JPH0963737A - はんだボール搭載装置 - Google Patents

はんだボール搭載装置

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JPH0963737A
JPH0963737A JP22088495A JP22088495A JPH0963737A JP H0963737 A JPH0963737 A JP H0963737A JP 22088495 A JP22088495 A JP 22088495A JP 22088495 A JP22088495 A JP 22088495A JP H0963737 A JPH0963737 A JP H0963737A
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solder balls
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flux
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Yoshitatsu Naitou
芳達 内藤
Tetsuo Murakami
哲雄 村上
Mitsuhiro Suzuki
光弘 鈴木
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
Takamichi Suzuki
高道 鈴木
Tomoaki Sakata
智昭 坂田
Hitoshi Odajima
均 小田島
Tomohiko Murase
友彦 村瀬
Kosuke Inoue
康介 井上
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】BGAパッケージにはんだボールを効率の良く
搭載するためのはんだボール搭載装置を提供する。 【解決手段】割り出し回転および昇降可能なテーブル4
1と、所要の配列ではんだボールを吸着する複数の穴が
形成され、前記テーブル41に所定の間隔で配置された
吸着マスク50と、はんだボールを圧縮空気で浮遊させ
るはんだボール供給装置59と、回転可能な液槽67
と、この液槽67と所定の間隔で対抗するように配置さ
れたスキージ69とを備え、フラックスを液膜状にする
フラックス供給装置と、はんだボールを搭載するパッケ
ージ75を位置決めする位置決め装置とを設け、前記は
んだボール供給装置59とフラックス供給装置および位
置決め装置を前記テーブル41の回転方向に沿って、吸
着マスク50の割り出し位置で各吸着マスク50と順次
対向するように配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGA(Ball
Grid Array)パッケージ(以下、単にパッ
ケージと言う)にはんだボールを搭載するためのはんだ
ボール搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12ないし図14は、従来のはんだボ
ール搭載装置の一例を示すもので、同図において、1は
ベース。2はブロックでベース1上に平行に固定されて
いる。3は直線案内装置で、ブロック2上に平行に固定
されている。4はビームで、直線案内装置3に移動可能
に支持されている。5は送りねじで、ブロック2上に回
転可能に支持され、ビーム4に固定されたナット(図示
せず)に螺合している。6はモータで、ベース1に支持
され、送りねじ5に結合されている。したがって、モー
タ6が作動すると、ビーム4がY方向(図12では上下
方向)に移動する。
【0003】7は直線案内装置で、ビーム4に平行に固
定されている。8はスライダで、直線案内装置7に移動
可能に支持されている。9は送りねじで、ビーム4に回
転可能に支持され、スライダ8に固定されたナット(図
示ぜず)に螺合している。10はモータで、ビーム4に
支持され、送りねじ9に結合されている。したがって、
モータ10が作動すると、スライダ8がX方向(図12
では左右方向)に移動する。
【0004】11は直線案内装置で、スライダ8に平行
に固定されている。12はサドルで、直線案内装置11
に移動可能に支持されている。13は送りねじで、スラ
イダ8に回転可能に支持され、サドル12に固定された
ナット(図示せず)に螺合している。14はモータで、
スライダ8に固定され、送りねじ13に結合されてい
る。したがって、モータ14が作動すると、サドル12
がX方向(図13では上下方向)に移動する。
【0005】15は吸着マスクで、サドル12に固定さ
れている。この吸着マスク15は、箱状に形成され、図
14に示すように、下面には、パッケージに搭載するは
んだボールの配列と同じ配列ではんだボール16を吸着
保持するための複数の穴17が形成されている。
【0006】19ははんだボール供給装置で、ベース1
上に固定され、はんだボール16を収容している。この
はんだボール供給装置19は、上面が開口する箱形に形
成され、底面には、はんだボール16の直径より小さな
複数の穴が形成されている。
【0007】20はフラックス供給装置で、ベース1上
に固定され、所定量のフラックス21が供給されてい
る。
【0008】22は搬送用のベルトで、ベース1に支持
されている。23はストッパで、ベース1に固定されて
いる。24ははんだボール16を搭載するパッケージ
で、ベルト22で搬送され、ストッパ23に当接して位
置決めされる。
【0009】このような構成で、モータ6とモータ10
を作動させ、吸着マスク15をはんだボール供給装置1
9の上方に位置決めする。そして、モータ14を作動さ
せ、吸着マスク15を、その下端がはんだボール供給装
置19の開口部を覆う位置まで移動させる。すると、は
んだボール供給装置19の底面から圧縮空気が噴出し
て、吸着マスク15とはんだボール供給装置19の底面
との間ではんだボール16を浮遊させる。同時に、吸着
マスク15に真空圧が供給され、穴17を通して吸引す
ることにより、吸着マスク15の穴17にはんだボール
16を吸着する。
【0010】予め設定された時間が経過すると、はんだ
ボール供給装置19の底面から噴出していた圧縮空気が
遮断され、モータ14が作動して、はんだボール16を
吸着した吸着マスク15を上昇させる。
【0011】すると、モータ6とモータ10が作動し
て、はんだボール16を吸着した吸着マスク15を、フ
ラックス供給装置20の上方へ移動させる。そして、モ
ータ14を作動させ、吸着マスク15を、下面に吸着し
たはんだボール16の下端(はんだボールの直径の1/
4〜1/3程度)がフラックスに浸漬される位置まで下
降させ、はんだボール16にフラックス21を供給す
る。はんだボール16にフラックス21が供給される
と、モータ14が作動して、吸着マスク15を上昇させ
る。
【0012】モータ6とモータ10が作動して、下端に
フラックスが供給されたはんだボール16を吸着した吸
着マスク15を、パッケージ24への搭載位置の上方に
移動させる。この時、予めベルト22上に載置され、ベ
ルト22で搬送されて、ストッパ23に当接して位置決
めされたパッケージ24が待機している。そして、吸着
マスク15がパッケージ24の上方の所定の位置に位置
決めされると、モータ14が作動して、吸着マスク15
を下降させ、はんだボール16をパッケージ24に押し
つける。
【0013】この時、配管18を通して吸着マスク15
に圧縮空気が供給される。この空気を穴17から噴出さ
せることにより、吸着していたはんだボール16を開放
し、パッケージ24上に搭載する。パッケージ24に搭
載されたはんだボール16は、その下端に供給されたフ
ラックスの粘性によってパッケージ24に保持される。
すると、モータ14の作動により、吸着マスク15が上
昇し次のはんだボール16の吸着に向かう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなはんだボ
ール搭載装置においては、各動作が順次に行われるた
め、1サイクルに要する時間が長く(約15秒程度)な
り、はんだボール搭載装置の稼働効率が低いものになっ
ている。
【0015】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、稼働
効率の高いはんだボール搭載装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明においては、所定の間隔で割り出し回転
および昇降可能なテーブルと、所要の配列ではんだボー
ルを吸着し得るように複数の吸着穴が形成され、前記テ
ーブルに同一円周上を通過するように、テーブルの回転
方向に所定の間隔で配置された吸着マスクと、底面から
圧縮空気を吹き出すように複数の小径の穴が形成され、
内部に供給されたはんだボールを圧縮空気で浮遊させる
ように構成されたはんだボール供給装置と、回転可能な
円盤と、この円盤の表面と所定の間隔で対抗するように
配置されたへらとを備え、円盤上に供給されたフラック
スを膜状に形成するフラックス供給装置と、はんだボー
ルを搭載するパッケージを位置決めする位置決め装置と
を設け、前記はんだボール供給装置とフラックス供給装
置および位置決め装置を前記テーブルの回転方向に沿っ
て、吸着マスクの割り出し位置で各吸着マスクと順次対
向するように配置し、はんだボールの吸着と、フラック
スの塗布およびパッケージへの搭載を3ヵ所で同時に行
うようにしたことを特徴とする。
【0017】また、第2の発明においては、所定の間隔
で割り出し回転および昇降可能なテーブルと、所要の配
列ではんだボールを吸着し得るように複数の吸着穴が形
成され、前記テーブルに同一円周上を通過するように、
テーブルの回転方向に所定の間隔で配置された吸着マス
クと、底面から圧縮空気を吹き出すように複数の小径の
穴が形成され、内部に供給されたはんだボールを圧縮空
気で浮遊させるように構成されたはんだボール供給装置
と、回転可能な円盤と、この円盤の表面と所定の間隔で
対抗するように配置されたへらとを備え、円盤上に供給
されたフラックスを液膜状に形成するフラックス供給装
置と、はんだボールを搭載するパッケージを位置決めす
る位置決め装置と、複数のCCDカメラと、CCDカメ
ラの画像情報を処理する画像情報処理装置とを設け、前
記はんだボール供給装置とフラックス供給装置および位
置決め装置を前記テーブルの回転方向に沿って、吸着マ
スクの割り出し位置で各吸着マスクと順次対向するよう
に配置するとともに、CCDカメラを前記各装置間の中
間位置に、前記吸着マスクと対向するように配置し、は
んだボールの吸着と、フラックスの塗布およびパッケー
ジへの搭載を3ヵ所で同時に行うとともに、各動作の結
果を確認するようにしたことを特徴とする。
【0018】さらに、第3の発明においては、所定の間
隔で割り出し回転および昇降可能なテーブルと、所要の
配列ではんだボールを吸着し得るように複数の吸着穴が
形成され、前記テーブルに同一円周上を通過するよう
に、テーブルの回転方向に所定の間隔で配置された吸着
マスクと、底面から圧縮空気を吹き出すように複数の小
径の穴が形成され、内部に供給されたはんだボールを圧
縮空気で浮遊させるように構成されたはんだボール供給
装置と、回転可能な円盤と、この円盤の表面と所定の間
隔で対抗するように配置されたへらとを備え、円盤上に
供給されたフラックスを液膜状に形成するフラックス供
給装置と、はんだボールを搭載するパッケージを位置決
めする位置決め装置と、複数のCCDカメラと、CCD
カメラの画像情報を処理する画像情報処理装置と、前記
画像処理装置の出力に基づいて、パッケージの位置補正
を行う制御装置とを設け、前記はんだボール供給装置と
フラックス供給装置および位置決め装置を前記テーブル
の回転方向に沿って、吸着マスクの割り出し位置で各吸
着マスクと順次対向するように配置するとともに、CC
Dカメラを前記各装置間の中間位置に、前記吸着マスク
と対向するように配置し、かつ、1台のCCDカメラを
位置決め装置の上方に、前記パッケージのはんだボール
搭載面と対向するように配置し、はんだボールの吸着
と、フラックスの塗布およびパッケージへの搭載を3ヵ
所で同時に行い、各動作の結果を確認するとともに、は
んだボールの搭載前に、位置決め装置によって位置決め
されたパッケージの被搭載端子パターンの位置を補正す
るようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1ないし図6は本発明の第1
の実施の形態を示すもので、図1は、はんだボール搭載
装置の平面図、図2は、図1におけるはんだボール搭載
装置の正面断面図、図3は、図1における搭載部の側面
断面図、図4は、図1における搭載部の正面断面図、図
5は、図1における吸着マスクの断面図である。
【0020】同図において、1はベース。25はハウジ
ングで、ベース1に固定されている。26はベアリング
で、ハウジング25の上部と下部に所定の間隔で支持さ
れている。27はシャフトで、ベアリング26を介して
ハウジング25に回転可能に支持されている。28はプ
レートで、ハウジング25の下端に固定されている。2
9はサーボモータで、プレート28に支持されている。
30はタイミングプーリで、サーボモータ29の回転軸
に固定されている。31はタイミングプーリで、シャフ
ト27に固定されている。32はタイミングベルトで、
タイミングプーリ30、31に掛け渡されている。した
がって、サーボモータ29を作動させることによりシャ
フト27を回転させることができる。そして、サーボモ
ータ29を任意の角度回転させることにより、シャフト
27を任意の角度で割り出し回転させることができる。
【0021】33は給、排気路で、シャフト27に形成
されている。34は回転継手で、プレート28にブラケ
ット35を介して固定され、シャフト27の外周面に形
成された給、排気路33の開口部と対向するように、シ
ャフト27に回転可能に嵌合している。36はスリップ
リングで、回転継手34にブラケット37を介して固定
され、シャフト27の下端に対向している。38はディ
スクで、シャフト27と一体に形成されている。
【0022】39はエアシリンダで、ディスク38の中
心に固定されている。40はリニアガイドで、ディスク
38の外周部に所定の間隔で複数個配置されている。4
1はテーブルで、シリンダ39に支持されている。42
はガイドバで、リニアガイド40と摺動可能に嵌合する
ようにテーブル41に固定されている。43はナット
で、ディスク38の外周部に所定の間隔で複数個形成さ
れている。45はストッパねじで、テーブル41と対向
するようにナット43に螺合している。したがって、エ
アシリンダ39が作動すると、テーブル41が上下に移
動する。そして、テーブル41の下降端は、ストッパね
じ45の高さによって規制することができる。このスト
ッパねじ45の高さは、ストッパねじ45を回すことに
より任意に変更することができる。
【0023】46は位置決め用の穴で、テーブル41に
形成されている。47はガイドで、ベース1に固定され
ている。48はシリンダで、ガイド47の下端に固定さ
れている。49はロケートピンで、シリンダ48に穴4
6と対向するように固定されている。
【0024】50は吸着マスクで、プレート51を介し
てテーブル41に所定の間隔(この実施形態では、12
0度間隔)で固定されている。この吸着マスク50は、
図3に示すように構成されている。吸着マスク50は箱
状に形成され、その下面には、はんだボールを吸着する
ための穴52が、所要の配列パターンにしたがって形成
されている。53は配管で、シャフト27に形成された
給、排気路33と吸着マスク50を接続し、吸着マスク
50に真空圧を供給する。
【0025】54はガイドバで、吸着マスク50内に固
定されている。55はシリンダで、そのピストンロッド
が吸着マスク50の内部に突出するようにプレート51
に固定されている。56はプレートで、吸着マスク50
の内面と所要の間隔が形成され、かつ、ガイドバ54と
摺動可能に嵌合するように配置され、シリンダ55のピ
ストンロッドに結合されている。57はピンで、吸着マ
スク50の下面に形成された穴52の直径より細く形成
され、穴52を貫通し得るように、穴52と同じ配列で
プレート56に配列されている。58は配管で、シャフ
ト27に形成された給、排気路33とシリンダ55を接
続している。
【0026】したがって、はんだボールを吸着する際に
は、シリンダ55を作動させてプレート56を上昇さ
せ、ピン57を穴52の上方に移動させる。また、吸着
したはんだボールをパッケージに搭載する際には、シリ
ンダ55を作動させ、プレート56を下降させることに
より、穴52を貫通させてピン57ではんだボールをパ
ッケージ側へ押しつけることにより、吸着マスク50か
らパッケージにはんだボールを、より確実に搭載するこ
とができる。
【0027】59ははんだボール供給装置で、上面に開
口部が形成され、底面にはんだボールより小径の複数の
穴が形成され、ベース1上に固定されている。60は圧
縮空気の供給管で、圧縮空気の供給源とはんだボール供
給装置59の底面の穴を接続している。61ははんだボ
ールで、はんだボール供給装置59内に収容されてい
る。したがって、上部の開口部を吸着マスク50で覆
い、底面の穴から圧縮空気を供給することにより、吸着
マスク50と底面の間にはんだボール61を浮遊させる
ことができる。この時、吸着マスク50に真空吸引力が
作用していると、吸着マスク50の穴52にはんだボー
ル61を吸着することができる。
【0028】フラックス供給装置は、図1および図2に
示すような構成になっている。62はハウジングで、下
部の外周面にねじ104が形成され、ベース1に固定さ
れたガイドピン101に移動可能に嵌合する軸受102
を介して、ベース1に上下方向に移動可能に支持されて
いる。63はシャフトで、ハウジング62にベアリング
64を介して回転可能に支持されている。
【0029】65は減速機付きのモータで、ハウジング
62の下端に支持されたハウジング103に支持され、
その出力軸がカップリング66を介してシャフト63に
結合されている。
【0030】107はハウジングで、スタッドボルト1
13を介してハウジング62と同心円上に位置するよう
にベース1の下面に支持されている。105はナット
で、ハウジング62のねじ104に螺合し、軸受106
を介して、ハウジング107に回転可能に支持されてい
る。108はステッピングモータで、ハウジング107
に支持されている。109はタイミングプーリで、ステ
ッピングモータ108の回転軸に固定されている。11
1はタイミングプーリで、ナット105に固定されてい
る。110はタイミングベルトで、タイミングプーリ1
09、111の間に掛け渡されている。したがって、ス
テッピングモータ108が作動すると、タイミングプー
リ109、タイミングベルト110、タイミングプーリ
111を介してナット105が回転する。すると、ねじ
104を介してハウジング62と、このハウジング62
に支持されたシャフト63がその軸方向に移動する。ま
た、モータ65が作動すると、シャフト63が回転す
る。
【0031】67は液槽で、シャフト63の上端に固定
されている。この液槽67の底面には、ゴムあるいは弾
性プラスチック等弾性材で形成されたシートが配置され
ている。68はスタンドで、ベース1に固定されてい
る。69はスキージで、液槽67の底面に配置されたシ
ートと所要の間隔(はんだボールの直径の1/3〜1/
4の間隔)で対向するように、スタンド68に高さ方向
の位置を調整可能に支持されている。
【0032】70はフラックスで、液槽67のシート上
に供給されている。したがって、モータ65を作動さ
せ、液槽67を回転させることにより、スキージ69で
フラックス70をシート上に延ばすことができ、フラッ
クス70を所要の厚さ(液槽67の底面に配置されたシ
ートとスキージ69の間隔に相当する厚さ)の液膜状に
することができる。このフラックス70の厚さを制御す
ることにより、はんだボール61に対するフラックス7
0の供給量を調整することができる。
【0033】位置決め装置は、図1、図4および図5に
示すような構成になっている。71はローラで、ベース
1に回転可能に支持されている。72はモータで、ベー
ス1に支持され、その出力軸がローラ71に結合されて
いる。73はベルトで、ローラ71の間に掛け渡されて
いる。74はキャリアで、パッケージ75の載置位置に
貫通穴が形成され、ベルト73上に載置されている。
【0034】76はシリンダで、パッケージ75に対す
るはんだボールの搭載位置の下方に位置するように、ベ
ース1に固定されている。77はリフトノズルで、シリ
ンダ76に支持されている。78は配管で、リフトノズ
ル77を真空圧の供給源に接続している。
【0035】したがって、パッケージ75を載置したキ
ャリア74がベルト73上に載置されると、モータ72
が作動してキャリア74を所定の位置まで搬送する。そ
して、キャリア74は、図示しないストッパなどの位置
決め手段で所定の位置に停止させられる。すると、シリ
ンダ76が作動して、リフトノズル77が上昇し、パッ
ケージ75をキャリア74から載置位置へ移動させる。
この時、リフトノズル77に真空圧が供給されている
と、リフトノズル77がキャリア74上に載置されたパ
ッケージ75と接触した瞬間に、パッケージ75を吸着
保持する。したがって、キャリア74から搭載位置へ移
動したパッケージ75の位置づれは防止される。
【0036】なお、前記はんだボール供給装置、フラッ
クス供給装置、位置決め装置は、図1に示すように、テ
ーブル41の回転方向に沿って、吸着マスクの割り出し
位置で各吸着マスク50と順次対向するようにそれぞれ
A、B、Cの位置に配置されている。
【0037】このような構成であるから、パッケージ7
5に搭載するはんだボール61の大きさに合わせて、フ
ラックス供給装置のステッピングモータ108を作動さ
せ、シャフト63を移動させて、液槽67の高さを調整
するとともに、スキージ69の位置を調整し、ステッピ
ングモータ65を作動させて、液槽67を回転させ、所
要の厚さのフラックスの液膜を形成する。
【0038】サーボモータ29の作動により、テーブル
41の割り出し回転を行う。この割り出し回転により、
吸着マスク50が位置決めされると、Aの位置に位置決
めされた吸着マスク50は、はんだボール供給装置59
と対向し、Bの位置に位置決めされた吸着マスク50
は、フラックス供給装置の液槽71に液膜状に形成され
たフラックスと対向し、Cの位置に位置決めされた吸着
マスク50は、位置決め装置によって位置決めされたパ
ッケージ75と対向する。すると、シリンダ48が作動
して、ロケートピン49を上昇させ、このロケートピン
49をテーブル41の穴46に嵌合させ、テーブル41
の回転方向の位置決めを行う。ついで、シリンダ39が
作動して、テーブル41をストッパねじ45に当接する
まで下降させ、吸着マスク50を所要の位置へ下降させ
る。
【0039】Aの位置にある吸着マスク50は、はんだ
ボール供給装置59の上端の開口部を覆う。すると、は
んだボール供給装置59の底面から圧縮空気が供給さ
れ、同時に、吸着マスク50に真空圧が供給される。圧
縮空気によって吹き上げられたはんだボール61が吸着
マスク50に吸着保持される。
【0040】また、Bの位置にある吸着マスク50は、
吸着マスク50に保持されたはんだボール61が液槽6
7のシートに接触するまで下降する。すると、はんだボ
ール61の下端が、液膜状に形成されたフラックス70
に浸漬され、はんだボール61にフラックス70が付着
し供給される。この時、はんだボール61の直径のバラ
ツキにより、吸着マスク50の下面から突出するはんだ
ボール61の突出量にバラツキがあっても、液槽67の
底面に配置されたシートによってバラツキが吸収され、
各はんだボール61にほぼ均一にフラックス70を供給
することができる。
【0041】また、Cの位置にある吸着マスク50は、
吸着保持したはんだボール61を、パッケージ75に接
触するまで下降する。すると、吸着マスク50内に供給
されていた真空圧が大気圧に開放され、はんだボール6
1の吸着を開放する。同時に、シリンダ55が作動して
プレート56を下降させ、ピン57を吸着マスク50の
穴52からパッケージ75側へ突出させて、強制的には
んだボール61を吸着マスク50からパッケージ75へ
搭載する。パッケージ75に搭載されたはんだボール6
1は、その下端に供給されたフラックスの粘性によりパ
ッケージ75に粘着保持される。
【0042】上記のように、吸着マスク50の割り出し
位置A、B、Cで、はんだボール61の吸着、はんだボ
ール61へのフラックス70の供給、およびパッケージ
75へのはんだボール61の搭載を同時に行う。そし
て、シリンダ39が作動して、テーブル41を上昇さ
せ、シリンダ48が作動して、ロケートピン49をテー
ブル41から離脱させると、サーボモータ29が作動し
て、テーブル41を割り出し回転させ、Aの位置にあっ
た吸着マスク50をBの位置へ、Bの位置にあった吸着
マスク50をCの位置へ、Cの位置にあった吸着マスク
50をAの位置へそれぞれ移動させる。
【0043】この間に、位置決め装置は、リフトノズル
77に供給されていた真空圧を大気圧に開放するととも
に、シリンダ76を作動させて、リフトノズル77を下
降させ、はんだボール61が搭載されたパッケージ75
をキャリア74上に載置させる。そして、キャリア74
を移動させ、次のパッケージ75を搭載位置の下方に位
置決めする。シリンダ76を作動させ、真空圧が供給さ
れたリフトノズル77を上昇させ、リフトノズル77で
パッケージ75を吸着保持し、パッケージ75を所定の
搭載位置へ上昇させて待機する。また、フラックス供給
装置は、ステッピングモータ65を作動させ、液槽67
を所要の角度回転させ、液膜状に形成したフラックス7
0をBの位置へ移動させて待機する。
【0044】上記の実施に形態によれば、はんだボール
の吸着と、フラックスの供給およびパッケージに対する
搭載を同時に行うことができるので、1サイクルに要す
る時間を短く(約6秒程度)することができ、はんだボ
ール搭載装置の稼働効率を向上させることができる。
【0045】図6ないし図11は、本発明の第2の実施
の形態を示すもので、図6は、はんだボール搭載装置の
平面図、図7は、図6の正面断面図、図8は、図6にお
ける位置決め装置の正面断面図、図9は、図6における
位置決め装置の側面断面図、図10、図11は、動作説
明図である。
【0046】同図において、図1ないし図5と同じもの
は、同じ符号を付けて示してある。80、81、82は
それぞれCCDカメラで、はんだボール供給装置とフラ
ックス供給装置の間、フラックス供給装置と位置決め装
置の間、および位置決め装置とはんだボール供給装置の
間に、吸着マスク50の下面と対向するように所定の間
隔で配置されている。83はCCDカメラで、搭載位置
の上方に、パッケージ75と対向するように配置されて
いる。84は画像処理装置で、各CCDカメラ80、8
1、82、83に接続されている。85は制御装置で、
画像処理装置84に接続されている。
【0047】86はYステージで、ベース1に支持され
ている。87はXステージで、Yステージ86に移動可
能に支持されている。88はθステージで、Xステージ
87に回転可能に支持されている。これらYステージ8
6、Xステージ87、およびθステージ88は制御装置
85に接続され、制御装置85からの指令により移動す
るようになっている。θステージ88上にシリンダ75
が支持されている。
【0048】このような構成で、図10に示すように、
吸着マスク50の割り出し位置A、B、Cで、はんだボ
ールの吸着、フラックス供給、パッケージ75へのはん
だボールの搭載を同時に行う。そして、テーブル41を
割り出し回転させ、図11に示すように、CCDカメラ
と対向する位置で、テーブル41を一旦停止させ、はん
だボールの吸着後、フラックス供給後、パッケージ75
へのはんだボールの搭載後の吸着マスク50の下面を、
それぞれCCDカメラ80、81、82で撮像する。こ
の撮像結果は、画像処理装置84に送られ、撮像データ
を処理することにより、はんだボールの吸着漏れ、脱
落、搭載漏れ等を検出することができる。この時、不具
合が発生していたらアラームを発生させるようにしてお
いてもよい。このようにして、確認を行なった後、再び
テーブル41を割り出し回転させ、図10に示すよう
に、各吸着マスク50を割り出し位置A、B、Cへ移動
させる。
【0049】また、CCDカメラ83で、パッケージ7
5の被搭載端子の位置を撮像し、画像処理装置84で撮
像データを処理した後、制御装置85で予め設定されて
いる基準位置と比較して、その差に基づいてYステージ
81、Xステージ82、およびθステージ83を駆動す
ることにより、はんだボールをより正確にパッケージ7
5の被搭載端子に搭載することができる。また、はんだ
ボールを搭載した後でパッケージ75上のはんだボール
の配列を見ることにより、搭載時におけるはんだボール
の位置ずれを確認することもできる。
【0050】なお、図6、図9に示すように、廃棄ボッ
クス90を適宜配置し、はんだボールの吸着ミス、フラ
ックス供給時におけるはんだボールの脱落などが発生し
たとき、吸着マスク50に吸着されていたはんだボール
を廃棄ボックス90に廃棄し、再度やりなおすようにし
てもよい。
【0051】また、サンプルなど、数の少ないものに適
用する場合には、吸着マスク50を1個だけ使用するよ
うにしても良い。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、吸
着マスクによるはんだボールの吸着と、ハンダボールに
対するフラックスの供給、およびパッケージに対するは
んだボールの搭載を同時に行うようにしたので、パッケ
ージに対するはんだボールの搭載サイクルを短縮し、稼
働効率の高いはんだボール搭載装置を提供することがで
きる。
【0053】また、CCDカメラを配置し、吸着マスク
の下面を監視することにより、不具合の発生個所を特定
することができ対応が容易になる。さらに、パッケージ
の被搭載端子の位置を確認し補正することにより、より
正確にはんだボールを搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるはんだボール搭載装置の平面図。
【図2】図1の正面断面図。
【図3】図1における吸着マスクの断面図。
【図4】図1における位置決め装置の正面図。
【図5】図4の側面断面図。
【図6】本発明における他の実施の形態を示すはんだボ
ール搭載装置の平面図。
【図7】図6の正面断面図。
【図8】図6における位置決め装置の正面図。
【図9】図8の側面断面図。
【図10】図6のはんだボール搭載装置における吸着マ
スクの作業位置を示す動作説明図。
【図11】図6のはんだボール搭載装置における吸着マ
スクの確認位置を示す動作説明図。
【図12】従来のはんだボール搭載装置の平面図。
【図13】図12の正面図。
【図14】従来のはんだボール搭載装置における吸着マ
スクの断面図。
【符号の説明】
41 テーブル 50 吸着マスク 52 穴 54 ガイドバ 55 シリンダ 56 プレート、 57 ピン 59 ボール供給装置 67 液槽 69 スキージ 70 フラックス 75 パッケージ 80、81、82、83 CCDカメラ 84 画像情報処理装置 85 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 光弘 神奈川県海老名市上今泉2100番地日立精工 株式会社内 (72)発明者 山口 剛 神奈川県海老名市上今泉2100番地日立精工 株式会社内 (72)発明者 鈴木 高道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 坂田 智昭 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 小田島 均 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 村瀬 友彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 井上 康介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔で割り出し回転および昇降可能
    なテーブルと、所要の配列ではんだボールを吸着し得る
    ように複数の吸着用の穴が形成され、前記テーブルに同
    一円周上を通過するように、テーブルの回転方向に所定
    の間隔で配置された吸着マスクと、底面から圧縮空気を
    吹き出すように複数の小径の穴が形成され、内部に供給
    されたはんだボールを圧縮空気で浮遊させるように構成
    されたはんだボール供給装置と、回転可能な円盤と、こ
    の円盤の表面と所定の間隔で対抗するように配置された
    へらとを備え、円盤上に供給されたフラックスを液膜状
    に形成するフラックス供給装置と、はんだボールを搭載
    するパッケージを位置決めする位置決め装置とを設け、
    前記はんだボール供給装置とフラックス供給装置および
    位置決め装置を前記テーブルの回転方向に沿って、吸着
    マスクの割り出し位置で各吸着マスクと順次対向するよ
    うに配置したことを特徴とするはんだボール搭載装置。
  2. 【請求項2】所定の間隔で割り出し回転および昇降可能
    なテーブルと、所要の配列ではんだボールを吸着し得る
    ように複数の吸着用の穴が形成され、前記テーブルに同
    一円周上を通過するように、テーブルの回転方向に所定
    の間隔で配置された吸着マスクと、底面から圧縮空気を
    吹き出すように複数の小径の穴が形成され、内部に供給
    されたはんだボールを圧縮空気で浮遊させるように構成
    されたはんだボール供給装置と、回転可能な円盤と、こ
    の円盤の表面と所定の間隔で対抗するように配置された
    へらとを備え、円盤上に供給されたフラックスを液膜状
    に形成するフラックス供給装置と、はんだボールを搭載
    するパッケージを位置決めする位置決め装置と、複数の
    CCDカメラと、CCDカメラの画像情報を処理する画
    像情報処理装置とを設け、前記はんだボール供給装置と
    フラックス供給装置および位置決め装置を前記テーブル
    の回転方向に沿って、吸着マスクの割り出し位置で各吸
    着マスクと順次対向するように配置するとともに、CC
    Dカメラを前記各装置間の中間位置に、前記吸着マスク
    と対向するように配置したことを特徴とするはんだボー
    ル搭載装置。
  3. 【請求項3】所定の間隔で割り出し回転および昇降可能
    なテーブルと、所要の配列ではんだボールを吸着し得る
    ように複数の吸着用の穴が形成され、前記テーブルに同
    一円周上を通過するように、テーブルの回転方向に所定
    の間隔で配置された吸着マスクと、底面から圧縮空気を
    吹き出すように複数の小径の穴が形成され、内部に供給
    されたはんだボールを圧縮空気で浮遊させるように構成
    されたはんだボール供給装置と、回転可能な円盤と、こ
    の円盤の表面と所定の間隔で対抗するように配置された
    へらとを備え、円盤上に供給されたフラックスを液膜状
    に形成するフラックス供給装置と、はんだボールを搭載
    するパッケージを位置決めする位置決め装置と、複数の
    CCDカメラと、CCDカメラの画像情報を処理する画
    像情報処理装置と、前記画像処理装置の出力に基づい
    て、パッケージの位置補正を行う制御装置とを設け、前
    記はんだボール供給装置とフラックス供給装置および位
    置決め装置を前記テーブルの回転方向に沿って、吸着マ
    スクの割り出し位置で各吸着マスクと順次対向するよう
    に配置するとともに、CCDカメラを前記各装置間の中
    間位置に、前記吸着マスクと対向するように配置し、か
    つ、1台のCCDカメラを位置決め装置の上方に、前記
    パッケージのはんだボール搭載面と対向するように配置
    したことを特徴とするはんだボール搭載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6400020B1 (en) 1997-07-11 2002-06-04 Hitachi Ltd Aggregate of semiconductor devices including semiconductor packages arranged on a first tape and wound on a reel and also including a spacer tape provided with spacers
CN103579883A (zh) * 2012-08-03 2014-02-12 苏州工业园区新明亚电子科技有限公司 自动焊接机
CN112404982A (zh) * 2020-11-25 2021-02-26 深圳市中科创想科技有限责任公司 一种多晶硅片制绒卡条组装检测包装设备

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