JPH0963967A - Cvd装置 - Google Patents

Cvd装置

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JPH0963967A
JPH0963967A JP21865395A JP21865395A JPH0963967A JP H0963967 A JPH0963967 A JP H0963967A JP 21865395 A JP21865395 A JP 21865395A JP 21865395 A JP21865395 A JP 21865395A JP H0963967 A JPH0963967 A JP H0963967A
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gas head
substrate
cvd apparatus
wafer stage
laser
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Yoshiyuki Osako
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でガスヘッドとウエハステージ間のギ
ャップ長および平行度の測定ができるとともに、ギャッ
プ長の自動調整が可能なCVD装置を提供する。 【解決手段】 ウエハステージ2A側面にはレーザ測長
器21が取付けられ、ガスヘッド6Aは、外周端縁部に
沿ってウエハステージ2Aの方向から後退する方向の段
差22を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCVD装置に関し、
特にレーザ光を用いてギャップ長を測定するCVD装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の常圧CVD装置の構成を
示す断面図である。図13においてウエハ1は、ウエハ
ステージ2に真空吸着して保持され、ウエハ1の主面
(CVD膜形成面)は鉛直下方を向いて配置されてい
る。なお、ウエハステージ2にはウエハ加熱のための加
熱機構を備えているが説明は省略する。
【0003】ウエハステージ2は、当該ウエハステージ
2を回転させるための回転機構を備えている。回転機構
は大歯車3と小歯車4を有し、小歯車4には駆動源とし
てステッピングモータ5が接続されている。
【0004】ウエハステージ2に対向してガスヘッド6
が配置されている。ガスヘッド6はCVD膜形成のため
の材料ガスをウエハ1に均一に吹き付ける、多孔を有し
た板であり、種々の材料ガスを混合する混合容器61の
開口部に取付けられている。なお、混合容器61には材
料ガスを導入するためのガス導入管7が複数取付けら
れ、混合容器61内には、種々の材料ガスを均一に混合
するとともに容器内部の圧力を均一に保つために、ガス
ヘッド6に比して小さな孔の多孔板を有している。
【0005】ウエハステージ2および混合容器61は反
応容器10の上部および下部の開口部に挿入するように
配置されている。なお、ウエハステージ2の外周にはウ
エハステージ2の回転による反応容器10内の材料ガス
の流出を防ぐための密閉リング(Xリング)11がはめ
込まれている。
【0006】反応容器10は、ガスヘッド6とウエハ1
との間隔(ギャップ長)を変更するための垂直移動機構
を備えている。垂直移動機構はボールネジ8の回転によ
って反応容器10を垂直方向に移動させる装置であり、
反応容器10には反応容器10を支持するサポート板8
2が接続され、ボールネジ8には駆動源としてのサーボ
モータ9が接続されている。
【0007】混合容器61は複数のサポート柱81に接
続され、サポート柱81はサポート板82を貫通して図
示されない基盤に固定されているので、ボールネジ8の
回転によりサポート板82が上下動し、それに伴って反
応容器10が上下に移動することになる。ウエハステー
ジ2は、反応室10の上下動に伴って上下動するため、
固定されている混合容器61A上部のガスヘッド6Aと
ウエハステージ2Aに吸着されたウエハ1のギャップ長
が変化する。
【0008】また、反応容器10の下部開口部の内面に
は、反応容器10の垂直移動による反応容器10内の材
料ガスの流出を防ぐための密閉リング(Oリング)11
がはめ込まれている。
【0009】そして、反応容器10の中央部には材料ガ
スを排出するための排気管13が接続されており、排気
管13は図示しない排気機構に接続されている。また、
ウエハ1の搬入および搬出を行うためのゲートが図示し
ない方向に設けられているが、本発明との関係が薄いの
で詳細な説明は省略する。
【0010】また、反応容器10は排気管13の下部の
分割部101で上下2つに分割できる構造となってい
る。なお、分割部101内には反応容器10内の材料ガ
スの流出を防ぐための密閉リングを備えている。
【0011】次に図13を参照しつつ動作について説明
する。図示しないゲートから図示しない搬送機構により
反応容器10内に搬入されたウエハ1は、ウエハステー
ジ2に真空吸着される。そして、ウエハ1はウエハステ
ージ2の内部の加熱機構により400℃〜500℃に加
熱され、回転機構によりウエハステージ2とともに回転
を始める。なお、ウエハ1を回転させるのはウエハ1の
表面に形成される薄膜の厚さおよび膜質の均一性を得る
ためである。また、ガスヘッド6とウエハステップ2間
のギャップ長は垂直移動機構により所定の値に保たれて
いる。
【0012】複数のガス導入管7から混合容器61内に
導入された種々の材料ガスは、混合容器61内で均一に
混合されガスヘッド6を介してウエハ1の全面に均一に
吹き付けられる。
【0013】ウエハ1の表面に接触した材料ガスは、ウ
エハ1の熱により励起されてウエハ1の表面に薄膜を形
成する。このとき、薄膜の形成に寄与しない余分なガス
は排気管13により排出される。
【0014】このようなCVD装置においては、薄膜形
成時のガスヘッド6とウエハステージ2間のギャップ長
の長短によりウエハ1近傍の材料ガスの流れが大きく変
化し、薄膜形成に大きな影響を及ぼすため、ギャップ長
の長さ精度は0.1mm以下の精度が要求される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の常圧CVD装置
は以上のように構成され、ギャップ長の長さ精度は0.1
mm以下の精度が要求されていたが、ギャップ長を正確
に測定するための測定機構を有していなかったので、ガ
スヘッド6とウエハステージ2間のギャップ長および平
行度を隙間ゲージ(ブロックゲージ)等を用いて人手に
より測定していた。そのため、精度良く測定することが
困難であり、測定者による個人差が発生するなどの問題
があった。
【0016】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、短時間でガスヘッドとウエハステ
ージ間のギャップ長および平行度の測定ができるととも
に、ギャップ長の自動調整が可能なCVD装置を提供す
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のCVD装置は、CVD膜が形成される基板を取付け
る基板取付台と、該基板取付台に対向して配置され、C
VD膜形成用のガスを前記基板の主面全面に吹き付ける
ガスヘッドとを備え、前記基板取付台を回転させつつC
VD膜を形成するCVD装置において、前記基板取付台
の側面に配置され、前記基板取付台と前記ガスヘッド間
のギャップ長をレーザ光で測定するレーザ測長器を備
え、前記レーザ測長器は、レーザ発光部が前記ガスヘッ
ドの端縁に対向するように配置され、前記基板取付台の
回転に伴って、前記ガスヘッドの端縁に沿って前記ギャ
ップ長を連続的に測定する。
【0018】本発明に係る請求項2記載のCVD装置
は、前記ガスヘッドが、前記レーザ発光部からのレーザ
光の照射位置が所定位置から径方向に許容値以上にずれ
たことを前記ギャップ長の測定値の変化として反映する
照射位置ずれ反映構造を備えている。
【0019】本発明に係る請求項3記載のCVD装置
は、前記照射位置ずれ反映構造が、前記ガスヘッドの端
縁に沿って形成された、前記基板取付台に向かう方向か
ら後退する環状の段差である。
【0020】本発明に係る請求項4記載のCVD装置
は、前記照射位置ずれ反映構造が、前記ガスヘッドの端
縁に沿って形成された、前記基板取付台に向かう方向に
突出する環状の段差である。
【0021】本発明に係る請求項5記載のCVD装置
は、前記照射位置ずれ反映構造が、前記ガスヘッドの端
縁に沿って所定の間隔で等間隔に形成された複数の放射
状の凹部である。
【0022】本発明に係る請求項6記載のCVD装置
は、前記照射位置ずれ反映構造が、前記ガスヘッドの端
縁に沿って所定の間隔で等間隔に形成された複数の放射
状の凸部である。
【0023】本発明に係る請求項7記載のCVD装置
は、前記基板が前記基板取付台の外形よりも大きく、前
記レーザ測長器は、前記基板取付台に前記基板を取付け
た状態において、前記基板の裏面までの距離を測定可能
なように、前記基板取付台の主面と水平な位置より後退
した位置に配置されている。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1、 <A−1.常圧CVD装置100の構成>本発明に係る
CVD装置の実施の形態1として、図1に常圧CVD装
置100の構成を示す。図1においてウエハ1は、基板
取付台であるウエハステージ2Aに真空吸着して保持さ
れ、ウエハ1の主面(CVD膜形成面)は鉛直下方を向
いて配置されている。なお、ウエハステージ2Aにはウ
エハ加熱のための加熱機構を備えているが説明は省略す
る。また、ウエハステージ2Aは、当該ウエハステージ
2Aを回転させるための回転機構を備えている。回転機
構は大歯車3と小歯車4を有し、小歯車4には駆動源と
してステッピングモータ5が接続されている。
【0025】ここで、ウエハステージ2Aの平面形状に
ついて説明する。一般にウエハ1の形状は完全な円形で
はなく、オリエンテーションフラット(オリフラ)と呼
称される位置決めのための切り欠き部を有した形状とな
っており、ウエハステージ2Aもウエハ1の形状に合致
した平面形状となっている。これは、ウエハステージ2
A上にウエハ1によって覆われない領域が生じ、その部
分に薄膜が形成されるのを防ぐためである。
【0026】従って、ウエハステージ2Aは切断方向に
よっては断面形状が左右対称ではないことになる。図1
にはその場合の断面形状が示されている。そして、ウエ
ハ1のオリフラに対応した部分のウエハステージ2A側
面にはレーザ測長器21が取付けられている。
【0027】ウエハステージ2Aに対向してガスヘッド
6Aが配置されている。ガスヘッド6AはCVD膜形成
のための材料ガスをウエハ1に均一に吹き付ける多孔を
有した板であり、外周端縁部に沿ってウエハステージ2
Aの方向から後退する環状の段差22を有し、種々の材
料ガスを混合する混合容器61Aの開口部に取付けられ
ている。
【0028】なお、レーザ測長器21は発光部が、ガス
ヘッド6Aの段差22に対向するようにウエハステージ
2Aの側面に取付けられている。レーザ測長器21は、
自らが発射したレーザ光の反射光が戻ってくるまでの時
間差によって距離を測定する装置であり、測定精度は0.
1mm以下である。
【0029】ここで、レーザ測長器21の発光部および
反射光の測定部がCVD膜形成のための材料ガスによっ
て汚染されるのを防ぐために、成膜時には窒素ガスなど
の成膜を妨げないガスをレーザ測長器21に吹き付け
る。
【0030】そのためには、反応容器10の壁面内に窒
素ガスの噴射機構を備えるか、ウエハステージ2Aに窒
素ガスの噴射機構を備えれば良い。
【0031】また、混合容器61Aには材料ガスを導入
するためのガス導入管7が複数取付けられ、混合容器6
1A内には、種々の材料ガスを均一に混合するとともに
容器内部の圧力を均一に保つために、ガスヘッド6Aに
比して小さな孔の多孔板を有している。
【0032】ウエハステージ2Aおよび混合容器61A
は反応容器10の上部および下部の開口部に挿入するよ
うに配置されている。なお、ウエハステージ2Aの外周
にはウエハステージ2Aの回転による反応容器10内の
材料ガスの流出を防ぐための密閉リング(Xリング)1
2がはめ込まれている。
【0033】反応容器10は、ガスヘッド6Aとウエハ
1との間隔(ギャップ長)を変更するための垂直移動機
構を備えている。垂直移動機構はボールネジ8の回転に
よって反応容器10を垂直方向に移動させる装置であ
り、反応容器10には反応容器10を支持するサポート
板82が接続され、ボールネジ8には駆動源としてのサ
ーボモータ9が接続されている。
【0034】混合容器61Aは複数のサポート柱81に
接続され、サポート柱81はサポート板82を貫通して
図示されない基盤に固定されているので、ボールネジ8
の回転によりサポート板82が上下動し、それに伴って
反応容器10が上下に移動することになる。ウエハステ
ージ2Aは、反応室10の上下動に伴って上下動するた
め、固定されている混合容器61A上部のガスヘッド6
Aとウエハステージ2Aに吸着されたウエハ1のギャッ
プ長が変化する。
【0035】また、反応容器10の下部開口部の内面に
は、反応容器10の垂直移動による反応容器10内の材
料ガスの流出を防ぐための密閉リング(Oリング)11
がはめ込まれている。
【0036】そして、反応容器10の中央部には材料ガ
スを排出するための排気管13が接続されており、排気
管13は図示しない排気機構に接続されている。また、
ウエハ1の搬入および搬出を行うためのゲートが図示し
ない方向に設けられているが、本発明との関係が薄いの
で詳細な説明は省略する。
【0037】また、反応容器10は排気管13の下部の
分割部101で上下2つに分割できる構造となってい
る。なお、分割部101内には反応容器10内の材料ガ
スの流出を防ぐための密閉リングを備えている。
【0038】図2にレーザ測長器21からのデータに基
づいてギャップ長を自動調整するギャップ長自動調整機
構の構成をブロック図で示す。
【0039】図2においてレーザ測長器21からの測長
信号(アナログ信号)は、A/Dコンバータ23に接続
され、A/Dコンバータ23でデジタル信号に変換され
て演算処理装置24に与えられる。演算処理装置24で
はデジタル化された測長信号に基づいてギャップ長調整
の有無を判断し、ギャップ長調整の必要がある場合に
は、パルス発生器25を制御してパルス信号をサーボモ
ータドライバ26に向けて出力させる。サーボモータド
ライバ26はパルス発生器25からのパルス信号により
サーボモータ9を駆動して反応容器10を垂直方向に移
動させ、ギャップ長を調整する。
【0040】そして、演算処理装置24にはギャップ長
などのデータを設定する外部入力装置としてキーボード
27が接続されるとともに、当該データやレーザ測長器
21からの測長結果を表示するための表示装置(ディス
プレイ)28が接続されている。なお、演算処理装置2
4は常圧CVD装置100の他の部分の制御も行ってい
るが、本発明とは関係が薄いので説明は省略する。
【0041】<A−2.常圧CVD装置100の動作> <A−2−1.ギャップ長測定>まず、ギャップ長測定
について図3および図4を用いて説明する。図3に示す
ように、ウエハ1を吸着する前に、レーザ測長器21か
らレーザ光を発射してレーザ測長器21とガスヘッド6
Aの段差22の平坦面との間の距離L1を測定する。
【0042】レーザ測長器21はウエハステージ2Aに
取付けられているので、回転機構によってウエハステー
ジ2Aを回転させることで、ガスヘッド6Aの段差22
に沿って、距離L1が連続的に測定される。連続的に測
定された距離L1をグラフ化したものが図4である。
【0043】図4において横軸を回転角度、縦軸を測長
信号(任意単位)とすると、ウエハステージ2Aとガス
ヘッド6Aが平行に取付けられている場合は、実線で示
すように一定の測長信号が得られるので、それを距離L
1とする。
【0044】一方、ウエハステージ2Aとガスヘッド6
Aが平行でない場合は、一点鎖線で示すように測長信号
に差異が生じ、距離L1の最大値L1MAXと、最小値
L1MINが得られることになる。
【0045】そこで、L1MAXとL1MINとの差、
すなわち変動誤差が0.1mm以下になるように、ウエハ
ステージ2Aとガスヘッド6Aとの平行度を調整する。
なお、平行度の調整方法としては、先に説明したように
ガスヘッド6Aは固定されているのでウエハステージ2
Aの傾きを調整することになり、反応容器10とサポー
ト板82との接続部に薄板のスペーサなどを介挿した
り、反応容器10の分割部分の接合強度を均等にするな
どして調整する。
【0046】<A−2−2.ギャップ長自動調整>変動
誤差0.1mm以内で距離L1が得られると、次にギャッ
プ長の設定値と測定値とを一致させる動作を行う。
【0047】ここで、図5を用いて距離L1からギャッ
プ長を導く方法について説明する。図5に示すように距
離L1は、ウエハステージ2Aとガスヘッド6Aとの距
離L0、すなわちギャップ長と、レーザ測長器21から
ウエハステージ2Aに吸着されたウエハ1の裏面までの
距離L2と、ガスヘッド6Aの段差22の落差の距離L
3との合計になる。距離L3は既知の値であるので距離
L2が判れば距離L1から距離L2および距離L3を差
し引くことで距離L0、すなわちギャップ長が得られ
る。
【0048】なお、距離L2はレーザ測長器21の位置
が変更されない限り変化しないので、予め測定してその
値を記録しておくことで、既知の値として使用できる。
【0049】従って、設定すべきギャップ長を距離Lと
すれば、距離Lと距離L3、および距離L2をキーボー
ド27から入力し、演算処理装置24において測定値で
ある距離L1から距離L2および距離L3を差し引いて
距離L0を求め、距離Lと比較することで設定値と測定
値の一致、不一致を判断する。
【0050】ここで、距離L1はウエハステージ2Aと
ガスヘッド6Aとの平行度の調整により、変動誤差0.1
mm以内の範囲で得られるが、換言すれば0.1mm以内
の範囲で変化しているので平均値LAVを求め、平均値L
AVから距離L2および距離L3を差し引いて距離L0を
求める。なお、平均値LAVは平行度調整の工程において
測定した測長信号に基づいて算出される。
【0051】そして、距離L0と距離Lとが一致してい
ない場合は、その差がサーボモータ9の回転角度にして
何度に対応するかについて計算し、さらにその角度だけ
サーボモータ9を回転させるには、パルス発生器25か
らいくつのパルス信号をサーボモータドライバ26に与
えれば良いかを計算し、パルス発生器25を制御してパ
ルス信号を発生させる。
【0052】サーボモータドライバ26はパルス発生器
25から与えられるパルス信号によりサーボモータ9を
回転させるので、反応容器10が所定距離(距離L0と
距離Lの差)だけ垂直方向に移動して、測定値と設定値
が一致することになる。
【0053】<A−2−3.ウエハステージとガスヘッ
ドの軸合わせ>次に図6および図7を用いて、ウエハス
テージ2Aとガスヘッド6Aの軸合わせについて説明す
る。
【0054】先に説明したように、反応容器10は排気
管13の下部の分割部101で上下2つに分割できる構
造となっている。メンテナンス時には、分割部101で
反応容器10を上下に分割し、メンテナンス終了後に上
下に分割された反応容器10を接合する。
【0055】接合に際してウエハステージ2Aとガスヘ
ッド6Aの中心軸がずれるのを防ぐために、分割部10
1は段差を有した嵌合い構造となっており、大幅な軸ず
れは発生しないが、許容値内で中心軸が一致しているか
については従来のCVD装置では確認できなかった。
【0056】しかしながら、常圧CVD装置100にお
いては、ガスヘッド6Aに段差22を設け、レーザ光が
ガスヘッド6Aの段差22の垂直面から許容値に等しい
所定距離離れた位置に照射されるようにレーザ測長器2
1を取り付けることで、レーザ光の照射位置が許容値以
上径方向にずれた場合には、レーザ測長器21の測長信
号の変化として照射位置のずれが反映されるので、レー
ザ光の照射位置のずれの原因であるウエハステージ2A
とガスヘッド6Aの軸ずれを確認することができる。従
って、段差22はレーザ光の照射位置のずれを反映する
照射位置ずれ反映構造であると言える。
【0057】例えば、ウエハステージ2Aとガスヘッド
6Aの中心軸が一致している場合、図6に示すように、
レーザ測長器21から発射されたレーザ光が段差22の
平坦面のA点に照射され反射してレーザ測長器21に戻
るようにレーザ測長器21が取付けられている。このA
点から段差22の垂直面までの距離がすなわち許容値で
ある。
【0058】ウエハステージ2Aとガスヘッド6Aの中
心軸がずれたとしても、そのずれ量がA点から段差22
の垂直面までの距離内、すなわち許容値内であれば、レ
ーザ光は段差22の平坦面に照射されるので図3に示す
ように距離L1が測定される。従って、ウエハステージ
2Aとガスヘッド6Aの中心軸はずれていないことにな
る。
【0059】一方、ウエハステージ2Aとガスヘッド6
Aの中心軸のずれ量が、A点から段差22の垂直面まで
の距離を越えた場合、すなわち図6に示すようにレーザ
光がガスヘッド6Aの多孔面に照射された場合、レーザ
測長器21が測定する距離は、距離L1より段差22の
落差の距離L3だけ短い距離L1’となる。
【0060】そして、このような場合にウエハステージ
2Aを回転させながら連続的に測定を行った結果をグラ
フ化したものが図7である。
【0061】図7において横軸を回転角度、縦軸を測長
信号(任意単位)とすると、ウエハステージ2Aとガス
ヘッド6Aが平行に取付けられ、かつ軸ずれがない場合
は、実線で示すように一定の測長信号が得られ、その距
離は距離L1である。
【0062】一方、ウエハステージ2Aとガスヘッド6
Aが平行でなく、かつ許容値を越えた軸ずれがある場合
は、一点鎖線で示すように測長信号に差異が生じるとと
もに、レーザ光がガスヘッド6Aの多孔面に照射される
部分では急激な落差が生じる。この落差は距離L3に相
当し、距離L1が距離L1’になったことを示し、回転
角度にしてB度の範囲で存在している。
【0063】そして、レーザ光がガスヘッド6Aの段差
22の平坦面に照射されるようになると、落差がなくな
り測長信号は距離L1に近い値を示すことになる。
【0064】このように、ウエハステージ2Aを回転さ
せながら連続的に測定を行うことにより、ウエハステー
ジ2Aとガスヘッド6Aの軸ずれの有無を確認すること
ができる。
【0065】なお、ウエハステージ2Aの回転機構は、
回転の原点を検出する原点センサーを有しており、原点
センサーがONした位置を原点、すなわち0度としてい
る。
【0066】また、ステッピングモータを使用している
のでパルス数により原点からの角度を知ることができ
る。従って、測長信号の急激な落差の発生角度と終了角
度を知ることができ、その中間、すなわち範囲B度の中
間の角度により、軸ずれの方向を知ることができる。
【0067】そして、ウエハステージ2Aとガスヘッド
6Aの軸ずれが発生していることが判明した場合は、軸
ずれの方向に留意しながら分割部101の嵌合い状態を
調整することで軸ずれを修正する。
【0068】<A−2−4.ウエハの吸着の有無の確認
>ウエハ1を取付けない状態で、ギャップ長の測定、ギ
ャップ長の自動調整、ウエハステージ2Aとガスヘッド
6Aとの平行度の調整、ウエハステージ2Aとガスヘッ
ド6Aの軸合わせを行い、全ての条件が満足された時点
で、図示しないゲートから図示しない搬送機構によりウ
エハ1が反応容器10内に搬入され、ウエハステージ2
に真空吸着される。そして、ウエハ1はウエハステージ
2Aの内部の加熱機構により400℃〜500℃に加熱
され、回転機構によりウエハステージ2Aとともに回転
を始める。なお、ウエハ1を回転させるのはウエハ1の
表面に形成される薄膜の厚さおよび膜質の均一性を得る
ためである。
【0069】複数のガス導入管7から混合容器61A内
に導入された種々の材料ガスは、混合容器61A内で均
一に混合されガスヘッド6Aを介してウエハ1の全面に
均一に吹き付けられる。
【0070】ウエハ1の表面に接触した材料ガスは、ウ
エハ1の熱により励起されてウエハ1の表面に薄膜を形
成する。このとき、薄膜の形成に寄与しない余分なガス
は排気管13により排出される。
【0071】そして、一連の成膜工程が終了すると材料
ガスが排気され、成膜済みのウエハ1が搬出され、代わ
りに新たなウエハ1が搬出され、同様の工程を繰り返
す。
【0072】ここで、従来のCVD装置ではウエハ1が
確実にウエハステージ2に真空吸着されているか否かに
ついて、自動的に確認することできなかった。
【0073】しかし、本発明に係る常圧CVD装置10
0においては、ウエハ1がウエハステージ2に真空吸着
された時点で、レーザ測長器21からレーザ光を照射す
ることで、ウエハ1がウエハステージ2に真空吸着され
ているか否かを自動的に確認することができる。
【0074】すなわち、ウエハ1がウエハステージ2に
真空吸着されている場合には、図5に示すように、ウエ
ハ1の裏面にレーザ光が照射され、測長結果は距離L2
となるが、ウエハ1がウエハステージ2に真空吸着され
ていない場合は、レーザ光はガスヘッド6Aの段差22
の平坦面に照射されるので測長結果は距離L1となる
る。従って、ウエハ1がウエハステージ2に真空吸着さ
れた時点で、レーザ測長器21からレーザ光を発射して
距離を測定するルーチンを設定することで、ウエハ1の
着脱異常を自動的に検出することができる。
【0075】なお、以上説明した常圧CVD装置100
では、ガスヘッド6Aの外周端縁部に沿って、ウエハス
テージ2Aから後退する方向の段差22を有した構成を
示したが、ウエハステージ2Aに向けて突出する環状の
段差を有する構成であっても良い。
【0076】<A−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように、本発明に係るCVD装置の実施の形態1によれ
ば、ウエハステージにレーザ測長器を取付け、ウエハス
テージを回転させながらウエハステージとガスヘッド間
の距離を測定することで、ギャップ長の測定を短時間で
精度良く行うことができるとともに、ギャップ長の自動
調整、ウエハステージとガスヘッドとの平行度の測定、
ウエハステージとガスヘッドの軸ずれの有無、ウエハの
着脱異常の自動検出を行うことが可能なCVD装置を得
ることができる。
【0077】実施の形態2、 <B−1.常圧CVD装置200の構成>本発明に係る
CVD装置の実施の形態2として、図8に常圧CVD装
置200の構成を示す。図8においてウエハステージ2
Aに対向してガスヘッド6Bが配置されている。ガスヘ
ッド6Bは外周端縁部に複数の放射状の凹部30を有し
ている。
【0078】また、レーザ測長器21は発光部が、ガス
ヘッド6Bの凹部30に対向するようにウエハステージ
2Aの側面に取付けられている。
【0079】図9にガスヘッド6Bを図8の矢視C方向
から見た平面図を示す。図9に示すように、凹部30は
ガスヘッド6Bの外周端縁部に沿って等間隔で設けられ
ており、凹み深さも均一である。なお、図9において多
孔部は一点鎖線で示す領域内に形成されているが、詳細
図は省略する。
【0080】また、図1に示した常圧CVD装置100
と同一構成については同一の符号を付し、重複する説明
は省略する。
【0081】<B−2.常圧CVD装置200の動作>
以上のような構成の常圧CVD装置200において、ウ
エハステージ2Aとガスヘッド6Bとが平行に配置さ
れ、軸ずれもない場合に、ウエハステージ2Aを回転さ
せながらレーザ測長器21を用いて連続的に測長を行っ
た結果をグラフ化したものが図10である。
【0082】図10において横軸を回転角度、縦軸を測
長信号(任意単位)とすると、距離L10と距離L11
との間を周期的にパルス波形状に変化する測長信号が得
られる。ここで、距離L10はレーザ測長器21とガス
ヘッド6Bの凹部30の平坦面との間の距離であり、実
施の形態1の常圧CVD装置100における距離L1に
相当する。
【0083】また、距離L11はレーザ測長器21とガ
スヘッド6Bの多孔面との間の距離であり、凹部30の
落差の分だけ距離L10より短く、実施の形態1の常圧
CVD装置100における距離L1’に相当する。
【0084】従って、ウエハステージを回転させながら
ウエハステージとガスヘッド間の距離を測定すること
で、ギャップ長の測定を短時間で精度良く行うことがで
きる。そして、距離L10が測定されている期間T1と
距離L11が測定されている期間T2を、演算処理装置
24の基準クロックを用いて測定することにより、ウエ
ハステージ2Aの回転速度をモニターすることができる
ので、ウエハステージ2Aが演算処理装置24に設定し
た回転速度で回転しているかを確認することができる。
また距離L10および距離L11の変動回数をカウント
することにより回転角度をモニターすることもできる。
【0085】図11にウエハステージ2Aとガスヘッド
6Bとが平行に配置されていない場合に、ウエハステー
ジ2Aを回転させながらレーザ測長器21を用いて連続
的に測長を行った結果の例をグラフ化した図を示す。
【0086】ウエハステージ2Aとガスヘッド6Bとが
平行に配置されていない場合には、測長信号に差異が生
じ、距離L10の最大値L10MAXと、最小値L10
MINが得られることになる。そして、L10MAXと
L10MINとの差、すなわち変動誤差が0.1mm以下
になるように、ウエハステージ2Aとガスヘッド6Bと
の平行度を調整する。
【0087】また、図12にウエハステージ2Aとガス
ヘッド6Bの中心軸が許容値を越えてずれている場合
に、ウエハステージ2Aを回転させながらレーザ測長器
21を用いて連続的に測長を行った結果の例をグラフ化
した図を示す。
【0088】図11において、許容値以上の径方向の軸
ずれがある場合は、レーザ光が凹部30に照射されずガ
スヘッド6Bの多孔面に照射され続ける部分が現れるの
で、距離L11が測定されている期間が、軸ずれがない
場合に比べて長くなり(期間T2’)、周期性がなくな
るので、ウエハステージ2Aとガスヘッド6Aの軸ずれ
の有無を確認することができる。従って、凹部30はレ
ーザ光の照射位置のずれを反映する照射位置ずれ反映構
造であると言える。
【0089】<B−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように、本発明に係るCVD装置の実施の形態2によれ
ば、ガスヘッドの外周端縁部に複数の凹部を規則的に形
成し、ウエハステージを回転させながらウエハステージ
とガスヘッド間の距離を測定することで、ギャップ長の
測定を短時間で精度良く行うことができるとともに、測
長信号の変化周期によりウエハステージの回転速度をモ
ニターすることができるので、ウエハステージが設定し
た回転速度で回転しているかを確認することが可能なC
VD装置を得ることができる。また、ギャップ長の自動
調整、ウエハステージとガスヘッドとの平行度の測定、
ウエハステージとガスヘッドの軸ずれの有無、ウエハの
着脱異常の自動検出を行うことが可能であることは言う
までもない。
【0090】また、以上説明した常圧CVD装置200
においては、ガスヘッド6Bの外周端縁部に複数の凹部
30を有した構成について説明したが、凹部30の代わ
りに複数の放射状の凸部を設ける構成であっても良い。
【0091】実施の形態の変形例、以上説明した本発明
に係るCVD装置の実施の形態1および2においては、
ガスヘッドの外周端縁部に段差や、凹部を有し、レーザ
光が当該部分に照射される構成を示したが、ウエハステ
ージとガスヘッド間のギャップ長を測定するだけであれ
ば、段差や、凹部は必要なく、レーザ光をガスヘッドの
多孔面に直接照射する構成だけで十分である。なお、こ
のような構成においても、ウエハステージとガスヘッド
の平行度を測定することは可能である。
【0092】以上説明した本発明に係るCVD装置の実
施の形態1および2においては、常圧CVD装置の具体
的構成を示したが、ウエハステージとガスヘッドが対向
して配置され、ウエハを回転させつつ成膜する構成であ
れば、本発明の適用は常圧CVD装置に限定されない。
【0093】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のCVD装置
によれば、レーザ測長器はのレーザ発光部が、ガスヘッ
ドの端縁に対向するように配置され、基板取付台の回転
に伴って、ガスヘッドの端縁に沿ってギャップ長を連続
的に測定するので、基板取付台とガスヘッドとが平行で
ない場合は、回転とともにギャップ長が変化し、その変
化の度合いから平行度を検知可能なCVD装置を得るこ
とができる。
【0094】本発明に係る請求項2記載のCVD装置に
よれば、ガスヘッドが照射位置ずれ反映構造を備えてい
るので、レーザ光の照射位置の径方向のずれを検知する
ことで、基板取付台とガスヘッドの中心軸のずれを検知
することが可能なCVD装置を得ることができる。
【0095】本発明に係る請求項3記載のCVD装置に
よれば、レーザ光の照射位置が径方向にずれている部分
においては、レーザ光がガスヘッドの主面に照射される
ので、レーザ光の照射位置が径方向にずれていない部分
に比べてギャップ長の測定値が短くなり、基板取付台と
ガスヘッドの中心軸のずれを検知することが可能とな
る。また、ギャップ長の測定値が短くなっている部分と
基板取付台の回転角度を照合することで軸ずれ方向を知
得することができる。
【0096】本発明に係る請求項4記載のCVD装置に
よれば、レーザ光の照射位置が径方向にずれている部分
においては、レーザ光がガスヘッドの主面に照射される
ので、レーザ光の照射位置が径方向にずれていない部分
に比べてギャップ長の測定値が長くなり、基板取付台と
ガスヘッドの中心軸のずれを検知することが可能とな
る。また、ギャップ長の測定値が長くなっている部分と
基板取付台の回転角度を照合することで軸ずれ方向を知
得することができる。
【0097】本発明に係る請求項5記載のCVD装置に
よれば、レーザ光の照射位置が径方向にずれていない部
分においては、基板取付台の回転に伴って、レーザ光が
等間隔に形成された複数の放射状の凹部とガスヘッドの
主面に交互に照射されるので、ギャップ長の測定値の長
短の変化が交互に周期的に発生するが、レーザ光の照射
位置が径方向にずれている部分においては、レーザ光が
ガスヘッドの主面に照射されるので、ギャップ長の測定
値が短い領域が長時間にわたって現れ、周期性がなくな
るので基板取付台とガスヘッドの中心軸のずれを検知す
ることが可能となる。また、ギャップ長の測定値の長短
の変化の周期から、基板取付台の実際の回転速度を検知
することができる。
【0098】本発明に係る請求項6記載のCVD装置に
よれば、レーザ光の照射位置が径方向にずれていない部
分においては、基板取付台の回転に伴って、レーザ光が
等間隔に形成された複数の放射状の凸部とガスヘッドの
主面に交互に照射されるので、ギャップ長の測定値の長
短の変化が交互に周期的に発生するが、レーザ光の照射
位置が径方向にずれている部分においては、レーザ光が
ガスヘッドの主面に照射されるので、ギャップ長の測定
値が長い領域が長時間にわたって現れ、周期性がなくな
るので基板取付台とガスヘッドの中心軸のずれを検知す
ることが可能となる。また、ギャップ長の測定値の長短
の変化の周期から、基板取付台の実際の回転速度を検知
することができる。
【0099】本発明に係る請求項7記載のCVD装置に
よれば、基板取付台に基板を取付けた状態において、基
板の裏面までの距離を測定できるようにレーザ測長器が
配置されているので、レーザ光を発射し、基板の裏面ま
での距離が適正に得られた場合には基板が取付けられて
いると判断し、基板の裏面までの距離が適正に得られな
い場合には基板が取付けられていないと判断すること
で、基板の取付けの有無を確認できるCVD装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るCVD装置の実施の形態1の構
成を説明する図である。
【図2】 本発明に係るCVD装置のギャップ長自動調
整機構を説明するブロック図である。
【図3】 本発明に係るCVD装置のギャップ長の自動
測定を説明する図である。
【図4】 本発明に係るCVD装置の実施の形態1にお
けるギャップ長の自動測定結果を示す図である。
【図5】 本発明に係るCVD装置のギャップ長の自動
測定を説明する図である。
【図6】 本発明に係るCVD装置の軸ずれの測定を説
明する図である。
【図7】 本発明に係るCVD装置の実施の形態1にお
ける軸ずれの測定結果を示す図である。
【図8】 本発明に係るCVD装置の実施の形態2の構
成を説明する図である。
【図9】 本発明に係るCVD装置の実施の形態2のガ
スヘッドの平面図である。
【図10】 本発明に係るCVD装置の実施の形態2に
おけるギャップ長の自動測定結果を示す図である。
【図11】 本発明に係るCVD装置の実施の形態2に
おけるギャップ長の自動測定結果を示す図である。
【図12】 本発明に係るCVD装置の実施の形態2に
おける軸ずれの測定結果を示す図である。
【図13】 従来の常圧CVD装置の構成を説明する図
である。
【符号の説明】
2A ウエハステージ、6A,6B ガスヘッド、21
レーザ測長器、22段差、27 キーボード、28
表示装置、30 凹部、61A,61B 混合容器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CVD膜が形成される基板を取付ける基
    板取付台と、該基板取付台に対向して配置され、CVD
    膜形成用のガスを前記基板の主面全面に吹き付けるガス
    ヘッドとを備え、前記基板取付台を回転させつつCVD
    膜を形成するCVD装置において、 前記基板取付台の側面に配置され、前記基板取付台と前
    記ガスヘッド間のギャップ長をレーザ光で測定するレー
    ザ測長器を備え、 前記レーザ測長器は、レーザ発光部が前記ガスヘッドの
    端縁に対向するように配置され、前記基板取付台の回転
    に伴って、前記ガスヘッドの端縁に沿って前記ギャップ
    長を連続的に測定することを特徴とするCVD装置。
  2. 【請求項2】 前記ガスヘッドは、前記レーザ発光部か
    らのレーザ光の照射位置が所定位置から径方向に許容値
    以上にずれたことを前記ギャップ長の測定値の変化とし
    て反映する照射位置ずれ反映構造を備える請求項1記載
    のCVD装置。
  3. 【請求項3】 前記照射位置ずれ反映構造は、前記ガス
    ヘッドの端縁に沿って形成された、前記基板取付台に向
    かう方向から後退する環状の段差である請求項2記載の
    CVD装置。
  4. 【請求項4】 前記照射位置ずれ反映構造は、前記ガス
    ヘッドの端縁に沿って形成された、前記基板取付台に向
    かう方向に突出する環状の段差である請求項2記載のC
    VD装置。
  5. 【請求項5】 前記照射位置ずれ反映構造は、前記ガス
    ヘッドの端縁に沿って所定の間隔で等間隔に形成された
    複数の放射状の凹部である請求項2記載のCVD装置。
  6. 【請求項6】 前記照射位置ずれ反映構造は、前記ガス
    ヘッドの端縁に沿って所定の間隔で等間隔に形成された
    複数の放射状の凸部である請求項2記載のCVD装置。
  7. 【請求項7】 前記基板は前記基板取付台の外形よりも
    大きく、 前記レーザ測長器は、前記基板取付台に前記基板を取付
    けた状態において、前記基板の裏面までの距離を測定可
    能なように、前記基板取付台の主面と水平な位置より後
    退した位置に配置された請求項1〜請求項6のいずれか
    に記載のCVD装置。
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