JPH0962452A - ブロックアドレスの変換方法および回転型記憶サブシステムの制御方法 - Google Patents

ブロックアドレスの変換方法および回転型記憶サブシステムの制御方法

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JPH0962452A
JPH0962452A JP7220245A JP22024595A JPH0962452A JP H0962452 A JPH0962452 A JP H0962452A JP 7220245 A JP7220245 A JP 7220245A JP 22024595 A JP22024595 A JP 22024595A JP H0962452 A JPH0962452 A JP H0962452A
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敬一郎 平田
Naoya Takahashi
直也 高橋
Akira Kurano
昭 倉野
Akira Yamamoto
山本  彰
Atsushi Takayasu
厚志 高安
Minoru Yoshida
稔 吉田
Mikito Ogata
幹人 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物理ボリューム上に複数の論理ボリュームを
設定する場合のアクセス性能を向上させる。 【構成】 ホストコンピュータ10に接続され、サブシ
ステム制御装置21、ディスク制御装置22、磁気ディ
スクドライブ23からなるディスクサブシステム20に
おいて、磁気ディスクドライブ23に複数の論理ボリュ
ーム0〜2を設定するとき、論理ボリュームに含まれ論
理ブロックアドレスLBAで特定される複数のデータブ
ロックのうち、各論理ボリュームで同一の相対位置とな
るデータブロックが磁気ディスクドライブ23の媒体上
で近接した位置に配置されるように、媒体上の物理ブロ
ックアドレスPBAと、論理ブロックアドレスLBAの
相互変換を行うアドレス変換論理21aをサブシステム
制御装置21に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロックアドレスの変換
技術および回転型記憶サブシステムの制御技術に関し、
特に、磁気ディスク等の回転型記憶媒体を複数の論理ボ
リュームに分割して使用する回転型記憶サブシステムの
制御に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスクサブシステムにおい
ては、たとえば、日経BP社、1993年4月26日発
行、「日経エレクトロニクス4月26日号」P77〜P
103、等の文献にも記載されているように、小型で安
価な磁気ディスクをアレイ構成にして、高速・大容量・
高信頼性を実現するRAID(Redundant Array of Inex
pensive Disks)技術を採用して実用化する傾向がある。
【0003】この種の磁気ディスクサブシステム等で
は、磁気ディスクサブシステム全体を制御する制御装置
が磁気ディスク上の連続的なアドレスを論理ボリューム
の単位に分割し、複数の論理ボリューム構成を実現して
いる。
【0004】各論理ボリュームの同一相対位置には論理
ボリューム間で共通的な意味を持つ情報が格納されるの
が一般的であるが、磁気ディスクを論理ボリューム単位
に分割する際には、磁気ディスクのアドレス昇順に並ぶ
データブロックを論理ボリュームの容量で単純に分割す
るため、各論理ボリュームで同一相対位置となる情報
は、論理ボリューム容量分のデータブロック数分だけ離
れた位置に存在することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数の論理ボリューム
を構成するコンピュータシステムで、ディスクサブシス
テムの性能を評価するための代表的なベンチマークテス
トを実行させ、磁気ディスクに対する読み出し・書き込
み命令の状況を解析すると、磁気ディスクサブシステム
の各論理ボリュームで同一相対位置にある各情報(各論
理ボリュームで共通的な意味を持った情報等)を複数の
論理ボリュームに渡ってアクセスする場合が多いことが
解明できている。これは複数の論理ボリュームを構成す
るコンピュータシステムで一般的なジョブを実行させた
とき、磁気ディスクに対する読み出し・書き込み命令
は、一つの論理ボリュームをシーケンシャルにアクセス
するのではなく、複数の論理ボリュームに渡ってアクセ
スを行う傾向にあることに他ならない。
【0006】一方、1つの磁気ディスクを複数の論理ボ
リュームに分割して使用する従来の磁気ディスクサブシ
ステムでは、磁気ディスクのアドレス昇順に並ぶデータ
ブロックを論理ボリュームの容量で単純に分割する方法
を採用するのが一般的である。このため各論理ボリュー
ムの同一相対位置にある情報は磁気ディスク上の物理的
位置では離れて存在することになり、一般的なジョブを
実行すると、ヘッドの移動時間が長いためにジョブ性能
が悪いという問題があった。
【0007】本発明の目的は、物理ボリュームを複数の
論理ボリュームに分割し、個々の論理ボリュームを複数
の単位領域に分割して使用する記憶サブシステムにおけ
るアクセス性能を向上させることが可能なブロックアド
レスの変換技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、回転型記憶媒体を複
数の論理ボリュームに分割し、個々の論理ボリュームを
複数の単位領域に分割して使用する回転型記憶サブシス
テムにおけるアクセス性能を向上させることが可能な回
転型記憶サブシステムの制御技術を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、物理ボリュ
ーム上に設定される複数の論理ボリュームの各々をある
単位で分割し、各論理ボリュームで同一相対位置に存在
する各単位をグループ化して、物ボリューム上では隣接
した位置に配置されるようにブロックアドレスの配置変
換を行うものである。
【0010】本発明におけるブロックアドレスの配置変
換を回転型記憶サブシステムに適用する場合、以下に示
す2つの手段を提供する。
【0011】一つめの手段では、回転型記憶サブシステ
ム全体を制御するサブシステム制御装置が回転型記憶媒
体のブロックアドレスを意識し、各論理ボリュームで同
一な相対位置の情報を回転型記憶媒体の記録媒体上に隣
接した位置になるようにアドレス配置を変換してアクセ
スする。アドレス配置をどの様に変換するかのパラメー
タはホストの使用状況に応じてサブシステム制御装置が
システム運用開始前に予め決定するものとし、回転型記
憶媒体上に昇順に付加されたデータブロックのアドレス
はそのままとする。
【0012】サブシステム制御装置が、データの書き込
み・読み出しを行うとき、各論理ボリュームで同一の相
対位置となる情報が回転型記憶媒体上に隣接するように
回転型記憶媒体のデータブロックのアドレスを変換す
る。
【0013】二つ目の手段では、単体の回転型記憶媒体
制御装置がアドレス配置を変換する。サブシステム制御
装置はホストの使用状況に応じて、システム運用開始前
にアドレス変換のパラメータ値を決定する。
【0014】サブシステム制御装置は、単体の回転型記
憶媒体を制御する回転型記憶媒体制御装置に対して、論
理ボリュームの数(N;Number)と論理ボリュームの容
量(C;Capacity)と論理ボリュームを分割する単位の
大きさ(S;Size)をパラメータとして送出し、アドレ
スの配置変換指示を行う。
【0015】この手段も回転型記憶媒体上に昇順に付加
されたデータブロックのアドレスはそのままとする。パ
ラメータを受領した回転型記憶媒体制御装置には、各論
理ボリュームで同一の相対位置となる単位(S)を1つ
のグループにして回転型記憶媒体上に隣接して存在する
ようにブロックアドレスの配置を変換する論理を持たせ
る。
【0016】
【作用】これらの各手段により各論理ボリュームで同一
な相対位置にある情報を複数論理ボリューム分アクセス
する場合では、回転型記憶媒体上を移動して任意の領域
にアクセスするヘッドの物理的移動距離が短縮し、高速
にアクセスできるようになる。
【0017】各論理ボリュームの同一相対位置には、各
論理ボリュームで同じ意味を持った情報が記録されるの
が一般的であり、複数の論理ボリュームを更新する処理
においても各論理ボリュームで同一の相対位置に格納さ
れた情報を更新することが多い。各論理ボリュームで同
一の相対位置となる情報が回転型記憶媒体上に隣接する
ように回転型記憶媒体のデータブロックアドレスの配置
を変換する論理を組み込むことにより、複数の論理ボリ
ュームに渡って情報をアクセスする処理では、ヘッドの
物理的移動距離が短縮し、処理性能が向上するようにな
る。
【0018】これにより、各論理ボリュームで同一相対
位置に存在する各情報のアクセスを行う一般的なジョブ
性能を確実に向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0020】(実施例1)図1は、本発明の一実施例で
あるブロックアドレスの変換方法が実施される回転型記
憶サブシステムの構成の一例を示す概念図であり、図7
は、従来の回転型記憶サブシステムの構成の一例を示す
概念図である。本実施例では、回転型記憶サブシステム
の一例として、磁気ディスクを媒体とする磁気ディスク
サブシステムに適用する場合を説明する。
【0021】図1に於いて、10はホストコンピュー
タ、20はディスクサブシステム、21はディスクサブ
システム全体を制御するサブシステム制御装置、22は
単体ディスクを制御するディスク制御装置、23は磁気
ディスクドライブ、30はホストコンピュータとサブシ
ステム制御装置を接続するインタフェースケーブル、4
0はサブシステム制御装置とディスク制御装置を接続す
るインタフェースケーブル、50は制御装置とディスク
制御装置と磁気ディスクドライブを接続するインタフェ
ースケーブルである。また、24は変換パラメータのも
とでアドレスをどのように変換するかの一例を示すアド
レス遷移テーブルである。
【0022】本実施例の場合、一例として、磁気ディス
クドライブ23の物理的な記憶領域は、3個の論理ボリ
ューム0〜2に論理的に分割して管理され、個々の論理
ボリューム内は、さらに4個のゾーン0〜4に区分けさ
れ、各ゾーン内には、10個のデータブロックが割り当
てられている。従って、前記論理ボリュームでは150
個のデータブロックが存在する。
【0023】全論理ボリューム内の150個のデータブ
ロックには、個々のデータブロックを一意に識別するた
めの論理ブロックアドレスLBA(0〜149)が付与
されている。
【0024】一方、磁気ディスクドライブ23内の磁気
ディスク領域は論理ボリューム内のデータブロックと同
一のサイズの150個のデータブロックに区分けされて
おり、それぞれ、0〜149の物理ブロックアドレスP
BAが付与されている。この物理ブロックアドレスPB
Aは、記憶媒体である磁気ディスクに対する図示しない
ヘッドのシーク方向および磁気ディスクの回転方向に昇
順または降順に設定されており、物理ブロックアドレス
PBAが隣り合うデータブロック同士は、磁気ディスク
上の物理的な位置も隣り合っている。
【0025】本実施例の場合、サブシステム制御装置2
1には、アドレス変換論理21aが備えられており、図
1のアドレス遷移テーブル24に例示されるような変換
操作を行って、上位のホストコンピュータ10から発行
されるデータの入出力要求に応じて、配下のディスク制
御装置22に対してデータの入出力の指示を発行する。
【0026】まず、図7によって物理ボリュームを単純
に複数の論理ボリュームに分割する従来方式の欠点を示
す。なお、本実施例の構成と対応する部位には同一の符
号を付してある。
【0027】磁気ディスクドライブ23はデータブロッ
クという単位で記録面を等分割しており、各データブロ
ックにはアドレス昇順にデータブロックアドレスが付加
されている。サブシステム制御装置21はディスク制御
装置22に対し、データブロックアドレスを指定して、
データの読み出し・書き込みを行う。
【0028】今、磁気ディスクドライブ23の総データ
ブロック数を150ブロック、論理ボリュームのサイズ
を50ブロックとし、1つの磁気ディスクドライブを3
つの論理ボリュームに等分割することを仮定する。つま
り論理ボリューム0はデータブロックアドレス0〜4
9、論理ボリューム1はデータブロックアドレス50〜
99、論理ボリューム2はデータブロックアドレス10
0〜149にそれぞれ対応することになり、磁気ディス
クドライブ23のデータブロックアドレスと論理ボリュ
ームの関係はサブシステム制御装置21が意識すること
になる。
【0029】今、ホストコンピュータ10からのアクセ
ス要求として、各論理ボリュームの先頭にある1データ
ブロックをアクセスする場合を想定すると、サブシステ
ム制御装置21はディスク制御装置22に対し、データ
ブロックアドレス0、50、100のアクセス要求を行
うことになる。ディスク制御装置22は、指定された3
つのデータブロックをアクセスするためヘッドを移動さ
せることになるが、各論理ボリュームで相対的に同一位
置にある各データブロックは、実際の磁気ディスク上で
は、ほぼ各論理ボリュームを構成するデータブロック数
だけ互いに物理的に離れて存在するため、ヘッドの移動
距離、すなわちヘッドの移動所要時間が長くなり、アク
セス性能が劣化することは避けられない。
【0030】これに対して、本実施例では、以下のよう
にしてサブシステム制御装置21がアドレス配置を変換
することによって、上述の図7に例示されるような従来
技術の問題を解決する。
【0031】すなわち、サブシステム制御装置21は、
ホストコンピュータ10から受領した各論理ボリューム
0〜2に対する読み出し・書き込み要求のアドレスを実
際の磁気ディスクドライブ23のアドレスに変換する
が、このときブロックアドレスの配置変換を行う。ブロ
ックアドレスの配置変換をするための変換パラメータで
ある論理ボリュームの数(N)、論理ボリュームの容量
(C)、論理ボリュームを分割する単位の大きさ(S)
はサブシステム制御装置21が定義して持つ。
【0032】いま、ホストコンピュータ10からサブシ
ステム制御装置21に対し、以下に示す各論理ボリュー
ムの同一相対位置にある1データブロックのアクセス要
求が発生したと仮定する。
【0033】論理ボリューム0の相対No0の情報であ
るデータブロックアドレス0(論理ブロックアドレスL
BA=0) 論理ボリューム1の相対No0の情報であるデータブロ
ックアドレス50(論理ブロックアドレスLBA=5
0) 論理ボリューム2の相対No0の情報であるデータブロ
ックアドレス100(論理ブロックアドレスLBA=1
00) ホストコンピュータ10から受領したアクセス要求のア
ドレスをサブシステム制御装置21は前述の変換パラメ
ータを元に以下のようにアドレス変換を実施する。
【0034】データブロックアドレス0(LBA=
0) →変換→ ディスク上のデータブロックアドレス
0(物理ブロックアドレスPBA=0) データブロックアドレス50(LBA=50) →
変換→ ディスク上のデータブロックアドレス10(物
理ブロックアドレスPBA=10) データブロックアドレス100(LBA=100)
→変換→ ディスク上のデータブロックアドレス20
(物理ブロックアドレスPBA=20) この変換は、上述のN,C,Sの各変換パラメータに基
づいて次のような式(1)〜(3)で計算することがで
きる。すなわち、論理ボリュームNo(整数)をLV、
ゾーンNo(論理ボリューム内の相対No:整数)をZ
とすると、 LV = LBA/C … 余りα (1) Z = α/S … 余りβ (2) PBA= Z×S×N + S×LV + β (3) なる演算によって、論理ブロックアドレスLBAから対
応する物理ブロックアドレスPBAを一意に決定するこ
とができる。たとえば、LBA=100の場合、LV=
2、α=0、Z=0、β=0となり、PBA=0×10
×3+10×2+0=20となる。
【0035】これにより、個々の論理ボリューム0〜2
の各々の相対位置が同じで、LBA=0,LBA=5
0,LBA=100のように、論理ブロックアドレスが
ばらばらに離れている上記三つのアクセス要求は磁気デ
ィスクドライブ23では、PBA=0,PBA=10,
PBA=20のように、物理的に近接した位置に纏めて
配置されるので、近距離データブロックのアクセスとな
るため、アクセス時のヘッドの移動距離が短くなり、ア
クセス所要時間が短縮される結果、アクセス性能が向上
する。
【0036】(実施例2)図2は、本発明の他の実施例
であるブロックアドレスの変換方法が実施される回転型
記憶サブシステムの構成の一例を示す概念図であり、図
3および図4は、その作用の一例を示すフローチャート
である。
【0037】この実施例2の場合には、サブシステム制
御装置21の配下のディスク制御装置22がアドレス変
換論理22aを備えていてブロックアドレスの配置変換
を実行するところが、前記実施例1の場合と異なってい
る。
【0038】サブシステム制御装置21はディスク制御
装置22に対し、アドレスの変換パラメータを指示す
る。変換パラメータは論理ボリュームの数(N)、論理
ボリュームの容量(C)、論理ボリュームを分割する単
位の大きさ(S)である。この変換パラメータの指示
は、たとえば、サブシステム制御装置21とディスク制
御装置22がSCSI(Small Computer System Interf
ace )で接続されている場合、図3に例示されるよう
に、ドライブパラメータ設定コマンド等の手続きの一部
で実行することが可能である。
【0039】サブシステム制御装置21からの読み出し
・書き込み要求を受領したディスク制御装置22は、読
み出し・書き込み要求のデータブロックアドレスを変換
パラメータを元に、前述の式(1)〜(3)に基づく制
御論理によってブロックアドレスの配置変換を実施し、
磁気ディスクドライブ23をアクセスする。すなわち、
図4に例示されるように、ディスク制御装置22は、サ
ブシステム制御装置21からLBA指示によるREAD
/WRITE要求を受領すると(ステップ101)、後
述の方法でLBAをPBAに変換する操作を行い(ステ
ップ102)、さらに、PBAを磁気ディスクドライブ
23におけるシリンダアドレスCC、ヘッドアドレスH
H、セクタアドレスSS等のハードウェアアドレスに変
換し(ステップ103)、シリンダアドレスCCによっ
て示される目的のシリンダにヘッドを移動させるSEE
Kを起動し(ステップ104)、SEEK完了後、当該
シリンダ内のヘッドアドレスHHによって指示される目
的のトラックを選択し、さらに当該トラック内のセクタ
アドレスSSで示される領域にREAD/WRITE実
行する(ステップ106)、という動作を行う。
【0040】いま、前記ステップ101で、サブシステ
ム制御装置21からディスク制御装置22に対し、以下
に示す各論理ボリュームの同一相対位置にある1データ
ブロックのアクセス要求が発生したと仮定する。
【0041】論理ボリューム0の相対No4の情報であ
るデータブロックアドレス40(LBA=40) 論理ボリューム1の相対No4の情報であるデータブロ
ックアドレス90(LBA=90) 論理ボリューム2の相対No4の情報であるデータブロ
ックアドレス140(LBA=140) サブシステム制御装置21から受領したアクセス要求の
アドレスをディスク制御装置22は、ステップ102に
おいて、変換パラメータを元に以下のようにアドレス変
換を実施する。
【0042】データブロックアドレス40(LBA=
40) →変換→ ディスク上のデータブロックアド
レス120(PBA=120) データブロックアドレス90(LBA=90) →
変換→ ディスク上のデータブロックアドレス130
(PBA=130) データブロックアドレス140(LBA=140)
→変換→ ディスク上のデータブロックアドレス140
(PBA=140) たとえば、LBA=40の場合、LV=0、α=40、
Z=4、β=0となり、PBA=4×10×3+10×
0+0=120により、PBA=120に変換する。
【0043】物理ブロックアドレスPBAは、CC:H
H:SS等のハードウェアアドレスが連続するように昇
順または降順に割り当てられているため、物理ブロック
アドレスPBAが近いデータブロック群は、磁気ディス
ク上でも物理的に近い位置にあり、連続してこれらのデ
ータブロック群をアクセスする場合、ヘッドの物理的な
移動距離が短くて済む。このため、本実施例のように、
複数の論理ボリュームの同一相対位置にあり、論理ブロ
ックアドレスLBAが、40、90、140等のように
ばらばらなデータブロックを、120、130、140
のような隣接した物理ブロックアドレスPBAに変換す
ることにより、SEEKや回転待ち等のアクセス所要時
間が短縮され、アクセス性能が確実に向上する。
【0044】(実施例3)図5は、本発明のさらに他の
実施例である回転型記憶サブシステムの制御方法が実施
される回転型記憶サブシステムの構成の一例を示す概念
図である。
【0045】本実施例では、ホストコンピュータ210
と、ディスクアレイを構成する複数の磁気ディスクドラ
イブ230との間に、RAIDコントローラ220を介
在させた構成となっている。すなわち、RAIDコント
ローラ220は、ホストコンピュータ210との間で授
受されるデータを複数の磁気ディスクドライブ230に
分散して格納することにより、データの並列転送による
アクセス性能の向上や、データからのパリティデータの
生成および格納によるデータの信頼性向上を図るRAI
Dシステムを構成するとともに、論理ブロックアドレス
LBAから物理ブロックアドレスPBAへの変換による
アクセス性能の向上を図る動作を行うものである。
【0046】すなわち、個々の磁気ディスクドライブ2
30には、複数の論理ボリューム0〜3が設定されてお
り、RAIDコントローラ220は、各論理ボリューム
内で相対的に同じ位置に格納されるデータブロックが、
媒体である磁気ディスク内で物理的に近接した位置に配
置されるように、当該データブロックの論理ブロックア
ドレスLBAを物理ブロックアドレスPBAに変換する
動作を行う。変換のアルゴリズムは、前述の実施例1に
例示した技術を用いることができる。
【0047】この実施例3の場合には、ディスクアレイ
を構成する複数の磁気ディスクドライブ230に論理ボ
リュームを設定する場合におけるアクセス性能を向上さ
せ、ひいてはRAIDシステム全体の性能を向上させる
ことができる。
【0048】(実施例4)図6は、本発明のさらに他の
実施例である回転型記憶サブシステムの構成の一例を示
す概念図である。この実施例4の場合には、回転型記憶
媒体300に設定される複数の論理ボリューム0〜3の
各々に対応するように、当該回転型記憶媒体300に対
するデータの記録/再生を行う複数のヘッド301〜3
04を配置し、これらのヘッド301〜304を共通の
アクチュエータ305に支持させて、回転型記憶媒体3
00の径方向に同時に同一方向に変位させるようにした
ものである。
【0049】このような構成により、回転型記憶媒体3
00上に設定された複数の論理ボリューム0〜3の各々
において同一の相対位置に同時にアクセスすることが可
能となり、複数の論理ボリューム0〜3の各々の同一の
相対位置に同時にアクセスが発生するようなアクセス形
態をとる場合のアクセス性能を向上させることが可能と
なる。
【0050】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】たとえば、回転型記憶サブシステムとして
は、磁気ディスクを媒体とするものに限らず、光ディス
ク、光磁気ディスク等、アクセス時にヘッドのシーク動
作を伴う回転型記憶装置に広く適用することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明のブロックアドレスの変換方法に
よれば、物理ボリュームを複数の論理ボリュームに分割
し、個々の論理ボリュームを複数の単位領域に分割して
使用する記憶サブシステムにおけるアクセス性能を向上
させることができる、という効果が得られる。
【0053】また、本発明の回転型記憶サブシステムの
制御方法によれば、回転型記憶媒体を複数の論理ボリュ
ームに分割し、個々の論理ボリュームを複数の単位領域
に分割して使用する回転型記憶サブシステムにおけるア
クセス性能を向上させることができる、という効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるブロックアドレスの変
換方法が実施される回転型記憶サブシステムの構成の一
例を示す概念図である。
【図2】本発明の他の実施例であるブロックアドレスの
変換方法が実施される回転型記憶サブシステムの構成の
一例を示す概念図である。
【図3】本発明の他の実施例であるブロックアドレスの
変換方法が実施される回転型記憶サブシステムの作用の
一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例であるブロックアドレスの
変換方法が実施される回転型記憶サブシステムの作用の
一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明のさらに他の実施例である回転型記憶サ
ブシステムの制御方法が実施される回転型記憶サブシス
テムの構成の一例を示す概念図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例である回転型記憶サ
ブシステムの構成の一例を示す概念図である。
【図7】従来の回転型記憶サブシステムの構成の一例を
示す概念図である。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ、20…ディスクサブシステ
ム、21…サブシステム制御装置、21a…アドレス変
換論理、22…ディスク制御装置、22a…アドレス変
換論理、23…磁気ディスクドライブ、24…アドレス
遷移テーブル、30,40,50…インタフェースケー
ブル、210…ホストコンピュータ、220…RAID
コントローラ、230…磁気ディスクドライブ、300
…回転型記憶媒体、301〜304…ヘッド、305…
アクチュエータ、LBA…論理ブロックアドレス、PB
A…物理ブロックアドレス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 直也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 倉野 昭 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 山本 彰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 高安 厚志 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 吉田 稔 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 尾形 幹人 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理ボリュームを複数の論理ボリューム
    に分割して使用する時、各々の前記論理ボリュームにお
    ける同一相対位置の単位領域が前記物理ボリューム上で
    近接して配置されるように、前記単位領域に属するデー
    タブロックの前記論理ボリュームにおける格納位置を示
    す論理ブロックアドレスと前記物理ボリュームにおける
    格納位置を示す物理ブロックアドレスの変換を行うこと
    を特徴とするブロックアドレスの変換方法。
  2. 【請求項2】 回転型記憶媒体を複数の論理ボリューム
    に分割して制御する回転型記憶サブシステムの制御方法
    であって、前記論理ボリュームを所望の長さの単位領域
    に分割し、各論理ボリュームで同一の相対位置となる前
    記単位領域が回転型記憶媒体上に近接して存在するよう
    に前記単位領域に属するデータブロックのアドレスの配
    置変換を実行することを特徴とする回転型記憶サブシス
    テムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の回転型記憶サブシステム
    の制御方法において、前記回転型記憶サブシステムは、
    前記回転型記憶媒体を含む回転型記憶装置に備えられた
    第1の制御装置と、複数の前記回転型記憶装置と上位装
    置との間に介在し、個々の前記回転型記憶装置と前記上
    位装置との間における情報の授受を制御する第2の制御
    装置とを含み、 前記第2の制御装置において、前記アドレスの配置変換
    を実行する第1の方法、 前記第2の制御装置から前記第1の制御装置に対して、
    前記アドレスの配置変換の実行の有無、前記論理ボリュ
    ームの数、個々の前記論理ボリュームの容量、前記論理
    ボリュームを分割する前記単位領域の大きさからなる変
    換パラメータを与え、前記第1の制御装置において、前
    記アドレスの配置変換を行わせる第2の方法、のいずれ
    かを実行することを特徴とする回転型記憶サブシステム
    の制御方法。
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