JPH0962351A - 無人走行車の制御方法 - Google Patents

無人走行車の制御方法

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Publication number
JPH0962351A
JPH0962351A JP7242475A JP24247595A JPH0962351A JP H0962351 A JPH0962351 A JP H0962351A JP 7242475 A JP7242475 A JP 7242475A JP 24247595 A JP24247595 A JP 24247595A JP H0962351 A JPH0962351 A JP H0962351A
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JP
Japan
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wall surface
front wall
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JP7242475A
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English (en)
Inventor
Izumi Yamamoto
泉 山本
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建物の通路を走行する無人走行車において、
適切な走行を可能とし、走行の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 車体21の前方の被検知体を検知する一
方、車体を走行制御する無人走行車の制御方法におい
て、超音波センサ部10の複数の超音波センサのうち車
体の正面に左右対称に配置した超音波センサ10a,1
0bにより前方の被検知体を検知する。この検知信号に
より副制御部は検知距離内の被検知体5を測定し、この
測定データを主制御部は左右の超音波センサによる測定
データにより被検知体を検知したときには同被検知体を
前方壁面と判断し、その左右の超音波センサの一方のみ
によって被検知体を検知したときには同被検知体を障害
物と判断する。被検知体を検知すると、車体を減速して
停止するが、この停止後被検知体の確認を行い、前方壁
面と判断したときには車体を予め設定されている右折ま
たは左折もしくは反転し、障害物と判断したときには前
記車体を回避動作とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建物の床
面を掃除する無人走行車の走行制御技術に係り、特に詳
しくは障害物や壁面の形状等にかかわらず適切な走行を
可能とし、走行の信頼性の向上を図る無人走行車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の無人走行車は、車体の周囲を監
視しながら走行するために、周囲を検知する複数の検知
手段(例えば超音波センサ)を備えており、同複数の超
音波センサによって検出した周囲の状況に基づいて自動
的に走行する。
【0003】図12に示すように、車体1の前面、左右
側面および底面に取り付けた超音波センサ2,3,4に
より、前方、左右方向の距離および床面との距離を測
定、監視して同車体1を無人で走行させる。
【0004】この場合、車体1の前面に取り付けた超音
波センサ2により前方の壁面を検知し、前方の壁面まで
の距離が所定値になると、予め設定されている右折また
は左折もしくは反転(180度反転)等の動作を行う。
【0005】このように、前方の壁面を検知し、予め設
定されている右折または左折もしくは180度反転動作
を行うことにより、予め設定した通路等を当該無人走行
車を人手なしに走行させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記無人走行
車の走行制御において、例えば図13に示すように、消
火器5が通路の側に配置されている場合が多いため、超
音波センサ(障害物の検知センサ)2がその消火器5を
検知して予め設定されている右折または左折もしくは1
80度反転等の動作を行う、つまり誤った動作を行い、
ひいては走行制御の信頼性が損なわれるという問題点が
あった。すなわち、図13の破線に示すように、超音波
センサ2の指向性が広いからである。
【0007】また、上述の消火器5だけなく、通路の壁
面の形状によっても、上述同様の問題点が生じる。例え
ば、図13の破線に示すように、側壁面の凸部6を前方
の壁面と間違って検知して予め設定されている右折また
は左折もしくは180度反転動作を行ってしまう。
【0008】なお、超音波センサに代えて他のセンサ、
例えば反射型光電スイッチを用いた場合も同じ問題が発
生する。
【0009】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は障害物や壁面の形状等にかかわらず、
適切な走行制御を行うことができ、ひいては走行の信頼
性の向上を図ることができるようにした無人走行車の制
御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は少なくとも車体の前方の被検知体を検知
する一方、前記車体を走行制御する無人走行車の制御方
法において、前記前方の被検知体を検知するための検知
手段を前記車体の正面に左右対称に配置しており、前記
検知手段の両方によって被検知体を検知したときには同
被検知体を前方壁面と判断し、前記検知手段の一方のみ
によって被検知体を検知したときには同被検知体を障害
物と判断し、前記前方壁面と判断したときには前記車体
を予め設定されている右折または左折もしくは反転し、
前記障害物と判断したときには前記車体を回避動作とす
るようにしたことを特徴としている。
【0011】この発明の無人走行車の制御方法は、前記
前方の被検知体を検知するための検知手段を前記車体の
正面に左右対称に配置しており、前記検知手段の両方に
よって被検知体を検知したときには同被検知体を前方壁
面と判断し、該前方壁面と判断したときには前記車体を
減速して停止し、該停止後に前記検知手段の両方による
被検知体の検知を確認するとともに、該確認結果が前方
壁面であるときには前記車体を予め設定されている右折
または左折もしくは反転し、前記確認結果が前方壁面で
ないときには前記車体を加速して走行を開始するように
したことを特徴としている。
【0012】この発明の無人走行車の制御方法は、前記
前方の被検体を検知するための検知手段を前記車体の正
面に左右対称に配置しており、前記検知手段の両方によ
って被検知体を検知する際、前記被検知体を障害物と判
断する検知距離を同被検知体を前方壁面と判断する検知
距離よりも短くし、該検知手段によって被検知体を検知
したときには前記車体を減速して停止し、該停止後に前
記検知手段の両方による被検知体の検知を確認するとと
もに、該確認結果が前方壁面であるときには前記車体を
予め設定されている右折または左折もしくは反転し、前
記確認結果が前方壁面でないときには前記車体を加速し
て走行を開始するようにしたことを特徴としている。
【0013】この発明の無人走行車の制御方法は、前記
前方の被検体を検知するための検知手段を前記車体の正
面に左右対称に配置しており、前記検知手段の両方によ
って被検知体を検知する際、前記車体の走行速度が所定
値に達していないときには前記検知手段による被検知体
の検知を無視し、前記車体の走行速度が所定値を越えて
いる場合に前記検知手段によって被検知体を検知したと
きには前記車体を減速して停止し、該停止後に前記検知
手段の両方による被検知体の検知を確認するとともに、
該確認結果が前方壁面であるときには前記車体を予め設
定されている右折または左折もしくは反転し、前記確認
結果が前方壁面でないときには前記車体を加速して走行
を開始するようにしたことを特徴としている。
【0014】また、この発明の無人走行車の制御方法に
おいて、前記検知手段は超音波センサあるいは反射型光
電スイッチとすると好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図11を参照して詳細に説明する。図1および
図2において、この無人走行車の制御装置は、周囲等を
監視し、また壁面等までの距離を検出するための複数の
超音波センサ(検知手段)を有する超音波センサ部10
と、各超音波センサによる検出信号により前方壁面、両
側壁面や床面までの距離等を測定する副制御部(CPU
ボード)11と、左右の駆動輪16,17をそれぞれ駆
動するロータリーエンコーダ14,15付の駆動用モー
タ12,13と、図示しない操作パネルの操作、副制御
部11の測定結果およびロータリーエンコーダ14,1
5からのエンコーダパルス等をもとにして走行(速度を
含む)、停止および反転(回転方向)等のための制御指
示を出す主制御部(CPUボード)18と、この主制御
部18からの制御指示にしたがって駆動用モータ12,
13の駆動信号を出力する駆動輪制御回路19と、この
駆動信号により駆動用モータ12,13を駆動する駆動
回路20とを備えている。
【0016】図2に示すように、超音波センサ部10の
うちの超音波センサ10a,10bは無人走行車の車体
21の正面に左右対称に配置されている。また、車体1
2の底面前方には補助車輪22が備えられている。
【0017】なお、図2において、超音波センサ10
a,10bはそれぞれ送信用と受信用の対になっている
が、1つで済ませるようにしてもよい。また、図示しな
いが、図12と同様に、車体の両側面および底面にも超
音波センサが配置されている。
【0018】次に、上記無人走行車の制御装置の動作を
図3の通路図および図4のフローチャート図を参照して
詳しく説明する。なお、図3中、図13と同一部分には
同一符号を付して重複説明を省略する。
【0019】まず、当該無人走行車の操作部の操作、例
えば走行操作が行われると、主制御部18は左右の駆動
用モータ12,13を駆動し、図4に示すルーチンを実
行する。この場合、車体21が予め設定軌道上にあれ
ば、同車体21はその軌道上を直進走行する(図3の破
線矢印参照)。また、主制御部18はロータリーエンコ
ーダ14,15からのエンコーダ信号をもとにして走行
制御を行う。
【0020】このとき、図3に示すように、左側壁の側
に消火器(障害物)5があると、車体21の左側の超音
波センサ10aがその消火器5を検知するため、主制御
部18はその消火器5の検知でステップST1からST
2に進み、右側の超音波センサ10bが障害物(壁面)
等を検知しているか否かを判断する。
【0021】この場合、一方の超音波センサ10aによ
ってのみ消火器5が検知されていることから、ステップ
ST3に進み回避制御を実行する。この回避制御は車体
21を右方向に向きを変えて消火器5を回避する。ま
た、図3の破線に示すように、左側壁面が凸部6になっ
ている場合であって、上述のステップにより、その凸部
6を回避することができる。
【0022】続いて、超音波センサ10a,10bの両
方が障害物(前方壁面)を検知したときには、ステップ
ST1,ST2を経てST4に進み、予め設定されてい
る右折または左折もしくは反転制御を行う。このステッ
プST4の処理により車体21が予め設定されている通
路を走行することになる。
【0023】一方、左側の超音波センサ10bによって
障害物等が検知されず、右側の超音波センサ10aによ
ってのみ障害物等が検知される場合がある。例えば、通
路の中央付近に障害物が置かれていると、ステップST
1,ST5を経てST6に進み、その中央付近の障害物
の回避制御を実行する。この回避制御は車体21を左方
向に向きを変えて障害物を回避する。なお、超音波セン
サ10a,10aの何れによっても、障害物等が検知さ
れないときには通常の走行(設定通りの走行)制御を行
う。
【0024】このように、車体21の正面に左右対称に
超音波センサ10a,10bを配置し、一方の超音波セ
ンサによって被検知体を検知したときには同被検知体を
障害物と判断し、両方の超音波センサによって被検知体
を検知したときには同被検知体を前方壁面と判断する。
【0025】したがって、例えば通路の側壁の側に消火
器等があっても、前方壁面と間違うこともなくなり、障
害物を回避し、また前方壁面で予め設定されている右折
または左折もしくは反転することができ、つまり適切な
走行制御を行うことができ、ひいては走行の信頼性の向
上を図ることができる。
【0026】図5ないし図8フローチャート図および図
9ないし図11の通路図はこの発明の他の実施の形態を
説明するものである。なお、この実施の形態における無
人走行車の制御装置については図1を参照されたい。
【0027】まず、当該無人走行車の操作部の操作、例
えば走行操作が行われると、主制御部18は、前方壁面
検知処理を実行し(ステップST10)、また前方障害
検知処理を実行し(ステップST11)、さらに車体2
1の走行制御処理を実行し(ステップST12)、この
ステップST10,ST11,ST12を繰り返す。
【0028】前方壁面検知処理は図6に示すルーチンで
あり、車体21の速度が所定値(例えば10cm/se
c)以上であり(ステップST20)、左側の超音波セ
ンサ10aによって所定値(例えば1m)以下で被検知
体を検知し(ステップST21)、かつ右側の超音波セ
ンサ10bによって所定値(例えば1m)以下で被検知
体を検知すると(ステップST22)、被検知体が前方
壁面であると判断して前方壁面フラグをオンにする(ス
テップST23)。上記条件以外の場合には、前方が壁
面でないとして前方壁面フラグをオフにする(ステップ
ST24)。
【0029】一方、前方障害検知処理は図7に示すルー
チンであり、左側の超音波センサ10aによって所定値
(例えば60cm)以下で被検知体を検知した場合(ス
テップST30)、または右側の超音波センサ10bに
よって所定値(例えば60cm)以下で被検知体を検知
すると(ステップST31)、被検知体が前方の障害物
があると判断して前方障害フラグをオンにする(ステッ
プST32)。上記条件以外の場合には、前方に障害物
がないとして前方障害フラグをオフにする(ステップS
T33)。なお、上記障害検知処理を前方壁面検知処理
の前に行ってもよい。
【0030】そして、走行制御処理は図8に示すルーチ
ンであり、車体21が走行中であれば、ステップST4
0からステップST41に進み、前方壁面フラグがオン
であるか否かを判断する。
【0031】前方壁面フラグがオンであるときには、車
体21を設定されている右折または左折もしくは反転と
するために停止制御処理を実行する(ステップST4
2)。この停止制御処理は車体21を減速し、しかる後
に停止する。
【0032】前方壁面フラグがオフであれば、前方障害
フラグがオンであるか否かを判断する(ステップST4
3)。前方障害フラグがオンであるときには上述同様に
停止制御を実行し、前方障害フラグがオフであるときに
は操作部の操作にしたがって走行制御を実行する(ステ
ップST44)。
【0033】また、上記ステップST42の停止制御処
理によって車体21が停止した後、再確認のためにステ
ップST40からST45に進み、まだ前方壁面フラグ
がオンになっているか否かを判断する。前方壁面フラグ
がオフであれば、前方壁面検知が誤認であるとして前方
障害フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS
T46)。前方障害フラグがオフであれば、前方障害検
知が誤認であるとして走行制御処理を実行する(ステッ
プST44)。
【0034】一方、ステップST45において、前方壁
面フラグがオンであると判断したときには、本来の壁面
であることから、予め設定されている反転制御(あるい
は左折または右折制御)を実行する(ステップST4
7)。また、ステップST46において、前方障害フラ
グがオンであると判断したときには、障害物があること
から、その障害物を回避する制御を実行する(ステップ
ST48)。そして、上記ステップST47あるいはS
T48の処理後には、走行制御処理を実行する(ステッ
プST44)。
【0035】図9ないし図11の通路図を参照して具体
的に説明すると、まず図9に示すように、車体21の走
行通路が狭く、側壁面に凸(例えばドアやノブ等)部a
があるものとする。この場合、その凸部aのドアやノブ
等を超音波センサ10a,10bで検知し、つまり前方
壁面と判断するが(図6のルーチン)、この前方壁面の
判断で車体21を停止した後、そのドアやノブ等を再確
認する(図8のルーチン)。
【0036】車体21の停止制御では上述したように、
車体21を減速して停止するため、図9の破線に示すよ
うに、車体21の減速中にはある程度距離を走行する。
したがって、車体21が停止した後の再確認時にはドア
やノブ等が超音波センサ10a,10bの検知範囲(指
向性範囲)から外れ、そのドアやノブ等が検知されなく
なる。すなわち、前方壁面フラグがオフになり(図6の
ルーチン)、誤った判断が行われることもなく、車体2
1の走行制御が行われ(図8のルーチン)、特に通路の
壁面の凹凸部にかからわず、適切な走行が可能となり、
ひいては走行の信頼性が向上する。
【0037】また、図10に示すように、車体21の走
行前方の壁面に段差bがあるものとする。この場合、図
6に示すルーチンから明かなように、壁面検知の判断条
件として、左右の超音波センサ10a,10bによる検
知距離を1m以下とし、図7に示すルーチンから前方障
害検知の判断条件として左右の超音波センサ10a,1
0bによる検知距離を60cm以下とし、検知距離に差
をつけている。
【0038】したがって、図10に示す段差bが40c
m未満であれば、前方の壁面検知の方が前方障害物の検
知より先となるため、その段差bの部分を障害物と誤っ
た判断が行われることもない。したがって、その前方壁
面の手前で車体21の停止し、しかる後右折し、走行制
御が行われ(図8のルーチン)、特に前方の壁面の凹凸
部にかかわらず、適切な走行が可能となり、ひいては走
行の信頼性が向上する。
【0039】さらに、予め設定されている右折または左
折もしくは反転動作の終了後、例えば図11の二点鎖線
に示すように、設定されている反転動作の終了後、再び
走行する先の通路が狭く、凸部cになっているものとす
る。なお、上記反転動作前に、車体21はその狭い通路
を走行してきたものとする。
【0040】この場合、図6に示すルーチンから明かな
ように、車体21の速度が所定値(例えば10cm/s
ec)以上でないときには、前方壁面フラグをオフに
し、前方壁面の検知を行わないようにしている。
【0041】つまり、走行先の狭い通路を前方壁面と見
なすことなく(前方壁面を無視し)、車体21を加速
し、この加速中に所定速度(10cm/sec)に達し
て初めて前方壁面の凸部cを検知し、車体21を減速し
て停止する。
【0042】そして、図8に示すルーチンから明かなよ
うに、再確認するが、その停止制御の減速中にある程度
距離を進むため、超音波センサ10a,10bによって
凸部cが検知されなくなり、つまり検知範囲(指向性範
囲)から外れる。
【0043】したがって、例えば反転した後に狭い通路
への走行制御が可能となり、ひいては走行の信頼性が向
上する。なお、上記処理を図7に示すルーチンで行わな
いのは、壁面検知の距離が障害検知の距離より長く、側
壁の凹凸の影響を受け易くなるからである。
【0044】また、上記実施の形態では検知手段として
超音波センサ10a,10bを用いているが、反射型光
電スイッチを用いても同様の作用、効果を得ることがで
き、またこの反射型光電スイッチは当該無人走行車を雑
音の多い場所で使用する場合に用いるとよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の無人走
行車の制御方法の請求項1によれば、車体正面に左右対
称に検知手段を用いて前方の被検知体を検知する際、一
方の検知手段による検知であるか、両方の検知手段によ
る検知であるかによって被検知体を判断するようにした
ので、少なくとも前方壁面であるか、障害物であるかの
判断が可能であるため、適切な走行制御ができ、ひいて
は走行の信頼性の向上を図ることができ、特に通路の側
壁の側に消火器等があっても、前方壁面と間違うことも
なくなり、障害物を回避し、また前方壁面で予め設定さ
れている右折または左折もしくは反転することができる
という効果がある。
【0046】この発明の請求項2によれば、車体正面に
左右対称に検知手段を用いて前方の被検知体を検知した
後、その被検知体の検知を確認するようにしたので、被
検知体の誤認をなくすことができ、例えば前方壁面であ
るか、障害物であるかの誤判断がなくなり、特に通路の
壁面が凹凸になっていても、適切な走行制御が可能とな
り、ひいては走行の信頼性が向上する。
【0047】この発明の請求項3によれば、被検知体の
検知に際して前方壁面の検知距離を障害物の検知距離よ
り短くしたので、前方の壁面検知の方が前方障害物の検
知より先となるため、特に前方の壁面の凹凸部にかかわ
らず、適切な走行制御が可能となり、ひいては走行の信
頼性が向上する。
【0048】この発明の請求項4によれば、車体が所定
速度に達していないときには検知手段による被検知体の
検知を無視するようにしたので、特に反転した後に元の
狭い通路への走行制御が可能となり、ひいては走行の信
頼性が向上する。
【0049】この発明の請求項5によれば、請求項1な
いし4の検知手段として超音波センサあるいは反射型光
電スイッチを用いるようにしたので、請求項1ないし4
記載の効果に加え、特に反射型光電スイッチを用いた場
合雑音に強いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、無人走行車の制御
方法が適用される制御装置の概略的ブロック線図。
【図2】この発明の無人走行車の概略的正面図。
【図3】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的通路図。
【図4】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的フローチャート図。
【図5】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的フローチャート図。
【図6】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的フローチャート図。
【図7】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的フローチャート図。
【図8】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的フローチャート図。
【図9】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説明
する概略的通路図。
【図10】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説
明する概略的通路図。
【図11】図1に示す無人走行車の制御装置の動作を説
明する概略的通路図。
【図12】従来の無人走行車の概略的正面図。
【図13】図12に示す無人走行車の走行制御を説明す
る概略的通路図。
【符号の説明】
10 超音波センサ部 10a 超音波センサ(左側の検知手段) 10b 超音波センサ(右側の検知手段) 11 副制御部 12,13 駆動用モータ 14,15 ロータリーエンコーダ 18 主制御部 21 車体(無人走行車の) a 凸部(ドアやノブ等) b 段差(前方壁面の) c 凸部(通路の壁面の)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車体の前方の被検知体を検知
    する一方、前記車体を走行制御する無人走行車の制御方
    法において、前記前方の被検知体を検知するための検知
    手段を前記車体の正面に左右対称に配置しており、前記
    検知手段の両方によって被検知体を検知したときには同
    被検知体を前方壁面と判断し、前記検知手段の一方のみ
    によって被検知体を検知したときには同被検知体を障害
    物と判断し、前記前方壁面と判断したときには前記車体
    を予め設定されている右折または左折もしくは反転し、
    前記障害物と判断したときには前記車体を回避動作とす
    るようにしたことを特徴とする無人走行車の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも車体の前方の被検知体を検知
    する一方、前記車体を走行制御する無人走行車の制御方
    法において、前記前方の被検知体を検知するための検知
    手段を前記車体の正面に左右対称に配置しており、前記
    検知手段の両方によって被検知体を検知したときには同
    被検知体を前方壁面と判断し、該前方壁面と判断したと
    きには前記車体を減速して停止し、該停止後に前記検知
    手段の両方による被検知体の検知を確認するとともに、
    該確認結果が前方壁面であるときには前記車体を予め設
    定されている右折または左折もしくは反転し、前記確認
    結果が前方壁面でないときには前記車体を加速して走行
    を開始するようにしたことを特徴とする無人走行車の制
    御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも車体の前方の被検知体を検知
    し、前記車体を走行制御する無人走行車の制御方法にお
    いて、前記前方の被検体を検知するための検知手段を前
    記車体の正面に左右対称に配置しており、前記検知手段
    の両方によって被検知体を検知する際、前記被検知体を
    障害物と判断する検知距離を同被検知体を前方壁面と判
    断する検知距離よりも短くし、該検知手段によって被検
    知体を検知したときには前記車体を減速して停止し、該
    停止後に前記検知手段の両方による被検知体の検知を確
    認するとともに、該確認結果が前方壁面であるときには
    前記車体を予め設定されている右折または左折もしくは
    反転し、前記確認結果が前方壁面でないときには前記車
    体を加速して走行を開始するようにしたことを特徴とす
    る無人走行車の制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも車体の前方の被検知体を検知
    し、前記車体を走行制御する無人走行車の制御方法にお
    いて、前記前方の被検体を検知するための検知手段を前
    記車体の正面に左右対称に配置しており、前記検知手段
    の両方によって被検知体を検知する際、前記車体の走行
    速度が所定値に達していないときには前記検知手段によ
    る被検知体の検知を無視し、前記車体の走行速度が所定
    値を越えている場合に前記検知手段によって被検知体を
    検知したときには前記車体を減速して停止し、該停止後
    に前記検知手段の両方による被検知体の検知を確認する
    とともに、該確認結果が前方壁面であるときには前記車
    体を予め設定されている右折または左折もしくは反転
    し、前記確認結果が前方壁面でないときには前記車体を
    加速して走行を開始するようにしたことを特徴とする無
    人走行車の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は超音波センサあるいは反
    射型光電スイッチである請求項1ないし4記載の無人走
    行車の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103645737A (zh) * 2009-08-18 2014-03-19 克朗设备公司 用于远程操作的材料搬运车辆的转向校正

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103645737A (zh) * 2009-08-18 2014-03-19 克朗设备公司 用于远程操作的材料搬运车辆的转向校正

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