JPH0963062A - 光学系調整装置 - Google Patents

光学系調整装置

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JPH0963062A
JPH0963062A JP21577895A JP21577895A JPH0963062A JP H0963062 A JPH0963062 A JP H0963062A JP 21577895 A JP21577895 A JP 21577895A JP 21577895 A JP21577895 A JP 21577895A JP H0963062 A JPH0963062 A JP H0963062A
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JP
Japan
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spherical surface
objective lens
optical system
holding
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JP21577895A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの傾き調整を容易に行いまた調整
後の安定性にすぐれた光学系調整装置の小型化を図るこ
と。 【解決手段】 対物レンズ(1)を保持する保持部材
(5)と保持部材を固定するベース(6)とによって傾
き調整する光学系調整装置における両者の当接部位の少
なくとも2点が描く軌跡が異なる半径となるように構成
し、光学系調整装置の幅や高さを小さくして装置全体の
小型化を図るようにしたもの。また、保持部材(5)と
ベース(6)との当接部位のうち第2の当接部は第1の
当接部に対して対物レンズ(1)の近くに位置するよう
に構成し、光学系調整装置の幅や高さを小さくでき装置
全体の小型化を図る他、保持部材(5)またはベース
(6)に作用する対物レンズ(1)の質量による変形を
少なくし共振による記録及び/又は再生時の影響を小さ
くしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、光磁気ディスク、光カード等の光学的記録
及び/又は再生装置に用いる光ピックアップの対物レン
ズ、ミラー、レーザ光源等の光学素子を調整する光学系
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ等を光学的記録及び/又
は再生装置に組み付ける場合、光軸の調整が必要とされ
光学素子の傾き調整が行われる。この場合の光学素子の
傾き調整方法には種々の方法がある。例えば、特開昭5
9−223954号公報には、図6に示すような装置が
開示されている。この装置は、対物レンズ50を保持す
る対物レンズ駆動装置51の光学ブロック52との当接
面51aを半径Rの球面に形成し、光学ブロック52の
対応する箇所を当接面51aに適合する凹面52aに形
成し、当接面51aと凹面52aとを摺動させながら光
学ブロック52に対する対物レンズ50の傾き調整をす
るようにしたものである(従来例1)。
【0003】また、特開平6−44574号公報には、
図7に示すような装置が開示されている。この装置は、
被支持部材53がサスペンション54を介して対物レン
ズ55を保持している。さらに、被支持部材53は基台
56に設けられたサスペンション支持部57に半径Rの
円弧状に形成された円筒面を介して当接しており、サス
ペンション支持部57に対して被支持部材53がZ方向
に摺動又はY軸回りに回転摺動できるようになってい
る。そこで、対物レンズ55を基台56に対して傾き調
整することができる(従来例2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固定部材に
対して光学素子を保持する保持部材の傾き調整をする場
合、両者の当接箇所は当接面積が広い方が調整しやすい
し、また調整後に接着等して固定した場合の安定性がよ
い。なお、この場合の当接面積が広いとは、当接面積の
合計を指すのではなく、複数の当接箇所を結んで形成さ
れる仮想形内の面積が広いことを指している。
【0005】この点、従来例1において当接面を広くす
るには、半径Rを大きくする必要がある。ところが、半
径Rを大きくすると光学的記録及び/又は再生装置の高
さ方向(Z方向)が大きくならざるを得ないという問題
がある
【0006】一方、従来例2に示すように当接面を光学
素子の横方向(Y方向)に位置させるように構成する
と、高さ方向の寸法は小さくなるが当接面は小さくなっ
てしまうという問題がある。そこで、図8に示すように
対物レンズ55と対称な位置(2点鎖線の位置)に別の
サスペンション支持部57′を設けて当接面を広くして
もよい。しかし、この方法では光学的記録及び/又は再
生装置の構成が複雑化するとともに、大型化を招くとい
う問題が生じる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決すべく提案さ
れるもので、光学素子の傾き調整を容易に行い、また調
整後の安定性にすぐれた光学系調整装置の小型化を図る
ことを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 1.少なくとも光学素子を保持する保持部材と、この保
持部材を固定する固定部材とを有し、前記保持部材は前
記固定部材に対して複数の部位で当接するとともに摺動
することにより、前記固定部材に対して傾き調整するこ
とができるようにされている光学系調整装置において、
前記保持部材を傾き調整する際に前記保持部材と前記固
定部材との複数の当接部位のうち少なくとも2点の描く
軌跡が異なる半径となるように当接部位を構成した。
【0009】2.少なくとも光学素子を保持するホルダ
ーと、一端を前記ホルダーに他端を保持部材に固定され
前記光学素子を移動可能に支持する支持部材と、前記保
持部材を固定する固定部材とを有し、前記保持部材は第
1の当接部と第2の当接部の少なくとも2箇所で前記固
定部材に当接し異なる半径で摺動することにより前記固
定部材に対して傾き調整される光学系調整装置におい
て、前記第1の当接部は前記支持部材と前記保持部材と
の固定箇所近傍に、前記第2の当接部は前記第1の当接
部に対して前記光学素子の近くに位置するように構成し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明していく。図1(斜視図)、図2
(分解斜視図)は、本発明の第1の実施の形態を示した
もので、光ディスクの光学的記録及び/又は再生装置に
用いる光ピックアップのフォーカスアクチュエータへの
適用例を示したものである。
【0011】対物レンズ(光学素子)1はホルダー2の
上面に固着され、ホルダー2のY方向両側にはロの字状
に巻回されたフォーカスコイル3が固着されている。ス
テンレス製の薄板で形成されたフォーカスバネ(支持部
材)4は、一端をホルダー2のX(−)方向に形成され
た固定部2aに、他端をホルダー2のX(−)方向に配
設された保持部材5の固定部5a固着されている。保持
部材5、ホルダー2、ベース6は、PPS、LCP、P
EI等のプラスチックを型で成形することにより、後述
するような異なった半径の球面を高精度かつ容易に形成
できよう。
【0012】次に、異なった半径の球面の形成について
であるが、保持部材5のX(−)側側面に対物レンズ1
のノーダルポイントN.Pを中心に有する半径R1の凸
状球面5bを形成、またベース(固定部材)6のX
(−)側の壁6aにも前記N.Pを中心に有する半径R
1の凹状球面6bを形成し、凸状球面5bと凹状球面6
bを当接させるようにしている(第1の当接部)。
【0013】また、保持部材5には凸状球面5bからX
(+)方向に突出した延在部5cが形成され、この延在
部5cは前記した2枚のフォーカスバネ4のZ方向間に
位置する。延在部5cの先端からY方向両側に突出部5
dが形成され、この突出部5dの先端からZ(−)方向
に先端が対物レンズのノーダルポイントN.Pを中心と
する半径R2の凸状球面5eを有する突起部5fが形成
されている。この場合、R1>R2≒R1/2のごとく
R2はR1より小さく形成されている。そして、ベース
6にも前記N.Pを中心に有する半径R2の凹状球面6
cが形成され、前記凸状球面5eと当接するようになっ
ている(第2の当接部)。
【0014】次に、ベース6の対物レンズ1の直下には
ミラー7が配設され、ミラー7のY方向両側にはマグネ
ット8がバックヨーク9を背面に固着した状態で配設固
定されている。マグネット8は、Z方向に2極着磁され
ており、各磁極面はフォーカスコイル3のX方向に平行
な2辺とわずかな間隙を保持した状態で向き合ってい
る。
【0015】2つのバックヨーク9のZ(+)側の面に
は、バネ用ステンレスの薄板をプレス加工して形成した
カバー10のY方向両端が固定されている。このカバー
10は、ホルダー2とZ方向に0.5mm程度の間隙を
保つように脚部10aを介して配設されており、ホルダ
ー2がZ(+)方向(フォーカス方向)に移動した時の
ストッパとして作用する。また、カバー10のX(−)
側2箇所にバネ部10bが形成され、バネ部10bの先
端は保持部材5の突出部5dの角部に当接し矢印F方向
に押し、凸状球面5bを凹状球面6bに、凸状球面5e
を凹状球面6cに押しつけるようになっている。
【0016】以上のように構成されている光ピックアッ
プのフォーカスアクチュエータは、フォーカスコイル3
に電流を流すとフォーカスコイル3のX方向に平行な2
辺がマグネット8の上下の磁極から磁界を受け、Z方向
の力が発生し対物レンズ1をZ方向に駆動させる。この
時、対物レンズ1をZ方向に移動可能に支持する2枚の
平行なフォーカスバネ4が光学素子の支持部材となって
撓む。そして、図示していないX(+)方向の光源から
の光がミラー7の表面で反射し、対物レンズ1に入射し
図示していない光ディスク上に光スポットを適正に結ば
せる。
【0017】次に、ベース6に対する保持部材5の傾き
調整について説明する。図1に示すように保持部材5の
凸状球面5b近傍のY方向両側面を調整治具の2本のピ
ン11でクランプする。なお、ピン11は同時に動作す
るように構成されている。この状態でピン11をX軸回
りに回転させると、保持部材5はノーダルポイントN.
Pを中心にX軸回りに回転する。すると凹状球面6bに
対して保持部材5の凸状球面5bは半径R1の球面上を
移動し、同時に2箇所の凹状球面6cに対して凸状球面
5eは半径R2上を移動する。こうして、対物レンズ1
はX軸回りの傾きを調整される。
【0018】また、ピン11をZ方向に移動させると、
保持部材5はノーダルポイントN.Pを中心にY軸回り
に回転する。そして、対物レンズ1はY軸回りの傾きを
調整される。このようにして、対物レンズ1のX軸回り
の傾き調整と、Y軸回りの傾き調整が終わった後、凸状
球面5bと凹状球面6b(1箇所)、凸状球面5eと凹
状球面6c(2箇所)の計3箇所に接着剤を注入し、保
持部材5をベース6に固定する。
【0019】したがって、保持部材5は3つの凸状球面
5b,5e,5eでベース6に当接して固定、つまり3
つの球面5b,5e,5eで形成されるあたかも大きな
仮想三角形の枠内で当接し固定されるようになる。その
ため、凸状球面5bのみで傾き調整する時に、凸状球面
5bと凹状球面6bとが離れてしまうという事態を回避
できる。さらに、保持部材5のベース6への固定も確実
に行うことができ、凸状球面5bに対して対物レンズ1
が固定後にZ方向又はY方向に移動するということを防
止し、信頼性の高いフォーカスアクチュエータとするこ
とができる。
【0020】また、ベース6の壁6aは保持部材5やホ
ルダー2等の質量を受けるため、Z(−)側を支点にし
てZ(+)側が振れる共振が発生しやすい。ところが、
壁6aから離れた振れの振幅の大きな部位に位置する凸
状球面5eと凹状球面6cとが接着固定されているた
め、共振モードにおける剛性が向上し共振周波数を高く
することができる。また、保持部材5をベース6に当て
つけるバネ10bをフォーカスアクュエータのフォーカ
ス方向のストッパでもあるカバー10と一体に形成して
あるので、部品点数が減少し部品コスト、組み立てコス
トの低減化を図れる。
【0021】以上のように、対物レンズ1の傾き調整を
容易に行うことができ、また調整後の安定性に優れた第
1の実施の形態では、対物レンズ1に近い凸状球面5e
と凹状球面6cの半径R2を凸状球面5bと凹状球面6
bの半径R1より小さく構成してある。したがって、光
学系調整装置ひいてはフォーカスアクュエータの外形を
小さく構成できる。つまり、仮に凸状球面5eと凹状球
面6cの半径R2を凸状球面5bと凹状球面6bの半径
R1と等しくすると、凸状球面5eと凹状球面6cの形
成位置は本第1の実施の形態に比較してY方向外側又は
Z(−)方向に大きくずれた位置となって、光学系調整
装置ひいてはフォーカスアクュエータの外形はY方向、
Z方向に大きくなってしまうからである。また、当接部
位の半径を異なるように構成したことにより、当接部位
の配設位置の自由度が大きい光学系調整装置とすること
ができる。
【0022】第1の実施の形態の構成、効果は以上の通
りであるが、以下のように変更、変形してもよい。例え
ば、Y方向両側2か所に同一に形成してある凸状球面5
eと凹状球面6cの半径Rを異なった半径Rとし、3か
所の半径Rを別々に構成してもよい。また、複数の当接
部位の一部またはすべては、点接触でもよい。つまり、
例えば、凸状球面5eは半径R2の凹状球面6cに内接
するR2/5程度の小球面としてもよい。このように構
成すると、凸状球面5eは凹状球面6cに点接触し内接
して移動するので、接点の動きは半径R2の球面上の動
きとなる。
【0023】図3(分解斜視図)、図4(断面図)は、
本発明の第2の実施の形態を示したもので第1の実施の
形態と対応する箇所には同一符号を付した。第2の実施
の形態では、フォーカスバネ4の中央部に開口4aを形
成している。また、保持部材5に形成される凸状球面5
eはY方向中央部に1箇所のみであり、この凸状球面5
eはZ(−)方向側のフォーカスバネ4の開口4aを通
り、ベース6の凹状球面6cに当接するようになってい
る。
【0024】また、凹状球面6bの半径R1に対し凹状
球面6cの半径R2は、略1/2に形成してある また、カバー10は中央に開口が形成されその開口内に
突出するように舌状のバネ部10cが設けられている。
そして、カバー10のX(−)方向一端を壁6aの上面
に、他端をバックヨーク9上に固定し、前記バネ部10
cのX(+)方向先端部で延在部5cをF方向に押しつ
けている(図4)。こうして、バネ部10cにより凸状
球面5bは凹状球面6bに押しつけられ、凸状球面5e
は凹状球面6cに押しつけられることになるが、バネ部
10cの先端はフォーカスバネ4の開口4a中に位置す
るようになっている。他の構成および対物レンズ1の傾
き調整の方法については、ほぼ第1の実施の形態と同様
である。
【0025】以上のように対物レンズ1の傾き調整を容
易に行い、また調整後の安定性に優れた第2の実施の形
態では、第1の実施の形態と同様に対物レンズ1に近い
凸状球面5eと凹状球面6cの半径R2を凸状球面5b
と凹状球面6bの半径R1より小さく構成してある。し
たがって、光学系調整装置ひいてはフォーカスアクチュ
エータの外形を小さく構成できる。また、ベース6に対
する保持部材5の当接部位が、支持部材であるフォーカ
スバネ4の略延在方向で対物レンズ1の手前に位置して
いるので、フォーカスバネ4のY方向外側さらに対物レ
ンズ1よりX(+)方向側に傾き調整機構が大きくなら
ない。また、カバー10のバネ部10cはフォーカスバ
ネ4の開口4a中に位置しているので、傾き調整機構は
Z方向に大きくならない。
【0026】図5(断面図)は、本発明の第3の実施の
形態を示したものである。本実施例では、凸状球面5e
と凹状球面6cを対物レンズ1を挟んで凸状球面5bと
凹状球面6bのX方向反対側に形成してある。また、対
物レンズ1への光ビームの入射は、ベース6のZ(−)
側から行わせるようにしている。他の構成および対物レ
ンズ1の傾き調整の方法については、略第1の実施の形
態と同様である。
【0027】以上のように対物レンズ1の傾き調整を容
易に行い、また調整後の安定性に優れた第3の実施の形
態では、前記各実施例と同様に対物レンズ1のX(+)
側に形成された凸状球面5eと凹状球面6cの半径R2
を凸状球面5bと凹状球面6bの半径R1より小さく構
成してある。したがって、凸状球面5eと凹状球面6c
の半径をR1と大きくした場合(図5の2点鎖線)に比
べて光学系調整装置ひいてはフォーカスアクチュエータ
の外形を小さく構成できる。また、凹状球面6bと凹状
球面6cの間を長く構成したので、保持部材5をベース
6に固定した場合の安定性を向上させることができる。
【0028】また、上述した各実施の形態はフォーカス
アクュエータに適用しているが、図7に示したようなフ
ォーカス方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に
構成された2軸アクチュエータに適用してもよい。ま
た、調整する光学素子は対物レンズに限らず、ミラーや
レーザ等の光学素子でもよく、光学素子は支持部材を介
さずに保持部材に完全に固定されているもの或いは保持
部材と一体のものであってもよい。また、各球面はN.
Pを通るY軸と平行な軸を中心とする円筒面とし、Y軸
回りのみの一方向だけの傾き調整機構としてもよい。ま
た、球面の中心がN.Pであれば、傾き調整時に光スポ
ットが移動しないが、必ずしも球面の中心がN.Pと一
致していなければならないことはない。
【0029】以上の実施の形態に記載された内容は以下
の発明として捉えることもできる。 1.少なくとも光学素子を保持するホルダーと、一端を
前記ホルダーに他端を保持部材に固定され前記光学素子
を移動可能に支持する支持部材と、前記保持部材を固定
する固定部材とを有し、前記保持部材は前記固定部材に
対して複数の部位で当接するとともに摺動することによ
り、前記固定部材に対して傾き調整することができるよ
うにされている光学系調整装置において、前記保持部材
を傾き調整する際に前記保持部材と前記固定部材との複
数の当接部位のうち少なくとも2つの当接部位の描く軌
跡が異なる半径の円弧となるように当接部位を構成した
ことを特徴とする光学系調整装置。前記第1項によれ
ば、保持部材と固定部材との当接部位の少なくとも2つ
の当接部位が描く軌跡が異なる半径の円弧となるように
構成してるので、(1)複数の当接部位の半径をすべて
等しくした場合に比較して光学系調整装置の幅や高さを
小さくでき、装置全体の小型化を図れる。あるいは
(2)光学系調整装置をさほど大きくすることなく、当
接部位の数を増加させることができ(即ち、当接面積を
広げることができ)、共振周波数を十分に高くすること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。請求項1によれば、保持部材と固定
部材との当接部位の少なくとも2点が描く軌跡が異なる
半径となるように構成しているので、半径を等しくした
場合に比較して光学系調整装置の幅や高さを小さくで
き、装置全体の小型化を図れる。
【0031】請求項2によれば、保持部材と固定部材と
の当接部位のうち第2の当接部は第1の当接部に対して
光学素子の近くに位置するように構成しているので、光
学系調整装置の幅や高さを小さくでき装置全体の小型化
を図れる他、保持部材または固定部材に作用する光学素
子の質量による変形を少なくし共振による記録及び/又
は再生時の影響を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学系調整装
置を組み込んだフォーカスアクチュエータの斜視図であ
る。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る光学系調整装
置を組み込んだフォーカスアクチュエータの分解斜視図
である。
【図4】同断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る光学系調整装
置を組み込んだフォーカスアクチュエータの断面図であ
る。
【図6】従来例に係る装置の断面図である。
【図7】他の従来例に係る装置の斜視図である。
【図8】他の従来例に係る装置の断面図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 ホルダー 3 フォーカスコイル 4 フォーカスバネ 5 保持部材 5b 凸状球面 5c 延在部 5d 突出部 5e 凸状球面 5f 突起部 6 ベース 6a 壁 6b 凹状球面 7 ミラー 8 マグネット 9 バックヨーク 10 カバー 10a 脚部 10b バネ部 11 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光学素子を保持する保持部材
    と、この保持部材を固定する固定部材とを有し、前記保
    持部材は前記固定部材に対して複数の部位で当接すると
    ともに摺動することにより、前記固定部材に対して傾き
    調整することができるようにされている光学系調整装置
    において、 前記保持部材を傾き調整する際に前記保持部材と前記固
    定部材との複数の当接部位のうち少なくとも2点の描く
    軌跡が異なる半径となるように当接部位を構成したこと
    を特徴とする光学系調整装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも光学素子を保持するホルダー
    と、一端を前記ホルダーに他端を保持部材に固定され前
    記光学素子を移動可能に支持する支持部材と、前記保持
    部材を固定する固定部材とを有し、前記保持部材は第1
    の当接部と第2の当接部の少なくとも2箇所で前記固定
    部材に当接し異なる半径で摺動することにより前記固定
    部材に対して傾き調整される光学系調整装置において、 前記第1の当接部は前記支持部材と前記保持部材との固
    定箇所近傍に、前記第2の当接部は前記第1の当接部に
    対して前記光学素子の近くに位置するように構成したこ
    とを特徴とする光学系調整装置。
JP21577895A 1995-08-24 1995-08-24 光学系調整装置 Pending JPH0963062A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001406A1 (en) * 1999-06-24 2001-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical scanning device comprising a lens system with adjustable inclination

Cited By (2)

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WO2001001406A1 (en) * 1999-06-24 2001-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical scanning device comprising a lens system with adjustable inclination
US6771573B1 (en) 1999-06-24 2004-08-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical scanning device comprising a lens system with adjustable inclination

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