JPH0964136A - 半導体ウェーハの欠陥測定方法及び同装置 - Google Patents
半導体ウェーハの欠陥測定方法及び同装置Info
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- JPH0964136A JPH0964136A JP21763495A JP21763495A JPH0964136A JP H0964136 A JPH0964136 A JP H0964136A JP 21763495 A JP21763495 A JP 21763495A JP 21763495 A JP21763495 A JP 21763495A JP H0964136 A JPH0964136 A JP H0964136A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体ウェーハの表層部における欠陥実際の
大きさを反映した散乱光強度の分布を正確に測定するこ
とができる。 【解決手段】 ウェーハWの欠陥からの散乱光L2 に基
づきその欠陥分布を測定する場合には、光源2及び光学
系3でSi吸収波長の光L1 をウェーハWに照射し、そ
の照射光L1 が基の散乱光L2 を発生させる。そして、
この散乱光L2 を検出器4及び光学系5により受光す
る。このような操作をウェーハW全域に渡って行い、そ
の走査結果を計算機6により欠陥表示情報として加工す
る。このとき、Siによる光の吸収の影響を取除く補正
を行うこととなる。 【効果】 ウェーハ表層部の欠陥の実際の大きさを反映
した散乱光強度分布を正確に測定することができる。
大きさを反映した散乱光強度の分布を正確に測定するこ
とができる。 【解決手段】 ウェーハWの欠陥からの散乱光L2 に基
づきその欠陥分布を測定する場合には、光源2及び光学
系3でSi吸収波長の光L1 をウェーハWに照射し、そ
の照射光L1 が基の散乱光L2 を発生させる。そして、
この散乱光L2 を検出器4及び光学系5により受光す
る。このような操作をウェーハW全域に渡って行い、そ
の走査結果を計算機6により欠陥表示情報として加工す
る。このとき、Siによる光の吸収の影響を取除く補正
を行うこととなる。 【効果】 ウェーハ表層部の欠陥の実際の大きさを反映
した散乱光強度分布を正確に測定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハの欠
陥評価、特に半導体ウェーハの素子を作り込む表層部分
の欠陥評価に使用すると好適な半導体ウェーハの欠陥測
定方法及び同装置に関するものである。
陥評価、特に半導体ウェーハの素子を作り込む表層部分
の欠陥評価に使用すると好適な半導体ウェーハの欠陥測
定方法及び同装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】Si(シリコン)ウェ
ーハは1018cm-3オーダの酸素を含み、酸素は引上げ
中あるいはデバイスプロセス中の熱処理により析出を起
こして微小酸素析出物を形成する。この微小酸素析出物
はプロセス中に導入される金属のゲッタリング(IG(i
ntrinsic gettering) を行うため、素子活性層を除くS
iバルク中に107 〜109 cm-3程度の密度で存在す
ることが必要である。従来、バルク中の微小酸素析出物
密度の評価はSiウェーハをへき開後、Seccoエッ
チング等の選択エッチングにより顕在化させることによ
り行ってきた。
ーハは1018cm-3オーダの酸素を含み、酸素は引上げ
中あるいはデバイスプロセス中の熱処理により析出を起
こして微小酸素析出物を形成する。この微小酸素析出物
はプロセス中に導入される金属のゲッタリング(IG(i
ntrinsic gettering) を行うため、素子活性層を除くS
iバルク中に107 〜109 cm-3程度の密度で存在す
ることが必要である。従来、バルク中の微小酸素析出物
密度の評価はSiウェーハをへき開後、Seccoエッ
チング等の選択エッチングにより顕在化させることによ
り行ってきた。
【0003】また、近年、析出物によるその散乱光をへ
き開面から取り出すことにより、微小酸素析出物の評価
を行う赤外トモグラフも使用されるようになってきてい
る。
き開面から取り出すことにより、微小酸素析出物の評価
を行う赤外トモグラフも使用されるようになってきてい
る。
【0004】微小酸素析出物がバルク中にのみある場合
は有用であるが、欠陥が素子活性層であるウェーハ表層
に存在すると、素子中に転位を引き起こしたり、あるい
はメカニズムはまだ明らかではないが、接合特性に悪影
響を及ぼす等、非常に有害であるため、ウェーハ表層部
の測定を行う手法も要望されている。
は有用であるが、欠陥が素子活性層であるウェーハ表層
に存在すると、素子中に転位を引き起こしたり、あるい
はメカニズムはまだ明らかではないが、接合特性に悪影
響を及ぼす等、非常に有害であるため、ウェーハ表層部
の測定を行う手法も要望されている。
【0005】しかし、選択エッチングを使用した方法や
赤外トモグラフのように簡便な方法でウェーハ表層部の
測定を行える手法は今だ開発されていない現状にある。
赤外トモグラフのように簡便な方法でウェーハ表層部の
測定を行える手法は今だ開発されていない現状にある。
【0006】なお、最近開発された半導体ウェーハ表層
の評価装置である可視光トモグラフはウェーハのへき開
を要せず、ウェーハの表層部のみに限定して測定を行う
ことができる。この可視光トモグラフはSiのバンドギ
ャップよりも大きいエネルギのレーザ光(波長:680
nm)をウェーハ表面に斜めから入射し、表面に存在す
る微小酸素析出物からの散乱光を検出する装置である。
この可視光トモグラフでは、用いるレーザ光のエネルギ
がSiのバンドギャップよりも大きいので、入射したレ
ーザ光はSiによる吸収を受け、表層のみしか入らない
という性質を利用しているものである。
の評価装置である可視光トモグラフはウェーハのへき開
を要せず、ウェーハの表層部のみに限定して測定を行う
ことができる。この可視光トモグラフはSiのバンドギ
ャップよりも大きいエネルギのレーザ光(波長:680
nm)をウェーハ表面に斜めから入射し、表面に存在す
る微小酸素析出物からの散乱光を検出する装置である。
この可視光トモグラフでは、用いるレーザ光のエネルギ
がSiのバンドギャップよりも大きいので、入射したレ
ーザ光はSiによる吸収を受け、表層のみしか入らない
という性質を利用しているものである。
【0007】しかしながら、この可視光トモグラフで
は、入射光が半導体中で吸収を受けるため、光強度は半
導体中を進んだ距離とともに指数関数的に減衰し、仮に
同じ大きさの欠陥でも、半導体ウェーハの表面からの距
離によって検出器で測定される散乱光強度が異なるよう
になり、上記半導体ウェーハ表層の欠陥評価装置で求め
られる散乱光強度分布は実際の欠陥の大きさを反映した
分布と相違してしまうという問題を生じている。
は、入射光が半導体中で吸収を受けるため、光強度は半
導体中を進んだ距離とともに指数関数的に減衰し、仮に
同じ大きさの欠陥でも、半導体ウェーハの表面からの距
離によって検出器で測定される散乱光強度が異なるよう
になり、上記半導体ウェーハ表層の欠陥評価装置で求め
られる散乱光強度分布は実際の欠陥の大きさを反映した
分布と相違してしまうという問題を生じている。
【0008】本発明の目的は半導体ウェーハの表層部に
おける欠陥の欠陥の大きさを反映した散乱光強度分布を
正確に測定することができるようにした半導体ウェーハ
の欠陥測定方法及び同装置を提供することにある。
おける欠陥の欠陥の大きさを反映した散乱光強度分布を
正確に測定することができるようにした半導体ウェーハ
の欠陥測定方法及び同装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体中で吸
収を受ける波長の光を用いた半導体ウェーハ表層の欠陥
測定装置(可視光トモグラフ)で求められた散乱光強度
分布から、光吸収の影響を除いた実分布を、光の侵入長
程度の範囲での欠陥の分布の一様性を仮定して、統計的
に求めるものである。
収を受ける波長の光を用いた半導体ウェーハ表層の欠陥
測定装置(可視光トモグラフ)で求められた散乱光強度
分布から、光吸収の影響を除いた実分布を、光の侵入長
程度の範囲での欠陥の分布の一様性を仮定して、統計的
に求めるものである。
【0010】すなわち、本発明の半導体ウェーハの欠陥
測定方法は、半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づ
いて該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定するにあた
り、ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェ
ーハに照射し、ウェーハ内の欠陥から発生した散乱光を
捕える走査システムにより前記半導体ウェーハの必要域
を走査する段階と、その結果を前記半導体ウェーハ内の
欠陥表示情報として加工する段階と、該欠陥表示情報か
ら前記半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取
除く補正を行う段階とを備えていることを特徴としてい
る。
測定方法は、半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づ
いて該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定するにあた
り、ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェ
ーハに照射し、ウェーハ内の欠陥から発生した散乱光を
捕える走査システムにより前記半導体ウェーハの必要域
を走査する段階と、その結果を前記半導体ウェーハ内の
欠陥表示情報として加工する段階と、該欠陥表示情報か
ら前記半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取
除く補正を行う段階とを備えていることを特徴としてい
る。
【0011】また、本発明の半導体ウェーハの欠陥測定
装置は、半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づいて
該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定するものにおい
て、ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェ
ーハに照射し、ウェーハ内の欠陥から発生した散乱光を
捕える走査システムと、該走査システムが前記半導体ウ
ェーハの必要域を走査するように制御する走査制御手段
と、前記走査システムによる走査結果を前記半導体ウェ
ーハ内の欠陥表示情報として加工する走査情報加工手段
と、該欠陥表示情報から前記半導体ウェーハの材料によ
る光の吸収の影響を取除く補正を行う欠陥表示情報補正
手段とを備えていることを特徴とする。
装置は、半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づいて
該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定するものにおい
て、ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェ
ーハに照射し、ウェーハ内の欠陥から発生した散乱光を
捕える走査システムと、該走査システムが前記半導体ウ
ェーハの必要域を走査するように制御する走査制御手段
と、前記走査システムによる走査結果を前記半導体ウェ
ーハ内の欠陥表示情報として加工する走査情報加工手段
と、該欠陥表示情報から前記半導体ウェーハの材料によ
る光の吸収の影響を取除く補正を行う欠陥表示情報補正
手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】走査情報加工手段は、走査情報を各種散乱
光強度をそれぞれ異なる欠陥の大きさとして捕らえた各
種大きさの欠陥密度情報を示す第1の欠陥密度情報とし
て生成する欠陥密度情報生成手段を備える構成とするこ
とができる。
光強度をそれぞれ異なる欠陥の大きさとして捕らえた各
種大きさの欠陥密度情報を示す第1の欠陥密度情報とし
て生成する欠陥密度情報生成手段を備える構成とするこ
とができる。
【0013】欠陥表示情報補正手段は、第1の欠陥密度
情報から半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を
取除く補正を行った第2の欠陥密度情報を生成する欠陥
密度情報生成手段を備えている。
情報から半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を
取除く補正を行った第2の欠陥密度情報を生成する欠陥
密度情報生成手段を備えている。
【0014】欠陥密度情報補正手段は、照射光の半導体
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をI、第1の欠陥
密度をF(I)、第2の欠陥密度をf(I)としたと
き、 f(I)=(−2/λ)d{I・F(I)}/dI で表わされる微分方程式に従った補正処理を行うように
構成することができるものである。
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をI、第1の欠陥
密度をF(I)、第2の欠陥密度をf(I)としたと
き、 f(I)=(−2/λ)d{I・F(I)}/dI で表わされる微分方程式に従った補正処理を行うように
構成することができるものである。
【0015】欠陥密度情報補正手段は、照射光の半導体
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をIとしたとき、
該散乱光強度の自然対数をJ、第1の欠陥密度をG
(J)、第2の欠陥密度をg(J)としたとき、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dJ で表わされる式に従った補正処理を行うことを特徴とす
る。
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をIとしたとき、
該散乱光強度の自然対数をJ、第1の欠陥密度をG
(J)、第2の欠陥密度をg(J)としたとき、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dJ で表わされる式に従った補正処理を行うことを特徴とす
る。
【0016】欠陥表示情報補正手段は、欠陥表示情報か
ら半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取除く
補正を行った欠陥密度情報を生成する欠陥密度情報生成
手段を備える方が望ましい。
ら半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取除く
補正を行った欠陥密度情報を生成する欠陥密度情報生成
手段を備える方が望ましい。
【0017】欠陥密度情報補正手段は、照射光の半導体
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をIとしたとき、
該散乱光強度の自然対数をJ、走査情報を各種散乱光強
度をそれぞれ異なる欠陥の大きさとして捕らえた各種大
きさの欠陥密度をG(J)、この欠陥密度情報から半導
体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取除く補正を
行った欠陥密度をg(J)としたとき、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dJ で表わされる式に従った補正処理を行う構成とすること
ができる。
ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度をIとしたとき、
該散乱光強度の自然対数をJ、走査情報を各種散乱光強
度をそれぞれ異なる欠陥の大きさとして捕らえた各種大
きさの欠陥密度をG(J)、この欠陥密度情報から半導
体ウェーハの材料による光の吸収の影響を取除く補正を
行った欠陥密度をg(J)としたとき、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dJ で表わされる式に従った補正処理を行う構成とすること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照しつつ説明する。図1〜図4は本発明において使
用する半導体ウェーハの評価装置の構造を示すものであ
る。図1において、試料台1はXYテーブル及び真空チ
ャックを備え、ウェーハWはこのXYテーブル上に載置
されるとともに、真空チャックにより位置固定されてい
る。光源2は赤色レーザ光を発生するものであり、その
光路の途中には光学系3が配置され、上記赤色レーザ光
は、この光学系によってウェーハWに所定の入射角とな
るように斜め方向から照射される。すると、レーザ光は
ウェーハW内部へほぼ垂直に侵入する。検出器4の先端
には光学系5が設けられ、ウェーハW中の欠陥からの散
乱光は光学系5によって受光され、その受光レベルに比
例した電気信号が検出器4により出力される。光源2及
び検出器4は位置固定されており、試料台1のXYテー
ブルの送りによりそれら光源2及び検出器4がウェーハ
W全面を走査するようになっている。計算機6は、この
ような操作のため、光源2の発光制御、検出器4からの
出力取込み、XYテーブルの移送制御などを行う。7は
計算機6をユーザI/Fとして機能させるためのディス
プレイであり、測定結果を例えば以下に説明されるよう
な形で出力させることができるものである。
を参照しつつ説明する。図1〜図4は本発明において使
用する半導体ウェーハの評価装置の構造を示すものであ
る。図1において、試料台1はXYテーブル及び真空チ
ャックを備え、ウェーハWはこのXYテーブル上に載置
されるとともに、真空チャックにより位置固定されてい
る。光源2は赤色レーザ光を発生するものであり、その
光路の途中には光学系3が配置され、上記赤色レーザ光
は、この光学系によってウェーハWに所定の入射角とな
るように斜め方向から照射される。すると、レーザ光は
ウェーハW内部へほぼ垂直に侵入する。検出器4の先端
には光学系5が設けられ、ウェーハW中の欠陥からの散
乱光は光学系5によって受光され、その受光レベルに比
例した電気信号が検出器4により出力される。光源2及
び検出器4は位置固定されており、試料台1のXYテー
ブルの送りによりそれら光源2及び検出器4がウェーハ
W全面を走査するようになっている。計算機6は、この
ような操作のため、光源2の発光制御、検出器4からの
出力取込み、XYテーブルの移送制御などを行う。7は
計算機6をユーザI/Fとして機能させるためのディス
プレイであり、測定結果を例えば以下に説明されるよう
な形で出力させることができるものである。
【0019】このような装置において、ウェーハWの欠
陥からの散乱光L2 に基づきその欠陥分布を測定する場
合には、光源2及び光学系3によりSiにより吸収され
る波長の光L1 をウェーハWに照射し、その照射光L1
が基の散乱光L2 を発生させる。そして、この散乱光L
2 を検出器4及び光学系5により受光する。このような
操作をウェーハWの必要な領域に渡って行い、その走査
結果を計算機6により欠陥表示情報として加工する。
陥からの散乱光L2 に基づきその欠陥分布を測定する場
合には、光源2及び光学系3によりSiにより吸収され
る波長の光L1 をウェーハWに照射し、その照射光L1
が基の散乱光L2 を発生させる。そして、この散乱光L
2 を検出器4及び光学系5により受光する。このような
操作をウェーハWの必要な領域に渡って行い、その走査
結果を計算機6により欠陥表示情報として加工する。
【0020】図2は、直径150mmのCzSiウェー
ハの表面を、上記従来型の680nmの(Siによる吸
収を受ける)赤色レーザ光を使用した評価装置により走
査し、表面近傍の欠陥を測定した結果、つまりウェーハ
Wに存在する欠陥からの散乱光強度分布である。波長6
80nmの赤色レーザ光のSi中における侵入長は約5
μmであるので、同図に示す結果はウェーハW表面から
約5μmの表層に存在する欠陥のものとなり、散乱光強
度の弱い微小な欠陥ほど多く存在するという様子を示し
ている。なお、この図に示す結果はSi中での光の吸収
の影響により、吸収がないときの本来の散乱光強度分布
とは異なっている。
ハの表面を、上記従来型の680nmの(Siによる吸
収を受ける)赤色レーザ光を使用した評価装置により走
査し、表面近傍の欠陥を測定した結果、つまりウェーハ
Wに存在する欠陥からの散乱光強度分布である。波長6
80nmの赤色レーザ光のSi中における侵入長は約5
μmであるので、同図に示す結果はウェーハW表面から
約5μmの表層に存在する欠陥のものとなり、散乱光強
度の弱い微小な欠陥ほど多く存在するという様子を示し
ている。なお、この図に示す結果はSi中での光の吸収
の影響により、吸収がないときの本来の散乱光強度分布
とは異なっている。
【0021】そこで、かかる欠陥表示情報からSiによ
る光の吸収の影響を取除く補正を行うこととなる。この
場合、光の吸収の影響を考慮して散乱光強度分布の変換
を行うことを考える。すなわち、半導体中で吸収を受け
る波長の光を用いて求められた半導体ウェーハ表層に存
在する欠陥による散乱光の強度分布をF(I)とし、同
サンプルを仮に吸収を受けない波長の光を用いたとして
求められる散乱光強度分布をf(I)とし、もし半導体
中で吸収を受ける光の半導体中での侵入長程度の範囲で
欠陥の分布に偏りがないと仮定した場合、両者の間に
は、 f(I)=(−2/λ)・d(I・F(I))/dI (1) の関係がある。ここで、Iは散乱光強度、λは評価に用
いた光の半導体に対する侵入長である。
る光の吸収の影響を取除く補正を行うこととなる。この
場合、光の吸収の影響を考慮して散乱光強度分布の変換
を行うことを考える。すなわち、半導体中で吸収を受け
る波長の光を用いて求められた半導体ウェーハ表層に存
在する欠陥による散乱光の強度分布をF(I)とし、同
サンプルを仮に吸収を受けない波長の光を用いたとして
求められる散乱光強度分布をf(I)とし、もし半導体
中で吸収を受ける光の半導体中での侵入長程度の範囲で
欠陥の分布に偏りがないと仮定した場合、両者の間に
は、 f(I)=(−2/λ)・d(I・F(I))/dI (1) の関係がある。ここで、Iは散乱光強度、λは評価に用
いた光の半導体に対する侵入長である。
【0022】以下、式(1)の証明を与える。
【0023】物理的な前提として、半導体ウェーハの表
面からλ程度の範囲で、仮に光の吸収が無いとしたとき
の欠陥による散乱光強度分布が、どこでもf(I)で与
えられているとする。
面からλ程度の範囲で、仮に光の吸収が無いとしたとき
の欠陥による散乱光強度分布が、どこでもf(I)で与
えられているとする。
【0024】入射光は半導体中で屈折してウェーハ表面
に対して、ほぼ垂直に進行するとしてウェーハ表面から
の距離をxとする。ウェーハ表面からxの距離による散
乱光強度分布を、侵入長λの光を用いて測定したものを
h(I,x)とする。
に対して、ほぼ垂直に進行するとしてウェーハ表面から
の距離をxとする。ウェーハ表面からxの距離による散
乱光強度分布を、侵入長λの光を用いて測定したものを
h(I,x)とする。
【0025】光強度は半導体中を進むに従い指数関数的
に減衰し、xの距離を進むと、exp(−x/λ)倍に
強度が減少する。従って、ウェーハ表面からのxの距離
にある欠陥からの散乱光を侵入長λの光を用いて観測す
ると、入射光がウェーハ表面から欠陥に達するまでの距
離xと、欠陥から発せられた散乱光がウェーハ表面に達
するまでの距離xの合わせて2xに相当する吸収を受け
る。したがって、侵入長λの光を用いて見かけ上、散乱
光強度がIに見えていた欠陥は、吸収の影響を除くと、
本来Iexp(2x/λ)の散乱光強度であるはずであ
る。ウェーハ表面からxの深さで見かけ上、散乱光強度
がI〜I+ΔIである欠陥の密度ρ1 は、 ρ1 =h(I,x)・ΔI …(2) である。これらの欠陥は、吸収の影響を除くと、I・e
xp(2x/λ)〜(I+ΔI)・exp(2x/λ)
の散乱光強度であるので、これらの欠陥の密度ρ1 をf
を用いて表わすと、 ρ1 =f(I・exp(2x/λ))・ {(I+ΔI)・exp(2x/λ)−I・exp(2x/λ)} …(3) (2)式と(3)式は等しいので、これにより、 h(I,x)=f(I・exp(2x/λ))・exp(2x/λ) …(4) h(I,x)をウェーハ表面からウェーハ内部まですべ
て足し合わせたものがF(I)であるから、
に減衰し、xの距離を進むと、exp(−x/λ)倍に
強度が減少する。従って、ウェーハ表面からのxの距離
にある欠陥からの散乱光を侵入長λの光を用いて観測す
ると、入射光がウェーハ表面から欠陥に達するまでの距
離xと、欠陥から発せられた散乱光がウェーハ表面に達
するまでの距離xの合わせて2xに相当する吸収を受け
る。したがって、侵入長λの光を用いて見かけ上、散乱
光強度がIに見えていた欠陥は、吸収の影響を除くと、
本来Iexp(2x/λ)の散乱光強度であるはずであ
る。ウェーハ表面からxの深さで見かけ上、散乱光強度
がI〜I+ΔIである欠陥の密度ρ1 は、 ρ1 =h(I,x)・ΔI …(2) である。これらの欠陥は、吸収の影響を除くと、I・e
xp(2x/λ)〜(I+ΔI)・exp(2x/λ)
の散乱光強度であるので、これらの欠陥の密度ρ1 をf
を用いて表わすと、 ρ1 =f(I・exp(2x/λ))・ {(I+ΔI)・exp(2x/λ)−I・exp(2x/λ)} …(3) (2)式と(3)式は等しいので、これにより、 h(I,x)=f(I・exp(2x/λ))・exp(2x/λ) …(4) h(I,x)をウェーハ表面からウェーハ内部まですべ
て足し合わせたものがF(I)であるから、
【0026】
【数1】 この(5)式を両辺Iで微分してfについて解くと
(1)式が得られる(証明終わり)。
(1)式が得られる(証明終わり)。
【0027】ただし、図2から分かるように、散乱光強
度が強い欠陥ほどその密度は減少し、散乱光強度分布が
疎になってくる。そのため、(1)式に従って分布の変
換を行うことが困難になっている。そこで実用上、散乱
光強度分布は横軸を対数表示で表わしておく。すなわ
ち、 J=lnI (6) として、Jに関して、光吸収がないときの散乱光強度分
布と、吸収があるときの散乱光強度分布をそれぞれg
(J),G(J)とすると、 g(J)=−(2/λ)・d(G(J))/dJ …(7) より散乱光強度分布の変換を行うことにする。
度が強い欠陥ほどその密度は減少し、散乱光強度分布が
疎になってくる。そのため、(1)式に従って分布の変
換を行うことが困難になっている。そこで実用上、散乱
光強度分布は横軸を対数表示で表わしておく。すなわ
ち、 J=lnI (6) として、Jに関して、光吸収がないときの散乱光強度分
布と、吸収があるときの散乱光強度分布をそれぞれg
(J),G(J)とすると、 g(J)=−(2/λ)・d(G(J))/dJ …(7) より散乱光強度分布の変換を行うことにする。
【0028】以下(7)の証明を与える。
【0029】散乱光強度がI〜I+ΔIである欠陥の密
度ρ2 は ρ2 =f(J)ΔI …(8) であるが、J=lnIより、(8)をJとg(J)を用
いて表わすと、散乱光強度がlnI〜ln(I+ΔI)
の範囲であることにより、 ρ2 =g(J){ln(I+ΔI)−lnI} …(9) (8)、(9)より、 f(I)=g(J)・(ln(I+ΔI)−lnI)/ΔI …(10) ΔI→0として、 f(I)=(1/I)・g(J) …(11) が得られる。同様にして、 F(I)=(1/I)・G(J) …(12) となる。また、 d/dI=(d/dJ)・(dJ/dI)=(1/I)・(d/dJ) …(13) であることにより、(11)、(12)、(13)式を
(1)へ代入すると、 (1/I)・g(J)= (−2/λ)・(1/I)・d{I・(1/I)・G(J)}/dJ …(14) これより、(7)式が示される(証明終わり)。
度ρ2 は ρ2 =f(J)ΔI …(8) であるが、J=lnIより、(8)をJとg(J)を用
いて表わすと、散乱光強度がlnI〜ln(I+ΔI)
の範囲であることにより、 ρ2 =g(J){ln(I+ΔI)−lnI} …(9) (8)、(9)より、 f(I)=g(J)・(ln(I+ΔI)−lnI)/ΔI …(10) ΔI→0として、 f(I)=(1/I)・g(J) …(11) が得られる。同様にして、 F(I)=(1/I)・G(J) …(12) となる。また、 d/dI=(d/dJ)・(dJ/dI)=(1/I)・(d/dJ) …(13) であることにより、(11)、(12)、(13)式を
(1)へ代入すると、 (1/I)・g(J)= (−2/λ)・(1/I)・d{I・(1/I)・G(J)}/dJ …(14) これより、(7)式が示される(証明終わり)。
【0030】図2の散乱光強度分布について、横軸を対
数表示にしたものが図3である。次に(7)式に従って
散乱光強度分布の変換を行う本発明による変換方法を計
算機6に組み込み、図3の分布を(7)式に従って変換
したものが図4である。
数表示にしたものが図3である。次に(7)式に従って
散乱光強度分布の変換を行う本発明による変換方法を計
算機6に組み込み、図3の分布を(7)式に従って変換
したものが図4である。
【0031】図5は上記実施例に用いた半導体ウェーハ
をへき開して、吸収のない赤外光を用いてウェーハ中の
欠陥による散乱光の強度分布であり、両者を比較すると
類似していることが明らかである。図5に示される評価
に用いた半導体はCzウェーハであるので、欠陥の分布
はウェーハ表面から内部までほぼ均等と考えられるが、
図4と図5にはよい一致が見られる。したがって本発明
によりウェーハ表層に存在する欠陥の実際の大きさを反
映した散乱光強度分布を非破壊で求めることができるこ
ととなるのである。
をへき開して、吸収のない赤外光を用いてウェーハ中の
欠陥による散乱光の強度分布であり、両者を比較すると
類似していることが明らかである。図5に示される評価
に用いた半導体はCzウェーハであるので、欠陥の分布
はウェーハ表面から内部までほぼ均等と考えられるが、
図4と図5にはよい一致が見られる。したがって本発明
によりウェーハ表層に存在する欠陥の実際の大きさを反
映した散乱光強度分布を非破壊で求めることができるこ
ととなるのである。
【0032】以上のように従来は半導体による吸収が起
こる波長の光を用いた半導体ウェーハ表層の欠陥評価の
際に、欠陥のウェーハ表面からの距離によって、見かけ
上、散乱光強度が変化するため、実際の欠陥の大きさを
反映した散乱光強度分布を求めることができなかった。
これに対し、本発明の方法によれば、入射光の吸収の影
響が取り除かれ、ウェーハ表層に存在する欠陥の実際の
大きさを反映した散乱光の強度分布を求めることが可能
になった。
こる波長の光を用いた半導体ウェーハ表層の欠陥評価の
際に、欠陥のウェーハ表面からの距離によって、見かけ
上、散乱光強度が変化するため、実際の欠陥の大きさを
反映した散乱光強度分布を求めることができなかった。
これに対し、本発明の方法によれば、入射光の吸収の影
響が取り除かれ、ウェーハ表層に存在する欠陥の実際の
大きさを反映した散乱光の強度分布を求めることが可能
になった。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ェーハ材料により吸収される光を用いたへき開を要しな
い方法によりウェーハを走査し、その結果からウェーハ
の材料による光の吸収の影響を取除く補正を行うことに
より欠陥の分布を求めるようにしたので、半導体ウェー
ハの表層部における欠陥の分布を正確に測定することが
できるようになる。
ェーハ材料により吸収される光を用いたへき開を要しな
い方法によりウェーハを走査し、その結果からウェーハ
の材料による光の吸収の影響を取除く補正を行うことに
より欠陥の分布を求めるようにしたので、半導体ウェー
ハの表層部における欠陥の分布を正確に測定することが
できるようになる。
【図1】本発明において使用するウェーハの欠陥測定装
置の構造を示す概略システム説明図。
置の構造を示す概略システム説明図。
【図2】図1に示す装置を使用しSiが吸収する波長の
光により測定した結果を横軸リニアスケールで示すグラ
フ。
光により測定した結果を横軸リニアスケールで示すグラ
フ。
【図3】図2に示す結果を横軸対数スケールで示すグラ
フ。
フ。
【図4】図3に示す結果からSiによる光の吸収の影響
を取除く補正を行ったものを示すグラフ。
を取除く補正を行ったものを示すグラフ。
【図5】同ウェーハをへき開して、吸収のない赤外光を
用いて測定した結果を横軸対数スケールで示すグラフ。
用いて測定した結果を横軸対数スケールで示すグラフ。
W Siウェーハ 1 試料台 2 光源 3 照射光学系 4 検出器 5 受光光学系 6 計算機 7 ディスプレイ
Claims (8)
- 【請求項1】半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づ
いて該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定する半導体ウ
ェーハの欠陥測定方法において、 ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェーハ
に照射し、該半導体ウェーハ内の欠陥から発生した散乱
光を捕える走査システムにより前記半導体ウェーハの必
要域を走査する段階と、 その結果を前記半導体ウェーハ内の欠陥表示情報として
加工する段階と、 該欠陥表示情報から前記半導体ウェーハの材料による光
の吸収の影響を取除く補正を行う段階とを備えている半
導体ウェーハの欠陥測定方法。 - 【請求項2】半導体ウェーハの欠陥からの散乱光に基づ
いて該半導体ウェーハ内の欠陥分布を測定する半導体ウ
ェーハの欠陥測定装置において、 ウェーハ材料により吸収される光を前記半導体ウェーハ
に照射し、その照射光が基の前記散乱光を発生させる走
査システムと、 該走査システムが前記半導体ウェーハの必要域を走査す
るように制御する走査制御手段と、 前記走査システムによる走査結果を前記半導体ウェーハ
内の欠陥表示情報として加工する走査情報加工手段と、 該欠陥表示情報から前記半導体ウェーハの材料による光
の吸収の影響を取除く補正を行う欠陥表示情報補正手段
とを備えている半導体ウェーハの欠陥測定装置。 - 【請求項3】走査情報加工手段は、 走査情報を各種散乱光強度をそれぞれ異なる欠陥の大き
さとして捕らえた各種大きさの欠陥密度情報を示す第1
の欠陥密度情報として生成する欠陥密度情報生成手段を
備えている請求項2記載の半導体ウェーハの欠陥測定装
置。 - 【請求項4】欠陥表示情報補正手段は、 第1の欠陥密度情報から半導体ウェーハの材料による光
の吸収の影響を取除く補正を行った第2の欠陥密度情報
を生成する欠陥密度情報生成手段を備えている請求項3
記載の半導体ウェーハの欠陥測定装置。 - 【請求項5】欠陥密度情報補正手段は、 照射光の半導体ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度を
I、第1の欠陥密度をF(I)、第2の欠陥密度をf
(I)としたとき、 f(I)=(−2/λ)d{I・F(I)}/dI で表わされる式に従った補正処理を行うことを特徴とす
る請求項4記載の半導体ウェーハの欠陥測定装置。 - 【請求項6】欠陥密度情報補正手段は、 照射光の半導体ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度を
Iとしたとき、該散乱光強度の自然対数をJ、第1の欠
陥密度をG(J)、第2の欠陥密度をg(J)としたと
き、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dJ で表わされる式に従った補正処理を行うことを特徴とす
る請求項4、5のうちいずれか1項記載の半導体ウェー
ハの欠陥測定装置。 - 【請求項7】欠陥表示情報補正手段は、 欠陥表示情報から半導体ウェーハの材料による光の吸収
の影響を取除く補正を行った欠陥密度情報を生成する欠
陥密度情報生成手段を備えている請求項2記載の半導体
ウェーハの欠陥測定装置。 - 【請求項8】欠陥密度情報補正手段は、 照射光の半導体ウェーハへの侵入長をλ、散乱光強度を
Iとしたとき、該散乱光強度の自然対数をJ、走査情報
を各種散乱光強度をそれぞれ異なる欠陥の大きさとして
捕らえた各種大きさの欠陥密度をG(J)、この欠陥密
度情報から半導体ウェーハの材料による光の吸収の影響
を取除く補正を行った欠陥密度をg(J)としたとき、 g(J)=(−2/λ)d{G(J)}/dI で表わされる式に従った補正処理を行うことを特徴とす
る請求項7記載の半導体ウェーハの欠陥測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21763495A JP3730289B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 半導体ウェーハの欠陥測定方法及び同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21763495A JP3730289B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 半導体ウェーハの欠陥測定方法及び同装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964136A true JPH0964136A (ja) | 1997-03-07 |
JP3730289B2 JP3730289B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=16707347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21763495A Expired - Fee Related JP3730289B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 半導体ウェーハの欠陥測定方法及び同装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3730289B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734960B1 (en) | 1999-06-09 | 2004-05-11 | Toshiba Ceramics Co., Ltd. | Wafer defect measuring method and apparatus |
KR20040048543A (ko) * | 2002-12-03 | 2004-06-10 | 삼성전자주식회사 | 반도체 제조에서의 결점 분석 방법 |
WO2006082932A1 (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-10 | Raytex Corporation | 欠陥粒子測定装置および欠陥粒子測定方法 |
US7384803B2 (en) | 2003-09-04 | 2008-06-10 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing nitride semiconductor device including SiC substrate and apparatus for manufacturing nitride semiconductor device |
US7433033B2 (en) | 2006-05-05 | 2008-10-07 | Asml Netherlands B.V. | Inspection method and apparatus using same |
JP2009218306A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 炭化珪素半導体ウエハ中の転位検出方法および炭化珪素半導体装置の製造方法 |
JP2013153180A (ja) * | 2013-03-06 | 2013-08-08 | Fuji Electric Co Ltd | 炭化珪素半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21763495A patent/JP3730289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734960B1 (en) | 1999-06-09 | 2004-05-11 | Toshiba Ceramics Co., Ltd. | Wafer defect measuring method and apparatus |
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US8330950B2 (en) | 2003-09-04 | 2012-12-11 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing nitride semiconductor device including SiC substrate and apparatus for manufacturing nitride semiconductor device |
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KR100926019B1 (ko) * | 2005-02-03 | 2009-11-11 | 가부시키가이샤 레이텍스 | 결함 입자 측정 장치 및 결함 입자 측정 방법 |
US7633617B2 (en) | 2005-02-03 | 2009-12-15 | Raytex Corporation | Defective particle measuring apparatus and defective particle measuring method |
US7433033B2 (en) | 2006-05-05 | 2008-10-07 | Asml Netherlands B.V. | Inspection method and apparatus using same |
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JP2013153180A (ja) * | 2013-03-06 | 2013-08-08 | Fuji Electric Co Ltd | 炭化珪素半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3730289B2 (ja) | 2005-12-21 |
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