JPH0935416A - データ記録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体 - Google Patents

データ記録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体

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JPH0935416A
JPH0935416A JP23072195A JP23072195A JPH0935416A JP H0935416 A JPH0935416 A JP H0935416A JP 23072195 A JP23072195 A JP 23072195A JP 23072195 A JP23072195 A JP 23072195A JP H0935416 A JPH0935416 A JP H0935416A
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JP23072195A
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Tamotsu Yamagami
保 山上
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの異なるセクタサイズのデータを簡単な
処理でもって、ディスク媒体に記録/再生する。 【構成】 ホストコンピュータ1からの高密度光ディス
ク用のデータ、またはCD−ROMドライブ2からのC
D−ROMデータとがフォーマット化回路5a、または
5bによってセクタ構造のデータへ変換される。これら
の異なるセクタ構造は、ブロック化回路7によって同一
のブロックサイズのデータへ変換される。1セクタが
2,072バイト(高密度光ディスク用)、2,368
バイ(CD−ROM用)の場合に、148×112(バ
イト)のブロック構造が規定され、このブロック内に
8、または7セクタが丁度入る。ブロック化されたデー
タが記録処理回路8、ドライバ9を介して光ピックアッ
プ10に供給され、高密度光ディスク3に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なるフォーマ
ットのデータ記録媒体、特に、異なるセクタサイズのデ
ータ記録媒体の間の物理的互換性を改良できるデータ記
録/再生装置、および方法、並びにデータ記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として、大
容量、高速アクセスの利点から光ディスクドライブが注
目され、既に、CD−ROM(またはCD−I(CD I
nteractive) )ドライブ、MO(イレーザブルディスク
の一つである光磁気ディスク)ドライブの採用は、急速
に拡がりつつある。これら以外にも、ディスク直径が
2.5インチのMD(ミニディスク;イレーザブルディ
スク)も提案されている。さらに、映像記憶媒体とし
て、DVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)が開発さ
れつつある。
【0003】DVDは、CDと同一の直径の再生専用デ
ィスク、またはMOディスクあるいは相変化型ディスク
とされた記録/再生可能な光ディスクであって、MPE
G等で圧縮した映像情報を再生、または記録/再生でき
るディスクである。DVDでは、レーザ光の短波長化の
進展と、対物レンズのNAの増大と共に、ディジタル変
調およびエラー訂正符号化の処理の改良によって、記録
密度がより一層、向上され、単層ディスクの場合でも、
データ記憶容量が約3.7Gバイトと膨大なものであ
る。CD、MDが当初は、ディジタルオーディオディス
クとして開発され、その後、コンピュータの外部記憶媒
体としても利用されるのと同様に、より大容量のDVD
もコンピュータの外部記憶媒体として利用されることが
期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、磁気テー
プ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、上述した光
ディスク等の媒体毎に異なるフォーマットが規定されて
おり、互換性についての考慮がされているとは言えなか
った。そのため、新媒体と既存媒体との互換をとる場合
には、論理的な領域でしか対応せず、効率的ではなかっ
た。例えばコンピュータの外部記憶媒体の場合では、1
28バイト×2i のセクタサイズ(512バイト、2K
バイト等)が主流であるのに対して、CD−ROMは2
352バイト(同期信号を除いた場合には、2340バ
イト、同期信号およびヘッダを除いた場合には、233
6バイト)を1ブロックとしており、物理的に両者が対
応しにくい問題があった。
【0005】上述したDVDは、記録可能なMOディス
ク、または相変化型ディスクでも実現できるものであ
り、その容量が既存の光ディスクの何れと比較しても、
かなり大きいという利点がある。かかるDVDを新たに
外部記憶媒体として利用する場合、既存の光ディスク媒
体、特に、広範に普及しており、また、略同一のディス
クサイズであり、さらに、同一の読み取り方式を採用す
るCD−ROMとの互換性を考慮することは、CD−R
OMとDVDとの間のデータの相互乗り入れを簡単と
し、また、ドライブの共用化を可能とし、さらに、CD
−ROMの資産を活用するうえで不可欠なことである。
【0006】本願発明者は、先に特開平7−73593
号公報において、CD−ROMとMOとの間のデータの
相互乗り入れを簡単化するために、MOディスクの1記
録ブロック単位当りの記憶容量を2352バイトにする
手法を提案している。この手法は、MOディスクの1記
録ブロック当りの記憶容量をCD−ROMのものに合わ
せるものであって、新たにディスクのデータ構造を策定
する場合には適用できても、若し、ディスクのデータ構
造がある程度標準化されている場合には、適用できない
問題がある。
【0007】従って、この発明の目的は、異なる2以上
のデータ構造、特に、セクタサイズが異なる2以上のデ
ータ構造間でのデータ互換をスムーズに行なうことを可
能とするデータ記録/再生装置および方法、並びにデー
タ記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明は、記録可能な光ディスクに対してディ
ジタルデータを記録するようにしたデータ記録装置にお
いて、少なくとも2つのセクタサイズが整数比でないデ
ィジタルデータを受け取る入力手段と、第1のセクタサ
イズをA、第2のセクタサイズをBとした時に、nAと
mB(n、mは2以上の整数でn≠m)を所定のサイズ
のブロックに入れ、ブロック構造のデータを形成するた
めの手段と、ブロック構造のデータに対して、エラー訂
正符号化およびディジタル変調を行なうための記録処理
手段と、記録処理手段からの記録データを光ディスクに
記録するための記録手段とからなることを特徴とするデ
ータ記録装置である。また、この発明は、上述のように
データを記録する記録方法である。
【0009】また、この発明は、第1のセクタサイズA
および第2のセクタサイズBが整数比でなく、nAとm
B(n、mは2以上の整数でn≠m)が入るサイズのブ
ロック構造のディジタルデータが記録された光ディスク
を再生するデータ再生装置において、ディジタルデータ
を再生するための手段と、ブロック構造のデータに対し
て、ディジタル復調およびエラー訂正するための再生処
理手段と、再生処理手段からのブロック構造のデータを
セクタに分解し、セクタ構造のデータを出力するための
手段と、セクタ構造のデータを送出する手段とからなる
データ再生装置である。また、この発明は、上述のよう
にデータを再生する再生方法である。
【0010】さらに、この発明は、少なくとも2つの整
数比でない、第1のセクタサイズをA、第2のセクタサ
イズをBとした時に、nAとmB(n、mは2以上の整
数でn≠m)が入るブロック構造のディジタルデータが
記録されたことを特徴とするディスク媒体である。
【0011】セクタサイズが異なり、セクタサイズが整
数比の関係にない二つのフォーマットを同一サイズのブ
ロック構造に統合することができる。例えば既存のCD
−ROMの読み取りデータをDVDに記録することを簡
単に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施例に
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明によ
る光ディスク記録/再生システムを示す。この第1の実
施例は、ホストコンピュータ1と、これに接続されるC
D−ROMドライブ2と、高密度光ディスク3のドライ
ブとを有している。高密度光ディスク3は、既に実用化
されているCD、CD−ROMと比較して記録密度がよ
り高い、記録/再生可能な大容量の光ディスクを指し、
現在提案されているDVD(光磁気型あるいは相変化型
のディスク)は、その一例である。高密度化は、レーザ
の短波長化、対物レンズのNAの増大、ディジタル変調
の改良(例えばEFMにおける結合ビットを省略可能な
ディジタル変調)等で達成できる。この光ディスクドラ
イブは、4で示すインターフェース以降の構成を有す
る。
【0013】なお、図1の例のように、CD−ROMド
ライブ2と高密度光ディスクドライブとを別のハードウ
エアとしないで、ディスクの回転駆動、光ピックアッ
プ、光ピックアップのスレッド機構、サーボ系等のディ
スク制御部等を共用し、ハードウエアとしてのドライブ
を共通とすることも可能である。
【0014】CD−ROMおよび高密度光ディスク3の
データ構造、特に、アクセス(記録または再生)のため
のデータ単位について説明する。CD−ROMは、周知
のCD(ディジタルオーディオディスクDAD)から発
展したものである。CDは、図10に示すように、伝送
フレーム内に、1バイトのサブコード、24バイトのデ
ータ、各4バイトのC1パリティおよびC2パリティが
配置されたものである。CD上には、EFM変調により
各バイトが14チャンネルビットに変調され、結合ビッ
ト(3チャンネルビット)を介して記録される。さら
に、各伝送フレームの先頭に、11T(Tは、チャンネ
ルビットの周期)の反転間隔が連続し、その後に2チャ
ンネルビットが付加された計22チャンネルビットのフ
レームシンクが付加される。
【0015】サブコードは、98伝送フレームを周期と
して1単位となるように構成されている。従って、CD
−DAでは、98伝送フレーム内に、 24バイト×98=2352バイト のユーザデータが含まれる。
【0016】このCDの伝送フォーマットに基づいてC
D−ROMのデータ構造が規定されている。すなわち、
CD−ROMは、サブコードの周期の98フレームに含
まれるデータである、2352バイトをアクセス単位と
する。このアクセス単位は、ブロックとも称されるが、
以下の記述では、セクタと称することにする。図11
は、CD−ROMの1セクタのデータ構造を示す。
【0017】CD−ROMでは、モード0、モード1、
モード2が規定されている。これらのモードに共通し
て、セクタの区切りを示すシンク(12バイト)、ヘッ
ダ(4バイト)が付加される。モード0は、これらのシ
ンクおよびヘッダ以外が全て"0" のデータであり、ダミ
ーデータとして使用される。図11は、モード1および
モード2の1セクタのデータ構造を示す。ヘッダは、C
Dのサブコードと同様の3バイトのアドレス情報と1バ
イトのモード情報とからなる。
【0018】モード1のデータ構造では、ユーザデータ
が2,048(2K)バイトであり、エラー訂正能力を
高めるために、288バイトの冗長データが付加されて
いる。すなわち、エラー検出符号(4バイト)、スペー
ス(8バイト相当)、Pパリティ(172バイト)、Q
パリティ(104バイト)が補助データとして付加され
ている。モード1は、文字コード、コンピュータデータ
等のように、信頼性が高いことが要求されるデータの記
録に好適である。モード2は、288バイトの補助デー
タが付加されず、従って、2,336バイトのユーザデ
ータの記録が可能なモードである。モード2は、ビデオ
データ、オーディオデータのようなエラーを補間できる
データの記録に適している。
【0019】さらに、CD−ROMと同様のROMディ
スクとして、CD−Iが規格化されている。図12は、
CD−Iの1セクタのデータ構造を示す。CD−ROM
と同様に、12バイトのシンク、4バイトのヘッダを付
加され、ヘッダ中のモード情報は、モード2とされる。
4バイトの後に、CD−Iでは、8バイトのサブヘッダ
が付加される。サブヘッダは、各2バイトのファイルナ
ンバー、チャンネルナンバ、サブモード、データタイプ
からなる。
【0020】さらに、CD−ROMのモード1とモード
2と同様に、CD−Iでは、フォーム1および2が規定
されている。フォーム1では、4バイトのエラー検出符
号、172バイトのPパリティ、104バイトのQパリ
ティが補助データとして付加される。CD−ROMのモ
ード1におけるスペースが設けられないので、ユーザデ
ータの領域が2,048バイトである。フォーム2で
は、補助データの代わりにリザーブ領域(4バイト相
当)が設けられ、ユーザデータの領域が2,324バイ
トである。
【0021】この発明では、コンピュータの外部記憶媒
体として考えた場合に、セクタサイズ(ユーザデータの
量)を2Kバイトとする。この第1の実施例における高
密度光ディスク3の1セクタのデータ構造を図6Aに示
す。1セクタの2,048バイトのユーザデータに対し
て、セクタシンク(4バイト)およびヘッダ(16バイ
ト)が付加され、また、信頼性の向上のためのエラー検
出符号EDC(4バイト)が付加される。従って、1セ
クタの長さが2,072バイトである。このヘッダに
は、セクタ構造を指示する情報等が含まれる。
【0022】一方、上述したCD−ROMの例えばモー
ド2のユーザデータは、2,336バイトであるから、
図6Bに示すように、セクタシンク(4バイト)および
ヘッダ(16バイト)を付加し、さらに、エラー検出符
号EDCを付加し、CD−ROMのヘッダ(4バイト)
を保存する。この場合、CD−ROMのヘッダを保存し
ないで、ユーザデータのサイズを2,340バイトとし
て扱っても良い。従って、1セクタの長さが2,368
バイトである。好ましくは、セクタシンクおよびヘッ
ダ、並びにエラー検出符号EDCは、図6AおよびBに
それぞれ示す高密度光ディスクのデータとCD−ROM
データとの間で共通のものを使用する。
【0023】このように、1セクタの長さは、異なるも
のとなり、然も、整数比の関係にはない。この発明は、
二つの異なるセクタサイズをAおよびBとするときに、
nAとmB(n,mは、それぞれ整数で、n≠m、n>
mである)が所定サイズのデータ単位(ブロックと称す
る)に入るように、ブロックを規定する。そして、ブロ
ックの単位で、データを記録/再生(すなわち、アクセ
ス)するものである。n、mの規定の方法には、n、m
を互いに素に選んで構成する。特にBがAの2倍未満の
場合にはm=n−1で構成するように考える方法と、n
=2j (jは自然数)で構成する方法がある。n、mを
互いに素にする。さらに、m=n−1と規定する方法
は、ブロックサイズを最小とする場合に採用される。n
=2j と規定する方法は、コンピュータシステムとの親
和性を考える場合に採用される。
【0024】上述の例において、ユーザデータのみを考
えると、n=8、m=7と規定すると、 2048バイト×8=16,384バイト 2336バイト×7=16,352バイト (2340バイト×7=16,380バイト) となり、16Kバイト(16,384)バイトのブロッ
クにおさまる。
【0025】さらに、上述した図6に示すように、セク
タシンクおよびヘッダの合計20バイトを付加したもの
をセクタサイズとして考えると、A´=2,072、B
´=2,368であるから、n=8、m=7と選定し、
ブロックサイズは、 2,072×8=2,368×7=16,576バイト となり、共通の同一ブロックサイズを規定することがで
きる。
【0026】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図7に示すように、(148×112=16,57
6バイト)の2次元配列を規定し、この2次元配列に対
してエラー訂正符号を適用することによって、よりエラ
ー訂正能力を高くすることができる。エラー訂正符号と
しては、縦方向(各列)の148バイトに対して、第1
のエラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行
い、8バイトのC1パリティを生成し、横方向(各行)
の112バイトに対して、第2のエラー訂正符号(C2
符号と称する)の符号化を行い、14バイトのC2パリ
ティを付加する、積符号を採用できる。
【0027】勿論、ブロック毎のエラー訂正符号として
は、積符号以外に、CDと同様の畳み込み型の2重符号
化、LDC(Long Distance Code)等を採用しても良く、
単なるエラー検出符号による符号化を行なうことも可能
である。
【0028】2つの異なるサイズのセクタを同一サイズ
のブロックに統合する場合について、図8を参照してよ
り具体的に説明する。図8Aは、図6Aに示す2,07
2バイトの場合のセクタサイズの処理を示す。この1セ
クタをR/W方向に148バイト毎に区切り、148×
14=2,072バイトの2次元配列を形成する。従っ
て、この配列の1セクタは、1ブロック内に8個含ま
れ、1ブロックが8セクタのデータ構造が形成される。
【0029】図8Bは、図6Bに示す2,368バイト
の場合のセクタサイズの処理を示す。この1セクタをR
/W方向に148バイト毎に区切り、148×16=
2,368バイトの2次元配列を形成する。従って、こ
の配列の1セクタは、1ブロック内に7個含まれ、1ブ
ロックが7セクタのデータ構造が形成される。記録/再
生時には、データの2,072バイトまたは2,368
バイトをカウントするカウンタを設け、7個または8個
のセクタシンクを検出することによって、ブロックの区
切りを決定する。この方法に限らず、セクタシンクと別
のブロックシンクを付加しても良い。
【0030】また、この発明は、CD−DA(Digital A
udio) の場合の構造のデータを上述と同様に高密度光デ
ィスクと共通のサイズのブロック構造とすることができ
る。CD−DAの場合では、98伝送フレーム内に2,
352バイトのユーザデータが含まれる。図9Aに示す
ように、ユーザデータに対して、4バイトのセクタシン
クと12バイトのヘッダを付加し、それによって、1セ
クタのサイズを2,368バイトとすることができる。
従って、上述したCD−ROMのセクタと同様に、1ブ
ロック内に7個のCD−DAのセクタが収まることにな
る。また、図9Bに示すように、ユーザデータに対し
て、4バイトのセクタシンク、8バイトのヘッダ、さら
に、4バイトのエラー検出符号EDCを付加し、それに
よって、1セクタのサイズを2,368バイトとしても
良い。
【0031】図1に戻って、この発明の第1の実施例の
記録/再生回路について説明する。ホストコンピュータ
1またはCD−ROMドライブ2からのディジタルデー
タがインターフェース4例えばSCSIを介してフォー
マット化回路5a、5bに供給される。これらのフォー
マット化回路5a、5bは、受け取ったディジタルデー
タをセクタ毎に区切り、セクタシンクおよびヘッダを付
加し、エラー検出符号化を行う。すなわち、フォーマッ
ト化回路5aは、受け取ったデータを図6Aに示すよう
な2,072バイトのサイズのセクタ構造に変換し、フ
ォーマット化回路5bは、受け取ったデータを図6Bに
示すような2,368バイトのサイズのセクタ構造に変
換する。
【0032】フォーマット化回路5a、5bの出力デー
タがスイッチ回路6により選択され、ブロック化回路7
に供給される。スイッチ回路6は、インターフェース4
から出力される制御信号Scにより制御され、インター
フェース4が受け付けたデータと対応してスイッチ回路
6が切り替えられる。ホストコンピュータ1からのディ
スク3に記録すべきデータをインターフェース4が受け
付ける時には、スイッチ回路6がフォーマット化回路5
aの出力を選択し、CD−ROMドライブ2からのデー
タをインターフェース4が受け付ける時には、スイッチ
回路6がフォーマット化回路5bの出力を選択する。
【0033】ブロック化回路7は、7セクタまたは8セ
クタからなるブロックを構成し、ブロック毎のエラー訂
正符号の符号化を行う。ブロック化回路7からのデータ
が記録処理回路8に供給される。記録処理回路8は、後
述するように、エラー訂正符号化とディジタル変調等の
処理を行う。記録処理回路8から記録(書込み)データ
が発生する。
【0034】記録データがドライバ9を介して光ピック
アップ10に供給され、高密度光ディスク3に記録され
る。光磁気記録、または相変化によって記録が行われ
る。光ディスク3は、スピンドルモータ11によって、
CLV(線速度一定)またはCAV(角速度一定)によ
って回転される。光ピックアップ10によって記録/再
生されるデータの最小単位が上述の1ブロックである。
リードアフターライトによって、記録されたデータを直
ちに再生して再生データのエラーの有無が調べられ、エ
ラーがある時には、書込みがリトライされる。読出し時
でも、読出されたデータがエラーの場合では、読出しが
再度なされ、所定の回数の読出しによっても、正しいデ
ータを読み取れない場合には、その旨をユーザに伝え、
読出し動作を中断する。
【0035】光ピックアップ10で読出された再生デー
タがRFアンプ、クロック抽出用のPLL回路等を含む
ディテクタ回路21に供給される。ディテクタ回路21
の出力がサーボコントロール回路22および再生処理回
路23に供給される。サーボコントロール回路22は、
光ピックアップ10のフォーカスサーボ、トラッキング
サーボ、送り動作(シーク)の制御、記録時のレーザパ
ワーコントロール等を行う。再生処理回路23は、後述
のように、ディジタル復調、エラー訂正等の処理を行
う。
【0036】再生処理回路23に対してブロック分解回
路24が接続される。ブロック分解回路24では、再生
データがブロック毎に区切られ、ブロックのエラー訂正
符号の復号がなされる。記録側のブロック化回路7の処
理と逆の処理をブロック分解回路24が行い、セクタ構
造のデータをブロック分解回路24が出力する。ブロッ
ク分解回路24に対してフォーマット分解回路25a、
25bおよびヘッダ検出回路26が接続される。
【0037】フォーマット分解回路25aは、記録側の
フォーマット化回路5aの処理と逆の処理を行い、フォ
ーマット分解回路25bは、フォーマット化回路5bの
処理と逆の処理を行う。フォーマット分解回路25aに
よって、図6Aに示す高密度光ディスク3のセクタから
2,048バイトのユーザデータが切り出されると共
に、エラー検出がなされる。フォーマット分解回路25
bは、図6Bに示すCD−ROMのセクタから2,33
6バイトのユーザデータが切り出される共に、エラー検
出がなされる。ヘッダ検出回路26は、セクタ毎に付加
されているヘッダを検出し、ヘッダの情報に基づいてセ
クタのフォーマットを決定する。
【0038】フォーマット分解回路25aおよび25b
で切り出されたユーザデータの一方がスイッチ回路27
により選択されたインターフェース4に供給される。ス
イッチ回路27は、ヘッダ検出回路26からのヘッダ情
報によって制御され、実際に再生されたデータのセクタ
構造に対応する処理を行う回路25aの出力または回路
25bの出力を選択する。スイッチ回路27で選択され
た再生データがインターフェース4に供給される。この
ように、インターフェース4を通じてホストコンピュー
タ1に対して光ディスク3から再生されたデータを送出
することができる。
【0039】上述のこの発明の第1の実施例は、CD−
ROMドライブ2により読出されたデータをホストコン
ピュータ1が取り込むことができる。これとともに、C
D−ROMドライブ2により読出されたデータ、または
自身が発生した高密度光ディスク用データを高密度光デ
ィスク3に記録する(書込む)ことが可能である。そし
て、光ディスク3から再生した高密度光ディスク用デー
タ、またはCD−ROMのデータをホストコンピュータ
1が取り込むことができる。
【0040】このように、同一の光ディスク3に対し
て、ホストコンピュータ1の発生した高密度光ディスク
用データおよびCD−ROMの読み取りデータの一方を
記録し、また、再生することが可能である。しかしなが
ら、この発明は、同一の光ディスクのデータ領域を分割
し、その一方を高密度光ディスク用のデータのための領
域(RAM領域)に割り当て、その他方をCD−ROM
のデータのための領域(ROM領域)に割り当てるハイ
ブリッドディスクに対しても適用できる。この場合で
も、二つの領域に記録されたデータは、同一のブロック
構造を有するものとなり、記録/再生処理を簡単とでき
る利点がある。
【0041】図1における記録処理回路8の一例につい
て、図2を参照して説明する。ブロック化回路7からの
データが半導体メモリ(RAM)15に書込まれる。メ
モリ15と関連してパリティ生成回路16およびメモリ
制御回路17が設けられ、エラー訂正符号例えば後述の
畳み込み型の2重符号のパリティが生成される。パリテ
ィが付加されたデータがディジタル変調回路18に供給
される。
【0042】ディジタル変調回路18は、例えば1バイ
ト(8ビット)のデータシンボルを16ビットのコード
ワードに、予め決めたテーブルに従ってマッピングする
ことによって、直流分の少ない変調出力を生成する。勿
論、CDにおけるEFM、8ビットのデータシンボルを
15ビットのコードワードに変換する8−15変調、等
をディジタル変調として採用することができる。ディジ
タル変調回路18の出力がシンク付加回路19に供給さ
れ、ブロックシンクが付加される。このシンク付加回路
19の出力が図1におけるドライバ9に供給され、光ピ
ックアップ10によって、光ディスク3に記録される。
ブロックシンクとしては、変調されたデータ中に現れる
ことがない、特異なビットパターンのものが使用され
る。
【0043】図3は、再生処理回路23の一例である。
ディテクタ回路21からの再生データがシンク分離回路
31に供給され、ブロックシンクが分離される。分離さ
れたブロックシンクが図示しないが、タイミング生成回
路に供給され、再生データと同期したブロック周期のタ
イミング信号が生成される。シンク分離回路31に対し
て、ディジタル復調回路32が接続される。ディジタル
変調回路16と逆の処理によって、1シンボルが1バイ
トに戻されたデータが復調回路32から発生する。
【0044】ディジタル復調回路32の出力データが半
導体メモリ(RAM)33に書込まれる。メモリ33に
対して、エラー訂正回路34およびメモリ制御回路35
が結合される。エラー訂正回路34によって、再生デー
タのエラー訂正がなされる。メモリ33から読出され、
エラー訂正処理がなされたデータが図1に示すブロック
分解回路24に供給される。
【0045】記録処理回路8、再生処理回路23におい
て使用されるエラー訂正符号の一例について説明する。
図4は、記録処理回路8のメモリ15、パリティ生成回
路16およびメモリ制御回路17によりなされるエラー
訂正符号の符号化の処理を表すブロック図である。この
エラー訂正符号は、CDにおいて採用されている、クロ
スインターリーブ・リード・ソロモン符号(畳み込み型
の2重符号化の一例)と類似したものである。
【0046】148バイトの入力シンボルがC1エンコ
ーダ41に供給される。C1エンコーダ41の出力(デ
ータシンボル148バイトおよび8バイトのC1パリテ
ィP)がインターリーブ用の遅延回路群42を介してC
2エンコーダ43に供給される。C2エンコーダ43で
は、〔170,156,15〕リード・ソロモン符号の
符号化によって、14バイトのC2パリティQが形成さ
れる。また、C1エンコーダ41では、データのみなら
ず、C2パリティQもC1符号化するので、C2エンコ
ーダ43から遅延回路群42aを介してC2パリティQ
がC1エンコーダ41にフィードバックされる。従っ
て、C1エンコーダ41は、〔170,162,9〕リ
ード・ソロモン符号の符号化を行う。
【0047】C1エンコーダ41からの170バイト
(148バイトのデータ、8バイトのC1パリティ、1
4バイトのC2パリティからなる)が遅延回路を含む配
列変更回路44を介して出力シンボルとして取り出され
る。この出力シンボルがディジタル変調回路18に供給
される。この畳み込み型の2重符号化のインターリーブ
長(インターリーブの拘束長、インターリーブの深さと
も言われる)は、遅延回路による最大遅延量と対応して
170フレーム(ここでのフレームは、C1符号系列の
長さを意味する)である。
【0048】図4に示すエンコーダと対応するデコーダ
の処理を図5を参照して説明する。ディジタル復調回路
32からの入力シンボル(170バイト)が配列変更回
路51を介してC1デコーダ52に供給される。配列変
更回路51は、エンコーダの配列変更回路44と逆の処
理を行う。C1デコーダ52は、〔170,162,
9〕リード・ソロモン符号の復号を行う。
【0049】C1デコーダ52の出力が遅延回路群53
を介してC2デコーダ54に供給される。C2デコーダ
54は、〔170,156,15〕リード・ソロモン符
号の復号を行う。さらに、C2デコーダ54の復号出力
がディインターリーブ用の遅延回路55を介してC1デ
コーダ56に供給される。このように、C1復号、C2
復号およびC1復号の処理によって、エラー訂正された
148バイトの出力シンボルが取り出される。
【0050】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。この発明の第2の実施例では、上述の第1の実
施例とは異なり、1セクタの2,048バイトのユーザ
データに対して、セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符
号EDC等の22バイトが付加される。従って、1セク
タの長さが2,070バイトである。一方、1セクタの
2,450バイト(CD/CD−ROMにおけるサブコ
ードの98バイトを含むデータ)のユーザデータに対し
て、セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符号EDC等の
34バイト、或いは、1セクタの2,448バイト(サ
ブコードの内の2バイトのシンクパターンを除いた残り
のデータ)のユーザデータに対して、セクタシンク、ヘ
ッダ、エラー検出符号EDC等の36バイト、が付加さ
れる。従って、1セクタの長さが2,484バイトであ
る。
【0051】上述したように、セクタシンクおよびヘッ
ダを付加したものをセクタサイズとして考えると、A´
=2,070、B´=2,484であるから、n=1
2、m=10と選定し、ブロックサイズは、 2,070×12=24,840バイト 2,484×10=24,840バイト となり、共通の同一ブロックサイズ(24Kバイト)を
規定することができる。なお、サブコードのP〜Wのチ
ャンネルの内の一部、例えばQチャンネルのみをセクタ
に含めるようにしても良く、この場合は、セクタサイズ
が(2,352バイト+12バイト=2,364バイ
ト)となる。
【0052】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図13に示すように、(207×120=24,8
40バイト)の2次元配列を規定する。エラー訂正符号
としては、横方向(各行)の207バイトに対して、第
1のエラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行
い、8バイトのC1パリティを生成し、縦方向(各列)
の120バイトに対して、第2のエラー訂正符号(C2
符号と称する)の符号化を行い、14バイトのC2パリ
ティを付加する、積符号を採用できる。
【0053】2つの異なるサイズのセクタを同一サイズ
のブロックに統合する場合について、図13および図1
4を参照してより具体的に説明する。図14Aに示す
2,070バイトの場合のセクタサイズの処理を説明す
る。この1セクタをR/W方向に207バイト毎に区切
り、207×10=2,070バイトの2次元配列を形
成する。従って、この配列の1セクタは、図13に示す
1ブロック内に12個含まれ、1ブロックが12セクタ
のデータ構造が形成される。
【0054】図14Bに示す2,484バイトの場合の
セクタサイズの処理を説明する。この1セクタをR/W
方向に207バイト毎に区切り、207×12=2,4
84バイトの2次元配列を形成する。従って、この配列
の1セクタは、図13に示す1ブロック内に10個含ま
れ、1ブロックが10セクタのデータ構造が形成され
る。
【0055】この発明の第3の実施例について説明す
る。この発明の第3の実施例では、1セクタの2,04
8バイトのユーザデータに対して、セクタシンク、ヘッ
ダ、エラー検出符号EDC等の24バイトが付加され
る。従って、1セクタの長さが2,072バイトであ
る。一方、1セクタの2,352バイトのユーザデータ
に対して、セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符号ED
C等の16バイトが付加される。従って、1セクタの長
さが2,368バイトである。
【0056】上述したように、セクタシンクおよびヘッ
ダを付加したものをセクタサイズとして考えると、A´
=2,072、B´=2,368であるから、n=1
6、m=14と選定し、ブロックサイズは、 2,072×16=33,152バイト 2,368×14=33,152バイト となり、共通の同一ブロックサイズ(32Kバイト)を
規定することができる。
【0057】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図15に示すように、(148×224=33,1
52バイト)の2次元配列を規定する。エラー訂正符号
としては、縦方向(各列)の148バイトに対して、第
1のエラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行
い、8バイトのC1パリティを生成し、斜め方向(C1
符号系列の方向に対して45度方向)に対して、第2の
エラー訂正符号(C2符号と称する)の符号化を行い、
14バイトのC2パリティを付加する、積符号を採用で
きる。
【0058】2つの異なるサイズのセクタを同一サイズ
のブロックに統合する場合について、図15および図1
6を参照してより具体的に説明する。図16Aに示す
2,072バイトの場合のセクタサイズの処理を説明す
る。この1セクタをR/W方向に148バイト毎に区切
り、148×14=2,072バイトの2次元配列を形
成する。従って、この配列の1セクタは、図15に示す
1ブロック内に16個含まれ、1ブロックが16セクタ
のデータ構造が形成される。
【0059】図16Bに示す2,368バイトの場合の
セクタサイズの処理を説明する。この1セクタをR/W
方向に148バイト毎に区切り、148×16=2,3
68バイトの2次元配列を形成する。従って、この配列
の1セクタは、図15に示す1ブロック内に14個含ま
れ、1ブロックが14セクタのデータ構造が形成され
る。
【0060】さらに、この発明の第4の実施例について
説明する。この発明の第4の実施例では、1セクタの
2,048バイトのユーザデータに対して、セクタシン
ク、ヘッダ、エラー検出符号EDC等の24バイトが付
加される。従って、1セクタの長さが2,072バイト
である。一方、1セクタの2,352バイトのユーザデ
ータに対して、セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符号
EDC等の16バイトが付加される。従って、1セクタ
の長さが2,368バイトである。
【0061】セクタシンクおよびヘッダを付加したもの
をセクタサイズとして考えると、A´=2,072、B
´=2,368であるから、n=8、m=7と選定し、
さらに、それぞれに対して同一ビット長、例えば64バ
イトのブロックヘッダを付加すると、ブロックサイズ
は、 64+2,072×8=16,640バイト 64+2,368×7=16,640バイト となり、共通の同一ブロックサイズ(16Kバイト)を
規定することができる。
【0062】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図17に示すように、(130×128=16,6
40バイト)の2次元配列を規定する。エラー訂正符号
としては、縦方向(各列)の130バイトに対して、第
1のエラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行
い、8バイトのC1パリティを生成し、横方向(各行)
の128バイトに対して、第2のエラー訂正符号(C2
符号と称する)の符号化を行い、16バイトのC2パリ
ティを付加する、積符号を採用できる。ブロックヘッダ
の64バイトは、例えばブロックの先頭に対して付加さ
れる。
【0063】2つの異なるサイズのセクタ(2,072
バイトおよび2,368バイト)を同一サイズのブロッ
クに統合する場合について、図17を参照してより具体
的に説明する。2,072バイトの場合のセクタサイズ
の処理を説明する。上述した実施例と同様に、この1セ
クタをR/W方向に130バイト毎に区切り、ブロック
構造へ変換する。上述の式で示されるように、1ブロッ
クのブロックヘッダの64バイトを除くエリアに2,0
72バイトのセクタが8個含まれる。
【0064】2,368バイトの場合のセクタサイズの
処理を説明する。上述した実施例と同様に、この1セク
タをR/W方向に130バイト毎に区切り、ブロック構
造へ変換する。上述の式で示されるように、1ブロック
のブロックヘッダの64バイトを除くエリアに2,36
8バイトのセクタが7個含まれる。
【0065】同一データ長のブロックヘッダを有するよ
うにした、この発明の第5の実施例を図18に示す。こ
の発明の第5の実施例では、1セクタの2,048バイ
トのユーザデータに対して、セクタシンク、ヘッダ、エ
ラー検出符号EDC等の10バイトが付加される。従っ
て、1セクタの長さが2,058バイトである。一方、
1セクタの2,352バイトのユーザデータに対して、
セクタシンク、ヘッダ、エラー検出符号EDC等が付加
されない。従って、1セクタの長さが2,352バイト
である。
【0066】セクタシンクおよびヘッダを付加したもの
をセクタサイズとして考えると、A´=2,058、B
´=2,352であるから、n=16、m=14と選定
し、さらに、それぞれに対して同一ビット長、例えば9
6バイトのブロックヘッダを付加すると、ブロックサイ
ズは、 96+2,058×16=33,024バイト 96+2,352×14=33,024バイト となり、共通の同一ブロックサイズ(32Kバイト)を
規定することができる。
【0067】この場合の1ブロックのデータ構造とし
て、図18に示すように、(172×192=33,0
24バイト)の2次元配列を規定する。エラー訂正符号
としては、縦方向(各列)の172バイトに対して、第
1のエラー訂正符号(C1符号と称する)の符号化を行
い、8バイトのC1パリティを生成し、横方向(各行)
の192バイトに対して、第2のエラー訂正符号(C2
符号と称する)の符号化を行い、16バイトのC2パリ
ティを付加する、積符号を採用できる。ブロックヘッダ
の96バイトは、例えばブロックの先頭に対して付加さ
れる。
【0068】2つの異なるサイズのセクタ(2,058
バイトおよび2,352バイト)を上述した実施例と同
様に、同一サイズのブロックに統合する。この場合に
は、上述の式で示されるように、1ブロックのブロック
ヘッダの96バイトを除くエリアに2,058バイトの
セクタが16個含まれる。2,352バイトの場合は、
上述の式で示されるように、1ブロックのブロックヘッ
ダの96バイトを除くエリアに2,352バイトのセク
タが14個含まれる。
【0069】なお、上述したブロックサイズの16K、
24K、32Kバイトは、一例であって、アプリケーシ
ョン等を考慮して、他のブロックサイズを採用しても良
いことは勿論である。また、この発明は、ディスク状記
録媒体に限らず、大容量の半導体メモリをデータ記録媒
体として使用する場合に対しても適用することができ
る。
【0070】
【発明の効果】この発明は、異なるセクタサイズの二つ
のフォーマットを所定のサイズのブロックに統合するこ
とができるので、新たなディスク媒体と既存のディスク
媒体との間で、データの互換性を向上することができ
る。例えばCD−ROMのデータをDVD上に記録し、
また、再生する処理、ハードウエアを簡単化することが
できる。この発明は、二つの異なるフォーマットのディ
スクを記録/再生できるディスクドライブの実現、二つ
の異なるフォーマットのデータが記録されたハイブリッ
ドディスクの実現等を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録/再生回路の第1の実施例
のブロック図である。
【図2】図1中の記録処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図3】図1中の再生処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図4】記録処理回路におけるエラー訂正符号化の処理
の一例を示すブロック図である。
【図5】再生処理回路におけるエラー訂正符号の復号化
の処理の一例を示すブロック図である。
【図6】この発明の第1の実施例におけるセクタの二つ
のデータ構造の一例を示す略線図である。
【図7】この発明の第1の実施例におけるブロックのデ
ータ構造を示す略線図である。
【図8】この発明の第1の実施例におけるセクタとブロ
ックの関係を示す略線図である。
【図9】この発明の第1の実施例におけるセクタのデー
タ構造の他の例を示す略線図である。
【図10】従来のCDのデータ構造を説明するための略
線図である。
【図11】従来のCD−ROMのデータ構造を説明する
ための略線図である。
【図12】従来のCD−Iのデータ構造を説明するため
の略線図である。
【図13】この発明の第2の実施例におけるブロックの
データ構造を示す略線図である。
【図14】この発明の第2の実施例におけるセクタの二
つのデータ構造の一例を示す略線図である。
【図15】この発明の第3の実施例におけるブロックの
データ構造を示す略線図である。
【図16】この発明の第3の実施例におけるセクタの二
つのデータ構造の一例を示す略線図である。
【図17】この発明の第4の実施例におけるブロックの
データ構造を示す略線図である。
【図18】この発明の第5の実施例におけるブロックの
データ構造を示す略線図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 CD−ROMドライブ 3 高密度光ディスク 4 インターフェース 5a,5b フォーマット化回路 7 ブロック化回路 8 記録処理回路 23 再生処理回路 24 ブロック分解回路 25a、25b フォーマット分解回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録媒体に対してディジタルデー
    タを記録するようにしたデータ記録装置において、 少なくとも2つのセクタサイズが整数比でないディジタ
    ルデータを受け取る入力手段と、 上記第1のセクタサイズをA、第2のセクタサイズをB
    とした時に、nAとmB(n、mは2以上の整数でn≠
    m)を所定のサイズのブロックに入れ、ブロック構造の
    データを形成するための手段と、 上記ブロック構造のデータに対して、エラー訂正符号化
    およびディジタル変調を行なうための記録処理手段と、 上記記録処理手段からの記録データを上記データ記録媒
    体に記録するための記録手段とからなることを特徴とす
    るデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 第1のセクタサイズAおよび第2のセク
    タサイズBが整数比でなく、nAとmB(n、mは2以
    上の整数でn≠m)が入るサイズのブロック構造のディ
    ジタルデータが記録されたデータ記録媒体を再生するデ
    ータ再生装置において、 上記ディジタルデータを再生するための手段と、 上記ブロック構造のデータに対して、ディジタル復調お
    よびエラー訂正するための再生処理手段と、 上記再生処理手段からのブロック構造のデータをセクタ
    に分解し、セクタ構造のデータを出力するための手段
    と、 上記セクタ構造のデータを送出する手段とからなるデー
    タ再生装置。
  3. 【請求項3】 記録可能なデータ記録媒体に対してディ
    ジタルデータを記録するようにしたデータ記録方法にお
    いて、 少なくとも2つのセクタサイズが整数比でないディジタ
    ルデータを受け取るステップと、 上記第1のセクタサイズをA、第2のセクタサイズをB
    とした時に、nAとmB(n、mは2以上の整数でn≠
    m)を所定のサイズのブロックに入れ、ブロック構造の
    データを形成するステップと、 上記ブロック構造のデータに対して、エラー訂正符号化
    およびディジタル変調を行なうための記録処理のステッ
    プと、 上記記録処理で得られた記録データを上記データ記録媒
    体に記録するステップとからなることを特徴とするデー
    タ記録装置。
  4. 【請求項4】 第1のセクタサイズAおよび第2のセク
    タサイズBが整数比でなく、nAとmB(n、mは2以
    上の整数でn≠m)が入るサイズのブロック構造のディ
    ジタルデータが記録されたデータ記録媒体を再生するデ
    ータ再生方法において、 上記ディジタルデータを再生するステップと、 上記ブロック構造のデータに対して、ディジタル復調お
    よびエラー訂正するための再生処理のステップと、 上記再生処理で得られたブロック構造のデータをセクタ
    に分解し、セクタ構造のデータを出力するステップと、 上記セクタ構造のデータを送出するステップとからなる
    データ再生方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つの整数比でない、第1の
    セクタサイズをA、第2のセクタサイズをBとした時
    に、nAとmB(n、mは2以上の整数でn≠m)が入
    るブロック構造のディジタルデータが記録されたことを
    特徴とするデータ記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 A、Bに対してヘッダ等の付加情報がそれぞれ付加され
    たサイズをA´、B´とする時に、nA´≒mB´とな
    ることを特徴とするデータ記録/再生装置、および方
    法、並びにデータ記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 (n>m)であって、n、mが互いに素の関係にあるこ
    とを特徴とするデータ記録/再生装置、および方法、並
    びにデータ記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 (n>m)であって、n=m+2の関係にあることを特
    徴とするデータ記録/再生装置、および方法、並びにデ
    ータ記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、または請求項5において、 (n>m)であって、nが2の巾乗であることを特徴と
    するデータ記録/再生装置、および方法、並びにデータ
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 セクタサイズAまたはBがCDフォーマットに準ずるセ
    クタサイズであることを特徴とするデータ記録/再生装
    置、および方法、並びにデータ記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 セクタサイズAまたはBが2,048バイト、2,33
    6バイト、2,340バイト、2,352バイト、2,
    364バイト、2,448バイト、2,450バイトの
    内の2つであることを特徴とするデータ記録/再生装
    置、および方法、並びにデータ記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、または請求項5において、 セクタサイズAまたはBが128バイトの整数倍のセク
    タサイズであることを特徴とするデータ記録/再生装
    置、および方法、並びにデータ記録媒体。
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