JPH0963200A - データ記録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体 - Google Patents

データ記録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体

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JPH0963200A
JPH0963200A JP23467695A JP23467695A JPH0963200A JP H0963200 A JPH0963200 A JP H0963200A JP 23467695 A JP23467695 A JP 23467695A JP 23467695 A JP23467695 A JP 23467695A JP H0963200 A JPH0963200 A JP H0963200A
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JP23467695A
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Priority to EP02007859A priority patent/EP1225581A2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のデータ記録媒体上へ、コンピュータス
トレージ用のデータとCD−ROM用のデータとの何れ
も移植することを可能とし、また、容易に移植する。 【解決手段】 コンピュータストレージ用の2Kバイト
のデータ、またはCD−ROM用のデータがフォーマッ
ト化回路5a、5bによって異なるセクタサイズのセク
タ構造(2KバイトセクタおよびCDセクタ)へ変換さ
れる。そして、ブロック化回路7によって同一のブロッ
クサイズのデータへ変換される。ブロック化されたデー
タが記録処理回路8およびドライバ9を介して光ピック
アップ10に供給され、光ディスク3に記録される。1
ブロックに2Kバイトの整数個のセクタが含まれる。C
Dセクタの整数個をこの1ブロックに入れた時の余りが
ブロックヘッダとして使用され、それによって、同一サ
イズのブロックへ二つのセクタを統合できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なるフォーマ
ットのデータ記録媒体、特に、異なるセクタサイズのデ
ータ記録媒体の間の物理的互換性を改良できるデータ記
録/再生装置、および方法、並びにデータ記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として、大
容量、高速アクセスの利点から光ディスクドライブが注
目され、既に、CD−ROM(またはCD−I(CD I
nteractive) )ドライブ、MO(イレーザブルディスク
の一つである光磁気ディスク)ドライブの採用は、急速
に拡がりつつある。これら以外にも、ディスク直径が
2.5インチのMD(ミニディスク;イレーザブルディ
スク)も提案されている。さらに、映像記憶媒体とし
て、DVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)が開発さ
れつつある。
【0003】DVDは、CDと同一の直径の再生専用デ
ィスク、またはMOディスクあるいは相変化型ディスク
とされた記録/再生可能な光ディスクであって、MPE
G等で圧縮した映像情報を再生、または記録/再生でき
るディスクである。DVDでは、レーザ光の短波長化の
進展と、対物レンズのNAの増大と共に、ディジタル変
調およびエラー訂正符号化の処理の改良によって、記録
密度がより一層、向上され、単層ディスクの場合でも、
データ記憶容量が約3.7Gバイトと膨大なものであ
る。CD、MDが当初は、ディジタルオーディオディス
クとして開発され、その後、コンピュータの外部記憶媒
体としても利用されるのと同様に、より大容量のDVD
もコンピュータの外部記憶媒体として利用されることが
期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DVDを外部記憶媒体
として利用する場合に、データの区切りとして、ブロッ
クが規定され、このブロック内に整数個のセクタをパッ
キングすることが考えられている。その場合、例えばコ
ンピュータの外部記憶媒体の場合では、128バイト×
i のセクタサイズ(512バイト、2Kバイト等)が
主流であるので、このようなサイズのセクタを整数個集
めてブロックを構成することが多い。
【0005】上述したDVDは、記録可能なMOディス
ク、または相変化型ディスクでも実現できるものであ
り、その容量が既存の光ディスクの何れと比較しても、
かなり大きいという利点がある。かかるDVDを新たに
外部記憶媒体として利用する場合、既存の光ディスク媒
体、特に、広範に普及しており、また、略同一のディス
クサイズであり、さらに、同一の読み取り方式を採用す
るCD−ROMとの互換性を考慮することは、CD−R
OMとDVDとの間のデータの相互乗り入れを簡単と
し、また、ドライブの共用化を可能とし、さらに、CD
−ROMの資産を活用するうえで不可欠なことである。
【0006】しかしながら、CD−ROMは2352バ
イト(同期信号を除いた場合には、2340バイト、同
期信号およびヘッダを除いた場合には、2336バイ
ト、モード2・フォーム2におけるユーザデータの23
24バイト)をデータ単位(以下の記述では、これもセ
クタサイズと称する)としており、物理的に両者が対応
しにくい問題があった。CD−ROMを含むCDフォー
マットに準ずるセクタサイズとしては、サブコードも考
慮すると、この他にも種々の大きさがある。すなわち、
(98×25=2450バイト、サブコードのシンクパ
ターンの2バイトを除いた時の2448バイト、サブコ
ードの1チャンネル、例えばQチャンネルデータのみを
使用した場合の2364バイト)等がありうる。
【0007】このように、CD/CD−ROMフォーマ
ットに準ずるセクタサイズとしては種々のサイズがある
ために、2Kバイトのセクタと共通のサイズのブロック
に整数個のセクタをパッキングすることが一部のセクタ
サイズに限られてしまう問題がある。特に、外部記憶媒
体としてのフォーマットが一旦規定されてしまった後で
は、このような問題が生じやすい。また、上述の場合と
は逆に、CD/CD−ROMフォーマットに準ずるセク
タサイズに対応してブロックサイズを規定した場合に
は、2Kバイト等のコンピュータデータのセクタサイズ
の複数のセクタがブロックに丁度入らない問題が生じ
る。
【0008】従って、この発明の目的は、所定のブロッ
クにCDフォーマットに準ずるサイズのセクタをパッキ
ングすることを容易とするもので、CDフォーマットに
準ずるデータを移植することを容易とできる、データ記
録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明は、データ記録媒体に対してディジタル
データを記録するようにしたデータ記録装置において、
受け取ったディジタルデータを第1のセクタサイズAを
有するように、セクタ化する手段と、n(nは2以上の
整数)個の第1のセクタサイズAのセクタによって1ブ
ロックのデータを形成するための手段と、受け取ったデ
ィジタルデータを第2のセクタサイズBを有するよう
に、セクタ化する手段と、m(mは2以上の整数で、m
≠n)個の第2のセクタサイズBのセクタと、付加デー
タとによってブロックのデータを形成するための手段
と、ブロックのデータに対して、エラー訂正符号化およ
びディジタル変調を行なうための記録処理手段と、記録
処理手段からの記録データをデータ記録媒体に記録する
ための記録手段とからなることを特徴とするデータ記録
装置である。また、この発明は、上述のようにデータを
記録する記録方法である。
【0010】また、この発明は、第1のセクタサイズA
のセクタがn個入り、m(n、mは2以上の整数でn≠
m)個の第2のセクタサイズB(≠A)と付加データと
が入るサイズのブロック構造のディジタルデータが記録
されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置におい
て、ディジタルデータを再生するための手段と、ブロッ
ク構造のデータに対して、ディジタル復調およびエラー
訂正するための再生処理手段と、再生処理手段からのブ
ロック構造のデータをセクタに分解し、セクタ構造のデ
ータを出力するための手段と、セクタ構造のデータを送
出する手段とからなるデータ再生装置である。また、こ
の発明は、上述のようにデータを再生する再生方法であ
る。
【0011】さらに、この発明は、第1のセクタサイズ
Aのセクタがn個入り、m(n、mは2以上の整数でn
≠m)個の第2のセクタサイズB(≠A)と付加データ
とが入るサイズのブロック構造のディジタルデータが記
録されたことを特徴とするデータ記録媒体である。
【0012】512バイトの整数倍例えば2,048バ
イトのユーザデータからなる2,072バイトのサイズ
の2Kバイトセクタを8個集めて、16Kバイトのブロ
ック(16,576バイト)が構成される。一方、CD
フォーマットに準ずるセクタサイズ例えば2,352バ
イトにサブコードのQチャンネルのデータ(12バイ
ト)を加えた2,364バイトのサイズのCDセクタの
7個と28バイトのブロックヘッダとを加えることによ
って、(2,364×7+28=16,576バイト)
のデータ量となり、上述の2Kバイトセクタと同じ大き
さのブロックにCDセクタを入れることができる。それ
によって、異なるセクタサイズに対して、物理的な領域
で対応することが可能となり、同一の記録媒体上に、コ
ンピュータストレージ用のデータ(2Kバイトセクタ)
とCD/CD−ROM用のデータ(CDセクタ)とを移
植することができる。例えば既存のCD−ROMの読み
取りデータをDVDに記録することを簡単に行なうこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は、この発明による光
ディスク記録/再生システムを示す。この一実施例は、
インターフェース4を介してホストコンピュータ1から
の記録データが光ディスク3に記録され、また、光ディ
スク3から読み取られたデータがインターフェース4を
介してホストコンピュータ1に与えられる。記録データ
は、圧縮されたビデオデータ、圧縮されたオーディオデ
ータ、コンピュータ用のデータ等である。現在提案され
ているDVDの記録可能なタイプ(光磁気型あるいは相
変化型のディスク)は、光ディスク3の一例である。な
お、図1の記録システムは、記録可能な光ディスク3に
対して適用されるのみならず、再生専用ディスクのマス
タリングシステムに対しても適用できる。
【0014】ここで、この発明を適用できる光ディスク
2のデータ構造、特に、アクセス(記録または再生)の
ためのデータ単位について説明する。最初にCD−RO
Mデータのセクタ構造について説明する。CD−ROM
は、周知のCDから発展したものである。CDは、図4
に示すように、伝送フレーム(EFMフレーム、C1フ
レームとも称されることがある)内に、1バイトのサブ
コード、24バイトのデータ、各4バイトのC1パリテ
ィおよびC2パリティが配置されたものである。CD上
には、EFM変調により各バイトが14チャンネルビッ
トのコードワードに変換され、結合ビット(3チャンネ
ルビット)を介して記録される。さらに、各伝送フレー
ムの先頭に、11T(Tは、チャンネルビットの周期)
の反転間隔が連続し、その後に2チャンネルビットが付
加された計24チャンネルビットのシンク(同期信号を
意味する)が付加される。
【0015】サブコードは、98伝送フレームを周期と
して1単位となるように構成されている。従って、CD
では、98伝送フレーム内に、 24バイト×98=2,352バイト のユーザデータが含まれる。98伝送フレームを単位と
して構成されるセクタのことをCDセクタと称する。ま
た、サブコードまでを含めると、 25バイト×98=2,450バイト となる。第1および第2フレームのサブコードは、シン
クパターンであるので、この2バイトを除くと、2,4
48バイトとなる。さらに、サブコードは、P、Q、
R、S、T、U、V、Wの8チャンネル存在し、そのう
ちの1チャンネル例えばQチャンネルのサブコードのみ
をセクタに含めた場合には、2,352+12=2,3
64バイトがセクタサイズとなる。このように、CDの
フォーマットでは、2,352バイト、2,450バイ
ト、2,448バイト,2,364バイトの4種類のセ
クタサイズが存在する。
【0016】このCDの伝送フォーマットに基づいてC
D−ROMのデータ構造が規定されている。すなわち、
CD−ROMは、サブコードの周期の98フレームに含
まれるデータである、2,352バイトをデータ単位と
する。図5は、CD−ROMの1セクタのデータ構造を
示す。
【0017】CD−ROMでは、モード0、モード1、
モード2が規定されている。これらのモードに共通し
て、セクタの区切りを示すシンク(12バイト)、ヘッ
ダ(4バイト)が付加される。モード0は、これらのシ
ンクおよびヘッダ以外が全て"0" のデータであり、ダミ
ーデータとして使用される。図5は、モード1およびモ
ード2の1セクタのデータ構造を示す。ヘッダは、CD
のサブコードと同様の3バイトのアドレス情報と1バイ
トのモード情報とからなる。
【0018】モード1のデータ構造では、ユーザデータ
が2,048(2K)バイトであり、エラー訂正能力を
高めるために、288バイトの補助データが付加されて
いる。すなわち、エラー検出符号(4バイト)、スペー
ス(8バイト相当)、Pパリティ(172バイト)、Q
パリティ(104バイト)が付加されている。モード1
は、文字コード、コンピュータデータ等のように、信頼
性が高いことが要求されるデータの記録に好適である。
モード2は、288バイトの補助データが付加されず、
従って、2,336バイトのユーザデータの記録が可能
なモードである。モード2は、ビデオデータ、オーディ
オデータのようなエラーを補間できるデータの記録に適
している。
【0019】さらに、CD−ROMのモード2の変形と
して、図6に示すようなフォーム1およびフォーム2が
規定されている。CD−I、CD−ROM XA、ビデ
オCD等は、フォーム1およびフォーム2のデータ構造
を持つ。フォーム1およびフォーム2では、CD−RO
Mと同様に、12バイトのシンク、4バイトのヘッダを
付加され、ヘッダ中のモード情報は、モード2とされ
る。ヘッダの後に、8バイトのサブヘッダが付加され
る。サブヘッダは、各2バイトのファイルナンバー、チ
ャンネルナンバ、サブモード、データタイプからなる。
【0020】さらに、フォーム1では、4バイトのエラ
ー検出符号、172バイトのPパリティ、104バイト
のQパリティが付加される。CD−ROMのモード1に
おけるスペースが存在せず、ユーザデータの領域が2,
048バイトである。フォーム2では、リザーブ領域
(4バイト)が設けられ、ユーザデータの領域が2,3
24バイトである。
【0021】以上のように、CDフォーマットに準ずる
セクタサイズとしては、2,352バイトを基本とし
て、付加的データ(ヘッダ、サブコード等)の扱いによ
って、下記の種類がある。これらのセクタサイズを有す
るセクタをCDセクタと称する。第1のものは、CD/
CD−ROMのデータである。これには、 2,352バイト(=24バイト×98) 2,340バイト(CD−ROMのシンクを除いた残
り) 2,336バイト(モード2のユーザデータ) 2,324バイト(モード2・フォーム2のユーザデー
タ)
【0022】第2のものは、CD/CD−ROMのデー
タにサブコードを加えたものである。これには、 2,450バイト(サブコード等を含む全データ、98
×25) 2,448バイト(シンクパターンの2バイトを除く残
りのデータ) 2,364バイト(サブコードの1チャンネルのみ使用
する場合)
【0023】次に、セクタ構造の他の例について説明す
る。これは、コンピュータの外部記憶装置の場合で扱わ
れるセクタサイズ(2Kバイト)のものにデータシン
ク、ヘッダを付加して、2,072バイトのサイズであ
る。すなわち、図7Aに示すように、1セクタの2,0
48(=2K)バイトのユーザデータに対して、データ
シンク(4バイト)およびヘッダ(16バイト)が付加
され、また、信頼性の向上のためのエラー検出符号ED
C(4バイト)が付加されたものである。従って、1セ
クタの長さが2,072バイトである。この図7Aに示
されるセクタを2Kバイトセクタと称する。
【0024】図7Bは、ヘッダのデータをより詳細に示
す。すなわち、ヘッダに対するエラー検出符号(具体的
にはCRC)の2バイト、コピー可否を管理するための
管理情報CGMSの1バイト、単層ディスクと多層ディ
スクとを識別するとともに、そのディスクに含まれる層
数、データが記録されている層の番号を示すレイヤーの
1バイト、アドレスの4バイト、補助的データの8バイ
トとからヘッダが構成される。この一実施例では、補助
的データ中にセクタ構造を識別するためのセクタID信
号が挿入される。
【0025】一方、上述したように、CDフォーマット
に準ずるデータとしては、種々の値が存在しうる。その
中で、上述の2Kバイトセクタと共通のブロック(例え
ば16Kバイト)に統合可能な値がある。例えば2,3
52バイトは、その一例である。CD−DAの場合で
は、98伝送フレーム内に2,352バイトのユーザデ
ータが含まれる。2,352バイトをユーザデータとし
て、図8Aに示すように、データシンク(4バイト)お
よびヘッダ(12バイト)を付加する。従って、1セク
タの長さが2,368バイトである。ヘッダは、図8B
に拡大して示すように、CRC(2バイト)、コピー管
理情報CGMS、レイヤー、アドレス、および補助的デ
ータ(4バイト)からなる。補助的データの長さがより
短くされていること以外は、図7Bに示すヘッダと同一
の情報を図8Bのヘッダが有する。CDフォーマットに
準ずるセクタのことをCDセクタと称する。セクタサイ
ズが2,368バイトのCDセクタとしては、図9に示
すように、4バイトのエラー検出コード(EDC)を付
加し、ユーザデータを2,352バイトとするフォーマ
ットも可能である。
【0026】このように、2KバイトセクタおよびCD
セクタの間で、1セクタの長さは、異なるものとなり、
然も、整数比の関係にはないが、所定の大きさのブロッ
ク構成にこれらのセクタを統合することができる。この
一実施例では、二つの異なるセクタサイズをAおよびB
とするときに、nAとmB(n,mは、それぞれ整数
で、n≠m、n>mである)が所定サイズのデータ単位
(ブロックと称する)に入るように、ブロックを規定す
る。そして、ブロックの単位で、データを記録/再生
(すなわち、アクセス)するものである。n、mの規定
の方法には、nおよびmを互いに素に選ぶ。特に、Aお
よびBのサイズが近い場合には、m=n−1で構成する
ように考える方法と、n=2j (jは自然数)で構成す
る方法がある。mおよびnを互いに素に規定する方法
は、ブロックサイズを最小とする場合に採用される。n
=2j と規定する方法は、コンピュータシステムとの親
和性を考える場合に採用される。さらに、mおよびnを
両者の整数倍(例えば2倍であれば2m、2n)に選ぶ
こともできる。
【0027】上述の例において、ユーザデータのみを考
えると、n=8、m=7と規定すると、 2,048バイト×8=16,384バイト 2,336バイト×7=16,352バイト となり、16Kバイト(16,384)バイトのブロッ
クにおさまる。
【0028】さらに、上述したように、データシンクお
よびヘッダを付加したものをセクタサイズとして考える
と、A´=2,072、B´=2,368であるから、
n=8、m=7と選定し、ブロックサイズは、 2,072×8=2,368×7=16,576バイト となり、共通の同一ブロックサイズ(この例では、16
Kバイト)を規定することができる。
【0029】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図10に示すように、(148×112=16,5
76バイト)の2次元配列を規定し、この2次元配列に
対してエラー訂正符号を適用することによって、エラー
訂正能力を高くすることができる。エラー訂正符号とし
ては、縦方向(各列)の162バイトに対して、第1の
エラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行い、
8バイトをC1パリティを生成し、横方向(あるいは斜
め方向)の156バイトに対して、第2のエラー訂正符
号(C2符号と称する)の符号化を行い、14バイトの
C2パリティを付加する、積符号あるいは畳み込み型の
2重符号化を採用できる。
【0030】勿論、エラー訂正符号としては、これ以外
に、ブロック完結型の2重符号化、LDC(Long Distan
ce Code)等を採用しても良い。
【0031】2つの異なるサイズのセクタを同一サイズ
のブロックに統合する場合について、図11を参照して
より具体的に説明する。図11Aは、図7Aに示すセク
タサイズが2,072バイトのセクタの場合の処理を示
す。この1セクタをR/W方向(C1符号の系列の方
向)に148バイト毎に区切り、148×14=2,0
72バイトの2次元配列を形成する。従って、この配列
の1セクタは、1ブロック内に8個含まれ、1ブロック
が8セクタのデータ構造が形成される。
【0032】図11Bは、図7Aに示すセクタサイズが
2,368バイトのセクタの場合の処理を示す。この1
セクタをR/W方向に148バイト毎に区切り、148
×16=2,368バイトの2次元配列を形成する。従
って、この配列の1セクタは、1ブロック内に7個含ま
れ、1ブロックが7セクタのデータ構造が形成される。
記録/再生時には、データの2,072バイトまたは
2,368バイトをカウントするカウンタを設け、7個
または8個のセクタシンクを検出することによって、ブ
ロックの区切りを決定する。この方法に限らず、セクタ
シンクと別のブロックシンクを付加しても良い。このブ
ロックは、エラー訂正符号がブロック完結型の場合に
は、必要とされるが、この発明では、必須の事項ではな
い。
【0033】上述の説明では、コンピュータからのデー
タの1セクタに2Kバイトのデータが含まれるものとし
たが、128バイトあるいは512バイトの整数倍のデ
ータがセクタに含まれれば良い。例えば512×2=
1,024(=1K)バイトのデータを含むセクタ構造
としては、図示しないが、1,024バイトのユーザデ
ータ以外に、2バイトのデータシンク、8バイトのヘッ
ダ、4バイトのエラー検出符号が含まれる。
【0034】そして、この1Kバイトのセクタをブロッ
ク化する場合、A=1,024(=1K)バイト、A´
を1,036バイトとすると、n=16、m=7で同様
にブロック化することができる。すなわち、R/W方向
に148バイト毎に区切り、148×7=1,036バ
イトの2次元配列を形成し、16セクタによって、1ブ
ロックのデータが形成される。
【0035】図1に戻って、この発明の一実施例の記録
/再生回路について説明する。ホストコンピュータ1か
らのディジタルデータがインターフェース4例えばSC
SIを介してフォーマット化回路5a、5bに供給され
る。これらのフォーマット化回路5a、5bは、受け取
ったディジタルデータをセクタ毎に区切り、セクタシン
クおよびヘッダを付加し、エラー検出符号化を行う。す
なわち、フォーマット化回路5aは、受け取ったデータ
を図7Aに示すような2,072バイトのサイズのセク
タ構造に変換し、フォーマット化回路5bは、受け取っ
たデータを図7Bに示すような2,368バイトのサイ
ズのセクタ構造に変換する。
【0036】フォーマット化回路5a、5bの出力デー
タがスイッチ回路6により選択され、ブロック化回路7
に供給される。スイッチ回路6は、インターフェース4
から出力される制御信号により制御され、インターフェ
ース4が受け付けたデータと対応してスイッチ回路6が
切り替えられる。コンピュータデータをインターフェー
ス4が受け付ける時には、スイッチ回路6がフォーマッ
ト化回路5aの出力を選択し、CDフォーマットに準ず
るデータをインターフェース4が受け付ける時には、ス
イッチ回路6がフォーマット化回路5bの出力を選択す
る。さらに、必要に応じて、制御信号がフォーマット化
回路5a、5bに供給され、各セクタのヘッダに対し
て、例えば補助的データの一部として、制御信号が挿入
される。
【0037】ブロック化回路7は、複数のセクタからな
るブロックを構成し、ブロック毎のエラー訂正符号の符
号化を行う。ブロック化回路7からのデータが記録処理
回路8に供給される。記録処理回路8は、後述するよう
に、エラー訂正符号化とディジタル変調等の処理を行
う。記録処理回路8から記録(書込み)データが発生す
る。
【0038】記録データがドライバ9を介して光ピック
アップ10に供給され、光ディスク3に記録される。光
磁気記録、または相変化によって記録が行われる。光デ
ィスク3は、スピンドルモータ11によって、CLV
(線速度一定)またはCAV(角速度一定)によって回
転される。光ピックアップ10によって記録/再生され
るデータの最小単位が上述の1ブロックである。リード
アフターライトによって、記録されたデータを直ちに再
生して再生データのエラーの有無が調べられ、エラーが
ある時には、書込みがリトライされる。読出し時でも、
読出されたデータがエラーの場合では、読出しが再度な
され、所定の回数の読出しによっても、正しいデータを
読み取れない場合には、その旨をユーザに伝え、読出し
動作を中断する。
【0039】光ピックアップ10で読出された再生デー
タがRFアンプ、クロック抽出用のPLL回路等を含む
ディテクタ回路21に供給される。ディテクタ回路21
の出力がサーボコントロール回路22および再生処理回
路23に供給される。サーボコントロール回路22は、
光ピックアップ10のフォーカスサーボ、トラッキング
サーボ、送り動作(シーク)の制御、記録時のレーザパ
ワーコントロール等を行う。再生処理回路23は、後述
のように、ディジタル復調、エラー訂正等の処理を行
う。
【0040】再生処理回路23に対してブロック分解回
路24が接続される。ブロック分解回路24では、再生
データがブロック毎に区切られ、ブロックのエラー訂正
符号の復号がなされる。記録側のブロック化回路7の処
理と逆の処理をブロック分解回路24が行い、セクタ構
造のデータをブロック分解回路24が出力する。ブロッ
ク分解回路24に対してフォーマット分解回路25a、
25bおよびヘッダ検出回路26が接続される。
【0041】フォーマット分解回路25aは、記録側の
フォーマット化回路5aの処理と逆の処理を行い、フォ
ーマット分解回路25bは、フォーマット化回路5bの
処理と逆の処理を行う。フォーマット分解回路25aに
よって、図7Aに示す2Kバイトセクタから2,048
バイトのユーザデータが切り出されると共に、エラー検
出がなされる。フォーマット分解回路25bは、図7B
に示すCDセクタから2,336バイトのユーザデータ
を切り出すと共に、エラー検出を行う。ヘッダ検出回路
26は、セクタ毎に付加されているヘッダを検出し、ヘ
ッダの情報に基づいてセクタのフォーマットを決定す
る。
【0042】フォーマット分解回路25aおよび25b
で切り出されたユーザデータの一方がスイッチ回路27
により選択されたインターフェース4に供給される。ス
イッチ回路27は、ヘッダ検出回路26からのヘッダ情
報によって制御され、実際に再生されたデータのセクタ
構造に対応して、回路25aの出力または回路25bの
出力を選択する。スイッチ回路27で選択された再生デ
ータがインターフェース4に供給される。このように、
インターフェース4を通じてホストコンピュータ1に対
して光ディスク3から再生されたデータを送出すること
ができる。
【0043】上述のこの発明の一実施例は、CDセクタ
のデータ、または2Kバイトセクタのデータを光ディス
ク3に記録する(書込む)ことが可能である。そして、
光ディスク3から再生した2KバイトセクタあるいはC
Dセクタのデータをホストコンピュータ1が取り込むこ
とができる。
【0044】図1における記録処理回路8の一例につい
て、図2を参照して説明する。ブロック化回路7からの
データが半導体メモリ(RAM)15に書込まれる。メ
モリ15と関連してパリティ生成回路16およびメモリ
制御回路17が設けられ、エラー訂正符号例えば後述の
畳み込み型の2重符号のパリティが生成される。パリテ
ィが付加されたデータがディジタル変調回路18に供給
される。
【0045】ディジタル変調回路18は、例えば1バイ
ト(8ビット)のデータシンボルを16ビットのコード
ワードに、予め決めたテーブルに従ってマッピングする
ことによって、直流分の少ない変調出力を生成する。勿
論、CDにおけるEFM、8ビットのデータシンボルを
15ビットのコードワードに変換する8−15変調、等
をディジタル変調として採用することができる。ディジ
タル変調回路18の出力がシンク付加回路19に供給さ
れ、ブロックシンクが付加される。このシンク付加回路
19の出力が図1におけるドライバ9に供給され、光ピ
ックアップ10によって、光ディスク3に記録される。
シンク付加回路19において付加されるシンクのパター
ンを利用してセクタ構造を識別することを可能としても
良い。
【0046】図3は、再生処理回路23の一例である。
ディテクタ回路21からの再生データがシンク分離回路
31に供給され、ブロックシンクが分離される。分離さ
れたブロックシンクが図示しないが、タイミング生成回
路に供給され、再生データと同期したブロック周期のタ
イミング信号が生成される。シンク分離回路31に対し
て、ディジタル復調回路32が接続される。ディジタル
変調回路16と逆の処理によって、1シンボルが1バイ
トに戻されたデータが復調回路32から発生する。
【0047】ディジタル復調回路32の出力データが半
導体メモリ(RAM)33に書込まれる。メモリ33に
対して、エラー訂正回路34およびメモリ制御回路35
が結合される。エラー訂正回路34によって、再生デー
タのエラー訂正がなされる。メモリ33から読出され、
エラー訂正処理がなされたデータが図1に示すブロック
分解回路24に供給される。
【0048】上述した2KバイトセクタおよびCDセク
タが2,072バイトおよび2,368バイトのセクタ
サイズをそれぞれ持つ場合には、112×148のブロ
ックに、8個のセクタおよび7個のセクタが含まれる。
しかしながら、ユーザデータとして、サブコードのQチ
ャンネルを含み、2,352+12=2,364バイト
をセクタサイズとするCDセクタの場合には、上述のブ
ロックに丁度入らない。そこで、この発明では、7個の
CDセクタと、28バイトのブロックヘッダとにより1
ブロックを構成する。
【0049】すなわち、1ブロックが(2,364×7
+28=16,576バイト)となり、2Kバイトセク
タと同一のブロックサイズに統合することができる。ブ
ロックヘッダの28バイトは、ブロックシンク(8バイ
ト)、ブロックアドレス(4バイト)、補助的データA
UX(16バイト)からなる。ブロックヘッダは、記録
/再生方向において、各ブロックのデータの先頭に位置
するように付加される。
【0050】以上の説明では、ブロックサイズを16K
バイトとしているが、これに限らず、24K(=24,
576)バイト、32K(=32,768)バイトのブ
ロックサイズとしても良い。ブロックサイズが24Kバ
イトの場合について図12および図13を参照して説明
する。2Kバイトセクタは、図12に示すように、ユー
ザデータ(2,048バイト)に12バイトのヘッダと
4バイトのエラー検出符号とを付加した2,064バイ
トのセクタサイズを有する。12バイトのヘッダは、セ
クタアドレス(4バイト)、アドレスのエラー検出用の
CRC(2バイト)および補助的データAUX(6バイ
ト)からなる。
【0051】この2Kバイトセクタを172バイトずつ
区切り、図13に示すように、12個の2Kバイトセク
タによって、1ブロックを構成する。1ブロックは、1
72×144=24,768バイトのユーザデータと、
積符号のパリティ(C1パリティおよびC2パリティ)
とからなる。積符号に代えて、畳み込み型の二重符号化
等を使用しても良い。
【0052】このように規定されているブロックに対し
て、CDセクタを入れることを考える。CDセクタは、
例えば2,448バイト(ユーザデータ)とCDセクタ
用の12バイトのヘッダとエラー検出符号EDC(4バ
イト)とからなる2,464バイトのセクタサイズを有
する。このCDセクタの10個と、128バイトのブロ
ックヘッダとにより1ブロックを構成する。すなわち、
(2,464×10+128=24,768バイト)と
なり、CDセクタが2Kバイトセクタと同一のサイズの
ブロックに統合される。
【0053】CDセクタがサブコードも含むもので、
2,450バイト(ユーザデータ)および26バイト
(セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符号)からなり、
2,450+26=2,476バイトをセクタサイズと
する場合を考える。10個のCDセクタと8バイトのブ
ロックヘッダとにより、(2,476×10+8=2,
4768バイト)のサイズのブロックを構成できる。
【0054】次に、32Kバイトのブロックサイズの例
を説明する。2Kバイトセクタは、前述した図12に示
すフォーマットとされている。この2Kバイトセクタを
172バイトずつ区切り、図14Aに示すように、16
個の2Kバイトセクタによって、1ブロックを構成す
る。1ブロックは、172×192=33,024バイ
トのユーザデータと、積符号のパリティ(8バイトのC
1パリティおよび16バイトのC2パリティ)とからな
る。
【0055】積符号に代えて、畳み込み型の二重符号化
等を使用する場合には、R/W方向にC1符号の符号化
を行い、斜め方向にC2符号の符号化を行う。それによ
って、例えば8バイトのC1パリティおよび14バイト
のC2パリティが形成される。
【0056】このように規定されているブロックに対し
て、CDセクタを入れることを考える。CDセクタは、
例えば2,448バイト(ユーザデータ)と、4バイト
(データシンク)と、CDセクタ用の64バイトのヘッ
ダと、エラー検出符号EDC(4バイト)とからなる
2,520バイトのセクタサイズを有する。このCDセ
クタの13個と、264バイトのブロックヘッダとによ
り1ブロックを構成する。すなわち、(2,520×1
3+264=33,024バイト)となり、CDセクタ
が2Kバイトセクタと同一のサイズのブロックに統合さ
れる。
【0057】CDセクタが2,352バイト(ユーザデ
ータ)のセクタサイズの場合では、14個のCDセクタ
と96バイトのブロックヘッダとにより、(2,352
×14+96=3,3024バイト)のサイズのブロッ
クを構成できる。さらに、Cセクタが2,352バイト
に6バイト(ヘッダ)を有し、2,358バイトをセク
タサイズとする場合では、(2,358×14+12=
3,3024バイト)のサイズのブロックを構成でき
る。これらの例によっても、CDセクタが2Kバイトセ
クタと同一サイズのブロックに統合される。
【0058】さらに、この発明は、128バイトの整数
倍例えば上述の2Kバイトセクタを整数個集めて1ブロ
ックのフォーマットを規定している場合に、2Kバイト
セクタのシンク、ヘッダ、エラー検出符号等の付加デー
タをそのまま保存して、CDフォーマットに準ずるセク
タサイズを有するデータをこの1ブロックのユーザデー
タ領域に詰め込む処理に適用することができる。上述し
たように、2Kバイトセクタの16個により32Kバイ
トのブロックを構成した場合では、ユーザデータ領域が
(2,048バイト×12=32,768バイト)であ
る。このユーザデータ領域に対して、CDフォーマット
に準ずるセクタサイズ例えば2,520バイトを有する
CDセクタの13個をを詰め込み、8バイトのブロック
ヘッダを付加する。従って、(2,520×13+8=
32,768バイト)となり、CDセクタを2Kバイト
セクタに基づいて規定されたブロックに統合できる。さ
らに、CDフォーマットに準ずるセクタサイズ例えば
2,340バイトを有するCDセクタの14個をを詰め
込み、8バイトのブロックヘッダを付加する。従って、
(2,340×14+8=32,768バイト)とな
り、CDセクタを2Kバイトセクタに基づいて規定され
たブロックに統合できる。2Kバイトセクタのシンク、
ヘッダ、エラー検出符号等の付加データをそのまま保存
しているために、フォーマット化あるいはフォーマット
分解の処理が容易となり、また、ブロックヘッダによっ
て、ユーザデータが2KバイトセクタかCDセクタかを
識別することができる。
【0059】なお、この発明は、1ブロックに限らず、
複数ブロック例えば2ブロックを単位として、複数のセ
クタサイズのセクタを統合することもできる。例えば上
述の24K(24,768)バイトのブロックの2個
(49,536バイト)に対して、(2,352バイト
+6バイト=2,358バイト)のCDセクタを21個
入れる。従って、2,358×21=49,518バイ
トとなる。18バイト(1ブロック当りで9バイト)を
ブロックヘッダとして使用することによって、CDセク
タを同一のブロックサイズに統合することができる。
【0060】以上の一実施例では、コンピュータデータ
のような2Kバイトセクタが整数個含まれるブロックに
対して、CDセクタを入れるようにしているが、これと
逆に、CDセクタが整数個含まれるサイズのブロックを
構成し、そこへ2Kバイトセクタを入れるようにしても
良い。その場合でも、ブロックヘッダにより端数を調整
することができる。
【0061】ブロックヘッダは、ブロックシンク等の意
味があるデータであって、通常、ブロックの先頭に付加
される。この発明では、ブロックヘッダに限らず、ブロ
ックの後側にブロックヘッダとして説明したのと同様の
長さのリザーブ領域を設けるようにしても良い。
【0062】さらに、上述の実施例では、1枚の光ディ
スクが一つのセクタ構造を有するものとしている。しか
しながら、この発明は、1枚の光ディスク上に二つのセ
クタ構造を混在させることができる。例えば光ディスク
の記録領域を複数のゾーンに分割し、各ゾーンに異なる
セクタ構造のデータを分離して記録することができる。
また、ファイル単位で異なるセクタ構造を持つことも可
能てある。さらに、トラック単位、セクタ単位で異なる
セクタ構造を持つことも可能である。
【0063】さらに、光ディスクのより大容量化を図る
ために、片面多層ディスクあるいは両面多層ディスクが
提案されている。片面2層ディスクの場合では、二つの
記録層を有し、一方の面からの読み取りが可能とされ
る。一方の記録層43にCDセクタ構造のデータを記録
し、他方の記録層に2Kバイト構造のデータを記録する
ことができる。両面ディスクの場合でも、同様に記録面
毎に分離して異なるセクタ構造を記録しても良い。
【0064】以上の説明では、光ディスクを例に説明し
たが、ハードディスクや、フレキシブルディスク(F
D)、さらには、半導体メモリ、テープ状記録媒体に対
しても、この発明を同様に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】この発明は、あるセクタサイズによって
規定される所定のサイズのブロックに対して、他のセク
タサイズを入れることができる。このように、二つのフ
ォーマットを所定のサイズのブロックに統合することが
できるので、新たなディスク媒体と既存のディスク媒体
との間で、データの互換性を向上することができる。例
えばCD−ROMのデータをDVD上に記録し、また、
再生する処理、ハードウエアを簡単化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録/再生回路の一実施例のブ
ロック図である。
【図2】図1中の記録処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図3】図1中の再生処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図4】従来のCDのデータ構造を説明するための略線
図である。
【図5】従来のCD−ROMのデータ構造を説明するた
めの略線図である。
【図6】従来のCD−ROMモード2のデータ構造を説
明するための略線図である。
【図7】この発明の一実施例における2Kバイトセクタ
のデータ構造の一例を示す略線図である。
【図8】この発明の一実施例におけるCDセクタのデー
タ構造の一例を示す略線図である。
【図9】この発明の一実施例におけるCDセクタのデー
タ構造の他の例を示す略線図である。
【図10】この発明の一実施例におけるブロックのデー
タ構造の一例を示す略線図である。
【図11】この発明の一実施例におけるセクタとブロッ
クの関係を示す略線図である。
【図12】この発明が適用できる2Kバイトセクタのデ
ータ構造の他の例を示す略線図である。
【図13】この発明の一実施例におけるブロックのデー
タ構造の他の例を示す略線図である。
【図14】この発明の一実施例におけるブロックのデー
タ構造のさらに他の例を示す略線図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 光ディスク 4 インターフェース 5a,5b フォーマット化回路 7 ブロック化回路 8 記録処理回路 23 再生処理回路 24 ブロック分解回路 25a、25b フォーマット分解回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録媒体に対してディジタルデー
    タを記録するようにしたデータ記録装置において、 受け取ったディジタルデータを第1のセクタサイズAを
    有するように、セクタ化する手段と、 n(nは2以上の整数)個の上記第1のセクタサイズA
    のセクタによって1ブロックのデータを形成するための
    手段と、 受け取ったディジタルデータを第2のセクタサイズBを
    有するように、セクタ化する手段と、 m(mは2以上の整数で、m≠n)個の上記第2のセク
    タサイズBのセクタと、付加データとによって上記ブロ
    ックのデータを形成するための手段と、 上記ブロックのデータに対して、エラー訂正符号化およ
    びディジタル変調を行なうための記録処理手段と、 上記記録処理手段からの記録データを上記データ記録媒
    体に記録するための記録手段とからなることを特徴とす
    るデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 第1のセクタサイズAのセクタがn個入
    り、m(n、mは2以上の整数でn≠m)個の第2のセ
    クタサイズB(≠A)と付加データとが入るサイズのブ
    ロック構造のディジタルデータが記録されたデータ記録
    媒体を再生するデータ再生装置において、 上記ディジタルデータを再生するための手段と、 上記ブロック構造のデータに対して、ディジタル復調お
    よびエラー訂正するための再生処理手段と、 上記再生処理手段からのブロック構造のデータをセクタ
    に分解し、セクタ構造のデータを出力するための手段
    と、 上記セクタ構造のデータを送出する手段とからなるデー
    タ再生装置。
  3. 【請求項3】 記録可能なデータ記録媒体に対してディ
    ジタルデータを記録するようにしたデータ記録方法にお
    いて、 受け取ったディジタルデータを第1のセクタサイズAを
    有するように、セクタ化するステップと、 n(nは2以上の整数)個の上記第1のセクタサイズA
    のセクタによって1ブロックのデータを形成するステッ
    プと、 受け取ったディジタルデータを第2のセクタサイズBを
    有するように、セクタ化するステップと、 m(mは2以上の整数で、m≠n)個の上記第2のセク
    タサイズBのセクタと、付加データとによって上記ブロ
    ックのデータを形成するステップと、 上記ブロック構造のデータに対して、エラー訂正符号化
    およびディジタル変調を行なうための記録処理のステッ
    プと、 上記記録処理で得られた記録データを上記データ記録媒
    体に記録するステップとからなることを特徴とするデー
    タ記録方法。
  4. 【請求項4】 第1のセクタサイズAのセクタがn個入
    り、m(n、mは2以上の整数でn≠m)個の第2のセ
    クタサイズB(≠A)と付加データとが入るサイズのブ
    ロック構造のディジタルデータが記録されたデータ記録
    媒体を再生するデータ再生方法において、 上記ディジタルデータを再生するステップと、 上記ブロック構造のデータに対して、ディジタル復調お
    よびエラー訂正するための再生処理のステップと、 上記再生処理で得られたブロック構造のデータをセクタ
    に分解し、セクタ構造のデータを出力するステップと、 上記セクタ構造のデータを送出するステップとからなる
    データ再生方法。
  5. 【請求項5】 第1のセクタサイズAのセクタがn個入
    り、m(n、mは2以上の整数でn≠m)個の第2のセ
    クタサイズB(≠A)と付加データとが入るサイズのブ
    ロック構造のディジタルデータが記録されたことを特徴
    とするデータ記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 付加データが各ブロックに付加される識別情報を含むブ
    ロックヘッダであることを特徴とするデータ記録/再生
    装置、および方法、並びにデータ記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 付加データが各ブロックに用意されるリザーブ領域であ
    ることを特徴とするデータ記録/再生装置、および方
    法、並びにデータ記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 (n>m)であって、nが2の巾乗であることを特徴と
    するデータ記録/再生装置、および方法、並びにデータ
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 第1のセクタサイズAまたは第2のセクタサイズBがC
    Dフォーマットに準ずるセクタサイズであることを特徴
    とするデータ記録/再生装置、および方法、並びにデー
    タ記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 セクタサイズAまたはBが2,048バイト、2,32
    4バイト、2,336バイト、2,340バイト、2,
    352バイト、2,364バイト、2,448バイト、
    2,450バイトの内の2つであることを特徴とするデ
    ータ記録/再生装置、および方法、並びにデータ記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 AまたはBが128バイトの整数倍のセクタサイズであ
    ることを特徴とするデータ記録/再生装置、および方
    法、並びにデータ記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 AおよびBの一方が128バイトの整数倍のユーザデー
    タとアドレス、セクタヘッダ等のセクタ毎の付加データ
    とからなるセクタサイズであり、上記セクタサイズを有
    するセクタの整数個により1ブロックが構成される場合
    において、 上記ブロック内の上記セクタ毎の付加データを保存する
    と共に、上記ユーザデータの領域に所定バイト数のブロ
    ック毎の付加データとAおよびBの他方のセクタサイズ
    を有する複数個のセクタとを詰め込むことを特徴とする
    データ記録/再生装置、および方法、並びにデータ記録
    媒体。
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