダイ20を押し上げる向きに付勢
したスプリングで、30はダイ20の側面でダイ20の
上動位置を規制するストッパである。
【0012】なお、この場合にパンチ18とダイ20と
の間に設定する間隔は、成形しようとするリード10の
板厚の最小値、リード10にはんだめっき等を施した場
合にはめっき厚を含めた全体の厚さの最小値に設定す
る。ダイ20を上記のようにフローティング形式とした
のは、パンチ18とダイ20でリード10を挟圧して曲
げ成形する際に、被成形品の厚さが最小厚以上のもので
あった場合に、ダイ20に設けたスプリング28をたわ
ませることにより、ダイ20を下方に逃がし、リード1
0をつぶさないようにすることにある。
【0013】パンチ18とダイ20によってリード10
を曲げ成形するために要する力F1とリード10を板厚
方向につぶすために要する力F2 とを比較すると、F2
の方がF1 よりもずっと大きいから、スプリング28を
たわませるのに必要な力をリード10を曲げ成形するに
要する力よりも大きくしておくことにより、所要の曲げ
成形力を作用させて的確にリードを曲げることができ、
リードを押しつぶすような過剰な力が加わった際にはダ
イ20を後退させて過度に曲げ成形力が作用しないよう
にすることができる。
【0014】図1に示した例はダイ20をフローティン
グして支持することによりリード10の厚さが一定範囲
以上になった場合でもリードに過剰な力を作用させずに
曲げ成形することを可能にするものであるが、ダイ20
をフローティングさせるかわりにパンチ18をフローテ
ィングさせることによっても同様な効果を得ることがで
きる。図2はパンチをフローティングさせる例としてパ
ンチ18をスプリング32を介してフローティングする
ように取り付けた例を示す。
【0015】なお、図2でダイ20はベース12に固定
してある。ベース12、可動プレート14、ストリッパ
ープレート24等の構成は図1と同様で、ストリッパー
プレート24とダイ20とで製品を支持し、パンチ18
とダイ20との間でリード10を曲げ成形する。この例
でも下死点位置でのパンチ18とダイ20との間隔は被
成形品であるリード10の板厚の最小値に設定する。そ
して、パンチ18を支持するスプリング32がリード1
0を曲げ成形するに必要な力よりも大きな力が加わった
ときにはじめてたわむようにすることにより、リード1
0を曲げる成形力以上の過大な力を逃がしリード10を
所定精度で曲げ成形することを可能にする。
【0016】上記例でリード10を曲げ成形するに要す
る力とダイ20あるいはパンチ18をフローティングさ
せるスプリング28あるいはスプリング32の弾性力に
ついて具体的に検討すると次のようになる。リード1本
あたり曲げ成形するに要する力はリード幅や板厚、材質
等によってまちまちであるが細幅のリードでは1本あた
り500gf程度である。そして、パンチ18とダイ20
との間で作用する力はリード本数に依存するが、たとえ
ばリード本数を40本とすれば、スプリング28、32
としては、ばね定数4〜6kgf/mm、荷重40kgf 程度の
ものを使用すれば十分である。この程度の荷重のスプリ
ングを用いればダイ20あるいはパンチ18をフローテ
ィングさせた状態でも確実にリードの曲げ成形力を作用
させて所定形状に成形することができる。
【0017】また、リード10の板厚のばらつきによる
曲げ成形力への影響についてみると、リード10の板厚
のばらつきは通常40μm程度で、最大でも50μm程
度であるから、上記のばね定数を有するスプリングにつ
いて板厚のばらつきによる反力の変化は、 [4〜6(kgf/mm)] × [0.04〜0.05(mm)] =0.16〜
0.3(kgf) となる。この荷重をリード1本あたりに換算すると、リ
ード本数は40本であるので4〜7.5gfであり、これ
はリード1本あたりの成形に要する力にくらべて十分に
小さく、したがってリードの曲げ成形時における成形力
に対する影響を十分に抑えて曲げ成形することができ
る。
【0018】実際に、上記のようなダイ20をフローテ
ィングさせる方法でリードを曲げ成形することによっ
て、好適なコプラナリティを得ることができ、また、は
んだめっきを施したリードを曲げ成形した際に、めっき
表面に圧痕や擦り傷ができる割合を減少させることがで
き、的確なリードの曲げ成形をすることができた。
【0019】なお、上記説明においては、リードをZ形
に曲げ成形する例を示したが、Z形以外の他の曲げ成形
の場合にも同様に適用することができる。また、加工対
象とする製品もDIPタイプあるいはクワドタイプ等の
製品形状が限定されるものではなく、種々タイプの製品
を対象とすることができる。また、リードを加工する加
工方法もセクター曲げ等の他の曲げ加工方法に適用する
ことができる。この場合も、たとえばダイをフローティ
ングさせるといった方法を採用することによって上記例
と同様な効果が得られる。また、本発明ではダイあるい
はパンチを付勢させてフローティングさせることを特徴
とするが、付勢方法は上記例のようにスプリングを使用
する場合に限定されず、エアスプリング等の他の付勢手
段を利用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るリード曲げ装置によれば、
上述したように構成したことにより、リードの板厚のば
らつきやリードに施しためっき厚のばらつきがある程度
あった場合でも、リードに過剰な力を作用させずに曲げ
成形することができ、リードの曲げ成形精度を向上させ
ることができる。また、成形後のリードのスプリングイ
ンあるいはスプリングバックを防止してコプラナリティ
を向上させることができ、リード表面に圧痕や擦り傷が
生じることを防止して不良発生率を低下させることがで
き信頼性の高い曲げ成形を可能にする等の著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リード曲げ装置の金型の構成を示す断面図であ
る。
【図2】リード曲げ装置の金型の他の構成を示す断面図
である。
【図3】リード曲げ装置の従来例の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 リード 12 ベース 14 可動プレート 16a、16b ストッパ 20 ダイ 22 樹脂モールド部 24 ストリッパープレート 26、28、32 スプリング 30 ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチおよびダイによりリードを押接し
    て曲げ成形するリード曲げ装置において、 前記ダイあるいはパンチの一方を、これらを取り付ける
    ベースあるいは可動プレートに、ダイあるいはパンチの
    他方に向け付勢手段により付勢して可動に取り付けると
    ともに、前記付勢手段の許容荷重を前記パンチおよびダ
    イによるリードの曲げ成形に必要な成形力よりも大きく
    設定し、 金型の下死点位置における前記ダイとパンチとの間隔を
    前記リードの板厚の最小値に設定することを特徴とする
    リード曲げ装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段として前記ダイと前記ベー
    スとの間にスプリングを配設したことを特徴とする請求
    項1記載のリード曲げ装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段として前記パンチと前記可
    動プレートとの間にスプリングを配設したことを特徴と
    する請求項1記載のリード曲げ装置。
  4. 【請求項4】 ストリッパープレートとダイとの間で製
    品およびリードの基部を挟圧して支持し、前記ストリッ
    パープレートの側面に沿ってパンチを上下動可能に設け
    てリードをZ形に曲げ成形可能としたことを特徴とする
    請求項2または3記載のリード曲げ装置。
JP21507995A 1995-08-23 1995-08-23 リード曲げ装置 Pending JPH0964262A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101138910B1 (ko) * 2011-10-25 2012-06-14 삼일테크(주) 교체가 용이한 탄성부재를 구비한 반도체 패키지용 기계식 프레스장치
CN102601270A (zh) * 2012-03-29 2012-07-25 嘉兴市科讯电子有限公司 干簧管弯曲装置
CN113399592A (zh) * 2021-07-08 2021-09-17 上海航天电子通讯设备研究所 一种元器件引脚成形装置及其使用方法

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