JPH0961777A - 液晶プロジェクターの自己診断システム - Google Patents

液晶プロジェクターの自己診断システム

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JPH0961777A
JPH0961777A JP7211934A JP21193495A JPH0961777A JP H0961777 A JPH0961777 A JP H0961777A JP 7211934 A JP7211934 A JP 7211934A JP 21193495 A JP21193495 A JP 21193495A JP H0961777 A JPH0961777 A JP H0961777A
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liquid crystal
self
crystal projector
microcomputer
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JP7211934A
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Toshio Kanazawa
敏雄 金澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強制シャットダウンにより不意に映像が消え
るのを防ぎ、また一度に複数の液晶プロジェクターを接
続して使用する場合でも、効率よくメンテナンス管理で
きる。 【解決手段】 液晶プロジェクターの内部動作状態を自
己診断するマイクロコンピュータ10と、マイクロコン
ピュータ10による自己診断結果を外部に出力する出力
ポート21とを備え、マイクロコンピュータ10は、正
常モード,警告モード,異常モードの各ステータス信号
を出力ポート21に出力し、かつ警告モードになると警
告を表示し、異常モードになると液晶プロジェクターの
光源12を強制シャットダウンすることを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大画面映像機器
である液晶プロジェクターをコア機器とし周辺機器と接
続して業務用システムを構築した場合、各液晶プロジェ
クターが自ら内部の部品群を自己診断するシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶プロジェクターは、小型,軽
量で設置調整が容易であることから、大画面映像のコア
機器として普及が著しい。従来の液晶プロジェクターの
大部分は、自己診断機能として、主に2つの機能を有し
ている。第1は、光源であるランプが所定時間点灯後
(約数千時間)に、輝度が半減し破損する恐れがあるた
め、随時点灯積算時間をカウントし、所定時間経過後に
ランプを強制シャットダウンさせる保護機能である。第
2は、液晶パネル等の非耐熱部品をランプの光熱から保
護するため、随時温度センサーで液晶パネル設置部分の
温度を検知し、所定温度以上になるとランプを強制シャ
ットダウンさせる保護機能である。
【0003】以下、液晶プロジェクターの従来の自己診
断システムについて、詳細に説明する。図6は、従来の
自己診断システムの概略構成図を示している。図6にお
いて、50は自己診断システムの中核となるマイクロコ
ンピュータ、51はランプ点灯制御のためのバラスト電
源、52はランプ、53はデータを記憶する不揮発性メ
モリ、54は温度センサ、55は画面にキャラクタ文字
を表示するためのオンスクリーンディスプレイ、56は
ランプ点灯表示LED、57は温度異常表示LEDであ
る。なお、ランプ点灯表示LED56ならびに温度異常
表示LED57は、従来の液晶プロジェクターのほとん
どに付備されている。
【0004】以上のように構成された自己診断システム
について、以下その動作について説明する。マイクロコ
ンピュータ50は、電源オン直後からランプ52を点灯
させるためにバラスト電源51に点灯駆動パルス58を
制御出力する。逆に、マイクロコンピュータ50は、バ
ラスト電源51からランプ52が点灯しているかどうか
実時間で点灯判別信号59をステータス電圧の形で受信
する。この点灯判別信号59を検知し、マイクロコンピ
ュータ50はランプ点灯表示LED56を点灯すると同
時に、ランプ52が実際に点灯している積算時間を分単
位でカウントする。また、その時間は電源オフ後におい
ても不揮発性メモリ53に記憶される。ここでランプ5
2には寿命があり、約数千時間経つと輝度が半減し、高
画質が確保できなくなる。よって、マイクロコンピュー
タ50は積算時間をカウントするだけでなく、所定時間
が経過するとランプ52を強制シャットダウンさせる。
【0005】また、ランプ52は強い光熱を発するた
め、液晶パネル等の非耐熱部品は大きな熱影響を受け、
破損する恐れがある。それを防御するため、液晶パネル
付近に温度センサ54を設置し、A/D電圧変換後、マ
イクロコンピュータ50で温度をモニタする。よって、
所定温度を超過すると、積算時間と同様、前もってラン
プ52を強制シャットダウンさせる。
【0006】このように、従来の液晶プロジェクターの
多くは、ランプ52の積算時間のカウントと、温度セン
サ54のモニタにより、ランプ52を強制シャットダウ
ンすることで、故障防止の対策を自己診断機能として有
している。この他に、回路部品のチェックを自己診断機
能に取り入れている場合もある。図7は、従来の自己診
断オンスクリーン表示画面である。マイクロコンピュー
タ50とIICバスにより制御される各ICを、データ
後部のACKデータの有無により通信相手のICの動作
検知を行い、オンスクリーンディスプレイ55を使って
映像画面中に各ICの動作状態をOK/NGで表示させ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、各液晶プロジェクター単体での自己診
断は可能であるが、イベント・ショー会場や輸送機内納
入といった業務用に複数の液晶プロジェクターを接続
し、一度に上映する場合、以下の2つの問題が生じる。
【0008】第1点は、業務運営中に突然異常が発生し
てシャットダウンが起こり、映像が消えてしまう恐れが
あること、第2点は、複数の液晶プロジェクターのメン
テナンス管理をする場合、異常なプロジェクターを限定
することができず、多くの手間と時間が掛かることであ
る。この発明は、上記従来の問題点に鑑み、強制シャッ
トダウンにより不意に映像が消えるのを防ぎ、また一度
に複数の液晶プロジェクターを接続して使用する場合で
も、効率よくメンテナンス管理できる液晶プロジェクタ
ーの自己診断システムを提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶プロジェ
クターの自己診断システムは、液晶プロジェクターの内
部動作状態を自己診断するマイクロコンピュータと、マ
イクロコンピュータによる自己診断結果を外部に出力す
る出力ポートとを備え、マイクロコンピュータは、液晶
プロジェクターの動作が正常である正常モードと、液晶
プロジェクターの光源の点灯積算時間が保証時間に近づ
いていることを示す警告モードと、液晶プロジェクター
の光源の点灯積算時間が保証時間に到達したことを示す
異常モードの各ステータス信号を出力ポートに出力し、
かつ異常モードになると液晶プロジェクターの光源を強
制シャットダウンすることを特徴とするものである。
【0010】請求項2の液晶プロジェクターの自己診断
システムは、液晶プロジェクターの内部動作状態を自己
診断するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュー
タによる自己診断結果を外部に出力する出力ポートとを
備え、マイクロコンピュータは、液晶プロジェクターの
動作が正常である正常モードと、液晶プロジェクターの
光源の点灯積算時間が保証時間に近づくかもしくは液晶
プロジェクターの内部温度が耐久温度に近づいているこ
とを示す警告モードと、液晶プロジェクターの光源の点
灯積算時間が保証時間に到達するかもしくは液晶プロジ
ェクターの内部温度が耐久温度を超過したことを示す異
常モードの各ステータス信号を出力ポートに出力し、か
つ異常モードになると液晶プロジェクターの光源を強制
シャットダウンすることを特徴とするものである。
【0011】請求項3の液晶プロジェクターの自己診断
システムは、請求項1または2のシステムにおいて、マ
イクロコンピュータが、液晶プロジェクターの冷却ファ
ンの停止,光源の異常消灯,IC動作異常により、異常
モードのステータス信号を出力ポートに出力する機能を
含むものである。請求項4の液晶プロジェクターの自己
診断システムは、請求項1,2または3のシステムにお
いて、マイクロコンピュータが、電源投入後、光源の輝
度が所定のレベルに達し画面の明るさが確保されるまで
の間、映像信号入力を拒否する準備モードのステータス
信号を出力ポートに出力する機能を備えたものである。
【0012】請求項5の液晶プロジェクターの自己診断
システムは、請求項1,2,3または4のシステムにお
いて、自己診断結果を記憶するメモリと、メモリに記憶
された自己診断結果を随時表示可能なオンスクリーンデ
ィスプレイとを備えたものである。請求項6の液晶プロ
ジェクターの自己診断システムは、請求項1,2,3,
4または5のシステムにおいて、出力ポートが、複数の
汎用ポートを使ってステータス信号をパラレル出力する
か、またはクロック信号,データ信号を使ってシリアル
出力することを特徴とするものである。
【0013】このように、異常モードになり液晶プロジ
ェクターの光源が強制シャットダウンされる前に、危険
状態に近づいていることを示す警告モードのステータス
信号を出力ポートに出力して警告するので、不意に映像
が消えるのを防止できる。また、液晶プロジェクターの
自己診断結果を、出力ポートから外部に出力するので、
複数の液晶プロジェクターを接続して使用する場合で
も、コントロール室にて各液晶プロジェクターの動作状
態を集中して管理でき、異常な液晶プロジェクターを限
定し易く、メンテナンス管理に時間と手間が掛からな
い。
【0014】また、自己診断結果をメモリに記憶させ、
随時オンスクリーンディスプレイに表示することができ
るので、強制シャットダウンの故障原因を随時オンスク
リーンディスプレイにて確認することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。図1は、液晶プロジェクタ
ーの自己診断システムの概略構成を示すものである。図
1において、10は自己診断システムの中核となるマイ
クロコンピュータ、11はランプ点灯制御のためのバラ
スト電源、12は光源となるランプ、13はデータを記
憶する不揮発性メモリ、14は温度センサ、15は画面
にキャラクタ文字を表示するためのオンスクリーンディ
スプレイ、16はマイクロコンピュータ10にて回転数
を制御された冷却ファン、17はランプ点灯表示LE
D、18はランプ積算時間オーバー表示LED、19は
温度異常表示LED、20はファン停止表示LED、2
4はIC通信異常表示LED、21は自己診断結果を外
部のシステムコントローラ等に出力するための出力ポー
トである。出力ポート21から自己診断結果を出力する
手段として、複数の汎用ポートを使ってステータス信号
をパラレル出力したり、またはクロック信号,データ信
号を使ってシリアル出力することも一例として考えられ
る(例えば、RS232C)。
【0016】以上のように構成された自己診断システム
について、以下にその動作について説明する。マイクロ
コンピュータ10は、電源オン直後からランプ12を点
灯させるためにバラスト電源11に点灯駆動パルス25
を制御出力する。逆に、マイクロコンピュータ10は、
バラスト電源11からランプ12が点灯しているかどう
かの点灯判別信号23をステータス電圧の形で実時間受
信し、ランプ点灯表示LED17を点灯させると同時
に、実際にランプ点灯している積算時間を分単位でカウ
ントする。その積算時間は、電源オフ後においても不揮
発性メモリ13に記憶される。積算時間が保証時間を経
過すると、ランプ12を強制シャットダウンし、「異常
モード」になる。
【0017】また、ランプ12は強い光熱を発するた
め、液晶パネル等の非耐熱部品を防御する目的で、液晶
パネル付近に温度センサ14を配置し、AD電圧に変換
後、マイクロコンピュータ10で温度検知する。そし
て、保証温度を超過すると、ランプ12を強制シャット
ダウンし「異常モード」になる。また、冷却ファン16
の回転が停止すると、セット内部の高熱化が進むので、
冷却ファン16から出力される停止アラーム信号22に
基づいて、ランプ12を強制シャットダウンし「異常モ
ード」になる。
【0018】さらに、マイクロコンピュータ10とII
Cバスにより制御される各ICを、データ後部のACK
データの有無によって通信相手のICの動作チェックを
行い、オンスクリーンディスプレイ15を使って画面中
に各ICの動作状態をOK/NGにて表示し、どれか一
つでもNGであれば「異常モード」になる。図2および
図3は、マイクロコンピュータ10の自己診断アルゴリ
ズムのフローチャートを示すものである。なお、図2中
のA,B,C,Dは、それぞれ図3中のA,B,C,D
に連続している。この自己診断アルゴリズムは、「正常
モード」/「異常モード」の他、「準備モード」/「警
告モード」を新たに追加し、これら4つの自己診断結果
のモードを、出力ポート21から外部のシステムコント
ローラ(図示せず)に出力する。
【0019】ここで、「準備モード」とは、リモコンの
電源キーが押されて電源オン状態になり、ランプ点灯
後、ある輝度レベルに達して充分明るさが確保できるま
での所定時間(30秒)、マイクロコンピュータ10の
内部タイマを使って映像信号入力を拒否、映像ミュート
状態を外部機器に要求するものである。「異常モード」
とは、ランプ点灯積算時間のカウント、液晶プロジ
ェクター内部の温度検知、冷却ファン16の停止の検
知、ランプ12の電源オン時不点灯と立消えの検知、
マイクロコンピュータ10とIIC通信するIC群の
各ACKデータのチェックによる動作検知の5点につい
て行う。例として、積算時間については、ランプ12の
輝度レベルが低下し高画質が確保できなくなるランプ寿
命1200時間を設定する。温度検知については、液晶
パネル等の非耐熱部品に熱影響が考えられる53℃を設
定する。冷却ファン16については、冷却ファン16か
ら出力される停止アラーム信号22にて異常停止を検知
する。ランプ不点灯と立消えについては、バラスト電源
11から出る点灯判別信号23に基づいて判断する。
【0020】「警告モード」とは、ランプ点灯積算時間
のカウントと液晶プロジェクター内部の温度検知につい
て行う。「異常モード」になり、突然ランプ12が強制
シャットダウンされ映像が消えることを避け、予め警告
状態にあることをシステムコントローラを通してオペレ
ータに伝達し、メンテナンスを催促する。例として、
ランプ積算時間についてはランプ寿命である1200時
間(保証時間)より200時間短い1000時間を設定
する。温度検知については、耐久温度53℃より5℃
低い48℃を設定する。
【0021】図2,3において、フローチャート順に説
明する。まず、主電源をオンにしてスタートさせる(ス
テップS1 )。つぎに、不揮発性メモリ13のデータを
読み込む(ステップS2 )。読み込むデータは、ラン
プ点灯積算時間、自己診断内容である。さらに、準備
モードタイマTをクリアする(ステップS3 ) つぎに、ランプ点灯積算時間の判定チェックIを行う。
まず、ランプ積算時間Lを読出し(ステップS4 )、積
算時間Lが1200時間以上か否かを判断する(ステッ
プS5 )。1200時間以上であれば、ランプ積算時間
オーバーLED18を点灯し(ステップS27)、以下、
ランプ12を強制シャットダウン(ステップS32)→電
源オフ(ステップS33)→準備モードタイマTをクリア
(ステップS34)→「異常モード」を自己診断出力する
(ステップS35)。ステップS5にて、1200時間未
満であれば、つぎのステップにて、積算時間Lが100
0時間以上か否かを判断する(ステップS6 )。100
0時間以上であれば、「警告モード」を自己診断出力す
る(ステップS26)。
【0022】ステップS6 にて、積算時間Lが1000
時間未満であれば、つぎに液晶プロジェクター内部の温
度の判定チェックIIを行う。まず、温度センサ14によ
るA/D値の検出を行う(ステップS7 )。つぎに、ス
テップS7 にて検出した温度Sが53℃以上か否かを判
断する(ステップS8 )。53℃以上であれば、温度異
常表示LED19を点灯し(ステップS28)、以下、ラ
ンプ12を強制シャットダウン(ステップS32)→電源
オフ(ステップS33)→準備モードタイマTをクリア
(ステップS34)→「異常モード」を自己診断出力する
(ステップS35)。ステップS8 にて、53℃未満であ
れば、つぎのステップにて、温度Sが48℃以上か否か
を判断する(ステップS9 )。48℃以上であれば、
「警告モード」を自己診断出力する(ステップS26)。
【0023】ステップS9 にて、温度Sが48℃未満で
あれば、つぎに冷却ファン回転の判定チェックIII を行
う。まず、冷却ファン16からの停止アラーム信号22
を検出する(ステップS10)。つぎに、検出したアラー
ム信号22が正常か否かを判断し(ステップS11)、正
常でないときは、ファン停止表示LED20を点灯し
(ステップS29)、以下、ランプ12を強制シャットダ
ウン(ステップS32)→電源オフ(ステップS33)→準
備モードタイマTをクリア(ステップS34)→「異常モ
ード」を自己診断出力する(ステップS35)。
【0024】ステップS11にて、停止アラーム信号22
が正常であれば、つぎに電源がオン状態か否かを判断し
(ステップS12)、電源がオフであればステップS7
戻る。電源がオンであれば、バラスト電源11を駆動制
御し(ステップS13)、ランプ点灯の判定チェックIVを
行う。まず、点灯判別信号23の検出(ステップS14
を行い、つぎにランプ12が点灯しているか否かを判断
する(ステップS15)。ランプ12が消灯しておれば、
ランプ点灯表示LED17を消し(ステップS 30)、以
下、ランプ12を強制シャットダウン(ステップS32
→電源オフ(ステップS33)→準備モードタイマTをク
リア(ステップS34)→「異常モード」を自己診断出力
する(ステップS35)。
【0025】ステップS15にて、ランプ12が点灯して
おれば、ランプ積算時間Lにランプ点灯実時間を加え、
新たなランプ積算時間Lとする(ステップS16)。つぎ
に、IC通信状態の判定チェックVを行う。まず、II
C波形のACKデータを検出し(ステップS17)、つぎ
にACKデータが有るか否かを判断する(ステップ
18)。ACKデータがなければ、IC通信異常表示L
ED24を点灯し、以下、ランプ12を強制シャットダ
ウン(ステップS32)→電源オフ(ステップS33)→準
備モードタイマTをクリア(ステップS34)→「異常モ
ード」を自己診断出力する(ステップS35)。
【0026】ステップS18にて、ACKデータが有れ
ば、つぎに特定キーが押されたか否かを判断し(ステッ
プS19)、特定キーが押されておれば、自己診断オンス
クリーンディスプレイを表示し(ステップS20)、準備
モードタイマTの読出を行う(ステップS21)。ステッ
プS19にて、特定キーが押されていなければ、自己診断
オンスクリーンディスプレイを表示せずに、準備モード
タイマTの読出を行う(ステップS21)。つぎに、準備
モードタイマTが30秒以上か否かを判断し(ステップ
22)、30秒未満であれば、準備モードタイマTにラ
ンプ点灯実時間を加え、新たな準備モードタイマTとし
(ステップS24)、「準備モード」を自己診断出力する
(ステップS25)。また、ステップS22にて30秒以上
であれば、「正常モード」を自己診断出力する(ステッ
プS23)。
【0027】「正常モード」/「準備モード」/「警告
モード」/「異常モード」の各モードを自己診断出力
(ステップS23,S25,S26,S35)した後は、ステッ
プS4に戻り、以下同様の手順を繰り返す。なお、「警
告モード」になると、システムコントローラ(CPU)
にステータス出力するだけでなく、特定キーボタンを押
すことで、オンスクリーンディスプレイ15にて警告内
容を表示し、メンテナンス時に確認することができる。
図4に、そのときの、オンスクリーンディスプレイ15
の表示画面を示す。すなわち、ランプ積算時間が100
0時間を経過すると、ランプ積算時間表示部30が変色
して、早急にランプ12を交換するよう警告する。ま
た、温度が48℃を超えると、原因として考えられるフ
ィルターの目づまり除去のため、「FILTERCLE
ANING」31の表示を発し、フィルターの洗浄を行
うよう警告する。
【0028】また、「警告モード」/「異常モード」に
なった原因をマイクロコンピュータ10が不揮発性メモ
リ13に記憶し、強制シャットダウンしても再度電源を
オンしランプ12が点灯した際に、強制シャットダウン
の原因/故障をオンスクリーンディスプレイにて確認で
きる。図5に、そのときの、ラスト自己診断オンスクリ
ーンディスプレイの表示画面を示す。32は自己診断の
項目、33は各項目の動作状態を示している。
【0029】このように構成された液晶プロジェクター
の自己診断システムによると、異常モードになり液晶プ
ロジェクターのランプ12が強制シャットダウンされる
前に、動作が危険状態に近づいていることを示す「警告
モード」のステータス信号を出力ポート21に出力して
警告するので、不意に映像が消えるのを防止できる。ま
た、液晶プロジェクターの自己診断結果を、出力ポート
21から外部のシステムコントローラに出力するので、
複数の液晶プロジェクターを接続して使用する場合で
も、システムコントローラにて集中して管理でき、異常
が発生したプロジェクターを限定でき、メンテナンス管
理に時間と手間が掛からない。さらに、自己診断結果を
不揮発性メモリ13に記憶させ、随時オンスクリーンデ
ィスプレイに表示することができ、強制シャットダウン
の故障原因をオンスクリーンディスプレイにて確認する
ことができ、異常の早期発見によりメンテナンスの作業
効率が向上する。
【0030】なお、前記実施の形態では、マイクロコン
ピュータ10は、ランプ点灯積算時間のカウント、
液晶プロジェクター内部の温度検知、冷却ファン16
の停止の検知、ランプ12の電源オン時不点灯と立消
えの検知、マイクロコンピュータ10とIIC通信す
るIC群の各ACKデータのチェックによる動作検知の
5点について判断を行うシステムであったが、のみの
判断を行うシステム、およびの判断を行うシステ
ム、に加え必要に応じてのいずれかを追加した
組み合わせの判断を行うシステム、およびに加え必
要に応じてのいずれかを追加した組み合わせの判
断を行うシステムであってもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明の構成によれば、異常モードに
なり液晶プロジェクターの光源が強制シャットダウンさ
れる前に、危険状態に近づいていることを示す警告モー
ドのステータス信号を出力ポートに出力して警告するの
で、不意に映像が消えるのを防止できる。また、液晶プ
ロジェクターの自己診断結果を、出力ポートから外部に
出力するので、業務用システム等において、複数の液晶
プロジェクターを接続して使用する場合でも、集中して
管理でき、メンテナンス管理に時間と手間が掛からない
という効果が得られる。
【0032】また、自己診断結果をメモリに記憶させ、
随時オンスクリーンディスプレイに表示することがで
き、強制シャットダウンの故障原因をオンスクリーンデ
ィスプレイにて確認することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の液晶プロジェクターの自己診断シス
テムの実施の形態の概略構成図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるマイクロコンピ
ュータの自己診断アルゴリズムのフローチャートであ
る。
【図3】この発明の実施の形態におけるマイクロコンピ
ュータの自己診断アルゴリズムのフローチャートであ
る。
【図4】この発明の実施の形態における自己診断オンス
クリーン表示画面の説明図である。
【図5】この発明の実施の形態におけるラスト自己診断
オンスクリーン表示画面の説明図である。
【図6】従来例の液晶プロジェクターの自己診断システ
ムの概略構成図である。
【図7】従来例の自己診断オンスクリーン表示画面の説
明図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 12 ランプ 13 不揮発性メモリ 14 温度センサ 15 オンスクリーンディスプレイ 21 出力ポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶プロジェクターの内部動作状態を自
    己診断するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュ
    ータによる自己診断結果を外部に出力する出力ポートと
    を備え、 前記マイクロコンピュータは、液晶プロジェクターの動
    作が正常である正常モードと、液晶プロジェクターの光
    源の点灯積算時間が保証時間に近づいていることを示す
    警告モードと、液晶プロジェクターの光源の点灯積算時
    間が保証時間に到達したことを示す異常モードの各ステ
    ータス信号を前記出力ポートに出力し、かつ異常モード
    になると液晶プロジェクターの光源を強制シャットダウ
    ンすることを特徴とする液晶プロジェクターの自己診断
    システム。
  2. 【請求項2】 液晶プロジェクターの内部動作状態を自
    己診断するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュ
    ータによる自己診断結果を外部に出力する出力ポートと
    を備え、 前記マイクロコンピュータは、液晶プロジェクターの動
    作が正常である正常モードと、液晶プロジェクターの光
    源の点灯積算時間が保証時間に近づくかもしくは液晶プ
    ロジェクターの内部温度が耐久温度に近づいていること
    を示す警告モードと、液晶プロジェクターの光源の点灯
    積算時間が保証時間に到達するかもしくは液晶プロジェ
    クターの内部温度が耐久温度を超過したことを示す異常
    モードの各ステータス信号を前記出力ポートに出力し、
    かつ異常モードになると液晶プロジェクターの光源を強
    制シャットダウンすることを特徴とする液晶プロジェク
    ターの自己診断システム。
  3. 【請求項3】 マイクロコンピュータが、液晶プロジェ
    クターの冷却ファンの停止,光源の異常消灯,IC動作
    異常により、異常モードのステータス信号を出力ポート
    に出力する機能を含む請求項1または2記載の液晶プロ
    ジェクターの自己診断システム。
  4. 【請求項4】 マイクロコンピュータが、電源投入後、
    光源の輝度が所定のレベルに達し画面の明るさが確保さ
    れるまでの間、映像信号入力を拒否する準備モードのス
    テータス信号を出力ポートに出力する機能を備えた請求
    項1,2または3記載の液晶プロジェクターの自己診断
    システム。
  5. 【請求項5】 自己診断結果を記憶するメモリと、前記
    メモリに記憶された自己診断結果を随時表示可能なオン
    スクリーンディスプレイとを備えた請求項1,2,3ま
    たは4記載の液晶プロジェクターの自己診断システム。
  6. 【請求項6】 出力ポートが、複数の汎用ポートを使っ
    てステータス信号をパラレル出力するか、またはクロッ
    ク信号,データ信号を使ってシリアル出力することを特
    徴とする請求項1,2,3,4または5記載の液晶プロ
    ジェクターの自己診断システム。
JP7211934A 1995-08-21 1995-08-21 液晶プロジェクターの自己診断システム Pending JPH0961777A (ja)

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